PR
Keyword Search
Comments
Calendar
我が村では今日、近くの公園で『どんど焼き』が行われましたので朝から参加して
きました。どんど焼きとは日本各地で行なわれる小正月の火祭りです。
昔はどんど焼き、さいと焼きとも呼ばれていたと記憶しています。
正月に使った門松やしめ縄、お守り、破魔矢、祈願成就した「だるま」などを持ち寄って
焼き、その火にあたったり、餅を焼いて食べて無病息災を願うものです。
正月にお迎えした神様をお送りする日本の伝統的な行事なのです。
「どんど」とは「尊いもの」という意味があるようです。
松飾りやお札は神様が宿っているので「尊いもの」というわけです。
それを焼くのでどんど焼き。また「どんど・どんど」とはやすことからどんど焼きと言うように
なったとい説もあるようです。
自宅の門松やしめ縄を持って早めに公園に行ってみると既に火が高く上がっていました。
私が子供の頃は、我が家の先の農道のT字路に道祖神が祭ってあったため、
その場所で行われていましたが、市街化が進むに連れて公園に場所を変えたのでした。
そして豪快に上がった火の中に書初めを投じで、高く舞い上がると上達するなどと
いわれ楽しみに書き初めを投げ入れたものでした。
しかしながら私の書き初めはいつも高く舞い上がることなく・・・現在に。
私の字が汚いのは????。
最近の学校では冬休みの宿題に書き初めがないのでしょうか?
書き初めを投げ入れる人や子供は今年も殆ど見かけませんでした。
と言うより子供の参加があまりにも少なかったことが残念でした。
火力がすこし弱まった頃を見はからって、木の枝の先が三本に別れた細木の先に
餅団子を刺して焼くのです。この地域では上新粉に赤、緑等に色を付け3色の餅団子に
して焼くのです。今年はクチナシの実で黄色い餅団子を作ってきた方がおられ、
焼き上がった餅団子が大人気でした。
どんど焼きに使った細枝は魔除けになるといわれ、家路につく人は持ちかえり、
門口に立てておくのがこの辺の風習となっています。
ダイオキシンによる環境汚染が問題になってから、ダイオキシンが発生する可能性の
ある塩化ビニール類・プラスチック類は取り除かないとダメと言う方も何処かには
いらっしゃるようですが、今年もそのような言葉を出される方は我が村には
いませんでした。
また昔は村の長老が『今年のさいと笑ってやれ・・・』と大声で叫び参加している人たちも
声を合わせ『ワッハッハッ』と大声を出した記憶がありますが、今はこの風習も無くなって
しまったようです。
そして例年,このどんど焼きに訪れた方は勿論,見物客へもお神酒が振る舞われるの
です。例年ですと私も紙コップにタップリお神酒を頂戴し,朝からほろ酔い機嫌で帰宅する
のがこのどんど焼きの楽しみの一つでしたが今年はドクターストップ。
注ぎに来てくれた長老には、『これから車で出かけますので』と丁重に
お断りしたのでした。
来年は、今年の分も飲むぞ・・・と決意を固くし?、今年は火の熱でのみ顔を真っ赤にして
家路についたのでした。
二子玉川周辺を巡る(その5):瀬田夕日坂~… 2024.12.04
明治神宮外苑 いちょう並木へ(その2):明… 2024.12.03
二子玉川周辺を巡る(その4):行善寺(2/2) 2024.12.03