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Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
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Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2013.02.10
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カテゴリ: 社会・政治・時事
『虚言と虚飾の国・韓国』 を読んで、呉 善花さんに興味を持ち、
 本著を購入、読んでみました。
 韓国併合に至る前の朝鮮半島の状況や、
 そこでどのような人たちが、どのような行動をとったのかが確認できました。

 特に、第四章「独立・開花を目指した青年官僚たちの活躍」と
 第五章「一大政変へ乗り出した金玉均」は、読み応え十分で、
 「もし、この動きが成功していたら、歴史はどう変わっていただろう」と
 考えさせられる内容でした。


日本と朝鮮との間には、状況や立場に大きな違いができてしまいました。
日本の方は、黒船来港を一つの切っ掛けに、欧米諸国に倣って、
自力で近代国家へと変貌し、海外へもその勢力を伸ばそうとしました。

一方、朝鮮はというと、自力で近代国家へと変貌することが出来ないまま、
日本により併合されてしまうという道を歩むことになります。
この両国における違い、なぜ朝鮮が日本と同じ道を歩むことが出来なかったのかを、
明らかにしようとするのが本著です。

   ***

  朝鮮では、父親の仇を討たなかったならば、父子関係が否定され、
  その子は私生児となり、姓を名乗る権利さえもなくなってしまう。
  このような不幸は、祖先崇拝だけで成り立っているこの国の宗教の根本を侵すことになる。

  父の仇あるいはその子を、父と同じ境遇に陥れなければならず、
  また父が流罪になればその敵を流罪にしてやらねばならない。
  父が暗殺された場合も、同じ行為が求められる。
  この場合、犯人はたいてい無罪とされる。
  なぜなら、この国の宗教的国民感情が彼に与するからである。


四方博氏の「李朝人口に関する身分階級別的観察」からの引用文ですが、
この一文は、これまで私が抱いてきた、韓国・朝鮮の人たちが持つ感情や行動への疑問を、
一気に振り払ってくれることになりました。

例えば、昨年末までNHKのBSで放映されていた 『王女の男』 というドラマについてですが、
主人公キム・スンユの執念深い行動について、私は少なからず違和感を覚えていたのです。
ところが、韓国・朝鮮の人たちにとっては、彼の持つ感情や行動こそが普通のものであり、
イ・セリョンの感情や行動の方が、常軌を逸した理解不能なものととらえられてしまうこと、
そして、そんな異常な行動をとってしまうほど、セリョンがキム・スンユを愛していることに、
逆に、何か得体の知れない超越したものを感じてしまうのだろうということに気付かされたのです。

そして、日本との関係についても、このような感情を持つ人たちが大多数の国ならば、
何年経とうが、過去にこだわり続けるのも、当然のように思えたのです。





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Last updated  2013.02.10 14:27:54 コメントを書く
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