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初夏の風がさわやかな連休ですよね。5月のキャラさんカレンダー、「若葉の小道の音楽会」です。いつものように、大きな絵を フリーページに置いておきます。見てくださいね。
2007年04月30日
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大切なものをなくしたときって、せつなくなってしまいますよね。先日テレビ番組で、荒俣宏さんが、「少年ケニヤ」について話していました。少年のころ、貸本屋で借りた「少年ケニヤ」に夢中になり、絵を描き写したくなったそうです。でも本を返す期限がきても返さなかったので、貸本屋さんが催促に来てしまいました。とっさになくしたと嘘をついたので、お母さんは苦しい家計の中、本の代金を弁償しました。荒俣少年はうそをついた手前、しかたなく本をこっそりどぶに流したんだそうです。そんなにも荒俣さんを熱中させた「少年ケニヤ」。実は私、持っているのです。 それも3冊も。(^^残念ながら創刊当時の表紙がボール紙のものではなく、1970年に出た復刻版ですが。。それでもかなり古いですよね。昨年の夏、実家の大掃除をしていたら、大判の画集や全集に混じって「少年ケニヤ」を発見。ほとんど新品同様のきれいな本でした。たぶんうちがまだ本屋をしていたころのものが、処分をまぬがれ残っていたんだと思います。「少年ケニヤ」といえば、山川惣治、作・画の有名な冒険物語。タイトルだけは知っていましたが、読んだことはなかったのです。さっそく貰って帰り、読み始めたら面白くてやめられません。コマ絵に物語のついた、今ではめずらしい形式の本です。アフリカのジャングルで、お父さんとはなればなれになったワタル少年が、お父さんを探しながら、ジャングルでたくましく成長していく話。荒唐無稽なんだけど、素朴な楽しさがあって、わくわくしちゃいます。こんな面白い本を、どぶに流さなければならなかったなんて・・・。そういう哀しいことって、どんなに大人になっても、忘れられないものですよね。
2007年04月13日
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