ワルディーの京都案内

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2016/03/12
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テーマ: 闘病日記(4008)
カテゴリ: 癌闘病記
2016年 3月12日(土)】

 後腹膜脂肪肉腫に罹り、抗がん剤治療に続き粒子線治療を受けました。現在、経過観察中です。

 1年前、兵庫県粒子線医療センター(以下HIBMC)での治療が始まりました。

 この日は、延期になった治療説明を受けたうえで、入院する予定でした。長女と同行してもらってHIBMCに向かいました。

 2015年3月12日の日記からです。


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【2015年3月12日】

■ちょっと話が違う・・・・

 今日から、いよいよ粒子線治療センターに入院です。合計32日の長帳場ですが、治療の身体的負担は少ないし、点滴もしないので、各土日には外泊許可をもらって帰宅するつもりです。

 5時起きで長女に同伴してもらって、タクシーで最寄JR駅まで行き、JRとバスを乗り継いで粒子線医療センターへ。

 10時に看護師さんに入院病室を案内してもらいました。部屋は4人部屋ですが、プライベートに配慮された造りで、ちょっとしたビジネスホテル並みの設え(しつらえ)です(写真)。食事は患者さんが食堂に行って食べるシステムです。今日の昼食はカレーうどん。味付けもしっかりしていて、結構おいしかったです。まだ初日ですが、抗がん剤治療で入院していたM病院の食事よりは、食べやすいのではないかと思います。

 午後1時から副院長さんから治療計画の説明。ここで思わぬ言葉が先生から。

 「腎不全になって、透析になるリスクが非常に高いです。それは覚悟してください。」

 「院長先生に診てもらったときは、そんなニュアンスではなかったです。腎不全のリスクはあるが、そんな高いということではなかった。だから、この治療を選んだんですが。」

 画像やデータで色々説明していただきました。専門的で詳細までは把握できませんでしたが、理解はできました。再発リスクは手術も粒子線も同程度、粒子線治療なら透析を回避できる可能性も残されているし、腎不全になるとしても、透析をしなくてもいい期間は1年とかはある。トータルで見たら、粒子線のほうがいい。それは分かりますが。もっと有意差があると思っていたのが、そうでもなくなってしまいました。ショックです。

 「今なら粒子線治療を止めて、手術という方法に戻ることも可能ですよ。重粒子線治療をして再発したら、重粒子線をもう一度当てることはできないし、手術も困難です。手術でとって、再発予防のために放射線なり、重粒子線治療をするというのは可能です。」

 その場で結論は出せませんでした。リハーサルだけして、今晩ゆっくり考えて、明日、午前中に先生に再度相談して結論を出すことにしました。

 先生の話が終わって、電話で家族に相談しましたが、やはり腎臓を温存できる可能性が少しでもある重粒子線のほうがいいのではないと言います。冷静になって考えて私もそう思っています。とにかく今晩よく考えます。


P1130784(部屋).jpg

以上 2015年3月12日(木)の日記でした。


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 腎不全のリスクがかなり高いことを聞きショックを受け、透析をしたうえで手術で摘出して再発防止のため放射線治療や粒子線治療をするという方法もあると聞かされ、このまま粒子線治療を受けるかどうか迷いました。治療のリハーサルだけは受けましたが、結論は翌日に延ばしました。



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過去の治療履歴は下記を参考にしてください。

がん治療日記: http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=10
がん治療振り返り: http://plaza.rakuten.co.jp/saaikuzo/diary/ctgylist/?ctgy=11





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最終更新日  2021/08/03 09:51:45 AM
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