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“2枚看板”のデビュー盤 チキン・シャック(Chicken Shack)は、1960年代に形成されたブルース・ロック・バンド。1970年代半ばに活動が止まった時期もあるものの、現在まで存続していて、後に“スタン・ウェッブズ・チキン・シャック”と名乗ったことからも顕著なように、このバンド=スタン・ウェッブ(Stan Webb,ギター&ヴォーカル)という図式のイメージが強い。けれども、デビュー当初はクリスティン・パーフェクト(Christine Perfect,キーボード&ヴォーカル、後にフリートウッド・マックのジョン・マクヴィーと結婚してクリスティン・マクヴィーを名乗る)との2枚看板にベースとドラムを加えた形であった。 イギリスのアルバムチャートで12位に達したが、内容としてはブルース色が強く、とりわけ3曲のカバー(2.「ロンサム・ホイッスル・ブルース」、4.「サン・ホー・ゼイ」、6.「シー・シー・ベイビー」)に見られるように、フレディ・キングの影響を強く受けている。他にもB・B・キング(1.「ザ・レター」)やジョン・リー・フッカー(5.「キング・オブ・ザ・ワールド」)を取り上げていて、全体としては重くて渋いといった印象である。 オリジナル曲に目を向けると、インスト曲の8.「ウェッブド・フィート」に代表されるようスタン・ウェブのナンバーもさることながら、クリスティン・パーフェクトの存在が光る。彼女のペンによる3.「ホェン・ザ・トレイン・カムズ・バック」と9.「ユー・エイント・ノー・グッド」は、リスナー側の姿勢次第では本盤のもう一つの聴きどころになっているとも言えるのかもしれないと思う。 ちなみに、長々しいアルバム表題(Forty Blue Fingers, Freshly Packed and Ready to Serve)と妙な缶詰めのジャケット写真が気になる人も多いことだろう。表題(なおかつ缶詰のパッケージ名)は“新鮮なままパッケージされ、そのままサーブできる40本の青い指”。よくある缶詰めパッケージの語句をもじったものである。もちろん、青い指が食卓に並ぶととんでもなく不気味だが、40本の青い指というのは演奏者4人分のブルースを演奏する指を意味している。[収録曲]1. The Letter2. Lonesome Whistle Blues3. When the Train Comes Back4. San-Ho-Zay5. King of the World6. See See Baby7. First Time I Met the Blues8. Webbed Feet9. You Ain't No Good10. What You Did Last Night1968年リリース。 Chicken Shack / 40 Blue Fingers Freshly Packed And Ready To Serve 【LP】 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 “ぽち”応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2018.07.31
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INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。ここしばらくの記事(アルバム、曲)のリンクを追加しています。INDEXページへは、下記リンク、もしくは本ブログのトップページ右欄(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-L)・つづき(M-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-C)へ → つづき(D-H)・つづき(I-L)・つづき(M-R)・つづき(S-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系(ロック・ポップス)編へ アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ 下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー(1つでもありがたいで す)をクリックお願いします! ↓ ↓ にほんブログ村 : 人気ブログランキング:
2018.07.28
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ここしばらく、キューバのシンガーソングライター、パブロ・ミラネス(Pablo Milanés)の名曲選を続けました。過去のものと合わせて、合計10曲分のまとめリンクです。PART 1(2015年3~4月)(1)「クアント・ガネ、クアント・ペルディ(Cuánto gané, cuanto perdí)」(2)「ヨランダ(Yolanda)」(3)「ポブレ・デル・カント―ル(Pobre del cantor)」(4)「ジョ・ピサレ・ラス・カジェス・ヌエバメンテ(Yo pisaré las calles nuevamente)」(5)「エル・ブレべ・エスパシオ・エン・ケ・ノ・エスタス(El breve espacio en que no estás)」PART 2(2018年7月)(1)「ノ・ア・シド・ファシル(No ha sido fácil)」(2)「ラ・ビダ・ノ・バレ・ナダ(La vida no vale nada)」(3)「ニカラグア(Nicaragua)」(4)「ロス・ディアス・デ・グロリア(Los días de gloria)」(5)「パラ・ビビール(Para vivir)」 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓
2018.07.27
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パブロ・ミラネス名曲選~PART 2(その5) 5回にわたってお送りしてきたパブロ・ミラネス(Pablo Milanés)の名曲選パート2の最終回です。キューバ、さらにはラテンアメリカを代表する歌手・作曲家である彼の代表曲の一つで締めくくってみたいと思います。 曲が書かれたのは1967年とのことですが、この「パラ・ビビール(Para vivir)」(“生きるために”の意)が発表されたのは、1975年のアルバム『ラ・ビダ・ノ・バレ・ナダ』(本シリーズ第2回参照)においてでした。まずは、若きパブロの歌声をお聴きください。 1943年生まれのパブロも2018年現在では75歳を迎えましたが、今も現役です。そんな中、最近になって筆者が思わず注目したのは、娘のアイデー・ミラネス(Haydée Milanés)が父パブロと共演した『アモール』という表題のアルバムでした。同作品は、アイデーがパブロとのデュエットで名曲群をカバーするという、何とも意欲的な内容になっています。 そのようなわけで、最後は、親子共演による「パラ・ビビール」をどうぞ。[収録アルバム]Pablo Milanés /La vida no vale nada(1975年)Haydée Milanés / Amor(2017年) 【輸入盤CD】【新品】Pablo Milanes / Antologia Personal【K2021/11/12発売】 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2018.07.25
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パブロ・ミラネス名曲選~PART 2(その4) キューバを象徴するシンガーソングライター、パブロ・ミラネス(Pablo Milanés)の名曲選の続きです。彼の代表曲をたどっていくと、どうしても1960~70年代のものが増えてしまいます。そこで、今回は、あえて少し新しめ(といっても現在からみるとだいぶ前ですが)の時期のお気に入りのアルバムからのナンバーを取り上げたいと思います。 2000年発表の、正確な枚数は不明なのですが、たぶん30数作目のアルバムとなる『ロス・ディアス・デ・ラ・グロリア(Los días de gloria)』の表題曲です。なお、このスペイン語の表題は、“栄光の日々”という意味です。 せっかく“新しめ”の曲にしたので、はるか昔ではない、わりと新しめの映像もご覧いただきたいと思います。詳しいことは分かりませんが、2010年代に入った辺りではないかと思しきものです。テレビ映像のせいなのか最初のヴァースだけの短いヴァージョンですが、美声とラテン体形の年配のおじさんな見た目のギャップ(!?)をお楽しみください。 [収録アルバム]Pablo Milanés / Los días de gloria(2000年) ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひ“ぽちっと”お願いします。 ↓ ↓ ↓
2018.07.23
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昨日、本ブログの累計アクセス数が2900000件を超えました。ここのところは毎日安定して多くのアクセスをいただいており、300万アクセスも視野に入ってきました。この場を借りて、ご覧の皆様にあらためて感謝いたします。今後ともご愛顧ください。 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2018.07.22
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パブロ・ミラネス名曲選~PART 2(その3) パブロ・ミラネス(Pablo Milanés)名曲選第二弾の続きです。ラテンアメリカ諸国の政治性というか、国や政治が日常の生活に及ぼしているリアリティみたいなものは、曲がりなりにも“平和”を享受してきた、戦後しか知らない日本人から見ると、なかなか想像しにくいような気がします。20世紀半ばや後半になってもアメリカから露骨に干渉されたり、はたまた軍事政権が現れたりという状況はなかなか想像しにくいところがありますが、ここ数十年だけでも国によっては国家の経済破綻、内戦状態、非人道的な殺戮などがいろんな国で起こっているというのが現実なわけです。 パブロ・ミラネスがこの「ニカラグア(Nicaragua)」のような曲を書くのも、そうしたリアリティに根差していたのかもしれないと思ったりします。ひとまずは、原曲をお聴きください。 ご存知のように、キューバは、スペインの植民地だった時の米西戦争に始まり、果てはキューバ革命やその後の冷戦といった激動の歴史を経験しました。曲のテーマとなっている中央アメリカの小国ニカラグアも、キューバと並んで波乱含みの歴史を歩んできた国です。その辺りにも、歴史を共有といえばいいのか、何か共感するものがあるのでしょう。 さて、もう1本は、少し変わったアレンジ(というかDJヴァージョン)をお聴きください。上のようなアーティスト個人やそれを取りまく政治的背景などがあるのでしょうが、それとはまったく別の次元で、ファンクな感じに仕上がっています。音楽は発表された瞬間に作者(演奏者)の手から離れていくというのもまた真です。その意味では、このヴァージョンはこのヴァージョンでよいのではないかと思ってみたりもします。 [収録アルバム]Pablo Milanés / Comienzo y final de una verde mañana(1985年) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2018.07.21
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パブロ・ミラネス名曲選~PART 2(その2) パブロ・ミラネス(Pablo Milanés)の名曲選パート2を続けます。今回は、初期の名ナンバーをピックアップしたいと思います。1976年発表のアルバムの表題曲で、「ラ・ビダ・ノ・バレ・ナダ(La vida no vale nada)」という曲です。まずは、1984年、アルゼンチンはブエノス・アイレスでのライヴ演奏をどうぞ。*リンク切れにより差し替えました。以下は2000年発表のニューヨークでのライヴ録音盤からの音源です。 この曲の表題は“人生は何の役にも立たない”という意味のスペイン語なのですが、グローバル化の今とは違って軍事政権なんて普通だった一昔前のラテンアメリカで、それも冷戦で共産圏の牙城になっていたキューバに生まれたシンガーがこういうテーマを歌うと、何だか切実な気がします。 話は変わりますが、パブロ・ミラネスの曲は広くスペイン語圏の聴衆に長く支持され、愛されてきました。同様にアーティストからも大きなリスペクトを受けていて、『ケリード・パブロ』(“親愛なるパブロ”)というタイトルのトリビュート盤が2度にわたって出されてもいます。今回は、そんな観点から、有名アーティストによるこのナンバーのカバーを取り上げたいと思います。同世代(同じ1943年生まれ)のスペインはカタルーニャ出身のシンガーソングライター、ジョアン・マヌエル・セラー(Joan Manuel Serrat)による、若き日の「ラ・ビダ・ノ・バレ・ナダ」のカバーをどうぞ。 [収録アルバム]Pablo Milanés / La vida no vale nada(1976年) ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひ“ぽちっと”お願いします。 ↓ ↓ ↓
2018.07.19
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パブロ・ミラネス名曲選~PART 2(その1) 以前、と言ってももう2年以上が経過しているとは思いますが、キューバのシンガーソングライター、パブロ・ミラネス(Pablo Milanés)の名曲選というのをやりました。ヌエバ・トローバ(新しいトローバ)の潮流を引っ張っていったのみならず、スペイン語圏では、長年にわたって根強い人気を誇るベテラン・シンガーソングライターの地位を維持しているアーティストです。 今回は、このパブロ・ミラネスの名曲選の第二弾をお届けしたいと思います。これまでに取り上げていない曲を、5曲ばかりセレクトして動画付きの不定期更新でお届けしたいと思います。よろしくお付き合いいただければ幸いです。 まずは、個人的にお気に入りアルバムの一つ『コミエンソ・イ・フィナル・デ・ウナ・ベルデ・マニャーナ』からの1曲。同盤のオープニング・ナンバーの「ノ・ア・シド・ファシル」(“簡単ではなかった”の意)です。 この手の思索的な詞に寂しげなメロディが組み合わされ、さらにサビでちゃんと盛り上げるというのは、パブロ・ミラネスの真骨頂と言えるように思います。 つづいては、最近のライヴ映像をご覧いただきます。2013年、ハバナのカール・マルクス劇場でのライヴとのことです。1943年生まれですので、ちょうど70歳になった年のライヴの様子ということになります。現在は75歳の彼ですが、まだ元気で活動を続けてもらいたいものです。 [収録アルバム]Pablo Milanés / Comienzo y final de una verde mañana(1985年) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2018.07.18
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オリジナル・メンバー、14年ぶり復帰の世紀末盤 ある意味、なかなかTOTOらしい1枚だと思うのが、この『マインドフィールズ(Mindfields)』というアルバム。作品自体は1999年のものだから、ドラムのジェフ・ポーカロは既に事故で無くなった(1992年)後だし、バンドがデビューした70年代後半から80年代にかけてがバンドの絶頂期だったというのも事実である。そんなわけで、代表盤とはならないであろう作品なのは確かなのだけれど、個人的には意外と気に入っているアルバムだったりする。 さて、本盤では、オリジナル・メンバーだったヴォーカリストのボビー・キンボール(1984年の『アイソレーション』制作中に脱退)が15年近いブランクからバンドに復活している。もちろん、ヴォーカルが復帰したからといって、すぐさま初期のTOTOらしさが取り戻されるわけではない。けれども、実際にアルバムを聴くと、やっぱり“TOTOらしい”のである。そこが本盤の不思議かついちばんの魅力なのかもしれない。 冒頭はルカサーがヴォーカルの1.「アフター・ユーヴ・ゴーン」で始まるが、この辺は本盤の直近の流れを意識してのものなのかもしれない。続くキンボールのヴォーカルによる2.「ミステリアス・ウェイズ」からが、上で述べた“TOTOらしさ”が耳につき始める。曲が進むにつれ、当時のTOTOの音楽に80年代風のエッセンスが混じりあったようなヴァリエーションにとんだ曲が展開されていく。上記1.のシタール風のフレーズがるかと思えば、レゲエ風のリズムもある。ジャム・セッション風の演奏があるかと思えば、ドラマチック風バラードもある。70分超の長編だけれど、決して単調になることなく、様々な面を見せていく曲と演奏が変化に富んでいる。 そんなわけで、実のところ、冒頭に書いた“TOTOらしさ”というのは、ひとえにキンボールの復帰のみによるのではないように思えてくる。彼のメンバー復帰はその要素の一つであり、結局は昔からの彼らの器用さ、つまりはいろんなことができるキャパシティがその復帰で刺激されたことによるとでも説明したほうがいいのかもしれない。 最後に少しだけ、個人的な趣味でお気に入りを挙げると、上記1.、2.に加え、8.「ラスト・ラヴ」、10.「ワン・ロード」、パート1~パート3まであわせて8分近い13.「ベター・ワールド」もいい。ついでながら、日本盤のボーナス曲となっている14.「スパニッシュ・ステップス・オブ・ローマ」も結構好きなのだけれど、残念ながら正規のアルバム収録曲にはカウントされていない。完成度は高いと思うのだけれど、他の楽曲との組み合わせ上の理由や全体の雰囲気との整合性の問題だったのだろうか。[収録曲]1. After You've Gone2. Mysterious Ways3. Mindfields4. High Price of Hate5. Selfish6. No Love7. Caught in the Balance8. Last Love9. Mad About You10. One Road11. Melanie12. Cruel13. Better World Parts I, II & III14. Spanish Steps of Rome ←ボーナス・トラック1999年リリース。 【中古】洋楽CD TOTO/マインドフィールズ【タイムセール】 次のブログのランキングサイトに参加しています。 お時間の許す方は、“ぽちっと”クリックで応援をよろしくお願いします! ↓ ↓
2018.07.15
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バンドの転機となった一枚 シカゴ(Chicago)は、1969年の『シカゴの軌跡(The Chicago Transit Authority)』でデビューし、ほぼ毎年1作(といってもその“1作”が2枚組だったり、ライヴ盤やベスト盤のリリースも間に挟んでいたりもする)のペースで着実に作品リリースを重ねていった。そんな中、バンドにとって大きな危機が訪れた。1978年1月に起きた、当初からのメンバーであったテリー・キャスの死である。弾が入っていないと言って銃をこめかみにあてて引き金を引いたところ、自身を撃ち抜いてしまったという不慮の事故だった。 当然、シカゴというバンドも存続の危機を迎えた。ピーター・セテラの言によれば、“イーグルスがベーシストを探していたりしないだろうか”なんて具合に身の振り先を考えたりもしたそうである。けれども、ある友人の一言をきっかけにバンドは存続を決意し、新たなギタリストを探し出す。そうして迎えられたのが、スティーヴン・スティルス・バンドなどで活動歴を持つドニー・デイカスだった。 アルバム名はこれまでのしきたり(といっても、厳密なものではなかったけれど)とは違い、通し番号の“12(XII)”ではなく、『ホット・ストリーツ(Hot Streets,ただし邦訳では ホット・ストリート)』となった。ロバート・ラムは、こうした表題もこれもまたメンバー変更による変革だったと述べている。 以上のような変化の結果は本盤の内容面にも如実に表現された。最初のシングルとなった1.「アライヴ・アゲイン」はタイトルそのものもそうだし、曲調もそしてヴォーカル(ピーター・セテラとドニー・デイカスの2人が共同してヴォーカルをとる)も、再生したあるいは新生のシカゴをある意味、象徴している。他にお気に入りを少し挙げるならば、ドニーのヴォーカルによる5.「テイク・ア・チャンス」がいい。さらに、大きなヒットにはならなかったもののシングル・カットされた6.「ゴーン・ロング・ゴーン」はピーター・セテラらしい魅力が詰まったナンバー。同じくシングル化された9.「ノー・テル・ラヴァ―」は、本盤収録中、シカゴ的という意味でお薦めの曲。これに対し、10.「ショウ・ミー・ザ・ウェイ」は、ある種、シカゴらしくないという意味での注目曲。アルバム末尾のこの2曲を連ねて聴くのもなかなか面白いと思う。[収録曲]1. Alive Again2. The Greatest Love on Earth3. Little Miss Lovin'4. Hot Streets5. Take a Chance6. Gone Long Gone7. Ain't It Time8. Love Was New9. No Tell Lover10. Show Me the Way1978年リリース。 【メール便送料無料】Chicago / Hot Streets(リマスター盤)(Expanded Edition) (輸入盤CD)(シカゴ) 下記のブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、バナーをクリックお願いします! ↓ ↓
2018.07.13
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少々間が空きましたが、INDEXページ(ジャンル別、アーティストのアルファベット順)を更新しました。ここしばらくの記事へのリンクを追加しています。INDEXページへは、下のリンク、もしくは本ブログのトップページ右欄(フリーページ欄)からお入りください。 アーティスト別INDEX~ジャズ編(A-G)へ → つづき(H-L)・つづき(M-Z) アーティスト別INDEX~ロック・ポップス編(A-C)へ → つづき(D-H)・つづき(I-L)・つづき(M-R)・つづき(S-Z) アーティスト別INDEX~ラテン系(ロック・ポップス)編へ アーティスト別INDEX~邦ロック・ポップス編へ 下記ランキングに参加しています。応援くださる方は、各バナー(1つでも ありがたいです)をクリックして応援お願いします! ↓ ↓
2018.07.11
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好みは分かれるかもしれないが、これこそ本領発揮盤 ブッカー・アーヴィン(Booker Ervin)は、1963~64年にかけて、プレスティジにいわゆる“ブック・シリーズ”と呼ばれる4部作を残している。『ザ・フリーダム・ブック』、『ザ・ソング・ブック』、『ザ・ブルース・ブック』、『ザ・スペース・ブック』というのがそのタイトルで、いずれも“××・ブック”なる表題である。 本盤『ザ・ブルース・ブック(The Blues Book)』はこれら4部作のうちの1つで、タイトルからも内容からも本領発揮の1枚と言える。他の3枚と大きく異なる特徴としては、トランぺット(奏者はカーメル・ジョーンズ)が入っている点が挙げられ、4枚中で唯一トランぺッターとの共演作となっている。“ブルース”が表題となっているが、これら4作のうち、良くも悪くも最もべったりとブルージーな香りがする仕上がりなのが本盤ではないかと思う。 収録されているのはいずれもブッカー・アーヴィン自身のペンによる全4曲。マイナー調の1.「イーリー・ディアリー」は15分近い長尺で、上記の通り、ブルージーなフレーズを吹きまくる彼のテナーを堪能できる。2.「ワン・フォー・モート」では、カーメル・ジョーンズのトランペットとギルド・マホーネスのピアノが奏でる疾走感の上で、やはりべったりとした(もちろんいい意味で)アーヴィンのサックスが全開になる。3.「ノー・ブーズ・ブルース」は、テンポを落としたスタンダード調で、15分越えの長尺ゆえに“垂れ流し”と言われそうな部分もなくはないが、アルバム全体としては“吹きまくり”一辺倒ではなく、こういう演奏が挟まっていてちょうどよい良いようにも思う。最後の4.「トゥルー・ブルー」は、再び本領発揮のブルースで、冒頭の1.と並ぶ聴きどころになっていると思う。[収録曲]1. Eerie Dearie2. One for Mort3. No Booze Blooze4. True Blue[パーソネル、録音]Booker Ervin (ts)Carmell Jones (tp)Gildo Mahones (p)Richard Davis (b)Alan Dawson (ds)1964年6月30日録音。 輸入盤 BOOKER ERVIN / BLUES BOOK [CD] 【メール便送料無料】Booker Ervin / Blues Book (輸入盤CD) 以下のブログランキングに参加しています。お時間の許す方は、 “ぽち”応援よろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓
2018.07.07
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美しいオーケストラとサックスの“予定調和” マイケル・ブレッカー(Michael Brecker)は、1949年生まれ、2007年没のフィラデルフィア出身のサックス奏者。一方のクラウス・オガーマン(Claus Ogerman)は、1930年ポーランド生まれの作曲家・編曲家で、2016年に亡くなっている。 この2人は1970年代にも共演の経験があったが、1980年代に入ってトミー・リピューマを介して共演作の話が進むこととなった。このプロデューサーが抱いていた作品の計画とは、オガーマンのアレンジしたオーケストラの上で、ブレッカーがテナー演奏を披露するというものだった。1982年、この計画が実現に移され、ニューヨークで録音された。 その成果が本盤『シティスケイプ(Cityscape)』ということになる。当時のブレッカーは体調がよくなかった(実際、レコーディングの直前まで入院していた)が、それにもかかわらず、見事な演奏を披露している。とはいえ、この作品の好き嫌いは分かれるかもしれないようにも思う。というのも、オガーマンのクラシック寄りの発想は、結果的にこの作品がジャズに分類されてよいものなのかどうかという疑問を生み出しかねないからだ。けれども、筆者の個人的見解としては、それも含めて秀作だと思う。 綿密に練られたアレンジ、オーケストレーションが準備されていたことを考え合わせれば、ブレッカーのプレイ面での自由度はさほど多くなかったのかもしれない。こういう言い方をすると、“予定調和?”と言われてしまいそうだが、ある程度そうだったのだろうと思う。予定もしくは予想された流れの中で演奏が繰り広げられていることは事実なのである。 総勢60人を超えるオーケストラを用意したとのことで、ところどころ“やり過ぎ”と感じるところはなくはないものの、ひとまずは表題曲の1.「シティスケイプ」に本盤のコンセプトはよく表れている(かつ本盤中で筆者が最も気に入っている曲である)。この曲を含めてすべてオガーマンの作曲した楽曲である。加えて、聴き逃がせないと思うのは、アナログではB面となっていた組曲風の4.~6.「神々の出現そして不在」(原題の直訳は「各々の存在と不在」でパート1~3と題されている)。連続しているが曲調や雰囲気が変化していき、個人的にはもう少しブレッカーをまとめて聴きたいという場面もなくはないのだけれど、明瞭に本盤の意図が表現されているように思う。[収録曲]1. Cityscape2. Habanera3. Nightwings4. In the Presence and Absence of Each Other (Part 1)5. In the Presence and Absence of Each Other (Part 2)6. In the Presence and Absence of Each Other (Part 3)[パーソネル、録音]Claus Ogerman (arrg), Michael Brecker (ts), Warren Bernhardt (kb), Steve Gadd (ds), Eddie Gomez (b., 1. & 3.), Marcus Miller (b, 2. & 4.-6.), John Tropea (g, 2.), Buzz Feiten (g, 4.), Paulinho da Costa (perc, 2. & 4.)1982年1月4日~8日録音。 ブログランキングに参加しています。 応援くださる方は、ぜひ“ぽちっと”お願いします。 ↓ ↓ ↓
2018.07.04
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