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知人に誘われて、「門戸寄席」に行く。演者は笑福亭銀瓶師匠。演目は「百年目」。米朝師匠で何度も聞いた大作であり、傑作。 門戸寄席は、阪急・門戸厄神の近くの落語の定席。こんなところにこんなものがあるとは初めて知った。小学校の先生が退職後、地域の交流の場になればという思いで作られたという。篤志家である。 知人から、銀瓶師匠の『子弟』を紹介される。『子弟』を読み終えてから、「百年目」と合わせて再度紹介したい。
2023.01.21
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加賀乙彦さんが亡くなっていた。「宣告」などの小説で知られる作家で精神科医の加賀乙彦(かが・おとひこ、本名小木貞孝=こぎ・さだたか)さんが12日、老衰のため死去したことが17日分かった。93歳。東京都出身。葬儀は近親者で行った。陸軍幼年学校在学中に敗戦を迎え、戦後、東京大医学部を卒業。東京拘置所医務部技官などを経て、1967年に「フランドルの冬」を刊行した。 死刑囚の心理を描き、信仰と人間の救済を見つめた「宣告」で日本文学大賞、「帰らざる夏」で谷崎潤一郎賞、自伝的な大河小説「永遠の都」で芸術選奨文部大臣賞を受賞。日本ペンクラブ副会長などを務めた。日本芸術院会員、文化功労者。ここまで、共同通信社。 『宣告』を読んで、緻密かつ濃密な文章に引き付けられた。『帰らざる夏』も読んだのだが、精神科医としての小木貞孝さんが執筆したドストエフスキーの『罪と罰』の中のラスコーリニコフが金貸しの老婆を殺害する前の奇妙な脱力感についての説明など、実に説得力があった。 古本屋で、『宣告』が、10円という価格で売りに出されているのに出会ったときは何とも言えない感情がわいてきた。私にあれほどの感動を与えてくれた作品が10円!!怒りというか、悲しみというか、今の世の中で「本」がどんな位置に置かれているかについての脱力感というか。 のちに、明石から西宮に引っ越すとき、自分の本の処分に困った。明石の家は、私にとっては、本の収納を考え、妻にとってはシステムキッチンに重点を置いた設計にしてもらった。二階にも書庫を作ったので、特に基礎工事はしっかりやってくださいと注文を付けたことを思い出す。 西宮の住まいは、コンパクトなだけに本を置く場所は限られている。結局、何とかおけるだろうという本を短時間で適当に選んで、あとはすべて業者に処分してもらった。一々本を選んでいたら、何日も何週間もかかったと思う。 図書館に寄贈できるような貴重な本はない。古本屋が引き取ってくれたのは数冊のグラフ雑誌だけだった。 今、読みたい本はたくさんある。三年生の日本史のテストは終わり、採点も終わった。あとは、一年生の歴史総合の授業。そのテストが終わり、採点、評価を付けたらそれですべての仕事は終わる。並行して作成してきたプリント類はすべて「燃やせるごみ」として処分、数冊のファイルのみを残す予定。 それから、本を読み、散歩をし、ルーペとカメラを持った自然観察、プチ旅行。できれば無料のコンサートにも行きたいし、映画も見たい。 そういう静かな生活を送りたい。
2023.01.18
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P85の「第一次大戦の勃発と展開」に入る。 まず普仏戦争ののちのビスマルク体制から説明。主目的は、フランスの孤立。露と提携してあとオーストリア、イタリアと結ぶ。ところがヴィルヘルム2世が即位してビスマルクを引退させ、大軍拡に走る。ロシアの機嫌を取らなくてもいいと、ロシアとの条約を破棄。その結果、英・仏・露の三国協商、独・墺・伊の三国同盟が成立する。P85の三国同盟条約を紹介。「条約該当事項」とは何かを問う。 一国が攻められたら、他の二国は参戦するという内容。だから、次々と多数の国が戦争に引きずり込まれた。だから、「世界大戦」となった。 さて、今の事。 日米安保。 今、台湾周辺が緊張関係にある。中国が台湾に侵攻した場合、アメリカは台湾を防衛しようとする。中国がアメリカを攻撃した時に、日本は参戦しなければならないか、しないでいいのか? 生徒の間では、「しないでいい」が多数。「しなければならない」に手を挙げた生徒をあてると、「集団安全保障があるから」。集団安全保障について説明。 集団安全保障は、長い間、「日本は権利としては持っているが行使できない」というものだった。つまり、日本には憲法第九条があり、敵の侵略にあった場合、自衛権はある。だから、自衛隊は、「専守防衛路線」をとるというのが、歴代自民党政権の考え方だったが、安倍政権で「行使できる」と変えた。つまり、アメリカが攻められた時は日本はアメリカを助けるために参戦しなければならない、これが「集団安全保障」。 ウクライナは、まだNATOに加盟していないから、欧米は武器提供だけで押さえているが、ウクライナがNATOに加盟していたら、参加国すべては、ウクライナを守るためにロシアと戦わねばならない義務を持っている。 岸田首相がアメリカを訪問して防衛費をGDPの2%にすると言い出した。総額42兆円。アメリカのトマホークミサイルも買うと言っている。敵基地攻撃能力もあるといいだしている。これらのことは国会できちんと審議されていないし、選挙で国民の審判も受けていない。防衛費の財源も決まっていない。さて、国会ではどんな議論が行われるか。みんなも注意してみておいてください。
2023.01.18
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今日の「プロフェッショナル」で、「校正」を職業としている大西寿男(おおにしとしお)さんをとりあげていた。 校正という仕事は、単に原稿の誤字、脱字をチェックするだけではないようだ。書いてある内容が正しいかどうかもチェックする。 職業柄だろうが、私も、本を読んでいて時々気になることがある。スペイン関係の本を読んでいて、スペインの古代の文化を紹介する部分に、「陶磁器」という単語があった。「陶磁器」という割と一般的に使われる言葉なのだが、陶器と磁器とは多くの点で違う。まず焼成温度。中国で磁器が現れるのは、後漢の時代(もっと前という説もある)、一般的には宋代だろうと思う。だから、スペインの古代には「磁器」はあり得ない。「土器」あるいは「陶器」と書くべきではないか。この旨を書店に伝えると、当初は何が問題なのかが伝わらなかった。二度目で、著者と連絡が取れたという事で、私の意図を理解してもらうことができた。 2020年10月5日付で、中央公論社が以下のような「お詫びと訂正」を掲載している。「中公文庫『盤上の向日葵』下巻(2020年9月25日発行)の初版本に、編集部のミスによる誤りがありました。」 その下に「訂正表はこちら」とあり、クリックしてみると、信じられない数の「ミス」が掲載されている。 大西寿男さんによれば、校正者の得る収入は、一字につき0,5円だという。400字づめ原稿用紙100枚の作品で、4万字。これを校正して2万円。もちろん、原稿用紙に文がびっしり書いてあるわけではないから、もっと減るだろうが。ただ、誤字、脱字を「校正」して事足れりとするのと、編集者の目をすり抜けた間違い、それも様々な分野にわたる事実関係の間違いまでチェックしようと思えば、どれほど時間がかかるか。 大西さんが校正を頼まれるのは、多くが文学作品のようなのだが、大西さんは、「ここの部分は必要なのか?」という問いをゲラに書きつけている。そのことによって作品がよりブラッシュアップされると作者からは感謝されている。 若い時から校正に関わり、こだわりをもって仕事を進めてきた大西さんに挫折が来る。出版不況。校正にかける時間は削られ、こだわろうとすれば、睡眠時間を削るしかない。うつ状態となり、仕事ができなくなる。 そこからの再出発。 私たちは、編集、校正、印刷、製本が終わった「本」を手にしている。その重みを感じることができた作品だった。
2023.01.15
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岸田が、バイデン詣で。褒められていた。42兆円の大軍拡と、アメリカからの兵器の購入。アメリカと緊密に協力して中国にあたる。アメリカも沖縄以南の島を「防衛」するために部隊を再編制、自衛隊もミサイルを配備し、弾薬の貯蔵量を増やして継戦能力を高めるという。 まさに「新しい戦前」。 ただ、立ち止まって考えると、岸田がバイデンに約束したことはすべて閣議決定であり、42兆円の財源も決まっていない。第一、「敵基地攻撃能力保有」は、先の選挙では争点にもなっていない。国会でも審議されていない。 岸田は、「もう約束しましたので」というだろうが、それを許せば、国会の持つ意味はないに等しくなる。彼は、42兆円問題、敵基地攻撃能力保有の是非について選挙で問うと言っておきながら、言を左右にし始めている。 安倍から岸田に代わったとき、マトモな日本語をしゃべる人間だからまだましかと思った私の不明を恥じなければならない。 「集団安全保障」は、実行できると、長年法制局が堅持していた「集団安全保障は持っているが、使用できない」という歴代自民党内閣の路線を閣議決定によってひっくり返したのはアベだが、独断で安倍の国葬を決め、日本の安全保障政策をウクライナ問題と「台湾有事」を誇大に宣伝することによって「専守防衛」路線をひっくり返した岸田は、アベ以上の危険人物であった。 幸い、「防衛費増額に伴う増税」には80%が反対し、内閣支持率は下がりっぱなし。 国会軽視、国民無視の岸田を野垂れ死にさせるためには、統一地方選挙で、自民・公明を「候補者が自民、公明である」というだけの理由で、落選させなければならない。 思い出さねばならないのは、自民党の候補者が、「私は消費税値上げには命を張って反対します」と言って当選し、消費税値上げに際しては、誰も離党しなかったことだ。 「あの人は自民党、公明党だけどいい人だ」は通用しない。何度騙されるのか。 もう一度書くが、「自民党、公明党の候補者である」というだけで落選させねばならない。選挙の際の公約を平然と投げ捨てるのは、自・公の党であり、その候補者なのだ。 「安保で食ってるやつら」「兵器産業の代理人」を一人でも減らさないと、私たちの安全は保てない。 国会で、どんな議論がはじまるか。どの党のどの議員がどんなことを言うかを見ておかないと、どの党のどんな議員に一票を託せるか判断ができない。
2023.01.13
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今日の夕食です。久しぶりのカキフライ。我が家で食べることができるのは私と長女。 手前右は、鶏のミンチとネギの青い部分を縦に細切りにして炒め、そこにレンチンした人参の細切り、シメジを放り込んで皿に盛り、溶けるチーズを上からふってトースターで焼いたものです。 向こう側左のひし形の容器に入っているのは、豚のこま切れともやし、トマトを炒めてウェイパーで味付けをしました。トマトの酸味がいいです。 ご飯は、最近は、次女の提案で雑穀を入れています。豆が入っていたりして中々いいものです。 だいたい、献立は日曜に一週間分考えます。月曜、火曜と近くのスーパーが10%安売りの日ですから、買い込んで、冷蔵、冷凍と分けて収納します。 カキフライは、お店で食べるようなサクッとした感じにはなかなかなりません。しょっちゅう作っていれば、コツがつかめそうですが、金銭的になかなかそうはいきません。
2023.01.11
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卵生のほか、胎生の種類が存在する。狭義には、哺乳類のように胎盤を形成する型のものを指すが、魚類では子宮の中で卵を孵化させる、いわゆる卵胎生も胎生に含める。卵生の種ではパッケージされた卵を産む種が多い。一部のサメでは子宮内で孵化した仔魚が、後から産まれてくる卵や他の仔魚を食べて育つ。これは共食いと呼ばれる行動の一種で、肉食性のサメに見られる。また、子宮内で孵化した仔魚が母体からの分泌物を吸収して育つサメもおり、子宮内で胎盤様の器官を形成して母体から養分などの供給を受けて育つ(へその緒を持つ)。Wiki 先日、テレビをつけたら水族館の映像が目に飛び込んできた。沖縄の「美ら海水族館」だった。何の気なしに見ていたら、サメの紹介が始まった。大きな水槽の中にいるジンベイザメ。ぼんやり見ていたら、「これ、サメの卵なんです」という言葉が聞こえてきたので、びっくりして画面をしっかり見た。なんか大きなネジみたいな形をしていると思ったら、「潮の流れのはやいところに産み付けますから、流されないように、岩の間にねじ込むようにするんです」と解説。「サメって卵から孵るのか」と思っていたら、「お母さんの体から生まれるサメもいます」と続いた。あ、「卵胎生って言葉をどこかで聞いたことがあったけれど、これか!」と自分の中で一人突っ込み。「サメの人工子宮も作っています」という言葉を聞いた時は天地がひっくり返るほど、驚いた。何らかの理由で早産したサメの赤ちゃんを育てるための研究なんだそうな。それにしても、「サメの人工子宮」。世の中には私の想像もつかないことをやっている人がいるものだ。でも、サメってなんでそんな風に分かれたんだろう?という疑問がわいてきた。これは、図書室だなと思っていってみたら、ない。市立図書館で予約してみようと思っている。 大学入試では、理科は生物をとったのだけれど、これは、化学、物理がダメという消去法でもあり、生物にやや興味があったからだった。小学生の頃は御多分に漏れず恐竜大好きで、これは地学。話はそれるが、地学って、生物でも物理でも、化学でもないという分野をとりあえず入れとけって感じで成立している分野のような気がする。朝起きて朝食食べて出勤して・・・という生活のスタイルが4月から変わる。妻はそのことをとても心配しているのだが、弁当作るというミッションも増えそうだし、何よりも散歩をしてゆっくりと自然を眺めてみたい。引き出しの中に眠っているルーペの出番が来そうだ。ルーペは、レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」を読んで、その後テレビでも自然観察の楽しさを語る番組を見て購入したもの。
2023.01.10
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「神戸新聞」23年1月9日付2面の「政流考」という欄に、「その金で何が買えるか」という副題で、「防衛費17兆円増 欠けた視点」という一文が掲載されている。 「4600億円あれば、日本で盲導犬を待つ目の不自由な人全員に盲導犬が買える。985億円あれば、全世界の難民に1年分の経口補水塩を供給できる。1999年出版の「あの金で何が買えたか」は、作家村上龍さんが当時日本を襲った金融危機を受けて書いた絵本だ。」当時の公的資金の注入を頭において村上さんが書いたことに触れたのち、以下の様に続く。 「20年以上前の本を思い出させたのは、昨年末に大した議論もなく決まった防衛費増額だ。防衛費は今後5年間で約17兆円増えるという。」 「防衛費は27年度以降、毎年4兆円程度の財源が必要になる。慶応大の井出英策教授(財政学)の試算によれば、国内の全大学の授業料を無料にし、介護費用の自己負担をなくしてもお釣りがくる額だ」。 コロナによる死者は、1月で1万人に達した。しかし、病床のひっ迫度合いは一向に改善されていない。エッセンシャルワーカーと呼ばれた医療従事者、特に介護、看護にあたる人たちの労働条件が大幅に改善されたというニュースは私の耳には届いていない。 ウィズコロナというのは、月に1万人もの患者が亡くなっても仕方がないという事なのか?「緊急事態宣言」など思いもよらないという雰囲気だ。 麻生が、「思っていたよりも反対が少ない。国民の理解が得られた」とほざいている。ウクライナ戦争、いわゆる台湾有事が報じられる中で、「生活」が忘れ去られ、「これもか!」と驚くほどの品目で値上げが続き、高齢者の医療費負担増が実施され、さらに、賃金は上がらない。一人当たりGDPも世界27位。「私の生活は満足すべき状態なのか?」と問う前に、「なんだか危ないから防衛費を増やすのは当然、或いは仕方がない」という人の割合が世論調査によっては50%に達するのは、どう考えても、「生活が置き去りにされている」としか思えない。 この傾向は、容易に、「楽していい生活している公務員」という言説と結びつく。「親ガチャ」という言葉が一時流行った。嫌な言葉だ。何が嫌かといって、本丸を除外した言葉だからだ。「親ガチャ」ではない。本当は「政府ガチャ」なのだ。 現在の自・公政権になって何年たつか?その間に、あなたの暮らし向きはよくなりましたか?選挙で票を投じる時に、まず考えなければならないのはこのことではないのか?
2023.01.09
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隣の市である尼崎のA LAB(あまらぶ アートラボ )で、「はしもとみお 木彫展」に妻と二人でいってきました。作者は小学校の頃は、人間との付き合いが苦手、でも動物の相手はできたという子どもさんだったようで。最初、獣医になろうとしたが、阪神大震災でたくさんの死を体験。失われた命にいつでも触れられるようなものをという気もちで、木彫の方に進まれたそうです。 「生命感のあるものが彫りたい。技術的にどんなにうまくても、生命観のないものには心が動かない」とビデオで語られていました。猫、犬だけではなく、熊もマントヒヒ、オランウータンもいる。ライカ犬もいました。かなり大きな作品から、指の先に乗りそうな小さな作品まで実に多彩です。 こんなすてきな展覧会が無料(ベイコムの後援)。ちょっと足を延ばせばいろんな楽しいところに行けるものです。1月29日の日曜日まで展覧会はやってます。お近くの方はどうぞ。 画像は、「はしもとみお」で検索してください。
2023.01.08
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ニューヨーク共同】米南部バージニア州ニューポートニューズの小学校で6日、6歳の男子児童が教室内で30代の女性教師を拳銃で撃ち、警察に拘束された。教師は重体。 警察は「偶発的事件でない」と説明、計画的犯行の可能性を示唆した。教師以外に負傷者はいない。事件前に教師と児童の間で「争い」があったとしているが、銃が持ち込まれた経緯や犯行動機など詳細は明らかにされていない。 事件を目撃した児童の一人は地元紙に「(男子児童は教師を)故意に撃った。教師は腹を撃たれ膝から崩れ落ちた」と述べた。ある母親は「娘が泣きながら電話してきた。学校は安全であるはずなのに」と憤った。2023年1月7日 11時16分 掲載 2023年1月7日 11時17分 更新 秋田魁新報 ☆イギリスやオーストラリアでは、深刻な銃乱射事件が起きると厳しい銃規制策を打ち出し、効果を上げている。アメリカの場合、乱射事件が起きると、「自衛のための銃所持」が主張され、むしろ売り上げが伸びているようだ。 西部劇をよく見ていた時、「コルト45」(コルト・シングルアクション・アーミー)は、通称「ピース・メーカー」と呼ばれていることを知ってアメリカの一つの面を垣間見たような気がした。西部開拓は、「明白な天命」(manifest destiny)と呼ばれて、「未開」の先住民(インディアン)を文明化することが白人の使命だとされた。彼ら先住民たちが頭のてっぺんからつま先まで大切に使っているバッファローも、毛皮だけひん剥いてあとは荒野にほったらかしにしていたようだ。映画「ダンス・ウィズ・ウルブズ」にもそういう場面があったと記憶している。 これは、アメリカの捕鯨と日本の捕鯨との大きな違いでもある。アメリカの捕鯨は、クジラの油をとることが主流だった。クジラの油を照明用に使い、アメリカ産業革命期の長時間労働に対処しようとしている。油をとった肉は海洋に投棄された。 日本の捕鯨は、アメリカ先住民と同じで、クジラのすべてを使い尽くす。 今、日本の捕鯨は、多大のバッシングにあっている。「クジラやイルカは賢いから殺すべきではない」という人たちがいる。「豚や牛は、神様が私たちに与えてくださったから食べてもいい」というなんとも身勝手な意見を耳にしたことがある。閑話休題。 全米ライフル協会は、銃規制を主張する候補に対してネガティブキャンペーンを張る。当選したい候補はどうしても銃規制には腰が引けてしまう。 アメリカは、これほど深刻な事件、或いは多人数が巻き込まれる銃撃事件が起き続けても銃規制を止めないのだろうか?これだけは、心底理解できない。
2023.01.07
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ロシアのプーチン大統領が、1月7日のクリスマスから36時間の停戦を軍に指令したというニュースが流れた。ウクライナ側からは「時間稼ぎだろう」という声が聞こえてくる。 ただ、1月7日にクリスマスを祝う国があるという事を知って私は驚いたことがある。それは、「ワイドスクランブル」(22年12月25日)。ロシア正教のクリスマスは、1月7日。ウクライナ正教会は、信徒に対して、12月25日にクリスマスを祝ってもいいと通達。ウクライナ市民の間には、「ロシア的なものをすべてなくしたい」という人もいる。「ヨーロッパと同じクリスマスを祝いたい」と説明していた。東方正教は、国家ごとの教会を認めている。その点はカトリックとは違う。ウクライナ正教会はロシア正教会から数年前に独立している。 なぜ1月7日かといえば、東方正教会が使用している暦が太陰太陽暦のユリウス暦、ヨーロッパ諸国が使用している太陽暦はグレゴリオ暦で、太陽暦。両者の間には現在13日の違いがあり、12月25日の13日後は1月7日になる計算だ。 1月7日をクリスマスとしている国は、ロシア、ベラルーシ、セルビア、モンテネグロ、ボスニアなど。 『ヨーロッパ歳時記』上田茂雄 岩波新書 黄245 によると、12月25日がクリスマスになったのは、325年のニケーア宗教会議。ここでは、神・キリスト・聖霊の三位一体説が決定された。なぜ12月25日なのかといえば、この日は当時の古い暦では冬至の日となっており、「世の光」としてのキリストの誕生を祝う日として一番ふさわしいと考えられたからのようである。 またクリスマスプレゼントを子どもたちがもらうのはクリスマスではなく、12月6日にもらうもので、今でもドイツ、オランダ、スイス、ポーランドなどの国では、子供達は12月6日の朝枕元にプレゼントが置かれているという習慣が続いているという。 また日本ではクリスマスイブにチキンを食べるが、主にカトリックの国では、 11月14日から12月24日までの40日間は断食期間となっているので、24日まで肉は食べられない。クリスマスイブのメインは魚料理。イタリアなどのカトリック国や、中東欧の国々では、お肉の代わりに魚料理がメインになる。カトリック国ポーランドでは、鯉(こい)のフライや、うなぎの燻製、ビートルートで作ったバルシチという赤いスープ、ピロギという餃子のような食べ物を中心に、12種類の料理を準備するそうだ。
2023.01.06
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NHKで、「略奪美術品の返還」がテーマの番組。副題は「パンドラの箱」。 フランスのマクロン大統領が、アフリカでの演説で、アフリカから略奪された美術品は返還されるべきだと発言し、それが火付け役になって各国で植民地時代に略奪した美術品の返還が急速に進み始めた。 アフリカ分割の端緒となったベルリン会議以降、各国は略奪品を収蔵して展示する博物館を建造して国力を誇示しているという歴史がある。 ヨーロッパではタブーであった「返還」という言葉が使われ始める。 一つの焦点となったのが、「ベニンブロンズ」と称される銅製の像の数々。フランス、ベルギー、ドイツ、そしてイギリスでも返還の動きが始まる。 ただ、事はそう簡単ではなく、ベニン王国の王族は我々が受け取る権利があると主張。他に、ベニン王国があったナイジェリアの州も権利を主張、もちろんナイジェリア政府も。 ナイジェリア出身の議員は、その点を危惧するが、なかなか受け入れられない。しかし、こういう時に、多様性に満ちた社会は違った視点を持てるという証拠。 アメリカからも返還に待ったをかける声も。 ベニン王国はイギリスから銃の援助を受けて周辺の諸国との戦争に勝利して奴隷を獲得し、銅の腕輪(マニラと呼ばれる)を奴隷取引の通貨として使っていた。ベニンブロンズは、この腕輪を溶かして作られた。男は57個、女は50個で売られたそうだ。 返還に待ったをかけた女性は、「奴隷として売られたものの権利」を主張する。我々も、奴隷として売られた地域、国でベニンブロンズを見る権利があるではないか。 他には、受け入れ先の環境が整っているかを危惧する声。環境が整うまで、ヨーロッパの国は、「いったん預かる」という形にしておいて、徐々に返還したらどうかという案もある。 国際政治がらみの動きもある。ベルギー国王は、コンゴ共和国を訪問している。コンゴには、多くの地下資源が眠っているが、最近攻勢をかけてきているのは中国。ベルギーとしてはコンゴとの関係を再構築したい、そこに文化財返還という問題が絡んでくる。 「略奪した文化財の返還」という何の問題もなさそうな一件の持つ複雑さを知らされた。
2023.01.05
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ワイドスクランブル」アネクドート 以前、ラスプーチンという怪僧がいた。いまはプーチンがいる。そして将来はチンになる。※チン=朕 中国・・・ ロシアでは22年1年で12名の有名実業家が原因不明の死を遂げている。窓から飛び降りて亡くなった人も。私のアネクドート。「ロシアの窓は床からの高さがあまりない。死体を放り出すのには好都合だから」 世論調査。戦争継続 7月は57% 12月は25%。 戦争停止すべし 7月は32% 12月は55%。 プーチンが、CIS(独立国家共同体)の首脳を招いて会談し、金の指輪をプレゼント。「つけてるよ」と映像をアップしたのはベラルーシのルカシェンコのみ。ムスリム系諸国では、「男は金の指輪のような装飾品を身に着けるべきではないという慣習がある」ために、誰も映像をアップせず。そんなことも調べてなかったのか、という声あり。※これは知らなかった。調べてみたら。「トルコ便り」NOVAROMAのブログhttps://ameblo.jp/novaroma/entry-12038249563.html に載っていました。感謝いたします。軍事訓練。ロシアでは、1993年に停止されていた。今年の9月1日までに復活予定。対象は、17、18歳。内容は、「自動小銃の撃ち方」「手投げ弾の投げ方」「戦場での応急措置」。ロシアの兵力90万人のうちで地上軍は30万人4(韓国軍より少ないそうだ)。これを150万人までもっていくつもりらしい。「兵士の母の会」は、どう動くか? ☆ニューヨークタイムズが報じたらしいが、ロシア兵の中には自動小銃の撃ち方も知らないものもいて、wikiでしらべたという・・・。 18歳と言えば、日本の裁判員制度で、18歳、19歳が対象になるという。対象者の間では賛成の2倍が反対。「正しい判断ができるか自信がない」とか「残酷な写真など見たくない」という声あり。 今日、用事を終えて帰宅したら午後5時。夕方の空に浮かぶ白い月がなぜかすごく印象的だった。
2023.01.04
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箱根は、復路も駒沢。これで大学駅伝すべてを制したことになる。今は、結果だけを見ているが、一時は、炬燵にあたりながら往路も復路も見ていた時がある。父がまだ健在であったころだからずいぶんと昔になる。 娘は今日から仕事。たいてい、仕事始めは明日4日からだと思うのだが、経理の〆があるから出勤なのだそうな。 私はと言えば始業式は10日。 生徒のレポートを読み進めている。1クラスにだいたい1人ぐらいの割合で、とんでもない悪筆がいる。私も字が汚いという点においては人後に落ちないので、少々の悪筆は判読できる。想像力を働かせて読み進むが、結局、「もう少していねいにきちんと、ゆっくりでいいから読める字を書いてください」と赤ペンを入れることになる。 録画しておいた「混迷の世紀」の「食糧問題」を見る。中国の影がいたるところに出てくる。簡単に言えば、中国の王朝交代史は、食えなくなった農民たちが巨大な集団となり、その中から次代のリーダーが出現するという繰り返しともいえる。 だから、中国のリーダーたちは、食の問題にこだわる。とにかく、「全国民を食わせる」という課題を遂行していれば、民主主義か独裁かなどの問題はかすんでしまう。 日本の政権とは大違いであり、自給率の低さにも関わらずこれほど大量の食品を棄てる国民によって現政権は支えられていることになる。 ミサイルは食えないが、ミサイルで食っている連中が煽る「日本の危機」に乗っかって42兆円がどぶに捨てられる。 私は決して非武装中立論者ではない。しかし、食、医療、教育といった国民生活の根幹にかかわる部分がこれほど悲惨な状態になっていることに目をつぶって防衛も何もあったものではない。 かろうじて自給率100%を達成しているコメでも、肥料価格の高騰から大規模経営の米生産団体でも赤字が積み重なっていると、紹介されていた。 最後に、「本日も晴天なり」について。舞台が私の故郷米子の近く(といっても西に40km離れている)の松江。私が心待ちにしているのが、おばあさん。演じていらっしゃるのが原泉さん。私はこの方の大ファンで、なんとも矍鑠とした凛とした風格が、私の祖母とよくにているのです。98で亡くなりましたが、最後まで意識ははっきりしていました。「日露戦争の時は、砲撃戦で障子が震えて怖かった」という記憶を持っていたおばあちゃんでした。90過ぎたころに「最近のヨーロッパの共産党の動きは面白い」というのを聞いた時は開いた口がふさがりませんでした。いわゆるユーロコミュニズムの言です。 「明治生まれはすごい」という事を時々聞きますが、わが祖母は正にその通りでした。
2023.01.03
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「混迷の時代2023」を見る。ダニエル・ヤーギン、「天然エネルギーはタダですが、問題は風力、太陽光を電気に変換するためには銅をはじめとする様々な金属が必要なのですが、それらは地球上に偏在しており、特に中国に分布しています」。さてその状態をどう見るか。 ジャック・アタリ、ウクライナ戦争後の食の問題。「日本の農業は、高齢化が進んでいて、農業部門を大切にしていかないと取り返しのつかないことになります。さらに、食材も考えなければならない段階に来ています。例えば昆虫食。日本には優れた料理人がいますから、何とかなるでしょう」。実に痛烈な皮肉。 農業が若い人にとって魅力的な仕事になっていない。 資源の問題。日本という狭い国に、高速道路が縦横に走っている。私も普通車に乗っているから言えた義理ではないのだが、小型車ではいいのではと思う。ふとスペインに行った時のことを思い出すのだが、小型で丸っこい形をした車が日本よりはるかに多いことに気が付いた。日本は石油を産出しない。そのことを考えた方がいい。 広田神社に参拝。参拝者は三列に並んでいる。少しづつ動いている。娘が、「亀の歩みみたいだ」というので、「亀歩」で検索してみると、沖縄のスナックが多く引っかかった。 箱根、往路は駒沢。 それからガーデンズに行ってズボンうけとり。JOSEPHというブランドで、オンワード樫山のメンズ部門。袋に入れてもらったが、袋のデザインが白の地に黒の横線でスタイリッシュ。 Tコーヒー。いちごトーストという新製品。厚切りトーストの上に練乳を塗って、いちごの細かく切ったものが乗っけてある。いちごのショートケーキみたいだ。「福袋」を買ったけれど、大正解。千円で二千円分の価値。
2023.01.02
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◎今年度の賀状です。23年賀状の文章。 ①今年の抱負 50年間の仕事に一区切り。少し自由に学んでみたいと思っています。 料理の枠を広げたい。社会的・人間的なつながりも忘れずに。②22年の読書 『同志少女よ敵を撃て』を時間を忘れて読みました。この才能は次にどんな作品を世に送 り出すか、楽しみです。 『風と共に去りぬ』を、荒このみ(岩波文庫)、鴻巣友季子(新潮文庫)の新訳で読み返しました。新鮮な気持ちで読めました。これも忘れっぽい年のせい。③22年の感慨 ロシアのウクライナ侵略を見て、人間はこんなことまでするんだと。しかし一方で、平和 を求める人々の声も響いています。42兆円もの金は人が幸せに共生できる社会を作るために使うべきだ と考えています。 ◎柚子千個初湯の中に投げ込みてすべての凶を押し流したし◎今年の抱負。大晦日に、2023年から始まる『五年日記』を買いました。高橋書店 2090円。 2023年の項 今年で教職を去ることとなる。3年はあと2時間。1年はあと8時間ほど。これをきちんと終わらせる。4月からの生活のリズムをどうするか。聴講生となる。散歩。社会的活動。 収入は激変する。妻と私、二人の娘と四人で支えあっていこう。 ブログの更新は昨年はホントに希になっていましたが、今年は日々考えたことなどを書き付けていきたいと思っています。
2023.01.01
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