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竹の青 際だつ深紅 冬紅葉 昨日の25日は、今年一番の紅葉日和だろうということで私も根性を入れて見るぞ!という決意で、早朝から出動しました。移動にはナント言っても自転車が便利!数ヵ所を効率よく回れます。 先ずは、一番人気通天橋の紅葉を目的に、東福寺に8時25分に到着! ムムッ?予想外の人出!この時刻で?考えが甘かったんでしょうか?延々200m位あろうかという列になってました。 もうだめ!並んでいたら一日終わってしまいそう!早々にあきらめて次に向かいました。 以前行ったことのあるところでしたが、拝観までしなかったので、今回はということで曼殊院へ・・・。 鴨川左岸川端通を一路北へ行くと、鴨川が賀茂川と高野川に分かれます。高野川に沿って少し行くと、曼殊院道という標識が出ています。この道を行きます。やがて、叡山電鉄一乗寺駅の線路を越え、白川通を越えると一乗寺下り松の石碑とともに詩仙堂への順路標示が出ていました。 詩仙堂か!石川丈山の作った庭なので、いいかもしれない(まだ拝観していなかったので)。このあたりも普段より多い人出でしたが、清水から八坂界隈に比べたら格段に落ち着いています。 小さな庵への入口風の小道を歩き、拝観料500円を払って中に入ると手入れの行き届いた裏庭や縁があり、落ち着いた雰囲気です。 ところが、庭を望む部屋に足を踏み入れたとたんに、素晴らしい赤と緑の庭が光っていました。 多くの人が見に来られていましたが、こんな風に座って佇むことはできました。 「残月軒」茶室なんでしょうか?ここに座って静かに庭を眺めることができる人は?何という贅沢! ただ紅葉だけなら別に京都でなくとも名所はいくらでもあるでしょうが京都ならでは、詩仙堂ならではのものがここにあります。 もう、これで帰ってもいいと思いましたがここから、赤山禅院までの道は散策に素晴らしいところだし曼殊院には行こうと思っていたので、先に進むことにしました。 間近になると、狭い参道はタクシーの往復でなかなか進めず、ヤット着いた山門。素晴らしい庭ではありましたが、門跡寺院だけに宗教や精神性より政治や社交の匂いが何となく感じられるお寺のような・・・。詩仙堂の庭と比べてしまったからかもしれません。このような塀際の紅葉や苔の落ち葉がきれいでした。途中、圓光寺(ここはライトアップもしています。)を過ぎ大きな会館かホテル風の建物がありました。(紅葉スポット番外編)日本クリスチャンアカデミー関西セミナーハウスでした。普段はカフェも営業してるようですが、今日は貸し切りで閉まっていました。この建物には、良い中庭が有りそうな感じが外からうかがえましたが、カフェ営業がなくて残念! 修学院離宮敷地内(立ち入り禁止との宮内庁の車止があり、これ以上入れません。)の畑と東山を望む。 修学院離宮の門扉が開いていましたので覗かせていただきました。 赤山禅院の山門から参道の紅葉を望む 赤山禅院の境内。手前に冬桜の花が咲いています。 赤山禅院を後にして帰路につく途中、高野川右岸を走っていると浄水場があり、右に行くと疎水道です。春は疎水の両岸の桜がきれいですが今の季節も紅葉がきれいで、絶好の散歩道です。住宅地の中の紅葉スポット番外編です。 素晴らしい紅葉に満足感と幸せな気分に浸りながら、締め括りは甘味。チョットばかり遠いのですが、秋も終わり栗の季節が過ぎてしまうのでどうしても今日に、ということでもう一踏ん張り走りました。 老舗の「中村軒」です。 桂大橋西詰め、桂離宮の横なので、拝観者以外の方には少し不便なところですが多くのお客さんが来ます。 左から「きんつば」、「栗饅頭」、「亥の子餅」です。それぞれチョットお高めの値段ですが、流石老舗の味です。きんつばの餡の小豆が一粒一粒味も形もシッカリ残っています。栗は丸ごと一粒風味を残した上質の物が入ってます。ごまの風味と上品な甘さのこし餡がいい亥の子餅でした。
November 26, 2006
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白鷺城 石垣紅葉で 紅化粧 23日は城めぐりで写真を撮りたいと言う義父のお供で姫路城へ行きました。親子孫3代の5人、思い出作りにと、私は運転手。雨か?と言う天気予報が少しはずれて、晴れではないものの穏やかな日でした。我々の悪運もなかなかのもの。 姫路城。何年ぶりのことでしょう。思い出せません。今振り返ると、なんのかんのと言って、結構お城へは行っているものですが・・・他の城は天守閣の他は堀と一部建物だけというのがほとんどです。比較するとダントツに姫路城は素晴らしいと思いました。流石世界遺産です。当時の状態に、より近く残っているのがこの城だと言われてますし、納得します。 戦の中を生き抜いてきたと言う無骨さはありませんが、優美な美術品という感じがします。門を一歩はいるとシャッターを押したくなる所ばかりで、気がつくとかなりの枚数になりました。天守閣も美しいポイントがいくつもあって、後で見ると今日1日で四季の風景が撮れていました。最初の写真は色づいた紅葉の秋の風景とするならこれは、枯木と常緑樹の色の重い冬 枯木枝 白鷺の白 透き通る突然、3分咲きの桜に重なる天守閣となり 小春日の 白鷺の天守に 桜花緑の松に浮かぶ夏の天守閣 色変へぬ 松したがえて 天守閣(鷹羽 狩行)一枚ずつその季節に出せば、まさか同じ日だなんて思わないでしょう?大天守と3つの小天守を渡り櫓で結ぶ連立式天守が完全な形で残り、美しい白漆喰とで白鷺城と呼ばれるのは皆さんも良くご存じのところです。美しいお城で男のロマンが満たされた後は、女性陣の食い気を満たす番です。チョット待って!ここまで来たからには、赤穂城と明石城に寄って男のロマンをもう少し満たしましょう!そうは言いながら、しっかり食い気も満足させましょう!赤穂では、新鮮な穴子の天ぷらの定食と、塩見饅頭。 穴子のてんぷらも旨かったけど塩見饅頭は塩味のほんのりと効いた上品な甘さがホントに旨い。 極めつけは明石のタコ。「魚の棚(うおんたな)」という商店街へ行ってタコを買おう! いえいえ、明石焼を食べましょう。明石ではたこ焼ではなく明石焼です。何軒かお店がありますが、何処がよいのか聞いてくれば良かったと思いながらも結局テレビ取材の写真を沢山飾っているお店にしてしまいました。このお店だけでなく、ここでは明石焼ではなく、玉子焼と言ってました。確かに大阪で食べる明石焼とはチョット違いました。 下駄の歯が一本取れたような傾いた板に15個のって600円。たこ飯が350円安い!玉子焼は表面はからっと焼けているので、ソースをつけていないたこ焼風ですが、かたくカリッとはしていません。カツオ出汁なのかな?うまい出汁につけて食べます。慎重につままないと崩れてしまうほど柔らかいので、ゆっくりと口に運ぶと、中は熱々!ハフハフと口の中で転がさないと火傷してしまいます。しばらくハフハフしていると良い頃合いでツルッといいだし味が広がり、喉を通っていきます。後に残るのは明石のタコ。これが、柔らかくて美味しいのです。大阪のたこ焼のタコは大抵冷凍なのでコリコリ固いのが多いのですが、明石のタコは違います。 ハフハフツルッと、いくらでも入ってしまう勢いです。穴子の天ぷらを食べてからいくらも時間が経っていないので、女性陣の方は手が止まっています。それではと手を伸ばさせていただき、20個以上はいただきました。
November 24, 2006
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秋晴れの 暖かき淀 我をむち打つ 11月5日は初秋のいい天気に恵まれました。 普通に行楽するのには絶好の日和ですがマラソンのコンディションには少し暑いなと不安でした。 スタート前の着替えや待ち時間の時は快適で申し分ありません。 しかし、不安的中で走り出してそう時間が経過しないうちから汗が出始めました。 後半なんでしょうか?下を向いてますね。もっと楽しげに走らないといけませんね。 35キロ過ぎたあたりから、足がつりはじめました。あまり無理をすると全身痙攣してしまう恐れがあるので、適度に歩きながら行くことにしました。 終わってみると、惨憺たる結果でした。初マラソンより悪いタイムでした。 暑さに負けないだけの練習が不足していたのを痛感しました。今度の冬の大会に向けてもう少し練習しないとどうしようもないことが身に染みてわかった大会でした。 終わって帰り道、最寄り駅の広場でJAZZコンサートをしていました。きょうはこの沿線の数カ所でJAZZコンサートがひらかれている祭の日です。 写真が小さくてゴメンナサイ!グリーンホーンジャズオーケストラです。このバンドがなかなかアットホームな雰囲気のいいバンドなんです。ソロの部分も聞き応えある演奏をします。12月3日に京都のライブハウス都雅都雅でライブをするということをPRしていましたが、聞きに行くのも良いかなと思っています。チケットも2千円しなかったと思います。
November 22, 2006
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肌寒き 安楽寺の楓 色薄し 南禅寺から哲学の道にかけては、清水寺から円山公園にかけてと同じくらい紅葉スポットが多く、大変良いところです。その分、人が多いこと。京都の東が人の重さで傾くのでは?なんて心配性の私は思ってしまいます。 その中では、法然院は落ち着いているところなのでよく行きます。今日(18日)は、紅葉の見頃には少し早いかなとも思ったので、ちょっとお隣へ・・・。安楽寺を様子見で覗いてきました。 山門を見上げるところで既にこれだけの人出です。まだまだ早い感じがしたので、今日はここまでということで深追いはしないことにしました。 山門横手に、山茶花でしょうか?綺麗な花を咲かせていました。 ここは、あと2週間先位でしょうか?そう思っているうちに散りきってしまいそうで心配で仕方ありません。散った紅葉の葉で参道が真っ赤に埋まっている景色もいいのですが・・・。
November 20, 2006
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しばし待て 紅葉且つ散る 師走まで 昨日18日あまり天気も良くなかったのですが、とにかく紅葉が気になっていたので真如堂へ行きました。 京阪丸太町駅から丸太町通を東(岡崎方面)へ歩きます。どのあたりでも良いので一本北(左折)へ入ります。すると京大医学部または京大付属病院の南の通りに出ますのでその通を東(右折)へ行きます。 早い話が丸太町通の一本北の通をひたすら東の山の方に向かって歩くというわけです。 この通はなかなか歩きやすい道で京大医学部の向かいには、老舗のお漬物やさんがあったり京大病院の前には聖護院八ッ橋の本社や老舗旅館があります。 東大路通の交差点を越えると左手に聖護院門跡が見えますが、その手前に聖護院と言えば八ッ橋の立派なお店があります。私は聖護院八ッ橋の方ではなく、斜め向かいにある「本家西尾八ッ橋」で買うことにしています。 ここは、八ッ橋発祥の店ということを全面に出しています。お茶とお団子を出してくれるので、長いすに座り、しばしの休憩に最適なのです。帰りに娘が好きなので帰りに買うことにしましょう。 聖護院を過ぎると、しばらくして大きなお寺の入口が正面に見えます。「金戒光明寺」です。ここも紅葉が美しい法然上人開山の浄土宗のお寺です。 幕末には、京都守護職となった松平容保の率いる会津藩の本陣となった大寺院です。 三門を入り、御影堂の左を行き北門から抜けるのも、真如堂への近道ですのでしばし拝観させていただきます。 いつ来ても御影堂はゆったりと静か参拝出来るので好きなお寺のひとつです。 さて、真如堂に来ました。さすがに沢山の人がおられました。しかしながら、永観堂から哲学の道周辺の混雑にくらべるとはるかにゆったりしています。安楽寺を覗いてみましたが、真如堂の方が色づきも良く今はこちらの方がおすすめです。それでも少し早いようなので、この分だとあと2週間は楽しめるかもしれません。おそらくこの周辺を歩いた方々も、まだ早いかなと感じる場所ばかりだったのか「ここが今日のベストスポットだ。」という声があがってました。和服の女性はこの雰囲気に似合いますね!本堂とお庭(枯山水庭園「涅槃の庭」)の公開がありましたので、拝観させていただきました。人が多くなく、本堂の立派なご本尊や曼陀羅絵図もゆっくり拝観し、ゆったりと座って庭を眺めることができましたし、満足感を得られるお寺でした。また来週か再来週来てみようかな。もっと素晴らしいかもしれません。
November 19, 2006
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遊ぶ鯉 色めき見ゆる 秋の水 3日文化の日は城南宮で曲水の宴が催されました。 平安貴族の優雅さを想像させる催しです。が、残念ながら14時からでしたので、実際には見れませんでした。(誠に失礼とは存じますが、御所の襖絵と準備風景でご想像願います。) 但し、銘園の楽水苑が無料公開だったので、行きました。 朝9時なので人も少なくゆっくり回れました。 紅葉にはまだ早い頃ではありますが、橘や紀州蜜柑に実がなっていたり植えられている植物の品種が多く、見応えのある池泉回遊式庭園です。一服したい向きには、抹茶処もありゆったりできます。 抹茶処の横は池で鯉がゆったりと泳いでいます。 秋だからでしょうか?池の水も澄んでいるようです。 禅寺のような、枯山水式の処もあります。ゆったりとした敷地のいいお庭でした。
November 12, 2006
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御所の秋 紫辰殿より 栗貴人(鶴屋吉信の栗饅頭のことです) 秋晴れの文化の日は御所の一般公開がありました。誰でも無料で入れる機会ですので行ってみました。凄い人気でした。ついこのあいだの時代祭の時も当然のことながら賑やかでしたがこの日もそれに優るとも劣らない盛況振りです。今や皇室ブームと言える程の勢いですね!かくいう私も、土産に皇室のお写真の卓上カレンダーを買って、仕事場のデスクに置こうかと思ったぐらいです。考えてみたら、マスコミでの露出度では有名タレントにも優るかもしれないのでは?しかも悪く報道しないのですから、親しみが湧くのは当然でしょう。宜秋門から入って承明門紫宸殿清涼殿等々、数々の建物や庭や襖絵などを見学すると素晴らしいの一言です。一部には人民の搾取の象徴だと言う向きも有るかもしれませんが、当時は此処が、今で言う政府だし、多くの公務員が働いている役所だと考えると立派な建物であることについては何の疑問も湧きません。今や文化財として国民の共有財産となってきたというわけですから、その意義は認めたいと思います。大勢の人波に従って流されるように見てきましたが、当時から今日までどこに出しても一流と言える宮殿だったのだと思います。ところで、私はお庭や建物より、やっぱり花より団子。お土産ブースが気になりました。写真カレンダーやストラップなど色々なノベルティー商品がありましたが鶴屋吉信のお菓子に目がとまりました。「此処でしか販売しない。一歩外に出たら買えませんよ。特別限定商品なので味は絶品ですよ。」などと煽るものでですから、ついつい手が出てしまいました。それが、「栗貴人」という名の栗饅頭です。山芋をたっぷり使った皮に、栗が丸ごと上品な甘さの漉し餡にくるまれて確かに美味しいお饅頭でした。菊の御紋が何とも言えません。「どうだ!」という感じです。
November 7, 2006
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