ワルディーの京都案内

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2016/09/09
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カテゴリ: 京都のニュース
2016年

 亀岡市教育委員会は7日、京都府 亀岡市 篠町の 篠窯業生産遺跡群 で、 平安期の窯跡 2基が見つかったと発表した。須恵器や瓦を焼いたとみられる窯で、焼き物を出し入れする「たき口」がふさがった状態だった。市教委は「初期の小型窯の構造や使い方を考える上で貴重な史料」としている。

 見つかった2基のうち騎馬ケ谷7号窯は、平地に盛り土をした「小型三角窯」で、奥行き2・6メートル、最大幅1・7メートル、高さ約1メートル。10世紀初頭に使われていたとみられる。

 窯のたき口が粘土でふさがれた状態で出土した。一般的にたき口は焼く時に粘土でふさぎ、取り出す際に穴を開ける。市教委によると、内部に焼き物は残っていなかったことから、上部の煙道や天井に開けた穴から取り出した可能性があるという。

 周辺からは陶器の破片も見つかった。一部が緑色だったため貴族らが愛用した緑釉(りょくゆう)陶器とみられるという。

 もう1基は、丘の斜面に溝を掘ったトンネル状の「穴窯」で、奥行き7・3メートル、最大幅1・7メートル。出土品の特徴などから8世紀末~9世紀中頃の長期間、稼働していたとみられるという。

篠窯 は、奈良期や平安期に焼き物の一大産地として栄え、 長岡京 平安京 など各地に陶器を供給していたとされる。市教委は「小型窯の出土例は全国的にも数少ないが、今回見つかった窯跡は構造が鮮明で、どのように窯を作り、陶器を生産したかを知る手がかりになる」と話す。

 現地説明会は10日午前11時から。問い合わせは市教委の携帯電話090(8523)3380。


亀岡市教育委員会の発掘調査で見つかった小型三角窯跡(左)と穴窯跡=同市篠町、市教委提供
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最終更新日  2019/04/28 08:55:46 AM
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