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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2013.06.23
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カテゴリ: 文芸

 私も、これまでに有川さんの作品は、結構読んできましたが、
 ( 『三匹のおっさん』 『植物図鑑』 等々)
 本著は、それらの作品から、一段ステップアップしたものでした。

 同時期に、同じ作家が書いた作品が二つ
 ( 『図書館戦争』 『県庁おもてなし課』
 さらに、TVでは別の作品(『 空飛ぶ広報室 』)がドラマ放映されています。
 通常では考えられない、異常な人気振りですが、それも頷けます。

フィクションの世界とノンフィクション世界が、
上手くクロスオーバーしてるところが、この作品の素晴らしいところ。
おもてなし課の奮闘振りや、それを後押しした作家・吉門さんの言動からは、
本物のおもてなし課の人たちや、作家・有川さんのリアルな熱意が強く伝わってきます。

一方、史貴と多紀、そして喬介と佐和の二組のラブ・ロマンスは、
有川さんらしい、ふんわりとしたほのぼの系で、何時もの通りイイ感じ。
そして、巻末の特別企画で、有川さん自身が語っておられるように、
この作品をお話しとして読むだけで、地方観光に関する様々な知識が身に付きます。


吉門の掛水に対する言葉を、最後に紹介します。

  「客っていうのはタダなら何でも持ってってくれるわけじゃない。
   自分の興味があるものしか受け取ってくれない。
   役に立たないものは単なるゴミだ。
   いくらタダだからってゴミもらってくれる人はいないだろ」(p.408)





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Last updated  2013.06.23 11:13:57 コメントを書く


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