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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2009.04.09
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カテゴリ: 経済・ビジネス

 一生同じ企業で働き続けるのが当然だった日本のサラリーマンたちも、
 日々のビジネスシーンで、スキルアップ、レベルアップを図りながら、
 アメリカ並みに、自分の力を売り込みながら、企業を転々と渡り歩く。

 そんな日が、いつか訪れると、本気で思っている人は、実は少ないのでは?
 だから、本著のタイトル『転職は1億円損をする』を見たときに、
 「そりゃ、そうだろうな。」と思う人の方が、圧倒的に多いと、私は思いますが、
 それは、ちょっと年を食った人間の考えることで、若い人は違うの?


日本のそれとでは、結構違うかもしれません。
即ち、ビジネスに対して、求めているものが、日米では異なり、
それ故、ビジネスに対する姿勢も、異なっているような気がします。

日米双方において、仕事を「自己実現」のステージとして位置づけることは、
よくある、普通のことだろうと思います。
ただ、最近の日本においては、その位置付けの度合いが、相当ヘビーで、
「ちょっと、本当にこれでいいのか?」と思ってしまうほど。

つまり、「何のために働くのか?」と聞かれたとき、
「お金を儲けるため」という答え以外にも、
「自分の能力を生かすため」「社会的分業の一端を担うため」等の答えが可能ですが、
それでも、普通に考えれば、やっぱり、働くのは、


なのに、現在の日本は、そうじゃない。
「自分の能力を生かすため」という理由が、若者の間では、すごく幅をきかせています。
これは、豊かさ故のことであるだろうし、最近の学校教育の賜でもあるでしょう。
不況だ不況だと言われている割に、何時までも親の経済力に頼り続け、
「何が何でも稼がなくては」という、切羽詰まった状況に置かれていない若者たち。


しかし、この状況、本著によると、若者だけのことではないらしい。
結構、企業でキャリアを積んできたはずの人間でさえ、転職し、後悔することになっている。
実は、転職者は、よほどの人物でない限り「商品価値」がなく、つかえない。
だから、転職しても年収は上がるどころか、ダウンしてしまうのです。
さらに、退職金も減り、年金や保険、住宅補助、通勤代等々で大損……。

   ***

  例えば、あなたの上司に「技術は持っていて、仕事もできる。でも性格が悪い」
  という人がいるとします。
  ここで、多くの人は「あの上司の世話にはなりたくない」と思って、距離を置いてしまう。
  でも、それって、もったいないことなんです。
  技術を持っている上司からは、マンツーマンで指導してもらって、
  その技術をタダで教えてもらったほうが、絶対に得なのです。(中略)
  会社を辞めて独立したら、あなたはひとりぼっちになってしまう。
  その前に、会社の組織力を最大限に利用し、あなたの人生に役立つ情報、
  スキル、技術を、徹底的に仕入れてください。(P.70)

上の文が、本著で一番、私の心に響いた部分。
ただし、これって『辞めるなんてもったいない!入社3年たったら読む本』という
日立製作所勤務の現役サラリーマン大和賢一郎さんが書いた本からの引用部ですが。





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Last updated  2009.04.09 23:32:01 コメントを書く


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