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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2013.01.05
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カテゴリ: 社会・政治・時事

 それぞれが思い思いに買い物をして、1時間後に本屋さんに集合。
 例年と同じパターンを今年も採用して、入口で一旦解散する。
 それにしても、何時ものことながら、スゴイ人の数だ。

 私は、最初、電気屋さんで色んなものをチョコチョコ眺めていたのだが、
 あまりの人の多さにウンザリし、買い物開始から10分後には本屋さんに。
 そこを最後の集合場所にするのは、誰にとっても時間を潰すことが容易だから。
 そして、他の場所に比べれば、空間にまだ余裕が感じられる混み具合ゆえ。

そこで平積みしてある多数の本の中から、目が止まったのが本著。
衆院選の開票特番 で、大いに注目を集めた池上さんの新刊で、
『先送りできない日本』 の続編とも言うべきもの。
ただ、新刊とは言っても昨年12月10日発行なので、衆院選の結果が出る前に書かれた文章だ。

さて、本著では、現在日本が直面している消費税、社会保障、領土問題、大学の秋入学、
教育委員会制度、原発、選挙制度改革、瓦礫の広域処理等、10の課題について、
各章ごとに池上さんが解説するという体裁をとっているのだが、
その各章における、最後のシメの一文は、次のようなものである。

第1章 私たち全員が、将来への責任を問われる正念場となります。(p.32)
第2章 だから、いま年金を受け取る権利があるのです。(p.62)
第3章 そういった技術力を、いままでと違った形で組み合わせたり、
    まったく別のマーケットで生かしたりするような柔軟な発想が

    (p.76)
第4章 それがグローバル化社会に生きる私たちに必要な知恵なのだと思います。(p.114)
第5章 今いる鳥たちを、私たちが育てていくしかないのです。(p.130)
第6章 公共事業に100兆円、200兆円の予算を投じられる国であるなら、
    未来を拓く教育や研究開発を自由闊達に行える環境こそ提供すべきではないでしょうか。

第7章 現状に納得できないなら、自分たちで変えていくしかないのです。(p.167)
第8章 この問題の克服には、
    私たち一人ひとりに感情を乗り越える理性が求められているのです。(p.194)
第9章 しかし、赤字国債の発行は日本の借金を増やし、
    未来にツケを先送りするものだということは忘れてはいけません。(p.210)
第10章 そうしないと消費税増税も同じ道を辿ることになるでしょう。(p.223)

池上さんが自身の考えを主張するものもあれば、読者に思考や行動を促すもの、
さらには、やや漠然としたまま文を締めくくっているもの等、実に様々。
もちろん、どの課題についても「完全なる正解」など存在するわけがなく、
それでも先送りせず、進むべき道をを選択していかなければならないところに難しさがある。

  民主党が政権交代を果たした後、私たちは実に多くのことを学びました。
  肝に銘じておきたいのは「青い鳥はいない」ということです。
  今いる鳥たちを、私たちが育てていくしかないのです。(p.130)

この第5章「日本維新の会に投票しますか?しませんか?」のシメの文章が、
その他の様々な課題についても、大きな示唆を与えてくれているような気がする。





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Last updated  2013.01.05 11:02:38 コメントを書く
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