たびの足跡

たびの足跡

Mar 20, 2002
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大袈裟なタイトルですが、今日、また一つリッキーはこの世から消されてしまいました。

昨年結婚したリッキーという人間は、法律上この国に存在していません。
戸籍に載っているのは、相方の名字をかぶった、聞き慣れない名前の人です。

実は改姓に納得いかず、結婚式を挙げてもしばらくは入籍してはいませんでした。
リッキーも相方も、どちらも職場では通称(旧姓)使用が認められているので、
どっちが改姓しても、表立って問題は発生しないハズ。
民法でも「夫か妻のどちらかの姓」と認められているのに、
慣習という事で97%が男性の名字に改姓しているという現実。

相方のプロポーズに対して、「改姓は一方的に相方の名字でなく五分五分の勝負にて決定する事」
という条件を返した、というとたいてい笑われます。
その答えもうやむやのまま、挙式し、そして入籍しました。

もちろん納得はいってません。
なぜでしょう?なぜなんですか?リッキーはリッキーのままでいたいだけなんです。
ほかの誰でも無い、私はリッキーなんです。

幸いにも、うちの会社は旧姓使用を認めてくれてますので、
なんの問題もなく、リッキーとして仕事が出来ます。
例外はあります。それは、給与振り込みと健康保険証。
健康保険証はすぐに戸籍名で発行され、替わりにリッキーの名前の物は没収されてしまいました。
給与は、戸籍名で銀行に振り込み依頼をかけるので、旧姓のままの口座では入金ができません。
毎月毎月総務からお叱りの連絡を受け、ついにとうとう今日、
銀行口座の名称変更に行ってきました。
改姓の為の再発行ということで、いろんな思い出のあるキャッシュカードにハサミを入れられた時、
自分のこれまでの人生を断ち切られた気がした、といったら大袈裟でしょうか?
なんにしても、また一つリッキーの名前がこの世から消滅しました。

免許証もパスポートも、そのうちみんな書き換えられてしまうのでしょう。
それらが全て相方の名字になり、リッキーがリッキーだと証明するものが無くなったとき、
本当にリッキーはこの世からいなくなってしまうのかもしれません。





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Last updated  Oct 23, 2002 04:22:00 PM
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