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僕のいい日旅立ちをお許し下さい。 星桃次郎ウルトラマンレオ 第22話「レオ兄弟対怪獣兄弟」中途半端な怪奇シリーズが終了しバラエティ編突入。今日は百子の誕生日。しかし大村はサイクリング、ゲンも怪獣出現の知らせを受けてパーティーを欠席してしまう。街では怪獣ガロンが大暴れ。盛大に火薬を使いまくって画面真っ白。そんな中、ゲンは逃げ遅れた兄弟を見つけ、瓦礫の下敷きになった弟を救い出す。その頃、いつまで経ってもレオが登場しないことにイライラを募らせるダン。おかげでMACは死者3名、負傷者16名、マッキーも6機撃墜されてしまう。マグマ星人が襲撃してきた時よりヤバい。しかしゲンは兄弟に付き添って病院へ。ガロンの襲撃で両親を亡くし、弟も瀕死の重傷を負った。ゲンはかつてL77星で弟を助けられなかった自分の姿と照らし合わせる。ダンはゲンにどんな理由があろうとも戦うべき時は戦わなければならいと叱責する。「MACの隊長としてはレオなどに頼りたくはない。だが同じ宇宙人としてはお前を信頼しているんだ」。そんなこんなでまたしてもガロン出現。ゲンはレオに変身して立ち向かうが弟怪獣リットルが出現する。レオはガロンを追い詰めていたが、病院を狙うリットルを倒そうとする。しかしそのことで却って二体からギッタギタのメッタメタにされる。ダンのウルトラ念力で危機を脱するが、レオは敗北、行方不明の弟を思い出していた。「お前たち兄弟を引き裂いた宇宙人や怪獣を憎いと思うか?見て見ろ、この平和な地球が奴らが現れるたびに荒らされていくんだ。そして我々の第二の故郷が終わりを告げるかもしれん」とダンはゲンを諭す。兄弟怪獣にウルトラ念力は通用しない。MACも全滅寸前だ。ゲンは新たに戦うことを誓う。そんなこんなで兄弟怪獣に立ち向かうが早くもピンチ。そこへ赤い球が飛来、レオの弟・アストラだった。レオとアストラは合体光線で兄弟怪獣を倒す。「レオの弟・アストラはどうして生きていたのか?どこから来たのか?そしてどこへ行くのか?それは誰も知らない」(ナレーション・瑳川哲朗)。その後、改めて百子の誕生日が開かれる。そして兄弟の無事を知ったゲンは二人にケーキを贈り届ける。お・わ・り
2021年02月28日
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ひょっとしたら大麻もやってるんじゃないでしょうか? 星桃次郎ウルトラマンレオ 第21話「北のはてに女神を見た!」北海道ロケ第三弾にして怪奇シリーズ。またしても全然怪奇ではありません。手稲山の聖火台に女性(阿川泰子)が一人。夜空を眺めています。その頃。正体不明の宇宙船が地球に接近。ゲンと北山隊員はマッキー2号で北海道をパトロール。北山隊員は北海道出身、スキーの国際大会で優勝した経験がある。宇宙船は手稲山に飛来。女性は宇宙船を歓迎するが、ノースサタン星人が撃墜。女性を執拗に追いかける。北山隊員は逃げる女性がニケの女神だと気づく。ニケの女神と北山隊員は面識があった。ノースサタン星人は針を発射し北山隊員の右足に突き刺さる。「何という不手際だ!」とダン激昂。ゲンはノースサタン星人もニケの女神も逃してしまった。ニケの女神が逃げる先に必ず被害が及ぶ。そんなこんなでゲンは札幌市内を徒歩で探し回る。その後、入院中の北山隊員を訪ねるが、右足を切断することになったと言う。「手術の前にニケの女神に会いたい」。北山隊員は以前、スキーの国際大会に向かうフェリーの中でノースサタン星人に襲われていたニケの女神を助けたことがあった。その時お礼にペンダントをもらい、ニケの女神の予言通り国際大会で優勝することができた。北山隊員はニケの女神と再会出来たら手術も成功すると信じていた。その後、ゲンはニケの女神を発見。ニケの女神はオリンピックみたいに四年に一度、アルファ星から地球を訪れ祝福を授けていたが、ノースサタン星人に迎えの宇宙船を破壊され帰れなくなってしまったと話す。そんなこんなでゲンに説得され病院で面会。ニケの女神は何となく迷惑そう。そしてダンが指摘した通りノースサタン星人が出現。ニケの女神もさっさと市街地へ行けばいいのに病院の前で仁王立ち。ダンの忠告を無視したことで札幌市内めちゃくちゃ。さらにゲンはレオに変身するが、ノースサタン星人の針攻撃に敗退。「私の忠告を無視して・・・お前って奴は!」とダン激おこ。かつて北山隊員がノースサタン星人を撃退できたのは、スキーの回転競技を応用したからだ。そこで短時間のうちに左右へステップできるようになるため特訓開始。そんなこんなでノースサタン星人出現。ニケの女神は犠牲になることを覚悟するが、ゲンが駆け付けレオに変身。ノースサタン星人の針攻撃をステップでかわし、パンチでどてっ腹を貫通。ノースサタン星人を倒すとレオはニケの女神をアルファ星へ送り届ける。ゲンと北山隊員は聖火台を後にする。結局出術は成功したの?ノースサタン星人の目的は?ニケの女神が授ける祝福って何?謎多すぎ。お・わ・り
2021年02月28日
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円月殺法です。 星桃次郎ウルトラマンレオ 第20話「ふしぎな子熊座の少年」北海道ロケ第二弾。一応前回に続き怪奇シリーズのはずなのに全然怖くないお話。現場が疲弊してきたか?宇宙空間で大小の二つの隕石が衝突し合いながら北海道に墜落していった。ダンとゲンはマッキー2号で北海道へ向かう。ゲンは子熊を連れた少年と出会う。少年はボックという子熊座の宇宙人でダンと旧知の仲だった。ボックは身体が小さいため少年の姿をしているが、立派な大人しい青年。小さい隕石はボックで、ボックを追ってきたのは牡牛座に住む宇宙の嫌われ者怪獣ドギューかもしれない。二人はドギューを探すが、一夜のうちに何人もの人間が得体の知れない怪獣によって殺される事件が発生する。人間だけでなく牧場の牛や羊も被害に遭った。ダンとゲンは熊牧場を訪問。ドギューは熊の姿をして潜伏しているかもしれない。そんなこんなでダンとボックは久しぶりに再会する。ボックは子熊の面倒を見ていた。母親熊は自分の身代わりになってドギューに殺されていた。そしてボックの母親もまたドギューによって殺されていた。ドギューは復讐を恐れてボックを追っていたのだ。そこへ巨漢のおっさん(ビップ大臣)が武器を手にした人たちを連れて、ボックが怪獣だと訴える。日頃大人しそうにしている連中こそ一番怖い。そんなこんなで巨漢のおっさんはボックを追い詰める。巨漢のおっさんこそドギューだった。ドギューは鉈を振り回して『シャイニング』のジャック・ニコルソン状態。しかしドギュー=大前均は『シャイニング』より5年早かった。鉈で切り倒された木の下敷きになって子熊は死んでしまう。そこに駆け付けたダンたちに逆に追い詰められるドギュー。ダンの杖から放たれたガスを浴びてドギューは怪獣の姿を現す。ゲンはレオに変身するが、ドギューの目つぶし攻撃に圧倒される。ボックは母親の形見である黒い百合の花を投げるとドギューの両目に突き刺さる。視力を失ったレオとドギューの対決。レオはボックのサポートでドギューに打ち勝つ。このまま地球に住むことを勧めるダンとゲンに対し、ボックは「ここは悲しい思い出が多過ぎます」と言って子熊座へ帰っていった。お・わ・り
2021年02月27日
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僕たちはねえプラスチックラブなんだよ。 星桃次郎ウルトラマンレオ 第19話「よみがえる半魚人」何かの企画とのタイアップだったのか北海道ロケなんですが、北海道らしさゼロ。神奈川や伊豆あたりでも撮れそう。ゲンは百子、トオル、カオルを連れてフェリーで北海道旅行。行先は何だか貧しい漁村。その漁村で釣りをしているおっさん。村のルールでは祟りを恐れて漁は禁止されているが、おっさんはそれを破って密漁。しかし釣り上げたのは海坊主。驚いたおっさんは海坊主を棒きれで滅多打ちにして殺害。グロいです。ゲンたちは釣りを楽しもうとするが、貸しボート屋のおっさんに村のルールを守れと怒られる。漁をすると海坊主が現れると言う。そんなこんなで村の少年・かずおは海外に打ち上げられていた海坊主を発見。復活した海坊主はかずおを追いかけてかずおの家を襲撃。かずおの父ちゃんと母ちゃんをぶん殴って殺害。父ちゃんは海坊主を撲殺したおっさんだった。かずおの悲鳴を聞いたゲンはかずおの家を目指すが、海坊主伝説を信じる村人は誰一人かずおを助けようとしない。ゲンは肉弾攻撃で何とか海坊主を海へ追い払う。その頃、ダンはMACの隊員たちと地元の寺を訪問。寺の古文書から100年前の海坊主の足型を確認、海坊主の正体はボーズ星人と断定する。ボーズ星人は100年前からこの村に住み着き、村人の間で伝説になっていた。それを隠れ蓑にした目的は地球侵略?見ててもよく分からない。そんなこんなで海坊主ことボーズ星人は貸しボート屋のおっさん夫婦を襲撃。ゲンとMACの活躍でボーズ星人を撃退するが奥さん死亡。泣き崩れる貸しボート屋のおっさんは「この恨みを晴らしてください!」とゲンたちに訴える必殺シリーズ風展開に。ダンはボーズ星人の鞭状の右腕に対抗するため、鞭を使ってゲンを特訓。「俺が星人ならお前は死んでいた」。そう言うとゲンに鞭を渡して自分を打つよう指示する。お互いを鞭でしばき合う『お笑いウルトラクイズ』の人間性テストみたいな感じだ。そんなこんなでゲンは鞭を封じ込める技をマスターする。「お前が星人だったら、あの星人に勝つ方法はこれだ!」。そしてボーズ星人巨大化。漁村を荒らしまわる。やってることのスケールが小さな宇宙人だが、わざわざ海岸のセットを作るなど特撮シーンはやたら気合が入っている。ボーズ星人はレオに地面叩きつけられ、何故か身体だけ白骨化して死亡。その後、かずおは貸しボート屋のおっさんに引き取られる。ゲンたちの微妙な北海道旅行も終了。お・わ・り
2021年02月27日
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俺が欲しいのは大学生が読む文学だよ。 星桃次郎ウルトラマンレオ 第18話「吸血鬼!こうもり少女」東京上空が宇宙から飛来した蝙蝠の大群に覆われる。そのため太陽が遮られ、夏にもかかわらず気温が異常なまで低下してしまう。ゲンはカーリー星人に恋人を殺された白土隊員とコンビを組んで蝙蝠の大群を撃退する。いつの間にかMACの男性隊員ほぼ総入れ替え。良い味出してた青島隊員も消滅。ある日、百子、トオル。カオルは叢で倒れていた女を見つける。百子は女が負傷していたため自分のアパートに連れて帰る。女は紫色の変なひらひらした服を着て「病院には連れて行かないで下さい。悪い人に追われてるんです」と言う。怪しさ満々。北のほうの国からやってきた工作員だったらどうすんだよ?トオルは不信感を抱くが、百子から人を疑ってはいけない、助け合って生きていくものだと諫められる。それでも女の傷が火傷だったことから蝙蝠の生き残りではないかと疑うが、博愛の人・百子からあっさり否定される。しかし女は百子が用意した食事を口にせず、日中うろうろし始める。トオルはゲンに女のことを報告しよとするが百子に止められる。「その夜から吸血鬼の噂が街で囁かれるようになった。吸血鬼に襲われた者は吸血鬼になる。人々は夜は出歩かず、昼間は吸血鬼と噂された人を襲うようになった。もちろんMACは必死になって吸血鬼を探していた。既に吸血鬼になってしまった人々を治すには本物の吸血鬼の血清を注射するしか方法がなかった」(ナレーター・瑳川哲朗)。そんなこんなでトオルとカオルは女に血を吸われ吸血鬼にされる。さらに女と三人がかりで襲われた百子も吸血鬼になってしまう。女は怪獣バットンの正体を現すとレオと対決。レオはブレスレットの力でドリフのコントで使うような注射器を取り出すとバットンにぶち込んで血液をたっぷり採取し、レオキックでとどめを刺す。その後、バットンの血液から作られた血清で吸血鬼にされた人々は救われる。そしてまた百子は叢から子犬を拾う。懲りていない百子にトオルはうんざり、ゲンは笑顔を浮かべる。それよりもゲンを激しく憎んでいた白土隊員がフレンドリーキャラに変化、別人のようにレギュラー入りしたことが気になる。「別人のように」ではなく本当に別人(レオを狙う宇宙人)では?と疑う視聴者だった。お・わ・り
2021年02月27日
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『ウルトラマンレオ』のナレーター・瑳川哲朗死去。ALSだったのか。。。ウルトラマンレオ 第17話「狼男の花嫁」若い女性が次々と襲われて殺害される事件が続発。犯人は狼男。その着ぐるみがものすごくチープ。ドリフ大爆笑やひょうきん族のコントに出てくるようなものすごさ。火薬一発数万円の予算をこっちに回せなかったのか。猛の恋人・冴子は体操の選手。練習を重ねた結果、新技・風車を会得する。その頃、MACは続発する連続殺人事件について対策会議を開いていた。ダンは若い女性の血を吸って生きているウルフ星人の仕業と推測する。ウルフ星人は普段は人間の姿をしているが、血が足りなくなるとウルフ星人本来の姿を現す。そんなこんなで冴子が練習しているスポーツセンターに若い女性の血を狙ってウルフ星人出現。ゲンが撃退するが、ウルフ星人は冴子を追って憑依する。冴子は狼男の花嫁になると母親に話す。その後もウルフ星人による事件が続く。ウルフ星人は風車の技を使ってMACの追及を逃れる。しかも冴子にの家に逃げる。ゲンは冴子の家に突撃訪問するが、冴子に適当にごまかされ、母親も何となく冴子を庇う。冴子を疑うゲンに猛激昂。その夜、ゲンは一人対策を練る。ダンは明確な証拠もないままに冴子を犯人と断定するゲンに激昂。そのことでどれだけ冴子や母親、猛を傷つけたか。要するに人権侵害。「いきなり百子さんが狼男だと言われたらお前ならどうする?」。迂闊だと思ったらすぐ行動に移せ。「風車は風がなければ回らない。勝負は風を受ける前の一瞬だ」。そんなこんなで冴子は狼男に姿を変えそうになる。母親はそのことを猛に悟られまいと必死になってごまかす。母親は自分の血を吸うよう腕を差し出すが、若い女性のほうかいいよねとは言いませんが母親の血を吸おうとしない。そんなこんなで若い女性の血が干してくウルフ星人は屋敷を飛び出し猛と格闘。ゲンやMACはウルフ星人を撃とうとするが、冴子の身体に憑依していることを知る猛は必死に庇う。しかし撃たれまくられウルフ星人巨大化。ゲンはレオに変身してウルフ星人を倒すが、それは冴子の死も意味していた。泣き崩れる猛に獅子座L77星の獅子が奇跡を起こし、冴子は復活する。お・わ・り
2021年02月26日
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よく太ってて美味しそうですね! 星桃次郎ウルトラマンレオ 第16話「真夜中に消えた女」突然ですが前回を持って特訓路線終了。夏休みに入ったので今回から怪奇路線スタート。余計視聴率が下がるのでは?実際に下がりました。深夜のビニールハウス。幽霊が出るとの噂を聞いたトオルとマサオ君は、正体を確かめるため侵入するがビビって退散。その話を聞いたMACの連中はばか受け。今時幽霊の存在を信じるなんて。トオルとマサオ君は知り合いのお兄さんを連れてリベンジ。二人は女のすすり泣く声が聞こえたと言う。そして知り合いのお兄さんはハウスの中にいた蘭の花を持った女に殺される。死体は蝋人形のようになっていた。知り合いのお兄さんはえらい迷惑です。その後も似たような殺人事件が続く。ダンはその手口からアトラー星人の仕業と断定。かつて地球に近づいたアトラー星人を地球防衛隊が追跡したが、全員蝋人形のような死体になって帰ってきた事件があった。ウルトラ警備隊時代の話か?そのためレオも同じ目に遭わないか心配する。今回は心配するだけで特訓はしない。そして百子が友人の留守番で泊っているマンションに女が姿を現す。女はジュディ・オングのような衣装を着ているが、ジュディ・オングは『おしどり右京捕物車』の撮影で京都へ行っているのでジュディ・オングではない。異変に気付いた百子はゲンに連絡するが、マンションのあちこちから住民たちの悲鳴が響き渡る。一体何が起こっているのか?ゲンが駆け付けた時には住民たちは全員殺害されていた。女はアトラー星人の姿を現し、巨大化する。ダンは戦闘機の編隊を引き連れてアトラー星人に攻撃するが全滅。ゲンはダンの制止を振り切ってレオに変身。ダンはウルトラ念力でアトラー星人の動きを封じ込めるがエネルギー切れ。両足を蝋で固められたレオは敗北を喫してしまう。ゲンが意識を失っている間に被害者続出、マサオ君の家族もアトラー星人に殺されていた。仇を取ろうとするマサオ君とトオルを見つめるゲンとダン。ダンは焦るゲンに「戦いはまだ終わっていない」と一喝。ゲンを連れてマッキー2号で出撃してアトラー星人を攻撃。機体を分離させ、ゲンは弱点の胸の花びら目がけて体当たり。同時にレオへ変身してとどめを刺す。アトラー星人を倒したゲンをダンは笑顔で迎える。お・わ・り
2021年02月25日
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僕の後輩にクラーク先生・・・知らないかなあ? 星桃次郎ウルトラマンレオ 第15話「くらやみ殺法!闘魂の一撃」夜の東京に突然フリップ星人が現れて街を破壊しまくるが、MACの出現に気づいて姿を消してしまう。ある日、誰かの道着を手洗いしている百子を見てゲンちょっとジェラシー。トオルやカオルと一緒に喫茶店へ行く約束をしていたが、百子は遠慮する。百子が気になるゲンは喫茶店で一人の青年を見かける。青年は転びそうになったウェイトレスをコップを落とさず咄嗟に支える。その身のこなしも気になる。そこに百子が現れ、青年と親しそうに出かけてしまう。青年の名前は津山(獅子丸)。ブルーなゲンにフリップ星人出現の知らせが入る。現地に向かうと百子と津山が等身大のフリップ星人に襲われていた。分身するフリップ星人に翻弄されるゲン。一方、津山はフリップ星人と互角に渡り合い撃退する。その様子を見ていたダンはフリップ星人を倒す方法について津山から教えを乞うようゲンに命令する。しかしゲンは一人で特訓。そんなこんなで再びフリップ星人出現。分身術に翻弄され、隊員が殉職する。言い訳するゲンにダン激怒。「よくもぬけぬけと・・・お前は私の命令を守らなかった。津山君に技を教えてもらわなかったではないか。なぜ津山君のところへ行かなかったんだ!」。ゲンの取った行動は恥ずべきことだ。「お前はウルトラマンレオなんだぞ」。その後、ゲンは津山の道場を訪れる。津山はダンから特訓を頼まれていたが、MACが好きではないと言う。それでも何人も現れるフリップ星人を倒す方法を教えてほしいと頭を下げる。「星人が何人もいるんですか?不思議なことを言う人だ」。津山はフリップ星人を一人としか認識していない。「あなた方は不便だ」。津山はゲンの投げたボールを難なくかわすが、落ちているボールを拾うことはできない。津山は盲目だった。しかしその鋭い感覚で津山の投げたボールはゲンに百発百中で当たる。「目の見える人は不便だ」。その一言でゲンは猛を相手に特訓開始。目を瞑っていてもダンの投げた杖をキャッチできるほどの感覚を身に着ける。ゲンはレオに変身するとフリップ星人との戦いに挑むが、分身術に翻弄される。ダンはマッキー3号からレオの顔面に向けて泡を発射、わざとレオから視覚を奪う。そのことで感覚を研ぎ澄まし、見事フリップ星人を倒す。津山はゲンを見舞いに訪れ、非礼を詫びる。津山はマグマ星人に全滅させられた黒潮島唯一の生存者であり、百子も同郷だった。その際に視力を失ったことでMACに強い不信感を抱いていた。「しかし君のような勇気のある人がいることも分かった。見直したよ」。その頃、ダンは殉職した隊員のために花を手向けていた。そして改めてゲンと地球防衛を誓う。お・わ・り
2021年02月24日
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ミュージックに関しては相当うるさ型なんだよ。 星桃次郎ウルトラマンレオ 第14話「必殺拳!嵐を呼ぶ少年」今回から突然主題歌変更。異常事態です。こうして『レオ』の試行錯誤(迷走)が始まる。冒頭から怪獣アンタレスと対決するレオ。いきなりピンチ。長い尻尾がレオの背中を狙うが、ダンの機転でピンチを免れる。その頃、スポーツセンターに謎の少年が現れ、空手の師範と練習生たちを倒していく。その様子を見かけたダンは少年の正体は怪獣だと見破り、少年もダンが人間ではないと見破る。アンタレスの目的はレオだ。レオを倒すために先制攻撃を仕掛けてきたのかもしれない。ダンはスポーツセンターの道場を借りると隊員を集めてゲンの特訓を開始する。ゲンに対する日頃の苛立ちのせいか、ダンの指示以上にゲンをぼこぼこにする隊員たち。そんな風にしか見えない。そこへアンタレス出現の知らせが入るが、青島隊員ともう一人はゲンの特訓に付き合うよう命令。その他の隊員は出撃するが何と8名もの犠牲者(殉職?)が出る。それでもダンは特訓を続けるよう命令する。青島隊員は道場破りを倒すために何故MACがゲンの特訓に付き合わないといけないのか?この特訓に何の意味があるのかダンに尤もな疑問をぶつけるが「練習を続けるんだ!」と言われるだけ。少年の正体を明かせば隊員たちは少年を倒そうとするが、今のMACが敵う相手ではない。それよりもアンタレスの尻尾攻撃をかわす特訓を続ける方が賢明だとゲンに説明する。そして青島隊員たちの怒りはすべてゲンにぶつけられる。「いつも特別扱いされているからっていい気になるな!」。特訓ボイコット。ゲンは木刀を両手に括りつけて、猛を相手に特訓を続ける。その時、土管の上から眺めていたトオルが足を踏み外し落下してしまう。両手が使えないゲンはとっさに逆立ちをして両足でトオルを受け止める。技が完成した。そして少年と一対一の対決に臨む。激しい技の応酬。このシーン何気にさらっと撮ってますが1カットが長い。綿密なリハーサル&ガチです。少年はゲンを捕らえると尻尾を繰り出し背後を狙うが、ゲンに蹴り返されみぞおちに正拳突きを食らう。そんなこんなで少年は正体を現し、街を破壊しまくる。やっと特訓の理由が分かった青島隊員たち。「おおとり、すまん!」。ゲンはレオに変身、またしてもアンタレスが繰り出す尻尾攻撃を両足でかわし、首ちょんばでとどめを刺す。数日後、隊員たちはスポーツセンターの少年たちと空手の稽古に励む。トオルに正拳突きを食らって青島隊員苦笑い。お・わ・り
2021年02月23日
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下品な男が聞くに堪えない卑猥な言葉を口走っていませんでした? 星桃次郎ウルトラマンレオ 第13話「大爆発!捨身の宇宙人ふたり」ゲンは白昼の住宅街を逃げ回るバイブ星人を追跡していた。駆け付けた警官と追い詰めるが、突然姿を消されてしまう。そして携帯していたナイフがホルダーから飛び出し、警官の胸に突き刺さり死亡。ゲン殺人容疑で現行犯逮捕。衝撃的展開。しかしダンとMACの高倉長官の忖度で釈放される。高倉長官はダンの過去の功績(ウルトラ警備隊時代?)を高く評価し隊長交代論を退けたが、今回の件に関しては責任を取ってもらわなければならないと明言する。ダンとゲンは地球を守るたった二人だけの宇宙人だ。そのためにはMACにいなければならない。組織に所属し続けるため今回の事件から手を引くようゲンに命令する。「心配するな。お前がいなくても星人は倒せる。俺が倒す」。一週間の停職を命ぜられたゲンはトオル、カオル、百子たちと釣りに出かけるが気分はもやもやしたまま。そこにバイブ星人出現。いったんトオルたちを人質にするが逃走。ゲンはMACの隊員たちの制止を振り切って単身で追跡。工事現場に逃げ込んだバイブ星人を捕まえるため作業員のおっちゃんたちに「おーい!そいつを捕まえてくれー!」ってまたそのパターンかよ!案の定ゲンが手にしていた鉄パイプが突然空中に浮かび、作業員のおっちゃんを殴打。死亡。「おおとり!お前って奴は!」と隊員全員ゲンに詰め寄る。それでも必死にバイブ星人を追うゲンをダンが制止する。「お前が深追いしたためにまた一人命を失ったんだ!」。ゲンはこれ以上迷惑をかけまいと退職を申し出て立ち去ろうとするが「許さん!」とダンの投げた杖が背中に直撃。ブラック企業の雇われ店長とバイトのような関係だ。ダンは高倉長官にゲンの無罪を証明し、バイブ星人を倒すことで責任を果たすと約束する。「必ず・・・必ず倒して見せます」。すべてはバイブ星人の仕業だと分かっているが、どうやって倒せばよいか?ボロボロになったウルトラアイを取り出し「セブンにさえ変身することができれば・・・」。揺れる定規を見てバイブ星人のトリックに気がついたダンは、逃走中に姿を消したバイブ星人を撮影、高速に動いて姿を消していたこと、そしてゲンの無実を証明する。その頃。空手の特訓に励んでいたゲンもトリックに気がつくが、倒す方法までは思いつかない。そんなこんなで巨大化したバイブ星人が街を破壊。姿を消してMACを追い詰める。「ゲン、俺がいなくても後は頼む!」。ダンはバイブ星人の姿を確認するとマッキー3号で体当たりする。口にダンを乗せたマッキー3号を咥えたまま炎上するバイブ星人。ダンの危機を察知したゲンはレオに変身。大爆発するバイブ星人から吹き飛ばされたダンを空中で受け止める。ダンは約束を果たした。そしてゲンに助けられたことを感謝する。お・わ・り
2021年02月22日
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あなた変りはないですか。 星桃次郎ウルトラマンレオ 第12話「冒険野郎がきた!」過激な特訓を反省してか今回は『ウルトラマンタロウ』のようなお話。ふり幅デカすぎです。ゲンはスポーツセンターの子どもたちを連れてランニング中、地中から現れた怪獣と遭遇。そこにアフリカの部族のような恰好(※たぶん考証でたらめ)をした男が現れ、アフリカの踊りと祈り(※たぶん考証でたらめ)を披露して怪獣を引き付ける。とどめに怪獣の鼻の穴にやりをぶち込んで撃退する。男はMAC本部から派遣された佐藤隊員でゲンと行動を共にするよう言われてやってきたとのこと。二人はパトロールの休憩におにぎりを食べる。うっかり佐藤隊員はおにぎりを穴に落としてしまうが、穴からおにぎりが戻ってくる。不思議に思い、今度は火のついたタバコを投げ入れる。すると怪獣出現。穴は怪獣の鼻の穴だった。怪獣はそのまま街に向かい団地を破壊する。空からマッキーが攻撃するが歯が立たない。そこで佐藤隊員はアドバルーンによじ登って怪獣に接近。怪獣が近づいてきたところで火のついたタバコをアドバルーンに押し付けて大爆発。怪獣はびっくりして撤退。佐藤隊員は吹き飛ばされるが『タロウ』みたいなお話なので尻もちをつくだけで死なない。そんなこんなで今度は工場街に出現。ガスタンクをマッキーに投げつけたり、学習したせいかアドバルーンを壊しまくったりやりたい放題。そこでゲンは佐藤隊員の制服にガスを送り込んで身体が膨張する様子を怪獣に真似させる作戦を考案。身体が膨れ上がった佐藤隊員は空中に浮かぶ。怪獣も真似をして空気を吸い込み、身体を膨らませようとする。さらに煙突をへし折ってタバコを吸う真似までするが、咳き込んで佐藤隊員を吹き飛ばしてしまう。ゲンはレオに変身して佐藤隊員をキャッチ。怪獣を倒すと特殊ガスを吹き込み宇宙の彼方に飛ばしてしまう。その後、佐藤隊員はMACを辞めて雪男探しの旅に出る。今回ダンは指揮をとらず。ゲンと佐藤隊員の戦いぶりを知ったら激怒だけでは済まなかったことでしょう。お・わ・り
2021年02月21日
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酒持って来い! 星桃次郎ウルトラマンレオ 第11話「泥まみれ男ひとり」白昼、市街地に出現したケットル星人を追跡するMAC。ケットル星人の目的がさっぱり分からず通り魔みたいで怖い。MACも科学兵器ではなく肉弾戦で対抗しているため、ケットル星人の通り魔度が際立つ。ゲンはケットル星人を追い詰めると通り掛かった市民に「おーい!そいつを捕まえてくれー!」って気軽に協力を求めるなよ。案の定ケットル星人に殺される。殺されたのはボクシングのヘビー級チャンピオン・マイティ松本でありトオルの友人・一郎の叔父だった。ゲン最悪。叔父さんを尊敬していた一郎は怒りが収まらない。ゲンは一郎に仇を討つと約束するが「嘘だ!叔父さんはもう帰ってこないんだ!」と憤慨する。ダンも綺麗なことしか言えないゲンを杖でしばきまくり。「星人を倒すのがお前の役目なら、悲しみに暮れる人間を救うのもお前の役目ではないのか?自分の蒔いた種を自分の手で刈るのは宇宙人も人間も同じことだ。他人の力を頼りにするな!」と一喝。一郎は懸垂10回出来たら父親から自転車を買ってもらうことを自慢する友達を「最低だ!」と糾弾、馬乗りになってぼこぼこにする。ゲンは一郎を咎めるが「叔父さんはMACに協力したんだ!それなのに死んでしまったんだ!」と涙が止まらない。ゲンはケットル星人を倒すため空手の特訓に励む。そんなこんなでまたしても白昼にケットル星人出現。マイティ松本の墓参りに来ていたマイティ松本の妻(デイジーの声の人)と一郎を襲撃。マイティ松本の妻の顔面を殴りつけて逃走。一郎は叔母さんも亡くしてしまう。悲しみに暮れる一郎にゲンは自分も家族を星人に殺されたことを打ち明ける。「今度星人が現れたら必ず僕が倒す。その間、君は懸垂30回に挑戦するんだ」と約束する。鉄棒から落ちそうになった一郎を支えた時、ゲンはケットル星人も重力に逆らえず落下することに気がつき、サンドバックを受け止める特訓を開始する。そして一郎も懸垂30回を成し遂げる。そんなこんなでケットル星人三度目の出現。ゲンはケットル星人を投げ飛ばして受け止めると、バックブリーカーの要領で地面に叩きつける。巨大化して槍で攻撃するケットル星人に対して、ゲンはレオに変身、煙突をヌンチャクに仕立てて応戦。レオは一郎が懸垂30回出来たことを知り、レオキックでケットル星人にとどめを刺す。その後、一郎はスポーツセンターの仲間たちに見送られながら両親が待つアメリカへ出発する。お・わ・り
2021年02月21日
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目覚めの一発だ! 星桃次郎ウルトラマンレオ 第10話「かなしみのさすらい怪獣」地球に真っ赤に燃える巨大な流星が落下。中から怪獣が出現する。ゲンと青島隊員はマッキー2号で攻撃開始。怪獣が振り向いた瞬間を狙ってミサイルをぶち込むはずだったが、ゲンは怪獣の顔を見て手が止まってしまい絶好の機会を失う。怪獣はかつてレオがL77星で飼っていたペットのロンだった。ロンが生きていた。またしても全員ゲンに激怒。「もうこいつと戦うのは嫌です!」と仲良しになった青島隊員も怒りまくり。ゲンは大人しかったロンが傷だらけの姿になっていたことにショックを受けるが「甘えだ」とばっさり。ダンは一歩間違っていればゲンもロンのようになっていたと指摘する。「MAC隊員失格だ!」。ロンリーな気持ちでギターを弾く横でカオルが友達と遊んでいる。カオルは母親に甘える友達のみこちゃんを見て突然嫉妬心が湧き、みこちゃんから渡されたお菓子を目の前で何度も踏みつける。ゲンはカオルを注意するが「いいのよ。あんな甘えてばっかりいる子大嫌い!」。カオルの気持ちが分かるゲンはそれ以上何も言えなかった。しかし百子はカオルを厳しく𠮟りつける。「みこちゃんに謝りなさい!いけないことをしたとは思わないの?」。そう言ってカオルの頬を叩く。カオルは泣きながら百子の胸に顔を埋めるとみこちゃんに謝る。仲直りした二人を前に百子はゲンになぜカオルを叱らなかったのか疑問を突きつける。ゲンの態度は甘い。同情にもならない。MACはロンの出現に備え、徹底的に叩く作戦を準備する。そこへゲンが合流するが、青島隊員はゲンの参加を拒否。そんなこんなでロン出現。次々とマッキーが撃墜される中、ゲンは単身で地上から攻撃。レオの姿になりロンと向かい合う。レオを見てロンは大人しい様子を見せるが、瞬時に襲い掛かりレオをぼこぼこに痛めつける。レオもロンをぼこぼこにやり返すと、大人しくなったロンを小さくさせて宇宙に送り返す。後日、ゲンはカオルにロンと名づけた子犬をプレゼントする。百子はゲンに他に良い名はなかったのかと聞くが「うん、でも本当はいい奴なんだ」と答える。お・わ・り
2021年02月21日
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大体トラックに女を乗せようと誘ってくる奴は下品な下心があるんです。 星桃次郎ウルトラマンレオ 第9話「宇宙にかける友情の橋」かなり酷い話。『スペクトルマン』に匹敵する極悪エピソード。ゲンはトオル・カオル兄妹、百子らと遊園地に遊びに来ていた。アイスクリームを食べるトオルを遠くからじっと見ている等身大の怪獣・ギロ星獣。その怪獣が怪獣ショーに紛れ込んでいた。ゲンはギロ星獣が本物の怪獣と見破るとトオルに離れるよう注意するが、ギロ星獣とすっかり仲良しになったトオルはそのまま逃亡。ギロ星獣巨大化。ゲンもレオに変身して戦うが取り逃がしてしまう。またしてもゲンが軽率に変身したことをダンは𠮟責。今回はトオルの命がかかっていたが、トオルは奪われたままだ。ダンはこうなることを恐れていたのだ。そんなこんなで深夜の遊園地。ギロ星獣とトオルがメリーゴーランドに乗っていた。そこへMACが駆け付け、トオルがギロ星獣から離れた隙を狙って一斉射撃。ジーパン刑事並みに撃たれまくるが姿を消し、トオルは夢の世界にどっぷり浸ったまま。「ギロはお菓子やアイスクリームが好きなだけなんだ~」。ゲンはギロ星獣が無害ではないかと思うが、ダンは絶対に本性を現すと言いゲンに特訓を命じる。「新しい犠牲者が出た時、お前は指を咥えて見ているのか?この地球はお菓子でできた夢の国ではないんだ!」。ゲンが泡まみれになって謎の特訓を続けている頃、トオルが病院からいなくなったとの知らせが入る。ギロ星獣に連れ出されたのだ。巨大化したギロ星獣をMACが総攻撃。トオルはギロ星獣は人間と仲良くなりたいだけだと訴えるが、その声は誰にも届かない。技が完成したゲンはレオに変身してギロ星獣に挑む。トオルを助け出すと触手から放たれる泡攻撃を避けながらぼこぼこにする。触手を引きちぎられたギロ星獣は等身大に戻って死亡。トオルは泣きながら駆け付けた皆に訴える。「隊長はどんな怪獣だって全部敵だと思ってるじゃないか!ギロは地球では何も悪いことはしなかった。攻撃したのはいつもMACが先だったじゃないか!僕はもうMACなんかいらいな。レオもいらないよ!」。ダンはトオルにギロ星獣を生き返えしたらMACを許してくれるかと聞く。え?レオは謎の光線を発射してギロ星獣を生き返らせると宇宙に送り返す。てっきりギロ星獣はレオを罠にはめるための刺客だと思っていたら本当にいい奴だったの?だとしたらダンとMACって最悪では?お・わ・り
2021年02月21日
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お巡りさんにもサービスだ! 星桃次郎ウルトラマンレオ 第8話「必殺!怪獣仕掛人」怪獣ベキラが街で大暴れ。ゲンと青島隊員はマッキー2号で攻撃するが通用しない。ふと地上を見ると城南スポーツセンターの大村が逃げ遅れてうろうろしていた。ゲンは大村を助けるため青島隊員の制止を振り切ってパラシュートで地上へ落下。そんなこんなで青島隊員も撃墜。ゲンは地上から援護射撃を続け、ベキラの弱点は背中だと気づくが、基地に戻ると隊員全員から猛烈に批判される。誰一人ゲンの味方はいない。ダンはゲンに一週間の謹慎を命じる。前回に続きゲンはどうのこうのと理屈を言うが「自分がいなければMACは何もできん、お前のその考えがほかの隊員の神経を触っているのが分からんのか」。しかしごにょごにょ。「馬鹿野郎!思い上がるのもいい加減にしろ!」。ダンは屁理屈と理想論ばかり言うゲンに背中を攻撃してみろと指示する。杖一本のダンに全く歯が立たない。ダンは我心山に十貫という僧侶がいることを教えると「一週間の謹慎、確かに言い渡したぞ」と告げる。早速現地へ直行。十貫らしいじいさんと接触するが相手にされない。短気なゲンは十貫をあてにせず勝手に自主トレ開始。その様子を見て十貫と孫は笑っちゃいます。ムカついたゲンは二人の後を追う。十貫は孫を抱きかかえるとジャンプ、崖を蹴って川を飛び越える。これをマスターすれば怪獣を倒せる。そう思ったゲンは早速チャレンジするが失敗。頭から川に突っ込む。「何事も雑念を捨てて肩から力を抜いてやってみなさい」。十貫からアドバイスをもらい特訓開始。ケガ人どころか誰か死んでるのでは?と思うぐらい川への落ちっぷりが壮絶。そんなこんなでマスター。見事川を飛び越えることができるようになる。十貫から東京に怪獣が出たことを知らされたゲンは現地へ向かう。その頃、現地ではMAC苦戦。ダンの命令を無視して青島隊員が単身ベキラを攻撃しようとするが、転んで足手まとい。そこへゲンが駆け付け青島隊員を救出する。「俺も命令違反しちまったよ」。ゲンはレオに変身、初の光線技で弱らせてボコボコに殴打、背中にキックをぶちかましてとどめを刺す。その後、ダンは青島隊員に5日間の出勤停止、ゲンには謹慎期間がまだ残っていると言い、二人に休養を与える。お・わ・り
2021年02月20日
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下品なものをお見せして・・・どうも。 星桃次郎ウルトラマンレオ 第7話「美しい男の意地」地球侵略を狙う怪獣ケンドロスが地球に種をまき、花を咲かせる。『レオ』に登場する宇宙人は何を考えているの分からないので怖いが、逆に怪獣は明確な意思を持っていて怖い。逆に。ゲンはカオルが手にした花を見て瞬時に宇宙植物だと見抜き、今すぐ捨てるよう注意するがカオルは嫌がる。百子からも「道端の花にも目を止めるような優しさがなければいくら強くてもダメだと思うな」と言われ男子ショック。しかしダンは激昂「なぜ無理やりにでもその花を取り上げ処分しなかった!」。ダンによるとケンドロス星の花に似ている。巨大に成長すると金属のように硬くなり、その花を武器に使う怪獣がいる。百子に感化されゲンはどうのこうの理屈を言うがすべて却下。花は処分。何も起こらないかもしれないが、何かが起これば取り返しのつかないことになる。ダンの不安は的中。カオルが摘んだ花は巨大化してどこかへ飛び去る。ゲンはレオに変身して花を追いかける。花は密かに地球に潜伏していたケンドロスと合体、ブーメランのようにレオを攻撃する。そしてレオ敗退。カオルと百子は大怪我を負ったゲンに注意を受け入れなかったことを詫びる。「花が悪いんじゃない。花を操っている奴が悪いんだ」。そう言って平静を装うが実際には満身創痍。そんなゲンをダンは車に乗せる。ケンドロスは仙台を襲撃している。ゲンは今すぐ仙台に向かうと言うが、負けるのは目に見えている。ダンはゲンをどこかの山で降ろすといきなりブーメランを何発も投げつける。「男が女の子と一緒になって家の中でままごとばかりしていたら一体どうなる!立て!」。ダンのブーメラン攻撃と言葉の暴力にさすがのゲンもぶち切れ。無意識にブーメランを掴むとダンに投げ返そうとする。その時、ケンドロスが東京に向かっているとの知らせが入る。ゲンは百子とスポーツセンターの猛を連れてブーメラン特訓を続け、遂にブーメランを跳ね返せるようになる。ちょうどその時、ケンドロスは東京に飛来し攻撃を始める。ゲンはレオに変身、リターンマッチに挑む。ブーメラン攻撃を完璧に跳ね返しキックの連続。その勢いでケンドロスはビルに激突して自爆する。その様子を見てホッとするダン。後日、蜂に襲われそうになった百子とカオルを助けるためゲンは蜂を相手に拳を振るう。お・わ・り
2021年02月19日
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奥さん!僕はトルコみたいな下品なところにはいきませんよ!不潔な! 星桃次郎ウルトラマンレオ 第6話「男だ!燃えろ!」またしても東條昭平の鬼演出が炸裂。ゲンは地球に戻ってきた白土隊員をお出迎え。白土隊員の恋人を自宅まで送り届けることになるが、背後からカーリー星人出現。カーリー星人の目的がさっぱり分からないので怖い。カーリー星人は巨大化すると逃げ回る白土隊員の恋人を踏み潰す。そしてレオに変身(遅い!)して戦うが敗北。怒りまくる白土隊員に罵声を浴びせられる。落ち込むゲンにダンが追い打ちをかける。「何だその顔は?何がつらいんだ!つらいのは私の方だ。同じ宇宙人としてレオを責めたい。不用意に変身して星人を倒すことができなかった」「しかし・・・」「うるさい!言い訳なんて聞きたくはない。白土隊員の悲しみを知れ」。白土隊員は悲しみに暮れているどころかカーリー星人打倒のため射撃の訓練に打ち込んでいた。刺激を受けたゲンは山にこもって特訓を開始する。しかしカーリー星人は夜な夜な出没しては女性ばかりを襲っていた。そんなこんなでMACはカーリー星人が出没しそうなポイントに隊員たちを張り込ませる作戦を実行するが、ゲンは危険すぎると反対。その他色々意見を言うが「思い上がるのもいい加減にしろ!」とダンに一喝。地球人が自分たちの手で星人を倒そうとしている。何よりも「一体お前は星人を倒すためにどんな努力をしたと言うのだ?ウルトラマンレオは何をしたんだ?」と指摘される。「僕だって人間を愛しています!」「だったらあの様は何だ!」。ゲンは再び山にこもり、丸太を相手に特訓を再開する。一方MACも通り魔のように出没するカーリー星人をあと一歩のところまで追い込むことに成功するが作戦失敗。次々と隊員たちが襲撃される。ダンは特訓中のゲンの許を訪れ、いきなり袋叩きにすると「お前はいったい何をしてたんだ!」とビンタ。ジープでゲンを追い回して特訓やり直し。「逃げるな~!」「お願いです!止めて下さ~い!」。鬼演出の真骨頂。「逃げるな。逃げるんじゃない。カーリー星人に勝つにはこの方法しかないんだ」。ホントか?ゲンは無意識にジャンプしてジープを飛び越える技術を会得する。そして巨大化したカーリー星人出現。単身立ち向かう白土隊員のピンチをレオが救い、ジャンプを駆使して見事勝利する。カーリー星人が死んだことで白土隊員は宇宙ステーションに戻るが、ゲンに対する怒りは消えていない。しかしダンだけはゲンの労をねぎらう。お・わ・り
2021年02月18日
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僕は武蔵野音大に籍を置いたことがあるんだよ。 星桃次郎ウルトラマンレオ 第5話「泣くな!おまえは男の子」かつて懲罰人事でウルトラシリーズの演出から外された恐怖の鬼監督・東條昭平が帰ってきました。今回特撮監督も兼務しているため、特撮シーンとのつながりが異常なまでに完璧。「この日、城南スポーツセンターのメンバーたちは相模原ピクニックランドへ行った。しかし、父を失ったばかりのトオルは他の仲の良い親子を見るのが苦痛でさえあった」(ナレーション・瑳川哲郎)。天才子役・松田洋治(6歳)がでれでれの甘えっ子を嫌味たっぷりに熱演。兄思いのカオルはトオルを心配する。そこでゲンと百子は二人の両親役を買って出る。すっかり機嫌を取り戻すが、怪獣カネドラス出現の知らせが入りゲンは止む無く現場へ急行。トオルは再び心を閉ざしてしまう。カネドラスの攻撃に間に合わなかったことでゲンはダンから叱責を受ける。「お前が遅れたために何百人ものトオルができたかもしれんのだ!」。カネドラスは月の裏側に潜伏している。再び攻撃を仕掛けてくるまでの間、ゲンは奇妙な機械を相手に特訓を命じられる。巨大な三本の爪が不規則に上下運動を繰り返している。猛特訓しているゲンの横では子どもたちが跳び箱を練習しているが、トオルだけやる気なし。様子を見に来たダンにゲンは特訓に意味があるのか本音を口にする。その一言にダンはぶち切れるが「たった一人のみなしごに何もしてやれないのに地球だとか人類だとか・・・虚しさのことなんです」と言われ返す言葉を失う。そんなこんなでカネドラス襲撃。ゲンは戦線に戻ろうとするが「体で覚え込まなければならないことを口や頭を使って逃げ回るような奴は足手まといだ!」とダンに言い返され、今度は自分が言葉を失う。ゲンは特訓を続け、トオルも跳び箱の練習を続ける。自分なんか死んでも構わないと自暴自棄のトオルをゲンは叱りつける。トオルを心配してスポーツセンターに戻ってきたカオルにカネドラスが迫る。MACは攻撃を中止、トオルとカオルは車の中に逃げ込むが閉じ込められて絶体絶命。ゲンはウルトラマンレオに変身、身を挺してカネドラスから車を守る。レオの胸の中でトオルは父親の声を聞く。お父さんがいなくて寂しいからと言って、カオルの兄であることを忘れてはいないか?「甘えたり拗ねたりする前にカオルのお兄ちゃんだってことを思い出すんだ」。トオルは涙を流しながらカオルに「もう心配しなくていいよ。お兄ちゃんがついてるからね」と話しかけるとレオを応援する。レオはカネドラスのアイスラッガー状の角を真剣白刃取りで受け止めると、そのまま投げ返して見事打ち倒す。その後、トオルはゲンたちが見守る中、跳び箱をマスターする。お・わ・り
2021年02月17日
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一世一代のスピード違反だ! 星桃次郎ウルトラマンレオ 第4話「男と男の誓い」海に姿を消したレオに代わってマッキー3号を操縦するダンがツルク星人を攻撃。『ウルトラセブン』のメロオケが流れてカッコいい。何とか撃退に成功するが、ゲンは行方不明のまま。トオルだけゲンの捜査を諦めようとしない。自分の周りから大切な人が次々といなくなってしまうことが耐えられなかった。一方、夕日を見つめるダン。失った右足と変身能力の代わりに自分の手となり足となって一緒に戦ってくれた唯一人の男・ゲンの生死が気がかりだった。そして「今度奴が現れたら私が死ぬ番だ」。そんな中、ゲンが生きていたとの連絡が入る。ダンは百子たちの反対を押し切って重傷を負ったゲンを特訓に連れ出す。「なぜ変身した?なぜ私の命令を聞かない!」。ゲンが特訓を放棄したことで貴重な時間を無駄に使ってしまった。「何かといえばウルトラマンレオに変身したがるお前の心が許せない。変身する前にすることをお前は忘れている。技の完成だ!」。そういうとゲンに滝の水を斬れと命じる。そこへツルク星人が東京に出現したとの連絡が入る。ダンは改めてゲンに技が完成するまで戦うことを禁じる。そしてツルク星人大暴れ。MACは歯が立たない。ダンは逃げ遅れたトオルたちを助けるため切り札のウルトラ念力を使い、急激に体力を消耗する。その頃、ゲンは自分に技の完成は無理だと半泣き。そこにダンが現れ「その顔は何だ!その目は何だ!その涙は何だ!」と激昂しながらも「川の流れは絶えることなく流れるものだ。流れを見ることができなければ水を斬ることはできない。流れに目標を見つけるんだ!」とヒントを与える。技が完成するまでの間、ダンはMACを指揮してツルク星人を引き付けるが、逆に追い詰められて絶体絶命のピンチ。その時、ゲンは滝から落ちる桜の花びらを目標に水を斬り、技を完成。ウルトラマンレオに変身してダンの許へ駆け付け、見事ツルク星人を倒す。その後、トオル・カオル兄妹は百子と同居することになる。桜の花びらが散る中をダンとゲンが歩いて行く。お・わ・り
2021年02月16日
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礼ならトラック野郎皆に言ってくれ。 星桃次郎ウルトラマンレオ 第3話「涙よ さよなら・・・」トオル・カオル兄妹は迎えに来た父親(猿彦・犬彦)と三人でスポーツセンターから帰る途中、突然何者かに襲われる。父親真っ二つ。犯人はレオが彫られた金属を落としていった。その後、MACの鈴木隊員が両親のいないトオル・カオル兄妹の面倒を見ることになるが、真っ二つに惨殺される。そしてまたしても現場にレオのレリーフが残されていた。ダンはレオの名を語って地球侵略を狙う宇宙人の仕業と断定、ただし正体がはっきりするまで行動を慎むようゲンに命令する。「私に考えがある。良いと言うまで絶対に手を出すな!」。連続殺人事件で人影が絶えた深夜の街へ単身赴いていると案の定、宇宙人が出現しダンを襲う。両手に刃物を装着した宇宙人・ツルク星人にダンは杖一本で応戦。そこへゲンが駆け付けるが却って邪魔、ダンに頭を殴られて気絶。あと一歩のところで取り逃がしてしまう。その後、トオルは父親の仇を討とうするかのように空手の稽古に打ち込む。意識を取り戻したゲンはダンに文句を言うが、言いつけを無視したことで叱責される。「ゲン、あの子の目を見ろ。あの子はお前がかつて自分の星が全滅させられた時の気持ちと同じだ。あの子のことを思うならもっと慎重に行動しろ!」。そんなこんなで巨大化したツルク星人が東京を襲撃する。MACは攻撃するがすぐに撤退。ゲンは苛立ちをぶつけてくるゲンに対し「俺はお前の涙など見たくない」と言い放つ。事態は深刻だ。これ以上隊員の犠牲者を出さないための決断だった。「星人に勝つ方法は唯一つしかない。ウルトラマンレオだ!」。ダンがゲンを殴ったのは、ツルク星人の手刀が二段攻撃でゲンを狙っていたからだ。その攻撃に勝つため特訓開始。二段攻撃に勝つには三段攻撃しかない。ダンは悔しかった。マグマ星人との戦いで変身能力を失いさえしなければ、ゲンにこれほどの苦しみを味わせることもなかったのに。そんなこんなでツルク星人が東京を攻撃。MACも出撃するが歯が立たない。ゲンはレオに変身してツルク星人に立ち向かうが、敗退して海に姿を消す。東京は廃墟になった。つ・づ・く
2021年02月16日
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地質学の研究をしてるんです。 星桃次郎ウルトラマンレオ 第2話「大沈没!日本列島最後の日!」いきなり双子怪獣に圧倒されるレオ。第1話で火だるまになったスペクトルマンよりましだが絶体絶命のピンチ。その最中、スポーツセンターの同僚・山口百恵ではなく山口百子はカオルちゃんを庇って車の下敷きになってしまう。ダンはウルトラセブンに残された最後の力・ウルトラ念力で双子怪獣とマグマ星人の動きを止める。その隙にレオは双子怪獣の角を折り、辛うじてピンチを免れる。しかしウルトラ念力はダンの生命さえ著しく消耗させる。「お前は守らなければならない地球人を巻き添えにしたんだ。百子さんは今病院で生死の境をさ迷っている。今度奴らが現れた時、我々が守り切れなかったら・・・日本は沈没する!」。意識が戻らない百子の姿を見てゲンは自分の無力さに憤る。そこにダンが現れ双子怪獣に勝つヒントを与える。「スピンにはスピンだ!」。ゲンはきりもみキックを会得するためパイプを掴んでぐるぐる回る謎の特訓を開始するが、百子が気になって特訓を抜け出す。そこへ再びダンが現れ「特訓はどうした?」「百子さんが・・・」「きりもみキックはどうした?」「それは・・・」「練習を続けるんだ」「百子さんが・・・」「続けろ!!」。そんなこんなで双子怪獣が東京湾から上陸。またしても東京が津波に襲われる。MACが迎え撃つが全然歯が立たない。ゲンはきりもみキックを会得するとレオに変身。双子怪獣と戦いながら被害を少なくするため沖へ誘導しようとするが、双子怪獣が繰り出すギラススピンに翻弄される。しかし一瞬の隙を狙いきりもみキックで双子怪獣を首ちょんぱ。マグマ星人は撤退する。東京は救われたが百子の意識は戻らない。悲しむゲンに獅子座の獅子が吠えた時、沈んだはずの黒潮島が雷雨と共に浮上し、百子も意識を取り戻す。「ゲン見ろ。お前のために太陽が昇っている。お前はこの大自然を星人から守ったんだ」「僕が?」「そうだ君がだ」。ゲンはモロボシ・ダンと輝く太陽に勇気づけられる。お・わ・り
2021年02月15日
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今日でなきゃ出来ないこともあるさ。 星桃次郎ウルトラマンレオ 第1話「セブンが死ぬ時!東京は沈没する!」人生最古の記憶。それは『ウルトラマンタロウ』の最終回に流れた『ウルトラマンレオ』の予告。『タロウ』の最終回を見た記憶はありませんが『レオ』の予告は憶えている。その理由はいきなりウルトラセブンが登場したから。「タロウが終わったらセブンが始まるの?」とちびっ子は混乱。瑳川哲郎が「来週からウルトラマンレオが始まるよ~」とアナウンスしているのに聞いてません。それから一週間後『ウルトラマンレオ』が始まりましたよ。城南スポーツクラブの指導員・おおとりゲンがこの物語の主人公。その頃、伊豆半島沖に浮かぶ黒潮島ではマグマ星人操る双子怪獣ブラックギラスとレッドギラスが大暴れ。津波を起こしまくり黒潮島は沈没寸前。地球防衛の任務に就いていたウルトラセブンが双子怪獣と戦っていたが、アイスラッガーも通用しない。それどころかブラックギラスに右足の骨を折られ絶体絶命。そこへウルトラマンレオが飛来。予想外の展開にマグマ星人と双子怪獣は撤退する。レオはゲンの姿に戻るとモロボシ・ダンの姿で倒れていたセブンに駆け寄り、自分はL77星から来たウルトラマンレオだと名乗る。勝手に「ウルトラマン」を名乗る男を胡散臭そうに見るダン。ゲンの故郷・獅子座L77星はマグマ星人に滅ぼされ、両親ときょうだいを失う。その後、故郷と似た星・地球に留まり平和に暮らしていたが、またしてもマグマ星人が襲撃してきた。ゲンはダンの正体がウルトラセブンであり、宇宙パトロール隊MACの隊長だと知っていた。地球の平和はセブンが守ればいいと言うゲンに対して、ダンは「私には君が必要だ。君も私が必要だ!セブンはもういない」と言う。双子怪獣との激闘で変身能力を失っていた(※諸説あり)。「あそこに沈む夕日が私なら明日の朝日はウルトラマンレオ、お前だ!」。かくて二人の宇宙人が地球を守るために心を一つにして戦うことになった。そんなこんなでゲンはダンの推薦を受けて宇宙パトロール隊MACに入隊する。MACは軍事組織に近いので殺伐としている。イデ隊員やアラシ隊員のような愉快な仲間はいない。全員岸田隊員。黒潮島が沈んだとの報告を受けてMACはマッキー1号で現地に赴く。ゲンは透視能力で海面下の双子怪獣に気づくが、他の隊員たちから「異常なし」と無視される。ダンは自分たちが地球人として留まっている以上、地球人の考え方に従うべきだとゲンを諭すが、ゲンはこのままだと東京は沈没すると主張。「あたなには故郷を失った者の気持ちが分からないんだ!」と激しく対立する。そんなこんなで双子怪獣が東京に上陸。大津波を起こし街を破壊しまくる。ゲンはレオに変身して双子怪獣に立ち向かうが、圧倒的な強さを前にして絶体絶命の危機に陥る。つ・づ・く
2021年02月14日
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俺にもやらせろ! 星桃次郎 新必殺からくり人 第13話「東海道五十三次殺し旅 京都」京に到着したお艶一行。最後に残った「三条大橋」をあぶるが、赤くなる代わりに三条大橋が崩れる。荷物にあったもう一枚の「三条大橋」をあぶると今度は橋の上に佇む男が赤く浮かび出る。こちらが正しい依頼のようだが、広重が間違ってお艶たちに渡したのか?「この男、行き交う京の三条の橋で唯一人。思い余って身投げでもするように佇んでおります。私がこの橋を描く時、毎日のように同じ場所で、同じ格好で立っているので目についたのです」。ブラ平と蘭兵衛が三条大橋を訪れると確かに広重の話通り男が佇んでいる。蘭兵衛は橋桁に印がついているのを見つける。そこを切れば橋は崩れるはず。お艶によると男は京都所司代の見張り役だ。その頃。お艶は小駒に蘭兵衛を好きになってはいけないと忠告していた。高野長英は信念を貫くため許嫁を捨てたほどの男だ。小駒は草津の宿で一緒になった盲目の佐市(いも安)と千代(服部妙子)父娘を見つけて声をかける。お艶は「三条大橋」で見張り役の男の傍に盲目の琵琶法師が描かれていたことを思い出す。その夜、佐市と千代に京へ来た目的は検校の位を得るためではと聞くと佐市は突然怯えながら取り乱す。検校は盲人にとって最高の位だ。最高位の検校になると高利貸し業を営むことができる。ところが検校を得るには京の公家・久我家から検校の位を授けてもらわなければならないが、手数料に千両もの大金がかかる。公家は貧乏のため手数料の値を釣り上げていったらしい。見張り役の目明し・安次は佐市父娘を見つけると京都所司代に案内する。小駒は二人を見送る。京都所司代の役人・斎藤嘉兵衛は検校の手続きを行うため早速上納金を預かり、仮の受取証を発行するが、手続きが完了するまで四、五日かかると説明する。その頃、蘭兵衛は公家の久我を訪ねる。すっかり貧乏が板につきいてしまい、戦も乱もなくなり公家は上がったり。「今や幕府の屋台骨はばらばらです。今に乱が起きるでしょう」「またあんた担ぐんじゃないでしょうな~」。久我によると検校の申請に来る人は「一人もおりまへん。近頃の座頭は検校が欲しゅうないんでしょうかな」。手数料も五十両だが「それでも儲かりまへんねん」。所司代の斎藤は目が見えないことを利用して検校の申請に来た座頭から上納金を騙し取っていた。口封じのため佐市父娘を殺す算段になっていたが、小駒に声をかけられたため実行できなかった。お艶は佐市父娘にこのままでは検校の位は得られないのではと話す。佐市は地獄のような苦労を重ねてきた。角づけでは僅かばかりの日銭しか稼げない。そのため自分と同じ盲目の妻を旅の途中で亡くした。佐市は検校の位を得ようとするが、千両を工面することなどできるはずがない。そこで「私は目の見えない仲間に声を掛けました。皆つらい思いで生きている連中です。食うのがやっとという連中ばかりです。でも私は根気よく声を掛けました。検校になればもっとましに暮らせる。一人ではダメで大勢ならできる。この金は四十二人の千両です」。検校の位は代表して佐市が得るが、江戸で仲間たちが帰りを待っている。「私は何としてでも検校を江戸に持って帰らなければならんのです!」。そんなこんなで佐市父娘は安次に荒寺へ案内される。安次の手下が二人を始末しようとするがブラ平の火炎放射で丸焼け。しかし安次が手にしていた刀が佐市に突き刺さってしまう。安次は逃げ出すが、久我を連れてきた蘭兵衛と鉢合わせ。「逃げてもらっちゃ困る」「どこかで見た顔や!」「思い出してもらっても困る」「高野~!」。蘭兵衛は安次を斬りつけるが取り逃がしてしまう。それよりも佐市に検校の位を与えるよう久我に迫る。その頃、祇園ではお艶と小駒が斎藤に踊りを披露していた。そこへ安次が「あいつら高野の仲間や!」と駆け込んでくる。 しかし瞬殺。一方、蘭兵衛たちは捕り方に追われ、佐市は息を引き取る。泣き崩れる千代に蘭兵衛は「お千代さん生き抜くんだ。俺も生き抜く。お父さんのためだけじゃない。江戸にいる四十二人の仲間のためにも生き抜いてくれ」と諭すとブラ平に顔を焼くように頼む。「私にはまだまだやらなきゃならないことがいっぱいあるんです」。その後、お艶は京に到着した広重と再会すると「三条大橋」の絵について尋ねる。「これは幕府に差し出すのをうっかり私に差し出したんでしょ?」。倒幕の軍勢が西から動いた時、三条大橋を崩して動きを防ぐ。「東海道五十三次」の裏の裏には幕府の防ぎ様が描き込まれている。つまり広重は幕府の隠密。蘭兵衛こと高野長英への不意の追手も広重の密告によるものではと迫る。広重はかつては隠密だったことを認めるが今は一回の絵描き。「長英さんを密告するなんてしてませんよ。断じて」「証拠は?」「証拠?それは残念ながらありません」「じゃあ仕方ありませんね」。お艶は広重に撥を向ける。一瞬広重の断末魔が脳裏をよぎるが、広重は筆を取り出すと一心不乱にお艶を描き始める。「お艶さん・・・一度貴女を描きたかったんですよ。どうぞ遠慮なくやって下さい。できれば描き終わるまで待っていただきたいんですが」。翌朝、お艶たちは三条大橋で検校の目録を手にした千代と再会する。千代は佐市の身代わりに自ら目を潰していた。目録には佐市と書いてあるだけで性別や年齢は書かれていない。必ず目録を江戸へ持って帰る。心配する小駒にお艶はきっとやり遂げると言って巡礼姿の千代を見送る。しかし三条大橋を渡ったところで台八車に轢かれそうになる。男が千代を庇うが、その顔は火傷を負った蘭兵衛だった。二人の後ろ姿を見届ける小駒。お艶は塩八と蘭兵衛を思い出しながら江戸を目指す。お・わ・り
2021年02月14日
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一度握ったハンドルは絶対に離さねえ! 星桃次郎 新必殺からくり人 第12話「東海道五十三次殺し旅 大津」お艶たちは大津に逗留していたが、小駒が部屋を離れた隙に泥棒に入られ広重の絵を全て盗まれる。同じ旅籠に泊まっていたおしまも道中手形を盗まれていた。盗みに入った捨吉は代官・服部重四郎(石橋レンジ)と問屋場を営む宗右衛門(金田金男の父親)に盗みの成果を報告する。ろくでもないものばかりだったが広重の「東海道五十三次」に違和感を覚える。なぜか一部分だけ赤く染まっている。しかもなぜ旅芸人の一座が持ち歩いているのか?お艶たちは記憶と足を頼りに「大津 走井茶屋」に隠された悪事を探る。描かれているのは蜆売りの親子、茶店、牛が引いている米俵を積んだ荷車など。早速手分けして調査開始。その頃、服部は偶然、火鉢の熱で「大津 走井茶屋」の米俵が赤く浮き出る仕掛けを発見する。何者かがお艶たちの後ろで手を引いている。もうじき江戸に戻る服部は悪事が露見しないか焦り出す。そんなこんなで蘭兵衛と小駒は宗右衛門を訪ね牛を貸してほしいと交渉する。捨吉が二人を訝しんで断るが、小駒は捨吉の顔を見て先日の泥棒だと思い出す。大騒ぎになるが宗右衛門と捨吉は相手にしない。宗右衛門はお艶一行が気になり、捨吉にお艶たちが訪れていた庄野で変わったことがなかったか調べさせる。手形を盗まれたおしまは京へ働きに出る予定だったが足止め状態。しかも宗右衛門から関所を越える裏情報の提供と引き換えに金か身体を差し出すよう迫られていた。その頃、ブラ平は蜆売りの親子から突然母親が失踪した話を聞く。どうやら捨吉、宗右衛門、服部は繋がっている。蜆売りの母親の件とも関係があるのでは?一方、庄野から戻ってきた捨吉は宗右衛門に報告。お艶たちが出立する前日に村田屋が何者かに殺されたこと、そのことで庄屋では天罰が下ったと大評判になっている。服部はお艶たちが何者かの依頼で殺し旅を続けていると見破る。そんなこんなで代官所から盗品が見つかったとの知らせが入る。互いの正体を知ったお艶と服部はそれぞれで腹を探り合う。服部は米俵が赤く染まった「大津 走井茶屋」をお艶に示すが、お艶は自分の物ではないと否定しながらも、なぜ米俵が赤くなっているのかと服部を挑発する。服部は持ち主が現れなければ今夜中に燃やして処分すると言う。さらに興行でもないのに大津に長逗留する理由を尋ねるが、お艶は適当にごまかして代官所を後にする。おしまは見つかった盗品の中に手形がなかったことにしょんぼり。小駒の制止を振り切って宗右衛門を訪ね服部に身体を差し出すが、京の女郎屋へ五十両で売り飛ばされてしまう。服部たちは女から手形を盗むと関所を抜ける方法があると持ち掛けては、女を米俵に隠して関所を通過、そのまま女郎屋に売って利益を得ていた。蜆売りの母親もその被害に遭っていた。捨吉はおしまを米俵に隠して関所を通過、女衒と一杯やっているところをブラ平の火炎放射で丸焼け。おしまはブラ平に助け出される。その頃、宗右衛門は金田金男の父親らしくニコニコで金勘定しているところを蘭兵衛に刺殺。お艶は服部を仕留め、広重の絵を取り戻す。「広重さん、大津の仕事終わりました。あと残すは京の都だけとなりました。今頃は京の都に向かって旅立たれたことでしょうか。お会いできることを楽しみにしております。取り急ぎご報告まで。お艶ほか一同」。お・わ・り次回感動の最終回。
2021年02月14日
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僕は科学者だ! 星桃次郎 新必殺からくり人 第11話「東海道五十三次殺し旅 庄野」冒頭から広重の「庄野 白雨」をあぶるお艶たち。「竹のうち」と書かれた番傘が赤く浮かび上がる。広重によると「お艶さん、この絵をよっくご覧ください。私がなぜ唐傘に「竹のうち」と記したか。それは傘を差した御人のこの後のことが、どうしても気にならずにいられなかったからです。去年の夏のある日、二里ほど離れた亀山に行った帰り道、この峠付近で姿を消したきり行方知れずになってしまいました。その御人は庄野宿で代々本陣を構えていなさる竹之内庄左衛門さんという御方で、私は縁あって一方ならぬお世話になりました。もし裏に何かがあるのでしたらお艶さん、その時はお頼みします」とのこと。本陣は大名が参勤交代などの際に泊まる宿。庄左衛門の本陣はかなりの財力を持っているはずだが、後を継いだ娘のるいが旅人を相手に焼き米を売っている有り様。大名一行をもてなすたびに莫大な出費がかさみ、竹之内家の資産は底をついていた。しかし、るいには信頼のおける番頭の嘉平とときわ屋の番頭で恋人の巳之助の二人が支えになっていた。Bクラスの本陣・村田屋は嘉平に資金提供を申し出るが拒否。しかし三日後には大名行列が到着する。嘉平は亀山で何とか五十両を工面することができたが、その帰り道に村田屋の番頭・辰三に殺されてしまう。村田屋は竹之内家の本陣株のゲットを狙っていた。そんなこんなでるいの許に借金の取り立てが詰め寄るが、村田屋が肩代わりを申し出る。もちろんるいは村田屋の申し出を断る。お艶たちの存在が邪魔だと感じた村田屋は、役人を通じて水野忠邦による綱紀粛正を理由に明朝までに庄野から出るように仕向ける。巳之助はるいに村田屋の申し出を受け入れるよう説得する。巳之助はかつて村田屋に命を助けてもらったことがあった。その話を聞いてるいは村田屋を訪ねる。村田屋は無条件で二百両を提供する。その代わりるいをレイプ。その現場を巳之助が目撃してしまう。巳之助はるいが村田屋に身体を売ったと思い「私には女の気持ちが分からないよ!」と言って竹之内家から出て行ってしまう。しかし、実はすべて村田屋と巳之助の芝居だった。絶望したるいは川へ身を投げるが蘭兵衛に助けられる。蘭兵衛は巳之助にずぶ濡れになったるいを見せつける。るいが死んだと思った巳之助は慌てて村田屋に報告。お艶たちを始末しようとするが、蘭兵衛が巳之助を、ブラ平が辰三を、お艶が村田屋をそれぞれ始末する。翌日、晴れ晴れとした表情で出発するお艶たち。入れ替わるように大名行列が庄野入りし、るいは本陣を取り仕切って大名行列を出迎える。「広重さん、庄野での仕事、無事に相すみました。お艶ほか一同」。お・わ・り
2021年02月13日
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続いてUFO情報のお知らせです。 星桃次郎新必殺からくり人 第10話「東海道五十三次殺し旅 桑名」広重の「桑名 七里渡口」をあぶるお艶たち。すると船が赤く浮き出てくる。早速ブラ平が桑名港を偵察するが、船大工たちが奴隷のように働かされていた。ブラ平は船大工の小吉(桜木健一)から木綿問屋・角屋で働くおしのに充てた手紙を渡される。角屋善兵衛は大量の帆を作るため女たちをこき使っていた。女たちは身体を壊している。小駒から手紙を受け取ったおしのは女たちの協力で角屋を抜け出し、小吉との待ち合わせ場所へ向かう。その頃、善兵衛はお艶が江戸から来た芸人と知ると一曲聴きたいとお艶を招く。お艶は「桑名の殿様」を披露しようとするが「あれはだめだ。江戸の唄がいいなあ」とダメ出し。おしのは小吉と落ち合い、このまま逃げたい、戻るぐらいなら死んだほうがましだと言う。腰が引けている小吉は二、三日中に逃げる算段をつけると約束する。小駒はおしのを宿で匿うが労咳に侵されていた。そのうえ番頭から客が一人増えていることに感づかれていた。桑名中が善兵衛の息がかかっている。そこで蘭兵衛と小駒はおしのを籠に入れて小屋へ移動させる。ブラ平の調べで善兵衛の正体が明らかになる。善兵衛は修理を理由に船便をコントロールして連日二千人の客を足止め、桑名に金を落とすよう無理やり留まらせていた。さらに宿場役人の守村とグルになって機織り仕事に就くため桑名にやってきた女たちから通行手形を奪って監禁、女郎屋に売りつけていた。そこに足止めを食らった客たちが女を買う。身体を壊し客が取れなくなった女郎は機織りをさせる。善兵衛流ビジネスモデルで大儲け。その頃、おしのはうなされていた。蘭兵衛によると今夜が峠。小吉は三ヶ月に一回、船大工たちに機織り女があてがわれる夜を狙って脱走する。おしのと知り合ったのもこの時だった。小吉を始め船大工たちは借金の肩代わりに働かされていた。これも善兵衛流ビジネスモデル。そのことを小駒に話すとおしのは息を引き取る。小吉はおしのの手形を取り返し、小屋に駆け付けるが死に目に会えず、善兵衛の手下に返り討ちにあって殺される。後を追っていた蘭兵衛は善兵衛の手下を次々に斬り捨てる。お艶は善兵衛を訪ねると善兵衛の嫌がる「桑名の殿様」を唄い始める。みるみる不機嫌になる善兵衛。「その唄なんや?」「これは角屋善兵衛さんに死んでいただくための替え歌でございます」「死ぬのはお前じゃ。ウフフ」。しかし瞬時に手下ともども仕留められ、守村もブラ平の炎に焼かれる。「広重さん、桑名の仕事終わりました。それにしても角屋善兵衛という男、よほど「桑名の殿様」という唄が嫌いなようです。きっと唄の文句にありますように本人も時雨でお茶をかきこんでお金を貯め込んだ吝嗇家なのかもしれません。そんな男を人々はいつの間にか多少の恨みと皮肉を持って「桑名の殿様」と唄うようになったのでしょう。ではまた。お艶ほか一同」。お・わ・り
2021年02月13日
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マイコール一番星! 星桃次郎新必殺からくり人 第9話「東海道五十三次殺し旅 鳴海」鳴海に先乗りしていたブラ平はやくざ連中が幅を利かせている様子を目の当たりにする。そのボスが鳴海の重蔵(山本麟一)。広重の次の依頼は鳴海だった。「お艶さん、鳴海といえば名物・有松絞です。宿場通りには絞染めを売る店がずらっと並び、女の買い物客が引きも切りません。近郷近在はもとより江戸や京から遥々足を運んでくる客もいるそうです」。蘭兵衛は女が通行手形を掏られるところを偶然目撃する。掏った男から通行手形を取り戻すが、女は立ち去った後だった。その夜、お艶たちは仕事の準備にかかる。広重の「鳴海 名物有松絞」をあぶると駕籠に乗った女が赤く浮き出る。「私はこの女について妙な噂を耳にしました。女の名前はお葉。歳の頃は三十そこそこでしょうか。一見大店のお内儀風に見えますが詳しいことは私にも分かりません。妙な噂というのは・・・」。お葉(横山リエ)は毎年同じ時期になると江戸から染め物を買いに来る。しかも今年で三年目。「ところがこの女の様子には買い物を楽しむ風情など全くないのです。まるで仇を探すように、そう仇でも探すようにそれは悲壮な姿なのです。絵描きの直感と申しましょうか、私はこの女の姿に異常な執念を感じました。一体この女は何に取りつかれているのか?今だにそれが気がかりでなりません。おそらくこの女は今年も鳴海の宿に姿を現すでしょう。お艶さん、折よくこの女に巡り合うようなことがあったら心に残る一抹の疑念を解き明かしていただきたいのです」。蘭兵衛の手元にある通行手形はお葉のものだった。通行手形を探していたお葉は重蔵の許を訪れる。重蔵は手下に鳴海へ来た女から通行手形を掏らせては、手形の世話をすると称して食い物にするセコイ極悪人だった。寸でのところで蘭兵衛に助けられるが、重蔵軍団に目を着けられる。お葉はお艶たちに事の経緯を語り出す。お葉は神田の老舗染物屋の女主人。三年前、店の染物職人・多七(関口宏の弟)に夫を殺され、以来多七を探している。その後、多七を尾張で見たとの噂を聞く。多七が染物以外の職に就くことは考えにくく、鳴海の染物屋で働いているに違いない。お艶が客からもらった染物がまさに多七のものだった。翌朝、お葉は多七が働いている益田屋に突撃。多七に江戸へ戻ってくるよう迫る。実はお葉と多七は不倫関係。お葉は多七と一緒になるため夫を殺すが、多七はお葉が恐ろしくなり逃亡を続けていた。「あれはお前のせいだよ。お前のためにうちの人を殺したんだ」。申し出を断るなら訴えると脅す。お葉は本気だ。蘭兵衛は多七に逃げるよう説得。京へ行けば染物職人として十分やっていけると提案し、ブラ平と途中まで見送る。お葉は重蔵に自分の身体を差し出し多七を捕まえることと、お艶たちの始末を依頼する。一方、重蔵はお葉を妾にするつもりでいた。そんなこんなで多七は捕まり、お艶、小駒も監禁されてしまう。そこにお葉が現れ、多七に再度復縁を迫るが、多七は嫁にしたい女がいると言って断る。「殺してやる!」。すかさず多七は逃げ出すが見張り役に殺される。「私を捨てようとしたお前が悪いんだ」。そう言いながら「やっと私のものになった。やっと帰ってきてくれたんだね」と満足する。お艶は小駒に見張り役を仕留めさせると「お葉さん、あんたにも死んでもらいますよ」とお葉を切り裂く。その頃、蘭兵衛は重蔵の手下を次々と斬り捨て、重蔵はブラ平の火炎放射で丸焼けにされる。「広重さんが抱いた一抹の疑念。思わぬ結果になってしまいました。どうやら姿かたちは絵筆で捉えられても女心までは描き切れなかったようですね。ではまた。お艶ほか一同」。お・わ・り
2021年02月13日
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一体君は誰かね? 星桃次郎 新必殺からくり人 第8話「東海道五十三次殺し旅 藤川」蘭兵衛は盲目の少女・おせん(西崎みどり)と知り合いになる。おせんは歌が富士という馬を飼っている。富士とは大の仲良し。富士に荷物を載せてもらいおせんと藤川へ向かう。その途中、太郎という犬のことおせんから知る。太郎は一年前から誰かの帰りを待ち続けているとのこと。その後、藤川に到着するやいなや、おせんは怪我をして暴れていた馬を鎮めて皆やんややんや。飼い主の宿場役人・村瀬重太郎(村上隊長)もほっとする。そんなこんなで蘭兵衛はお艶たちと合流。広重の「藤川 棒鼻ノ図」をあぶると馬と犬が赤く浮かび上がる。広重によると献上馬を運ぶ行列に若者が馬を返してほしいと直訴するが、村瀬に斬り捨てられたという。「確かに私が見たところでは若者の持ち馬に相違ありません。旅を急いでおりまして後ろ髪を引かれる思いで藤川の宿をあとにしました。お艶さん、その時私が胸を打たれましたのは引かれていく馬ともう一匹、いつまでも若者の躯から離れようとしなかったあの犬の寂しそうな表情です。よくお調べの上、この恨みをどうぞ」。ひょっとして太郎のことでは?そして今日の暴れ馬が献上馬では?村瀬と庄屋の上田徳兵衛(松山照夫)は三河松平家主催の馬コンテストに出場する予定だったが、肝心の馬が負傷している。馬コンまであと三日。何としてでも代わりの馬を見つけなければ。そんな中、馬を静めてくれた礼を言いにおせんと祖父の嘉助を訪ねるたところ富士を見かけて一目ぼれ。その頃、ブラ平は献上馬を巡って若者が無礼打ちにあった話を聞く。ただし献上馬が馬コンに優勝しても飼い主に褒章は入らない。良い思いをするのは村瀬と徳兵衛。そんなこんなで二人は富士を手放そうとしない嘉助を殺害。翌朝、二人は嘉助の殺害現場でわざとらしい芝居を打って物取りの仕業に見せかける。村瀬は泣き崩れるおせんに必ず下手人を捕まえると約束する。しかし蘭兵衛は嘉助殺しは二人の仕業だと見抜いていた。そうこうしているうちに村瀬は嘉助が書いたというニセの証文を手に富士を連れだす。嘉助は字が書けないはずだが、徳兵衛が私が代筆したと出鱈目を言う。盲目のおせんには証文を確かめることができない。悲しみを紛らわすため馬子歌をうたうおせん。お艶はおせんの歌に合わせて三味線を弾く。「歌いなさい。声の続く限り歌ってごらん。さあ」。そんなこんなで蘭兵衛は徳兵衛の屋敷に潜入し富士を助け出す。ブラ平は火炎放射で下っ端ごと馬小屋を全焼、ついでに徳兵衛も丸焼け。富士を解放した蘭兵衛は村瀬を仕留める。翌朝、馬コンの使いたちが富士の到着を待つがいつまで経っても現れない。その横をお艶たち一行が通り過ぎる。そのなかにおせんが紛れていた。お艶は富士と再会したおせんに「もう二度と藤川に近づいちゃいけませんよ」と声をかける。「広重さん、藤川の仕事が済みました。貴方がお描きになった馬と犬。つくづく人間の傲慢さが暇しく思えます。ではまた次の宿場から。お艶ほか一同」。お・わ・り
2021年02月12日
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乗れ!この野郎! 星桃次郎 新必殺からくり人 第7話「東海道五十三次殺し旅 荒井」次の目的地は荒井。その前に浜名湖を渡って関所を通らなければならない。訳ありカップルの志ま(鮎川いづみ)と文次郎(ミラーマン)は駿府の炭問屋の娘と手代。二人は駆け落ちしてきたため、何が何でも関所を通りたい。しかし関所を通るには女は通行手形が必要。そこでお艶たちの小屋から男性の衣装を盗もうとするが、蘭兵衛たちにあっさり見つかってしまう。男装したぐらいで通れるほど関所は甘くない。お艶は二人を見逃すが、気になって塩八に尾行させる。そんなこんなで広重の「舞阪 今切真景」をあぶると浜名湖に浮かんでいる船が赤く浮かび上がる。広重によると「この風光明媚な浜名湖がまるで地獄の血の池のように赤く染まっている。水に沈んだ多くの恨み、お艶さん手向けの花の一本もお願いしますよ」。お艶は二人を見失った塩八に「あの二人にもしものことがあったらお前さんも一生浮かばれないよ」と釘を刺す。そんなこんなでお艶たち一行は浜名湖を渡り、荒井の関所に到着。お艶は賄賂を渡して素通りする女たちのことを役人に突っ込むとほぼノーチェックで通過。その頃、志まと文次郎は土地の有力者・善兵ヱ(浜村純)を通じて裏のルートで関所を通過しようとしていた。善兵ヱは訳ありの旅人に裏ルートを斡旋しているが、実は関所役人の五味重四郎とグルになって食い物にしていた。お艶率いる天保太夫一座は荒井宿で満員御礼。塩八の高座は関所の役人が全員通い詰めるほど連日バカ受け。しかし塩八は二人が気になり浜名湖に船を出して探すが、五味一派に銃で撃たれてしまう。重傷を負いながらもなんとか小屋に戻り、蘭兵衛の手術を受けるが助かりそうにない。塩八の報告を受けたお艶は広重の「荒井 渡舟ノ図」をあぶると関所が赤く浮かび上がる。「海を挟んだ荒井の関所。これがまた曲者です。関所破りの抜け道稼業、そのお目こぼしで一財産作るのがここの役人の才覚とか。くれぐれもご用心」。塩八の心配をよそに文次郎は有り金を巻き上げられ、志まは五味と善兵衛に犯されていた。気の強い志まは打ち首を覚悟で五味一派の悪行を洗いざらい訴えることを決心、文次郎も共にすると約束する。しかし駆け落ちした際、店の金を持ち出したことがすでに駿府代官所に伝わっていたため、二人は牢屋に閉じ込められてしまう。お艶は小屋を開き、関所の役人を引き付けている間に二人の救出を計画する。しかしお目当ての塩八の高座は取り止め。それを聞いて役人たちを始めとする大勢の客は騒ぎ出す。塩八に高座をつとめる体力は残っていない。それでも役人たちを引き付けるため化粧をして高座にのぼる。蘭兵衛は意識が遠のくなった時のための気つけ薬を用意する。お艶と小駒はお囃子を演奏して塩八を舞台に送り出す。塩八の姿を見届けるとブラ平と蘭兵衛は二人の救出に向かう。命を懸けて自分たちを助けようとした塩八のことも知らずに、この期に及んでも五味たちを訴えたいとすがる志まに蘭兵衛は「好きなところへとっとと失せろ!」と怒りをぶつけると五味を仕留め、ブラ平の火炎放射で善兵ヱ丸焼け。その頃、塩八は必死で高座をつとめようとしていた。しかし蘭兵衛が用意した気つけ薬を口にするが意識を失い、客たちは騒然となる。お艶は慌てて幕を閉じるが塩八は「幕・・・幕・・・」と口にする。誰一人いない小屋でお艶に抱きかかえられる塩八。満員の客たちから拍手喝さいを浴びる夢を見ながら息を引き取る。塩八は近くの寺に葬られたが「芸人ということで墓は犬猫並みということでした。塩八が江戸のれっきとした旗本出であることは最後まで私の胸に閉まっておくつもりです。ではまた。お艶」。お・わ・り
2021年02月11日
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迷惑だぜ。俺に惚れてるのはお前だけじゃないんだ。 星桃次郎 新必殺からくり人 第6話「東海道五十三次殺し旅 日坂」ある夜、小駒は「兄ちゃん」と何度も寝言を繰り返す。蘭兵衛はお艶に小駒は実の子ではないのでは?と尋ねるが、お艶から高野長英の過去について聞かれる。お互いに過去を詮索するのは野暮なこと。翌朝、広重の「日坂」をあぶると岩が赤く浮き出る。通称「夜泣き石」。塩八によると今から700年前のお話。この地で妊婦が山賊に殺されてしまうが、近くの寺の僧が妊婦の腹から赤ん坊を取り出し、母乳の代わりに飴を与えて育てたと言う。今や妊婦が安産を祈願して「夜泣き岩」詣がブーム。広重は半年前にこの由来に似た世にも惨い光景に出くわしていた。清太郎(綿引勝彦)は妻のおわかと「夜泣き岩」に訪れるが、山賊に襲われて清太郎は崖から転落、おわかは斬られてしまう。広重はおわかを助けるが赤ん坊を産んで息を引き取ってしまう。「そのあとに何があったか。それはお艶さん貴女の目ではっきり見届けたうえでこの恨みを晴らしてやって下さいまし」。赤ん坊はおわかの妹・おふじが引き取り、たあ坊と名付けられていた。おふじは旅籠で働いているが、仕事の邪魔になるとたあ坊を捨てられてしまう。偶然お艶たちはたあ坊を拾い、おふじの旅籠に逗留、無事に再開を果たす。そこでおふじが働いている間、小駒がたあ坊の面倒を見ることになる。お艶たちの興行は連日満員御礼。おふじは客の中に死んだはずの清太郎を見つける。しかも女を連れている。思い切って声を掛けるが知らぬ存ぜぬ。一方、蘭兵衛は現地調査。土地のやくざたちが集まる賭場で急に金回りが良くなった角造(志賀勝)たちの噂を耳にする。清太郎は庄屋の婿養子に収まるため、角造たちにおわかを殺害させていた。清太郎はおふじとたあ坊の殺害を計画していた。さらにブラ平の調べで清太郎は奥州の生まれで作造という名前だったことも分かる。作造は間引きを免れるが、貧しさゆえに盗みを繰り返しながら親代わりに妹の面倒を見ていた。お艶は作造を知っていた。作造の妹こそ小駒だった。清太郎と小駒はひょんなことで9年ぶりに再会する。清太郎は小駒があやしているたあ坊が気になって仕方がない。一方、小駒は兄との再会に大喜び。しかしお艶たちは清太郎の正体を知っている。お艶は小駒に今回の的は兄である清太郎だと打ち明ける。小駒は逡巡するが「おっかさん、あたしはからくり人です」。ブラ平と塩八は小駒が土壇場で気が変わるのではないかと疑うが、お艶は「あの子が裏切るなら皆一緒に死ねばいいじゃないか」と言い返す。そんなこんなで清太郎は小駒にたあ坊を譲るよう求める。小駒にも楽をさせると言うが「あたし、このまま旅芸人で生きます」と清太郎の申し出を断る。その後、旅籠の主人を説得してたあ坊を客として泊めさせ、おふじが元通り面倒を見ることになる。これでたあ坊は守られた。その夜、お艶たちは清太郎の婚礼の席で余興を披露。塩八の噺とブラ平の芸で場を盛り上げ、清太郎を油断させる。その隙に塩八は角造の手下に催眠術を掛けて屋根の上に誘導。「お前たちは鶏になったよ~。下に餌があるから飛び降りて食べよう~さあ飛びなさい~」。地面に激突して死亡。ブラ平は角造を火炎放射で焼き殺す。一方、小駒はお艶の三味線に合わせて駒を披露していたが、脳裏に幼い頃の兄との思い出が甦る。動揺して紐の上で回転していた駒を落とすが、すかさずお艶が次の曲を披露。何事もなかったように小駒退場。その後、寝床で新妻を待つ清太郎を蘭兵衛が仕留める。翌朝、仕事を終えたお艶たちは日坂を出発する。「広重さん、日坂の仕事も無事に終わりました。一行五人何の変りもありません」。小駒の表情は暗く硬いまま。お・わ・り
2021年02月10日
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出た! 星桃次郎 新必殺からくり人 第5話「東海道五十三次殺し旅 府中」お艶たちが目指す府中では、夜な夜な凶悪な盗賊がはびこっていた。そして今夜も豪商を狙って押し込み強盗。盗賊の頭・春之助(ピーター)は顔を見られたため、唯一生き残った六歳の少女・お咲さえ始末するよう手下の乙吉に命じる。そんなこんなで広重の「府中」をあぶると「駕籠に乗る女」が赤く浮かび上がる。ブラ平と蘭兵衛は先乗りして女を探すが、広重によると「駕籠の女」は一様ではないという。その夜、お艶は宿で春之助と再会する。春之助はお艶の弟子でかつて浄瑠璃の修行に励んでいたが、今は府中で壺屋の称号で商いを行っている。その技術の高さから将来を期待されていたが、十八を迎えた時、突然江戸から姿を消してしまう。理由は惚れ合った女と心中を図ろうとしたが、女だけ殺してしまい自分は生き延びてしまったからと微笑を浮かべながら話す。小駒は春之助の美しさと妖しい雰囲気にすっかり夢中になる。ある日、小駒は春之助に心中の話は嘘ではないかと指摘するが、父親が大金でもみ消したから噂にならなかったと答える。しかし、心中の動機は恐ろしいものだった。その当時、春之助はお艶から技術を追求するあまり、男女の情愛の表現が疎かになっていると指摘されていた。そこで惚れた男を死ぬほど愛する女の気持ちが知りたくなって心中をしようとしたと話す。小駒は恐ろしくなって春之助の店から立ち去る。そんなこんなで実は乙吉はお咲を始末することができずにいた。お咲はショックで言葉を発することができなくなっていたが、お艶たちと知り合い、蘭兵衛に心を開いていく。春之助は乙吉にお咲を始末するよう命令するが、蘭兵衛の抵抗で失敗。蘭兵衛は乙吉らが春之助の店へ入っていくところを目撃する。身の危険を感じるようになった春之助は乙吉を処分すると、手下に分け前を与えバラバラに府中から出ることに決める。その姿はかつてお艶の許で修行に励んでいた頃の面影はなく、極悪非道の盗賊でしかなかった。春之助がお艶の弟子だったことを知った蘭兵衛とブラ平は密かに探りを入れる。春之助は手下に金を分け与えると女装して逃走しようとする。その姿は広重が描いた「駕籠の女」だった。お艶はブラ平と蘭兵衛を従えて春之助の許へ向かう。「春之助さん命をもらいに参りましたよ」。春之助を庇う手下たちをブラ平と蘭兵衛が仕留める。お艶と春之助の一騎打ち。二人は互いに三味線を弾く。演奏が終わった時、お艶の撥が春之助の喉を切り裂く。お・わ・り
2021年02月09日
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北島三郎なんかボクのクラスの劣等生でね。 星桃次郎新必殺からくり人 第4話「東海道五十三次殺し旅 原宿」お艶たちは原宿近くに辿り着くが、塩八が宿を手配しなかったばかりに野宿する羽目に。小駒は血だらけの男を発見する。男は駆けつけた侍たちに斬り殺されるが、死ぬ寸前に「鶴」と言い残す。懐には高価な簪が遺されていた。そんなこんなで広重の「原宿」をあぶると鶴が赤く浮き出る。お艶に充てた広重の手紙には、以前この土地で侍の切腹を目撃したこと、侍は無念そうに「鶴」と口にしていたと書かれていた。しかし「あの見事な御腹の召され方といい、このお顔といい、この御武家様は決して悪いことをされるような御方ではない。お艶さん、貴女ならきっとこの謎を解いて下さる」。翌朝、お艶たちは原宿を目指して出発するが役人たちに咎められる。この辺りは将軍家に献上する鶴の生息地。迂回するよう言い渡される。ようやく原宿入りするが、塩八が手配した宿はボロ宿。しかも足止めの影響を受けた客でごった返していた。さらに御膳奉行の前沢らが通行手形を抜き打ちチェックを始める。昨夜の侍たちだ。鳥追いのしのは手形を持っていない。お艶は蘭兵衛が着ている黒子の衣装を着せて役人の目をごまかす。蘭兵衛は役人たちがやたらピリピリしているのは、おそらく鶴がいないことが外部に知れ渡るのを防ごうとしているためではないかと考える。そんなこんなでしのは侍が遺した簪を突き刺して死のうとするが、蘭兵衛の手当てで一命をとりとめる。お艶たちは前沢の追及を逃れ、塩八が接触していた尼寺へ避難。そこでようやくしのから話を聞きだす。広重が目撃した侍は勘定役・伊川新兵衛であり、お艶たちの目の前で斬り殺された侍はその息子・小一郎、しのは小一郎の妻だった。その後、伊川家は取り潰しになってから小一郎は酒浸りとなり、連日しのを求めるようになる。しのは次第に小一郎を拒むようになるが、代わりに他の男を求めるようになる。その一人が前沢だった。ある夜、前沢は鶴が生息していないことを口にする。あたかも鶴がいるよう虚偽の報告を重ねていたが、新兵衛はそのことを公にすると前沢に次げる。そこで前沢は自分の地位を守るため、新兵衛に藩の金を着服した罪を着せて切腹に追い込む。そのことだけでなく、しのが前沢に抱かれていたことを知った小一郎は激怒。前沢の件を江戸の藩主に伝えるため原宿を出発したが、口封じのため斬り殺される。しのは自分の不貞を責めながらも、お艶に恨みを晴らしてほしいと頼む。お艶たちは前沢一味をおびき出すと次々仕留め、鶴の見張り小屋もブラ平の火炎放射で燃え上がる。前沢一味の死を見届けるしの。「お艶さん、ありがとうございました。これでもう思い残すことは何もありません」。そう言って燃え盛る小屋の中へ飛び込む。唖然とするお艶とブラ平。「広重さん、原宿の仕事が済みました。一羽の雌鶴が火の中に飛んでいきました。それは美しいというにはあまりにも悲しい光景でございました。では次の宿場から、また。お艶ほか一同」。お・わ・り
2021年02月09日
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ユーモラス=You漏らす。 星桃次郎新必殺からくり人 第3話「東海道五十三次殺し旅 三島」お艶たちは三島に到着。広重の「三島」をあぶると灯篭が赤く浮かび上がる。三島明神に「清吉」「のぶ」と彫られた灯篭があった。灯篭は「のぶ」という女が寄進したものだが「清吉」は何者なのか?「のぶ」も今は女郎に身を堕としている。そこで塩八が客に扮して「のぶ」を指名する。おのぶ(加賀まりこ)は酒浸りで泥酔。「清吉」のことを聞かれると怒り出し手に負えない。塩八の報告を聞くお艶の許に代官・小幡弥十郎(和田浩治)が現れ実地指導を開始。風紀を乱さないこと、扇情的な歌や噺は禁止など述べながらも小駒の美しさを見逃さなかった。小幡は金持ちの商人たちとつるんで夜な夜なエロい催し物を開催、金を稼いでいた。お艶は塩八の代わりに蘭兵衛を指名。女は男と違って自分の身体を操ることができない。おのぶを抱かせて本心を聞き出そうとする。「あんた恐ろしい人だ」と言う蘭兵衛にお艶は微笑を浮かべる。蘭兵衛に抱かれた後、おのぶは灯篭の前で自分を責めて泣き叫ぶ。お艶は三味線を弾きながらおのぶに話しかける。この音色は泣き節、恨み節。また聞きたくなったら小屋に来るように伝える。ある日、お艶は小幡から小駒を二十両で売るよう迫られる。遠州屋(曇り)が是非にとも望んでいる。断れば処罰すると脅迫。小屋に戻ると作戦通りおのぶが訪ねていた。お艶の泣き節に合わせて「清吉」のことを話し始める。清吉は旅の絵師だった。二人は知りあい、所帯を持つことを約束する。おのぶは清吉が絵師として出世するよう三島明神に灯篭を寄進する。清吉はおのぶを描き続けた。しかし、清吉は姿を見せなくなり、小幡から病で死んだと聞かされる。以来、おのぶは女郎に身を堕とし抜け殻のように生きている。蘭兵衛は清吉の墓を掘り返すことを提案する。清吉の遺体は腐敗が進んでいたが、右から左にかけて刀傷が残っていた。死因は病死ではなかった。しかも相手は左利きの侍。そのやり取りをおのぶが目撃にしてしまう。清吉は小幡に殺された。おのぶは清吉の後を追って死ぬつもりだったが小幡の屋敷へ向かう。しかし返り討ちに会い深手を負う。おのぶの刀傷は清吉と全く同じ斬られ方だ。蘭兵衛は手術するが、おそらく助からない。そこへ広重が現れる。清吉は広重の弟子だった。広重は清吉が描いたおのぶの絵(※ほぼあぶな絵)の出来栄えに圧倒される。遠州屋からおのぶの絵を売るよう迫られていたが、清吉にそのつもりはなかった。また精力的に活躍していた清吉が病死するはずがないと証言する。そして小駒を引き渡す夜。お艶は集まった遠州屋、駿河屋、鳴門屋にニセの企画を提案。天下の安藤広重に火あぶりにした小駒のあぶな絵を描いてもらうという趣向。一方、蘭兵衛は下っ端と小幡を始末。そうとは知らず盛り上がる遠州屋たち。ブラ平が油を口に含み、小駒に向かって火を吹こうとした瞬間、振り返って遠州屋たちに火炎放射。三人丸焼け。おのぶはもう助からない。「あんたの恨み節聞かせて・・・せめて清さんにお土産を持ってってあげたい・・・あんたの恨み節を土産に」。お艶はおのぶのために弾き語りを聞きせる。涙を流しながら息を引き取るおのぶ。その二人を描く広重。「天下の風景画家・安藤広重さんが何枚のあぶな絵を描いたことはあまり知られていません。幸運にもその絵を見ることができた者は、あまりの美しさに皆一様に息を飲んだと言うことです」。灯篭に手を合わせるお艶。お・わ・り
2021年02月08日
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チータイムにいたしましょう。 星桃次郎新必殺からくり人 第2話「東海道五十三次殺し旅 戸塚」「人の一生は旅に似ているといいますが、ほんとにそうでございますね。私、安藤広重が旅を描きました東海道五十三次。綺麗ばかりで少しも人のため息が聞こえてこないとか。そんな事はございません。一枚一枚にせっぱつまった怨みとつらみ、つまりは殺してもらいたい人間をそっと描き込んである仕掛け。お艶さんよっく御覧の上、東海道五十三次殺し旅、よろしくお願い致します」(ナレーション・緒形拳)。「東海道五十三次」の「戸塚」から鎌倉道の道しるべと鎌倉へ逃げる女が赤くあぶりだされる。鎌倉には駆け込み寺の東慶寺がある。その日、お艶たちの目の前であきが東慶寺へ駆け込もうとするが、追っ手に捕まってしまう。あきを助けようと番頭の佐市が追ってくるが返り討ちに会う。そこへ謎の渡世人登場。その名もお助け紋三郎(岸田森)。あきを助けると鎌倉へ連れ、駆け込み女の面倒を見ている蓬莱屋(岡田英次)に預ける。蓬莱屋にはあきと同じ境遇の女が何人もいた。しかし広重の話によると東慶寺に繋がる鎌倉道は女を救うおたすけ道ではなかった。東慶寺に向かった女のうち半分は行方知れずになっている。そんなこんなでお艶たちは仕事の準備に取り掛かるが、蘭兵衛をどうするか?ブラ平と塩八は幕府の密偵ではないかと疑うが、蘭兵衛にはそれを否定するだけのものは持ち合わせていない。お艶は突然仕込み刀で蘭兵衛に斬りかかる。とっさに手拭いで受け止めた蘭兵衛を見てからくり人チームに加える。その頃、蓬莱屋はあきの身の上をカウンセリング風に聞き出していた。あきは江戸でも指折りの材木商・木曽屋の若女将だが、木曽屋にとって妻は権力者から発注を得るための商売道具でしかなかった。木曽屋はあきを南町奉行・鳥居耀蔵に差し出したことで印旛沼の干拓工事をゲット。あきは慰み物にされることが耐えられず木曽屋を飛び出したと話す。それを聞くと蓬莱屋はあきを監禁、江戸へ向かう。一方、佐市はお艶にこれまでのことを話す。木曽屋は印旛沼の干拓工事の材木発注を握るため鳥居との接触を狙っていた。鳥居が町娘だったあきに目を付けている事を知った木曽屋は、妻と離縁しあきを妻に迎えた。しかし結婚初夜にあきは鳥居に差し出され、その後も鳥居は木曽屋に出向いてはあきを抱いていた。佐市はあきの見張り役だったのだが、罪悪感に苛まれあきに駆け込みを薦めた。その頃、蓬莱屋は江戸の木曽屋に出向き、あきの件で五百両強請り取ろうとするが、印旛沼の材木は搬入済み、ついでに新しい妻を迎えたので関係なしと追い返す。その頃、塩八は女郎たちに聞き込み調査。行方知れずになった女たちは蓬莱屋を通じて女郎屋に売り飛ばされていたのだ。あきは売り飛ばされる前に紋三郎によって手込めにされていた。しかも汚らわしいと思いながらも快楽に溺れていた。お艶と蘭兵衛は佐市を連れて蓬莱屋に乗り込み、あきを救出するがあきの表情は暗い。お艶は蓬莱屋と紋三郎を殺さず監禁する。腹ごしらえをしながらお艶は蘭兵衛に「高野長英・・・偉い蘭学の先生なんだろ?」と耳元で囁く。そんなこんなで塩八が大勢の女郎を連れてくる。東慶寺に向かう途中、蓬莱屋と紋三郎に騙されて女郎にされた女たちだ。「あいつらだよ、あんたたちを売り飛ばしたのは!ほらほら!あいつらだよ!」「殺せえー!」。蓬莱屋と紋三郎は女たちから凄惨なリンチを受け惨殺される。佐市はあきに上方へ行こうと説得するが、身体だけでなく心まで汚れてしまった。「死にたい・・・こんな世の中いっときも生きてるの嫌です。死にたい」と呟く。佐市はあきと心中することを決意する。「おかみさん、じゃああの世で」「はい」。二人は互いを帯で結ぶと石を抱いて川に向かっていく。その頃、ブラ平は木曽屋が運んだ印旛沼用の材木を火炎放射で焼き払う。その炎は江戸の広重も確認できるほどのものだった。そして川には心中したあきと佐市が浮かんでいた。お・わ・り
2021年02月07日
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邪魔だ、どきたまえ! 星桃次郎新必殺からくり人 第1話「東海道五十三次殺し旅 日本橋」ご存じ必殺シリーズ第11弾。『必殺からくり人』のパラレルワールド。花乃屋仇吉ことお艶(山田五十鈴)が八丈島送りになっていなかったら。。。どっちにしても裏稼業やってるんですが。こちらの世界のお艶は天保太夫一座を率いる芸人。冒頭しんないを聞かせながら備前屋(白影さん)を焼き殺すお艶、ブラ平(芦屋雁之助)、噺し家塩八(古今亭志ん朝)。その様子を男が遠くから見ていた。お艶は自分の小屋を持ち連日大入りで大盛況。その頃、蘭学者・高野長英(近藤正臣)は牢屋敷を脱獄、役人たちに追われていた。お艶は小屋に転がり込んできた長英を匿うが名前や素性は知らない。長英は自分の傷を針と糸で縫おうとする。「アンタ医者だね?」。ブラ平に指摘されるが否定しない。客席には先日お艶たちの殺しを見ていた男が紛れていた。男は三味線を演奏するお艶の似顔絵を描く。翌日、役人たちが小屋を訪れ、奉行所への出頭を言い渡す。長英を匿ったことがバレたのかとひやひやしながら奉行所へ行くと、役者や芸人たちが多数集められていた。何とお艶たちは天保の改革による贅沢禁止令により江戸所払いを言い渡される。さらに小屋へ戻ると長英を追う役人たちに火を放たれ、道具一式ごと焼かれてしまう。長英は舞台の下に掘った穴に身を隠して無事だったが、何もかも失って途方に暮れる。そこに男が現れる。男の正体は絵師・安藤広重(緒形拳)。広重は百三十両をお艶に渡し、十三件の殺しを依頼する。「これは私が描きました東海道五十三次。私は絵を描きながら方々旅をして歩き、ゆく先々で腹に据えかねることばかり見て参りました。人の面をした鬼がのさばり、大手を振って生きております。私は歯ぎしりするが一介の絵師。でもこの絵の中にちゃんと鬼たちは描き止めておきました」。広重が「東海道五十三次」を熱であぶると仕留める悪人が赤く浮かび上がる。お艶は半金だけ受け取り、仕事を引き受ける。早速仕事の準備に入ると「東海道五十三次」の「日本橋」をあぶる。浮かび上がってきたのは高倉藩の家紋。高倉藩の江戸屋敷では夜な夜ないかさまの賭場が開かれていた。長英はお艶の娘・小駒太夫(ジュディ・オング)に「あんたどうすんの?」と聞かれ「さてどうするかな?」とにやにや。長英とお艶たちは互いの素性をあえて知ろうとはしない。そんなこんなでお艶たちは高倉藩の江戸屋敷に潜入。お艶は撥を投げつけてサイコロを切り裂く。「まあ鉛が入ってますね。皆さんこのいかさまじゃ勝てませんよ!」。やくざたちと大乱闘。別室ではいかさま博打のカタに召し上げられた娘をネタに変態ショーが行われていた。あまりの変態ぶりに死に至った娘は十人を下らない。変態ショー候補の娘に扮した小駒が侍に駒を投げつける。駒は額に突き刺さるとぐりぐり回転。侍死亡。大乱闘の中、塩八がチンピラに催眠術をかける。「ほーらこれは何だ?よーく見てよーく見てほらほらよーく考えて・・・」と言いながら屋敷の屋根に誘導。「下は海だよーさあ~泳ごう~気持ちがいいよーそらそら~」。チンピラふんどし一丁でダイブ。頭から地面に激突して死亡。ものすごい殺し技。そしてブラ平がリーダーの笹川妥女(草野大悟)を追い詰める。「笹川さん、今度はあんたたちが責められる番だ」。徳利に入った油を口に含むと蠟燭越しに火炎放射。全身丸焼け。翌朝、お艶たちは江戸を出発する。しれっと後ろからついてくる長英。「旅に医者がいると便利ですよ」。お艶に名前を聞かれ「蘭兵衛」と答える。「蘭兵衛?さあ行くよ」。小駒はイケメンが一座に加わって機嫌が良い。「お艶さんよっくご覧の上、東海道五十三次殺し旅。よろしくお願い致します」(ナレーション・緒形拳)。お・わ・り
2021年02月07日
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ト、トルコ!? 星桃次郎 赤い衝撃 第29話「愛よ走れ!」大山邸は人手に渡った。財産を失った大山ファミリーはそれぞれで生活を維持。鈴代はスーパーでレジ打ちの仕事に就く。おじいちゃんまで警備員の仕事を始めるが、政子は突然の貧乏生活に耐えられず六畳一間のアパートを飛び出す。再び金持ち生活を夢見て高級クラブのホステスになったが接客マナー最悪で逆ギレ。そんな政子にやくざが甘いささやき。心配して追いかけてきた友子を振り切って、やくざと知らずに車で出発。しかし友子がものすごいスピードで追いかける。しかもしつこく。さすがに心配になって車を強引に止めさせると倒れた友子に駆け寄る。「あたしを助けるために走ってくれたのね。ありがとう」。政子善人に転向。そんなこんなで友子は秀夫とトレーニングを重ねる。競技会の出場資格は100メートルを12.5秒で切ること。しかし今の実力は13.9秒。大門先生から出場を諦めるよう言われる。12.5秒を切れるようになるのは「一年後か、二年後か。さっぱり分からんね(きっぱり)」。競技会まで時間はある。秀夫は友子を励まし、トレーニングを重ねた結果12.6秒を記録。あと0.1秒。豊とミサコも応援。しかし文子だけはくすぶり続けていた。友子は豪助と面会、12.6秒を報告する。「さすがワシのウサギだ。しかし極めて残念だがワシはお前の走る姿を見ることができん」。それ以上に文子が秀夫との結婚に反対していることが気になっていた。「あいつも頑固な女だからなあ~」。あんたがそうさせたと思いますよ。「ワシは今まで人を傷つけ過ぎた。この罪はなかなか消えんな」。そこで名古屋章上司を通じて文子に面会を依頼、文子に二人の結婚を認めてほしいと頭を下げる。文子拒否。友子に恨みはないが、豪助と親戚になることが耐えられない。雄作はジローに殺されたが、そのきっかけは豪助だ。そこで合理主義者の豪助は友子を大山家の籍から外し、他人になるよう手続きを取ると説明するが、文子が言いたいのはそういうことではない。親子は一生親子だ。豪助に熱弁され頭を下げられても認めるわけにはいかない。そんなこんなで友子は12.4秒を記録。大門先生びっくり。これで競技会に出場できる。友子は文子を訪ね、秀夫を拘束したことを詫びる。そして競技会が終わったら秀夫と別れると宣言する。文子の気持ち揺れます。その夜、友子の出場前夜祭。政子もおじいちゃん宅に転がり込んでにぎにぎ。しかし豪助だけいない。秀夫は名古屋章上司に競技会の僅かな時間だけ豪助に友子の走る姿を見せることができないか相談する。当日。会場には大山ファミリーだけでなく文子の姿もあった。その頃、豪助は訳の分からないまま車に乗せられる。着いた所は競技会の会場。「お~ワシのウサギがいるぞ!」。友子は豪助の姿に気づき笑顔を見せる。大山ファミリーも豪助発見。「まさか脱獄?」とおじいちゃん失言。Vサインを交わす友子と秀夫。そしてスタート。しかし転倒。「最後まで走らせて下さい。走らないといけないんです!」。足を引きずりながらゴールを目指すが何度も転倒する。豪助は秀夫と一緒にゴールのテープを張る。「ウサギ~テープを張ったぞ!ゴールを切れ~!」。そしてゴールイン。倒れ込む友子を受け止めたのは文子だった。文子は秀夫との結婚を認める。豪助は秀夫にゴールの瞬間を見せてくれたことを感謝する。その後、友子は秀夫に競技生活を引退することにしたと告げる。しかしグラウンドのテープは切れなくても人生のテープは切れるから。きっと切ってみせる。友子は秀夫とトラックを走る。三年後、百恵ちゃんは秀夫と結婚、芸能界を引退する。仲人は宇津井健夫妻。お・わ・り辻褄の合わないことだらけですが、こういう酷いドラマ(※誉め言葉)は大切。実は友子って人格にかなり問題があるのでは?豪助や政子以上に結構な人物だが、大映テレビは性善説に基づいているので周囲を振り回し続けた友子の言動は問われない。そして脊椎損傷って半年で完治するの?当時、患者団体などの抗議とか無かったのでしょうか?大らかな時代。
2021年02月07日
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チップだよ、とっときたまえ。 星桃次郎 赤い衝撃 第28話「流せ熱い涙 心ゆくまで」豪助は北川に電話し、大山家の整理と大山産業の立て直しを任せるが「また私を騙す気ですか。もうその手には乗りませんよ」「長年秘書をやってきたくせにまだワシの性格を分からんのか!」。わかんねーよ。しかし北川の罪も全部被ると言う。従業員一万五千人の生活を守らなければならない。さらに鈴代と友子の面倒も「お前が見てくれ。くれぐれも頼んだぞ」。それどういう意味?そこへジロー登場。明日豪助が自首すると伝えるが、そんな話信じられません。北川をぶん殴ると高知へ向かう。北川から連絡を受けた秀夫は高知県警に協力を依頼。鈴代、友子と共に一晩中豪助を探す。ひょっとして父親が死んだ場所に向かっているのでは?豪助は小舟を漕いで沖を目指していた。沖には豪助の父親が叩きつけられた岩がある。三人は豪助に呼びかけるがノーリアクション。秀夫は海に飛び込み小舟を追いかける。小舟から転落した豪助を捕まえ、とりあえず顔面を何度も殴打してから救出。「必ず死んでやる~」「そうはいかない。あんたは生きて罪を償うんだ」。そんこんなで鈴代と友子の説得に応じて自首することを決める。「秀夫、助けてくれてありがとう」「礼なんていらない。俺の仕事はあんたを逮捕することだ。しかし本当は違うんだ・・・俺はあんたが好きだ!」。衝撃の愛の告白。ゲイ?「そうかワシゃ~うれしい!もう思い残すことはない!」。そこへ北川が駆け付けジローが狙っていることを告げる。豪助は北川に引継ぎと称して謝罪する。それは二人の和解でもあった。しかしジローが発砲。警備していた秀夫が撃たれる。「大山さんは自首するつもりだ!友子さんの父親を撃つな!」豪助と秀夫を庇って北川が何発も撃たれてしまう。「北川~!死ぬな~!」。秀夫はジローを半殺しにして逮捕するが、北川はもう助からない。豪助は再び頭を下げ、秀夫は必ず友子を幸せにすると約束する。病室は北川と友子だけ。北川は友子の呼びかけに反応してを差し出す。手を握りしめる父と娘。「やっと友子さんの父親になれた。うれしい・・・ありがとう友子」「お父さん」。そして息を引き取る。豪助は秀夫に手錠をかけさせる。「お前の死んだ父親新田雄作の代わりにお前が掛けるんだ。ワシの逮捕はあいつの念願だった」。豪助逮捕。「よくやった秀夫。これで新田雄作も少しはワシを許してくれるだろう。ガハハハ。ワシが生まれ変わる第一歩だ。こんなめでたいことはない」。逮捕された豪助はマスコミにもみくちゃ。背任、横領、脅迫、脱税などの罪に問われる。新田雄作の執念と正義感に素直に負けを認めた豪助。しかし文子は許していない。豪助はマロン製菓の大杉社長に大山産業と系列会社の社長就任を依頼、その熱意に打たれ大杉社長は快諾する。こうして大山家の全財産の整理が決定。次々と家財道具が運び出されるが政子激怒。すべては友子が元凶。「この始末どうつけてくれるの!自殺でもして皆に詫びたらどうなの!」とスパークしまくる。つ・づ・く次回感動の最終回。
2021年02月07日
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いやあ僕の黒星でした。 星桃次郎 赤い衝撃 第27話「母と娘のさすらいの旅」秀夫は友子にトランクを渡すよう要求するが一日だけ待ってほしいと言われる。ジローに騙されたと知らず豪助は怒り心頭で鈴代と友子に迫る。「とうとうワシを裏切ったな!」。豪助は自首を考えていたが「ワシはやりたいようにやるぞ!」とブチ切れ。そこへ秀夫が現れ「あんたが自首しなければ俺が手錠をかける。いいんだな?大山さん」「何~」と血を分けた親子がぶつかり合う。こうしてトランクの秘密書類を巡ってジロー、警視庁、大山産業の三つ巴の争奪戦開始。豪助は北川に接触すると揺さぶりをかける。自分の財産はすべて友子に渡すつもりでいるが、自分が逮捕されればワンマン企業の大山産業は倒産。そうなると友子も鈴代もたちまち貧乏。それでもいいのか?父親として娘が不幸になってもいいのか?「ワシを恨むのは構わん。しかし友子を巻き添えにすることは許さん!あいつを不幸にすることは絶対に許さんぞ!」。そのためにも大山産業を絶対潰してはならない。北川はジローに接触、しれっと書類を取れ戻す。豪助大喜び。「よくやった!やっぱりお前は同志だ!ありがとう!」。しかし「これでお前の役目は終わった。二度と姿を見せるな」。豪助は一度裏切った者は二度と信用しない。「俺を騙したな・・・貴様それでも人間か~!」北川激怒。花瓶で豪助を殴りつけると書類を奪還。秀夫に引き渡す。「これは言うまでもないが鈴代さんと友子さんのことを頼む」。その夜、秀夫は豪助を訪ね明日逮捕状が出ると伝える。「ワシも負けたと分かったら見苦しい真似はせん。よく教えてくれた。礼を言うぞ」。これで豪助という船は沈没する。それでも鈴代と友子はついてくるという。なぜ秀夫が逮捕を知らせてくれたのか?豪助が一日でも家族と静かに過ごしてもらたい、そんな優しさからだった。夜明け前、豪助は大山邸を後にするとJALの飛行機に乗って故郷の高知へ向かう。もし事業が失敗したら高地に戻って裸一貫でやり直す。以前、豪助が話していたことを思い出し、鈴代と友子はJALの飛行機に乗って高知へ向かう。秀夫も豊を白状させると高知へ向かう。「あの人がどんなに悪党でも許せない人間でも間違いなく俺の父親なんだよ。せめて最後ぐらい潔く生きてもらいたいんだ」。その頃、豪助は室戸岬に立って物思いにふけっていた。鈴代と友子も高知入りし、豪助の生家に辿り着く。ボロボロの廃屋で誰も住んでいない。「よくここが分かったな」と豪助登場。そして立身出世エピソードを語る。豪助のモデルって田中角栄か?「学歴も家柄もない漁師の倅、一匹狼のワシが負けたらどうなる?またこの家に戻るほかない。ワシは嫌だ。だからどんな汚い手を使ってでも勝って勝って勝ちぬいてきたんだ。しかしその大山豪助も負けた。しかも自分の息子に叩きのめされた。面白いじゃないか。ワシも親父やおふくろ、弟と同じ野垂れ死にか。それもいいだろ」。鈴代と友子はいつまでも豪助を待ち続けると説得する。三人のやり取りを立ち聞きする秀夫。その夜、三人は旅館に泊まって狂ったように阿波踊りを踊る。「愉快だ。本当に愉快だ。ワシはひとっ風呂浴びてくる」と言ってそのまま旅館を後にする。「鈴代、友子、元気で生きてくれ」。つ・づ・く
2021年02月06日
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犬も歩けば棒がある!カルタなら僕も大好きです! 星桃次郎 赤い衝撃 第26話「娘は悲しい・・・父二人の争い!」文子はショックから立ち直っていないが執念深い女。秀夫に一日も早くミサコと結婚してほしいと迫る。今や友子はほぼ普通に走れる。その様子を見ている北川。これが父親の愛情というものか。「不思議なもんでね。あの子が自分の娘だと思うと可愛くて仕方がない」。北川にとって大山産業乗っ取り計画はもはやどうでもいいこと。そしてプレゼントのハンドバックを持って友子を訪ねるが、おじいちゃん掴み合いになる。友子は北川にそっとコップを差し出すとビールを注ぐ。「プレゼントありがとうございました」。ビールを口にする北川。「こんな旨いビール初めてだ・・・」。この18年間鈴代のことを考えない日はなかった。今でも一人でいるのは鈴代が忘れられないから。その鈴代が自分の子どもを産んでいた。それを知った時、急に温かい家庭が欲しくなった。これまでの真っ暗な人生に光が灯ったような気がした。生きていて良かった。「だから時々でいいから友子さんと会うことを許してくれないかな?」。友子には今でも豪助が父親だが「何度でも会ってもいい」と許す。北川に見捨てられた政子は一部始終を豪助に報告。にこにこムードの中、秀夫が訪れ5月の競技会にエントリーしてきたと報告。そこへ豪助が現れ北川と衝突。「あんたが何と言おうと友子さんと会う!友子さんは優しいね。俺と会うことを許してくれた。何故だか分かるか?友子さんの身体にはあんたの冷たい血が流れていないからだ!」。ぶち切れた豪助にクビを宣告されるが「私はあいつの息の根を止める切り札を持っている」。翌日、膨大な書類を持ち出してトランクに詰め込む。秀夫はトランクを渡すことを要求するが一日だけ待ってほしいと言われる。書類を精査すれば豪助の背任、横領など一発で分かる。下手に豪助を強請るよりも、書類を警視庁に提出して逮捕させたほうが豪助を叩き潰す近道だ。北川自身も逮捕を覚悟している。その計画にジローも賛成。北川はトランクを友子と鈴代に預ける。豪助が真人間になれば友子が幸せになれる。秀夫にそう言われた北川は友子から秀夫にトランクを渡してほしいと説明する。豪助が逮捕されれば文子も体調を取り戻し、友子との結婚も認めてくれるだろう。北川はそこまで考えていた。すべては友子の幸せを願ってのこと。その話を政子は豪助に報告、小芝居をしてトランクを奪取しようとするが失敗。その夜、友子と鈴代は豪助を訪ね自首を勧める。豪助は応じないが、鈴代は自首するまで誰にもトランクは渡さないと約束する。翌朝、ジローはすっかり豪助が逮捕されたと思い込んでいたが、どの新聞も報じていない。ブチ切れたジローは北川をぼこぼこにする。ついでに政子も半殺し。おじいちゃんを脅してトランクを奪うと早速豪助に電話。「トランクを誰が俺に渡したか教えてやらあ。友子だよ。手前の可愛い娘よ」「本当か?」。ジローの噓を真に受けて友子の写真やトロフィーに怒りをぶつける豪助。次回最終三部作スタート。
2021年02月06日
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気にするな。純潔なんて必ず失うものよ。 星桃次郎 赤い衝撃 第25話「私の出生の秘密が今・・・・」雄作の葬儀で半狂乱する文子。和解ムード一転、友子と鈴代に怒鳴り散らす。豪助も激怒。北川はジローが勝手にやったと説明するが、警察は豪助の指図だと疑うに違いない。秀夫たちは必ず豪助と北川を逮捕してやると宣言。「やっぱり秀夫はだめだな。こうなったら最初の方針通り友子を育てよう。ウサギを取り戻して良い婿を見つけてやれば立派な後継者になる」と豪助もころころ変わるな。おじいちゃん宅で江崎を囲んで鍋パーティーの帰り道、江崎は友子に必ず秀夫と結婚するよう宇津井ズムを発揮。二人をピーピングする北川と政子。二人は本当の親子では?江崎と鈴代が結婚するとの噂も広がっている。鈴代は勤務中の江崎に弁当を差し入れ。そこに豪助登場。「なるほど。こういうことか。仕事場まで押しかけてくるとは呆れた奴だ」。二人の仲を疑う。「18年前、妊娠して困っていたお前と結婚して友子を産ませた。その恩を忘れたのか?」。そのことを鈴代は今でも感謝している。「だったら何故帰ってこん!?ワシに尽くせ」って追い出したのアンタでしょ?「友子は江崎の娘だろ?」と詰め寄るが否定。江崎は妊娠した鈴代を置いて留学するような無責任な男ではない。「友子は間違いなく北川さんの子どもです!」。そのやり取りを廊下越しに聞いていた北川は激しいショックを受ける。「そんなばかな・・・」。鈴代と江崎はイイ仲だったが交際には発展しなかった。その後、鈴代は大山産業に出入りするようになり北川と知り合う。「俺はアンタの明るい性格が大好きだった。結婚の約束までした」。しかし豪助の身代わりになって刑務所行き。友子を身籠ったことを知らなかった。事情を知ったうえで豪助は鈴代と結婚したが、北川にとってはすべてをぶち壊した張本人だ。たとえ豪助が18年間友子を実の娘のように育てたとはいえ「血のつながりはどうなるんだ!」と北川は憤る。豪助が秀夫との血のつながりをこだわるように。友子は文子を訪ねるがショックを受けたまま口もきけない。一方で秀夫との結婚を願う。公園で抱擁。罪の意識があるんだかないんだか。人間てこんなもんなんですかね。足の経過も順調。江崎とのリハビリ中、豪助登場。強引に友子を連れ戻そうとするが、北川が反旗を翻す。「大山~あんたが何をしようと俺は黙っていてやる。秘書として働いてやるよ。しかし友子には手を出すな。それだけは絶対に許さん。俺は父親として友子を守る。あんたには絶対に渡さん!」。そのやり取りを友子が聞いてしまう。豪助、北川、江崎を前に友子は「一人にして!」と立ち去る。おじいちゃん宅に立て籠る友子に江崎が説得開始。江崎は結果的に鈴代を捨て学問を選んだ。鈴代を苦しめてしまったことを責め今でも結婚はしない。しかし「父親は誰だっていいじゃあないか。君には鈴代サンという立派な母親がいるじゃあないか。二人で愛し合っていれば十分じゃあないか。違うか~?」と言うがそれはちょっと違うのでは?でも単純な友子は納得。「どんなことがあっても負けちゃだめだぞお」。そして友子は少しずつ走り出す。並走する秀夫。二人を見守る鈴代。その後ろに北川が立っている。「大山豪助は俺の大事なものを片っ端から取り上げた。あんたも、将来の希望もね。だが友子さんだけは渡さん」。ラスボスは北川だった。つ・づ・く
2021年02月06日
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いい歌謡曲ですね。都はるみでしょ? 星桃次郎 赤い衝撃 第24話「お願い 私を一人にしないで!」友子のガッツに大門先生は特別に合宿への参加を認める。場所は箱根。練習の帰り、たまたま見かけた秀夫を車で送る。それを文子が目撃。帰宅した秀夫に友子とは二度と会わない約束ではなかったのかと激しく詰め寄るがそんな約束してたっけ?秀夫も送ってもらっただけだと説明するが、会っていることに違いはないのでは?友子は自分のために周りの人を不幸にしてはいけないと日頃から思っているが、実際には結構エグイことになってますよ。今や大山邸には豪助と政子しかいない。第1話だけ登場したお手伝いさんは?豪助の逆鱗に触れてクビになったのか?政子はかいがいしく豪助の世話を焼くが下心丸出し。「お前誰かと結婚する気か?誰だその馬鹿者は?」。相手が北川と知って「あいつと一緒になってワシの財産を手に入れるつもりか」とズバリ指摘。しかし豪助は秀夫以外に譲るつもりはない。それを聞いた北川は「近いうちに奴の財産を根こそぎ取り上げて死ぬ以上の苦しみを味わせてやる」とジローに語る。そんなこんなで箱根で合宿開始。大門先生は友子に無理をさせないよう買い出しを頼む。その途中、友子はすれ違ったバスの乗客に雄作の姿を目撃。営業所を訪ねるが確かな情報は得られず。観光客ではなく旅館の従業員っぽい。しかし運行ルートの間に旅館は何百軒とある。友子はしらみつぶしに調査開始。鈴代とおじいちゃんも手伝うことになる。おじいちゃん腰が悪かったのでは?友子も特別に認めてもらった合宿を放棄か?とんでもない人たちです。そしてついにとある旅館で雄作に似たボイラー技師がいることを突き止める。番頭(マスオさんの声の人)いわく無口でよく働くとのこと。勝手にボイラー室へ侵入すると雄作発見。そこへおじいちゃんから連絡を受けた秀夫も登場。雄作は今も三千万円と秀夫の出生を気にしていたが、秀夫の説得を受けて帰宅することになる。雄作は自分を見つけてくれた友子こそ新田家の恩人だと友子に話す。翌日、豪助が北川に乗っ取り疑惑を問いただしているところに乗り込み「私は秀夫と力を合わせて必ずお前を叩き潰す!覚悟しておけ」とわざわざお知らせ。秀夫を巡って激しく衝突する二人の父親。豪助は「最後に物を言うのは血のつながりだ!」と北川に対しても秀夫を必ず後継者にすると宣言。それを聞いたジローは「それほど大事にしている秀夫が死んだら・・・」と楽しく妄想。その夜、新田親子は友子を訪ね、文子が友子のために編んだカバンをプレゼントする。その頃、文子は秀夫のスーツからくしゃくしゃになった雄作の写真を見つけるが、手に取った瞬間に破れてしまう。嫌な予感。「俺は帰ってきて本当に良かった」。にこにこで帰宅する新田親子をジローがピストルで襲撃、秀夫を庇って雄作が撃たれてしまう。すぐさま病院に搬送されるが、手術を開始する前に息を引き取る。半狂乱の文子。つ・づ・く
2021年02月06日
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仕方ない・・・どうぞ。 星桃次郎赤い衝撃 第23話「涙いっぱいの贈りもの」友子は足の指、足首が動くまで回復する。その頃、秀夫は雄作を探すため熱海入り。これだけのために熱海ロケ。雄作はいないがミサコはいた。秀夫を諦めたはずが、諦め切れず熱海までやってきた。その時々で言動が変わるのは脚本家のせいか、登場人物の人格に問題があるのか。友子も秀夫を諦めない。豪助は鈴代と友子を大山邸から追い出す。もう何度目だよ。そのため友子はおじいちゃん宅へ退院。補装具なしで松葉杖だけで歩く友子。回復が異常です。友子の運転する車に乗り込む鈴代、おじいちゃん、豊。誰か運転してやれよ。ある日、友子は母校の陸上部をこっそり見学。自分も走りたい。そこで顧問の大門正明先生にコーチをお願いするがはっきりと断られる。「奇跡というやつは努力に努力を重ねれば必ず起こる。もっと足の訓練を続けるんだ!」と宇津井ズムがうつった豊、鈴代、おじいちゃんに励まされる。その頃、豪助は明日の花見を決定、夜だというのにプールでひと泳ぎ。翌日、友子たちは花見。楽しく過ごしているところに豪助が政子とミサコを連れて登場。友子が陸上のトレーニングを断られたと聞いて、足は治らない=「やはり秀夫との結婚は無理か」といらいら。政子も嫌味をぶっ放しダークな雰囲気になる。ミサコは優しいので友子を励ましながらも秀夫のことに関しては正々堂々と宣戦布告。友子も笑顔で応える。豪助はわざわざ熱海にいる秀夫に友子の近況をお知らせ&檄を飛ばす。「お前の骨も大して役に立たんな。ウサギを二度と走れなくしたのはお前だ!お前も男なら潔く責任を取れ!何が何でもウサギを走らせてみろ!」。親父探しを中止しておじいちゃんとリハビリに励む友子を遠くから見つめる。秀夫は大門正明に友子のトレーニングを直談判。「そんなに言うんだったら君がコーチすればいいじゃないか?」「僕にはコーチの経験がありません」。しかし秀夫が車いすバスケのコーチ、自動車の教習、金属探知機の組み立てなど何でもこなしてきたことを視聴者は知っていた。大門正明は真相を知りコーチを引き受ける。そんなこんなでハードトレーニング開始。鈴代はそのことを豊に知らせる。そこへ風邪をこじらせた豪助が担架で運ばれてくる。夜中にプールで泳いだのが原因。豪助不在の間、社長室に入り込む政子と北川。このまま大山産業を乗っ取れると良いが、北川は豪助が死なない限り無理だと冷ややか。鈴代と友子は食事を用意して豪助をお見舞いするが「さっと帰れ!」と締め出される。友子はスプリンターとして復活することを宣言するが、豪助は夢や作り話は大嫌い。しかし二人が帰った後、重箱に入った食事を口にしながらほろり。そんなこんなで工事現場で親父探しをしている秀夫の前に友子登場。松葉杖なしで秀夫に近寄る。現場のおっさんたちに見守られながら抱擁。いつまでも秀夫を待つと誓う友子。そこにサイレンが不気味に響き渡る。「友子は自分と秀夫との愛が不吉な出来事に引き裂かれるのではないかと慄いた。秀夫も凄まじい不安に襲われた」(ナレーション・中江真司)。つ・づ・く
2021年02月05日
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いけません・・・まだ早すぎます。 星桃次郎 赤い衝撃 第22話「私のすべてを捧げます」早速病院に入院。「また金属プレートをネジで固定するのか?もっと安全で確実な方法はないのか?」と豪助が文句ばっかり言ってますが、今回の騒ぎの張本人はアンタだよ。江崎は金属プレートの代わりに人間の骨、それも友子自身の骨で固定することを提案。鈴代は友子の身体を切り刻むことに反対。豪助賛成。しかし友子に骨盤の骨を削り取る手術と、脊椎を固定する手術、この二つの手術に耐えられる体力があるか江崎には自信がなかった。そんなこんなで秀夫が自分の骨を使ってほしいと江崎に直談判。「よしっ喜んで使わせてもらおうっ」。豊は拒絶反応を心配するが「若いたくましい男の骨だっ」と江崎に説得させられる。秀夫はそのことを友子に報告するが、見舞いに来たミサコが立ち聞きしてしまう。その夜、大山邸に北川とジローが現れ、ジローは居候宣言。しかし「ここにはお前の寝床はない」と豪助にぼこぼこに殴られまくって半殺しにされる。豪助のバイオレンスぶりに北川と政子ビビります。そんなこんなで秀夫は文子に仕事で泊りと噓をついて入院する。しかしミサコから真相を聞いてびっくり、友子の病室へ殴り込む。「あんた大山豪助の娘がそんなに大事なの!?」。自分が雄作を愛しているように秀夫は友子を愛している。「手術だけは許すわ。でも結婚は許さないわ」。そのやり取りを豪助観察。大喜び。手術が成功すれば友子の身体は治る。友子の身体が治れば秀夫は結婚できる。そうなれば秀夫は大山産業の跡取りになる。豪助ご機嫌。そして秀夫の手術開始。成功。江崎と豊は秀夫の骨から作った新しい腰椎を友子に見せる。100均で売っている一番安いハンコそっくりだが「きれい、とってもきれいだわ」と友子感激。その頃、政子は豪助の計画を北川に密告。このままでは大山産業乗っ取りがおじゃんになってしまう。そこで北川はジローに江崎を誘拐させる。病院では江崎が現れないため手術を開始できない。そんなこんなであっという間にジローの犯行と判明。豪助が北川のマンションに乗り込み江崎を救出するが、右手を負傷してしまう。そこで豊に執刀を任せる。そして友子の手術開始。成功。しかし立って歩けるまでまだまだ時間がかかる。秀夫は友子に語り掛ける。「秀夫君は君に骨まで与えてくれた。その愛に応える道はたった一つしかないんだ。スプリンターとして走りまくることだっ!」。そうすれば秀夫と一緒に暮らせる。「江崎が父親であってほしい。いや江崎こそ自分の父親なんだという確信が友子の胸に広がっていった。しかし父親ならどうして黙っているのか?母の鈴代との間にどんな過去があったのか?友子は江崎を慕うあまりどうしてもその秘密を探ろうと心に誓った」(ナレーション・中江真司)。つ・づ・く
2021年02月04日
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それが返事ですか!? 星桃次郎 赤い衝撃 第21話「幻のお父さん 私を助けて下さい!」激痛のあまり意識朦朧のままビーチで倒れている友子を秀夫発見。「僕は一生君を離さないよ!」。そんなこんなで沖縄ロケ&スタッフの慰安旅行終了。一行はJALの飛行機で羽田へ向かう。機長は平田昭彦。何が起きても大丈夫。ところがまたしても友子を激痛が襲う。そこで大阪空港に緊急着陸することになる。その頃、江崎が帰国。偶然、豪助を迎えに来ていた政子から友子の容態を聞いてJALを直撃。乗客の個人情報を聞きまくる江崎と漏らしまくるJAL。JALの許可を得て大阪空港に連絡。友子を乗せた飛行機は着陸態勢に入っているが、着陸の衝撃で大動脈が破裂する危険性がある。「絶対着陸はやめて下さい!」。機体は急上昇。さらに機内の豊と直接連絡を取り、着陸を中止させた理由を説明する。友子の容態から金属プレートを固定しているネジが外れているに違いない。ネジがそばを通っている大動脈を傷つけると出血多量で友子は10分足らずで死ぬ。とりあえずネジの位置を確認したい。金属探知機をレントゲン代わりに使用できないか?都合よく機内に運ばれていたが分解状態。専門家でなければ組み立てできない。「その専門家を呼んで無線で指示するんですよっ!」と宇津井ズム発揮。機内で機械に詳しい人はいないかアナウンスされ「詳しいとは言えませんが僕にやらせて下さい」と秀夫が名乗り出る。その間、乗客たち(※沖縄帰りとは思えないおっさんとおばはんばかり)がしびれを切らせて文句を言い始める。そこで豪助は「ワシは大山産業社長、大山豪助だ」と名乗り、心理的苦痛と経済的損失をすべて賠償するとぶっ放して乗客共を黙らせる。そんなこんなでMATの岸田隊員(専門家)の指示で金属探知機完成。素人が組み立てた金属探知機でネジの位置を確認、江崎が説明したとおりの状態だった。江崎は豊に手術を行うよう指示。背中を5センチだけ切開しネジを取り除く。メスの代わりにナイフやフォーク、カミソリ、麻酔の代わりにありったけの睡眠薬や酔い止めの薬、ドライアイスを使用などなど。「大山~自信の問題じゃない!友子さんをどうしても助ける決意、愛情だよっ!」と豊を説得。さらに友子にも直接説得。「君は私の娘のように可愛いんだ。どんなことがあっても助けたいんだあ!」。燃料の残り時間は1時間10分。そんなこんなで豪快な手術が始まるが、カミソリを掴む豊の手がぶるぶる震える。突然秀夫が豊の顔面を殴打。「貴方を信じてますよ」。カミソリ持ってるのに殴るなよ。燃料が切れるぎりぎりまで飛び続けながら暴動寸前の乗客共をなだめる平田昭彦。そしてネジを無事に取り除くことに成功、羽田空港に着陸する。友子の命は助かった。「それは江崎、豊を始め旅客機のクルーたちが人間の命を大切にするという温かい心で一つに結ばれた謂わば愛の勝利だったのだ!」(ナレーション・中江真司)。今回の話は酷いね。つ・づ・く
2021年02月03日
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俺にやっぱり好意持ってるんだよ。 星桃次郎 赤い衝撃 第20話「涙の恋 サンゴ礁の海に散る」秀夫は旅行代理店で沖縄のポスターを目にする。JALに個人情報を聞き出すと友子が沖縄へ行ったことが分かり沖縄へ向かう。豪助から情報を得たミサコも秀夫の後を追って沖縄へ。飛行機はJAL。友子は入水自殺を図ろうとするが、激痛のため身動きできない。そこへ謎の老婆(赤城春恵)が現れ友子を助ける。イントネーションがものすごく適当。機を織りながら民謡を口ずさむ老婆。着ている服もどことなく変。ハリウッド映画に出てくる日本人のような描かれ方。『ゴジラ対メカゴジラ』もすごかったがこちらも良い勝負。そんなこんなで連日浜に足を運ばせる秀夫。追うミサコ。たまらんミサコは秀夫に後ろから抱き着く。それを友子目撃。たまらん友子はサブタイトルでは「サンゴ礁の海」なのですが、天候が悪かったせいか日本海のような海で入水自殺を図る。それを老婆目撃。「あんた死ぬとやったばい!死ぬなんてとんでもねえことだよ!」。もうどこの人間なのか分かりません。老婆は沖縄戦で失った家族のことを話すが視聴者にはあまり伝わってこない。その頃、鈴代は豪助から沖縄行きを反対され、大山邸を追い出される。このパターン3回目くらい?ついでに豊も出て行ってしまう。秀夫は豊から友子の背中の金属プレートについて聞かされる。何かの弾みで破損すると炎症を起こし、生命の危険も及ぼしかねない。そんなこんなで鈴代は沖縄へ。腰が悪いはずのおじいちゃんまでついてくる。そんなこんなで秀夫は友子発見するが「私ここにいたいの。ここで自分一人の力で生きていきたいの」。しかし本心はミサコへの嫉妬。その他色々。秀夫も「今まで通り二人で力を合わせていこう」。めんどくさい人たちだなあ。そんなこんなで全員合流。エメラルドグリーンの海に向かって『禁じられた遊び』を笑顔で演奏する友子。来年の夏は二人でこの浜を走ろう。秀夫にそう言われて夢いっぱい。しかし背中に激痛が走る。鈴代から連絡を受けた豊は沖縄へ。ついでに「娘が倒れたと聞いて放っておけるか」と豪助もついていく。飛行機は全員JAL。豊はただの筋肉痛だと言うが、本当は何らかの理由でプレートが傷つき脊椎が炎症を起こしていた。痛みに違和感を覚える友子に豪助は正直に痛みの原因を説明する。ついでに「お前の背中はそれほど弱くてもろい。しかしお前はワシの娘だ。一生面倒を見る。ただし秀夫との夫婦生活は無理だ」と説得攻撃。ついに友子は秀夫との結婚を諦める。これ以上秀夫に迷惑をかけたくない。その話を聞いて秀夫激怒。豪助をプールに突き落とす。つ・づ・く
2021年02月02日
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君!僕にも・・・それ。 星桃次郎 赤い衝撃 第19話「さよなら 私は海に消えます」友子は卒業式を迎える。よく卒業できたな。しかも卒業生を代表して総代に選ばれる。豪助は総代になって当たり前、勉学に励んだ努力は認めるが秀夫に対する努力は認めないと手厳しい。豪助は血のつながった親族にしか会社を任せるつもりはない。何が何でも秀夫を手に入れるつもりだが秀夫は猛反発。母親の面倒を見るため約束を破って大山邸を出ていく。三浦友和のソフトな芝居に騙されてしまいがちですが、一見紳士的に見えて結局秀夫は友子をどうしたいのかよく分からない。豪助もそのあたりにイラつくのでしょう。そんなこんなで友子の車でドライブ。大学時代に行った沖縄の海を見せてあげたいと話し、いつか二人で行こうと約束する。秀夫が帰宅するとミサコが文子の面倒を見ていた。健気で立派、押すばかりではなく引く時は引く。かなりできた女性ですが秀夫は関心なし。そしてまた友子は秀夫にツンデレ。豪助は文子に「秀夫と友子を結婚させろ。そうすれば全部水に流してやる」とお見舞いのフルーツ持参で脅迫。「お前と新田の生活費も出してやる」とまで言い放つが徹底拒否。そこで作戦変更。秀夫とミサコを結婚させようとする。豪助はマロン製菓の重役。大杉家とは親戚みたいなもの。ミサコなら文子も気に入る。友子には秀夫を諦めさせる。ミサコには「体当たり体当たりを重ねればいつかきっとものになる」とグッドアドバイス。豪助の完璧すぎる作戦。早速作戦実行。友子に秀夫を諦めろと剛速球で説得。「お前の面倒はワシが一生見てやる。財産も分けてやる。だから秀夫とは今日限り二度と会うな」。そして秀夫はミサコと結婚させると宣言。秀夫をマロン製菓の重役にして、マロン製菓を乗っ取れば秀夫はワシのもの。反対する鈴代に手を上げる豪助を友子が止めようとするが、勢い余って投げ飛ばされてしまう。その時、背中を強打、今までに感じたことのない激痛が走る。友子は豊にさりげなく身体のことを聞く。絶対に悪くならない保証はない。脊髄を保護するために接続した金属プレートに異常が起こった場合、再び下半身が麻痺する恐れがあるという。具体的に言うと背中に激しい痛みが発生した時。そして卒業式。総代の務めを果たし秀夫と接吻。しかし「私を探さないで」と書き置きを残して家出をする。なんとJALの飛行機に乗って。目的地は沖縄。浜辺を這いつくばってサンゴ礁の海に向かう友子。つ・づ・く
2021年02月01日
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