全9件 (9件中 1-9件目)
1
あなたを探してここまで来たの。暗闇仕留人 第10話「地獄にて候」妙心尼の許に春香尼という新人尼が預けられていた。おかげで大吉は妙心尼と十日以上もエッチできずモンモンとしてますよ。ある日、春香尼は按摩の玄沢(望月弥太郎)に拉致され行方不明になる。数日後、舌を噛み切った春香尼の遺体が見つかる。背中には地獄絵図の刺青が彫られていた。大吉はマーシーのように入浴中の春香尼をのぞき見した時、刺青は無かったと証言。春香尼を不憫に思い半泣きでやけ酒。どうしても許せねー。つうことで半次とおきんに刺青師を探るよう依頼する。玄沢が次に狙っているのは呉服商・美濃屋(犬飼一郎)の娘・おその(片桐夕子)。玄沢は美濃屋に拉致した春香尼を斡旋していた。しかも生娘だったため美濃屋は二十両も支払ったが、玄沢に春香尼の香典代として百両を請求される。美濃屋は二両だけ渡してブチ切れるが、嫁入り前のおそのの体が汚されないよう気をつけろと脅される。おそのは奉公人のおひさ(ドクターポルタ―)を連れて貢のライブハウスへ。二人共貢の演奏にうっとり。その頃、半次とおきんはチョイ悪風刺青師と接触。刺青師はおきんの肌に興味を示すが、やってきた主水にどうもすいません。春香尼の背中に彫られていた地獄絵図を見せられ「こんなもの彫るのは一人しかいねー」とあっさり白状するが会ったことないし、名前も知らない。業界では地獄彫りの夢幻と呼ばれている。つうことで夢幻は玄沢が拉致してきた女の背中に地獄絵図を彫り、玄沢は地獄絵図を彫られた女をマニアに売りつけてボロ稼ぎ。外道ビジネスモデル。しかしアート派の夢幻は出来が悪いと平気で作業中断。玄沢にはどこが失敗なのか訳わかんねー。おそのとおひさは今日も貢のライブハウスへ。差し入れの弁当を持参して貢と楽屋でもぐもぐタイム。でもそろそろ帰らないとヤバいわ。おそのは貢の袖口に「これ私の気持ちです」と言っておひねりを忍ばせる。その帰り道、玄沢に襲撃され、おそのだけ拉致されてしまう。そのことを聞いた貢は美濃屋に一日も早く奉行所へ届け出るよう訴えるが、玄沢に脅されている美濃屋にそんなことはできない。その頃、玄沢は夢幻におそのを披露。たまには違ったデザインはどう?しかし夢幻は地獄絵図しか彫らないと言う。おそのは抵抗するが、嫌がるなら美濃屋を殺すと玄沢に脅され泣く泣く背中を差し出す。そんなこんなでおそのから渡されたおひねりが五両もの大金だったことに気づいた貢はあやに相談、美濃屋へ返しに行くことになる。その頃、美濃屋は玄沢と押し問答。おそのを返す代わりに百両を差し出すが、玄沢は千両箱を持ち出そうとする。さらにおそのは自分の命だと半泣きの美濃屋に「千両箱ひとつで取り返せると思っているのか!」とズバリぶっちゃけ、明日千両箱をもう一つ用意するよう極悪リクエスト。ぶち切れた美濃屋が玄沢に匕首を向けた時、貢が訪ねて来るが、玄沢は美濃屋を刺して逃走する。美濃屋は助かりそうにない。元を正せばひと月前、玄沢に誘われてエロい遊びをしたばかりに脅され、おそのをかどわかされ、また脅され、おそのは刺青を彫られ、美濃屋のような男に売りつけられようとしている。そして春香尼は自害した。美濃屋は貢におそのを探し出してほしいと頼むと息を引き取る。翌日、貢は主水たちを招集する。今回の一件は本来なら奉行所の仕事だが、刺青を彫られた娘たちは誰も訴えてこない。泣き寝入りだ。そんなこんなでおそのの背中に地獄絵図が完成。既に被害に遭った女たちが男の相手をさせられたり、中には気が触れてしまった女もいる。「お星さまお星さま!あはははー」。夢幻はおそのの地獄絵図に満足してうっとり。玄沢も高値で売れそーとにこにこするが「触るな!」とぶち切れ、夢幻は売るつもりなし。貢はおそのから受け取った五両を主水たちに仕留料として差し出す。貢が玄沢を撥で斬り裂き、主水は下っ端の駕籠かき二人組を襲撃して井戸へポイ。その頃、おそのは夢幻に迫られ絶体絶命。そこに気の触れた女が笑いながら「けだもの!」と叫びながら夢幻の前に姿を見せるが、蹴り飛ばされた勢いで階段から転げ落ちてしまう。大吉は目を見開いたまま死んだ女の瞼をそっと触れると夢幻を押さえつけ、背中から心臓を鷲掴み(※レントゲン撮影&心電図)。おそのは気を失っている。大吉は表で待っていた主水、貢と顔を見合わせると無言のままそれぞれ散っていく。お・わ・り
2023年08月31日
コメント(0)
。。。暗闇仕留人 第9話「懸想して候」香具師が板についたおきんは縁日でシガレットを叩き売り。そこに浪人たちが現れ、毛唐の物を売るとはけしからんとブーイング。おきん激昂「手前エら一度でも毛唐にケンカ売ったことあんのかよ!」。尤もだ。しかし浪人たちも激昂、刀を抜いておきんの帯を切りつけ&引っ張ってあーれー状態。本気の浪人たちに恐怖を感じたおきんは震えながら逃げだす。そこに粋な担ぎ呉服イケメンが、安物と断りながらも帯を与える。ときめきの瞬間。しかし主水と岡っ引きの姿を見ると顔色を変えて立ち去る。主水は女が浪人たちに乱暴されていると聞いて駆けつけたのだ。その夜、殺し屋を追っていた目明しが殺される。殺し屋は呉服屋の文七と名乗り一年前から奉行所に追われていた。文七とは粋な担ぎ呉服イケメンのことだ。おきんは文七を匿い、旅に出ている弟の物だと言って半次の着物を着せる。何となく惹かれあう二人。ロマンスの神様どうもありがとう。翌日、文七は元締・辰五郎を訪ねると惚れた女ができたので足を洗いたいと申し出る。今さらそんなこと言われてもなあ。人相書きも出回ってるし。しかも目明しまで殺してるし。そこで辰五郎は足を洗う条件に材木問屋・檜屋の跡取り息子・音松の殺しを命令する。ただし音松は六歳。依頼主は檜屋の後妻・おしの。檜屋とおしのの間に子どもが生まれたのだ。「子守唄でも歌って楽にあの世に送ってやんな」。つうことで飴屋に扮して音松に接近するがちょ無理です。その頃おきんはめしを作りながら文七が訪ねて来るのを待っていたが、長崎から半次が帰ってくる。おみやげは鰐皮のハンドバック。アイスクリームが美味かったよ。しかしおきんは半次に別れ話を切り出す。「なんだお前、俺が留守の間に男でもできたのか」。泣き出すおきんを明るくなだめる。元々夫婦でもなくたまたま一緒に住んでいただけだ。『仕置人』チーム解散後、逃亡生活で苦労したからね。半次が表に出ると文七が立っていた。「そうかいお前さんかい、おきんのイイ人ってのは。そうか、まあせいぜいおきんをよ幸せにしてやってくれよ。頼んだぞ!」と威勢よく出て行ったもののしょんぼり。大吉は半次をなだめるが、裏稼業に浸かりまくったおきんが堅気になることを認めるわけにはいかない。「それじゃおきんがかわいそうじゃねえかよ!」と言いながらも半次は「一両やるから殺してくれよ!」と泣き喚きながらおきん殺しを依頼する。そしておきんと文七はビッグラブ。おきんは両親の顔を知らないまま育った。特別な苦労をしたつもりもないが、最近はそんな暮らしが嫌になってきた。暖かい家庭がほしい。翌日、緊急会議。おきんの足抜けを認めない大吉。おきんの気持ちも分かるが、大吉の言い分も分かる主水。そこへ貢が現れあやが作った花束をおきんに贈呈。おきん感激。大吉ぶち切れ。「糸さんよーあんたおきんが足を洗ってどこの馬の骨とも知れねえ野郎と所帯を持つのすんなり認める気か?」「あんたどうして認めないんだ?」「どうしてっておめー俺たちは仮にも殺しを商売にしてんじゃねーか」「だから?」「だからって・・・そんな奴がお前え人並みの幸せを掴もうなんてふざけちゃいけねーよ!」「そりゃあんたの覚悟だろ?自分の覚悟を他人に押し付けるのはどうかと思うね」「他人?ふーん俺たちは仲間じゃなかったのか?」「そりゃ仲間さ。しかし大吉さん、どだい殺しなんてもんは自慢できる稼業じゃないんだ。私は今に天罰が下ると思ってる。だからこそ私たちの仲間からまともな幸せを掴む人が出てきたら私は素晴らしいことだと思いたいんだ」。しかし一つだけおきんに確認。相手の男は堅気なのか?「ええ」「そうか。所帯持ったら一日も早く俺たちのことは忘れるんだ」。ところが翌日、音松の遺体が見つかる。半次は主水が手にしていた手配書を見て驚く。人相書きの男は文七だった。一方、文七は歩けないほど憔悴し切っていたが五十両を手にしていた。そして緊急会議。主水はおきんに文七が子どもを殺したと告げる。おきんは自分で始末をつけると言って家に戻る。「やっぱり・・・ちっちゃい子を手に掛けたんだね。なぜ・・・なぜそんな非道なことを」。文七は殺し屋だとカミングアウトする。「そんな俺でもガキをやったのは初めてだったぜ。あんまり気持ちのいいもんじゃねえ。なぜやったかって?やらにゃあ俺が殺される。人間とことん手前えの命は惜しいもんだ」「あたいは命なんか惜しくない!あんたを殺してあたいも死ぬ」。包丁を振り回しながら文七に飛び掛かるが包丁を奪われる。その時、貢が文七に撥を突き立てる。貢の後ろには主水、半次、大吉が控えていた。文七は音松殺しは檜屋の後妻・おしのと辰五郎の依頼だと告げて絶命する。おきんは文七の巾着から出てきた小判を手に取ると「これで音松坊やとこの人を仇を取っとくれ」と主水たちに殺しを依頼する。そして一人なると「あたい、あんたに会ったことを後悔しないよ」と文七に話しかける。翌日、主水は辰五郎をぶっ刺し、大吉がおしのの心臓を握り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。数日後おきんがぼんやり縁日で商売。半次はしれっとおきんの隣に座ると車寅次郎風に威勢よく啖呵売を始める。ニコニコするおきん。お・わ・り
2023年08月30日
コメント(0)
。。。暗闇仕留人 第8話「儲けて候」又蔵は腕の良い鉄砲鍛冶だが、異人と接触した罪で江戸所払いとなる。本来なら島流しになってもおかしくない罪だったが、貴重な鉄砲鍛冶ということで江戸所払いで済んだ。主水は又蔵を品川まで見送る役目を仰せつけられるがめんどくせーので適当に終了。ついでに又蔵に袖の下を要求するが、又蔵はピュアボーイなので主水のリクエストに気がつかない。その後、お涼(赤座美代子)と名乗る美女が短筒を見せたいと言って接近、ヌードも見せてピュアボーイの又蔵はメロメロ。武器商人の堺屋利兵衛(津川雅彦)は黒船騒動のおかげでぼろ儲け。幕府から黒船警護を命じられた藩は鉄砲が欲しくてたまんねー。しかし堺屋は貧乏な藩は相手にしない。儲けになりませんからね。貢のライブハウスでも鉄砲の話題で持ち切り。今度の芝居に使う鉄砲もなかなかリアル。小道具係の定八(ダイナマイトジョー)はマジ十両ぐらいで売れんじゃね?とマジだぜ。その後、又蔵はお涼に堺屋を紹介される。偶然見かけた主水はまだ江戸にいた又蔵にぶち切れるが、堺屋に自分が引き留めたと言われ賄賂ブッ込み。今や全国の藩が堺屋に付いている。町方役人なんてチョロいもんです。堺屋は又蔵にアメリカ製と同じ鉄砲を作るよう依頼、又蔵が奉行所に没収されたはずのアメリカ製鉄砲の図面も入手していた。又蔵は断ろうとするが、愛人のお涼に手を付けたことを指摘される。まんまとハニートラップに引っ掛けられたのだ。その頃、定八は仁助(白影)に偽物の鉄砲を作って儲けようぜとばか話を持ち掛けられ、本物を見るため堺屋へ忍び込む。ところが偽物ばかりでびっくり。その話を聞いた貢は深入りしないよう忠告する。堺屋をきな臭く感じていた主水も大吉を使って偵察させるが上手く行かない。そろそろ手柄を立てないとヤバい。そこでおきんが偵察なら自分の方が上手だと立候補する。定八&仁助は堺屋を強請り、口止め料の五十両を約束させるが堺屋にとって五十両は小銭同然。調子に乗った定八は貢ほかライブハウスの仲間に鰻をおごるが、堺屋の用心棒に殺され、同じ頃仁助も殺されていた。なんだかスッキリしない貢はブーメランを飛ばして遊ぶ子どもたちを見かける。金田一耕助のようにむーんと考えハッと閃きましたよ。その後、ピュアボーイの又蔵とお涼は本気で愛し合うようになり、お涼を連れて故郷に帰る決心をする。お涼は堺屋で奉公していたが、番頭だった利兵衛が先代をぶっ殺すところを目撃してしまう。見逃してもらった代わりに堺屋利兵衛の言いなりとして生きてきたが、ゲスな毎日に嫌気がさしていた。つうことで二人は恐る恐る堺屋に頭を下げるが、すんなりOK。短筒製造の報酬も支払われる。しかし堺屋は又蔵に餞別として「お涼が一番喜ぶ所を教えてやろう」とエロ行為を発動。抵抗していたお涼も次第に堺屋に身を委ねる。悔し涙を流す又蔵。堺屋は抱いていたお涼を突然突き飛ばすと又蔵に「確かに渡したぞ」。お涼も自分の情けなさに涙を流す。その夜、二人は逃げ出すが、堺屋がもう一つ土産を忘れていたと言って待ち構えていた。土産とは又蔵が作った短筒だった。又蔵は短筒を受け取ると堺屋に向かって構えるが、弾が入っていなかった。堺屋は又蔵を射殺すると駆け寄ってきたお涼にも発砲し心中に見せかける。お涼は又蔵に手を伸ばそうとするが力尽きて息を引き取る。二人の手を握らせたおきんは主水に堺屋をどうするのか詰め寄る。そこに貢が現れ「堺屋は私がやろう」と言う。平凡な一生を終えていいはずだった定八を殺した堺屋を生かしてはおけないと話す。報酬は堺屋が又蔵に渡した短筒。翌日、貢は堺屋に短筒を買い取ってほしいと持ち込む。「どこでそれを?」「それはあなたがご存じのはずだ」「なーんだ強請か。でいくらで買えばいいんだ?」「十両」。そんなこんなで半金を受け渡すため指定された場所へ。そこに主水が現れ、用心棒をぶった斬り。しかし堺屋は「同心にしちゃあ良い腕してるじゃないか。だが頭が悪い。さー刀を捨てて手を上げなさい」と短筒を向ける。そこにブーメランに改造した貢の撥が飛来、堺屋の腕を切る&キャッチ。その隙に主水はもう一人の用心棒を斬り、大吉が番頭の心臓を捻り潰す。堺屋は貢に命乞いをするが、突然貢の頭を掴んで川の中に沈めて殺そうとする。貢が静かになりほっとした瞬間、貢の撥で真っ二つにされる。「ギャ―――!」。その夜、主水は手柄を期待するせんとりつからおかずの焼き魚を勧められ戦々恐々とする。お・わ・り
2023年08月24日
コメント(0)
。。。暗闇仕留人 第7話「食うて候」連日暑いです。つうことで将軍が食べる「御雪さま」を富士山から江戸に向けて運びまくり。早く運ばないと溶けちゃうよ。道を塞ぐ者は問答無用でぶっ殺し。中村家も暑さでたまらん。せんとりつは貢があやをつれて箱根に行っていると主水に嫌味爆発。しかし貢とあやは箱根でビバノンノンのはずが「御雪さま」一行が来るということで雪が溶けないよう火気厳禁火、温泉はストップ、ご飯は冷たいと散々なおもてなし。その頃、主水、おきん、大吉は長崎へ行っている半次からある男を紹介されていた。男は藤沢宿で宿を営んでいた元オーナー。「御雪さま」一行にクレーム付けられまくり、心労がたたり女房は命を絶ち、そのことで縁起でもねーとクレーム、金を搾り取られまくられていた。そこで復讐するため短筒を購入して皆殺しを計画、家を売って三十両もの大金も持っていた。おきんは復讐は誰かに頼んだほうがいいと勧め、主水は半次と貢がいないため一人当たり十両ゲットとゲスい微笑みを浮かべる。その夜、貢とあやが泊っている宿では宿泊客の信助・おなつ夫婦の子どもが高熱を出して大騒動。貢は診察すると湯を沸かして灯をつけるよう指示するが、宿のスタッフは「御雪さま」一行にビビりまくり。湯を沸かすと熱で「御雪さま」が溶けると理不尽なことを言っているらしい。それぐらいのことで溶けるならとっくに溶けているはずだと貢は抗議するがビビりまくり。要するに連中はカネを求めているのだ。しかも安くても五十両。今の連中が就任してから無法がまかり通るようになったという。信助とおなつは命に代えてでも子どもを助けたいと連中に訴えるが「おなごの身なら察しもつこう。金も要らぬ。命も要らぬ。その代わり何を差し出せばよいかは・・・」とゲスい電撃リクエストを突きつけられる。そんなこんなで信助は強引に元栓を開放、温泉のお湯が流れてくるが、連中に斬り殺され子どもも息を引き取ってしまう。おなつ(八木孝子!)は貢とあやに礼を言うが悔しくてたまらない。「鬼のようなことをしながら何のお咎めもなく済まされるなんて・・・」。貢はあやに憔悴し切ったおなつを一緒に江戸まで戻るよう頼むと、連中に顔を見られすぎたため別行動をとる。その頃、主水と大吉は元オーナーから女房の命日の明後日までに方をつけるよう言われていた。一方、おきんは元オーナーにちゃんと金を払うよう交渉するが、元オーナーはおきんを半信半疑。「御雪さま」一行はリレー方式で夜明け前までに次の宿まで突っ走る。戸塚、保土ヶ谷、神奈川を経て川崎宿に到着。追っていた貢は連中を仕留めようとするが大吉に呼び止められる。「何だってこんなところへ・・・まさかあの役人どもを?」「そっちこそ何だってこんなところにいるんだい?」「たぶん同じ穴の狢だろうぜ」。そんなこんなで連中を渡し場へ誘導、それぞれ仕留めると「御雪さま」を乗せた舟と共に撤収する。結局、元オーナーは一銭も払わずとんずら。ただ働きに主水と大吉怒りまくり、おきん半泣き。しかし「御雪さま」の箱だけが残っていた。主水、大吉、おきん、貢は箱をこじ開けて「御雪さま」を食べまくり。「今度の仕事は一文にもならなかったなあ」「だけどさーおかげで御雪さんにありつけたじゃない!こりゃ千両の値打ちだヨ。なんたって将軍様の上前ハネたんだからね!」「しかし何だな、こいつは蜜かなんかかけたほうがうめーんじゃねえのかな」と大吉が食レポ。貢までも「うん、甘く煮た小豆も合うんじゃないかね」とグルメ通を発揮する。お・わ・り
2023年08月22日
コメント(0)
。。。暗闇仕留人 第6話「狙われて候」浦賀でコロリが大流行。黒船に乗った異人たちが汚物を海に投棄したことが原因らしい。江戸で流行するのも時間の問題。同心たちは戦々恐々、生ものが不味いと聞いてにこにこで寿司を食べていた主水の箸が止まる。そんなわけで江戸は大騒ぎ。ある日、貢は油を買いに油問屋の堺屋を訪ねる。女房のおちか(鏡京太郎の母親)はやたら色っぽい。堺屋はコロリを恐れ江戸を離れようと言うが、おちかはそんなの関係ねーと言って男漁りに出掛ける。堺屋超ジェラシー。おちかの着物をきーきー言いながら床に叩きつけていると謎の大男が登場。堺屋の首の骨をぽきっとへし折る。その頃おちかは勘定奉行の黒尾と密会&ラブ、堺屋だけでなく堺屋の先妻を殺したのはこの二人だった。翌朝、堺屋の死因はコロリとされ、さっさと焼却するよう指示が出る。しかし検視に立ち会った主水は堺屋の首の骨が折れていることに気がつく。その瞬間びびるおちか。その後、主水は検視しまくりの様子を貢に話す。とりわけ堺屋の死骸は首の骨が折れて一番ものすごかったと話すが「コロリってのははらわたを侵す病で首の骨が折れるなんてことは考えられない」「いや俺もなどうもおかしいとは思っていたんだがな」。そんなこんなで堺屋の葬儀が終わり、おちかは妙心尼から墓石屋の大吉を紹介される。その瞬間びびるおちか。おちかが芸者だった頃、賭場の親分・佐兵衛(深作欣二の嫁の父親)を通じて大吉に殺しを依頼したことがあった。大吉は相手が女と聞いてお断り。大吉もフリーの殺し屋だった。その後、主水は堺屋の先妻が階段から落ちて首の骨を折って死んでいたことを突き止める。ただし下手人は挙がらず、その半年後におちかが後妻に収まっていた。そんなこんなでおちかは謎の大男こと元小結の不動丸と接触、かつて堺屋の先妻殺しの依頼を断った大吉の始末を依頼する。不動丸もその時のことを覚えていた。引き受けるぜ。しかし銭だけじゃ嫌だ。相手は大吉だ。つうことでおちかは微笑を浮かべながら不動丸に身体を与える。エロエネルギーを得た不動丸は大吉の家を襲撃するが不在。手当たり次第にふんがふんがあちこち壊しまくる。翌朝、貢は長屋のばあさん(『怪奇大作戦』第4話のタバコ屋のばあさん※当時44歳!)とほのぼのご近所トーク。ばあさんはあやに山芋をプレゼント。精がつくヨ。そこへ不動丸がやって来る。ばあさんは不動丸の母親だった。ばかみたいな儲け話に乗っかってる不動丸を𠮟りつけるが、逆ギレ&突き飛ばされる。そんなこんなで大吉は以前、賭場でおちかと会ったこと、佐兵衛に殺しを依頼されたことを思い出す。そこで主水はイカサマ賭博で牢屋にぶち込まれている佐兵衛と接触、殺しの罪も重なると獄門送りだと脅迫&小判をプレゼントしておちかと不動丸の名前を聞き出す。大吉を狙っていたのはおちかと不動丸だった。しかし大吉は不動丸を心配する母親の存在が気になる。そんなこんなでばあさんは貢に金を託し、不動丸は大吉を襲撃する。大吉は心臓を掴もうとするが躊躇、不動丸は命拾いするが黒尾に刺し殺される。その頃、ばあさんはおちかに不動丸と関係を切ってほしいと頼み込むが、堺屋と前妻を殺したのは不動丸だと知らされる。その後、ばあさんと不動丸の遺体が河原で見つかる。貢はばあさんから託された金を主水たちに与える。その夜、主水は黒尾を襲撃、追い詰められた黒尾を大吉が心臓捻り潰し(※レントゲン撮影&心電図)。貢はイケメン大好きのおちかに接近して撥を突き刺すが、突然うろたえ一人で足早に帰宅する。家ではあやが縫物をして貢の帰りを待っていた。「酒が飲みたいなあー」「ちょっと買ってきます」「いやいや、俺が行くよ」。表に出てうつむいたまま。お・わ・り
2023年08月20日
コメント(0)
。。。暗闇仕留人 第5話「追われて候」いきなり小鹿番の水中顔面どアップでスタート。米問屋・伊勢屋伊兵衛(小鹿番)が行う大福講が突然潰れ、妻のおこま、娘のおしげ(志摩みずえ)共々姿をくらます。投資していた連中は怒りまくりで伊勢屋に押し寄せる。おきんもその一人。そんなうまい話に乗っかる方がばかなんだよと話す半次に微妙な相槌を打つ主水。その後、やくざたちから拷問を受けていた伊勢屋が水死体で見つかり、おこまが捕まってしまう。大福講の被害者はあちこちにいたが大っぴらに言う者は少なかった。貢は欲張りで愚かだということを曝け出すことになるからと考えていたが、長屋に戻ると無理心中した一家のことで大騒ぎになっていた。その頃、大吉はおしげに「卍屋」を尋ねられるが、やくざたちが跡をつけているとも知らずパパ活と勘違いしてメシをおごる。そこに半次が転がり込んでくる。半次の推理では今回の一件は計画倒産っぽい。金も相当残っているに違いない。その金は伊勢屋の妻と娘が持っている。二人を見つければ儲け話になると力説するが、大吉はほとんど聞いていない。そのまま長屋へ連れ込むが、夜が更けてもおしげは布団の中で目を見開いたままだった。翌朝、大吉はこっそりおしげの跡をつける、その後ろを追いかけるやくざたち。そこへ白川検校が通りかかる。駕籠に乗った白川検校を見たおきんは金貸しの徳の市(やまりん)だと気づく。「どーしたんだよきんきらきんの気物着ちゃってさー!アハハ。大方さ京に上がってお公家さんに千両箱でも積んで検校の位でも貰いやがったんだよ。あのヤローやるねえ。世の中カネだよなあ。カネほしいよー!」。おきんが下品なヤジを飛ばした時、誰かがおしげが伊勢屋の娘だと叫んでフーリガン状態。大吉がおしげを庇って逃走するが、追いかけて来た主水とおきんが返済を迫る。おきんが強引に五両を奪い、主水と大吉が揉めている間におしげは再び姿を消す。その後、母親と落ち合う約束をしていた「卍屋」に向かうが母親に会えず、追いかけて来た大吉に泣きつく。その頃、母親のおこまはやくざたちにおしげと落ち合う場所を詰問されていたが、口を割ろうとはしなかった。白川検校こと徳の市の秘密を知っているの伊勢屋親子のみ。しかも徳の市は目明きだった。大吉は貢に協力を求めるが「わたしゃあんまり興味がないね」と冷たくあしらわれる。「可哀そうなのは騙された方じゃないのか?」。生意気な弟にブチ切れるが「私の長屋でな大福講に騙された男が首吊って死んだよ。私は線香を上げに行った。私ができるのはそこまでだ」「薄情な野郎だお前えは!そんなにかみさんが可愛いのか!」「ああ可愛いね」。おしげの居所を吐こうとしないおこまに痺れを切らした徳の市はわざとおこまを逃がす。そしておこまと落ち合ったところを確認するとやくざたちがそのことを街中に拡散。フーリガン化した街の連中がおこまとおしげに詰め寄り、そのどさくさにやくざたちが二人を撲殺する。主水は二人を番屋へ運ぶがおしげは既に息を引き取り、おこまは主水に全てを話す。伊勢屋は五年前に店の前で行き倒れになっていた徳の市を助け、金貸しの元手を貸す。その後、徳の市から大福講の話を持ち掛けられ、まともに配当もしていたが、金が集まると京へ持ち逃げされてしまう。騙されたことに気づいた伊勢屋は店をたたんでおこまとおしげを逃がすが、徳の市たちに殺されてしまう。そう話して息を引き取る。主水はおきんが手に入れた五両から三両を大吉、半次、貢に渡す。ある夜、半次は徳の市に検校の位を得た記念に写真撮影会を提案、準備をしている間に主水が表にいたやくざたちをすれ違いざまに斬り倒す。貢は撮影の邪魔だと部屋から追い出された徳の市の相棒を撥で切り裂く。そして大吉が金屏風の前で芸者たちに囲まれて静止している徳の市の心臓を捻り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。翌日せんは騙された金が戻ってこないと知ってガックリ。主水は「あなたはたったの二両。それに引き換え私は大枚十両・・・」。りつに何の話か聞かれるが二人共とぼける。お・わ・り
2023年08月15日
コメント(0)
。。。暗闇仕留人 第4話「仕留めて候」結成編、貢編、大吉編と来て主水活躍編。北町奉行所に新しい奉行・稲葉山城守(橘警部)が着任、仕事ができない同心10名を休職処分にすると発表する。主水はランク入り確実。気まずくなった主水は厠へ向かうと山城守が出てくる。すかさず手ぬぐい代わりに自分の袖を差し出すなど猛アピール。しかし予想通り10名の中にランク入り。その後、せんとりつが与力・諸岡に賄賂を贈った甲斐あって主水の休職処分は間違いだったとされ、代わりに定年まであと僅かの老同心・庄内三郎兵衛(七郎次)が休職処分となる。ある夜、貢の長屋に浪人たちが逃げ込んでくる。貢はその中の一人(シャア少佐の声の人)に人を呼んだりしないのでさっさと出ていくように言うが、足の傷に気づくと焼酎をぶっかけて止血の処置をする。若者は三郎兵衛の息子・誠一郎だった。誠一郎は婿養子でうだつの上がらない父・三郎兵衛を軽蔑していた。その後、山城守は廻船問屋の抜け荷を次々と摘発(※実は無実)&次々と死罪を言い渡すが、銀屋(市井商会のオヤジ)だけ処刑中止。代わりにご禁制の品をこっそり扱うこと、娘を行儀見習いに差し出すことを条件に示す。山城守と諸岡の悪だくみを知った主水は貢や大吉たちに山城守殺しを持ちかける。娘を取り戻せば銀屋から十両はゲットできる。しかしワイルド過ぎる計画に誰一人乗ろうとしない。貢が長屋に戻ると誠一郎が訪ねていた。治療のお礼にあやへ鰻の蒲焼きを届けに来たのだ。好青年ですね。そんなこんなで銀屋はご禁制の品を扱うことに耐えられず店をたたむことを考えるが、山城守は銀屋の娘を食っちゃった。これで銀屋ともファミリーだね。恐怖の脅し。山城守はゲットしまくったご禁制の品を賄賂に若年寄、老中に上り詰めようと画策していた。しかし銀屋がめんどくさくなってきたため、諸岡を通じて暇そうな浪人グループに殺害を依頼する。誠一郎はメンバーの一人だった。殺害計画の実行は奉行所の間抜け者№.1の主水を見張り役に充てた今夜。しかし銀屋は既に自ら首を括っていた。主水は襲撃してきた浪人グループを取り押さえるが、誠一郎に気づき三郎兵衛に許に連れて行く。三郎兵衛は誠一郎が戻ってきたことを喜ぶが、誠一郎は今夜の出来事をぶちまける。すべては上役・諸岡の筋書きだ。主水は余計なことをしてしまったと反省するが、三郎兵衛は誠一郎に父親らしいところを見せようと決心。自分の処分も覚悟のうえで山城守に諸岡の企てを報告する。山城守は三郎兵衛をほめちぎる一方で、下手こいた諸岡をボコりまくる。晴れ晴れした気持ちの三郎兵衛は誠一郎に報告しようと浅草へ繰り出す。その頃、諸岡は三郎兵衛の口を封じようと浪人グループに殺害を依頼。三郎兵衛は諸岡の悪事だけでなく、自分も諸岡から賄賂を受け取っていたことなど山城守に告発したと誠一郎に伝えるが浪人グループに襲撃され、浪人グループも相手が誠一郎の父親とは知らず驚いて逃げ出す。三郎兵衛は懐の金を誠一郎に託して息を引き取る。主水は三郎兵衛を訪ねるが、変わり果てた姿に言葉を失う。誠一郎は主水に三郎兵衛の金を見せ「汚い金だがきれいに使ってくれってこの金を・・・俺にもしものことがあった時は!」と託して山城守の屋敷に乗り込むが、山城守によって斬り殺される。翌日、主水は貢たちに再度仕事を持ちかけるが、諸岡に目をつけられていることに二の足を踏む。「そうかい。じゃ俺一人がやらあ。与力やらねえことには俺が殺されるんだ」と言って誠一郎から受け取った金を並べる。「俺だけじゃねえぜ。お前えたちも一蓮托生だ」。小屋の表では諸岡が見張っている。半次、おきん、大吉が金を受け取り、貢は主水が握りしめている一両を抜き取る。大吉を残して主水たちは撤収、諸岡が小屋に近づく。大吉は壁をぶち抜いて諸岡の心臓を捻り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。表では「心の蔵が止まってるぞー」と野次馬大騒ぎ。その頃、主水は貢を捕まえて奉行所へ連行。同心部屋では異人専門の奉行所ができるとの噂で持ちきり。そこに主水が現れ「外国の言葉って言いますとカメラにカステーラにシガーレットですか」と英語を披露、同心たちは主水の異国事情の解説にやんややんや。厠では山城守が出世コースが現実味を帯びてきてにこにこ。その時、三味線の音色が聴こえる。「幻聴か」。ではなく厠の下に潜んでいた貢が撥を構え、山城守を喉から額に向けて真っ二つに切り裂く。「ぎゃーーーっ!」。その瞬間、同心部屋では主水の与太話に大爆笑。山城守の悲鳴声がかき消される。さらに奉行所の表では夫婦に扮した半次(※何故か棺桶の錠の衣装を着て)とおきんが大ゲンカ。仲裁に入った主水や同心たちを巻き込んで大騒ぎになる。その隙に貢は堂々と奉行所から出ていく。その後新しい奉行が着任、ご禁制の品も解放されたことで主水はりつに新しい着物をねだられる。「悪い世の中になったもんだなあ」。お・わ・り
2023年08月14日
コメント(0)
。。。暗闇仕留人 第3話「売られて候」吉原で遊郭を営む角屋隆右衛門(高倉司令官)は開港予定の港に異人専用の女郎屋をいち早く作ろうと計画。そのため吉原担当の同心・高島と結託、足抜けしようとした女郎たちを徹底的に痛めつけ、異人専用の女郎屋に回そうと画策していた。そこで開港予定の港を知るため側用人・井沢の檀家である浄心寺の庵主・妙心尼に接近する。もちろん拒否。しかし角屋は妙心尼が大吉と密通していることを掴んでいた。一大スキャンダルに妙心尼は泣きながら大吉に相談するが、いざとなれば一緒に地獄に堕ちればいいと豪快カウンセリングしつつ角屋をぶっ殺すつもりでいた。もちろん主水も貢も気が乗らないが、妙心尼はりつとあやのきょうだいだ。一つ間違えれば主水は江戸所払い、貢も高野長英を匿っていたことがバレるかもしれない。「俺たちはな一蓮托生なんだ。少しでもぼろを出して見ろ。みんな芋づるみてえに引っ掛けられる。他人事みてえな面してる時じゃねえだろ!」とぶち切れ。主水は「変な奴と親戚になっちまったな―」、一方貢は自分で蒔いた種は自分で刈るよう冷たく言い放ち兄弟げんか開始。そんなこんなで大吉は妙心尼の伝達役と称して角屋に接触、しれっとぶっ殺そうとするが捕まってしまう。大吉が姿を消してから三日が経過。殺されてしまったかもしれない。主水は半次とおきんに探りを入れるよう指示する。角屋の店に客として潜入した半次は女郎から角屋の黒船相手専門店の新規オープン計画を聞く。しかし女郎たちは嫌がっている。そのため足抜けが絶えず、リーダーのおしま(蜷川幸雄夫人)を中心に集団足抜け計画が進んでいた。足抜けに失敗した女郎たちは「墓場」と呼ばれる地下牢に押し込められていた。そんなこんなで計画は失敗、首謀者のおしまは目を潰され「墓場」に放り込まれる。そこには大吉と衰弱し切った女郎・おりんの姿があった。一方、おきんは長崎帰りの女郎を装って角屋に接触、自分を雇ってほしいと売り込んで潜入に成功する。その頃、角屋から三日以内に開港先を聞き出すよう脅されていた妙心尼は気が気でなくあやと中村家を訪ね回っていた。あや曰く「妙心さんは気楽なご身分だわ。あの人、昔からそうなんですよ。きょうだい三人の中じゃいつでも何となく運の良い人なの。養女に行った先だって千五百石のお旗本だし、お寺さんに入ればすぐに庵主様になるし。それにちゃっかり好きな人までこしらえて」。しかし今日は何となく気分が沈んでいた様子だったと貢に話す。そんなこんなで「墓場」にぶち込まれた大吉、おしま、おりん。大吉が見張り役の半殺しにして脱出成功。そこに角屋の用心棒に怪しまれ逃げ出してきたおきんと合流。その用心棒を主水が斬り捨てる。おりんは大吉から与えられた水を一口飲むと「あたしの恨みを・・・このお金で」と言って大吉に隠し持っていた金を渡して息を引き取る。おりんには好きな男がいた。年季が明けたら所帯を持つことだけを楽しみに働いてきた。そのためどうしても異人相手の仕事はしたくなかった。「おりんちゃん本当に辛かったろうね。でももう大丈夫。あんたもう売り飛ばされることはないんだよ。良かったね、おりんちゃん。本当に良かった・・・」。泣き崩れるおしまを取り囲む主水、大吉、貢、半次、おきん。その後、角屋に大吉が逃げたとの知らせが入る。角屋が廓に戻るとおしまの姿があった。「旦那、おりんちゃんは旦那のことを恨んで死にましたよ」。その背後から大吉が現れ角屋の心臓を捻り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。角屋の右腕役を貢が撥で切り裂き、主水は同僚の高島をぶっ刺す。そして逃げ出そうとした番頭を大吉が捕まえ、放り投げたところを貢が撥で切り裂く。貢はおしまの手を取ろうとするが「あたいはここに残こるよ!」と言われる。「あたいはここに残って稼いで稼いで稼ぎまくってやるんだ!それぐらいしかあたいに出来ることはないんだから」。貢の厚意を拒否するおしま。「行って!行ってよ!」。絶句する貢。後日、大吉はペットの猫・ペロリの墓石を彫っていた。様子を覗きに来た主水と中村家の女の業についてしみじみトーク。その時、主水の足元に小猫がまとわりつく。「何だこれ?ペロリじゃねえか?」「そりゃお前えー何だあのー」と誤魔化す大吉。大吉が作っていたのはおりんの墓だった。「ばか暑いなちくしょー」と井戸水を頭から浴びて照れ隠し。お・わ・り
2023年08月12日
コメント(0)
。。。暗闇仕留人 第2話「試して候」貢の勤め先の芝居小屋で爆発事件が発生する。何者かが爆弾を仕掛け、幼い子供が犠牲になった。貢は現場で爆発物などの遺留品を確かめるが、不審者と疑われ奉行所に連行されてしまう。主水は貢に「不味いことしてくれたな」と耳打ちする。そもそも貢は高野長英を匿った罪で追われている身だ。そこで貢を取り調べた記録をこっそり破棄するが後日、上からのお達しにより何故か釈放される。長屋への帰路、旧友の須貝内記(オオヤマキャップ)から本名の「吉岡以蔵」で呼び止められる。須貝は高野長英の下で共に蘭学を学んだ仲間だったが転向し、現在は幕府奨励の講武所で助教に就いていた。秀才の貢を高く評価、奉行所に貢を釈放するよう手を回し、自分の右腕にならないかと誘う。貢が帰宅するとあやがおつゆ(美川隊員)の婚礼衣装を仕立てていた。恋人の与之吉との婚礼間近でうきうき。貢はあやと祝言を上げていない。そこでおつゆの衣装をあやに羽織らせてほのぼの。おひろめやを廃業し、今はインチキな物を売って生計を立てている半次。役人とは知らずに変な薬を売りつけたため牢屋にぶち込まれる。ある日、須貝は貢を講武所に案内する。外国人に見立てた藁人形を相手に掛かり稽古に励む若者たち。そして地下には爆弾製造工場を設置、ヤクザ顔の科学者・兵四郎(松山照夫)に爆弾を作らせていた。芝居小屋での爆発事件は須貝による実験だった。「須貝!貴様の仕業だったのか!」「全ては大を生かすための小事に過ぎん。日本を夷狄から守るためだ」「貴様、先生の教えをそんな風に!」「いいか吉岡。今こそ学んだ蘭学を生かす時だぞ」。須貝はぶっちぎりのライト思想をぶちまけ、幕府のやり方も批判する。「俺もいつまでもうだつの上がらない助教でいるつもりはない。この機に乗じて。そのためにもぜひとも貴公の力を借りたい。高野長英門下きっての秀才だった貴公のな。貴公とて陽のあたる場所に出る唯一の近道だぞ」。その帰り道、貢は須貝の手下たちの襲撃を受けるが、難を逃れて帰宅。ところがあやからおつゆと与之吉の縁談が白紙になった聞かされる。与之吉の父親が島帰りだと発覚、おつゆの父親が身内に前科者を入れることに猛反対、ついでに与之吉もクビになる。与之吉は身体が不自由の父親に代わって奉行所に連行される。そんなこんなで与之吉は他の囚人たちと共に寄せ場送りとなり、その中に半次の姿もあった。与之吉たちを見送るおつゆ、おきん、貢。そんなこんなで与之吉たちが送られたのは寄せ場でなく、どこかの山奥。しかも杭に括りつけられる。そこに須貝が現れ「お前たちは世の中のクズだ。だがそのクズも立派に御国のために役立たせてやる」と言って与之吉たちを大砲の試し撃ちの的にする。主水の同僚・岩井十蔵(荒谷二中の教員)が金で囚人を須貝に横流ししていたのだ。半次は必死になって抵抗、与之吉も逃げようとするが大砲が発射される。実験の成功に須貝は満足、岩井に今度は三十人用意するよう言いつける。瀕死の重傷を負いながらも助かった半次は、命からがらおきんの許に戻ってくる。そして与之吉の死を知ったおつゆは婚礼衣装を握りしめたまま姿を消してしまう。与之吉の父親は貢に夫婦茶碗を指しながら与之吉とおつゆの恨みを晴らしてほしいと言って金を渡す。その夜、主水は岩井に「あれ?何だか旨え儲け口の匂いがしてきたな。いい話ならひとつ乗せろ」と言ってブッ刺し、大吉は爆弾作りに励む兵四郎の心臓を捻り潰す(※レントゲン撮影&心電図)。そして貢は須貝に会うなり突然顔を斬りつける。「何をするんだ!」「須貝・・・死んでくれ!」。須貝を仕留めて帰りを急ぐ貢に飲み屋の女たちが声を掛けてくる。ふと店を覗くと襦袢姿のおつゆが客の男たちと嬌声を上げていた。泥酔し、だらしくなく欠伸をするおつゆの姿に驚愕、声を掛けようとするが言葉が出ない。貢はおつゆから目を背け、黙って立ち去ることしかできなかった。お・わ・り
2023年08月06日
コメント(0)
全9件 (9件中 1-9件目)
1