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青森・五所川原を訪ねた折、近くにある田舎館村の田んぼアートを見学に
行って来ました。
この田んぼアート会場は田舎館村役場庁舎の裏側にある田んぼ。

この村役場庁舎の天守閣?(展望台)がある役場の建物を、どう活用するかということから
生まれた田んぼアート。

この日も観光客の団体がバスで来ていました。

最上階の展望台に上がる為に200円の鑑賞券を購入。

今年の田んぼアートテーマは『風と共に去りぬ』。
アメリカの南北戦争の時代を背景 に、南部の大地主の家に生まれたスカーレットの
激しく燃え上がる恋と、激情家ゆえに苦難の道をゆく生き方を描いた長編時代小説
そして映画。

言わずと知れたハリウッド映画の代表作、アカデミー9部門獲得の金字塔作品。
![1fe23d602741e1675ab6711d9d0ebb4f[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/4046b71cf67a9bc55d1576f270d080e16e1e22a0.15.2.2.2.jpg?thum=53)
( http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/52/1fe23d602741e1675ab6711d9d0ebb4f.jpg より)
団体観光客が押し寄せていたこともあり、1Fホール内を行列して展望台への
エレベータの順番を待つ。

ホール内には過去の田んぼアートが年代順に紹介されていた。
最初の1993年 『岩木山』
![images[2]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/de0a4ee4310dabb50e0b2e585c216e83641c7c8a.15.2.2.2.jpg?thum=53)
1994年 『モナリザ』
![0ddc075a[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/646e6c1b338fe1d56693291792fb44721090cf15.15.2.2.2.jpg?thum=53)
そして技術も年々進歩して
2010年は『弁慶と牛若丸』

2011年は『竹取物語』

2012年は『慈母観音と不動明王』

2013年は『花魁とマリリンモンロー』

2014年は『富士山と羽衣伝説』

30分程並び漸くエレベータに乗る。

展望台から村役場入り口門が。

田んぼアートは田んぼをキャンバスに見立て、色の異なる稲を植えることで巨大な
絵や文字を作るのです。大規模なものの多くは斜め上から見る前提で図案を設計し、
これに基づいて遠近を考慮して植えられているのです。 使用される稲は主に現代の
食用に広く栽培されている米と、古代に栽培されていた稲である「古代米」、または
餅米や観賞用品種の稲であり、これらの葉や穂の色によって緑色、黄緑色、濃紫、
黄色、白色、橙色、赤色といった7色11種類の品種で作られているとのこと。
1993年、青森県南津軽郡田舎館村で村起こしの一つとして田舎館役場裏手の田んぼで始められ、
その後2010年以降になるとこれが日本全国にまで広まり、全国田んぼアートサミットも
開催されているとのこと。
そして漸く、今年2015年の田んぼアート『風と共に去りぬ』の全貌が眼前に。
今年の図柄『風と共に去りぬ』の田植えには、過去最高の約1,800 人が参加し
たった1日で田植え完了したと係員から。
広角レンズ機能の無い私のデジカメでは、この巨大なアート全体を1枚の
写真には収められませんでした。

1つ1つ手で植えられた稲で描かれる巨大な絵画。
この様々な稲、高い位置から見て整合性がとれる絵づくりなど、田舎館村の技術が
日本各地の田んぼアートにも活かされているとのこと。
映画の主人公 スカーレット・オハラが活き活きと蘇ったのです。
ヴィヴィアン・リーとクラーク・ゲーブルの有名なワンシーンが、田んぼに!
地元の新品種の米『青天の霹靂』も、しっかりアピールされていました。

人の顔のパーツや影など、とても細かいディテールまで再現する田んぼアート。
CGで綿密にデザインを考えてから、手作業で色の違う稲を何種類も植えていくことで、
実現している苦労が理解できたのです。

クラーク・ゲーブルの1本1本の髪の毛や、シャツの陰影に、感嘆。
そして、ヴィヴィアン・リーの美貌にも。
そして微風にそよぐ稲で顔の表情が時々刻々変化しているのではと
感じる事が出来たのです。

ボランティアを募って田植えをしていて、シーズンごとに刈り取ってしまう。
毎年6月~10月までの時間に限りのある作品。
これだけ労力のかかることをしておきながら、1年ごとに消えてなくなる儚さ・刹那が
大好きな日本人。これぞ日本の仏教思想?。
7色11種類の稲の品種の利用箇所の説明板。

展望台下の土産物屋。
帰りはこの階からエレベータ利用。

地上から見るとこんな感じで何がなんだか・・・解らないのです。

辛うじて『天』 の文字は解ったのですが。
しかしアートの巨大さだけは、下からでも十分理解できたのです。

見上げた天守閣にはまだまだ多くの観光客が。

田舎館と言えば,横綱「栃ノ海(10代春日野親方)」の出身地。
私が小学生高学年の頃、この小兵横綱の活躍に全国が沸いたのです。
相撲は,地元あっての国技。役場内に立派な額が掲げられていました。

そして五所川原の『立佞武多』の今年のポスターも。

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