ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2016/01/25
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カテゴリ: 美術・博物館

2016年 1月25日(月)】

 この冬一番の冷え込み。朝は積雪は1センチくらいで、この前の積雪よりは少なかったのですが、明らかに路面が凍っていたので、朝は送りの車は出せませんでした。太陽は出ていたので、雪は融けて午後には車は通れる状態にはなりましたが、温度はさほど上がらなったのではないでしょうか。ハローワークでの求職活動に行くことも考えていたのですが止めました。天気はよかったので二人散歩には行きましたが、それ以外は、家でじっとしていました。

 N社を辞めた後、協会健保の任意継続健康保険に入っています。この2月で61歳になり、特別支給厚生年金の受給資格が得られますが、そうなると以前勤めていたM社健康保険組合の退職者用健康保険に入ることができます。ちょっと前に計算してみたところ、私の場合このM社退職者保険のほうが保険料が安くなります。また高額医療の限度額もこの退職者保険のほうが大幅に低額になります。それで、3月には協会健保任意継続保険からM社退職者保険に切り替えるよう、必要書類を準備してきました。

 今日、どこにもでかけず時間があったので、書類を書き始めました。

 まず現在の協会健保の任意保険が2月分の支払いでいつまで有効かを、協会健保の京都支部に電話して聞いてみました。ときどきこの京都支部に電話することがあり、いつもは丁寧に対応していただけるのですが、今日電話に出た方は、高飛車というかなんというか、プチンと切れかかるのをがまんしないといけないくらいでした。今はハローワークでもこんな人いませんよ。とりあえず、3月10日まで有効だというのが分かりました。

 次に、M社健康保険に電話。家内を扶養家族にするのですが、もらってきた非課税証明書は26年度の収入が書いてあるものです。そのころ家内は有償ボランティア的なものをやっていて、少しだけ報酬をいただいていたのですが、私が発病して以降中断したかっこうになっています。そのときの報酬がごくわずか(年間数万円)入っていました。申請書には、これからの見込み収入を書くことになっているのですが、家内は働いていないし、その予定もないので、これはゼロです。収入ありから収入なしに変化するわけです。このことを質問しました。「仕事を辞めれば、その会社なりから届いた源泉徴収票にいついつ退職と書いてあるはずだから、それを添付していただけばいいですよ。」とのこと。源泉徴収票を見ると、退職した日は書かれていません。長期に休んだ恰好になっているからです。「では今はその仕事はしていないことを証明できる書類を何らかのかたちで添付していただければいいです。」

 ややこしくなってきました。止むなく家内がお世話になっていた小学校のボランティアグループに電話して事情説明。何らかの証明を書いていただけませんかとお願いしました。相談して回答しますとのこと。

 厚生年金の受給申請もあります。確定申告もあります。これからしばらく、こんなことに時間を多く費やすことになりそうです。


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フェルメールとレンブラント展 #5

昨年の12月19日に二人で京都市美術館に観にいった「フェルメールとレンブラント展」の作品を、ネットの情報を使って紹介しています。


【2】オランダ黄金時代

II-2 イタリア的風景画家たち


当時、イタリアに旅し学んだオランダ出身の画家は多く、彼らはその影響を色濃く残した作品を制作しています。明るい陽光、朽ちた古代の遺跡、新鮮な青い空──オランダ風景画とは一風異なるエキゾチックな風景が描かれたイタリア風の風景画は、オランダで人気のある分野だったため、イタリアを訪れたことのない画家も様式を真似て描いていました。



●作品15 ピーテル・ファン・ラール《イノシシ狩り》
     1640-42年頃 個人蔵


太陽の光が降り注ぐイタリアの風景の中で、狩人たちがイノシシを狩りに夢中になっています。前景にはすでに仕留められた2頭が横たわっています。そして、犬に襲われた3頭目が騎手によって間もなく仕留められようとしている瞬間です。

15ファン・ラール.jpg

【ピーテル・ファン・ラール】
《イノシシ狩り》を描いたピーテル・ファン・ラールは若くしてローマを訪れ、長期間滞在しました。そこで彼は多くのオランダ人画家に大きな影響を与えました。彼の追随者にはオランダ人だけでなくイタリア人も含まれ、彼のあだ名である「バンボッチョ」にちなんで「バンボッチャンティ」と呼ばれていました。



●作品16 ヤン・パブティスト・ウェニークス《地中海の港》
     1650年頃 個人蔵


イタリア沿岸の架空の景観を描いたものです。着飾った美しい女性、買い求めたばかりのワインの味を楽しむロバに乗った男性、遠くの方には海で泳いでいる人の姿が見えますね。画面右側には、ここがイタリアであることを鑑賞者に思い起こさせるかのように、古代ローマの建造物群が描かれています。

16ウェーニクス.jpg




《地中海の港》を描いたヤン・バプティスト・ウェーニクスは18歳で結婚し、その後1642年から4年間をイタリアで過ごしました。ローマではネーデルラント出身画家たちで構成されたグループ「群鳥」の一員となりましたが、「おしゃべり」という愛称で呼ばれたそうです。理由は、彼が大変なおしゃべりでしかも早口だったから、とされています。



●作品17 フィリップス・ワウウェルマン《川辺の野営》
     1650-55年頃 個人蔵


白馬にまたがった兵士に何かを売りつけようとしている女性、そのそばでは自分の馬に赤い布をかけている兵士。その他、用を足している犬や太鼓のそばで眠る3人の兵士などが描かれています。17世紀、多くの兵士は集団で国を越え、戦場に召集されるのを待ちながら放浪していました。この時代にはありふれた光景だったのでしょう。

17.jpg



●作品18 フィリップス・ワウウェルマン《川辺にいる馬乗りたち》
     1650-55年頃 個人蔵


水の中で横向きに転倒しかかっている馬が一頭。馬乗りはひどく驚いていますが、川岸にいる3人の馬乗りの顔を注意深く観察してみると、楽しんでいるのが明らかです。
登場する馬がそれぞれ違う角度から、異なった姿勢で描かれていることに注目してください。馬の描写に長けたワウウェルマンならの作品です。

18.jpg


【フィリップス・ワウウェルマン】
《川辺の野営》と《川辺にいる馬乗りたち》を描いたワウウェルマンは、17世紀において馬の描写に関して最も優れた画家でした。馬の専門家によると、解剖学的に正確に描いているそうです。彼は18世紀に特に高く評価され、各国で彼の作品が大量に収集されました。


(続きます)



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最終更新日  2021/07/13 10:35:35 AM
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