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chiko619 @ Re:新参者(09/22) 「新参者」読みました。 東野圭吾さんは、…
kimiki0593 @ 相互リンク 初めまして、人気サイトランキングです。 …
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ こんにちは! 遅ればせながらあけましておめでとうござ…
Twist @ はじめまして^^ 先ほどこのロングインタビューを読み終え…
2021.02.21
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カテゴリ: 文芸
​ このお話の主人公は、ハグこと波口喜美(ハグチ ヨシミ)。
 都内大手広告代理店に勤務し、35歳で課長職に。
 しかし、5年間付き合っていた彼と別れると、仕事もうまくいかなくなり退職。
 郷里・姫路に一人残したままになっている母親への仕送りも困難に。

 そんな時、大学時代の親友ナガラから「旅に出よう」とメールが届きます。
 そして、大学卒業以来14年ぶりに二人で旅に出かけ、
 以後、3~4カ月に一度、日本各地を旅するように。
 ハグ自身は、東京でフリーランスの広告ディレクターを始めました。


そして50代、母親の介護のため姫路にもどるも、フリーの広告ディレクターは継続。
しかし、母親が転倒、足首を複雑骨折して、手術後3か月入院したのを機に、
母親は地元のケアホームに入居しますが、ハグは毎日ホームに通い続けます。

一方、ハグの親友、ナガラこと長良妙子(ナガラ タエコ)。
小豆島出身で、大学卒業後から芦屋に住み、大手証券会社大阪支店に通勤する独身女性。
母親は脳梗塞で倒れたものの回復し、小豆島のケアホームで元気に暮らしています。
その後、ナガラは総務課課長に抜擢され、やがて八尾に転勤、八尾に引っ越しました。

   ***

この物語は、ハグとナガラの女二人旅を軸に据えたお話で、
作者の 原田マハさんと旅友・御八家千鈴さんの「ぽよグル」 がベースになっています。

介護する者として生きる運命を背負った「独身女性の人生模様」のように感じます。

認知症が進む母親の言動に狼狽え、声を荒げるハグ。
そして、母親の最期を看取ることができなかったことを激しく後悔するナガラ。
高齢化が進む現代、誰にとっても避けることの出来ない、人生の一場面。
追いつめられ過ぎる ことがないようにするための施策が望まれます。





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Last updated  2021.02.21 20:11:38コメント(0) | コメントを書く


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