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宇宙に平和が来るまでは。。。座頭市物語 第13話「潮風に舞った千両くじ」 脚本 直居欽哉・原田順夫 監督 井上昭勝新多忙のせいかゲストの原田芳雄中心にお話が進む。酔っ払った男(原田芳雄)が道の真ん中で寝ているため通行の邪魔。市は男を介抱する。男は寝言で五郎蔵をぶっ殺すと言っている。腕に入れ墨が入っているため島帰りらしい。男の名前は勝浦の新助。名前の通り勝浦の出身。勝浦と聞いて市は潮の香りがすると言って懐かしがる。新助は介抱してくれた礼に紙切れを渡す。市には何だか分からない。茶店で聞くと成田山の富くじだった。さらに駕籠かき連中に富くじを見せると千両の当たりくじだった。こんなものをもらう訳には行かないと市は勝浦へ向かう。新助は三年ぶりに妹のおはつと再会する。新助にはおはま(赤座美代子)という女房がいたが姿がない。おはつはこの土地から出ていこうと言う。勝浦一帯を仕切っているのが五郎蔵親分(小池朝雄)。新助は五郎蔵親分の許へ挨拶に伺う。五郎蔵親分は新助が島送りになっている間、おはまに小料理屋を出すなど面倒を見ていたというが二人はデキていた。新助はそのことを知っていた。おはまにとって今や新助は煩わしい存在でしかない。市は勝浦へ向かう途中、子どもたちと凧あげに興じたりしてほのぼの一人旅。そんなこんなで新助と再会。当たりくじを返そうとするが、新助はやったものは受け取れないと突き返す。市も貰う訳には行かないと押し問答。その頃、五郎蔵親分は子分の岩松(阿藤海)と悪の相談中。おはつを餌にして代官の佐上(金田金男の父親)を抱き込む予定だったが新助が戻ってきた。どうしよう?そこへ市がぶらりとやってくる。五郎蔵親分は昔馴染みの市に邪魔者を片付けてほしいと頼む。市は相手が新助と知ってびっくりする。ついでに五郎蔵親分の紹介でおはまを按摩しながら当たりくじの一件で困っていると思わずポロリ。それを聞いたおはまは新助の許へダッシュ。新助に当たりくじを受け取るよう勧めるが、新助はぶち切れて反対。そんなこんなで岩松は兄貴分の辰三(山中隊員)と一緒におはつを拉致、代官の佐上に差し出す。萌え萌えの佐上からおはつは何とか逃げ出し、入れ替わるように新助が乗り込む。おはつは逃げる途中、市とぶつかる。「兄さんを助けて!」と身体を寄せるおはつの懐にそっと当たりくじを入れると新助を助けに向かう。新助は身動き取れないよう網を掛けられていた。五郎蔵親分はやってきた市に新助を居合で斬ってほしいと頼む。市は新助を斬るが血は流れていない。五郎蔵親分は市の居合に感心するが、それは市の芝居だった。市が斬ったのは網だった。市と新助が五郎蔵一家を斬りまくる。そして新助は五郎蔵にとどめを刺す。その様子を見ていたおはまは態度を一変、新助にすがりつくが捨てられる。その後、新助とおはつは勝浦を発つ。おはつは懐に当たりくじが入っていることに気がつく。新助は市に返そうとするが、市は逃げるように姿を消していた。お・わ・り
2021年04月29日
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バカ者!座頭市物語 第12話「やわ肌仁義 」脚本 高岩肇 監督 倉田準二『仮面の忍者赤影』のメイン監督・倉田準二が勝プロに合流。手堅い仕上がりでしたが、体質的に合わなかったのか大映京都系での登板はこれ一本のみ。市が河原で休憩、沢蟹と戯れているとイケメン渡世人(上月晃)が声をかけてくる。市は女と見抜くがイケメン渡世人は否定。上月晃は元タカラヅカの男役なのです。その後も茶店や賭場で顔を合わせることになる。イケメン渡世人ことおせいは女であることを明かし賭場を仕切る権蔵親分(ダイバダッタ)の許で草鞋を脱いでいた。そんなこんなでおせいと市はボロ勝ち。二人は居酒屋で祝杯を挙げる。おせいは「水みてえだ」と言ってがぶがぶ飲むが何だか無理して飲んでるみたい。そこへ権蔵一家の子分たちが迎えに来るが「俺の体に触るんじゃねえ!」と追い返す。そして酔いつぶれて「お父つあんは死んじゃったよお」と口にしてしまう。市は居酒屋の親父に頼んで泊まらせてもらうことになる。翌朝おせいは市に介抱されたことに気づく。その後、酔い覚めに朝風呂へ浸かる。市は朝風呂の誘いを断った代わりに湯上りに女の赤い着物を用意するが「こんな物着れるか」と元祖藤波竜之介もしくはサファイヤ王子。市はおせいが権蔵親分の命を狙っていることを知っていた。そして仕込み杖を瞬時におせいの首に突き立てると田舎へ帰るよう諭す。その頃、居酒屋では権蔵一家の猪之吉(ブニョ)たちが今日もタダ酒飲んで大暴れ。居酒屋の親父がツケを請求すると逆ギレ。そこへ市が現れブニョではなく猪之吉を居合で脅してツケを取り立てる。親父大喜び。親父によると権蔵は妾のおはつ(美山咲子※『ウルトラマンレオ』の撮影直前)には頭が上がらないという。猪之吉もおはつにタジタジ。僅か数ヶ月後には立場が逆転しますが。エロい権蔵はおせいをモノにしようとしていたが、モーレツな焼きもちのおはつは嫉妬していた。そんなこんなで権蔵はおせいを押さえつけると自分の女になるよう迫る。そこにおはつが乗り込んできたため権蔵&猪之吉タジタジ。一方おせいは監禁されてしまう。その後、八州見回りの役人が権蔵の許に現れ情報提供。権蔵の命を狙っている奴が宿場に入り込んでいる。しかも女で、かつて権蔵が殺した富岡の源八の一人娘・おせいだと言う。おはつはおせいを逃がそうとし、市におせいを連れ出すよう協力を求める。その夜、宿場町では花火大会が行われる。取り仕切っているのは権蔵一家。権蔵はおせいを人質に取って市を誘い出す。次々に花火が打ち上げられ、爆音が響く中、市は権蔵一家の子分たちを斬りまくる。そしておせいに父親の敵を討たせる。次の日、おせいは髪を結い直し、市が用意した着物を身にまとい女の姿に戻っていた。しかし市は旅に出た後だった。「市さんに見てほしいのに・・・」。お・わ・り
2021年04月27日
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俺もお前も名もない花を踏みつけられない男になるよ。座頭市物語 第11話「木曽路のつむじ風 」 脚本 浅井昭三郎 監督 黒田義之これもパッとしないお話。勝新が脚本と演出に多忙だったせいか市の登場は限られてます。市とやくざが乱闘。市は何人か斬って逃げるが、馬泥棒に間違えられて牢屋へ放り込まれてしまう。しかし追手から逃れるには都合がよかった。医者の玄庵(木村功)の許に甚五郎一家が乗り込んで来る。玄庵は腕が良く、治療費を受け取らないことから村人たちに慕われていた。甚五郎親分は村人を押しのけ、怪我した足を治せとゴリ押し。その後やくざで十手を預かっている佐平次(石橋レンジ)を訪れ、座頭市ぶっ殺しの応援を求める。甚五郎親分を足を斬ったのは市だった。佐平次は根回しをして市を解き放す。何も知らない市は飯屋でランチ。そこへ甚五郎一家の子分が襲撃するが瞬殺。その傍で酒を飲んでいたのが弥七(橘刑事)。弥七は銃の使い手であり、十両で市を仕留めると助っ人を申し出る。佐平次ニコニコでスカウト。そんなこんなで市は弥七の銃で撃たれて姿を消すが生きているかもしれない。佐平次と甚五郎親分は約束が違うとブチ切れ。しかし弥七は「殺す」とは約束していないと屁理屈を言い、殺してほしければさらに三十両の報酬を要求する。その頃、大怪我をした市は百姓の小屋に身を隠していた。百姓から消毒用の焼酎を求めるとまずはごくごく飲みまくり。「うめえ・・・」。続いて傷口にぶっかけ。勘と音だけで撃ち込まれた弾を自分で摘出する。百姓から呼ばれた玄庵は市の治療を始める。そこへ甚五郎一家が乗り込んで来る。市は玄庵が忌み嫌うやくざだが今は病人。市を巡って揉み合いになるが一旦引き揚げ。弥七は元医者であり、玄庵は弥七の師匠だった。そして玄庵の娘・美根とは将来を約束した仲だった。仕事を果たすことができず、良心の呵責にも耐えられずやけ酒。三十両を子分連中に叩き返す。そんなこんなで寝ている市を甚五郎一家の子分たちが襲撃するが、市は横になったまま瞬時に斬り倒す。その様子を見ていた玄庵は早く身体を治して出ていくよう言いつける。その後、山へ薬草取りに行くが偶然ヤバい葉っぱも発見。ついでにヤバい葉っぱを収穫していた村人たちを発見する。ヤバい葉っぱは金になり、佐平次が買い上げているという。怒り心頭の玄庵は佐平次の許へ乗り込むが、返り討ちにされてしまう。戸板に乗せられて家に運ばれるが、玄庵の意識は朦朧としている。様子を見に来た弥七に市と美根は説得。弥七は水を浴びて酔いを醒ますと玄庵を執刀する。そして市は佐平次と甚五郎親分たちの許へ。縁の下に潜り込み誰にも気づかれないよう佐平次の座っている畳をぐるりと切る。ニコニコ酒を飲んでいた佐平次はすっぽり床下へ。自分だけ目線が下がっている。甚五郎親分たちもおかしいと思った瞬間、佐平次の身体と床下から水芸のように血潮が噴き出す。同時に市も姿を現し、甚五郎親分たちを瞬殺する。その頃、手術は無事に終わり、玄庵の命は救われる。美根は市を探すが、既に市は村を去った後だった。お・わ・り
2021年04月26日
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皆さんさよーならー。 小美人座頭市物語 第10話「やぐら太鼓が風に哭いた」 脚本 直居欽哉 監督 田中徳三まさかの凡作。市はめし好きのデブ少年・大八(中村光輝)と知り合う。大八は相撲取りだが、兄弟子に頼まれ金を使い込んだことにされ、親方からクビを言い渡されていた。しかも捨て子のため今更育ての親元にも帰れず。そんな複雑な事情を抱えたピュアボーイ。市と大八は赤松一家の賭場へ。かなりのピュアボーイの大八は空気を読めず、出された寿司をパクパク食べまくり。賭け事に関心なし。趣味めし。金なし。遊びもしねえで寿司ばっか食いやがってコノヤロー!とやくざたちが怒るのはご尤も。そこで市が賭場のお作法を教えてとりあえず一枚だけ駒札を購入。市のサポートでぼろ勝ち。これでは商売あがったりのため胴元はお辰(チャータム)に壺を振らせるが、市は壺の音色の違いでいかさまと見破る。大八はすっかり市に心酔、 ばくち打ちになりたいと言うが、市は親元へ帰って親孝行しろと諭す。 大八の本当の父親・仁兵衛(神山繁)は元やくざの親分。今は足を洗って蕎麦屋のオーナーだが、奉納相撲の仕切りは続けていた。そんなこんなで赤松一家の赤松親分(辻平内)は子分を使って市を襲撃、金を奪い返そうとするが瞬殺。そこで浪人の相馬弥十郎(佐原博士)が用心棒に名乗り出る。市は儲けた金を大八と半分にして別れた後、仁兵衛の店でざるそばを食レポ。仁兵衛は娘のお千代(美山いずみ※『ウルトラマンレオ』の撮影直前)と二人暮らしだが、18年前に女房が旅先で身体を壊し、止むを得ず子どもを天狗岩に置いてきたことがあったと話す。そんなこんなで赤松親分は仁兵衛に相撲の興行権と市を差し出すよう迫るが、仁兵衛はどちらも断る。仁兵衛とお千代が江戸から相撲取りの到着を待っていると大八が現れ、市と再会を果たす。大八のしこ名は天狗岩。仁兵衛が子どもを捨てたのも天狗岩。干支は猪。仁兵衛は大八が自分の子どもだと確信する。そんなこんなで市は赤松一家に乗り込んで滅多斬りにする。仁兵衛は大八に自分の子どもにならないかと声をかける。大八も自分の父親の名前が仁兵衛だったことを思い出す。その頃、市は用心棒の相良と対決。勝負は一瞬にして終わる。お・わ・り
2021年04月22日
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もう止められへん(このブログが)。座頭市物語 第9話「二人座頭市」脚本 高橋二三 監督 勝新太郎今回のゲストは何と植木等。天神一家の賭場に敵対する川端一家のやくざたちが難癖をつけてくる。壺を振っていたおけい(香川照之の母親・夕月かまぼこ)はこっちには座頭市が付いていると言うと蝋燭の明かりを吹き消す。「暗くなりゃ五分と五分・・・」。座頭市(植木等)に凄まれてあっさり退散するやくざたち。その話を耳にした市は「座頭市がこの宿場にいる?するってえとこの俺は誰だ?」とボケる。天神一家の升五郎親分(遠藤太津朗)は偽物とは知らず丁重にもてなすが、酌を受けることすらできない動作に違和感を覚える。そこに市が呼ばれて「座頭市」に按摩をすることに。市は客が幼馴染のコブ市と気づく。コブ市も按摩がボロ市と気づき二十年ぶりの再会を喜ぶ。市は子どもの頃ボロ市と呼ばれていた。コブ市は自分についていれば不自由はさせないと言って市を連れて飲みに出かける。そこへ川端一家のやくざたちがやってくる。コブ市が調子に乗って牽制するが、刀を抜けと迫られあたふた。しかし市が瞬時に滅多斬り。コブ市がおけいと共になって一年。二人の間に何もないことに不満を持っていたが、所帯を持つまできれいな体でいたいなどとおけいに言い切られてしまう。市はコブ市のインチキな生活を戒め「お前さん本当の座頭市なんですかい?」と核心を突く。「お前さんみたいに座頭市座頭市って名乗ってると終いに冗談じゃ済まなくなりますよ。心の優しいコブ市さんが人を斬れますかねえ」と忠告するが「ウヒヒ。全然人なんか斬らなくていいんだ。みんなおけいが方をつけてくれるんだ。あんないい女いねえなー」と意に介さず。おけいと知り合ってから世の中が、目の前が明るくなった。「お前にもこの明るさ見せてやりてえよ」。そのやり取りを聞いておけいは笑いが込み上げてくる。そして金で雇った女をコブ市に抱かせる。コブ市がおけいと信じて夢中になっている間に市と接触。コブ市の代わりに「座頭市」としてスカウトする。「あの人嫌なのよ、勘が悪くてさあ」と散々市を口説く。翌朝コブ市は「昨日おけいと出来ちまったんだよ~」とご機嫌。市は「お前さんは昔から勘も悪けりゃ鼻も悪い」枕の残り香と鬢付け油の匂いが同じか思い出せと言う。危ないことから足を洗って按摩に戻れば「長生きは出来るし幸せに暮らせるんだよ」と言い聞かせるがコブ市猛反発。その日、升五郎の許に川端一家から座頭市の首を渡せと喧嘩状が届く。おけいは「座頭市」の首を取れば天神一家の名が知れ渡ると進言し「座頭市」が本物ではないと告白する。偽物でも「座頭市」の首を渡せば升五郎の名前は上がる。おけいに丸め込まれたと升五郎はコブ市にどうやって人を斬るのかとかまを掛ける。「そりゃ風でこう感じるんですな…」「へえ~じゃこれはどうだ?」と酒をぶっかけたり銚子を投げつけたり。さらに酒を無理やり飲ませて安来節を踊らせる。食べ物も投げつける。もっと酒を飲ませる。升五郎の横でおけいはコブ市の姿を黙って見ている。升五郎たちは泥酔したコブ市を川に連れ出し殺そうとする。泣き喚くコブ市。そこに市が現れる。「泣くんじゃねえ泣くんじゃねえもう心配するこたねえよ」。市は天神一家を滅多斬りにする。おけいが本当にいい女だったら「どこにいてもお前のとこに来るだろうよ」。一部始終を見ていたおけいはその一言に表情を曇らせる。「女なんてもう懲り懲り。ウハハハ」。市とコブ市は旅に出る。前後左右が出鱈目のコブ市を市がサポート。笑い合って楽しそうな二人。お・わ・り
2021年04月19日
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寝る。座頭市物語 第8話「忘れじの花」 脚本 奥村利夫(勝新太郎)・東條正年 監督 勝新太郎市は首を括ろうとしていた女郎のお菊(十朱幸代)を必死になって止め、さらに連れ戻しにきたやくざたちを滅多斬りにする。その後、女郎屋のオーナー・辰蔵からお菊の証文を取り戻す。二人は何となく旅を共にする。お菊は身の上話をする。好きな若旦那と駆け落ちして「竜宮城」へ連れて行かれた。「竜宮城」には乙姫様がたくさんいて色々な浦島太郎に乗られてしまった。若旦那は自分から玉手箱を持って陸に上がりそれっきり。翌朝、酷い霧で何も見えない。「見えねえとかかりゃこっちのもんだ。この手にお掴まりなさい」と言いながら市は足を踏み外して転落。「お前さんの名前と同じ花だ」と言って野菊を掴んで這い上がってきた市にお菊は心を打たれる。二人は一軒家を借りて泊まり込むことにする。お菊は三味線が弾けた。そこで市は按摩、お菊は三味線の門づけで稼ぎに出かける。お菊は土地の親分・松蔵(ムーミンパパの声の人)に気に入られる。ニコニコの二人。「お菊さん喉がいいから」。見上げると満天の星空。市には見えないが「じゃ明日は晴れますよ」と応える。翌朝二人は大家のばあさんに付き合って野菜の収穫を手伝いスローライフ満喫。ある日、松蔵はいかさまをした遊び人・佐吉(山城新伍)をぶっ殺そうとする。佐吉は逃げ回った挙句、偶然お菊と再会。「お菊!私だよ…私だよお菊」。佐吉を無視するお菊に市は「困っている時は助けてやるもんで」と連れて帰る。佐吉はお菊がかつて駆け落ちした相手だった。お菊は市のことを聞かれ「亭主」と答える。佐吉爆笑。「按摩さんがお菊の亭主だなんて(笑)それじゃお菊のどことどこに黒子があるか知ってるかい?アハハ」「まだそこまでは」「そうだよな。お前さん見えねえもんな。プププ」。ブチ切れたお菊に佐吉逆ギレ。市は仕込み杖を抜こうとするがお菊に止められる。市が座頭市と知ると佐吉は「手前も地獄に堕としてやらあ!」と捨て台詞を吐いてとんずら。こういうことは慣れていると話す市にお菊は申し訳なく思う一方、今の生活に満足していた。「生きていることがこんなにいいものだとは。親にも教わったことがないよ。おかみさんにしてくれない?無理だよね」。お菊のプロポーズに市タジタジ。そんなこんなで松蔵の許へ助っ人として辰蔵たちがやってくる。さらに佐吉が座頭市とお菊の情報を提供。謝礼ゲットと思いきや、いかさまのけじめとして松蔵に脇差でずぶずぶと突き刺される。その夜、市は松蔵から門付けに呼び出されたお菊の後をつける。松蔵はお菊に迫る。「お前え目の不自由な亭主を抱えてるんだってな。気に入った」。さらに辰蔵も「座頭市を叩き斬ってお前の体に十年の年季をくれてやらあ!」と言いつける。そこに市が現れ全員滅多斬り。しかし市を庇ってお菊が刺される。市に抱えられたお菊は星空を見ながら「きれい…明日は晴れるわね」と言って息を引き取る。翌朝、待ち構えていた追手を瞬殺。市はとぼとぼと旅を続ける。その姿に道端に咲く野菊が重なる。お・わ・り
2021年04月18日
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男なら~。 佐野史郎座頭市物語 第7話「市に鳥がとまった」 脚本 池田一朗(隆慶一郎) 監督 田中徳三今回のゲストは何と石原裕次郎。やくざ同士の抗争。市は角政一家の助っ人に雇われバイト感覚で参加。そこに藩の鳥見役・三沢半平(石原裕次郎)が現れ「鳥も何かも驚いていなくなってしまったではないか。馬鹿者が!ここはお狩り場だ。早々に引き上げい」と告げる。角政親分(やまりん)ぶち切れるが、市が仕込み杖を一振りして角政一家を威嚇。引き上げたものの角政親分の怒りは収まらず。いつまでもぐちぐち言い続ける角政親分に今度は市がブチ切れ。報酬を叩き返して一家を後にする。さっさと街を出ようとしていると伍助という若者に弟子にしてほしいと呼び止められる。「お前さんの商売は何でございやす?」「…百姓だあ」その一言を聞いてぶち切れ。伍助の顔面を殴打。「お百姓しているのが何が恥ずかしいんだ?お百姓の世間の人のためになる仕事だぞ」。伍助は五男坊で役には立たないためやくざになろうと思ったと話す。「やくざってなあ人間のクズよ。分かったな。家へ帰えるんだ。帰えるんだよ」と追い払う。その後、市は半平と再会し無益な殺生をしなくて済んだと互いに礼を言う。半平の肩に鳥が止まっているが、殺気がある市に止まろうとしない。角政親分は家老の島田甚左衛門となかよし。島田は角政親分に邪魔者の半平抹殺を命令する。半平は軽輩だが殿様と幼馴染であり、剣の腕前は道場でも五本の指に入る。そんなこんなで半平、市、後からついてきた伍助の三人は焚火を囲んで一夜を過ごす。伍助は半平が殿様の友達と聞いて驚く。それでも働かないといけないのか?「俺は好きでやってるんだが食わなきゃならんしな」。貧しさに身分は関係ない。半平の場合「鳥や獣と心が通じることで結構楽しくやってるがな」と話す。半平の佇まいに憧れた市は翌朝、鳥たちにフレンドリーに接するが相手にされない。「あっしは目が見えねえもんだから年がら年中ピリピリしてるけどお前さんたちに何かしようってんじゃねえんだよ。仲良く…ダメかねえ」。半平は市にものすごい殺気があると指摘する。市も半平に殺気を感じるが、一度も人を斬ったことがないと言う。「侍なのにな」。角政親分は半平を襲撃しようとするが、市が付いていると知って警戒する。市は仕込み杖を抜こうとするが「それがダメなんだ」と半平に嗜まれる。半平は鳥竿に着けた鳥もちだけで角政一家を一網打尽にする。そんなこんなで伍助の母親と妹が角政一家にさらわれてしまう。伍助に代わって市が二人の救出に向かう。「これがやくざのすることだぞ。人間のクズだ。お前は自分から進んでこのクズになろうとしてるんだぞ」。市は単身乗り込んで角政一家のやくざだちを滅多斬り。そこへ半平が「こら市!余計なことをするな」と駆け付けて島田と対峙。半平は殿へ今回の件について上申書を出したと言う。それを聞いて島田はうずくまる。そして往生際の悪い角政親分を市が叩き斬る。島田が切腹したと聞いた半平は「やっぱり斬らんでよかった。斬っていれば御家断絶だからな」と市に話す。その時、市の肩に鳥が止まる。「市、鳥が楽しそうにお前に喋っているぞ」「え?喋ってくれてますか?じゃあっしのことを怖がらねえでいてくれてるんですね」。お・わ・り
2021年04月16日
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簡単・おいしい・ヘルシー。 松居直美座頭市物語 第6話「どしゃぶり 」 脚本 星川清司 監督 田中徳三市はおせい(朝丘雪路)という女掏摸とすれ違う。おせいは市を激しく憎んでいるが、市には身に覚えがない。10年前おせいは女郎に売られた。その時おせいを見送った又蔵は女衒に身を堕としている。おせいは百姓の娘・お光を売りに行く又蔵を偶然に見かける。かつての自分を観ているような気がしたおせいはお光を買い取る。又蔵はおせいの弟のことも心配していたが、おせいを身請けするためやくざになって稼ごうとした挙句、殺されて死んだと聞く。おせいの弟にばくち打ちになることを勧めたのは又蔵だった。又蔵はお光を梵天の安五郎(藤岡重慶)が営む女郎屋へ連れていくが気分が重い。おせいに目を付けた安五郎は子分たちに後を追わせるが、市に追い払われる。市はおせいから自分がおせいの弟を殺したと知らされショックを受ける。その頃、又蔵は安五郎に足を洗いたいと頭を下げていた。安五郎ブチ切れ。そこに市が現れ、又蔵とお光を助け出す。大恥をかかされた安五郎は泣く子も黙る凄腕の殺し屋・空っ風(ミッキー成田)を雇う。一方おせいは今も自分に惚れている又蔵に市を殺させようとする。そんなこんなで『恐怖劇場アンバランス』風のBGMに乗って空っ風登場。空っ風は安五郎に報酬として百五十両を要求する。市は酒をがぶ飲みするおせいを気遣うが、おせいから弟殺しと言われる。市は盲目のため誰を斬ったのか、殺したのか分からない。しかし何となく記憶がある。座頭市を殺せば三十両がもらえると斬りかかってきたやくざのことを。「お前さんには分からねえと思うけど街道を歩いてったって向こうから草鞋の音が通り抜けたり風が木の葉を運んで来たって…怖え。夜中に寝てたって風が障子を叩きゃあ知らねえ内にこの手が仕込みを抜いてるんだよ」。市は恨まれるのは構わないが、自分を傷つけるような酒の飲み方は止めるよう言う。「あたしにとって酒はお前さんの杖と一緒なんだよ。お前さん仕込み杖捨てられるかい?捨てられやしないだろ」。市はおせいに仕込み杖を預ける。翌朝、痺れを切らした安五郎は市がバイトしながら寝泊まりしている宿を取り囲む。市は棒切れだけ手にして安五郎たちに立ち向かおうとする。その様子を眺めているおせい、又蔵、そして空っ風も動き出す。その時、突然どしゃぶりの雨が降り出す。時代劇で雨のシーンは嫌がられる。何故なら次の撮影までにセットや地面、衣装やかつらを乾かさないといけないから。でも大雨降らしまくり。雨音のせいで市の勘が鈍る。踏ん張りも効かず苦戦する。このままでは市は殺されてしまう。「市つあん!受けとくれ!」。市はおせんから仕込み杖を渡されると勘を取り戻し安五郎たちを斬り倒し、空っ風も瞬殺する。おせんの気持ちは吹っ切れていた。「また仕込みを抜いちまった。約束はあっしの負けさ」「あたしの負けなんだよ!」。市を見送るおせんと又蔵。お・わ・り
2021年04月15日
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点字ブロックで足つぼマッサージ。座頭市物語 第5話「情知らずが情に泣いた」 脚本 池田一朗(隆慶一郎) 監督 安田公義 市は朝日に向かってお祈りをしていた。「おてんとさんおはようございます。また勝手なお願いでございます。別に急ぐ訳じゃございませんから生きてる間にちょっとだけ物を見えるようにしてやっておくんなさいまし。お頼み申します。お頼み申します」。市は馬子をしている三太少年の世話になる。道中、宍戸一家にぼこぼこにされている三太の父親・甚九郎(常田富士男)を助ける。甚九郎は無断で露天博打を開いていた。三人は宿場町に到着。縄張り争いを続ける宍戸一家と下仁田一家がいよいよ激突。出入りに備え、街は妙に活気づいていた。市は三太の家に厄介になる。三太には姉のお吉がいたが、甚九郎が宍戸一家に作った借金のカタで女郎へ売られることになっていた。身請けするには十両が必要。その話を聞いた市は宍戸一家の賭場へ。勝ちまくって十両ゲット。市を下仁田一家の回し者、しかも「座頭市では?」の疑惑に宍戸一家はざわつく。宍戸一家は凄腕の用心棒・村上弦之進(黒沢年雄)を雇っていた。弦之進は市を始末しようとするが、自宅に招いて酒を酌み交わす。妹・志乃(市毛良枝)は半年前に病で失明したという。百両あれば治療の目途も立つ。しかも治る見込みがあると医者から言われていた。弦之進は志乃に手習いの師範をしていると嘘をついている。市もその嘘に付き合う。志乃から仕事を聞かれ「あたくしは今日は札…ふだんからどうもドジでございますから今日もまた先生に怒られまして。アハハ」と誤魔化す。その夜、機嫌よく帰っているところを宍戸一家の手下に襲われるが返り討ちにする。その様子を見ていた下仁田一家からスカウトされるが拒否。三太の家に戻るとゲットした十両を手渡す。翌日甚九郎は十両を宍戸一家の富五郎親分に納める。富五郎は甚九郎から市の話を聞いて一計を企てる。その頃、市は別れの挨拶をするため弦之進と志乃を訪ねる。志乃は市を途中まで見送る。「風の匂い…ようござんすねえ」「風の匂い?…本当」。志乃は市に目が見えないほうがよいと話す。「目が悪ければ兄がいつまでも一緒にいてくれますもの。今日は良いお天気なんでしょう?」。そう聞かれて市は雲一つない良い天気だと答えるが、うっかり弦之進が治療費を稼いでいると口を滑らしてしまう。志乃は最近弦之進の様子がおかしいことに気づいていたが、市の咄嗟の嘘に安堵する。「またいつか会えますね」「へえ」「私は市さんの顔が分からないから、今度会ったときは市さんから声をかけて下さいね」。そんなこんなで富五郎親分は弦之進に市の始末を依頼するが「奴は斬れん。金を貰っても奴を斬る気にはなれん」と断られる。しかし志乃を人質に取られていたため弦之進は市と対決する。市は弦之進を斬るが、相討ちと見せかけ油断した富五郎親分らを瞬殺する。その後、志乃とすれ違うが声をかけずに宿場町を後にする。お・わ・り
2021年04月13日
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「丸っと」って何? 座頭市物語 第4話「縛られ観音ゆきずり旅」 脚本 浅井昭三郎 監督 三隈研次市がおしっこをしていた時、近くで女もおしっこをしていた(※効果音付き)。女はおしっこを出し切ると観音様を荒縄で縛り始める。市は罰当たりだと怒るが、観音様を縛って願をかけると願いが叶うという。女はお駒(太地喜和子)といい、三年前に産み落とした子どもを探していた。この宿場町では助川一家と橋場一家がお地蔵様を境に縄張り争いを続けていた。どんでん半二(和田浩治)は橋場の勘五郎(曇り)に言い寄り、座頭市を用心棒に雇うことを提案する。助川の吉兵衛にも同じ話を持ち掛け、それぞれから報酬の前金をゲット。市が八州役の下倉仙十郎(峰岸隆之介)らの座敷に呼ばれて肩をもんでいるとお駒も呼ばれ、三味線を披露する。下倉はお駒を知っていた。旅芸人の一座にいたお駒は一座の役者と夫婦になる約束をしていた。しかし座頭に手籠めにされたため男は座頭を殺害、一座の金を奪って二人で逃亡するが、男は打ち首、お駒は子どもを産んでから島に送られた。幸い子どもは牢番の喜助(藤原鎌足)に引き取られたが、隠居してこの辺りに住んでいるらしい。子どもの顔も名前も知らない。話を聞いた市はお駒に協力、二人で聞き込みを始めるが何ひとつ得られなかった。その頃、親分連中に適当な提案をした半二は、通りかかった市を本物の座頭市とは知らずにスカウトするが断られる。下倉は縄張り争いを続ける勘五郎と吉兵衛を戒めるが、双方から賄賂をもらっていた。その帰りに市と出くわすと馬上から侮蔑する。市は「あっしの臭いのは汗のにおい。風呂に入れば消えるけどはらわたの腐ったのは消えねえぞ」と言い返し瞬時に馬の手綱を斬る。下倉は落馬して怒り心頭。市はお地蔵様の境内で休憩、堂守のじいさんと小さな子どもと知り合う。その二人こそ喜助とお駒の娘・あやだった。喜助はお駒の事情をよく知っていたが、世間は島帰りには冷たい。あやをお駒に渡すことで却って不幸になる。二人のやり取りを聞いていたお駒は喜助の前で島帰りの入れ墨を焼き消そうとする。市は居合斬りでお駒の入れ墨を切り落とす。焼き消せば罪になるが、怪我をしたことにすれば罪を問われない。喜助はお駒にあやを会わせる。そんなこんなで半二は再び市をスカウト。市は報酬の五十両を得るため「座頭市」に扮する。「いやなとせいだなあ~」と言いながら居合を披露。本物と知って半二と勘五郎びっくり。市は報酬を半二に渡すとお駒に届けるよう言いつける。そして遂に助川一家と橋場一家が直接対決するが、下倉がそれぞれに用心棒として送り込んだ浪人たちが反乱。やくざたち全滅。ついでに市も片付けようとするが浪人たち諸共滅多斬りにされる。翌日、市は観音様を荒縄で縛って願をかけていた。お駒は市に簪を渡す。「私の気持ち。一緒に連れてってやって下さい」。もう一度佐渡おけさが聴きたかったと言う市に佐渡おけさを口にして見送る。お・わ・り
2021年04月11日
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けいこ竹下。 座頭市物語 第3話「祥月命日いのちの鐘」 脚本 高橋二三 監督 勝新太郎中森の源八(江幡高志)はかねてから狙っていた秋草一家を襲撃。たまたま転がり込んでいた市が刺客を斬り倒すが、秋草一家の後家は殺され、気弱な息子・新吉が助かる。一方、市は刺客の一人・紋次(北大路欣也)には留めを刺さなかった。その後しれっと源八の賭場へ。源八は新吉を脅して秋草一家譲渡の証文を書かそうとするが、市が機転を利かせて燃やしてしまう。ついでに源八の火が移ってバーニング。江幡高志がリアルに燃えてます。さすが勝新演出。江幡高志ではなく源八激昂。市をす巻きにして川へ投げ込んでしまう。川下に流されていく市を紋次が助ける。紋次は初対面のふりをして市に接近、なぜ刀を使わなかったのか聞く。市は紋次になぜ自分を助けたのか聞く。「お前さんにはあんなくたばり方してもらいたくねえからよ。ちゃんと勝負してくたばってもらいてえ」。しかし市は暮れ六つまで何があっても刀を抜かないと言う。そこで紋次は市の後をついて回ることにする。くだらないちょっかいをして市を挑発するが、それでも市は刀を抜かない。紋次は暮れ六つが明けるまでボディーガードを買って出る。市には借りがあると言うが、市にそんな覚えはない。市は紋次に今日は死んだ母親の祥月命日だと話す。この日だけはどんなことがあっても殺生しないと自分に約束している。そんなほのぼのトークを交わしているうちに意気投合。二人は一人で酒をがぶ飲みしている武家の娘・千代(今出川西紀)と知り合う。千代の父親は浪人である。千代は今日も父親の帰りを待っていた。紋次は千代の父親が現れないことを知っていた。何故なら源八らが秋草一家に殴り込んだ際の刺客の一人が千代の父親であり、市に叩き斬られていたからである。紋次が市に借りがあるのはそういうことでもあった。真相を知った千代は市を責める。いつかはこういう日が来ることを覚悟していたが「でも今日になるとは思わなかった」。父親の仇を討ちたい。市は今日だけは刀を抜かない日と決めている。千代は紋次の刀で咄嗟に市を刺すが急所を外す。三人は源八一家に捕まって袋叩きにされている新吉を目撃する。立場は違うが千代と新吉は同じ日に親を亡くしている。新吉は紋次に助けられるが、母親の仇を取るため源八の許へ向かう。市は自分との約束を破って新吉を手助けしようとする。そこに鐘の音が響く。暮れ六つには早いが、紋次が鐘を突いていた。そんなこんなで市は源八一家を一人残らず叩き斬る。そして堅気になると言う新吉に千代の父親の弔いを託すと旅に出る。しかしその先には紋次が待ち構えていた。紋次は市に斬りかかるが返り討ちにされる。「訳を言え、訳を。言わねえなら先に行くぜ」「大えした居合斬りだ。痛くも痒くもねえ。市つあん俺の祥月命日には抜いてくれても…」。市は斬った相手が紋次とは気づいていない。お・わ・り
2021年04月11日
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ちょっと待ってよ待てないよー(※志村の流行らなかった名作ギャグ)。 座頭市物語 第2話「子守歌に咲いた女郎花」 脚本 直居欽哉 監督 黒田義之安定の黒田義之が第2話を担当。円谷プロに招聘されて東京で2年間『ミラーマン』『ジャンボーグA』に参加した後、京都に戻り勝プロの映画『子連れ狼』を経ての登板です。今回も過去の『座頭市』のほぼ焼き直し的なお話。冒険せず手堅くいきましょうということか。ゲストは中村玉緒と坂上忍。坂上忍は同時期に『傷だらけの天使』第1話にもゲスト出演。東京と京都を行ったり来たりで忙しいですな。当時7歳。前歯全部抜けてます。ゲバー署長(畠山麦)もゲスト出演。ただしセリフなし。僅かな出番のためにゲバー署長のメイクを落として京都行きか。。。舞台は上州草津。市は北関東辺りを旅しているようです。市は太郎吉(坂上忍)と仲良しになる。太郎吉は病気のじいちゃんを養うため、勝手に取った柿を女郎たちに売り歩いていた。母親のおひさは土地の親分・鬼辰の許で働いていたが去年風邪をこじらせて死んでしまった。按摩の客を探していた市は太郎吉に女郎を紹介され、おしの(中村玉緒)を揉むことになる。勝新と玉緒の芝居合戦。おしのは市が二、三十両ほど持っていると聞いて博打に誘う。その賭場を仕切っているのが鬼辰親分。子分の伊之助とおしのはグル。市から三十両を巻き上げようと画策する。しかし市と太郎吉はいかさまを見破り、逆に三十両をゲットする。市が所持していた三十両は嘘で財布には石ころしか入っていなかった。二人ニコニコでうどんを食べていると鬼辰の子分たちが襲撃。市はうどんを頬張りながら滅多斬りにするとじいちゃんを按摩するため太郎吉の家に向かう。しかしじいちゃんは太郎吉を高崎の万屋に送り届けてほしいと言い残すと息を引き取ってしまう。太郎吉は実は高崎一の絹問屋・万屋の落とし胤であり、万屋は太郎吉をぜひ引き取りたいと希望していた。そのことを知った鬼辰は急に色めき立ち、市を襲撃するがまたしても返り討ちに遭う。その頃、やくざ稼業に嫌気がさした伊之助はおしのを連れて夜逃げを図る。そこに偶然、高崎に向かう市と太郎吉が通りかかる。太郎吉が万屋の落とし胤だと知った伊之助は市を出し抜いて万屋から礼金の五百両をゲットしようとする。そこでおしのは市と太郎吉の高崎入りを遅らせようと二人と道中を共にするが、市にはバレバレだった。その夜、市とおしのは互いの身の上話をする。二人とも親の顔を知らなかった。「親は無くとも子は育つっていうけどやっぱりあったほうがいいよ。世間の風の冷たさ。このたろ坊だけには味わわせたくねえんだよ」。さらに伊之助に悪いことをさせないよう諭す。そんなこんなで追いかけてきた鬼辰一家を瞬殺。市は太郎吉を万屋に届ける。礼金はたったの二分。太郎吉は泣きながら市との別れを惜しむ。そして市は二分を伊之助とおしのに渡す。「二人共おてんと様の下で大手を振って歩けるような夫婦になりなさい」。お・わ・り
2021年04月09日
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寒いなあ。座頭市物語 第1話「のるかそるかの正念場」脚本 高岩肇 監督 森一生東京オリンピック・パラリンピック開催を記念してパラリン時代劇を観るよ。フジテレビ開局15周年記念番組。映画館で観ていた『座頭市』が毎週テレビで観れる。『ウルトラQ』に匹敵する快挙です。その記念すべき第1話ですが意外なことに大人しい。勝新もフジテレビに遠慮したんでしょうか?音楽は世界の富田勲が担当。ビルボード誌2位にランキング、グラミー賞にノミネートされても『恐怖劇場アンバランス』と似たような曲を提供してくれてほのぼのします。座頭市(勝新)はとある峠道で辰蔵(中村翫右衛門)と知り合い意気投合する。市は辰三の隙のなさから堅気ではないと感じ取る。二人が目指す足尾は弥三郎(津川雅彦)が仕切っていた。足尾には銅山があり人足で賑わっている。元々は口入屋の山元一家が人足を仕切っていたが、先代が亡くなり娘のお新(土田早苗)が後を継いだものの今は子分が一人だけになってしまった。そこにいつの間にやらやって来た弥三郎が僅か二年足らずでのし上がり、今や足尾を牛耳って怖い者なし。役人たちも丸め込んでやりたい放題。うわべは穏やかだが、することなすこと血も涙もない惨い仕打ちをする。そのことをお新からの手紙で知った辰三は25年ぶりに足尾へ戻ってきた。お新は辰三にとって兄弟分の娘であり、お新にとっても辰三は唯一頼れる存在だった。そこに弥三郎が現れ、山元一家の看板を降ろすよう迫る。弥三郎はお新も狙っている。返事の期限は明日。その頃、市も足尾入り、飯屋の親父から山元一家と弥三郎一家の噂を聞いていた。そんな中、発破の暴発事故が起こり山元一家の人足が大怪我をする。おそらく弥三郎の仕業。市は山元一家を訪れ辰三と再会し、そのままやっかいになる。辰三はかつて「投げドスの辰」と呼ばれるほどの凄腕の渡世人であり、市もその噂を聞いたことがあった。そのうえで辰は市に協力を求める。一方、弥三郎は市を警戒する。そんなこんなで弥三郎との博打に負けた市は足尾から出ていくことになる。そしていよいよ山元一家は弥三郎一家との直接勝負に打って出る。そこに市が現れる。市は足尾に留まっていた。「酒の匂いを嗅ぎつけてまた戻ってきました」。市の作戦で弥三郎一家の山から発破を盗み出して爆発させる。その騒ぎで留守同然の弥三郎の許へ市、辰三、お新が乗り込む。戻ってきた子分たちを滅多斬り。命乞いをする弥三郎を市は瞬時に斬り捨てるとそっと姿を消し、足尾をあとにする。お・わ・り
2021年04月07日
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なんだろーな?SSSS.GRIDMAN 最終回「覚醒」アカネは怪獣ゼッガーとなって暴れ回る。アレクシスを倒すにはアンチも加えた全員の力が必要だが六花と内海がいない。アンチはグリッドナイトに変身、ゼッガーの動きを止めようとする。その光景を見ているアレクシスと六花。「やはり怪獣を作る人間は怪獣そのものだ。えーと君は誰だったかな?」「私はアカネの友達」「友達ね~ガハハハ」。人間はアカネによって作り出された作り物に過ぎない。「その作り物と友達の神様。悲しいよね~」。六花はアカネを変えると宣言する。そこにスカイヴィッターと裕太が現れ六花を連れていく。「行こう!皆が待っている!」。さらに内海を迎えに行くが、内海は戦意を喪失している。しかし六花に説得され自分が裕太の友達だったことを再認識する。その頃、グリッドナイトはアンチに戻るとゼッガーの内部に侵入、無理矢理アカネを引きずり出すが、アレクシスに刺される。「遅くなって済まなかったね~。やっと処分できたよ。最後にもう一つ役に立ってもらおうかな」。そう言うとアカネを取り込んで巨大化する。ジャンクの前にグリッドマン同盟が全員集まった時、裕太と新世紀中学生たちの左腕にオリジナルのアクセプターが装着。さらに瀕死の重傷を負っていたアンチの左腕にもアクセプターが装着される。そして全員が「アクセスフラッシュ!」と叫ぶとジャンクが再起動、六花がアクセスコード「GRIDMAN」を入力した瞬間、グリッドマンを覆っていた装甲が外れ、本来の姿「電光超人グリッドマン」になる。その姿を見た街の人たちは以前から知っていたような気がする。「懐かしい姿じゃないか~。でも私は君を倒して次のアカネ君を探すよ」。街は完全にコンピュータワールド化している。アカネは街を作ったが、イレギュラーなことや命まではコントロールできなかった。だからこそ怪獣が必要であり、破壊と再生を繰り返し続け、アレクシスは心を満たそうした。グリッドマンの本当の力は戦うことではない。かつてコンピュータワールドを何度も元通りに修復させたフィクサービームをアレクシスに放つ。「フィクサービームとはこの世界を修復する力、この世界を作った新城アカネの心を救う力だ!」。アカネは六花、内海、裕太に励まされ閉じていたドアを開く。「まさか!アカネ君の心を治したというのか!」。アレクシスは倒され、街は元通りに修復する。「私は取り返しのつかないことをしてしまった…」アカネは罪の意識から街を離れることにする。六花はアカネがどこに行ってもいつも一緒だと話す。そして裕太=グリッドマンと新世紀中学生たちはハイパーワールドに帰還していく。「この後目覚める本当の裕太のことを頼むよ」。そして友達ができたことを感謝する。「裕太」はまだ眠っている。グリッドマンが「裕太」に宿った理由は分からない。その頃アンチはアノシラスに助けられていた。ここでアニメーションから実写に変わる。ツツジ台を去ったアカネは新天地で布団の中から目覚める。お・わ・り『SSSS.GRIDMAN』って『電光超人グリッドマン』の続編だったのね。予備知識ゼロで見たのでびっくりした。しかもオリジナルに忠実なことにも。思っていた以上に面白かった。よくできていた。アニメーションである必然性も。でもこの展開が2クール以上続いたら観ている側はしんどくなっていたかも。ところが先週から続編が始まっているらしい。気になりますな。
2021年04月04日
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なんでもねーよ。SSSS.GRIDMAN 第11回「決・戦」アカネはこうするしかなかったと言ってジャンクを壊す。電話で救急車を呼ぼうとするがつながらない。携帯電話も不通。何とか裕太を病院へ運ぶが意識は戻らない。いつもなら一夜明けると全てリセットされるはずなのに街は破壊されたまま。人々は怪獣のことを覚えている。アカネは学校へ行く。学校は避難所になっていた。アレクシスはアンチが新しいグリッドマンになったためアカネに新しい怪獣を作らせようとするがアカネにその気はない。「仕方ない。在り物で済ませるか」。街にこれまで倒された怪獣の再生軍団が次々に現れる。裕太が目覚めない限り、新世紀中学生たちも変身できない。そこにアンチが姿を見せる。内海と六花はアンチがいつも戦いの邪魔しに現れる怪獣の正体だと知る。アンチや怪獣のせいで一般市民が踏み潰されている。「知らん。足元を気にしていたら戦えない」。その一言に内海は激昂するが、自分自身も怪獣とグリッドマンの戦いを楽しんでいたかもしれないことに気がつく。今怪獣と戦えるのはアンチしかいない。「だから俺はこの場所に来た。借りは返す。それが礼儀と教わった」。アンチはグリッドナイトに変身、次々と再生怪獣軍団を撃破する。裕太が目覚めない理由が分かった新世紀中学生たちは六花の家に戻り、ジャンクを修理する。今までジャンクは裕太がいる時にしか起動していなかった。壊れたジャンクを直せば裕太は目覚めるはず。裕太の意識の中で裕太はグリッドマンと再会する。その理由は「君は私だから」。裕太は「裕太」ではなく裕太に宿ったグリッドマン自身だった。記憶がなかったのはそのためだった。そして本来の「裕太」はグリッドマンが分離しない限り今も眠ったままだ。アカネは裕太を刺すしかなかった。それしか手段がないぐらいアカネは自分を追い詰めていた。「だから俺にしかできない、俺のやるべきことがあるんだ」。戦おうとする裕太に内海はこれ以上「裕太」の身体を傷つけるなと訴える。「ごめん内海。私は行かなければならない」「お前何かキャラ違うぞ…」「そうかもしれない。私はハイパーエージェント・グリッドマンなのだから」。絶体絶命のグリッドナイトの前にフルパワーグリッドマンが駆け付け再生怪獣軍団をすべて倒す。その頃六花はアカネを説得していた。「どうでもいい話の最中に失礼するよ」。アレクシスはアカネに残っている怨念からアカネ自身を怪獣にする。つ・づ・く次回感動の最終回。
2021年04月04日
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なんだろーな?SSSS.GRIDMAN 第10回「崩・壊」この街のすべてはアカネが作り出した。街だけでなく人の存在も思い出、記憶も。そのため街にずっと佇んでいる巨大な怪獣の存在も裕太に指摘されるまで気がつかなかった。アレクシスに操られているアカネを助けるため、裕太たちグリッドマン同盟はアカネの自宅に向かう。六花の家の真横なのでちんたら歩いて30秒。鍵のかかった玄関のドアをマックスが無理やりこじ開けるとそこにはコンピューターワールドが広がっていた。アカネは1週間も学校を休んでいる。アカネが姿をくらましたおかげで怪獣は出現しなくなった。その代わり自分たちも消えてしまうのではないかと内海は考える。グリッドマンと新世紀中学生たちは不完全な形でアカネの世界にやって来た。そして裕太と出会ったが、その時点で裕太の記憶はなかった。新世紀中学生たちがグリッドマンと合体できるのは本来一つの形だった可能性が高い。しかしアカネの世界に来たことでアレクシスによってバラバラにされた。そもそもアカネはなぜこの世界を作ったのか?その頃サムライ・キャリバーはアンチと戦っていた。アンチはグリッドマンを倒すことしか考えていないが、倒した後のことは考えたことがない。「人間と怪獣の間でブレている奴が勝てると思うな」。そこに怪獣ナナシが現れるが、アカネはスランプに陥っているためデザイン、造形共に適当。フルパワーグリッドマンに瞬殺、突然襲ってきた怪獣化したアンチも撃退される。自分に留めは刺そうとしないことにアンチは激しく憤る。サムライ・キャリバーはアンチをただの怪獣ではないと言う。アンチは人間を学習し、人間に近づき過ぎたことで心を持つようになった。グリッドマンは生き物の命を奪えない。だからアンチに留めを刺さない。一方、怪獣はアカネの悪意であり生き物としての活動はしていない。その頃アンチはアカネに傘を届ける。「君はもう怪獣じゃない。怪獣は人の気持ちを読んだりしないから。君は私を探してたでしょ?怪獣はね人に都合を合わせたりしないよ。いるだけで人の日常を奪ってくれる。それが怪獣。私は人間みたいな怪獣は好きじゃない」。ナナシの死体から醜悪な怪獣ナナシBが現れ、街と街の怪獣を破壊しまくる。さらにフルパワーグリッドマンを破壊寸前まで追い詰める。そこにアンチが現れ、自分に与えられた命の意味を探すためグリッドマンと共闘を宣言、グリッドマンの能力をコピーしたグリッドナイトに変身してナナシBを撃退する。アカネは偶然グリッドマンの秘密を知る。中古のパソコンで戦っていたとは。そして説得しようとする裕太をカッターで刺す。「私もグリッドマンと話がしたかったな」。つ・づ・く
2021年04月04日
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最後はやっぱり人柄ですかな。SSSS.GRIDMAN 第9回「夢・想」第1話と同じ展開で裕太が目覚める。ただし相手は六花ではなくアカネ。その後も第1話とほぼ同じように物語は進む。ただしアカネと裕太は付き合っているようである。さらに六花とは違う中学校の出身だが、家はすぐ隣だったことが分かる。六花はアカネに自宅へ招待されアレクシスと遭遇。アレクシスの異様な姿に驚くが「コスプレだよ~」「驚かせてすいませんでした~」。そして怪獣オタクの内海と意気投合。「レッドキングは三代目の造形がいいよね~」。一緒に『まんだらけ』ならぬ『せぶんだらけ』に行き、お目当てのバクゴンのソフビを買うことができて内海興奮。裕太、六花、内海と仲良しのアカネ。「これが本来の形なんだから。私は好きになるために作られたんだから」。裕太、六花、内海は熟睡している。ボラーがいくら叩き起こしても目が覚めそうにない。原因は街に姿を晒している怪獣バジャック。バジャックは三人にアカネのことが好きになる夢を見させている。新世紀中学生たちの前にアンチが現れ、グリッドマンを出せと言ってくる。マックスは怪獣を倒さない限りグリッドマンは現れないと言う。その言葉を鵜吞みにしたアンチはバジャックを倒そうとする。その様子を見ているアカネとアレクシス。アンチが生きていたことに不満げなアカネ。夢の中で裕太は覚醒し始める。「楽しかったらそれでいいじゃん」「そうじゃなくてやらないといけないことがあるような気がするんだ」。内海もあまりにも都合の良い展開に疑問を抱く。オタクショッピングに付き合ってくれるクラスのヒロイン。そして六花もアカネの誘いを拒否する。「私はずっと夢を見ていたいんだ」「俺はそっちには行けない。グリッドマンが呼んでいるから」。三人は覚醒し、夢の中でグリッドマンと共闘する。そして現実の世界では新世紀中学生たちが出動、合体戦神パワードゼノンになってバジャックを倒す。またしても負けたアカネは飛び降り自殺を図るが死ねない。三人は夢の世界から帰ってくる。しかしグリッドマンは「まだ一人目覚めさせなければいけない人間がいる」と言う。アカネのことだ。六花はグリッドマン同盟のメンバーにある提案をする。つ・づ・く
2021年04月03日
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うむむ。。。SSSS.GRIDMAN 第8回「対・立」学園祭が近づく中、裕太、内海、六花はアレクシスの存在、少女が裕太に語ったこと、天空に浮かぶ街のことについて話していた。アカネはアレクシスに操られて今も怪獣を作っているに違いない。そこに新世紀中学生たちが普通にやってくる。敵の攻撃が激しくなってきたため護衛のつもりだったが、校内で不審者扱いされる。特にサムライ・キャリバーはリアルに通報されたらしい。アカネは裕太たちに怪獣のフィギュアを見せる。「響君が最初に戦った怪獣をめっちゃ強化したの。メカっぽくて強そうでしょ~?」。この怪獣を学園祭の当日に学校で暴れさせると言う。慌てる裕太に「だから止めてみてよ。私を」。戦慄する三人。学園祭の中止が無理なら戦うしかない。裕太と内海は新世紀中学生たちとグリッドマンが同時に戦える方法はないか考える。全員出動すると容量が大きすぎて固まってしまうため出力サイズを小さくすることを思いつく。しかし六花は「戦うことより先にやらないといけないことがある」と反対する。徹底抗戦を主張する内海とアカネの説得を主張する六花。グリッドマンは「どちらの意見も正しい。だからこそぶつかってしまうのかもしれない」と言うがボラーから「当たり障りないこと言いやがって」と言われ「すまない」。六花にとってアカネは友達だ。「めんどくせー。お前は感情でしか考えられないからな」。内海の一言に六花は本気で怒る。「今のはダメだろ」とボラーに言われ、内海は言い過ぎたと反省。裕太と二人でアカネを説得する。怪獣を出すのはせめて別の日、別の場所で。今回のアカネの動機は「嫌いなんだもん。学祭なんて」。説得失敗。学園祭まであと2日。腹を空かせてぼろぼろの姿をしたアンチが店に姿を見せる。六花の母親が出した食事を食べるとどこかへ行こうとする。礼を言わないアンチにボラーはブチ切れるが、サムライ・キャリバーはアンチを見逃す。そしてあと1日。六花はアカネを説得するが「私が何をしても六花は私のことを嫌いになれないよ。私が六花をそう設定したんだから」と言われてしまう。アカネを止めることができなかったため内海に謝ろうとする。酷いことを言ったのは内海だが先に謝らないと気が済まない。裕太は六花の一言からヒントを得る。そして当日。アカネとアレクシスは怪獣を出現させようとするが、怪獣より先にグリッドマンが出現、生徒たちの避難を促していた。「つまんないことやってくれるな~」。アカネは怪獣メカグールギラスを出現させる。グリッドマンの大きさは普段の半分ほどしかないが、新世紀中学生たち全員アシストウェポンに変身して出動。超合体超人フルパワーグリッドマンになりメカグールギラスを撃破する。その後、内海と六花は互いに謝る。そしてアカネは学園祭を欠席する。つ・づ・く
2021年04月02日
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インディアン噓つかない。SSSS.GRIDMAN 第7回「策・略」裕太は内海と六花にアカネの正体を話すが、突飛すぎて北斗星司のように信じてもらえない。アカネが怪獣を作り、街ごと作り変えている。その後、裕太は校内に現れたアンチに襲われる。怪獣が現れない限りグリッドマンは現れないとうっかり口を滑らせるがアンチは怪獣に変身せず、裕太のスペシャルドッグを奪って走り去る。アカネは勝手なことをし始めたアンチの顔面を蹴飛ばし、ついでにスペシャルドッグも踏み潰す。「もう余計なことしないでよ~」。裕太はグリッドマン同盟のメンバーにアカネの正体を説明する。今のグリッドマンは完全ではないため、裕太が会った少女に関するデータはない。しかしマックスだけは裕太の話を信じる。アカネの歪んだ心が怪獣を生み出す。「ウルトラシリーズならそれって定石なんだけどなあ」。内海の話には誰一人反応なし。そんなこんなで帰宅するとアカネが上がり込んでいた。アカネは手を組むよう裕太を誘うが「悪いけどそっちには行けない。やらなきゃいけないことがあるから。この街には大事な友達がいるから。友達を裏切ることはできない」と断られる。「私は友達じゃないの?」。アカネと裕太は中華料理屋で夕食を摂ることになるが「ここの家の子、私の怪獣にお願いして消してもらったよ」と屈託なく話す。理由は裕太にあげようとしたスペシャルドッグを弾みで潰されたから。「それだけ?そんなことで…人が死んじゃったら悲しむ人がいるでしょ!?」「そうかもね~」。二人の後ろでは同級生の父親が黙々と調理をしている。そこにアレクシスが現れる。「どうもどうも。遅れて申し訳ない」。さらに怪獣も現れるがアカネは呼んだ覚えがない。空中に円盤生物のような怪獣ヂリバーが浮かんでいる。裕太と一体化したグリッドマンはヂリバーを瞬殺するがすぐに再生する。ヂリバーはアンチがアレクシスに作らせた怪獣と知ったアカネはブチ切れ。「だってアンチ君は君よりグリッドマンを憎んでいるよ。憎しみが強いほど強い怪獣が生まれるからね~」。部屋の床にアンチの足跡があった。そんなこんなでヴィッターがスカイヴィッターに変身、グリッドマンと合体。大空合体超人スカイグリッドマンになるとヂリバーを追って上昇する。そこにはヂリバーの本体とアンチが待ち構えていた。さらに空の上に別の街が広がっていた。『電光超人グリッドマン』で死闘が繰り広げられたコンピューターワールドそっくり。しかしヂリバーは撃破され、アンチも地上へ落下する。アカネの心が怪獣を生み出しているなら戦うだけが使命ではない。裕太が決意を新たにしていた頃、アレクシスは使い物にならないアンチを処分しようとしていた。つ・づ・く
2021年04月01日
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