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あんた子供産んだんですか? 星桃次郎 赤い衝撃 第18話「結婚するなら母は死にます」ほんとサブタイトル詐欺。皆うきうきムードの中、友子だけ進路が決まっていない。ある日、ギターの練習に帰り道で大雨に遭う。タクシーは乗車拒否、それ以外の交通機関も車いすに対応していない。友子は一人で自由にどこへでも行きたいと思う。豊と秀夫は友子の卒業祝いに手動式の自動車をプレゼントする。これで雨が降っても平気。早速友子は教習所に通う。教官はなぜか秀夫。そんな中、文子は新聞に雄作の尋ね人の広告を出す。しかし広告を目にしたのは豪助だった。朝から激しく衝突する豪助と秀夫。そんな中、豪助はジローから別荘に呼び出される。「断ったら北川を撃ったのはお前の指図で俺が撃ったとバラしてやる!」。別荘に向かう豪助の車を秀夫たちが追うが、まんまとまかれる。ジローは別荘は父親が自分に与えたものだと恨み言をぶつけるが、そんな泣き言は豪助には痛くも痒くもない。ジローは「今すぐ大山産業を解散してすべての財産はお前に泣かされた連中に返してやれ!」と訴え、さらに自首して悪事をバラすと脅すが「そんなもんはひっくり返してやる。結局臭い飯を食うのはお前の方だ」とフルスロットル。ジローぶち切れ「殺してやる~」とナイフを突きつけ豪助絶体絶命。そこへ秀夫が駆け付け難を逃れるが、雄作を巡って再度衝突。「俺の父親は新田雄作だ!」。秀夫は何度も豪助を殴りつけるが、倒れた豪助に手を差し出す。大山産業は砂の山のようにいつか波の一撃で崩れ去る。しかし豪助には信念があった。「ワシは負けんぞ。お前に波の強さが分かっても、波の恐ろしさは分かるまい」。豪助は四国の貧しい漁師の息子だった。10歳の時、体を壊した母親の治療費を稼ぐため、父親は漁に出たが岩に叩きつけられて死んでしまう。めちゃめちゃになった父親の死体を見た時、海の恐ろしさを知り、負けるものかと思い、荒波を乗り越えてきた。「大山産業は砂の城なんかじゃない。ちょっとやそっとの波では崩れん!」。しかし秀夫から貧しかった頃より不幸になっていることに気づいていないと指摘される。「大山産業は俺が叩き潰す!」「潰せるものなら潰してみろ!」。豪助は秀夫を息子にすることを諦めない。「それが四国の漁師のど根性だ!」。そんなこんなで友子は仮免許を取得。走っている人や自転車を追い越す。今まで追い越されてばかりだった友子は感激して涙を流す。そこへミサコ登場。文子がさみしがっているので三人で食事をしようと誘うが断られる。その夜、文子は秀夫に会わせてほしいと大山邸を訪問。豪助を逮捕したら必ず帰ると秀夫に言われるが、睡眠薬を飲んで自殺を図る。翌日、友子は運転試験に合格するが、一緒にいた秀夫に文子が病院に運ばれたとミサコから連絡が入る。文子は豪助から雄作と秀夫を奪われ憔悴しきっていた。文子から帰って来なかったら死ぬと迫られた秀夫は「大山の家を出る。友子さんとも別れる」と口にする。病室のドア越しにそのことを聞いてしまう友子。つ・づ・く
2021年01月31日
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僕は今日は洋食。 星桃次郎 赤い衝撃 第17話「母の殺人」サブタイトル煽りすぎ。雄作の行方は分からないまま。文子は心労がたたって倒れてしまう。殺してやりたいほど豪助が憎い。秀夫は自分が北川を撃ったことになっていると知る。豪助と北川が仕組んだ芝居としか考えられないが証拠がない。北川は白を切るが豪助激白。「ワシはあいつの愛情に打たれた。だから三千万円の慰謝料は要求せんし裁判にもかけん。親父に感謝しろ」。思い通りに事が進んで豪助ご機嫌。一方、友子は希望していた体育大学から足の障害を理由に受験を断られる。学校も大したフォローせず。今なら炎上。絶望する友子を秀夫は励まそうとするが文子に止められる。「大山は私たちの敵よ!」。しかし秀夫は友子に会って励ます。そして豊も弟と知った秀夫を応援する。その頃、文子は大山邸を電撃訪問。豪助は良い機会とばかりに文子に秀夫を譲れと迫る。「秀夫を口説いたらお前にも金をやろう。いや秀夫の母親として一生面倒を見てやろう。安月給の刑事の女房じゃ貧乏所帯のやりくりも大変だろう?」と暴言スパーク。文子はナイフで豪助を刺そうとする。「殺してやる~」。豪助は友子を送り届けた秀夫に「お前が刑事ならたとえ母親であっても殺人未遂の現行犯として逮捕しろ。母親だから逮捕できんのか?豚箱に放り込めんのか?」と迫る。さらに今夜の事件を見逃してやる代わりに明日から一緒に暮らすことを提案する。友子は「人を不幸にして自分だけ幸せになるなんてそんなことできません」と反対するが「誰かが幸福になれば誰かが不幸になる。これが人生だ。覚えておけ」と剛速球で言い返される。そんなこんなで新田家。秀夫は名古屋章上司の提案を受け、豪助の要求をのむことにする。豪助の悪事を暴くためには豪助の懐に飛び込む以外に方法はない。秀夫が大山家に来ると聞いて豪助大喜び。しかし秀夫は逮捕を諦めていないと告げる。秀夫の本心を知らない豊は豪助の言いなりになったと勘違いし、秀夫を殴りまくる。その様子を頼もしく見つめる豪助に対し、友子は自分が原因だと思い家出、たまたま見かけた「身体の不自由な方歓迎!!易しい手仕事です。寮の設備あります」のビラを頼りに印刷工場に住み込みで働く。根岸さん(園佳也子)始め優しい人たちに囲まれて友子は18歳の誕生日を迎える。秀夫はラビッツのメンバーから友子らしき人を印刷工場で見かけたと聞き、友子の居所を突き止める。そんなこんなで秀夫に連れられて友子は帰宅する。豪助激おこだが「誕生日に免じて今回の家出は見逃してやる。今夜は盛大にパーティーをやろう」と提案するが小さなケーキにまたしても激おこ。しかし友子はもう子どもではない「大人です」と今までのわがままを反省、何か人の役に立つことをしたいと話す。今日の誕生日も自分から何かしてあげたい。そう言うと大山ファミリーの前で『禁じられた遊び』を演奏する。皆ニコニコ。そこへ北川登場「私の退院祝いはいつですか?」。豪助は北川に報酬の1000万円の小切手を渡す。豪助最強。つ・づ・く
2021年01月31日
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ライスは体に合わないんだ。 星桃次郎 赤い衝撃 第16話「父の蒸発」もう2月だが、友子はまだ進路が決まってシいない。そもそも卒業できるの?それなのに秀夫に結婚を迫る。雄作は襲われた際にジローの声が聞こえたと証言。しかしジローが豪助の手下になった理由は不明。その頃、豪助は北川を問い詰めていた。秀夫を手に入れるためには雄作が邪魔だ。死ぬか大怪我でもすればありがたい。しかしこの話をしたのは北川だけだ。しかもその通りになっている。これはどういうことだ?「お前ワシを敵に回して生きていけるのか!」と北川に鉄拳制裁。北川は白状するが、豪助を守るためにジローと手を組んだと嘘をつく。そこで豪助は今夜ジローを連れて来いと言いつける。ジローチャンス。殺す気満々だが、殺すのは大山産業を乗っ取った後で良いと北川に止められる。その夜、豪助は友子から結婚を断られたと聞く。同棲までしたのに何でさっさと結婚できないのか?四の五のいう友子に「ワシの血を引いていればもっと利口で根性がある!好きな男と結婚できん、騙されていも気がつかん。そんな奴はやっぱりワシの娘じゃない。他人の娘だ!」と激おこ。政子も便乗暴言攻撃。友子は本当の父親がどこにいるのか気になる。「それは聞かないでおくれ~」。そして北川がジローを連れてくる。豪助は報酬と引き換えにある仕事を依頼する。そこへ友子から情報を聞きつけた秀夫が乱入するが、ジローを取り逃がしてしまう。豪助は北川を通じて1000万円出せば襲撃しないと強請ってきたと証言する。さらに友子がジローの訪問を秀夫にリークしたことを知って激おこMAX。翌日、豪助は北川を通じて警視庁に電話。今夜ジローが襲撃するとニセ情報を提供。そして夜。大山邸に乗り付けた車から北川が降りる。ジローがライフルで狙っている。北川を挟んで真向かいに秀夫が銃を構えている。両者同時に発砲。弾は北川の足に命中する。そしてジローをまたしても取り逃がしてしまう。その後、医者の証言で当たったのは秀夫の弾と判明する。何か裏がある。雄作は豪助と接触するが、三千万円の示談金を請求される。それが嫌なら秀夫を告訴する。秀夫の身を案じるなら「休職願を出して当分身を隠してもらう。蒸発してくれたらお前の息子が仕出かしたことは勘弁してやる」。しかも北川はジローに撃たれたことにし、示談金も立て替えてやると言う。この悪党ぶりに北川も引く。「これで新田の親父は消える。あとはどうやって秀夫を手に入れるか」。そして雄作は文子にしばらく旅に出ると国鉄大阪駅前から電話する。「秀夫に伝えてくれ。俺が旅に出るのは大山豪助のためだ。俺がいなくても大山豪助を追え。追って追って追い詰めるんだ」。このシーンのためだけに大阪ロケ?阪急百貨店は面影あり。それ以外面影ゼロの貴重な映像資料。そんなこんなで友子は自分の力で新田家の団地を訪ねるが、エプロン姿のミサコがお出迎え。病院に泊まり込んでいる文子に代わって秀夫の面倒を見ているという。友子嫉妬。しかし接吻。そこへ文子が帰宅、雄作の蒸発と雄作の伝言をつたえる。「大山を追うのよ!お父さんを裏切らないわね?」。友子は一人で生きるため、ギターで自立することを考える。車いすバスケは?つ・づ・く
2021年01月31日
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僕はパンしか食べないんだよ。 星桃次郎 赤い衝撃 第15話「死を前にした愛の美しさ」車いすバスケの技術はめきめき上達するが、歩行はいまいち。ある日、豪助は新田家を訪れ「秀夫はワシの息子だ。ガハハハ」と宣言。北川に秀夫の身辺調査を依頼する。そのことを聞いた政子は北川と共謀、文子に豪助が何が何でも秀夫を手に入れようとしていると匿名で密告する。一方、秀夫との結婚を諦めていないミサコは作戦変更、文子を味方につけようとする。そんなこんなで今日も車いすバスケの練習。しかし秀夫はバイトが忙しく友子に付き添うことができない。秋本コーチと道子(『まんがはじめて物語』のお姉さん)は何だかいい雰囲気です。二人は婚約者同士だったが、秋本コーチは筋ジストロフィーに侵されていた。しかし道子は「生きている間、精一杯愛し合うつもり」と友子に語る。豪助はファミリーを全員集め財産相続を確認。豊は興味なし、政子は「私が後を継ぎますわ」と言うが「お前にはびた一文やらん」と拒絶。残るは友子。「実はワシにもう一人子供がいた。新田秀夫だ。ワシは秀夫に大山産業を任せる」と宣言。しかし秀夫は間違いなく断るだろう。そこで友子に「秀夫と一緒になりたければ何としてでも大山家に引っ張ってこい」と命令する。翌日、友子は秀夫に会うためバレンタインのチョコレートを持参して新田家の団地を訪れるが、段差と階段が友子を阻む。チョコレートを落としても拾うことさえできない。そこへ花束を抱えたミサコが現れる。ミサコはキッツイキャラだが「ライバルはお互いに助け合わないとね」とかなり良い人。秀夫を呼びに行くが文子が現れ、友子を拒絶する。一方、豪助も秀夫にアプローチ。「決まっとるじゃないか。君は血のつながったワシの息子だからだ」。もちろん秀夫は大山産業入りするつもりは毛頭ない。豪助は友子にさっさと秀夫と結婚するよう迫るが、話が性急すぎてついていけない。豪助にとって雄作の存在も邪魔だ。「あのばか親父!あんな奴死んだほうがいいんだ!」。北川はそれをこっそりテープに録音、ジローに聞かせて雄作襲撃を指示する。豪助の犯行と見せかける作戦だ。北川の復讐開始。雄作はジローにぼこぼこにされ、豪助の手下による犯行とされる。秀夫は豪助に再度手錠をかけると宣言する。「ふん、やっぱりお前は骨がある」。そんなこんなで車いすバスケの関東大会開催を前にして秋本コーチが入院してしまう。道子は面会の帰りに「愛って愛されることじゃなくて、ただ愛することなんじゃないかしら」と友子に語る。「愛して愛し抜くことなのよ。どんなことがあっても私のあの人への愛は私の心の中から消えていかないわ」。そして試合当日を迎えるが、秋本コーチは昨夜急逝していた。遺影の前で握手を交わす道子と友子。秀夫は秋本コーチから万が一の時のことを聞かされていた。そんなこんなで道子たちのチームが勝利。道子は秀夫のおかげだと感謝する。試合終了後、友子は秀夫を呼び止めるとグラウンドで二、三歩だけだが自力で歩いてみせる。大喜びする二人。つ・づ・く
2021年01月31日
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僕も大好きなんです。あれはとっても美味しいですね。 星桃次郎 赤い衝撃 第14話「かたきの娘は嫁にできない!」安定の2クール目突入。またしてもでたらめなサブタイトル。ようやくまともなリハビリに励む友子。秀夫の240万円は雄作が立て替え、秀夫は刑事に復職することになるが、またしても友子のリハビリに付き合う。友子は車椅子バスケットボールに興味を持つ。東京に女子チームは一つしかない。そのチームを二つに分けて全国的に試合できる機会を持ちたいとコーチ(叶刑事)は熱く語り、秀夫に新チームのコーチを要請。「よーしやってみるかな」「わーい」(※女子たち)。そんなこんなで友子の食欲もりもり。豪助は友子の結婚相手のことで頭いっぱい。友子は反発するが豪助のために足を治し、オリンピックやパラリンピックで金メダルを取るつもりでいた。そんなこんなでリハビリそっちのけで猛練習。チームの名前を「ラビッツ」と名付ける。その頃、逮捕された矢野ジローの裁判が迫っていたが、雄作のミスで脱走。北川の許に逃げると早速豪助に「ぶっ殺してやる!」と脅迫電話。豪助は警視庁に乗り込み「ワシのような何の罪もない人間に手錠をかけ、凶悪犯はあっさり取り逃がす。それが警察の仕事か!」と文句爆発。雄作のミスと知ると「ワシを殺すためにわざと逃がしたんだろ?」とスパーク。雄作は謹慎となる。豪助はどこまで自分たちを苦しめれば気が済むのか。文子は豪助に文句を言うが、今回に関しては完全な逆恨み。「苦しめているのはお前たちだ。新田は正当に理由なくワシに手錠をかけた。そのうえ息子は友子を一生歩けない身体にした。文句を言いたいのはこっちのほうだ!」。豪助と替わって友子が姿を見せたことで話がややこしくなる。文子が口にした秀夫の出生を政子が立ち聞きしていたのだ。政子は北川に報告。秀夫が豪助の子と名乗り出る前に大山産業を乗っ取ろうと持ち掛ける。秀夫の出生はジローにとってもいいネタ。ジローに狙われているとも知らず、北川におびき出された豪助は練習中の友子と秀夫に殴り込み。「こんな子供だましの遊びが何の役に立つ?」。カチンときた秀夫は豪助にボールを持たせる。「うりゃー。素人のワシにでもできる」。しかし車いすに座ると全くシュートできない。それどころかボールが届かない。どうしてこれが子供だましと言えるのか。「お前ワシを説得したな。新田の倅にしては上出来だ」。豪助は素直に自分の非を認める。そんなこんなでジローに襲撃され、寸でのところで秀夫に助けられるがジローは逃亡。試合当日。鈴代に説得され嫌々会場を訪れる豪助。車いすバスケのシーンがなかなかの迫力。大変な撮影だったのでは。その迫力に豪助も引き込まれる。「ラビッツて何じゃ?」「英語でウサギって意味ですよ」「!」。すっかり豪助熱狂。ラビッツが勝ち金メダルが与えられる。友子は金メダルを豪助の首にかける。「もう金メダルはいらん。お前の気持ちだけでたくさんだ」。がっしり抱きしめ合う父娘。そこへジローから電話。「秀夫の親父はお前なんだ!お前みたいな人間の屑は生かしゃおけねえ!」と衝撃の連絡。「秀夫がワシの子か・・・こいつは面白い。面白くなってきたぞ」と楽しそう。つ・づ・く
2021年01月30日
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だけど処女じゃありませんね? 星桃次郎 赤い衝撃 第13話「私の父は誰ですか?」手術は成功したが友子はどんより。江崎は自信満々。豪助は江崎を絶賛。秀夫も阿蘇から駆け付け江崎から報告を受ける。ついでにしなくいてて友子と面会。またしても別れる、別れたくないのやり取り。さらに友子にウサギをプレゼントする。病室で動物を飼ってはいけません。豪助も病室に食べ物や酒を持ち込んで手術の成功を祝してパーティ。フリーダムな連中。しかしギプスを外しても友子の足は反応しない。豪助激怒「へぼ医者でなければ友子の足を何とかしろ!」。返す言葉ないね。その頃、ミサコはJALの飛行機で再度九州入り。霧で画面真っ白な阿蘇で秀夫に結婚を迫りまくる。秀夫は友子の足が全然治っていないことを聞いて動揺する。江崎はあらゆる技術を駆使して友子を再検査しまくるが原因不明で焦りだす。友子は次第に死んだほうがいいと思うようになり、ウサギも餌を食べなくなる。ウサギからヒントを得た江崎は精神科医を紹介し、催眠術のような診察を受けさせる。そこで友子は出生の秘密を知っていたことを口にする。なるほどねと頷く江崎と精神科医。友子が歩けないのは生きる気力を失っていることが原因だった。「方法はたった一つ。秀夫君と友子さんは実は兄妹ではない、全く血のつながりのない他人だということを教えてやることだ」。新たな謎が爆誕。秀夫と他人だと分かれば生きる気力が湧くと鈴代に力説(※江崎の専門は脳外科)。本当の父親を聞かれたらどう答えればいいのか?「それだけは言っちゃいけない」。頭がおかしくなりそうな鈴代。「どんなことがあっても友子さんを死なせてはいけない。それが私たちの責任なんだ。義務なんだ!そうだろっ鈴代サン!」と宇津井ズムで迫る江崎。この二人デキてんのか?しかし実の子ども以上に友子を可愛がってきた豪助は激怒。その後、鈴代は友子に豪助が父親ではないこと、秀夫とは血のつながりがないことを激白。「本当のお父さん誰なの?」「それは聞かないでおくれ~」。友子は混乱したままさ迷う。その時、足を怪我するが麻痺しているため出血に気づかず意識を失ってしまう。つうことで「日頃から鍛えまくってるワシの体から血をどんどん流し込め」と豪助の血が友子に提供される。江崎は友子に「誰が本当の父親か突き止める必要は全くないな」と宇津井ズムを発揮。「君のお母さんはその男の人を真剣に愛していたからこそ君を産んだんダ」と説明になっていない説明をする。鈴代が豪助と一緒になったのにはどうしようもない事情があった。その事情の説明はなし。しかし豪助のこともフォロー。友子には立派な父親と母親がいる。「実の父親なんて問題じゃあない」。宇津井ズムに洗脳され友子にっこり。翌日ふとしたことで友子は無意識に足を動かす。「足が動いたぞ~」。豪助、鈴代、友子は抱き合って涙を流す。江崎は秀夫にそのことを報告、ついでに友子と血のつながりのないことも伝える。「これは事実なんだよ。二人を引き裂くものは何もないんだよっ!」。アメリカに戻る江崎を見送る友子。「あの先生、私のお父さんかしら?」。そして山岳パトロールを辞めて東京に戻ってきた秀夫と再会、熱い抱擁を交わす。そう簡単に辞められてもなあ。つ・づ・く
2021年01月30日
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生まれて、すいません。 星桃次郎 赤い衝撃 第12話「それは言えない!幻の父」脚本家によって登場人物のキャラが激しく変わる。そこに味がある。結構でたらめなサブタイトルも。あれほど秀夫を信じ切っていた鈴代は見事に寝返り。民主党の議員もびっくり。しかし友子はまだ阿蘇に留まると言う。その頃、秀夫は山岳パトロールの仲間たちと炎を囲んでいますが、これは登山隊の描写では?山に登るたびにキャンプファイヤーしているみたいな感じ。そこへ友子から電話がかかる。「私を愛してるなんてみんな嘘だったのね」「嘘じゃない。愛してるけど愛せないんだ」以下繰り返し。友子はストーカーのように諦めない。さらにミサコも秀夫の前に現れ、剛速球で結婚を申し込む。「大杉ミサコ23歳。わがままいっぱいに育ちましたけど料理とか家事一人前にできると思います!」。演じている木内みどりがぐいぐい迫ります。そこへ鈴代が現れ、友子に代わって秀夫にぐいぐい迫る。「友子さんは僕の妹なんです」。秀夫は出生の秘密を告白する。それを立ち聞きするミサコ。リアル阿蘇ロケ。霧で画面真っ白け。ホテルの戻った鈴代は友子に諦めるよう説得。秀夫とミサコが一緒になると聞かされ失意のままJALの飛行機で九州を発つ(※ただしライブフィルムなので羽田空港を離陸)。豪助は大山産業の新入社員3名しかも陸上競技経験者をお相手候補に揃えるが、友子にその気なし。「秀夫さん以外のコーチなんて考えられないの」。それに足を治して走りたい。「新田の倅のことは許せんがその根性は大したものだ」。豪助は褒める時は褒めるナイス父親。そしてミサコのことも褒める。しかしミサコは秀夫と結婚してマロン製菓の重役として迎え入れたいとまで豪助に語る。豪助も秀夫がどんなに酷い男か語る。秀夫を巡って対立する二人の会話を耳にする友子。その後、友子とミサコは互いに「負けた」と思い、秀夫から身を引くと宣言。しかしミサコは親切心から秀夫の出生の秘密を友子に話してしまう。友子はそのことを秀夫に電話で確認する。秀夫は答えられない。ショックを受けた友子は夜道を一人車いすで出歩き、転倒した弾みで脊椎と腰椎を痛めてしまう。このままだと呼吸が止まり生命すら危ない。豊はアメリカの江崎に手術を依頼。鈴代も事情を説明。江崎は忖度をフル発揮して手術を引き受ける。友子が助かるなら全財産を投げ出しても良いと豪助自らJALの飛行機で帰国した江崎をお出迎え。「私も友子さんが可愛い。その愛情はあなた以上です」。江崎のその一言が気になる。「それはどういう意味です?」「私にとって友子さんは絶対死なせてはならない人なんです」。豪助も視聴者も気になる。そんなこんなで手術は成功。豪助大喜び。しかし秀夫はもやもや。頸椎は治ったが腰椎は分からない。友子が歩けるようになったとしても秀夫との関係は・・・。つ・づ・く
2021年01月29日
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君には聞いとらんよ。 星桃次郎赤い衝撃 第11話「阿蘇に煙る父母の秘密」政子から友子と鈴代の無断外出を聞いて豪助怒り爆発。秀夫がそそのかしたに違いない。「俺の可愛いウサギはどこにいる!」と雄作襲撃。口を挟む文子に「奥さんか?あんた黙ってろ!・・・?・・・そうか~そういうことだったのか。こりゃ面白い。お前ワシが捨てた女を女房にしたのか?ガハハハ」。怒る雄作に「女の一人二人捨てて何が悪い。男の勲章のようなものだ」と爆裂発言。とどめに「お前何か?女房の敵を討つために大山豪助を手錠にかけたのか?呆れてものも言えんな~」と宇宙爆発。その後、友子と鈴代は文子に秀夫の行方を尋ねるが、同棲したのは償いの気持ちからだったと告げられる。被害者と加害者が一緒に生活してうまくいくはずがない。とどめに「やはり母親として秀夫には健康で子供をたくさん産めるお嫁さんをと思っています」と差別発言。しかし鈴代も「どこに嫁に出しても立派な娘にしてみます」と宣言。豊を通じてアメリカの江崎に助言を求める。「医者にとって大事なのは患者を治そうとする熱意と努力だ!」。そんな精神論をぶちまけながら新しい手術で何人も脊椎損傷が治った症例を紹介する。それを聞いた豪助は友子に明日から学校へ戻るよう言いつける。「ウサギがまた走る日を祈って乾杯~」。しかし手助けなし。街中バリアだらけを承知で送り出す。後ろから見守りながらつい手助けしようとする鈴代を豪助が止める。何とか学校に到着。正門で待っていた同級生たちと教室に向かう友子を見て「さすがワシの娘だ」と一安心。皆からサポートを受けながら学校生活を過ごすが体育だけは見学。走ることのできない自分がもどかしい。そんなこんなで豪助は株をゲットしたまましれっとマロン製菓の重役に納まる。そこへ雄作が現れ、秀夫が阿蘇で山岳パトロールとして働いていることを報告。ミサコナイス情報ゲット。友子も秀夫の気持ちを確かめるため鈴代と飛行機で阿蘇へ向かう。「JALは車いすのお客様でも差支えございません」とさりげなくPR。のちにドジでのろまな亀がスチュワーデスになりますよ。今回ウサギがお客です。政子から話を聞きつけた豪助もJALで現地へ。さらにミサコも現地入り、剛速球で秀夫に告白しまくっていた。翌朝、友子も再会。好きだから約束を破ったと話す秀夫に「分からない。何が何だかさっぱり分からない」。しかし「君が好きだ。愛してる。だから信じてくれ」と秀夫に言われ「分かりました。信じます」。こっちは分かりません。そこへ豪助が現れ友子をビンタ。そして秀夫に向かって「お前は何だ?安月給の刑事と女事務員との間に生まれたくだらん男だ。友子と付き合う資格はない。ひっこんどれ」と全焼クラスの暴言を浴びせる。激しく殴り合う豪助と秀夫。しかし豪助は秀夫を骨のある男だと評価。一方、秀夫は改めて友子に別れを告げる。つ・づ・く
2021年01月28日
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僕も大好きなんです。 星桃次郎 赤い衝撃 第10話「親が反対しても結婚します!」エピソード詰め込みすぎ編。そしてまたしてもサブタイトル詐欺。火事でボロボロ。団長が自分の部屋の提供するが丁重にお断り。その頃、豪助は入院中の鈴代からボヤ騒ぎの一件を知る。友子と秀夫は家主からぼろくそに注意され修理代240万円を請求される。ついでに友子に差別発言。「あれだけ身体障害者に部屋を貸すなって言ったのに~」。管理人のおばちゃん激怒。そこへ豪助登場。「その240万円私が払いましょう」。家主にこにこ。今回の件は友子に原因がある。「ウサギ!家に帰るぞ」。秀夫は反対するが「240万円も払えないような男に大事な娘を預けられるか。悔しかったら240万円払ってみろ。そうしたら友子に会わせてやる」。友子を帰宅させ、友子の面倒を見させるために鈴代を「家政婦としてこの家においてやる」と爆裂発言。秀夫もいったん帰宅するが復職せず工事現場で働き始める。豪助は逮捕から逃れるため、北川に5億円を用意させ菊千代に届けるよう指示する。しかしその現場を雄作たちに抑えられ、豪助に逮捕状が出る。雄作は秀夫に復職を要請。その夜、友子の見ている前で秀夫に豪助を逮捕させるが、豪助は痛くもかゆくもない。「よーく見ろ。こいつは恋人の父親に手錠をかける血も涙もない奴だ」と暴言冴えまくり。取り調べでも白を切り、菊千代ものらりくらり。そんなこんなで裁判所は豪助の拘留延長を認めず、証拠不十分で釈放となる。豪助はマロン製菓の社長宅を電撃訪問。御曹司と妹のミサコを口八丁手八丁で丸め込んで告訴を取り下げさせる。新田親子も社長を突撃するが「乗っ取りは私たちの誤解でした」とおばか丸出し。キッツイ新キャラ・ミサコは豪快な豪助と意気投合しつつ、イケメンの秀夫に一目ぼれする。秀夫は工事現場に戻ると阿蘇で山岳パトロールの仕事を紹介される。報酬に240万円を立て替えても良いとの条件に飛びつく。その夜、豪助はマロン製菓の社長ファミリーを招待してパーティー。ミサコを豊に紹介するが、ミサコは秀夫に一目ぼれしているとカミングアウト。そこへ秀夫が現れ、豪助に240万円の小切手を渡す。「お前みたいな男に金を貸すばかがいるのか」と言いながらも約束通り友子に会わせる。秀夫は阿蘇へ行くことを報告。友子は一緒に行くとすがりつく。そんなこんなで明日のフェリーで出発することになる。鈴代はいったんは止めようとするが、港まで送ることを約束する。そして秀夫も雄作に辞表を渡して九州行き宣言。しかし文子から全てを聞かされる。「あなたは友子さんと本当の兄妹なのよ。あなたの本当の父親は大山豪助なのよ!」「どうして俺が大山の子なんだ!」。わざと友子の前で豪助に手錠をかけさせたのも秀夫を憎く思わせるためだった。翌朝秀夫は一人フェリーに乗り込む。友子と鈴代は約束の場所に姿を見せない秀夫を心配する。身を隠した秀夫を乗せてフェリー出港。「友子は秀夫の約束を信じていつまでも待ち続けた。その姿はあまりにも悲しく痛ましかった」(ナレーション・中江真司)。つ・づ・く
2021年01月24日
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待たせたな! 星桃次郎 赤い衝撃 第9話「助けて!火が私を燃やす!」毎回サブタイトルと内容が一致していないような気がします。お正月。リハビリしながらも団長たちと羽根突きを楽しむ友子と秀夫。鈴代はまたしても病院を抜け出して大山邸へ。肌着が無いので取りに来たと言うが、本当は友子の振袖を取りに来たのだ。友子は洗濯物さえ干せない。代わりに干してくると秀夫が言うが、自分の下着もあるため恥ずかしい。そこへ鈴代が振袖を持ってくる。着付けの間、秀夫と豪助が衝突。「友子をあんな体にした上にボロアパートに引っ張り込んでたぶらかす。人さらい以下だ!」と新年から暴言絶好調。初詣大反対。しかし鈴代の説得で「正月に免じて許してやる!」。そんなこんなで友子と秀夫は初詣に出かけ、おみくじを引くが凶。しょんぼり。でもおのろけ。夜はローソクを灯してムーディーな夕食。しかしいつまでも秀夫がいてくれるとは思えない。「だって私、人魚だから」。部屋にあった人魚姫の絵本を手に取って解説。のちに石立鉄男もシンデレラの絵本を手に取って解説します。要するに恋をあきらめるつう話。でもイケメンは離れないよ。その頃、料亭では豪助とマロン製菓の御曹司がひと悶着。株の持ち出しがバレたため返してほしいとすがりついていた。「ばかもん!」と一喝。ついでに飛び出した御曹司を車で轢く。「警察に洗いざらい話してやる!」「おう面白い。やれるものならやってみろ」。そこへ駆け付ける雄作たち。まずは菊千代を取り調べ。料亭の買取りやら何やらで5億円を御曹司から融資。全て豪助に立て替えてもらい、その見返りにマロン製菓の株をゲット。しかし料亭を買い取った事実はなく完全な詐欺。豪助を逮捕できる。その話を立ち聞きした鈴代はDV女?病室にわざわざおせち料理を持ってきた豪助に情報漏洩。豪助は会社乗っ取りも事業の一つだと考えている。「ばかな奴、ぐうたらな奴に会社を任せているよりワシが会社を経営したほうがもっと儲かる」。そうすれば客も喜ぶ、従業員の給料も上がる。これまた正論。時代を先取りしてますな。しかし本心は「友子のせいだ」という。自分には果たせない夢を掴んでくれると信じていたが、今や叶えられない。その怒りをマロン製菓にぶつけた。「それだけだ」。そんなこんなで豪助に逮捕状が出るのは時間の問題。さっさと戻って来いと秀夫に説得する雄作と文子。その話を立ち聞きした友子はまたしてもブルー&痴話げんか。そこへ団長が現れ、スナックの新年会に誘う。踊れない友子は踊ろうとしない秀夫にイライラ。一人で帰宅してしまう。しょんぼしているところに鈴代が豪助のおせち料理を届けに来るが追い返す。自分の存在が皆を不幸にしている。泣き崩れた弾みでローソクの火がカーテンに引火。友子だけでは火を消すことができない。間一髪のところに鈴代と秀夫が駆け付け火を消し止める。友子は一人では生きていけない。「少しでも離れた僕が悪かったんです」「母さんも悪かったよお。だけどお互いに気を遣ってけんかしたらおしまいじゃないか」。友子は素直になると約束するが・・・。つ・づ・く
2021年01月24日
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紙~。 星桃次郎赤い衝撃 第8話「誰もとめられぬ僕たちの家出」世間はもうじきクリスマス(※今回の放送日はクリスマスイブ)。秀夫は雄作の反対を押し切って友子の許へ直行。河原でリハビリ(※特訓にしか見えない)開始。友子は転んだ際、右足に痛みを感じる。水の冷たさも感じる。感覚が戻ってきた。思わず土手を転げまわってじゃれ合う二人。そんな二人を応援団の団長が練習の邪魔だと注意&ひやかし。しかし友子の足を見て反省。団長たちは「フレーフレー友子~」とエールを送る。応援されてもな。でも大映テレビなのでポジティブ演出。去年はバカ巨大なクリスマスツリーを飾ったのに今年は盆栽みたいなツリー。豪助以下みんなにこにこ。「クリスマスおめでとう~」。あれから一年か。その頃、豪助はビールを一気飲みしながら政子の作った朝食を口にするが冷凍食品と聞いて激昂。「こんなもの食えるか!」。政子は親子水入らずのクリスマスパーティーを提案するが「ワシが毎年パーテーをやっているのは友子のためだ!やりたきゃお前一人だけでやれ!」と暴言炸裂。その夜、鈴代から友子の様子を聞き出す。二人共戻ってもいいが、秀夫との交際だけは許さん。互いに譲らず。そんなこんなでおじいちゃんがぎっくり腰、鈴代が高熱で倒れ豊の病院へ運ばれる。豊によると肺炎のため一ヶ月は入院が必要とのこと。友子一人で生活することはできない。秀夫は友子にアパートを借りて一緒に生活しようと提案する。ここで痴話げんか。しかし「一緒に住みます」「ありがとう」。なんじゃそれは。もちろん雄作反対。ならばと秀夫は退職願を提出するが、上司は名古屋章なので一ヶ月の特別休暇が与えられる。早速友子とアパートを探し回るが「身体障害者はねえ・・・」と行く先々で露骨に断られる。友子は秀夫とは違う世界の人間だという。秀夫は歩けるが自分は車いす。「車いすなんて何の役にも立たない!」。途方に暮れる二人の前に団長登場。隣の部屋が空いているので大家さん(野村昭子)に交渉。夫が傷痍軍人だったため事情を聞いて快諾。「早く荷物持ってきなよ~」。その頃、豪助は心配して鈴代をお見舞い。しかし政子からアパートの情報を聞いて激昂。「同棲~?」「近頃の若い人たちってハレンチね~こっちが赤くなっちゃうわ~」。アパートに殴り込む豪助。抵抗する友子と秀夫。そこへ豪助を尾行していた雄作も現れ反対。「お前初めて筋の通ったことを言ったな。感心したぞ」と豪助ご機嫌。そこへ病院を抜け出した鈴代も現れ修羅場になる。熱で倒れた鈴代を病院へ連れるため豪助退却。雄作も「お前はいつか後悔する。死ぬよりつらい思いをするぞ」と言い残す。団長に誘われ友子と秀夫は応援団のクリスマスパーティーに参加するが「血を分け合った兄妹とも知らず、猛反対の嵐の中で一つの部屋で住むことになった友子と秀夫。一体二人の明日に何が待ち構えているのか」(ナレーション・中江真司)。つ・づ・く
2021年01月24日
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あなたばかよね~。 星桃次郎 赤い衝撃 第7話「母の離婚」またしても鈴代帰宅。豪助は朝からがっしがっしと体を鍛えている。今日は判決の日。秀夫無罪。泣いて喜ぶ友子。豪助怒り心頭のあまり北川に八つ当たり。新田親子は友子と鈴代に挨拶。改めてできる限りの協力を約束する。豪助は控訴するつもりでいるが友子と鈴代は反対。「ばかもん!」と鈴代の顔面を殴打。二人に出ていけと怒鳴りつける。「車いすはくれてやる!」。ゲス女・政子は楽しそう。二人は鈴代の実家へ。おじいちゃんウェルカム。しかし長屋はバリアフリーどころかバリアだらけ。しかもおじいちゃんの飲み代のツケ200万円発覚。鈴代は踊りの師匠として再就職を考え、かつての仕事仲間を訪ねるが「今時踊りはねえ・・・。それより芸者なんかどう?」と思わぬ働き口を紹介される。おじいちゃんと友子は反対するが逆に反対される。その頃、豪助は友子を追い出したものの「ウサギ、負けるな。また走れる。勝つんだ」と心配していた。そんなこんなで友子は一人で買い物に出かける。街中バリアだらけ。おじいちゃんも一緒に行ってやれよ。友子は買い物の途中、警察に電話し秀夫に取り次いでもらおうとするが、しれっと雄作お断り。雄作は今も豪助の捜査に当たらせていた。秀夫には酷だが捜査から外すつもりはない。その夜、豪助はまた菊千代を使ってマロン製菓の御曹司丸め込み作戦展開中。うまいことを言ってマロン製菓の株をゲットしていた。北川は張り込み中の新田親子に情報提供。そこで芸者姿の鈴代を目撃する。これにはびっくり。北川は豪助に報告。相当経済的に困っているのでは?しかし「ガハハハ。これは面白いことになったぞ~。鈴代を呼べ」と恐ろしいことを思いつきました。豪助の座敷に鈴代デビュー。「よお~鈴代久しぶりだな」「あら~お知り合い?」と空気を読めない料亭の女将は十勝花子だ。豪助は「踊りなんて退屈なもんだ。まーったくつまらんもんだ」と野球拳を提案。座敷で脱がそうとする。ちょマジかよと北川も耐えられないが、屈辱プレイ中の鈴代に向かって「芸者なら芸者らしく客が喜ぶことをやれ。いいか、人から金を取るのは難しいことだ。世の中そんなに甘くない。いちいち恥ずかしいの情けないの言っていたら一円も手に入らんぞ。とことん性根を据えて稼いでみろ」と剛速球の正論をぶちまける。しかし後日、北川を通じて100万円の小切手を無記名で用意する男気も見せる。鈴代にはそれが豪助のものだと分かっていた。そんなこんなで秀夫はこれから毎晩友子のリハビリに付き合うと雄作に告げる。雄作反対。「母さんの言葉を忘れたのか!」と顔面殴打。秀夫と友子は互いに好きあっているが絶対にいかん。その理由を上司(名古屋章)と視聴者にカミングアウト。秀夫は豪助が25年前に文子をレイプした際にできた子どもだったのだ。つまり秀夫と友子は異母兄妹、二人とも豪助の血を引いているのだ。そんなことも知らず友子と秀夫は夜の街を散歩、二人の後ろ姿を見つめる豪助に寄り添う鈴代を見つめる雄作。複雑。つ・づ・く
2021年01月24日
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ボーイズ・ビー・アンバランス! 星桃次郎赤い衝撃 第6話「今夜限りお別れします」説明なくいつの間にか大山家に帰っている鈴代。その頃、友子は豪助の別荘に監禁されていた。別荘は元々矢野家のものだった。友子に思い出があるようにジローにとっても子どもの頃の思い出が詰まった別荘だった。その後、矢野家は崩壊。その話を聞いてショックを受ける友子。ジローは大山家に脅迫電話。しかし豪助は「俺のウサギを殺したら貴様もただではおかんぞ!」と逆脅迫。「誘拐なんてばかな真似はやめろ。大人らしく金で話を着けよう」と大人らしい提案をするが「俺が欲しいのは金じゃねえ!手前の命だよ!」とぶち切れ。そんなこんなで約束の三浦半島に乗り込む豪助。ジローは友子をどこかの海岸に放置、ライフルを手にして豪助との接触に向かう。潮の加減で夕方になればこの辺りは海になる。「ひどい人」。ま、そうなんですが。そんなこんなでジローは豪助を尾行していた新田親子たち警察にあっさり逮捕。しかし友子がどこにいるか口を割ろうとしない。そのうち友子は溺れ死ぬ。ジローとしては作戦成功。すっかり潮が満ちて溺れかかる友子。友子の悲鳴を聞いて都合よく駆け付ける秀夫。「やめて!あたし死んだっていいんだわ」「どうしてそんなこと言うんだ!」。なぜか髪の毛は乾いている。しかし足の感覚は麻痺したまま。冷たさを感じず、逃げることもできなかった。「僕は君が好きなんだ!一緒に戦ってくれ」そしてビンタ。「ごめんなさい。戦います。約束します」。なんじゃそれは。その後、友子は豪助に疑問をぶつける。勝つためには何をしてもいいのか?豪助は秀夫が友子に入れ知恵したに違いないと怒りまくり。それでも友子は豪助を信じていた。その頃、豪助は菊千代を使ってマロン製菓の御曹司たぶらかし作戦を展開中。一方、次回の公判に向けて秀夫の弁護士は原告の友子を証人にする奇策を提案。友子は快諾。政子は大喜びで豪助に報告。「くだらんことで電話してくるな!」と怒りながらも速攻帰宅。「ウサギ~!こんな体にしたのはどこのどいつだと思っとるんだ!」。友子を部屋に監禁すると鈴代に出ていくよう迫る。鈴代は抵抗するが「その代わり友子に一切話すぞ。17年前のことを洗いざらい打ち明けてもいいのか?」。鈴代は実家に引き返す。その夜、友子と涙ながらに電話。友子は豪助に許しを請うが「ワシのわがままも通すぞ。新田の倅と二度と会うな」。母親を取るか秀夫を取るか。豪助は秀夫を呼ぶと友子の前で宣言。「君には恨みもある。恩もある。恨みとは何か。友子を撃って一生立てない体にしたことだ。恩とは何か。友子にリハビリテーションをさせ、海の中から助け出したことだ。友子は恨みと恩の板挟みにあい、時には君を憎み、大いに同情もした。しかしこれからはたった一つの態度しかとらんはずだ。つまり君とは二度と会わんことだ」。そして友子も泣きながらお別れ宣言する。つ・づ・く
2021年01月24日
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僕って引っ込み思案が欠点なんだなあ。 星桃次郎 赤い衝撃 第5話「母の告白」秀夫が病院に来なくなったため、友子はリハビリやる気なし。そこへ豪助が現れ、明日の裁判に出廷するよう求める。鈴代は友子を人前に晒すことを反対するが「そんな哀れな姿にしたのは誰だ?叩き潰してやる!」と豪助やる気満々。友子は裁判に出廷すれば秀夫に会えると思っていた。豪助はマロン製菓の御曹司・大杉と菊千代を連れて箱根の温泉で豪遊。マロン製菓を乗っ取るためあの手この手で大杉をその気にさせようとしていた。その豪助をマークする新田親子。自分を落とし込もうとする雄作に「まったくばかな親子だ」と吐き捨てる。ついでに新田親子の尾行を振り切れなかった北川を「間抜けだ。能無しだ!」とパワハラ攻撃。帰宅後、酒を飲みながらぶち切れの北川。ジローに明日裁判所の前で豪助を派手にぶっ殺せと提案。そして翌日。車で乗りこんできた豪助に斬りかかろうとするが、マスコミが大勢駆け付け出るに出られず失敗。豪助は世間から同情を惹くため、わざわざ友子をトレパン姿に着替えさせて出廷。マスコミにも秀夫の悪行を朗々とアピール。そして開廷。秀夫は起訴状の内容を全面的に認める。争うつもりゼロ。豪助が満足する展開だったが、原告の友子が秀夫を庇う発言をする。秀夫が撃った後に自分が駆け出したことに非があったと主張。この証言で裁判の流れが変わる。豪助激昂MAX。「ウサギ!親の俺よりあの男が大事か!」。鈴代は裁判に勝っても友子の足は治らない。むしろ友子がリハビリをするようになったのは秀夫のおかげだ。友子に必要なのは秀夫だと訴える。「それがお前の本心か!それをウサギに吹き込んであんな証言をさせたのか?みんなお前の小細工か?」。豪助は鈴代に離婚を突きつける。そのやり取りを楽しそうに見ている政子。豪助は友子を自宅に引き取ると外出できないよう政子に車いすを隠すよう指示する。豊は友子を病院に連れ戻そうとするが、秀夫がいなかったらリハビリすらできなかったと急所を突かれる。「文句を言う前にさっさと友子を治せ!」。豪助またしても正解。一方、新田家でもひと悶着。秀夫は友子に会いに行くと言うが止められる。裁判が有利になったのは友子のおかげだ。しかし文代は豪助との過去を告白してまでも秀夫を止める。「会ってはいけないのよ~」。なぜ?そして友子は鈴代に会うため、政子に頼んで車いすを出してもらう。「面白くなってきたわよ~」とめちゃくちゃ楽しそうな政子とお手伝い。視聴者のゲスい好奇心を体現している。友子が消えたことで豪助は政子とお手伝いを「役立たず!」と罵るが・・・。夜道を車いすで移動する友子。タクシーは乗車拒否。そこに秀夫登場。足の親指のことを聞いて秀夫は喜ぶが、リハビリどころか会うこともできないと告げて立ち去る。その直後、友子はジローに誘拐されてしまう。そして豪助は鈴代の実家に乗り込み「友子を出せ!」と大暴れ。そこにジローから脅迫電話がかかってくる。友子はジローから豪助の悪行を聞かされる。友子にとって地獄のような一日だった。つ・づ・く
2021年01月19日
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太宰治は面白いなあ。 星桃次郎赤い衝撃 第4話「恋人よ足を返してください」なかなかお話が進展しません。やけになった友子はブレーキをかけずに車いすで坂道を転げ落ちる。助かったものの失意のまま。豊は今もウロチョロしてる秀夫を友子に会わないよう注意する。そして豪助、鈴代、新田親子が検察庁に呼び出され、事情聴取を受ける。新田親子は告訴状の内容を認める。一方、豪助は秀夫を徹底的に罰するよう求め、鈴代はうろたえるばかり。今更事件のことを思い出したところで友子の足は治らない。その頃、友子は豊にリハビリを勧められるが、そんな気持ちにはなれない。友子を訪ねた秀夫は自分をもっと憎んでいいと話す。しかし友子と一緒に戦うことだけは許してほしいと頼む。足を治すための努力であり、戦いだ。友子の足を治せないなら死んだほうが良い。一生かかっても傍を離れない。そうしなければ自分が救われない。秀夫も苦しんでいた。そんなイケメンに迫られ、苦しいのは自分だけだと思っていた友子は秀夫と一緒に戦うことを約束する。猛反対だった鈴代も友子を応援。早速リハビリ(※スパルタ式)が始まる。その頃、豪助はマロン製菓の御曹司・大杉(林ゆたか)と接触してほめ殺し作戦を展開。料亭に招待し、売れっ子芸者の菊千代を紹介する。雄作は豪助を執拗にマーク。マロン製菓乗っ取り計画を阻止しようとしていたが、それは刑事の仕事か?そして秀夫も友子のリハビリにつきっきり。刑事って暇か?しかし豪助に秀夫がリハビリに協力していることが知れたら超ヤバい。鈴代は豪助にウサギのぬいぐるみを買ってきてほしいと適当なことを言ってその気にさせる。しかし政子はリハビリの様子を目撃していた。そんなこんなで秀夫の不起訴が決定。早速検察審査会に不服申し立てをする。そこへ政子から電話。ゲス報告を受けて怒りMAX。雄作夫妻は不起訴を聞いて一安心。しかし友子を傷つけたたことに違いはない。雄作の妻・文子は友子のためにちらし寿司を作っていた。文子はかつて大山産業に勤務していた。そのとき豪助にレイプ。ショックで自殺しようしたところを雄作が助けた過去があった。雄作が豪助を執拗に恨んでいるのはそういう経緯から。しかし、この場合、豪助が二人を結んだ恋のキューピットともいえる。そこはスルーする雄作。そんなこんなで文子は鈴代にちらし寿司を手渡す。そして豪助が病院に乗り込み、秀夫と友子を鉄拳制裁。自分や家族ではなく秀夫を選んだ友子に怒りが猛烈に収まらない。「ワシはお前がかわいい。だからあの男と手を切ってくれ!」。豪助の怒りパワーが天に届いたのか、検察審査会は秀夫を起訴すると決定。秀夫は被告、友子は原告になるため行動を慎むよう言い渡される。その頃、友子はふとした弾みで右足の親指だけ痛みを感じる。神経が生き返ってきた。「きっと治る日が来るぞ~」といい加減なことを言う豊。大喜びする友子と鈴代。ホンマか?つ・づ・く
2021年01月19日
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僕、コーヒー。 星桃次郎赤い衝撃 第3話「走れない娘の前に死が・・・・」鈴代と豊は何としてでも友子に真相が伝わらないようあれこれ考える。「努力すれば奇跡が起こるかもしれません」。豊は医者としてダメだな。友子の足の感覚はいまだに元に戻らない。やけになった友子はフォークで何度も足を突き刺す。そこへ豪助と政子登場。友子に生温いことしか説明しない豊をやぶ医者呼ばわりして顔面を殴打。そりゃそうだ。豪助は北川を連れてマロン製菓のレストランへ。実はマロン製菓の株の買い占めを考えていた。北川はジローを匿っていた。自分を馬車馬のようにこき使い、刑務所に放り込んだ豪助を恨み、密かに復讐を狙っていた。北川からマロン製菓乗っ取り計画を聞いたジローは豪助に三度目のぶっ殺し宣言。そんなことは屁とも思わない豪助は今日も警察へ乗り込み、秀夫に怒りをぶつける。「俺のかわいいウサギの将来を台無しにしやがって~。首でも括って自殺しろ!」。そういう豪助も強引な手腕で何人も自殺に追いやっている。「黙れ~。自分たちの罪をもみ消してワシだけを責めるつもりか?」。ブチぎれた豪助は秀夫を告訴すると宣言。そして友子のために高級車いすを購入。嫌がる政子を乗せて乗り心地を確認。「いや~やめて~」と抵抗する政子を道行く人たちがクスクス笑う。当時の車いすに対する捉え方はこんな感じだったのか。そんなこんなで告訴状作成。友子に車いすを渡す。「乗り心地満点。一生乗っても壊れない車いすよ~」とさりげなく真相を伝えるゲスな政子。友子はいずれ足は治ると信じているが、強引に車いすを押し付けられる。秀夫は友子と一緒になってでも償おうと思っていた。友子はまだ告訴や足のことを知らされていない。そのことで鈴代と揉めているところに友子が初めて車いすに乗って現れる。秀夫に車いすを走りながら押してもらい、久しぶりに走っている感覚を感じた。希望に満ちている友子とは対照的にブルーな秀夫。そこへ「おいこりゃ何の真似だ?告訴を取り下げてもらうつもりか?」豪助登場。友子は初めて告訴のことを知る。その頃、大山家に検察庁から友子に事情聴取をしたいと電話が入る。政子が「どうそどうぞ。妹は相手をとっても憎んでますの~」とゲス対応。病室へ案内する。そして告訴状を通じて友子は真相を知り、ショックで気を失う。政子はすかさず豪助に電話。「友子が一生治らないことを知ってしまったのよ~。検察庁の人が強引にやって来て告訴状を読んだり見せてしまったの。一生懸命止めたんだけど~」とスーパーゲス報告。豊は医者を信じろとまだ青臭いことを言う。そこに豪助が現れ全てを話す。足は一生治らない。競技会もオリンピックにも出場できない。しかし「命はある。お前は俺の娘だ。俺に似てばかでも弱虫でもない。命を大事にしてとことん生きてみろ。例え一生寝たきりでも、走れなくなっても絶対弱音を吐くな。人間負けたらおしまいだ。必ず勝つんだぞ。どうだ!生きられるか?死にたければ死ね。そんな奴は負け犬だ。生きている値打ちなんかない!」。そして豊にも「妹を見殺しにするな」と言い捨てる。今回は豪助正解。しかし友子はナイフで自分の胸を刺そうとする。そして鈴代と揉み合っているところに現れた秀夫に「私あなたを許さないわ。どんなことがあっても許さない!」と怒りをぶちまける。つ・づ・く
2021年01月19日
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ちょっと運輸省関係の仕事をしておりまして。 星桃次郎赤い衝撃 第2話「かたき同士の家族」早速時間稼ぎかほとんどお話は進行しない。百恵ちゃんもほぼベッドで寝たままのお芝居。豪助は友子がゴールインした瞬間の写真をバカデカく引き伸ばして病室に飾る。オリンピックを目指せと励ます一方、秀夫への怒りは収まらない。友子は秀夫を恨んではいない。理由は説明なし。そこへ相良夫人ではなく政子登場。「アンタあの人が好きなのね~。ハッキリ言いなさいよ」とイビりスパーク。「いい加減にしろ!」と豪助が政子をぶん殴ろうとした弾みで、鈴代の淹れたお茶が友子の足にぶっかけ。火傷を負ってしまう。そんな熱いお茶を飲まそうとしたのかよ。しかし友子は熱さや痛みを感じなかった。新米医師の豊はこれまで筋肉を酷使したせいで一時的に弱っているからだと説明。ホンマかしらと疑う政子は看護婦長に「たった一人の妹が心配なんです~」とくさい芝居で真相を聞き出す。守備義務ゼロ、個人情報漏らしまくりの大らかな時代。そんな人はいつの時代にもいますが。そこへ秀夫が面会に訪れるが、豪助&豊が拒否。秀夫は病棟の外からじっと病室を見つめる。これが志村だったら変なおじさんです。そんなこんなで友子と窓越しの交流が始まる。改めて秀夫は詫びるが、友子は自分のほうが悪かったと話す。秀夫が絶対に悪いでしょ?イケメンだと無罪らしい。無罪を勝ち取った秀夫はニコニコで帰宅。しかし雄作と母親(長門裕之夫人)から友子との接触を厳しく諫められる。そして今回最大の見どころ。真っ赤なふんどし姿をした豪助が自宅のプールでスイミング、奇声を発しながらしこを踏んで体を鍛える。そんな役者魂を発揮する中条静夫を複雑な表情で見つめる長門裕之ではなく北川。そこへ政子が現れ、相良教授ではなく北川に友子の真相を楽しそうに伝える。そして赤ふん姿の豪助をジローが狙撃。またしても失敗するが、北川はジローを逃がす。そんなこんなで愉快な新キャラ・友子のじいちゃん(大坂志郎)登場。にぎにぎした雰囲気の中、鈴代は政子からの電話で友子の真相を知る。友子は一生歩けない。鈴代と豪助に問い詰められた豊は脊椎が傷ついていることを認める。鈴代号泣。豪助激怒。「かわいそうな友子~」と他人事の政子を「ばかもん!」と豪助がものすごい勢いでぶっ飛ばす。空を飛ぶ原知佐子。そして警察に乗り込み、雄作に責任を取れと問い詰める。これにはさすがに返す言葉なし。エライことになっているとは知らず、今日も秀夫は友子と窓越し交流。しかし鈴代から事実を聞かされ「二度と来んな!」と追い返される。事実を知らないのは友子だけ。つ・づ・く
2021年01月19日
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下品な! 星桃次郎赤い衝撃 第1話「青春をつらぬく銃声一発!!」ドラマチックに終了した『赤い運命』の後番組。メイン監督は大映の豪快演出家・増村保造。イタリア仕込みのキテレツな演出がスパーク。キテレツすぎて百恵ちゃん大丈夫か?と45年前の過去を心配。ついでに草笛光子も心配。同時期に『必殺からくり人血風編』の撮影で京都へ。金曜9時は『赤いシリーズ』、10時からは『必殺シリーズ』。気になる宇津井健は特別出演扱いの準レギュラー。つうことで始まるよ。大山友子(山口百恵)は高校陸上界期待の星。森の中で一人トレーニング。汗を拭いていると背広姿のイケメンが笑顔で登場。何気にあれこれ指導を始める。変なおじさんと同じパターンですが、素直に指導を受け入れる友子。イケメンは得ですな。イケメンの指導中ずっと足踏みしている友子。見てて落ち着かないけどこれが増村演出。ついでにハキハキしたせりふ回しをさせる。声も腹の底から出させる。そのため画面が終始騒々しい。そんなこんなで友子は帰宅。母親の鈴代(草笛光子)は帰りが遅いと心配していた。そして大山家の濃い人たちが畳みかけるように登場。長女の政子(原知佐子!)は鈴代と友子を朝からイビる。大山家の主人・豪助(中条静夫)は朝食前に腰に手を当てながらビールを一気飲み。そして味噌汁の味に文句爆発。すかさずお手伝いさんも鈴代をイビる。そこへ長男の豊(中島久之)が何気に登場。「論文を書いてて徹夜しましたよ~」と説明的なセリフ。金儲け主義者の豪助と親子ケンカ開始。怒り心頭の豪助は着物を脱ぐとパンツ一枚姿になる。そこへ秘書の北川(長門裕之!)が現れ「おはようございます」とご挨拶。そこに電話が鳴る。北川が受話器を取ると矢野ジロー(谷隼人)が父親の仇である豪助を「今日中にぶっ殺す!」と宣言。豪助が出勤した後も政子(バツイチ・出戻り)は鈴代をイビリまくり。鈴代は後妻だった。友子も豪助と鈴代の子どもなのか怪しい(政子説)。友子は体育の教師になったら大山家を出て政子と二人で暮らそうと思っていた。鈴代は明るくふるまい友子と競走。道路に飛び出た瞬間、車に轢かれそうになる。運転していたのは脳外科医の江崎(宇津井健)。「危ないなあ~」「江崎先生ですね」「あ~鈴代さんかあ。こりゃ驚いたな~」。そして友子を見て「大きくなったもんだな~」としみじみ。その頃、豪助は会社に到着。役員たちがお出迎え。そこにナイフを持ったジローが襲撃。再度今日中にぶっ殺す宣言。そんなこんなでイケメンは新田秀夫(三浦友和)という刑事だった。父親の新田雄作(田村高廣)も刑事で秀夫の上司。雄作は18年前に発生したジローの父親・矢野死亡事件を追っていた。豪助は矢野の会社を乗っ取ったことで矢野から恨みを買っていた。ある日、豪助と矢野が揉み合い、弾みで矢野は頭をぶつけて死亡してしまう。そこで北川が豪助の身代わりになって自首。8年の刑期を終えて出所したが、雄作は豪助が真犯人だと疑っていた。豪助は事業のためなら何でもやる人物だ。激しく対立する豪助と雄作。その後、豪助は北川を連れて友子が出場している大会会場へ。「見ろ!俺のウサギだ!」と友子を指さす。雄作と秀夫も尾行。友子と秀夫は互いにVサインを送るが、雄作は友子と接触するなと秀夫を注意する。その夜、友子の優勝を祝して料亭で大山家揃って祝賀会。「ウサギ!よくやった!」と豪助上機嫌。「わしゃ愉快だ!踊るぞ!」と突然阿波踊りを始める。「お前も踊れ!」と友子、鈴代も阿波踊り。中条静夫、山口百恵、草笛光子が狂ったように踊り続ける。このシーンが長い。料亭の外ではジローがショットガンを手にして豪助が出てくるのを狙っている。雄作と秀夫もマーク。料亭でも激突する豪助と雄作。とばっちりを受けて友子は豪助に豪快なビンタを食らう。「友子、お前は俺のかわいいウサギなんだ」。でも友子は秀夫と付き合いたい。そこまで秀夫に惚れる理由が説明不足。しかし増村保造は気にしない。そんなこんなでジローが豪助を狙う。それに気づいた雄作と秀夫も拳銃を構える。三人同時に発砲。銃弾は豪助に駆け寄った友子の背中に命中してしまう。全員倒れた友子に駆け寄ってじっと見つめる。早く救急車呼べよ!その頃、病院では江崎のアメリカ行きの壮行会が行われ、豊も出席していた。そこへ友子が搬送され江崎が対応。「極めて危険な状態だ。すぐにオペをやる」ってアンタ脳外科医でしょ?手術室の前で「撃たれたのがお父様でなくてよかったわ~友子でよかったわ~」ととんでもないことを口にする政子を「黙ってろ!」と拳固で顔面を殴りつける豪助。そんなこんなで友子は一命をとりとめる。江崎いわく一ヶ月で完全に治るとのこと。「俺のウサギは助かったぞ~。それにしても警察はたるんどる!」。友子から摘出された弾丸は秀夫が撃ったものだった。「貴様~俺の娘を~」と怒りまくりの豪助。その後、江崎は豊に本当のことを告げる。友子の下半身は麻痺し、立ち上がることができない。「人間絶望したらおしまいだ。常に希望を持って戦ってくれ」と適当なことを言ってアメリカに行ってしまう。そうとは知らない鈴代。友子は意識を失ったまま。つ・づ・く
2021年01月18日
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そうよ、人生は賭けよ。 車寅次郎 獅子の時代 総集編 第五回「自由自治元年」明治政府は北海道に巨大な監獄を作り、そこへ東京・小菅の監獄に収監されていた囚人たちを移す。厳しい気候風土の中、石狩川の奥地にある樺戸集治監は脱走不可能と言われていた。そこに銑次の姿があった。一方、嘉顕は北海道開拓使の書記官として赴任。そしておもんも銑次を追って小樽に辿り着いていた。連日のハードワークに思想犯の住田(日下武史)は十分な食事を与えるよう看守たち(小松方正・はっちゃくの父ちゃん)に訴える。銑次たちも食器や机を叩いて同調。しかし看守たちの怒りを買うだけ。ある日、千代のもとにかつて銑次とゲリラ戦を展開した金子が訪ねてくる。金子は斗南から会津に戻った玲と保子の面倒を見ていた。金子は保子(二代目松田優作夫人)を連れてきたのだ。十年ぶりの再会に千代は涙する。銑次も北海道にいるとも知らず。そして嘉顕も海産物問屋のおかみに納まっていた菊子と再会する。以前とは別人のように生き生きした姿に胸を撫で下ろす。そんなこんなでおもんは樺戸集治監に到着、銑次と面会を果たすが「誰に会いたいか知らねえがこんなとこに入った男は忘れろ。さっさと消えちまえ!」と言い捨てられる。おもんも「男欲しさにこんなところ来るほどいじらしくありませんよ」と口にするが帰り道号泣する。樺戸にいることで銑次を苦しめている。そして冬到来。住田はアジテーションを繰り返すが見せしめに殺害される。銑次が樺戸に収監されていることを知った嘉顕は毛布や食料を届けようとするが、千代は縁戚に犯罪者がいることで嘉顕の立場を心配する。そして春到来。銑次たちは全員脱獄。仲間たちが次々と殺される中、銑次は小舟で石狩川を下り、小樽を目指す。知らせを聞いた嘉顕は銑次の戸籍を消すことと交換に書記官を退官する。未だ藩閥にこだわる上司との対立が本当の理由だった。小樽に着いた銑次は菊子の計らいでおもんと再会する。翌朝、二人は嘉顕、千代、菊子に見送られて東京へ向かった。戸籍上死亡とされ追手にかかることはない。そして嘉顕は鹿児島へ下野する。下野しても決して天下国家を忘れてはならぬ。それが世話になった義理の弟・嘉顕への銑次の別れの言葉だった。おもんは無理がたたり衰弱、凌雲の病院へ入院する。病状は酷いが一生懸命生きようとしている。凌雲は銑次におもんと所帯を持つよう勧める。銑次は収監中に考えていることがあった。もし外に出ることが出たら「俺たちと同じように酷え目に遭ってる奴らがいたらきっと見方をしてやろうと。だから所帯持ってじっとしてるつもりはねえんです」。しかし今のおもんに聞かせてはならない。鹿児島で晴耕雨読の毎日を送っていた嘉顕にカムバック要請が届く。憲法制定のため伊藤博文(五右衛門)は優秀なブレーンを集めていた。その頃、おもんはみるみる衰弱。意識を失いかけているおもんに銑次は花嫁衣裳を用意。凌雲、瑞穂屋、英吉親分、そして芸人としてまともに生きるようになった不良弟たちが見守る中、祝言を挙げる。銑次の温もり、弟の呼ぶ声にどこまで届いたか分からないまま穏やかな表情で息を引き取る。銑次は会津に向かった。会津は反政府色が強く、自由民権運動の砦の一つだった。そこで政府は弾圧を展開する。次々と指導者を逮捕された農民は喜多方警察署に集まり、指導者の開放を求めるが武装した警官に壊滅させられる。銑次は伊河泉太郎を救出し秩父に向かう。秩父にはデフレ政策で不景気に喘ぐ農民の面倒を見ていた英吉親分がいた。銑次は二人に熱く語る。「百姓町人は維新でちっとも救われてねえ。いやそれどころかいつまで経っても屑同然だ。維新のやり直しだ。百姓町人の明治維新だよ」。その頃、憲法の起草草案作りのためヨーロッパを訪問していた伊藤博文が帰国する。嘉顕は自ら作った憲法の草案を伊藤に提出する。それは集会や結社、言論、革命の自由を認めるものだった。伊藤は草案の出来を褒める一方で、四民平等を否定する華族制度を作ろうとしていた。嘉顕は伊藤に直談判するが、国民に主権を与えるのは早いと一蹴される。「今の日本はね遮二無二に力をつけにゃいかんのです。異論はありますか?」「私はそのような憲法には根底から反対でございます」「なら辞めなさい。私の信念は変わらない」。嘉顕は自己の信念とする自由主義的な憲法草案を書き進める。一方、秩父では困民党が組織され武装蜂起を決定する。憲法草案を完成させた嘉顕は政府だけでなく民権派からも危険視されていた。警察に追われ、怪我を負ったまま鹿鳴館を目指す。憲法草案を握りしめたまま警官に滅多切りにされる嘉顕。鹿鳴館ではパーティが開かれている。千代は嘉顕が憲法草案の下書きで折った兜を手にして胸騒ぎがするが、表では警官たちが見張っている。そして嘉顕は絶命する。緊張が高まる秩父に医者になるため北海道を出た保子が訪れた。銑次に千代から預かった嘉顕の憲法草案を渡す。「国民は愚か者ばかりにあらず。もし国民の声を聞かず政府官僚が独裁独善に陥れば必ず国は破局に向かう。願わくば日本国憲法は国民の自由自治を根本とした・・・」。銑次は「くそ真面目を貫いた頑固な優しい男だった」と口にする。そして保子に「お前も頑固に医者になれ」とパリ行きを勧める。「昔はおじさんも日本中に鉄道を敷こうと思ったがみるみる歳は取るもんだ。ガハハハ」。武装蜂起の朝、銑次は「自由自治元年」と書いた旗を作る。集結した農民は三千人。政府は警察の手に余ると見るや軍隊を派遣する。困民党は天皇に逆らう暴徒であり、国内に不穏な動きが波及する前に徹底的に弾圧する方針だった。その中に紘造の姿があった。英吉親分は命を落とし、秩父は軍隊と警察に囲まれてしまう。農民たちが次々と脱落していく中、銑次と泉太郎は残った農民たちに徹底抗戦を促す。秩父の外にはいくらでも百姓はいる。いくらでも味方がいる。どのようにしてでも政府を動かさなければならない。追い詰められた銑次と泉太郎は無駄死にを避けるため農民たちに村へ帰るよう指示する。「村に帰って土さ耕して時を待て」「きっと俺たちは戻ってくる」。旗を掲げながら敵陣を突破する二人。そのまま上州を目指そうとするが泉太郎が銃弾に撃たれる。パリ以来の盟友を失った銑次はたった一人で斬りまくる。困民党は壊滅した。紘造は銑次を探すが遺体は発見できなかった。その代わり「自由自治元年」の旗に銑次の筆跡をみた。明治二十二年二月十一日。大日本国憲法が発令され、揺れ続いた明治政権はようやく確立する。「その頃パリに向かう汽車に一人の娘が乗っていた。凌雲に支えられ医学校に留学することになった保子である。銑次がパリに来てから23年が経っていた」。千代は息子を連れ、鹿児島で嘉顕の母親と暮らしていた。憲法草案を読み上げる嘉顕の声が響く。嘉顕の息子を頼もしく見つめる二人。「やがて日本は日清戦争へ突入、さらに日露戦争への道を歩いていく。そのような歳月の中で幾度か銑次の姿を見たという人があった。例えば栃木県足尾銅山鉱毒事件の弾圧の最中で。例えば北海道幌内炭鉱の暴動弾圧の最中で、激しく抵抗する銑次を見たという人がいた。そして噂の銑次はいつも戦い、抗う銑次であった」。お・わ・り大河ドラマは歴史上の人物のサクセスストーリーがほとんど。しかし『獅子の時代』は主人公である架空の下級武士がどんどん没落し、反体制運動に身を投じる異例の物語。俳優をセミリタイヤして農業に従事、反原発運動や辺野古移設反対運動に協力する晩年の菅原文太と平沼銑次の姿が重なる。調べるとパリロケは昭和54年9月。『トラック野郎』の最終作『ふるさと特急便』の公開は『獅子の時代』の放送開始と同じ昭和55年1月。撮影はどっちが先だったんでしょう?パリ編の銑次は明らかに星桃次郎の芝居が混ざっているが、中盤辺りから完全に平沼銑次になってカッコいい。放送当時、最終回をカセットテープに録音してセリフを覚えたくらいハマった。総集編もしっかり観た。でも次回作の『おんな太閤記』(脚本・橋田壽賀子)は観なかった。
2021年01月17日
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ああどうにも止まらない。 車寅次郎 獅子の時代 総集編 第四回「愛と動乱の日々」平沼家は斗南を離れた。兄嫁・玲と保子は会津に戻り、平沼三兄弟は東京を目指した。銑次は薩長とやり合うには商人になるしかないと考え、瑞穂屋卯三郎を訪ね、手代として働くことになる。千代も武士の娘の誇りを捨て瑞穂屋の手伝いに、紘造は板垣退助の書生となっていた。かつて嘉顕とロンドンに留学していた尾関平吉(岡本信人)は横浜で税関長として権威を振るっていたが、紙幣の印刷機納入を巡る汚職が発覚する。印刷機の納入が決まっていたにもかかわらず、瑞穂屋から印刷機代を騙し取っていたのだ。銑次は自分を雇ってくれた瑞穂屋のため尾関の許へ乗り込む。薩摩藩出身を傘に着た横暴が許せなかった。しかし尾関に逆ギレされ、反政府主義者として捕まってしまう。嘉顕は銑次の釈放に奔走し、千代に報告する。銑次は牢で大物牢名主・松本英吉(丹波哲郎)と知り合う。松本は元町人。町人は武士より身分が低い。会津と薩摩は侍同士。町人は会津よりも遥かに虐げられてきた。甘い甘いと丹波風に語る。その頃、新政府では隣国・朝鮮を開国させようと西郷隆盛・江藤新平らが主張。一方、欧米視察から帰国した大久保は征韓論に難色を示す。戦を起こしてまでなぜ交渉を急がねばならないのか。しかし西郷とは争いたくない。そんなこんなで大久保は失脚するが、天皇の意向で閣議は覆されて大久保返り咲き。西郷・江藤・板垣らは野に下る。二年ぶりに出所した銑次は紘造、千代、弥太郎、瑞穂屋の前で「これからは薩長に関わらね。誰にも迷惑かけず自由に生きる」とフリー宣言、弥太郎を頼って車引きに転職。当時人力車は最先端の乗り物。明治版トラック野郎。ある日、弥太郎からおもんの近況を聞かされる。またしても不良弟に振り回され、井関屋の囲い者に身を落としていた。翌朝おもんの前に銑次が姿を現す。「どんだ?車屋姿も満更でもねえべ」。おもんを乗せて爆走。いつも自分にそっと寄り添う銑次に熱く込み上げてくるものを堪え切れなかった。そして千代は嘉顕からプロポーズされる関係になっていたが薩摩と会津。互いの家族が結婚を認めるはずがない。なによりも銑次が猛反対。そんなある日、紘造に徴兵令が届く。銑次は無視すればよいと言うがそういうわけにはいかない。国とは縁が切れない。紘造は激しく抵抗しながら陸軍の兵士となる。その頃、鹿児島に戻った嘉顕は燻りまくる反政府の動きに慄然とする。薩摩は事実上地方軍閥政権だった。ついでに両親は千代との結婚に猛反対。そんなこんなで明治九年。反乱を起こしまくる不平士族を独裁政権の大久保は武力で弾圧。翌明治十年ついに鹿児島の士族と衝突、西郷は反乱を起こす。熊本城を目指して大挙する西郷軍の中に嘉顕の父親(平八)の姿もあった。嘉顕は内務省の人間として「薩摩は倒さにゃならん」と考える。入籍を三月三日に予定していたが、東京へ戻ることはできない。千代は今日籍を入れたいと乞い、嘉顕と夫婦になる。銑次は千代の幸せを願っていたが「よりによって薩摩とは」。おもんは許してあげるよう言葉をかける。ある日、銑次は元会津藩士というだけで不穏分子とみなされ逮捕、軍夫として熊本へ送られることになる。港で号泣しながら銑次を見送るおもん。おもんに気づく銑次。そして西南戦争最大の激戦地・田原坂で雑務に駆り出される。そこには警察隊の一員になった弥太郎がいた。前線に出ようとする弥太郎を止めるが既に一人殺したと言う。「馬鹿たれ!調子に乗るとすぐ死ぬぞ」「死なね。弾よけんの誰にも負けねえ」。弥太郎を追う途中、嘉顕と再会する。抜刀隊となった嘉顕に「俺は妹の亭主に親を殺させたくね」「父は斬らん」「もし会ったらどうする?」「避けることはできる」「そんな戦争あるもんか」「そん時は斬る…斬る」「どうかしとる。主はどうかしとる!」。銑次は嘉顕を説得するが、翌朝抜刀隊は薩摩軍と激しく斬り合う。銑次の目の前で弥太郎は命を落とし、嘉顕は父親と向き合う。「さあ斬ってこい!」。嘉顕には斬れない。躊躇している隙に父親は他の兵士に斬られて絶命する。四月、新政府軍は鹿児島入りして占拠。嘉顕は実家の母親を訪ねるが敵扱いされる。今後二度と立ち寄らない代わりに父親の戦死を告げる。「おいが斬ったも同然です」。こうして西郷軍は敗北する。銑次は戦場を抜け出し、東京でおもんと再会する。これからのことは何も考えていない。その後、西南戦争で知り合った元金沢藩士・浦川(吉野刑事)から大久保暗殺計画に誘われる。「そんなことでは世の中変わんねえ!」。しかし大久保は暗殺され、維新の元勲の時代は終わった。そして大久保暗殺に手を貸した罪で銑次はまたしても警察に連行、終身刑の判決を受ける。つ・づ・く次回感動の最終回
2021年01月10日
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立て万国の労働者~。 車寅次郎獅子の時代 総集編 第三回「敗れし者の道」銑次は函館戦争に明治政府軍として参戦した伊河泉太郎に命を救われ、北海道から本州へ渡ろうとしていた。その途中、松前に立ち寄り監禁されていた凌雲と再会する。銑次は会津と函館で人を殺しまくった薩長を最後まで見届けるつもりだ。どんなことをしてでも生き抜く。凌雲もそのつもりだが薩長を見届ける気にはならない。むしろ理想とする病院を作りたい。「パリで見たろ?自由・平等・博愛だ」。年が明けて明治三年。東京・護国寺に監禁されていた会津藩の女たちに吉報が入る。下北半島・斗南に新しい土地が与えられ、そこへ移住するという新政府の提案だ。ただし三万石。武士も農民となって開拓することが求められる。紘造は越後に監禁されていた会津藩士たちからの手紙を携えて護国寺へ。千代と玲に再会、ブームの牛鍋をご馳走するが「べごは食えねえ~西洋は野蛮だなす!」と千代は口にせず。気を利かせた紘造はぷりぷり。そして助右衛門は4月に平沼家一同斗南へ移住することを決意する。その頃、銑次は船を奪って津軽海峡を渡っていた。本州に上陸すると兵隊の制服を強奪、東京を目指す。その道中、耳にするのは新政府への不満ばかり。そして郡山到着。たまたま泊まった宿でおもんと2年4ヶ月ぶりに再会する。おもんは不良弟に翻弄され、女中に身を落としていた。銑次に東京へ行こうと誘われ、そのつもりになるが、体を壊し養生することになる。銑次は手持ちの金をすべておもんに渡し東京を目指す。一方、越後の会津藩士、護国寺の千代たちは下北半島の最北端・斗南を目指す。東京に着いた銑次は嘉顕を訪ねる。嘉顕は官軍に入るよう誘うが「どこへ行っても官軍を恨む声ばっかりだ!主ら何してるんだ?百姓も武士も喘いでいる。徳川のほうが良いつう声が、薩長を恨む声が聞こえねえか!」と叩きつけられる。「主が目指す国はこんな国か!?」「おはんに文句を言わさん国にして見せる!」「何人死んだと思う?」「何人?」「何千、何万死んだと思う?それ引き換えに世の中ひっくり返したこと忘れんな」返す言葉がない嘉顕。言いたいことを言ってやっと本題。おもんの近況を伝え協力を乞う。嘉顕快諾。斗南を目指す銑次に金を貸す。その金でそばを食いまくる姿はドライブインでめしを食いまくる星桃次郎そのもの。そんなこんなで斗南に到着、平沼家とパリ出発以来の再会を果たす。しかし斗南は人が住めるところではない。荒れ果てた土地をひたすら開拓する毎日。とても冬は越せない。斗南の貧農の息子・弥太郎(金やんの息子)は平沼家に忠告する。「お前えだぢきっと死ぬよ」。その頃、嘉顕は大久保利通に会津藩改め斗南藩の劣悪な状況を訴える。しかし、会津は新政府が示した猪苗代ではなく斗南を自ら選んだのだった。手助けする必要なし。銑次は冬が来る前に金と米を稼ぐため斗南に見切りをつけ、弥太郎と一緒に横浜で肉体労働。助右衛門は平沼家の恥さらしと怒り心頭。そんなこんなで嘉顕の許へ菊子が身の回り世話をみるため、あくまで義姉として上京してくる。巳代治亡き今も苅谷家に籍を置いている。どきどき生活。銑次らのような就職難の旧士族のため雲井龍雄(風間杜夫)は救済所を設けるが、政府転覆の陰謀とみなされ斬首刑に処せられる。反政府であったとしても聞くべきことは聞かねばならないと考える。雲井と懇意だった嘉顕は、その夜おもん宅で泥酔する。菊子はおもんに嫉妬しつつも、義姉でいることに耐えられなくなり、嘉顕の前から姿を消し北海道へ向かう。銑次は稼いだ金と米を斗南に平沼家に送っていたが、助右衛門は自分たちの生活よりも斗南藩を優先、すべて藩に献上していた。「当たり前のことだ。この家だけ潤うわけにはいかねえ」。それを聞いた銑次はパリで知り合った瑞穂屋卯三郎から十両を借りると斗南へ向かった。平沼家は超貧乏。しかし助右衛門は銑次に「藩のために命さ捨てるのが藩士の務めではねえのか?藩のために誰もが欣然と死んでいったのを忘れたのか?恥知らず」と告げる。そして明治四年正月。助右衛門は衰弱した玲の娘・保子のため近所から大根を盗む。金の代わりに脇差を置いたと言うが、今や刀に価値は無い。追い打ちをかけるように藩を無くし県になること、身分に関係なく軍隊を作ること、藩主に代わって中央から知事が派遣されることを聞かされる。何のために斗南へ来たのか、何のために戦ってきたのか、すべて藩のためではなかったのか。助右衛門はショックで精神を病んでしまう。そして三月、銑次ら平沼家たちの目の前で自害する。銑次は紘造に髷を切らせる。「父上、俺は俺なりに薩長を見返す。必ず薩長を見返してやりやす!」。その四ヶ月後に斗南藩は青森県の一部となり消滅する。つ・づ・く
2021年01月08日
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これは退屈な男だからね。 車寅次郎 獅子の時代 総集編 第二回「鶴ヶ城決戦」サブタイトル通りのお話。慶応四年七月、幕府の使節団は横浜港に到着。ところが江戸は薩摩藩らの完全な支配下にあった。そのため銑次たちは拘束される。新政府軍は会津を目指していた。銑次と凌雲は秘かに脱出。江戸を目指すという凌雲に銑次は危険すぎると反対するが「他人は他人、自分は自分。ここはひとつフランス式で行こうじゃないか」と押し切られてしまう。銑次は会津の家族にフランス土産を用意していた。妹の千代(大竹しのぶ)にはドレス、祖母・松子(浦部粂子)にはお立ち台ギャルが使う扇子、父・助右衛門(加藤嘉)には革靴、母・もえ(湯浅博士の妻)にはひざ掛け、兄・亨(横内正)には革の財布、義姉・玲(マゼラン星人マヤ)にはやかんとバケツ、弟・紘造(永島敏行)にはスーツ。皆ニコニコ。しかし全て銑次の妄想。東北諸藩の連合軍は白河、郡山、二本松で敗れ、八月には猪苗代城を失う。最後まで徹底抗戦の姿勢を崩さなかった会津藩は少年、農民、僧侶だけの部隊など続々と会津城に集結。もちろん平沼家の男たちもいた。一方、もえは女子供は足手まといになるとして千代と玲に会津から離れるよう諭し、自分と松子は自害する道を選ぶ。その頃、嘉顕は4年ぶりに帰郷。家族にフランス土産を渡して皆ニコニコ。平沼家とは対照的。しかし菊子だけは気怠そう。嘉顕は会津視察を命ぜられる。その会津城では悲惨な戦いが展開していた。飯森山で白虎隊が命を絶つ中、新兵器アームストロング砲を携えた官軍が続々と会津入りする。指揮を執っていたのは嘉顕の兄・巳代治。銑次も帰郷を果たすが、待っていたのは白装束姿で自害したもえと松子だけだった。銑次は会津城を目指して爆走、城に入れなかった連中や紘造と合流する。アームストロング砲の破壊に成功した銑次たちは堂々と会津に戻り、会津城に立てこもる。千代と玲も会津に戻り平沼家は再結集。会津藩の士気は一気にノリノリ。しかし厳格な助右衛門だけ家族を呼び戻すなんてとんでもねえと怒り心頭。ただでさえ食料不足だというのに。しかも玲は身籠っている。銑次もヨーロッパの土産話をしている場合ではない。戦いは劣勢。助右衛門はいらだっていた。平沼家の女は潔く自害したが男たちはまだ生きている。死ねばいいのか、怪我をすればいいのか。銑次は不満だった。「武士はこうして死ぬんじゃ~」と城の外へ飛び出そうとする助右衛門。紘造もそれに続こうとし重傷を負う。亨は一命をとりとめるが、助右衛門の教えに従い自害する。「兄上は間違っている!兄上の死を無駄にはしねえけど・・・」。銑次は藩主の密命を受け会津城を脱出、援軍を求め米沢藩に向かうが既に降伏していた。会津城は九月に入って総攻撃を受ける。しかも従来の斬り込みではなく大砲の雨あられ。銑次は土佐藩屯地に殴り込み、指揮官の板垣退助に「会津藩に降伏の条件を示してほしい」と和睦を申し入れるが却下、土蔵に閉じ込められる。そこで嘉顕と再会、死ぬことばかり考えている会津藩の悲惨な状況を訴える。「交渉とは官軍の言いなりになることだぞ」「皆殺しよりましだ」。こうして会津藩は降伏、三千の兵は越後で謹慎を言い渡され、女たちは江戸に送られる。しかしハングリー精神溢れる銑次は脱出。松前にいる榎本武揚(新克利)の部隊に勝手に合流、凌雲と再会する。「へえ~この船は蝦夷に行くんですか?」。榎本武揚は幕府の用人を中心にヨーロッパ型の農耕を取り入れた蝦夷共和国を立ち上げようとしていた。そんなことも知らず銑次は同行、函館五稜郭を目指す。その頃、嘉顕は会津藩の女たちを訪ねて増上寺へ。パリで銑次から散々聞かされていた千代に会い、粗品を渡すが「敵の情けは受けねえす」と拒否される。そんなこんなで榎本軍早くも劣勢。榎本武揚は凌雲に病院の移転を提案するが、凌雲は病院を守りつつ敵に助命を乞うべきと反対。患者から決を採った結果、後者が支持される。凌雲は新政府軍が攻め込んできても絶対に間違い起こさないよう患者たちから武器を取り上げる。銑次も刀を没収されるが凌雲を支持、病院の前に現れた新政府軍に「撃つな~ここは病院だす!いるのは武士ばかり。でも戦える者はありません!」と両手を挙げてノー武器をアピール。指揮官は嘉顕の兄・巳代治。巳代治も目の前の小汚い男が弟とパリで過ごしていたとは互いに知るはずもない。凌雲は巳代治を病院内に案内、取り上げた武器を保管していることを説明する。「おはんを信用しもんぞ」「かたじけない」「いや~お見事でごわした」「お恥ずかしい」とほのぼのムード。しかし患者の一人が隠し持っていた銃で巳代治を撃ってしまう。銑次と巳代治は撃ってはならないと互いに静止するが、巳代治は息を引き取り、撃った患者を庇おうとする銑次も斬られてしまう。その後、榎本軍は降伏、療養中の銑次の前に伊河泉太郎が現れる。「訳がわかんね-何がどうなってんだか」。笑いあう二人。つ・づ・く
2021年01月03日
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稼業で言って渡世人ってとこかな。 車寅次郎獅子の時代 総集編 第一回「対決のパリ」昭和55年放送のNHK大河ドラマ。脚本は山田太一。大河ドラマ初の近現代物にして架空の人物が主人公。主役に抜擢された菅原文太はテレビドラマ初出演。一年間拘束されるため東映のドル箱映画『トラック野郎』シリーズを降板。しかし役者仲間を気遣ってか東映の大部屋俳優たちを端役に起用。音楽は『一番星ブルース』でおなじみの宇崎竜童が担当。演奏はダウンタウンブギウギバンドwith NHK交響楽団などなど。そんな熱すぎる話題でクラスの男子は興奮。裏番組は『西部警察』でしたが『獅子の時代』を観てたね。会津藩士・平沼銑次(菅原文太)は将軍・徳川慶喜の実弟・昭武に随行してパリ万国博覧会へ幕府派遣の使節団に加わる。黒船が浦賀に来て13年。外からは開国を迫られ、内では勤王の動きが激しくなる。幕府は長州を征伐しようとするが二度も失敗。地方の大名たちは幕府の言うことを聞かない。疲れた幕府を倒そうとするいくつかの藩の最有力が薩摩藩。薩摩藩は密かに15名の藩士をロンドンに留学させていた。その一人、苅谷嘉顕(加藤剛)はパリに向かっていた。その頃、鹿児島では相思相愛だった菊子(藤真利子)が兄の巳代治(近藤洋介)と祝言を挙げていた。パリに向かう列車の中で嘉顕は日本人の女を見かける。そんなこんなで幕府使節団出発。欧米諸国は必ずしも幕府を日本の代表とは認めていなかった。幕府は万博に日本代表として参加することで世界に将軍が日本の元首であると表明しようとしていた。ところが薩摩藩も出展を希望。岩下左次衛門(神山繫)は事務局に根回し、薩摩琉球国として出展する許可を得る。日本に二つの国があることを認めさせたことになる。嘉顕は幕府との衝突を懸念するが、今の幕府にそんな力はない。イギリスは幕府を日本の政府とは認めていない。しかし幕府を認め、経済的にも支援するようなことにでもなれば幕府は薩摩藩を潰しにかかる。万国博への出品はそれを阻止する政治的な狙いがあった。絶対に幕府を日本唯一の政府と認めさせてはならない。そんなこんなで幕府一行はマルセイユに到着、パリを目指す。初めて乗る蒸気機関車にニコニコの銑次を星桃次郎チックに演じる菅原文太。その頃、万博の日本会場では嘉顕たちが「薩摩琉球国」の看板を掲げていた。それを見て幕府から出店していた瑞穂屋卯三郎(児玉清)はびっくり。かくしてパリを舞台に幕府対薩摩藩の対決が始まる。パリ駅に到着した幕府一行を何者かが狙撃、弾は鉄次に当たる。これには薩摩藩動揺。犯人は異人だが自分たちが疑われてしまう。結局ナポレオン三世は幕府に謝罪するが、偶然起こった小さな事件として処理される。幕府を狙撃して利益を得る人間がフランスにいるはずがない。銑次は納得できなかったが医師として随行していた高松凌雲(尾上菊五郎)に穏便な対応を促され、初めて外交というものを知る。翌日、幕府は薩摩藩が独立国のように出店している様子を確認する。一方、嘉顕たちは幕府が出展している日本茶屋を視察。瑞穂屋が江戸の芸者たちを連れていた。そこには列車で見かけた女・おもん(大原麗子)の姿があった。銑次は犯人を捜し回る中、嘉顕と衝突。そんなこんなでフランスは幕府と薩摩藩の会合をセッティング。岩下らは丁重に幕府の意向を受け入れ「薩摩琉球国」の看板を取り下げ、日の丸の下に出店することを申し入れる。しかし翌日の新聞はこのことを報道せず、日本には二つの勢力があると書かれた。幕府はフランスに来た意味を失ってしまう。こうして万博開催。まだ納得できない銑次は深夜に薩摩藩の展示物を壊しまくり。負傷した仲間の伊河泉太郎(村井国夫)を瑞穂屋へ運ぶが、おもんが外人にさらわれ大騒ぎ。銑次は馬車を追いかける。嘉顕も加わり男を追い詰めるが逆ギレ。おもんは連れ去られたのは納得ずくだと話す。そんなことは「許せねえ-!」と二人揃って激昂。その後、銑次が薩摩藩の会場を訪れると何事もなかったように片付けられていた。ますます嘉顕を疑うが凌雲に厳しく諫められる。そんなことよりもフランスの水道、競馬場、病院などの設備を視察しまくり感銘を受ける。さらに「自由・平等・博愛」の思想に感激。「こんなこと考えもつかなかった。大名も百姓もない。人間みな同じということだ」。銑次にはさっぱり分からない。一方、薩摩藩は会場を壊したのは銑次らの仕業と突き止める。嘉顕は先回りして銑次を説得、今は争っている場合ではない。二人の間に奇妙な友情が芽生える。その頃、薩摩藩は急速に武力による倒幕に傾いていたが、会津の銑次、薩摩の嘉顕、江戸のおもんにささやかなつながりが生まれる。おもんは自分を連れ去ろうとした男が狙撃犯ではないかと話す。二人は男を探し当てるがシラを切られる。実は事件にフランス政府が関与していた。このままだと日本はイギリスの植民地になってしまう。翌朝、狙撃事件の犯人が水死体で見つかるが誰の犯行なのか不明。その年の10月、慶喜は薩摩・長州の討幕の動きに先手を打つため大政奉還の意向を示す。しかし名は天皇に譲り、実権は温存。そのことがパリの幕府使節団にも伝わる。そんな中、おもんは銑次と嘉顕にアメリカへ渡ると告げる。おもんの父親は旗本だったが、汚職事件に巻き込まれる。息子の恭平(市村正親)に家督を譲るため罪を被って切腹、家は取り潰し、母親は自害。以来、侍を毛嫌いし、芸者となって恭平の面倒を見ていた。鳥羽伏見の戦いが起こったことで嘉顕たちに帰国命令が出る。銑二は嘉顕を見送るが今や会津藩は朝敵。本当の敵同士になってしまった。そして幕府使節団にも帰国命令が出る。嘉顕の両親は4年ぶりの帰国を待ちわびている。しかし義理の姉になった菊子は複雑。そんなこんなで嘉顕は慶応四年に帰国。官軍は江戸に入ったが、西郷・勝の話し合いにより江戸総攻撃は中止になっていた。嘉顕は江戸で巳代治と再会すると京都御所へ向かい、大久保利通(鶴田浩二)に江戸の様子を報告する。薩摩を自称する官軍も少なくなかったため、新政府は薩摩政府であってはならないと進言するが「理屈はいい。見たままを申せ」と咎められる。その頃、銑次たちを乗せたフランス船が日本を目指していた。つ・づ・く
2021年01月02日
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まあ一言で言って旅人。 車寅次郎本多猪四郎監督『ゴジラ』観れば観るほど真面目に作られた映画だと実感する。アメリカ人は偉いな。日本人よりこの映画を高く評価している。手塚昌明監督『ゴジラ×メカゴジラ』活劇としては最高のゴジラ映画。釈由美子がホントかっこいい。その分ゴジラはやや脇役。橋本幸治監督『ゴジラ』今だにいろいろ言われてますがこれはこれで面白い。オヤジ顔役者が大集結。そういう意味では貴重。こんな映画は作れないだろうな。村川透監督『華麗なる追跡』リアルタイム以来の鑑賞。テレフィーチャ。松田優作の遺作。なんでこんなのに出たんだろう?義理で断れなかったのか?既に相当やばかったらしくアクションらしいアクションなし。代わりにジョイナーが弾丸より速く走る。そこが最大の見どころ。崔洋一監督『優作について私が知っている二、三の事柄』ドキュメンタリー。水谷豊の証言が面白かった。仲良かったんだなあ。実相寺昭雄監督『ウルトラQザ・ムービー 星の伝説』急に観たくなって鑑賞。仙台松竹ではガラガラでした。急に製作が決まったらしく、金がかかっていないのがよく分かる。それでも作ってしまうのがバブル時代。しかも春休み明けに公開。そりゃガラガラです。映画を観ながらそんなことを思い出した。渡辺邦男『悪魔の手毬唄』金田一耕助役を高倉健が熱演。ただしご本人は「忙しすぎて記憶にない」とのこと。内容もそんな内容でした。堀内弘通監督『学園祭の夜 甘い経験』生真面目さとお色気がブレンドしないまま進行。東宝の迷走ぶりを伺える一本。立花直樹のデビュー作。本作でもトランペットを披露。のちに立花ナオキ役で大活躍しますよ。渡辺祐介監督『いい湯だな全員集合!!』松竹ドリフ映画三作目にしてようやくドリフが主役。大人しい作風と思いきやラストで加トちゃんがいかりや以下ドリフのメンバーを全員殺害。早く商品化してほしい名作映画です。大島新監督『なぜ君は総理大臣になれないのか』大島渚の次男。ドキュメンタリー。ネタとしては面白かったが、映画としては可もなく不可もなく。政治家に向いてないと思います。ご両親も指摘されてますが。伊藤俊也監督『女囚701号さそり』かなり久しぶりの鑑賞。何度観ても壮絶。そりゃ梶芽衣子も降りたくなるわ。澤井信一郎監督『野菊の墓』『トラック野郎』シリーズで長らく助監督と脚本を担当。満を持してのデビューがアイドル映画。しかし高く評価され角川映画に進出。めちゃくちゃ忙しいはずなのに『宇宙刑事シャイダー』も演出。人生ってファンタジー。山口和彦監督『銀蝶渡り鳥』『さそり』シリーズを降板して新境地を開拓しようとした梶芽衣子の意欲作。実録路線全盛の70年代に任侠路線の復活を狙ったのか。個人的にはいまいちでした。城定秀夫監督『エスパー☆マミコ』藤子F先生の『エスパー魔美』の代わりに鑑賞。低予算のピンク映画でしたが意外と良作。ほろっとさせられました。かなり良い映画です。舛田利雄監督『愛・旅立ち』中森明菜が頭をおかしくなるきっかけになった映画。原作はノンクレジットですが丹波哲郎(たぶん)。所々とんちんかんなシーンがありますがさすが巨匠・舛田利雄。そこそこ見応えあります。一方、脚本の笠原和夫は丹波についていけなかったのか苦戦してます。この方のキャリアからすると『仁義なき戦い』や『二百三高地』のほうが大変だったと思いますが。工藤栄一監督『ヨコハマBJブルース』話はシンプル。1時間でも収まるぐらい。それをねちっこく引っ張ってます。工藤栄一の起用は松田優作のオファー。ブルース感満々の仕上がり。工藤栄一監督『特別編必殺仕事人 恐怖の大仕事』『ヨコハマBJブルース』と同時期の仕事。テレフィーチャ。めちゃくちゃ忙しかったのでは?横山やすし師匠が大活躍。お笑いパートを削るとハード時代劇。村川透監督『最も危険な遊戯』2020年最後に鑑賞した映画。ハードな本編よりもラストが良かった。岡本麗ってこういう女優さんだったのね。知ってましたが。
2021年01月01日
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決してまともな暮らしじゃありません。 車寅次郎実相寺昭雄『実相寺昭雄音楽エッセイ集 新編・チェレスタは星のまたたき』油谷岩夫・実相寺昭雄研究会いわゆる自費出版。元となる本は長らく絶版状態。音楽関係のエッセイだけチョイスして再編集した様子。本が売れない時代なんだなあ。この人本当に天才です。天才でも本が売れないのか。クラシックのことは分からないが、天才のクラシックの楽しみ方は分かる。さらっと書いているけど深い。ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』(上・中・下)新潮社暇ができたのでトライ。一気読み。想像していた以上に面白かった。例えるならロシア版大映テレビ。松村雄基とかいとうまい子とか出てきそう。百恵ちゃん世代なら宇津井健とか。味わい深いエピソードも多く、ガツンとやられます。名前を覚えるのに難儀しますが一読の価値あり。続編構想もあったとは。いや続編を読みたくなるような終わり方なんですよ。例えるなら『ジャンボーグA』の最終回のような。巌本善治編『改訂 海舟座談』岩波書店日本でドストエフスキーと同時代の人って誰?勝海舟に決まってます。明治維新後、政界入りせず「ご意見番」として活躍。ワイドショーのコメンテーターみたいな感じ。本書はまさにそれ。当時メディアなんてものはなかったので、意外なことに明治政府樹立の経緯を誰も知らなかったりする。そこで勝海舟がリポーターの取材にべらんめえ口調でぶっちゃけトーク。梨本勝も恐縮です。サン・テグジュペリ『星の王子さま』岩波書店二度目のトライ。平易な文章だけど言ってることはかなり難解。考えさせられる。
2021年01月01日
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