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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2007.12.31
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カテゴリ: 教育・子育て

 しかも、1ページ当たり13行、
 そして、1行当たりでは39文字。
 あっという間に、読めてしまう一冊。

 来年3月に和田中の校長職を退任し、
 後を民間人出身の若手に引く継ぐことが決まった藤原校長。
 そんな藤原さんの、現時点における、
 教育に関する、様々な考えを知ることができます。

   ***


分かりやすい「2項対立」を得意とする「テレビ教」の妄信者となり、
それぞれのステイタスを示すはずの「ブランド」を、みんなで一緒に着回している。
この「ケータイ・テレビ・ブランド教」からの脱却を、藤原さんは提言しています。

そして、「学力問題」における「ゆとり教育」への批判を痛烈に批判。
今、必要とされるのは「情報処理力」より「情報編集力」であるとし、
「正解主義」から脱し、「納得解」を求めるチカラを育て、
「情報編集力」を身につけるさせるため、「よのなか科を!」と宣伝。

「超コンビニ化社会」を目指してきた現代は、平和でものに溢れ、人生は長くなった。
そこでは、時間のかかる面倒なことは、どんどん減っていき、
何のために生きるのかが、逆に見えにくくなっている。
それが故に、「生きやす過ぎる」時代「生きにくい」時代でもあると、藤原さん。


本著の中で、述べています。
けれど、こんな当たり前で、誰もが気づいているはずのことを、
どうして、きちんと発言する人が、とっても少ないのでしょう?

そして、藤原さんは、いじめのレベルを3段階に分けて捉えようとします。
藤原さんが言うように、レベル2が、最も対応が難しい。

と言うより、当事者の立場ですら、その実体を把握しきることは難しいでしょう。
だからこそ、この種の問題解決は、「スッキリ」いくことが皆無なのです。

本著は、読みやすく、ボリュームは控えめであるものの、
子どもたちが読むことを期待して、書かれた著作ではないでしょう。
最後を飾る、第4章「新しい道徳観」は、
「エッセイ」としての本著に、ピッタリのタッチで書かれています。





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Last updated  2007.12.31 14:18:19 コメントを書く
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