ワルディーの京都案内

ワルディーの京都案内

2017/09/10
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テーマ: 闘病日記(4006)
カテゴリ: 常駐ガイド
2017年 9月10日(日)】

 清水寺随求堂勤務第16日目。

 清水寺随求堂のような固定点は3ヵ月に一度のサイクルで担当が替わります。我々のサイクルは9月で終了で、次の10~12月の方々にバトンタッチをすることになります。

 バトンタッチをする前には、次に担当する方々への事前説明会が催されます。今日がその日でした。朝の集合場所には、その説明会に参加される方々も集まられて賑やかでした。

 我々もこの事前説明会は3ヵ月前に受けています( こちら )。今日もそのときと同じように始業前と始業直後の仕事の内容を見学された後、ミーティングをされていました。

 今日は変化点が一つ。

 我々がガイドするのは基本日本語です。外国の方々には、外国語で書かれた案内書を見ていただきます。今まで案内用に用意されている言語は、英語、中国語、韓国語、スペイン語、フランス語、ドイツ語の6ヶ国語でした。ところが結構イタリアからのお客様が多くて、イタリア語も入れると、外国語の案内が読まれる回数の順位は、感覚的ですが、中国語、英語、スペイン語、イタリア語、韓国語、フランス語、ドイツ語の順です。そこでイタリア語の案内が準備され、今日から外国語ガイドの棚に置かれました。

 今日は天気の良い日曜日でした。無事に業務を終えることができました。



 清水寺有料拝観エリア手前の見所紹介の続きです。


●仁王門前の狛犬

 清水寺の七不思議の一つになっています。

 狛犬は普通「阿吽(あうん)」すなわち口を開いた「阿形」と、口を閉じた「吽形」で一対です。「阿」は宇宙や万物の始まり、「吽」は宇宙や万物の終わりという意味があります。五十音も「あ」で始まり「ん」で終わります。「阿吽」で完結するという意味があります。しかし、ここはどちらも「阿形」で口を開けているので、七不思議の一つというわけです。




向かって右


向かって左



 しかし、もともとは「阿吽」で金銅製だったようです。それが、戦時下の昭和十七年に金属供出のため台座を残して撤去され、昭和十九年に石造のものが再建されたようです。その際に東大寺南大門に設置されている狛犬を模して造られました。東大寺南大門のものは、宋人六郎によって建久七年(1196)に造立されたものとされています。渡来した宋の工人によって造られた、中国式の獅子で、両方「阿形」です。それで、清水寺の現在のものも両方「阿形」になったということです。

 台座の裏には、「音羽婦人会」(向かって右側)、「清水普門会」(向かって左側)と彫られています。これら団体による寄進により再建されました。

台座背面の刻印







(内容再考版。原文は非公開日記に移動済み。)



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最終更新日  2019/06/08 06:34:42 PM
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