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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2021.02.14
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​ コロナ禍の中、手にする人がとても増えた様子。
 私も、その一人ですが、読んでビックリ、目から鱗が落ちる思い。
 日本を含め、世界の歴史が、ここまで感染症と大きく関連していたとは。
 学校の教科書では、ここまで突っ込んでは書かれていません。

  ***

  とくに、ドイツ軍と英米仏の連合国軍が膠着状態に陥った西部戦線は、
  異常事態が起きていた。
  ウイルスはこの最強の防衛線をいとも簡単に乗り越えてきた。

  インフルエンザウイルスが侵入した。
  両軍ともに兵士の半数以上が感染し、戦闘どころではなくなった。
  ベルリンでは、毎週平均500人が死亡していた。
  米国軍の戦死者は5万3500人だったのに対して、
  インフルエンザで死んだ将兵はそれを上回る5万7000人だった。
  ドイツ軍の受けた打撃も大きかった。
  インフルエンザで約20万人の将兵を失った。(中略)
  両陣営とも戦争継続が困難になり、大戦の終結が早まった。
  だが、各国から参戦した兵士は、
  ヨーロッパ戦線で感染して本国にウイルスを持ち帰ったために、
  一挙にインフルエンザのグローバル化が起きた。(p.214)


インフルエンザが大きな影響を与えていたとは。
もちろん、日本も例外ではなく、国内の感染者は2300万人を超え、
死者の合計は38万6000人に達したというから驚きです。

この他にも、ペロポネソス戦争の際に大流行した感染症
(天然痘とも、発疹チフスともペストともいわれている)により、

また、ロシア侵攻中のナポレオン軍は、発疹チフスに襲われ、
戦闘による死者が約10万人に対し、発疹チフス等による戦病死者は約22万人でした。
さらに、クリミア戦争や南北戦争、米西戦争、日清戦争、日露戦争においても、
戦死者の多くを戦病死者が占め、その多くが感染症によるものだったといいます。

  感染力はきわめて強く、内臓が溶けて全身から血を噴き出して死んでいく
  悲惨な症状で、死亡率は90%にも達する。
  運よく治っても失明、失聴、脳障害などの重い後遺症が残ることが多い。
  さまざまな感染症と戦ってきた人類にとって、
  最強の感染症との新たな戦いがはじまった。
  治療法がなく、感染者や流行地域を隔離して収まるのをひたすら待つしかない。(p.14)

これは、2014年に西アフリカから始まったエボラ出血熱に関する記述。
現時点で、感染者を隔離しするか、逃げ出すしか対策がないといいます。
そして、現在、世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス。
その収束は、どのような形で、いつ訪れるのでしょうか。





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Last updated  2021.02.14 12:08:17コメント(0) | コメントを書く


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