ワインヲタ入門生のチラシの裏

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2019年04月23日
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カテゴリ: ポルトガルワイン
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と言う事で、今回から先日の 台所山猫さんでの和食と爽やかなワインの会 のワインです。先ずはポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデから。
ツイン・ヴァインズ・ヴィーニョ・ヴェルデ ​。生産者はジョゼ・マリア・ダ・フォンセカです。リスボンからさらに南の地にあるセトゥーバルのワイナリーで、1834年の創業。ずっと家族経営を続けていますが、自社畑の総面積は実に650haに上り、本拠セトゥーバルは勿論、アレンテージョ、ドウロ、ダン、そして今回のヴィーニョ・ヴェルデと5つの産地で34のブランドを手がける大きな生産者です。
セパージュはロウレイロ70%、トラジャドゥラ15%、ペデルナン10%、アルヴァリーニョ5%。価格は1200円程度です。

は淡い黄色。黄色感はゼロではありませんが薄いものです。

香り は開けたてはちょっとカヴァなどに感じることもあるマヨネーズ風味のおかきの様なニュアンスがありつつ、洋ナシや南国フルーツが出るといった所。それが、時間と共におかきっぽさはなりを潜め、抜栓時からあった洋ナシや南国フルーツっぽさに加えてライムやグレープフルーツ、スイーティなど黄色や緑の柑橘のニュアンスも現われよりフルーティに。また、白や黄色の花、蜜っぽさ、乾燥ハーブ、それに若干のヨードっぽさ?のような要素も出てきたでしょうか。

味わい はフルーティで果実味しっかり。やや辛口と感じる方もいたくらいです。しかし、そこは爽やかワインの代表格ヴィーニョ・ヴェルデ、明るい柑橘的な酸がその果実味の中にしっかり入ります。ボディもライトで、クリアーさやパリッと感のあるものとなっており、ヴィーニョ・ヴェルデらしく微発泡もしていることから、フレッシュでさっぱりした口当たりです。

会では、1品目のタイラギ貝と春野菜の柚子胡椒ソース和えのところで頂きました。
相性は手堅い感じで、タイラギ貝の甘みやしっかりした食感に、ワインの果実味や微発泡な口当たりがよく合いますし、そこに柚子胡椒のソースの塩味や旨み、若干の辛みと香りが加わると、果実味に加えて酸の明るさともよく馴染む感じに。野菜とも、やはりその甘味や食感にいいですね。
今回は試せませんでしたが、2品目のお造りにもよかったのではないかなと。特に、ヒラメがありましたがああいった白身の魚とも間違いなさそうです。

ジョゼ・マリア・ダ・フォンセカと言いますと、酒精強化のモスカテル・デ・セトゥーバルや、辛口赤白のペリキータなどのブランドは知っていましたが、ヴィーニョ・ヴェルデをやっているのは知りませんでした。
今回どうかなと試してみましたが、カザル・ガルシアなどより少しフルーティな印象が強いのは南方の生産者らしさなのかななんて思いつつも、さすがのまとまりだなとも感じさせてくれました。食事との相性も間違いなく、これからの季節に重宝するワインでしょう。


ツイン・ヴァインズ ヴィーニョ・ヴェルデ 750ml/ジョゼ・マリア・ダ・フォンセカ
楽天内でもいくつか取り扱いがあるようです。こちらのお店では1166円。暑い季節には冷蔵庫に常備したいワインです。

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最終更新日  2019年04月23日 22時33分23秒
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