武田つとむファイナンシャルプランナー事務所 岩手 盛岡駅前

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2015/08/21
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カテゴリ: 貯蓄
業界(売る側)がする「投資教育」は、
現実は ただの「営業行為」。
(当たり前)

博打で確実に儲かるのは胴元だけ。
過去も現在も同じこと。
(当たり前)


自分の頭で考える生活設計。






『 ネット記事を読む 』
       ※消費者の視点。



確定拠出年金。

運営管理機関は、
コストの高い投信を採用してほしい
・・というのが本音。


2015/8/19 日本経済新聞
塚原哲さんという人のお話。


大手企業ではDC(確定拠出年金)も
定着のフェーズに入ってきた。

DCは本来、勤労者に有利な制度だが、
条件が整わなければ不利にもなり得る両刃の剣。

特に影響が大きいのは、
その企業で採用される投資信託のラインアップ
(元本確保型商品を除く)だ。

金融機関の窓口で販売している投信と
中身は同じでも、
別パッケージでDC専用の投信が用意されている。

これらは運用管理費用(コスト)[注1]が
2分の1から3分の1程度まで下げられており、
DC専用のインデックス投信を中心に
ラインアップを作ると、
コストを平均0.2%程度に抑えることも可能だ。


しかし、信託銀行、コーポレート銀行、証券会社、
保険会社といった運営管理機関には
「コストの高いアクティブ投信を採用してほしい」
という本音
があり、

一般的な勤労者も
「インデックス投信より
 アクティブ投信の方が収益面で勝る」
という思い込みが強い。


結果として、
アクティブ型を中心とするラインアップを採用
する企業が後を絶たないが、
残念ながら この時点でDC導入は失敗している。


なぜなら、DCで採用されているアクティブ型は
運用成績が振るわないことが多いからだ。

■インデックスに負けるアクティブ

複数の投信の中から1つを選択するのは
決して難しくはない。

過去の成績を見れば、将来的にどのような
値動きをするか、
その特性をある程度は予測できるからだ。

もちろん、
リターンは時期によりプラスにもマイナスにもなる。

だが、ブレの相対位置の変化は小さいので、
高精度で将来を予想できるのだ。

図1は投信を過去の成績から
ブレ(リスク)とリターンで並べたもの。
値動きのブレが小さく、リターンの大きい方が
手取りは増えるので、
グラフでは左上にいくほど良い投信と評価できる。


ここで、図の中の日本株式の投信を2つ比較してみたい。

(1)「年金インデックスファンド日本株式(TOPIX連動型)」
(2)「フィデリティ・日本成長株・ファンド」 だが、
両者を比べると (1)の方が運用成績は高く、
コストは0.18252%と非常に安価だ。


一方、 (2)のフィデリティ・日本成長株・ファンドは
アクティブ投信で、コストは1.6524%と(1)の9倍以上。


それが足かせとなってリターンは(1)に届かず、
ブレも大きいことがわかる。
すなわち、 (1)より(2)の方が手取りは少ない のだ。

(2)はフィデリティという有名ブランド、
他企業でも多く採用されているアクティブ投信、
運用期間も長いという3つの理由で 採用した企業が多い。

実際、 全国のほとんどの地方銀行でも採用されている。

企業のラインアップ選定過程で、
運営管理機関の営業が功を奏したからだが、
コストの高さが足かせとなり運用成績が
長く振るわずにいた。

同様に、筆者が講演してきた企業で採用されている
他のアクティブ投信も、そのほとんどが
インデックス投信に負けているのが実態だ。

■値動きの異なる投信を組み合わせる

収益率のブレは投信に固有のものだが、
複数の投信を組み合わせることによって抑えられる。

同じリターンならブレが小さい方が手取りは増えるが、
そのためにはなるべく値動きの異なる
複数の投信を組み合わせるのがポイントで、
その場合は異なるカテゴリーの投信を選ぶことが
必要になってくる。

表1では便宜的にA~F群とZ群(バランス型)の
計7つのカテゴリーに分けたが、
同じカテゴリーの投信は実際にも似たような
値動きをするので、
1つの群からは1つだけ選んでおけば十分だ。

理屈の上では、企業は
ラインアップとしてA~F群からそれぞれ1つずつ、
合計6つの投信を用意すればいいことが分かる。


自分で組み合わせるのが面倒だという勤労者も
いるので、バランス型投信を3種類
(株式の割合の低いものから順に
 債券重視型、標準型、株式重視型など)
追加したとしても、9つあれば十分だ。

しかしながら、
A群だけで6つも採用している企業もある。

企業側が運営管理機関の営業トークに従って
採用されたラインアップで、
インデックス型1つ、アクティブ型が5つという内訳だ。

■コスト高の投信に誘導する売り手

勤労者が
A群からインデックス投信を選ぶ確率は6分の1、
アクティブ投信を選ぶ確率は6分の5になる。


これは
コストの低いインデックス型を選ばせないために、
運営管理機関がアクティブ型を5つも追加した
という意図が見て取れる提案だ。


これではブレの抑制効果は期待できず、勤労者は
ただ 高いコストを支払い続けることになりかねない。

運営管理機関だけが常に利する構造で、
勤労者は どう運用するかの前段で
間接的に 運営管理機関に負けてしまっている のだ。


多くの企業に採用されてきた
(2)のフィデリティ・日本成長株・ファンドも、
インデックス投信に 負けてきた実態が
知られるところとなってきた。


そこで運営管理機関には 代替投信を採用 する
動きが見られ、
「分散投資コア戦略ファンドS(愛称: コアラップS )」
というアクティブ投信がにわかに脚光を浴びている。

日本や先進国の株式・債券に加え、新興国の
株式・債券やREIT、コモディティ、ヘッジファンドなどに
投資するファンド・オブ・ファンズ
(複数の投信を組み合わせた投信)だ。

表1では Z群に分類される投信だが、
コストが高く(1.2960%)、
インデックス投信と比較されにくいので好都合なのだ。


そもそも設定されたのが2013年3月と、
運用実績が短過ぎて他の投信と同じ条件で
比較・評価できるはずはないのだが、

運営管理機関の実施する投資教育の説明資料では、
ブレが小さくリターンが大きい場所に
故意に位置付けられる“一押し商品”だ。


■投資教育とは名ばかり

筆者は講演先の事業所で参加者の多くが
コアラップSを買っている実態を目の当たりにしているが、
果たしてパンフレット通りの成績が出なかったら
買い手の自己責任と言い切れるのだろうか。

行政の目が行き届かないこともあるが、
投資教育とは名ばかりの「営業」がはびこるのも、
売り手に中立性を求めることが難しいという
DCの世界の構造的な欠陥があるからだ。
       ※アクティブ投信がインデックス投信に
        負けていることは、周知の事実。

        博打をするときに最も注目するべきは、
        当然・・ 運用コスト(手数料)。

0.18% の商品があるのに、
7倍以上の・・1.29% なんて
        バカ高い商品を平気で選ぶ
        気持ちが分からない。

        顧問会員の1人が・・
        「DCはどこの銀行を
         選んだらいいんでしょうか?」
        なんて、のん気なことを言っていたが、
        DCは、銀行選びではない。
        だまされないように・・。

        彼らは・・あなたに、
        「投資教育」をしているのではない、
        先生のふりをして・・堂々と、
        「営業行為」をしているだけだ。

        自分の頭で考えよう。




教育という営業? ・・っと。



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最終更新日  2015/08/22 01:19:58 PM


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