おかしな寄り道

黄色く色づいた、いちょうの木の葉が木枯らしに舞う頃になると、暖かい蒸し物や鍋物が美味しく感じられます。

茶わん蒸しのぎんなん、そのほか土瓶蒸し、ほうろく焼きなどに入れるぎんなんは、秋から冬にかけての料理のひき立て役でもあります。
そして栄養的、薬効的にみても寒い冬に向かっての、私どもの体をつくるよい食品でもあります。中国でも銀杏は古くから、その生命力の強さから、「長寿の食物」として珍重されてきました。
炒めたぎんなんはセキやタンがとれ、肺の働きが強められ、保温作用があるので、夜尿症や頻尿の人にも効果的な食品といわれます？ただ、つい食べすぎると、吐いたり、鼻血を出したり、かえって体調をくずしますので、毎日少量づつ家族で食べれば、とくに虚弱体質の人々には効果のある食品でしょう。

あまり手のこんだ料理よりも、 ↓ 生椎茸を焼いたり、入り銀杏を散らしたりしたものの方が、趣が深いような？ ぎんなんの冷凍保存は、「殻付きのまま」と「殻をむいてから」という2種類の保存方法があります。
殻付きのままは 、ふっくら そのまま冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫で保存します。
殻をむいてからは 、 塩ゆでしてからラップで小分けして、冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫に入れます。長持ちしますが、美味しく食べたい場合は数ヶ月以内に食べきってしまいましょう 。

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