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昨日土曜日は、娘の嫁ぎ先のお祖父さんが92才の天寿を全うされ亡くなられたので
その通夜・告別式に参列しました。
場所は京成臼井駅近くのセレモニーホール。
導師は地元臨済宗 報恩寺の住職とのこと。
臨済宗は、宋時代の中国に渡り学んだ栄西らによって、鎌倉時代に日本に伝えられた
ことのみ覚えているのです。しかし臨済宗での葬儀はあまり記憶にないのでした。
しかし導師は、お経の合間に故人の御戒名の意味、そして『安心(あんじん)』、
『往生(おうじょう)』等々の言葉の意味を分かりやすく参列者に語ってくれたのでした。
そして御枕元での読経についても観音経や千手観音経や十一面観音経などの
意味も語ってくれたのでした。
例えば、千手観音は『あの手この手』で人々を正しい道に導く人間になるための、
お手本として信仰されていることも。
【京都 三十三間堂 千手観音】
更に『後生だから』の意味も。
「後生」とは、「死後生まれ変わること」。輪廻思想で、今の人生は「現世(げんせ)、
今生(こんじょう)」、生まれる前の人生は「前世(ぜんせ)、前生(ぜんしょう)」、
死んだ後生まれ変わった人生を、「後世、来世(らいせ)後生(ごしょう)」というと。
「後生ですから」は、「後生のために(生まれ変わった時に苦しまないように)」という意味で、
人に何かをお願いする時に使う言い回しなのだと。
臨済宗の読経によるお通夜の儀式は、穏やかな中に故人の冥福を愛惜の念をこめて
祈る場であったのでした。
そして私にとっても、初体験の心洗われる通夜そして告別式となったのでした。
ふつつかな娘が大変お世話になった故人の優しさに感謝し、ご冥福をお祈りいたします。
『合掌』。
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