2024年01月の記事
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春節の過ごし方：社会の意識が変化
夫婦が親と遠く離れて住んでいる場合、正月や夏休みなどにどちらの実家へ行くのでしょうか。 一家団欒が強調される春節に、実家への帰省は喜びでもあり、また悩みでもありまでした。 独身者の場合は、いつ結婚するのか、夫婦の場合は、いつ子供を作るのかなどとうるさく聞かれるので、帰りたくない人がたくさんいます。混んだ汽車に乗らずにのんびり過ごしたり、どこかへ観光に出かける方がよっぽどいいのです。 次は大学の社会学教授が書いた文章です。春節の夫婦別居、なにも悪いことはない 広州の李さんは結婚して6年、連続4回夫の実家に帰省し、うんざりだというニュースが話題になっている。それは多くの妻が似たような経験をし、共感を呼んでいるからだ。 夫婦で、特に子供のいる場合、春節に夫婦が分かれて過ごすと聞くと、適当でない感じがする。ずっと昔から春節には一家団欒するものだとされてきたからである。 妻が春節に一緒に帰りたくないというと、夫は「一緒に帰らないと、両親は、村人はどう思うだろう？ 事情を知らない人は我々の関係が悪く、離婚するのではと思うのではなかろうか。両親は高齢で、帰省は習慣だのになぜ受け入れられないのか？」 女性側からいえば、「一家団欒で夫の家に帰省するなら、私の両親はどうなるの、いつも我慢しなければならないの？ これは明らかに夫権制の名残だ」となる。 夫婦の間に愛情があり、両家の人々が情理をわきまえていれば、妻が自分の実家で春節を過ごしたいという気持ちを理解できるだろう。 子供がいれば、夫が子供を連れて帰省し、妻は一人で実家に帰省するのはどうだろう？ おかしく聞こえるかもしれないが、妻は普段いつもこどもと一緒でゆっくりする暇もないのだから、自由にのんびりと祝日を過ごせていいのではないかという意味である。 子供の勉強も、戸外の遊びも、食べ物の世話も普段は妻がほとんど担っているから、休みで仕事がない夫がたまに世話してもいいのではないか。子供のことがよく分かるよい機会になるはずだ。 次は春節とは関係がない時の記事ですが、中国も親戚関係などで社会の意識が変化しています。現代の人間関係を再検討すべき時代になった：若者は断親（親戚関係を断ち切る） 今の若者はどんどん親戚を訪問することを好まなくなり、春節に帰郷することを望まず、結婚式を避け、親戚との連絡方法さえも持っていない人も多い。 ２親等以内の親戚の対話や付き合いに懶惰で、疎かにし、避けることを社会学者は断親と呼ぶ。断親には、良いという説も悪いという説もあるから、特に批判するには当たらない。 血縁の観念が最も強い伝統社会でも、「遠い親戚より近くの他人」ということわざがあった。年代の違う人は親族関係の理解が異なり、断親を今の若者の自我意識の高まりと見ても構わないし、現代の人間関係の見直しと見てもよい。
2024年01月30日
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最近の就職、大学教育などに関する話題
春節も近づき、昨日から「春運」と呼ばれる特別ダイヤが始まりました。今中国では内需拡大が至上命題ですから、国内旅行をしっかりやろうと老人にも旅行を呼びかけています。 日本の経済代表団の訪中について、中国では25日に李強総理と会見し、経済合作を拡大するなどと発表しましたが、日本側が提起した駐在員の逮捕などの問題は全く報道されませんでした。 最近の中国の若者の就職状況は厳しく、就職を増やすための色々な支援が行われています。青年の就職訓練キャンプを実施 「どんな仕事を探せばいいのか分からない」「履歴書をたくさん出したがダメだった」「面接でどう説明すればいいか分からなかった」、これらは記者が卒業生からよく聞いた言葉だった。仕事が見つからないのは、能力不足だけではなく、求職の技巧がない場合もある。 年明け早々、豊台区は青年の就職訓練キャンプを開催し、就職チャンスの発掘、履歴書の作成、面接スキルの向上、就職活動の権利・利益の保護などについて教えた。「最も説得力があるのは数字だから、面接では自分の経験や能力もできるだけ数字を使って説明しなさい」・・・ 3日間の受講で、参加者は非常に多くを得た。これまでの求職で挫折した人は、自分の問題が何かが分かった。キャンプの最終日には、何人かの企業責任者が実際に近い模擬面接を行った。 その後、受講生は実際の求人面接を受けたが、彼らは堂々と面接を受け、多くが内定を得た。 企業が大学に実際の設備を供与して、実戦むけの学生を育成する例は各国であります。企業と大学が連携、学生は片足を大学、片足を企業におき、順調に就職 上海応用技術大学の情報・知能学院発展論壇が開かれ、華為、百度などの企業と全国の大学、研究所の学者、専門家が集まりAI人材育成、産学融合などを論じた。 同学院は多くの企業と長期的、安定的合作関係を持ち、共同で実際の問題を解決し、学生の課題解決能力を高め、人材育成、技術創新、企業サービス、学生の創新を一体とした合作を行っている。このため卒業前から企業に求められる学生が多い。 日本では博士課程への進学が減っていますが、外国では熱心に進めています。教育部：10万人以上が博士学位取得、2割以上の新卒博士が企業に就職 教育部は、博士学位獲得者は10万人を突破、内7.52万人は博士課程の新卒者だったと発表した。8月末時点、新卒者の40％未満が大学や研究機関に就職を決め、20％以上は企業に就職した。 博士卒業生の企業への就職は3年連続で増加したが、先進国に及ばない。だが今後社会の高レベル人材への需要は増加し、多様化するので、学術博士の育成と共に、専門職博士の育成強化も進む。 2022年の改定で、学位の種類が豊富になり、気象、文物などの専門が作られ、公衆衛生の学位も博士課程に設置され、種類が177％増加した。2022年に博士の募集規模は5年前の8倍になった。 継続教育学院というのは成人に教育する組織ですが、学費滞納も多いのかもしれません。大学が数千人の学生を退学させたのか 最近、湖南省の湘潭大学が発表したという文書「2263人の学生の退学処理決定」がネットに流れ、「大学に合格するよりも大学で勉強を継続する方が難しいのか？」など議論が起きた。 同大学の継続教育学院は「全て成人教育学生で、規定年限内に卒業条件に達しなかったので2236人を退学処理にし、その公示文書がネットに流された。最も古い学生は2006年3月入学だった」 他の多くの大学も継続教育学院が退学公告を出しているが、修士、博士の学生が、学習期限をオーバーしたとして退学させられた事例もある。 2023年12月19日、教育部は、学業に関する早期警戒と退学の仕組みを整備し、学び続けるのに適さない大学院生は適時に退学させ、大学院教育の質を確保することを明確にした。 日本の教育はみんな平等が原則ですが、中国は伸びる人をうんと伸ばすを徹底します。東城区は一流創新人材の一貫育成を探索する 東城区教委の周主任は、大中小を一貫した創新人材育成モデルの探索をし、一流の創新人材の早期育成を図ると発表した。 そのためにピラミッド型の育成システムを作り、学生全体に適切なカリキュラムを提供するとともに、潜在能力のある学生には創新人材育成カリキュラムを設け、特別の学生の訓練を試行する。 また同時に北京青少年創新学院の東城分院を作り、より多くの学校内外のリソースを連携し、また創新人材育成のシンクタンクを構築する。
2024年01月27日
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困った人を助けたり、社会の役に立つ立派な人々
日本にももちろん立派な人はたくさんいて、名前を出さない人もおられます。中国は「見義勇為」という言葉が好きで、「義を見てせざるは勇無きなり」を実践した人を表彰したり、大きく報道します。 今は個人が団地などにそれぞれに住んでいますが、昔は会社や役所などの職場を「単位」と呼び、単位ごとに宿舎があり、従業員家族は一緒に住み、密接なつながりがありましたが、今は単位がなくなり、住民の高齢化が進んでいます。70歳の朱さんは、十年一日のごとく、退職同僚の世話をする 楊浦区の元上海電力大学の家族区の住民はほとんどが年配教職員である。70歳の朱恵群は15年前に退職した時に退職者管理委員会のリーダーとなり、50人以上の同僚の架け橋になり、近所の2人の隣人を親類のように支えてきた。 11年前、退職教師の張さんが倒れた時に、居民委員会から朱さんに電話があり、張さんを連れて病院へ行った。その時張さんは78歳、それ以来彼女の保護者になり、10年以上になる。 張さんは今は近くの敬老院にいるが、朱さんはよく出かけては、おしゃべりをしたり、髪をとかしたりし、帰る時にはいつも「次はいつ来てくれるの？」と聞かれる。 敬老院の人は、「多くの看護人を見たが、朱さんのような人はいない。病気や日常の飲食の気遣いまで本当にすばらしい。胃のチューブ交換の時は、病院まで付き添ってくれる」 こんな寒い時に服のまま川に飛び込んで人を助けるのはすごいですが、私にはできません。40年来最も寒い日に、生死不明の落水者を川に飛び込んで救助 12月の末、上海閔行区の道路を走っていたケンタッキーの配送員の若者楊金全は、人だかりができ、河に人が浮いているのをみた。人々はもう助からないだろうと言っていたが、水泳に自信があった彼はすぐに飛び込んだ。 みんなの助けで女性を岸に時に引き上げた時には警察と女性の家族が到着し、病院へ送った。彼は自宅が近かったので、着替えをするとすぐに出前の仕事を続けた。その後警察から女性は助かったと連絡を受けた。 女性は夫婦喧嘩のせいで一気に川に飛び込んだが、その後警察の調停で夫婦のトラブルは解消したという。立派な行為を奨励するために、鎮政府は彼を「最もすばらしい閔行人」の称号を、警察は見義勇為の栄誉を申請した。 次はアメリカで博士号までとったのに、浮浪者になった人の話で、何があったのか分かりませんが、ドラマになりそうな話です。復旦大学という一流大学卒だから話題になりますが、彼が中国に戻れたとして、適応できるでしょうか？復旦大学を卒業した流浪の博士：校友会はすでに支援グループを成立 「中国人博士がニューヨークの街を16年間流浪」という動画に広く注目が集まった。復旦大学米国校友会は、男性は孫という姓の復旦大学の校友だと確認したと発表した。 彼は復旦大学を卒業、アメリカで物理学の修士、博士を獲得し、その後ウォール街でコンピュータ関係の仕事を2年足らずしたが、今は決まった住所がなく、寒くなると地下鉄駅で夜を過ごす。 1月6日に復旦大学米国校友会は、「孫校友支援の進展状況」を発表した。すぐに孫校友支援グループができ、古い同級生など200人あまりが参加、支援活動を開始し、臨時の住所を提供した。 孫博士が米国籍を持っていれば、アメリカの当地政府と帰国について話し合い、もし国籍を証明するものがなければ、ニューヨーク総領事館に状況を説明し、解決方法を求めることにしている。 最後は大学での仕事を捨てて、親に反対されながらゴミ分類の仕事を始めた女性の話です。ゴミ分類で成果を上げたと書いていますが、中国でのゴミ分類はそれほど進んではいません。もう一度改めて取り上げます。「汚い環境に文句を言うよりは、何かした方がいい」 ゴミ分類に取り組んだ女性博士 かつては大学で15年間働いた法学博士の唐莹莹が大勢が見守る中、しゃがんで村人の家のゴミの山から手で一つ一つゴミを分類した。これは2016年の昌平区辛庄村の光景で、今ではこの小村から始まったゴミ分類モデルは全市の至る所で開花している。
2024年01月24日
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国をあげて科学技術の創新、発展、人材育成を進め、多くの成果
春節の帰省などの移動を、今年は90億人回と予測しています。3月の全国両会を前に、各地の両会の記事も増えました。世界経済が低迷する中、中国はGDP5.2％増とすばらしいとの報道があります。台湾総統選挙については、民進党は党内の意見を代表していないとの一言でした。 中国がアメリカとの競争に勝つには科学技術力の強化しかありませんから、必死のように見えます。懐柔は、北京北部の区で、各種巨大施設が建設されているサイエンスシティです。懐柔科学城：建設を続けながら、重大な科技成果の産出が加速 懐柔科学城では2017年以来、多くの建設を続けながら、成果も出ている。昨年は112項目の建設が行われ、160億元の投資を年度目標を前倒しで達成し、200以上の成果を出した。 北京大学は重量2.17グラムのマイクロ三光子顕微鏡を開発し、初めて生きたマウスの大脳の全皮層と海馬ニューロンの機能をイメージングし、神経メカニズムの新しい研究法を作った。 これは懐柔科学城の最先端の成果の一つであるが、これまですでに200以上の成果を発表している。他に地球システムシミュレーター、極端条件総合実験装置などが完成している。後顧の憂いを解決して、人才を集める 科学都市には巨大科学装置だけでは十分でなく、世界中から各種人材を引き付ける必要がある。 懐柔科学城は科学研究者の居住、食事、子女の入学などの後顧の憂いを解決した。 国家先端科学機器産業モデル区には、高級機器やセンサーの企業やグループが300近く集まり、ナノメートル圧電モータ、超高真空走査プローブ顕微鏡などの革新的製品を生み出している。 中国の面白いところは、何度も書きましたが、各地方の競争が激しいところです。脳の研究に関する成果を発表：1000億級のニューロンを持つデジタルツインの脳など 上海市の脳に関する研究の重要な成果が発表され、多くのフロンティア科技成果が実験室から、科学者に開放され、実際の応用が始まった。●脳知能理論とアルゴリズム分野：世界初の1000億級のニューロンを持つデジタルツインプラットフォームで機能をシミュレーションし、うつ病、精神分裂症、自閉症、パーキンソン病などの予測と治療の研究をし、我国の人工知能の創新のプラットフォームとする。● 知能ロボット分野：世界初のマルチモーダル制御 マルチモーダル情報の融合などの重要技術を開発し、ロボットが未知の環境で自主的に移動したり、マンマシンの協同ができるようにロボットの脳の意識空間の構造化知識理論を構築した。●自動運転分野：世界初のAIビッグモデルに基づく「車・道路・クラウド一体化」システム3.0 自動運転が感知から認知へ、共同意思決定し、道路情報のシミュレーションとモデルトレーニングを行い、各種指標は世界のトップレベルにある。 研究者のやる気を引き出すには、研究資金や栄誉を与えることが不可欠です。2024年の科学探索賞の申請開始、受賞者には5年間で300万元の資金を援助 国内で最高額の青年科技人材資金援助計画である科学探索賞の申請が1月1日から始まった。 2024年には、数学物理学、化学新材料、天文と地学、生命科学、医学科学、情報電子、エネルギー環境、先進製造、交通・建築、フロンティア交叉の10領域を設置する。 今年の受賞者は50人以下、各受賞者は5年間に合計300万元を受取り、自由に使用できる。申請者は博士号を持ち、中国本土または香港、マカオでフルタイムで働く人で、国籍は問わない。国家技術者賞を授与 本日、「国家技術者賞」の表彰大会が人民大会堂で行われ、81人に「国家卓越技術者」、50グループに「国家卓越技術者グループ」の称号が授与された。党中央と国務院が、今年初めて「国家技術者賞」の表彰を始め、多くの技術者が新時代に奮進するのを激励した。 次は昨年末の記事ですが、華人だけの学術会議があることを初めて知りました。世界華人数学家連盟の年次大会が復旦大学で開幕、世界のトップ級数学家が集合 世界華人数学家連盟の2023年の年次大会が復旦大学で開幕した。500人以上が集まり、純粋数学、応用数学、学際分野について議論した。国際数学界における華人数学家の影響力を高める。 この日、基礎数学、AIやバイオなどの学際応用などの領域で難題や現実の課題に取り組む上海数学学際研究院が発足した。高レベルの基礎研究、人材育成を行う国際研究プラットフォームとなる。 具体的な成果もたくさん生まれているようで、特許も増えました。世界初！ 国内の有効な発明特許が400万件突破 2023年末、国内（香港、マカオ、台湾を除く）の発明特許件数が前年より22.4％増の401.5万件に達し、世界で初めて400万件を突破した。この中には価値の高いものが4割以上あり、名実ともに知的財産権大国になった。中国が「智造」した高級医療機器が海外の高級市場に参入 バイオ医薬は上海の三大先導産業の一つで、嘉定区で聯影工業区の建設が進む。聯影集団は高級医療機器業界のリーディングカンパニーで、すでに180以上の高級医療機器を出し、世界初、中国初のものが少なくない。 世界初の全身臨床超高磁場5.0Tの核磁気共鳴装置、世界初の2ｍPET-CT、世界初の75cm超大口径3.0T磁気共鳴装置、世界初の一体型CT-linac・・・などがあり、国内はもちろん、米日欧などの多くの国に入った。 以上は私の目についた一部で、他にもたくさんの記事があります。
2024年01月20日
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ｅスポーツが活況：若者の新しい就職先も増やす
世界中でeスポーツが活況ですが、中国もずいぶん力を入れています。最初はだいぶん前の北京の記事ですが、上海とか他の都市でも力を入れています。その内に巨額の金が動くのでしょうね。北京にeスポーツの新たなランドマークが誕生 北京eスポーツセンターでは、チームが激闘し、まばゆいばかりのライトと多くの高精細の大スクリーンが観衆をファンタジーの世界に引き込み、没入感を与える。 北京唯一のeスポーツ専門競技場として、ここはeスポーツ愛好者の楽園であるだけでなく、多くの市民がトレンディな生活を体験するために立ち寄るべき場所になった。 ここは北京日報社の古い印刷工場を改造更新して建設したものである。古い建物の枠組みが残され、歴史と新経済、新科技の出会いで、古い工場が新しい命を持つに至った。 戸外にある超高精細LED大スクリーンは、北京最大の裸眼３Dスクリーンで、面積は852平米あり、室内のスクリーンと連動しており、戸外でも競技を見ることができる。 私もeスポーツをほとんど知りませんが、プロになるのはきっと難しいのでしょうね。次は昨秋の杭州アジア大会のころの記事です。eスポーツが人気だが、プロとネットゲーマーは全く違うことに注意 中国eスポーツ国家チームは、杭州アジア大会のeスポーツ競技のコーチと選手の名簿を発表した。27人のコーチから3人が、125人の選手から31人が選抜された。 eスポーツにはずっと議論があり、現在でも社会の認識度は高くない。多くの親は子供をその道に進まそうとは思わない。eスポーツとネットゲームの違いを理解させるのは容易でない。 プロのeスポーツと娯楽のゲームは全く異なり、普通のゲーマーがプロの選手になれる訳ではない。サッカークラブが学生選手を採用せず、専門に訓練するのと同じで、この点からもeスポーツは他のスポーツと共通点がある。 若者がゲームに溺れるのは、余りに多くの時間と精力をつぎ込み、生活の優先順位が分からないからで、問題はゲームにあるというより、自己管理、親の監督などに注目すべきなのである。 eスポーツへの関心が高まると、市場価値も高まるが、わずかなトップ級の人しか成功しない。普通のゲーマーがプロに向かっても、淘汰される率は非常に高く、これも他のスポーツと同じである。天賦の才能が必要で、多くの人は観客になる方が気楽だ。 「遊戯陪玩」をゲームコンパニオンと訳しましたが、ゲームが上手で、ゲームの相手をしてくれる人のことのようです。日本にもこんな職業はあるのでしょうか。ゲームコンパニオンが新しい職業に デジタル経済においてゲームはより重要になり、ゲーム産業の技術価値、文化価値などを深掘りすることは、ゲーム業界の健康な発展と、デジタル経済の成長に役立つ。 ゲームコンパニオンはゲーム産業の下流の要であり、すでに140億元の市場規模がある。これはゲームサービスの向上を促し、青年の新しい就職先となりうる。 ゲーム業界は新興産業として一般の理解を得ようとしてきた。欧州議会はゲーム産業の発展を重視する決議をし、長期的な発展戦略を作り、スタートアップ企業の発展の支持を呼びかけた。 中国通信工業協会が発表した「ゲームコンパニオングループ標準公告」は、正式の職業と規定し、昨年5月に「ゲームサービス師」の最終審議をし、参入条件、訓練、監督などを明確にした。 これは青年の就職の新しい選択肢となり、柔軟な就業、質の高い就業の面で重要になり、目下、従業者は100万人以上となり、兼職者で月収は3000元以上となったと言われる。 陳さんはここ半年、ゲームコンパニオンとして毎日平均4時間程度働き、月収は3000元以上だという。「地方ではこれはいい収入で、好きなことと仕事が両立でき、友達に羨ましがられている」
2024年01月17日
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インドが中国企業を攻撃：中国はインドに公平、公正、透明なビジネス環境を求める
中国とインドは国境問題を抱えており、以前から小さな衝突はよく起きていましたが、インドの人口が中国を超え、インドへの海外からの投資も増え、経済面の競争も激化しています。 1月10日にはインド洋の島国モルディブの大統領が北京を訪問、協力関係の強化で一致し、友好国だったインドを牽制しました。また欧州との間にもっと「橋」が必要と呼びかけています。 でも中国は国益に関することには強硬で、つい最近も海警局の艦隊が、釣魚島という中国の領土を守るために巡視したと、しっかりやっていることを国内向けに報道しました。 中国外交部は25日、中国のvivo公司のインド会社の従業員2人が逮捕されたことに関し、中国政府は中国企業が合法的権益を守ることを断固として支持するとの声明を出した。 インド側が中印経済貿易協力のウィンウィンの本質を理解し、中国企業がインドに投資、経営する場合に公平、公正、透明なビジネス環境を提供するよう促すと表明した。 インドは先日、マネーロンダリングを理由に突然インド会社の高官2人を逮捕した。インドは10月以来、vivo印度会社に少なくとも3回手を出したことになる。 中印国境で衝突が起きて以来、インドはインドにある中国のスマホメーカーへの税務調査を強化し、各種の理由をつけて中国企業の口座を凍結して、資金を差押えた。 2022年1月、インドは小米のインド公司が外国へ違法に送金し、インドの外国為替管理法に違反したとして、65.3億ルピー（5.58億元）の罰金を科し、また小米の資産7.25億ドルを凍結した。 2022年2月、インドは脱税容疑で華為のオフィスを捜索し、その後華為をインドの５Gのテストのリストから外した。 復旦大学南アジア研究センターの林副主任は、インドの動きは明らかに中国のスマホ企業を狙ったもので、現在の地政学的状況に関連し、またインドのスマホ企業が市場で競争優位になることを狙っているという。 過去数年、中国のスマホはインド市場の3分の2のシェアがあったが、近年急速にシェアを落とし、韓国の三星に追い抜かれた。しかし三星も順調ではなく、今年初めに2.12億ドルの脱税で告発された。 それとは対照的にインドのモディ首相は国産スマホを支持し、目下、インドのスマホは年産3億台に達し、中国に次ぐ世界第二のスマホ生産国になった。10年前には中国からスマホを毎年1.8億台輸入していたのに。 インドの関係部門は、中国スマホメーカーに当地にサプライチェーンを構築し、特に高い技術を必要とする部品は当地で生産し、スマホのインド会社の高官はインド人が担当するよう要求している。 これまでは、日本や欧米企業に技術移転を求めた中国がこんなことを言うようになりました。 欧米、日韓企業もインド市場で様々な困難にあったが、最近は明らかに中国企業が狙われている。中国のスマホ企業は大規模な産業チェーンをインドに導入し、産業を大きく発展させた。だが『メイドインインド』推進に力を入れ、様々な行政手段で外資を抑制している。
2024年01月14日
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小中学生に関係した話題いくつか：休み時間の過ごし方、昼寝など
どういうわけか、最近急に学校での授業時間の間の休み時間が話題になっています。授業が延びて休み時間が短くなるとか、教師が不慮の事故を心配して子供を外に出さないなどが問題です。小中学校で子供が休み時間に教室に閉じ込められている問題をどう解決するか 「小中学生がトイレへ行く時間さえない」ことが話題になっている。授業時間の間の10分間の休みが取り上げられ、活発な子供が休み時間に教室に閉じ込められる問題をどう解決すべきか？ 義務教育、特に小学校では安全面を考慮して、トイレ以外できるだけ休み時間に教室から出さないようにしている。確かに問題が起きることがあり、問題が起きると父兄が文句を言う。 学校は事故を防ぐだけでなく、生徒の健康な成長のために、合理的なやり方をとる必要がある。１．10分間の休みはトイレの時間だけでなく、子供の社交の時間でもある。２．教室で遊べるお手玉、縄跳びなど昔の遊びを教えれば、ゲームを軽減できるかもしれない。３．教師は事故を恐れ、学校はトラブルを恐れ、子供を教室に閉じ込めるので、父兄会とよく協議する必要がある。 それぞれの学校ごとにこの問題に工夫をこらしています。休み時間が短い、外は寒い：それでも工夫して運動させる 上海市は小中学生の体力、健康を高める方案を発表し、子供たちが体を動かすことを奨励した。寒暖、休憩時間が短い、狭い、運動で怪我するなどは、閉じ込める理由にはならない。 黄埔区の第二小学校分校は遊び場も教室も小さいが、授業が終わると運動場はすぐに子供が一杯になり、天気が悪いと、廊下を走ったり、壁にチョークで落書きをしたり、賑やかだ。 取材時は寒く、雨も降っていたが、授業終了のベルが鳴り、教師が保護マットを敷くと、子供たちは順番に壁を登り始め、笑い声があふれた。天気がよい時はもちろん運動場へ出る。 次は長い記事でしたが、校長のリーダーシップで、学校と父兄の関係がよくなったということです、その中に、昼休みの過ごし方が出ていたので、ごく簡単に紹介します。小学校長が父兄に向けて電話とメールのホットラインを開設し、トラブル減少 上海の小学校の校長の顧さんは、校長室の電話番号と個人のメールアドレスを父兄に公開し、父兄から連絡された問題と対処方法をデータベース化し、全教員が共有するようにしたので、学校と父兄の関係が非常によくなった。 「消えた10分の休憩時間」の問題も父兄から提起され、学校は検討して廊下の改善策を作った。「次の学期には廊下がミニ運動空間になり、子供たちに喜びをもたらすでしょう」 以前、学校で昼寝をするための工夫をしていることを紹介しましたが、今も続いています。小学生の昼寝、簡単な操作で机と椅子をベッドに変身 教育部が状況に応じて生徒の昼休みの条件の改善を通達したので、学校が対応を研究している。 昼休みに横になって眠るには、学校に一定の広さが必要であるが、新型の机と椅子を採用したり、教室で横になれるよう様々な工夫したり、各地で色々な取組みがある。 泉州市の一部小学校は今年から、椅子の背もたれを旋回するとベッドに変形する新しい机と椅子を導入した。身長に合わせて傾斜を変えられ、自分の枕や布団を準備している子供もいる。 鄭州市の龍騰小学校は2020年にでき、目下、1-4年生しかいない。それで5-6年生の教室を昼寝室に改造し、防湿マット、布団、枕などを用意して、横たわって昼寝できるようにしている。 昼寝は地方の学校でも進んでいる。湖南省茶山鎮の梅霞小学校の生徒の多くは父母が出稼ぎに出ている。場所もお金もないが、公益法人から折り畳みベッドの寄贈を受け、昼寝できるようにした。 少し前に負担が過重で自殺した先生の話を書きましたが、今日はひどい教師の話です。こんな場合、日本では死刑になるでしょうか。長期間、何度も多くの中学生に強かん、わいせつを働いた教師を死刑 湖南省邵陽市の中級法院は、児童にわいせつ、強かんを働いた犯人を死刑執行したと発表した。1963年生まれの中学教師で、教室、宿舎、自宅などで暴力、脅しで女子学生を長期に強かんし、3人が精神病になり、内1人が自殺、2人が自傷した。 当地の初級、中級法院が死刑判決し、最高法院が死刑を批准し、12月1日に死刑に処した。
2024年01月10日
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婚前契約は、婚姻を保護する上で効果があるのだろうか
結婚後に色々なトラブルが起きることはよくあり、中国では結婚前にトラブルに備えて、契約を結ぶようですが、日本ではあまり聞きません。中国ではそんなに多いわけではないでしょう。 「婚前契約」を聞いたことのある中国人は非常に多い。未婚の2396人を調査すると、50.1％は「契約する」「契約する予定」と答えた。2010年の調査ではこの比率は約10％だった。 婚前契約には、財産関係と、例えば、親との同居、子供の数、同じ寝室で寝るかどうか（いびき）などがあるが、結婚前と結婚中の財産の帰属、父母の遺産の相続など、財産関係が多い。 ある弁護士が示した例では、もし浮気して、証拠があれば3万元を支払うと契約した。離婚後、女性が30枚以上の証拠を出して、100万元以上を請求したが、裁判で認められなかった。男は解雇され、収入がなかったからである。支払い能力がなければ、契約に意味はない。 婚前契約は、公序良俗に反したり、人の権利を制限するものは無効である。例えば、「離婚を言い出せば、子供の扶養の権利を失う」などの約束は無効になる。法律は結婚の自由を認め、そこには離婚も含まれるからである。 そうすると婚前契約は役立たないように見えるが、そうでもない。例えば、双方がそれぞれの親の財産権を継承すると決めておけば、共同財産として処理しなくてすむ。 「上海の一人娘が2億元の遺産を相続すると、離婚訴訟が起こされた」とのニュースがあった。妻の父母が交通事故で亡くなると、夫が離婚を請求し、遺産の分割を要求した。法律の規定では、遺産は夫婦の共同財産となり、夫は簡単に遺産分割を受けられる。 これを避けるには、父母が事前に遺言書を作って、自分の子供が単独で遺産を継承すると明確にするか、婚前契約で、父母の財産はそれぞれの子供が継承すると決めておくことである。 「道徳はあてにならず、自分の利益を追求することは恥ずかしいことではない」、二人の家庭背景が大きく違う時に、婚前契約を結ぶことは、トラブルを未然に減らすことになりうる。 北京や上海など大都市の戸籍をとるのはきわめて困難ですが、次は婚前契約で子供の戸籍を取ろうとして失敗した例です。この例は法律違反にもなるのではないでしょうか。30歳の妊娠9ヶ月の女性が上海の60代の男性と結婚し、子供の戸籍登録をしようとしたが失敗 30過ぎの女性李さんは、仲人の呉さんの紹介で60過ぎの楊さんと結婚した。 不思議なことに、李さんは結婚前に契約を結んだが、相手は仲人の呉さんだった。子供が生まれた場合、子供の戸籍を上海にできれば、13万元を払うと約束した。李さんの狙いは夫を見つけることではなく、お腹の子供に上海戸籍を持たせることだったのだ。 呉さんは既婚なので、独身の楊さんを見つけ、自分は仲人となり、李さんと楊さんの偽装結婚をさせた。出産後に楊さんとは離婚することにし、李さんは呉さんに半金の6.5万元を渡した。 これで子供は上海戸籍がとれるはずだったが、戸籍係が夫婦の年齢が離れていたことから、戸籍登録するには親子鑑定が必要だと言い出したので、子供の戸籍取得は失敗に終わった。 李さんは呉さんに65000元の返還を求めたが拒絶された。李さんも、呉さんの苦労賃は認めたが、一文も返さないことには納得できず、裁判を起こし、法廷は被告に65000元の返還を命じた。 近年、家の購入、戸籍のために、偽装結婚や離婚が珍しくなく、それに伴うトラブルも続出している。違法なやり方は、法律の保護を受けられないので、不当な利益を得ようとしないことだ。
2024年01月07日
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新しい年を迎えましたが・・・
世界では無益な争いが続く中、元旦には大地震、昨日は航空機事故と悲惨な事態が続き、苦難の年になりそうで、すなおに「おめでとうございます」と言えません。中国でも大地震が大きく報道されましたが、原発の燃料プールの水があふれたことを強調しています。 中国では大晦日に各地がひどい大気汚染に見舞われ、上海ディズニーランドでは年越しの花火が取り消されました。子供や老人には外出を控える通知が出されたところもありました。でも各地の人出は多く、消費もすごく伸びたと報道されました。 重要な節目には習近平さんの講話が欠かせません。習主席が2024年の新年のメッセージを発表：さらに教育に力を入れ、科技を振興し、人材を育てる■我々の目標は壮大であり、かつシンプルで、結局のところ庶民の生活をよくすることである。■子供の養育と教育、若者の就職と成長、老人の医療は、家庭の問題であり、国家の大事でもある、みんなが協力してうまくやる必要がある。 日中関係が冷え込んでいる中、日中友好を進めるための訪中団がありました。東京の日中友好議員連盟の代表団が訪中、中国の本当の顔を理解し、持ち帰りたい 年末に東京日中友好議員連盟協議会の一行20人余りが北京を訪問した。中国への知識と理解を深めるために、首鋼園、中関村の科技園展示センター、医療健康企業の納通科技集団、国家大劇場を訪問し、中国社会科学院の専門家と意見交換をした。 同連盟は2017年に設立された都内の各級議会の超党派日中友好議員の組織で、さらに日中友好を進めるのが趣旨である。今回は北京市人民対外友好協会の招待を受けて4年ぶりに訪問した。 10数回訪問したメンバーは、「中国の変化には躍動感があるが、日本では理解されていないので、シリコンバレーだけでなく、ハイテク企業が集積した中関村などがあることを知らせたい」 日中友好45周年に、日中関係はあまり友好的でないことを、日本の議員らは憂慮している。「戦略互恵関係を再構築する必要がある」「中国を脅威と見るよりも、中国と友情を結ぶことが大切だ。両国が軍事領域でもっと対面の交流を持ち、疎隔をなくして欲しい」 「日本の若者はソウルで遊ぶが、北京も遠くはない。彼らが中国を余り知らないのは、情報がほとんど政治方面で、文化方面の楽しい話題が少ないからだ。民間の文化交流を重視すべきだ」 中国ではスマホによる料金支払いが非常に進んでいて、釣り銭などの手間がかかる現金払いを認めない店も出ており、特に老人などは困っています。人民元の受け取り拒否を是正する作業を積極的に推進 「おばさん、店で現金の受け取り拒否をされたことはありますか？ もしあればここに電話して下さい」、陸家嘴の食堂の入口で上海農商銀行の係員が食事に来た住民に宣伝した。 上海では現金の受け取り拒否を是正する措置を11月から取っており、この周辺には老人が多く、現金払いの率が高いので、現金拒否は違法だとのチラシ、ニセ札防止のパンフレットなどの冊子を準備した。 人民銀行上海本部は、商業銀行に現金の収入支出の調査を指導し、また小銭不足などの状況にならないよう指導した。浦発銀行では老人や外国人のために紙幣交換の専用窓口を設置した。
2024年01月03日
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