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20240623SUN 沖縄戦79年、沖縄慰霊の日。 慰霊の日の式典が中継でテレビに映されていたが、その画面に映る沖縄の海の、何と綺麗なことか。慰霊の日の厳粛な式典の時に不謹慎ではあるが、梅雨明けの沖縄の海は青く澄んで、それはそれは美しいのであった。 1945年(昭和20年)4月1日、米軍、沖縄本土に上陸。6月23日、守備軍全滅。6月18~23日、沖縄南端で看護に従事の女生徒多数戦死、自決(ひめゆり部隊) 以上は「歴史学研究会編『日本史年表 増補版』岩波書店」に書いてある6月23日の沖縄戦に関するすべてである。年表自体が簡易なもので、増補版の前の版のものはひめゆり部隊に関する記述そのものが無い。 敗戦の日まで2か月弱。先の戦争に関して皆で考える時が来た。
2024.06.23
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20240128SUN NHKラジオ「音楽の泉」を聴いた。シューベルトのピアノ曲だった。 我が家ではテレビが鳴っている。そのそばでイヤホーンでラジオを聴くのだから、あまり面白くもない。 お終いの3曲目、4つの即興曲D.899から第4番に驚いた。こんなにも早いのかと思ったのである。何かの曲と間違えたのではないかと思った。あとで調べるとピアニストはマリア・ジョアン・ビレシュという人。ドイツ・グラモフォンである。所要時間7分45秒。最近は早い演奏が多くて曲の情緒などは全く感じられない。早さで曲の持ち味が変わるが、こんなに早いと就いてはいけない。驚いた。 そこへグラグラと来た。8時59分。この辺りで震度4。マグニチュード4.8で震源地は東京湾と放送された。震度はもっとありそうに思いながら、この先は実に何が起きるか分からない、何が起きても立ち向かう勇気が必要になる時代が来るというのは本当だと恐怖に慄きながら感じた。感じながら、それに対する我が家の対策はどうかというと、実に何も出来ていないのだ。 震度4に揺れている時にいよいよ来たかと思ったぐらいである。人様の迷惑にならない程度に、早急に何らかのことは考えなければいけないだろう。。。。。。。。
2024.01.28
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20230901FRI 二百十日。立春から数えて210日。9月1日または2日とされるが今年は1日の今日である。自然災害が多い日で農家などでは取り入れの最中ということもあり、厄日としてきた。 きょう9月1日は関東大震災があった日からちょうど100年に当たる記憶すべき日である。この日を以て「防災の日」とする。 防災用備蓄品だが、我が家ではほとんど準備が出来ていない。決して自慢にはならないので、スーパーがこの時期行う防災用品を眺めるぐらいはしなければならないと思っている。 いま、日本列島の南の海に台風が3個ある。このうち最も新しく発生した12号が九州辺りに狙いをつけていて怖そうだ。テレビの予報を見る限りでは列島に近づく前に熱帯低気圧に変わりそうだが、そうなってからの被害も過去には発生しているから油断はならない。。。。。。。。。
2023.09.01
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20221216FRI 文部省唱歌にはこんないい歌もある。季節に合わせ、小学生は声を揃えて歌うべきである。 冬の夜1.燈火(ともしび)ちかく衣(きぬ)縫ふ母は 春の遊の楽しさ語る。 居並ぶ子どもは指を折りつつ、 日数かぞへて喜び勇む。 囲炉裏火はとろとろ、 外は吹雪。2.囲炉裏のはたに縄なふ父は 過ぎしいくさの手柄を語る。 居並ぶ子どもはねむさ忘れて、 耳を傾け、こぶしを握る。 囲炉裏火はとろとろ、 外は吹雪。 新訂尋常小学唱歌第三学年用から。 なお、タイトルにはフリガナを付けていないので、「冬の夜」は「ふゆのよ」と読むのか「ふゆのよる」と読むのか不明である。俳句の世界では「冬の夜(よ)」と読む慣習があると聞いた。恐らくしかし「冬の夜(よる)」と云ったのではないかと思う。
2022.12.16
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20221030SUN 値上げの時だ。何でもかんでも値上げの世の中だ。値上げしない(できない)ものは中身を削る。中身をどんどん小さくする。この時代は歴史に残るだろう。「物価値上げの時代」と。後の人々は遅れて来て良かったと口々に言い合う。ビスケットやクッキーで箱の形は変わらず大きさも同じ。だが中身はちじこまっている。昔よく言われた「上げ底」と変わらない。この箱なら中身はこの大きさだろうと見当を付ける。しかし中身は予想を裏切って小さくなっている。個包装は小さくするための隠れ蓑だ。値段を上げてもいい。だから中身を小さくすることは止めて欲しい。昔のビスケットの大きさの物は今どこかにあるか?ミルクキャラメル一粒の大きさが変わらないものはあるのか。 日本も日本人もそろって小粒になっていくばかりだ。。。。。。。。
2022.10.30
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20220822MON 医師からはっきり聞いたわけではない。第一この病院は医師と患者が接することがあまりない。だから病名を知らない。コロナ感染症でないことは確定している。救急車が来た時は意識が無かったようだ。救急車の中の様子は全く知らない。病院でCTだのMRIだのの検査を受けている時に大きな機械のTOSHIBAとあるのを確認し、とても嬉しかったことを覚えている。なにしろ東芝、日立、ナショナルなどは私たちの成長に欠かせない企業であった。 「光る、光る東芝、回る、回る東芝、走る、走る東芝、~~~~東芝のマーク」全部は覚えていないがこんな歌が毎日テレビから流れていた。東芝は絶対に大きく育たなければいけない企業だ。政府はアメリカのように日本の代表企業が苦境にある時は20兆円30兆円など金額にかかわらず廻してやるべきなのだ。 ボウとした意識の中でそんなことを考えていた。
2022.08.22
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20220705TUE 極暑の月7月、猛暑の月7月。この頃は8月も9月も暑い気がする。そうして今年は6月が暑かった。6月末から7月にかけて連続9日にわたって猛暑日だった。夜も気温が下がらない。朝も涼しくはなってくれない。 新聞に「気温と湿度」という小さな囲みがある。そこから拾っておいた数字を書いてみよう。もちろん数字は東京都のものだ。天気は午後3時に気象庁の職員が気象庁の屋上から空を見上げて判定した結果のものだ。ここに馬鹿馬鹿しい官僚主義の残影がある。どんなに訓練を積んだ気象庁の職員と云えども一人で物事を決定するのは良くない。鳥のくちばしのようなマスクを開発したようだけれど未だ広がった気配はない。独善だからだ。「危険な暑さ」は何のことだ。猛暑日の上は酷暑日。その上はまだないのでは。 6月25日(土)35.4度 快晴 26日(日)36.2度 晴 27日(月)35.7度 晴 28日(火)35.1度 晴 29日(水)35.4度 曇 30日(木)36.4度 晴 7月 1日(金)37.0度 快晴 2日(土)35.2度 晴 3日(日)35.3度 曇 以上 。。。。。。。
2022.07.05
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20200622MON 一日雨のようだ。冷たい雨が降っている。窓を開けると入ってくる空気がひんやりしている。 新型コロナはどうなんだろう。日本も規制をほとんど解除してしまって、これからど~んと増えることはないのだろうか。専門家が議論して良く観察してくれてのことだから、あまり心配はいらないのかも知れない。 米国ジョンズ・ホプキンズ大学の集計は新聞には感染者の多い国順に9位までしかないが、それでも恐ろしいスピードで世界を駆け巡っている様子が分かる。たった5日前のものに比べても世界がのたうち回っていることが分かる。ペルーがスペイン、イタリアを抜き、フランスが圏外に出てチリが9位に入ってきた。 新型コロナウィルス感染者が多い国 6月21日現在 感染者 死者 世界 880万8301人 46万4620人 米国 225万5119人 11万0716人 ブラジル 103万2913人 4万9976人 ロシア 58万3879人 8101人 インド 41万 451人 1万3254人 英国 30万4580人 4万2674人 ペルー 25万1338人 7861人 スペイン 24万5938人 2万8322人 イタリア 23万8275人 3万4610人 チリ 23万6748人 4295人 日本 1万7720人 960人
2020.06.22
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20200604THU 新聞の俳句の欄を読んでいて、読めない漢字にぶつかることがある。仮名が振ってあればそこから調べやすいが、そうでなければ非常に難儀なことになる。 水馬 虎耳草 この二つが読めなかった。仮名がないと辞書で調べるのも大抵ではない。答えは、つまり読みは、「あめんぼう」、「ゆきのした」である。 広辞苑がいくら優秀でも、この二つの漢字の読みは調べられない。読みが分からないとどうにもならないのが広辞苑である。 こういう事態になることを想定して、年に2~3回しか使わない漢和辞典を置いて置く。角川漢和中辞典を選んである。大きくても困る。小さくても困る。まあ適当と言えるだろう。 角川漢和中辞典。貝塚茂樹以下3人の編。昭和34年4月1日発行で手元にあるものは昭和50年1月20日155版発行というものである。2,400円。定価が奥付に記載されることなくカバーなどに記載されるようになった頃は、物価・本の値段がどんどん上がった時期だ。 東京デザートなどと言われたときに必要になるのが和英辞書だ。英和であたりをつけることも可能だが、どうしてもわからない時もある。その時に役に立つ。そんな使い方しかできないのはどうしようもない阿呆だな。
2020.06.04
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20200204TUE 立春の朝、麗らかに晴れて冬の日の光が眩しい。 きのうは節分。出来たと思ったブログがあっという間に消えた。復元できる場合もあるが大抵は元の原稿は戻ってこない。どこかをいじると消えるのだ。パソコンに精通しているわけではないので、非常に困る。 きのうの毎日新聞の朝刊のマンガが面白かった。 へっくしん でくしっ ぶえくしん でっくし ぶしゅっ はーくしっ へきし へっきしん なんだと思いますか? たった4駒に書かれた花粉症の一人が発するクシャミである。 そのクシャミに寄り添って漫画のストーリーは完結している。
2020.02.04
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大きな台風だったのだ。今朝の新聞によると、「台風死者74人に、不明なお12人」とある。恐ろしい数だ。夕刊でもこの数字が増えていないことに安堵する。 川の氾濫も7県55河川79か所と夕刊にある。こんなに簡単に決壊するような堤防はおかしいのだ。たしかに、これでこの河川の水位が上昇した場合に護岸は持つのだろうかと怪しむ堤防は身近にいくらもある。国交省は堤防強化策を検討すると新聞などにあるが、遅すぎる。 かって、民主党の前沢がダムはいい加減にして堤防を頑丈に構築すべきであると主張したように思う。それがこのことであったとすれば彼の先見の明は恐るべきものだった。 夕飯までに1時間はある。週刊漫画タイムズが4冊溜まっている。1冊を読み出したら結構面白い。熱中して読んだようで、頭から読み始めて4分の3ほど進んだ。面白くないのは大体わかって来たのでいい加減に読む。面白いものは引きずり込まれるように読む。
2019.10.16
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台風10号が西日本のすぐ南の海上まで来ている。動きがかなり遅いから不気味だ。勢力はあまり大きくなかったがやはり発達してへストパスカルの数値もだいぶ下がって来た。その数値、今日は新聞休刊日ではっきり分からない。これは災害が生じるだろうぐらいは言えそうだ。今の情報によると965へストパスカルだとのことだ。 このところ、台風が来ると大きな災害をもたらしている。JR西日本は15日の山陽新幹線の運行を一日中見合わせる可能性があるなどと発表した。お盆休みで帰省した人達にとっては東京などに戻る日であろう。今は13日の15時30分。15日というのは間違いではない。それほど動きが遅い。長いこと西日本に向かって15キロのスピードだったが、先ほどのテレビで20キロと報じた。四国と九州のあの隙間の海を北上するようだ。 大いなるものが過ぎ行く野分かな 虚子 昨夜、リリー・クラウスのモーツアルト:ピアノ・ソナタ全集を聞きながら寝た。13番変ロ長調を聞きたかったのだがCDのセットを間違えた。しかし、あまり聞かないソナタを聞くことが出来て、とても良い夜になった。
2019.08.13
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小言が呟くことはあるまい。無いだろうけれども、あったら面白いだろうな。 毎日の俳句紹介コラム「季語刻々」(坪内稔典)は面白くない。好きではないのだ。 昨日の句「うなぎ食ふことを思へり雲白く」稲垣晩童 今日の句「串揚とイカリソースと俺の夏」山崎照三 ウナギの句では碧南市にある創業百余年のうなぎ屋、十一八(じゅういちや)を持ち出す。 串カツの句では商品名そのものだ。宣伝をしてあげている。 店の名前や商品お名前などが句に入れられるのは他にもある。だがこの句を持ち出す必然はあるのだろうか。土用の丑の日だからだとすると、宣伝効果が突出するだろう。 今日の月曜日は猛暑である。
2019.07.29
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偉い人の敬称をどうするか。このブログでは敬称略を宣言している。 しかし他所の国の偉い人については敬称略は適当でないだろう。偉人に敬意を付さないなどと、このブログがもとで国際問題に発展しないとも限らない。五代目小さんは「湯屋番」の枕で居候に触れ、「居候様でなし殿でなしそこで……先生、大将……」と話して聞かせるが、……のところが聞き取れていない。居候なら笑い飛ばしていいであろうが、むつかしい問題である。 北朝鮮は朝の5時過ぎに飛翔体を2発飛ばしたそうである。あの国の一番偉い人を何というのか、名前も知らないので敬称など付けようがない。そういえば韓国の一番偉い人は大統領であるがこちらも名前を知らない。ブンザイトラとか書くのだそうだが「読み」となると分からない。分からないので敬称を付けようがないと逃げることは出来ないだろうか。 あの、北のおぼこのような偉い人を甘やかしているのはトランプ大統領である。ト大統領はもっと厳しく出ていいのではないか。、
2019.07.25
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一年で最も暑いとされる大暑。二十四節気の一つで15日ほどの間である。そこにはすぐ、やはり二十節気の一つである立秋が待っている。 暦の上のこと、暑さはこれからで、立秋などまだまだ先である。猛暑日などが長く続く。八月いっぱいは感覚としても夏であろう。 今年は梅雨寒の日が続いて、雨の日も多い。未だに蝉の声を聞かない。どうなのだろう。日照時間が東京都心で平年の16パーセントだそうである。 せっかくの夏休みだがプールは寒いのではないか。海水浴も震えながらになるかも知れない。
2019.07.23
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この11日、「はやぶさ2」はリュウグウへの着陸に成功した。どのようにして「はやぶさ2」はコントロールされているのか知らないが、これはもう信用するしかない。テレビの映像で成功と同時に職員が拍手で喜び合う場面が映った。感動的な場面であった。 だが、一つ疑問に感じたのは職員が多すぎることだった。机の部分以外の隙間という隙間に白衣を着た研究者たちが櫛比していた。重大な機密もあるかも知れない研究室に、有象無象が入り込んでいるようだった。通常この部屋に入れる職員は決まっているのだろう。 証拠は何もないけれど、かの国のスパイが忍び込んでいることはないのか。ただただ喜んでいるだけでいいのか、ちょっと心配になった。 「はやぶさ2」の研究にこれだけの職員が携わっているとなると、これはもう国費の無駄遣いにならないのか。みんながプロジェクトの成功に酔いしれている時に、失礼かもしれないがそのようなことを思ったのである。 他の部署から祝いに来たのであろう。みんなっで喜び合ったのだ。太陽系の歴史を解明するのだから、この一瞬に飛び込んできたのだ。これをコントロールしている職員は誰であったのか。
2019.07.13
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あの忌まわしい連休の頃、この週刊誌の漫画は隔週刊であった。確かにそう書いてあったし、事実も隔週の発売であった。週刊漫画でも読者が読み切れないのだろう、隔週刊というのは有り難かった。私も人並みに読み切れないから、隔週というのが仏の顔に見えたのである。 ところがどうだ、毎週金曜日発売と表紙に明記してあり、完全な週刊誌である。確かに隔週発行と以前はあった。すぐ廃棄しろとお達しが出ているので古いものは最早手元にない。参った。6月21日号を4分の1ほど読んだばかりなのに、6月28日号を買わされ、今度の金曜日に7月5日号がやって来る。 いろいろな点に注意して人物とその名前を覚えないと筋もなにも分かったものではないから一生懸命覚えながら読む。欄外に顔が書いてあり、これは誰それだと注記がある。1ページに2人、それが4ページ続く。4ページで8人の人物を記憶しなければならない。出来るのだろうか。 本屋で漫画の棚・テーブルを見ていたら、同じような漫画週刊誌がまだある。癪に障るからそれも買ってきた。読み切れるかが問題だ。
2019.06.18
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雨が降っていた。きょう一日は雨が降り続くという予報だ。合唱祭前の最後のレッスン日だ。集まったのは9人。15人ほどいる団体だ。合唱祭当日もこの人員だろう。二部合唱を選んでおいたのは正解だった。綺麗な二部合唱になればよいではないか。 それが綺麗な二部合唱にならないところに問題がある。音取りが十分にできていないから綺麗なハーモニーにならないのだと思う。アマチュアの場合、しかも高齢者の場合、移動ド唱(階名唱)が私はいいと思っている。慣れ親しんだドレミファソラシドで音を覚えてから歌詞をつけてはどうだ。音が不安定なのだ。 この辺りになると、指導の先生のやり方に従うことになる。音大で声楽を勉強してきた先生は当然のごとく固定ド唱(音名唱)である。指導者はこの辺をしっかり押さえてもらいたい。音程がいい加減だと絶対に上手くはならない。ハーモニーも美しくはならない。 そのように思う。
2019.06.15
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シャワーレットをそっく取り替えた。トイレ内の壁紙などを貼り替えて床をがっちりと収めてもらうのが目的だった。概ねうまく取り替えてくれた。だが、より進歩したシャワーレットは事後に数秒あけて勝手に水が流れる。立ち上がってもたもたしていると、出したものがどんなのであるか見ないうちに流れてしまう。これは意外に困るのだ。説明書は読んでいないが、どうにかなるのであろうか。そうだ、手を洗わないうちにタンクへの注水が終わってしまう。これも困る。 リモートのスイッチの天のところに「流す大」、「流す小」、「eco小」のボタンがある。だから、これを使えばいいのだろう。でも、水が入り切っていないと、例えば「流す大」の効果は出ないのではないか。 よその家の紫陽花が咲き出した。
2019.06.05
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昨日はやはり豆は出なかった。 今日またお内裏様が出ることはない。もっとも20年ほど前に箱根のホテルで買った小さな一刀彫の内裏人形は年中出っ放しだ。 全く同感であるところの句があった。 男の雛に女の雛置けばかしづきぬ 実 花 (山本健吉編「季寄せ 上」) 一刀彫のような立雛は置いてみればわかるが実花の句のように女雛がかしづいたように女らしく見える。不思議なくらい従順にかしづくから面白いともいえる。女の人には気に入らないかもしれない。 サトウハチロー作詞で河村光陽作曲の「うれしいひな祭り」の歌詞の2番目はサトウハチローの間違いであることは早くに指摘した。お内裏様は男雛女雛2体をさしていうのである。NHKが「ちこちゃんに叱られる」という番組で正しく伝えてくれた。 もっとも男雛が向かって右なのは関西、左なのは関東というように説明していたが、これは正解ではないと思う。(左右を間違えて記しました。ご迷惑をおかけしました)
2019.03.03
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大江戸の名残りの空は晴れてけり だめかな 武蔵野の名残りの空は晴れてけり だめかな 名残りの空は大晦日の空のことだと「季寄せ 下」で知る。山本健吉編「季寄せ 上、下」は広辞苑よりいろいろなことを教えてくれる。平成30年もお世話になった。来年またお世話になること間違いなしだ。 落語もいろいろなことを教えてくれる。今日の落語は「掛け取り漫才」だが大晦日だけで終わるものではない。六代目圓生のテープがあるはずで、聞こうと思っていたがカセットが見つからなかった。そのテープを整理している。さっぱり進まない。昨夜は寝ながら、五代目古今亭志ん生「大山詣り」同じく志ん生「井戸の茶碗」春風亭柳昇「カラオケ病院」を聞いた。「カラオケ病院」はお客の笑い声がとても良く入っている。その笑い声を聞いているだけで幸せになれる。何度も聞いている柳昇だが、笑いが多くて良い落語が聞ける。お客の笑う声に再び気付かせてもらった。客席のざわめきが録音されているテープに注意しながら落語を聞くのも面白い。 街は師走の景色ではない。門松がないし注連飾りもない。この辺りだけなのだろうか。昔々は頭を日本髪に結った女性が忙しく歩き回っている光景に出会うのが常だった。今はそれもない。家の庭先で餅つきする親たちの姿が全くない。駆け回る子供たちもいない。.
2018.12.31
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クラシックカフェはNHK-FMの番組だ。朝の比較的ゆっくりできる時間にクラシックを流している。 ウォークマンで聞いていたら、フォーレの「レクイエム」があった。大変に良かった。CDがいくつかあるのだから、それを聞けばよいようなものだが、突然に「レクイエム」を聞くことが出来るとなるとなぜか非常な嬉しさを感じる。得をしたような気にもなる。NHKのホームページで詳細を調べた。それを記しておく。 非常な名演に思える。手持ちのCDで聞くよりはるかに充実した時間になるから不思議だ。これを聞くため小さなウォークマンの充電は注意しなければならない。「レクイエム 作品48」 フォーレ作曲 ボーイソプラノ アラン・クレマンバリトン フィリップ・フッテンロッハーオルガン フィリップ・コルボ合唱 聖ピエール・リアン・ド・ビュール聖歌隊管弦楽 ベルン交響楽団指揮 ミッシェル・コルボ (CDなどの情報は記述がない)
2018.12.04
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インターネットのflash mob は面白い。日本でもあるんだなと思うとなお面白い。 最初何のことか分からずにいると、タチマチ大勢が集まって、オーケストラやコーラスやダンスになる。一流の演奏家もあれば素人もあるけれども、いずれも大変面白い。 ベートーベンの第九の終楽章とラベルのボレロが多く聞かれるが、考えてみればflash mobに適していることもある。始めに一人か二人で開始しておいてその他がすぐ集まればよい。面白いことを考えたものだと感心させられる。
2018.10.25
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極暑の日が続く。この夏は全国的に猛暑になっている。豪雨に襲われた西日本も例外ではない。被災された方々やボランティアの人達のご苦労は察するに余りある。この暑さは本年に特有であろうかと過去の7月の気温を見てみる。記入があるのは特に高かった日のみであるが、35℃を超えるのは毎年のようだ。7月16日までの気温を手帳に記入ある日について見ると、11日34.2℃、14日35.4℃。去年の7月1か月を見ると、8日33.7℃。12日33.1℃。15日33.7℃。17日35.0℃。16年7月1か月を見ると、4日39.8℃。7日36.7℃。29日32.4℃。15年7月1か月を見ると、26日35.8℃。27日35.0℃。 平年並みを高い高いと騒いでいるのだとしたら困ったことだ。気温が高い地域が広い範囲に及んだのだろうか。そうだとすると、やはり異変なのだろう。この先が心配だ。
2018.07.16
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大阪直下地震では死亡者が4人出た。2人はブロック塀の下敷きになって悲惨な死に遭遇している。ブロック塀は見た目に美しくもなく、ここからは自分の領地だと言わんばかりのエゴを丸出しにした自己本位の塀と言える。ブロック塀の下を歩かざるを得ない人はそこの身勝手な住人に憎悪の念を抱いているはずだ。私がその一人だ。 公共の福祉などは意に介さず、自己の利益だけを守り抜こうという見苦しい気持ちが見え見えだ。仙台地震の後に厳しく建築基準が改められたというが、役人がやることでマトモナことなどない。建築業界の顔色ばかりを見ているはずである。 ブロック塀は禁止にして、今回のように人に加害を加える原因になった場合はブロック塀の所有者に一切の責任を負わせるのが良い。
2018.06.19
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池の畔に鎮座する小さなお社も今日は雨だ。まだ本降りにはならないがこれから本格的に降るらしい。お社の脇の銀杏は新緑がとうに過ぎて葉の緑が濃くなっている。文部省唱歌のいちょう(「いてふ」)を取り上げてみよう。壮大な歌詞と曲は初夏と晩秋の大いちょうを高らかに歌ったもので曲もなかなかの出来である。 いてふ(新訂尋常小学唱歌第五学年用)1. 五月(さつき)の朝の丘の上、 日の照りそへば、新緑の 梢さやけく、いさぎよく 青天を摩(ま)す、大いてふ。 王者に似たる姿あり。2. 暮行く秋の丘の上、 風そよ吹けば、金色(こんじき)の 小鳥群れつつ飛ぶごとく、 落日に散る大いてふ。 四海を照らす光あり。
2018.05.13
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南北首脳会談をテレビで見ていて、憎しみ合っていた両者がある日突然のように親密な関係になれる驚きを禁じ得なかった。平昌オリンピック、あるいはそれ以前から変化はあったとしても、決定打はあるのかないのか判じかねた。 トランプも豹変だ。ロケットマンを尊敬に値する人物と言い放った。南北統一は世界も望むところだから南北が親密になりやがて一つの国に戻ることは極めて望ましい。第二次大戦の結果引き裂かれた後、冷戦の犠牲になったのだ。 ただ心配が一つある。北の人々の話題が出ないことだ。悲惨な状況下に置かれているというが、体制維持なら北は閉ざされたままであり何も変わらない。人々を置き去りにするようなものだ。権力に抵抗する気力も意欲もないまで叩きのめされた人々をである。
2018.04.27
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押上から錦糸町までは小田急線に乗り入れる電車が地下を走っている。少し距離があるが一駅だ。だが、ここは滅多に載らない。とはいえ今時分は地上の大通りを走るバスで行くのが良い。街路樹に使われている辛夷がひどく美しいからだ。 両側はビルが立ち並んでいる。そこに辛夷の白い花が満開で咲いている。辛夷の木は大きいのがあり小さいのがあり、花を見事につけているのがあり少し寂しげなのがある。この揃っていないところは少々気に入らない。でも十分に美しい。 辛夷は「田打ち桜」という名があるらしい。辛夷が咲く頃に農家は田打ちを始めるのだそうだ。辛夷の開花に合わせて種籾や麻の種を撒く地方もあり、「種蒔き桜」や「糸桜」と呼ぶ地方もあるという。 辛夷。美しい花だ。 辛夷の花は、堀辰雄の小説で教科書に採られているもので長く記憶している。堀辰雄かどうかは確証がないが教科書が刷り込んだ記憶であるのは間違いない。
2018.03.17
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ヤマハやカワイのみならず、ベヒシュタイン、ファツイオリ、ザイラー、アポロ、ディアパソンなど国際コンクールで用いられるものから特定の音楽大学の生徒の練習用までYou Tubeで見られるのは発見である。 中国はもとより、韓国でも独自ブランドをもってピアノを製造しているとの話だ。日本は大丈夫だろうか。日本人が日本でピアノも作れなくななったらどうするのだ。 ラジオ体操の伴奏やのど自慢にスタインウェイをもちいるが、日本には世界に知れ渡っているヤマハ、カワイがあるではないか。 応援してあげなければ勝てる競争にも勝てないだろうことぐらい理解してほしい。
2018.02.27
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12月6日、NHKFMのクラシックカフェはトスカニーニをやっていた。リハーサル風景ではトスカニーニの声はもちろん入っていたし、歌って伝える指揮ぶりなど興味ある番組だった。 例によってウォークマンで聞いていたが、まあ十分に充電してあったので、その点は幸いした。 放送したのはこんな曲だった。 メンデルスゾーン「交響曲第4番『イタリア』」第4楽章 チャイコフスキー「交響曲第6番『悲愴』」第2楽章 モーツアルト「交響曲ニ長調『ハフナー』」第4楽章 べートーヴェン「交響曲第5番『運命』」全楽章 「運命」は1952年の録音(85歳になる3日前の演奏)。トスカニーニのためのオーケストラNBC交響楽団を率いての名演の数々で嬉しかった。クリスマスプレゼントだ。 三ツ橋敬子、益田良介、司会東涼子で「トスカニーニの交響曲を聴く~歌うオーケストラ~」と題するもの。いい番組だった。この「運命」の音源はYou Tubeにある。
2017.12.26
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非常に美しいメロディーのスコットランド民謡であるが、わが稲垣千頴()がちょっと歌詞を訳し過ぎてしまった。そのために今では歌いにくい名曲である。誰もが知っている綺麗な節であるのに。この歌詞では歌えないという。本来なら堂々と歌ってよいはずだが、戦後教育の失敗もあって、困った歌詞になっている。戦後は誰も訳していないようだ。 歌詞は3番まであり、中の子、末の子と中2行で歌われる。1行目と4行目は各節で同じである。 うつくしき 稲垣千頴1.うつくしき、わが子やいずこ。 うつくしき、わが長(かみ)の子は、 弓とりて、君のみさきに、 勇みたちて、別れゆきにけり。2.うつくしき、わが子やいずこ。 うつくしき、わが中の子は、 太刀帯(は)きて、君のみもとに、 勇みたちて、別れゆきにけり。3.うつくしき、わが子やいずこ。 うつくしき、わが末の子は、 ほこ執りて、君のみあとに、 勇みたちて、別れゆきにけり。 「小学唱歌集」明治14年
2017.10.30
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分かるわけはないけれど、あの笑顔のマジックに騙されたと気付いた人もいる?ようだ。理解しようとしているわけではないが、こうなると世紀の英断を下した前原氏が気の毒になる。小池も酷い。何を考えているのか? 民進党を全部抱え込み、自らは衆議院選に出馬しなければ余り勝ち目はないのではと思う。大きな口を叩いたような気がするが、狡賢くて分からない。 前原氏の大失策にならないといいが。ガタガタと動き始めた時から、この人格を応援したいと思っていた。
2017.10.01
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早春(そうしゅん)・赤夏(せきか)・白秋(はくしゅう)・玄冬(げんとう)といい、白は秋の色なのだそうだ。私たちコーラスを楽しむ者は、嫌というほど聞かねばならないのが「北原白秋」の名である。本名は北原隆吉。1885年から1942年を生きた詩人。巨大な存在で、きわめて多産であっただけでなく、歌人としても、童謡や創作民謡の書き手としても、疲れを知らず広範囲に活動。1980年白秋生誕100年に出た岩波書店版「白秋全集」は別館を含めて40巻だという。安藤元雄編「北原白秋詩集」(上下2巻)岩波文庫を手に、作詞北原白秋のその詩が探せないなどといっても当たり前の話なのだ。 秋の色は白。これも錦秋の列島を思うとき合点がいかないが、そういうものらしい。仏教の影響かも知れない。ともあれ急に冷え込んできた。
2017.09.30
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国民の祝日としての「山の日」などいらない。「海の日」もいらない。いらない国民の祝日としては「みどりの日」もいらない。「敬老の日」など余計なお世話だ。大体国民の祝日が年間に16日もある。「建国記念の日」は誰が決めたのか。 休日を増やして国民に喜んでもらおうというのだろう。暇な国会議員が考えたことなのだろうけれど、休暇が取りにくく、違法な残業が多くて過労死さえある国だ。 さて、「山の日」などいらない、という話の続きだけれど、我々は山にそれほど親しんでいない。 新訂尋常小学唱歌の第1学年用から第6学年用までの6冊に、標題に「山」の字のつく唱歌は4曲しかないが、3曲は第5学年用にあり、もう1曲は第2学年用にある。 第2学年用にある「富士山」は詞曲ともあまねく知られた傑作唱歌であるが、第5学年用にある3曲は詞も曲も駄作である。要するに、日本人が昔から山には親しんでこなかった証拠なのだと言える。 そんな日本に国民の祝日として「山の日」を設けてどうしようというのだろう。
2017.08.10
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グレン・グールドにはかつてバッハで驚かされた。なんだこれは、と驚かされた。とにかくテンポの速さが異常なのだ。プレーヤ―の故障かなと訝ってみるほどだった。 夏の夜、いつもは、今は亡き六代目園生の落語なのだが、少しは聞いてみようと買ってからほとんど聞かないモーツアルト・ピアノ・ソナタを持ち出した。グールドとクラウス。 モーツアルトのソナタは私はK331、332、333なのである。ところが、最初からぎゃふんである。機器の故障かなと思った。この気怠い眠りが覚めないような緩すぎるテンポは一体なんだ。 インナーノートに柴田南雄氏の小論「グレン・グールドのモーツアルト」が載っている。納得できた。「確かリリー・クラウスだったと思うが、彼女も、グールドはあり余る才能でもう少し普通にモーツアルトを弾けばいいのに、という意味のことを洩らしていたと思う。」 グールドの真意を尋ねなければいけないので何とも言えないが、バカに早かったりバカに遅かったりは我々の勝手な基準でそのように感じていただけらしい。グールドはまた後にして、クラウスのK333を聞く。 変ロ長調、最初の下降「ソファミレドシシー」のビックリする美しさ。モーツアルトに求めるものがそっくりある満足感。音楽評論家はこれをどうしているのだろう。どのように辻褄を合わせればよいのだろう。 モーツアルト・ベスト・コレクション「ピアノ・ソナタ全集」グレン・グールド ピアノ CBSソニー(4枚組) 税込み定価8800円リリー・クラウス 「モーツアルト:ピアノ・ソナタ全集」 CBSソニー(6枚組)15000円
2017.07.02
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文部省唱歌と呼ばれているものの中心にあるのは、尋常小学唱歌と新訂尋常小学唱歌に掲載あるものであろう。このほかに沢山あるわけだが、この二種に収められているものは復刻版も入手しやすくて便利である。 だが、ここに収められている文部省唱歌の曲、あるいは詞に恐ろしくつまらないものがあるということは知っておくべきだ。こういうものは、現行の小学校音楽教科書には無いのではないか。 順次そのつまらないものを載せていく予定だ。今日は新訂尋常小学唱歌第五学年用から曲が面白くないもの、第十一番「山に登りて」を挙げておこう。これに先立って名曲の誉れ高い「鯉のぼり」「朝日は昇りぬ」があり、直ぐ後第十二番には日本中に今なお広く歌い継がれている「海」があるのだ。 11、山に登りて1、のぼりつきたる嶺(いただき)の 巌(いはほ)の上に我立てば、 山の風、 心地よく、 すがすがし、 我が心。2、並ぶ山山(やまやま)見下しつ、 雲をば踏みて我立てば、 鳥の音も、 聞え来ず、 遥かなり、 人の世は。
2017.06.24
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雨が少ない日が続いた。今日は1週間ほど前の予報からずっと雨の表示が変らず、諦めてもいた。なるほど朝から雨が降っている。まだ、パラパラといった降り方だが、昼前から物凄い降りようになり、雷を交え突風もあるという。 今日が私たち童謡・唱歌・叙情歌愛唱会のレッスン日だ。午前中。10時から正午まで。合唱祭終了後2度目のレッスン日でこの天気予報だから休みが多いはずだと決め込んでいた。だが休んだのは3人。多くが雨の中を出てきたのだ。 30日夜、主催者による反省会だ。反省事項は色々あるが、今回は講評者に知名人はいらない旨を出してみようと思う。各合唱団の指導者のうち古参に属するような方なら十分ではないか。経費削減にもなるだろう。 合唱界であるいは音楽界で有名人過ぎないだろうか。ちょっと内緒(プログラムに照会されている)でお名前を挙げてみよう。 29年合唱祭 岩村力・新實徳英 28年文化祭 古橋富士雄・相沢直人・新實徳英 28年合唱祭 青島広志・なかにしあかね 27年文化祭 古橋富士雄・郡愛子・山田茂 27年合唱祭 五十嵐修・岩村力 どうだろう。
2017.06.21
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140102(THU)晴れ。 正月は晴れて良い天気だ。北海道や東北は荒れた天気だと聞くが、この関東の晴天は申し訳ない気がする。神に詣でて北国の天候の回復を祈ろうと思う。 東京都神社庁発行の「生命の言葉(一月)」の短冊があった。こういうものだ。 あたらしくつくりし伊勢の宮柱 うごかぬ国をなほ守るらし 明治天皇 明治天皇の文字は和歌の左肩に小さく書かれていた。最初は気が付かなかったほどだ。 裏面の説明によると、明治22年に行われた第56回神宮式年遷宮に詠まれたものだ。 「激動の時代を生き抜くための基盤を、一層堅固なものとするための御意志と御覚悟を、拝察することができる。」と結ぶ。 御製は和歌の最初に「御製」と書くのが普通ではないのだろうか。でも神社庁のすることだし間違いなどないはずだ。明治天皇の御歌は教訓めいたものが多くて好きになれないでいる。先帝の孝明天皇の和歌までは古今集の流れを踏む極めて美しいものだったという。 和歌を知らぬものが口出しするものではなく、また帝王の歌であってみれば民に対する教訓もいいものである。例によって最後の一行はこういうもので、なんとも安堵感を覚えるものになっている。 「寒牡丹が見ごろのこの季節 ご参拝のみなさまに『幸多かれ』と祈ります。」
2014.01.02
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130405(FRI)【清明】晴れ。 今日は暖かい一日になったけれど、明日からまた大荒れの天気が予報されている。日本海を低気圧が発達しながら通過するために台風並みの強い風が吹くとのことだ。 アベノミクスはうまくいくのだろうか。懐疑的にならざるを得ない。実態はなにも変わっていないからだ。海外に出た製造業を呼び戻すなどのことは出来ないのだろうか。アメリカはこの点はしっかりやっているようだ。日本は大丈夫かな? 中国で鳥インフルエンザが流行している。鳩も食べるのだろうか、たくさんの鳩がダンボール箱に入れられていた。週刊文春の連載記事「中国猛毒食品」は注意していこう。コンビニのピーナツは手ごろでよく買っていたが、もうしばらくは買わないことにした。 鳩 文部省唱歌一、ぽつぽつぽ、 鳩ぽつぽ、 豆がほしいか、 そらやるぞ。 みんなで仲善く 食べに来い。二、ぽつぽつぽ、 鳩ぽつぽ、 豆はうまいか、 食べたなら、 一度にそろつて 飛んで行(い)け。 (「新訂尋常小学唱歌(第一学年用)」昭和7.3) 子供が小さい頃、餌を持って鳩のたくさんいるところによく行った。でも、餌はパンのミミで豆などは貴重品だから餌にはしたことがない。鳩が豆を好んで食べるのか今も知らない。昔は豆がふんだんにあったのだろうか。今はほとんどが輸入だろう。
2013.04.05
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111116(WED) 晴れ。 区の広報誌に会員募集の欄がある。掲載されるまで順番があって待たされる。それがやっとの思いで載ったのである。たった3行が半年も待って先週末に載ったのだ。担当から見学者が4人いるから楽譜を用意してほしいと聞いていた。そういう場合でも2人が来てくれれば成功の方だ。3部を用意して行ったら、5人来た。 うち、4人は今日の練習が終わったその場で入会してくれた。男性1人、女性3人。女性はもとより年齢は分からないが若奥様ではないかと推定できる方もおられる。定着してくれることを願うのみだ。 童謡・唱歌・叙情歌を歌い継ぐ会である。歌詞は歴史的仮名遣いのものはそのまま用いている。その点をすばやく指摘された。原典主義で逃げるが逃げ切れるかは分からない。
2011.11.16
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111008(SAT) 晴れ。 学校音楽コンクールだから課題曲だって審査ポイントがたくさんあればよい。曲として面白いかどうかは別問題だ。 そんなことなのかな~。自由曲に谷川俊一作詞が圧倒的に多いのも毎回の疑問点。 高校生といえどもいまだ発達途中だから上達への過程にあるのだ。表情筋を総動員して恐ろしく変な顔を作ってどこが悪い。ある意味でこれが指導と言うものだ。 そうですか。分かりました。 どうしてピアノがいつもスタインウェイなのだろう。日本には名機YAMAHAやKAWAIがあるではないか。若い世代に国産のよさを知らしめるよい機会なはずだ。 はい。NHKは全国どこに行っても「のど自慢」ですらスタインウェイです。 合唱指揮者鈴木茂夫(つづりは正確に知らない)氏が審査員に加わっていた。かつてラジオの講評である学校のコーラスを完膚なきまでにこき下ろしており、大変不快だった人だ。 この世界では、指揮者は偉いんだぞ~。そんなことも知らないのか。
2011.10.08
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110914(WED) 晴れ。 今夜は立待月。陰暦8月17日夜の月だ。 今年は近くの盆踊りも中止されたので、夜遅くまでの屋台のスピーカーからの賑やかな盆踊りの曲は流れてこなかった。炭坑節を聞く機会などますます遠のいていく。盆踊りなどの風習も民謡や労働歌などの伝承に役立っているのだ。 テレビはもとより、ラジオからも炭坑節などはまず流れてくることはない。そうした番組を聴かないこともあるだろう。また、すでに炭鉱が姿を消して久しいこともあるだろう。どうすればよいのだろうか。 炭鉱節(三池炭坑節) 作詞:日本民謡 採譜:千藤幸蔵 1.月が出た出た 月が出た (ヨイヨイ。各連同じ) 三池炭鉱の 上に出た あんまり煙突が高いので さぞやお月さん 煙たかろ (サノヨイヨイ。各連同じ)2.一山(ひとやま)二山(ふたやま) 三山(みやま)越え 奥に咲いたる 八重椿 なんぼ色よく 咲いたとて 様ちゃんが通わにゃ 仇の花3.あなたがその気で 云うのなら 思い切ります 別れます 元の娘の 十八に 返してくれたら 別れます4.お札を枕に 寝るよりも 月が射し込む あばら家で 主の腕(かいな)に ほんのりと 私ゃ抱かれて 暮らしたい5.竪坑千尺 二千尺 下(おり)りゃ様ちゃんの ツルの音 ままになるなら あのそばで 私も掘りたや 黒ダイヤ
2011.09.14
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110910(SAT) 晴れ。 区合唱連盟主催の合唱講習会に前半だけ参加した。プロの合唱指揮者の講習で、合唱指揮というのはある意味で職人技だなと感じた。その通りにすると声も出るようだし響きも保たれるようだ。 このように歌えばいい合唱になるんだということなのだ。さすがに専門家の指導は、曲作りなどに非常に役立つことが多いようだ。 我が小さなコーラスでは、瀧廉太郎の組曲「四季」から『月』と『雪』と、それに川路柳虹作詞、草川信作曲の『聖夜連祷』を歌っている。どれもよい曲だがあまり歌われていないのではないだろうか。 特に『聖夜連祷』はオルガンと指示がある伴奏を持つ三部合唱で名作だと思うが手に入る楽譜はないような話だ。(d-scoreからダウンロードできるが専用ソフトが必要) 聖夜連祷 作詞 川路柳虹(1888(明治21)-1959(昭和34)) 作曲 草川 信(1893(明治26)-1948(昭和23)) マリヤさま、マリヤさま そとは吹雪の暗の夜・・・ マリヤさま、マリヤさま 吹雪のなかに鳴る鐘は今宵も甘く このみ寺、この聖壇の前のみは おん顔もことに明るく、 ひざまづき、み足にふるる わが唇(くち)も心もきよし。 マリヤさま、マリヤさま、 外は吹雪の暗の夜、いつも夜のみ・・・ マリヤさま、マリヤさま 額づくこの心のみ おん顔の如く明るし。
2011.09.10
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110415(FRI) 晴れ。 今は文句など言うべき時ではない。協力して復旧・復興に当たらなければならない。 唯一の被爆国が世界中に放射性物質を撒き散らす唯一の国になる恐れがある。 権力を握って太る小心者 (福岡 ちわわ) 新聞の川柳欄で秀逸に選ばれていた句。 なるほど太った。訳の分からない〇〇本部、〇〇会議、その他が林立しているのはなんだろう。太った証拠である。 復興構想会議の委員は誰が選定したのか。この選定に正当性はあるのか。任命権者カンが任命したのであるぞ、ということだろう。でも、真面目なのか。失礼ながら、あの女性よりこの女性を選んだ方が絶対によかったと思うのだ。 今は文句など言うべき時ではない。協力して復旧・復興に当たらなければならない。
2011.04.15
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110219(SUN) 晴れ。 日曜の午後2時。きのうまでの寒いみぞれや雨まじりの天気とうって変わって雲一つない晴天が広がっている。 見ると東の空にジェット機が飛んでいる。そして上弦の月が青一面の空に白く懸かっている。 神秘だな~。北に向かっているジェット機からも月は見えるだろうか。反対の窓からは富士山が見えることだろう。スカイツリーもみえるかな。 今日は春めいても感じられるが、明日明後日はまた雨模様の予報だ。 合唱連盟主催の合唱講習会があるが、私の世話役をしているコーラスグループからは希望者は一人もいない。こういう講習の意義が分かってもらえないのだ。必ず参考になることがあるのに、惜しいなと思いながら、義理立ても必要なので一人だけ申し込む。 会費は当日でよいのだけれど、これは先に払っておこう。行かない可能性が大である。送ってきた教材は全日本合唱連盟発行「女声合唱愛唱歌集『美しい日本の歌・うたのブーケ』」。童謡・唱歌・叙情歌を女性三部合唱に編曲したものだ。 その中から「冬の夜」と「朧月夜」。 男性の会員に聞くと前回は男性が3人だったそうだ。アルト・パートでも歌うのだろう。ここは邪魔をしないほうがよさそうだ。 しかし、送られてきた講習のレジメ(8ページ)はなかなか勉強になりそうだ。 その時の気分しだいということにしておこう。
2011.02.13
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110101(SAT) 晴れ。 新しき 年の始(はじめ)の 初春の 今日降る雪の いや重(し)け吉事(よごと) 大伴家持 東京都神社庁の平成二十三年一月生命(いのち)の言葉である。 年賀状を出しながら近くの鎮守社に初詣をし、掲示板にあるのと同じもののチラシを貰って来た。 仮名を括弧に入れて全部書いた。「新しき」に仮名がふられていない。「あたらしき」にあえて逆らわない意図に出たものだろう。 「あらたしき」を残したいと思う。 新 年一、鶏(とり)の八声(やこゑ)に夜はあけて、 神代(かみよ)ながらの今朝の空。 緑色こき二本松(ふたもとまつ)に はゆる旭の旗の影。二,昆布(こんぶ)伊勢えび鏡餅、 嘉例めでたき床(とこ)かざり。 窓をもれくる晨(あした)の風に かをりただよふ鉢の梅。三、手鞠追羽子(おひはこ)いかのぼり、 思ひ思ひの遊(あそび)して わらひ興ずる童(わらは)の声も、 まだき春めく庭の面(おも)。 (「新訂尋常小学唱歌(第六学年用)」昭和7.12)新訂で削除された。 一月一日 作詞 千家(せんげ)尊福(たかとみ) 作曲 上 真行 一、年のはじめの 例(ためし)とて、 終なき世の めでたさを、 松竹たてて、門(かど)ごとに いはふ今日こそ たのしけれ。二、初日のひかり さしいでて、 よもにかがやく 今朝のそら、 君がみかげに 比(たぐ)へつつ、 仰ぎ見るこそ たふとけれ。 (「新訂尋常小学唱歌のすべて 附:思い出に残る国民学校唱歌抜粋」日本コロムビア より) こういう日本の優れた歌は大切に歌い継がれなければならない。2番の歌詞は1・2行が異なっていたようだ。 そうして、難しい語句もあるが、これらは調べればわかるのだから、正しく伝えて行きたいと願うのである。 たとえば、2番の「比(たぐ)へつつ」であるが、「比べる、比較する」の意に解しているものもあった。広辞苑にはこの解釈はなく、広辞苑にあるように次の解釈でよいと思う。 たぐう【比ふ・類ふ】[他下2]1.そわせる。ならばせる。2.ならう。まねる。 「君のお姿に添いつつ」と言ったような意味であろう。 君が天皇陛下であることは疑いがない。天皇陛下に並ばせる、倣うとは何事だ、と異論がでるようだが、それなら天皇陛下と何を比べるのだろう。
2011.01.02
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100527(THU) 晴れ。 眼科に行く。眼鏡の予備を作っておきたいのだ。スーパーに入っている眼鏡屋でフレームを持参してレンズを入れ替るといくらかと見積もってもらった。 分からない程度に色を付け、紫外線除去効果を加えて1万5千円ほどだそうだ。予備のつもりだし、プラスチック・レンズでかまわない。 少し視力が落ちている。両岸とも1.0だったが、右が0.7程度になっている。これも補正して処方箋を作ってもらえばよい。 近くを見る眼鏡はもっと不具合を感じている。検眼も長いことしていないので、一緒に処方箋を書こうとのこと、また近々眼科に行くことになる。 鳩山総理は福島大臣を早く罷免することだ。 ほんの少数の政党に、連立を組んでいるとはいえ、ここまで馬鹿にされてなお説得するつもりだろうか。少数意見を汲み上げることは大事だけれど、一閣僚がまるで天下国家を取ったように振舞っている。総理大臣になったつもりどころか、あらゆる権能を手中に収めたといわんばかりに饒舌にしゃべりまくり、その態度は国民を愚弄しているとしか思えない。 野に下ってからなすべき発言を、所や立場をわきまえずにまくし立てていることを、総理の優柔不断はまだ許すつもりなのか。 とにかく福島大臣の言動は不愉快でならない。旧社会党の馬鹿な部分丸出しではないか。
2010.05.27
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100328(SUN) 曇り。 昨夜は満月になり始めた月が朧に霞んでいたが、今夜は外に出ないので分からない。先生は合唱祭の曲目の一つに唱歌「朧月夜」を2部に編曲して入れるつもりだ。確かにその気になれば難しい曲ではあるが、ちょっとどうかなと思っている。 図書館で「みだれ髪」の初版本を見たきた。本当の初版本か復刻版かは分からないままだが、手にとって見たかった。これは「我輩は猫である」などと共にガラスケースに収まっていた。それで、直接に見ることは出来なかった。 与謝野晶子の次の短歌を確認したかったのである。 清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき そのために、ウイキペディアを調べていたら、3年ほど前の私のブログが載っていた。下のような内容を書いていた。これは、正確さを期して見直しをしたいところだ。 随分あやふやなことも書いているので、心配はしている。唱歌「さくら さくら」 作詞 未詳 原曲 近代箏曲さくら さくら弥生の空は 見渡すかぎり霞か雲か 匂いぞ出ずるいざや いざや 見にゆかん 「さくら さくら」には詞が二つある。何気なく両方を混同して歌っていたが、その区別は今回始めて知った。昭和16年ごろから下の詞が歌われるようになったとのことだ。上はしかし、唱歌「霞か雲か」の原型のように見える。 上は見に行こうと動的な動きが感じられ、下は定点で見渡している。さらに上は、「弥生の空は」と目線が上向きであるのに対して、下は「野山も里も」と水平である。上は日中、下は朝の景。これらは本歌に和歌がしかれているように思うのだが・・・。 視覚と嗅覚の世界。「霞か雲か」で聴覚が加わる。鶯などの鳥が鳴きだすのだ。そしてなぜか朝や昼などの桜を讃えている。与謝野晶子「清水へ 祇園を過ぎる~」で宵の桜になり、夜桜は落語になるのだろうか。 落語に「七年目」「花見の仇討ち」「長屋の花見」その他があるが、みな、夜桜見物だ。明かりのない昔、松明でも使ったのだろうか。朧月の月明かりを頼りにしたのだろうか? 唱歌「さくら さくら」 作詞 未詳 原曲 近代箏曲さくら さくら 野山も里も 見渡すかぎり霞か雲か 朝日に匂うさくら さくら 花盛り(文部省唱歌昭和16年3月(ウタノホン(下))
2010.03.28
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100225(THU) 晴れ。 晴れていたが靄のような霞のような白いものが空に薄くかかっていたようだ。 よく渡る橋の上は風が出てきて、春一番が吹いたとかの話だ。橋の上は大抵は風が強いが、今日ほどの日はあまりない。そこへ鳥が飛んでいるのだけれど、鳥はこの風によく流されないものだと感心してみていた。 テレビの「刑事コロンボ」を見た。毎回思うのだが、これは編集しなおしてあるのだはないか。つまり、短くしてあるのではないか。NHKはそのあたりを詳しくしていないようだが、どうも不可解なところが毎回ある。 今回は、Yシャツの袖口のニンニクの臭いが一つ。もう一つはすりかえられた注射薬のアンプルが数本あるのにそれを鑑定にまわさないこと。この二つが結末に何の影響もしないことだ。 どうも不可解だ。
2010.02.25
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100215(MON) 小雨。 冷たい小雨が一日中降り続いた。外を歩いたとき小雨が降っていた。傘の用意がなかったけれどそれほど気にならない程度の距離を歩いたのだろう。気温は低く寒い。 バンクーバー・オリンピックでは日本選手も奮闘している。メダルこそまだだが、要はのびのびとプレーしていただくことだ。過剰な期待をメディアが煽るのはどうかと思う。 09年の日本のGDPが中国に抜かれなかったそうだ。10年は中国が日本を抜く公算が大だというのだ。 鉄鋼や造船はとうに抜かれているのだし、成長率にしても比較にならない。なんでこんなことを心配するんだろう。そのようなことは争わなくて良いではないか。 民主党の支持率が低下している。国民がそのように反応しているわけだ。メディアの煽りが幾分かはないとはいえない。しかし小沢幹事長は説明責任を果たしているとは思えないし、仕方ないだろう。
2010.02.15
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