大阪市住吉区・住之江区の学習塾『創心館』のブログ

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2014.09.07
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カテゴリ: 創心館の理念




今日も創心館では9 to 9です。

受験生を中心に朝の9時には塾に到着し、

今では静寂の中、自習をしてくれています。


静寂に包まれた自習環境というのは

ありそうでなかなかありません。


家では家族が何かしらの活動をしていますし、

図書館では人の行き来が気になります。

塾であってさえも、全員が集中モードに入っているような

静寂に包まれた自習環境を作るのは容易ではありません。


生徒が高校生ばかりならば

そういう環境は割と簡単にできるのですが、

中学生がそこに混ざるとなかなか難しいのが実情です。


例えば自習している最中に後ろの生徒に

「赤ペン貸して」と声をかける生徒がいます。


もちろんこちらは「しゃべるな」と言って注意します。

しかし、本人は「しゃべってないで、赤ペン借りようとしただけやもん」と言います。

結局、自分が悪いとは微塵も思っていないわけです。

「赤ペン貸して」と言って後ろの生徒に話しかけることによって

後ろの生徒、そして周りの生徒がどれほどの迷惑を被っているのかに気付けていないのです。


「赤ペン貸して」と後ろの生徒に話しかけたとき、

後ろの生徒は何をしていたか?


数学の難問に集中して取り組んでいたかもしれません。

そしてもう一歩のところで解法を導き出せたかもしれません。

それを突然の「赤ペン貸して」で中断させられてしまったのです。

その数学の難問が解けていれば、その生徒の中に新たな思考の枠組みが構築され、

入試当日、数学を武器として抜群の力を発揮したかもしれません。

それを突然の「赤ペン貸して」で遮られてしまったのです。


赤ペンを忘れるというのは完全なる自分の不注意でありながら、

他人の都合も考えず勝手気ままに話しかける、

その行動は非常に罪深いことなのです。


高校生くらいにもなると、そのあたりの分別がつくようになります。

たとえ上のような大げさなことを考えていないとしても、

単純に自分が集中しているときに声をかけられたら嫌だから自分も声をかけない

という理由で、むやみやたらに周りに声をかけることはしません。


しかし中学生はまだまだ子どもです。

自分を中心として世界は回っていると考えています。

あるいは、そこまで人の感情を忖度することができません。

だからこそ、中学生のいる自習室で静寂を保つことは非常に困難なのです。


自習できると謳っている塾はたくさんあります。

しかしその自習環境をどれだけ注意深く作り上げているか。

その自習環境がどれほど静寂に包まれているか。

創心館では常に自習環境を慎重に作り上げていきたいと思います。










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最終更新日  2014.09.07 10:09:16
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