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先だってNHKBSでマーラー没後100年記念(7月7日の七夕の日生まれ)のコンサートを見た。マーラーの第10シンフォニーと交響曲「大地の歌」だ。アバド指揮/ベルリンフィル、独唱にソプラノにオッター、テノールにカウフマンという現在考えられる理想的な最良の組合せ。そしてベルリン・フィル。マーラー没後100年の記念演奏会であり、今日求められる演奏家でこのアバドの指揮でマーラーの大地の歌が聴けるというのは、クラシック・ファンなら狂喜乱舞するほど興味尽きないプログラムと言える。演奏の傾向は全体にゆったりとしたテンポ(特に最終楽章の告別)で朗々と奏でられ、歌も抜群に上手い。オッターも素晴らしいけど、カウフマンはかなり良いテノールだ。現在最高のテノールといえると思う。彼はこの曲を暗譜している。それにベルリン・フィルのオーケストレーションの上手さは熟知の極みといえるほどで、壮絶なまでに荘厳な世界観を披露していた。これほど素晴らしい演奏は、滅多に聴けない。若いころから自分の今生の別れには、大地の歌から告別の楽章とマーラーの第9番の最終楽章を静かに掛けてもらえたら有難いと決めている。人の生き死にに遭遇するたびにその感は深まっている。葬儀や法事でも御経と同等な趣がある。たぶんにほとんどの大地の歌を聴いているとは思うのだが、というかマーラーの音楽を子守唄としてきた。学生時代に電光石火の如く、眼前に彼の音楽との遭遇は小生の音楽人生最大の出来事だった。それ以来、この作曲家に惚れ込んでいる。そして、今回のアバドの指揮する大地の歌、これは凄かった。ライブやCDレコードのい時代を遡っても、記憶の片隅にあるワルター/ウイーン・フィル以来の名演であったろうと思えるくらい。5月18日のベルリンフィル・ハーモニーホールのライブ収録で、岐宿もマーラーの没後100年のちょうど命日にあたる日である。素晴らしい演奏に巡り会えることは、この上ない至福である。一時の感動を命ある限り、心に収めておきたい。そう思える「永遠を見た」そういう演奏だった。出来ることなら、是非ともこれはCDで発売されることを望みたい。尚、楽曲の編成を下記に掲載すが、マーラーの交響曲「大地の歌」は通常の4楽章形式の管弦楽合奏の交響曲とは異なり、6楽章の管弦楽伴奏をともなった歌曲集だ。中国の著名な古典から引用し、彼岸から至岸への世界観をマーラーは顕わしていると思う。第1楽章:「地上の哀愁を詠える酒席の歌」(李白)第2楽章:「秋に独り寂しき者」(銭起)第3楽章:「青春について」(李白)第4楽章:「美について」(李白)第5楽章:「春にありて酔える者」(李白)第6楽章:「告別」(孟浩然ー王維)1,3,5楽章(奇数楽章)をテノール2,4,6楽章(偶数楽章)をアルト乃至メゾで歌われる。
2011/07/24
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映画の出だしは今風のカレッジ青春映画かしらんと思うような運びで、その光景が瞬時で何?この光は?とサスペンス染みた世界が繰り広げられる。ここに出てくる主役のNo.4、ジョン・スミスは地球人ではなかった。小生早速観て来ました。恐るべき魔の手を逃れ、超人的な能力を隠して孤独な生活を送る高校生の主人公が、一人の女性との出会いを機に、自らの過去と向き合い運命に立ち向かう姿を描くティーンズ・サスペンス・SFアクション。ピタカス・ロアの人気SFシリーズ“ロリエン・レガシーズ”の第1作を映画化だが、主演は「アレックス・ライダー」のアレックス・ペティファー、共演にティモシー・オリファント、テリーサ・パーマー。監督は「イーグル・アイ」のD・J・カルーソー。超人的な能力を持つ9人の若者たちがいたが、何者かに狙われ世界中に散らばる。正体を隠して生きてきたが、すでに3人の命が奪われる。ナンバー1から3まで順番に。その時、ナンバー4はジョン・スミスと名乗り、オハイオ州の田舎町にいた。次は自分の番だと覚悟しながらも、転校した高校で若者らしい日常を送る。やがて彼は、サラという女の子と出会い、恋に落ちる。時を同じく、彼の身体の中に眠る特殊な能力が覚醒を始める。そんな中、ついにジョンにも恐るべき暗殺者の魔の手が迫る。今までのメンバーは逃亡しながらも殺害されてきたが、ジョンは逃亡ではなく戦う道を選ぶ。特殊能力の覚醒が始まり、自覚してゆく辺りからこの映画は核心に向かっていきます。ドリームワークスが手がけた中々の作品で、かなり面白く万人にオススメものです^^
2011/07/07
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昨日の暑さは熱風交じりで、フェーン現象みたいでした。東京でも風が強く、で、暑い。こういう日はかなり疲れる暑さである。あつ~い!という暑さも疲れるが、昨日のような疲れは生じない。そんな暑さも夜中の12時を過ぎた頃から、微妙に涼しさもでてきた。こういうときは涼める音楽が功をさす。『ワルツ・フォー・デビー~ビル・エヴァンスに捧ぐ ティボーデ(p』。夏の暑い時に清風を注がれ、耳に心に一服の浄化作用があり、心地よくエンドレスにしておいても飽きが来ない。まさに鬱陶しい夏の暑さに最適だ。フランスの貴公子と呼ばれデビューしたが、彼も円熟の年齢になりつつある。このCDは1994年の発売だからだいぶ時が経つ。クラシックもジャズもお好きな方、音楽あまり好きじゃない、こういう人、つまりどんな人にも受け容れられるのがこのアルバム^^彼はエバンスの名曲をラヴェルやドビュッシーのように弾いている。香り高いフランス音楽のエスプリが漂い、ジャズのもつ都会性といったものとが抜群に相まっている。邪魔にならず洋々等々と流れていく。当のエバンス本人の名盤よりも個人的には好きなくらい。まさにエバンス的とよべるものです。そもそも曲がものすごくいいから、それに輪をかけて良くした感じです。四季を通じ一年中聴けるけど、暑い夏には最良の清涼飲料水を頂く様な安堵感と爽やかさが得られる。迷わずにオススメです。
2011/07/05
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