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隠居人はせじぃさん
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翌朝は6時前に起床。
韓国の紙幣は下の写真の4種類。
【50000ウォン札の人物】は 申師任堂 신사임당 シンサイ(ム)ダン
詩、絵、書道に堪能な朝鮮時代の芸術家。韓国の賢母良妻の代名詞各で、
5000ウォン札に描かれている「李珥」の母親。
【10000ウォン札の人物】は 世宗大王 세종대왕 セジョンデワン
朝鮮の4代国王。15世紀、学者達を集め、韓国固有の文字、ハングルを作ったことで有名。
科学の発展にも大きく貢献した人物。
【5000ウォン札の人物】は 李珥 이이 イイ
朝鮮時代の学者、政治家。朝鮮時代の思想と政治改革に大きな影響を与えた人物。
【1000ウォン札の人物】は 李滉 이황 イファン
16世紀朝鮮時代の哲学者で、韓国の思想と人格を象徴する代表的な君子。

朝食は東横インスタイルの無料バイキング。

この日の慶州観光はネットで専用車による日本語ガイド付きの日帰りツアーを
申し込み済み。9時にホテルに迎えに来ると前夜確認のTELあり。
それまで釜山駅を二人で散策。 駅前広場の巨大な輪。

空港を思わせる建物は釜山駅。
在来線と韓国の新幹線が乗り入れている釜山最大の駅。

ロッカーは日本と同じコイン式。小型の物は日本円で200円。

新幹線KYX乗車券売り場には列が出来ていた。

新幹線ホームまではチケットなしで自由に入れるシステム。

釜山駅東側からは前夜美しくライトアップされていた釜山港大橋が正面に。

写真左の、山の裾野には釜山を一望できる大庁公園(テチョンコンウォン)が。
1950年に起こった朝鮮戦争の際、戦死した国軍の位牌を祀る慰霊塔が見えた。

そして時間通り、ツアー会社の車がホテルに到着し慶州ツアーへ出発。
大きなワゴン車に男性ドライバー、女性ガイドそいて我々2人のみ。
車窓からは釜山市民の高層アパートがいたる場所に。

ソウルまで繋がっている京釜高速道路(キョンブこうそくどうろ)(1号線)料金所。

車窓からは、稲刈りの終わった水田には白きロールベールラップサイロが多くの場所に。
ロールベールラップサイロとは、円筒状(タイコ形)に梱包した牧草をラップして発酵させ
飼料化する手段。

そして慶州ICに到着。世界遺産になっている慶州のゲートの建物は寺院風。

橋の欄干には大きな鴟尾が。

街路樹の銀杏は真っ黄色に染まっていた。

そして日光いろは坂の如き山道を登っていくと世界遺産 石窟庵(ソックラム)に到着。

石窟庵山門。

右から読んで、『吐含山石窟庵』の扁額が懸かった山門の光景。

山門横のモミジの紅葉は今が盛り。

石窟庵に向かって緩やかな山道を登る。

正面に世界遺産の石窟庵が見えて来た。

ツアーガイドの許さんが石窟庵の歴史を詳しく説明してくれた。
1909年、郵便配達員が配達のため吐含山の峠を越えようとしたところ、突然豪雨に
見舞われ山中の洞窟に逃げ込んだ。その洞窟の中に偶然仏像を発見。
新羅の景徳王と恵恭王の時代の宰相だった金大城(700年 - 774年)が自分の父母のために
「石仏社」を建立した、と高麗時代の『三国遺事』に記されているのだと。
石窟内は方形の前室と、円形の主室が扉道で繋がり、主室の真ん中に高さ3.4mの
釈迦如来坐像が東を向いて安置されていると。蓮花の文様が浮き彫りされた台座に座す本尊。
慈悲深い表情をしていると。ドーム型の天井は蓮華文様。これは釈迦如来坐像の天蓋に
見立てていると。

更に山を登り石窟庵に到着。横にある入り口より石窟庵内部へ。

本尊は、高さ3.4mの如来坐像である。如来坐像の額には、ガラスが埋め込まれていた。
観光客はそこから釈迦如来坐像を拝むことに。写真撮影は禁止。
金色の坐像が穏やかに鎮座していた。主室と前室を繋ぐ扉道は、俗世の地界と仏の天界を
繋ぐ道。主室入口の両脇では、仁王像や四天王像が本尊を警護。
よく見えなかったが、本尊の周囲には釈迦の弟子像が居並び、背後には十一面観音が
浮き彫りされていると。
柔和なお顔そして唇には薄いピンクの口紅が塗られているように見えたのであった。
如来様にしばし合掌。
【 http://blog-imgs-57.fc2.com/t/o/r/toriton/f0054032_18295823.jpg 】より転載。
![f0054032_18295823[1]_R.jpg](https://image.space.rakuten.co.jp/d/strg/ctrl/2/bf66ad2c93a04d36ee1f130718b5a0451583ed78.15.2.2.2.jpg?thum=53)
正面には台座のみが。説明を聞きましたが忘れてしまいました。

美しい色彩豊かな屋根。

ここが本来の入り口であったと。

再び石窟庵(左)を下から仰ぎ見る。右側は「壽光殿」。


巨大な鐘。

本尊である釈迦如来坐像の位置は、ちょうど夏至と冬至の朝日が当たるように
設計されているのだとか。昔訪ねたエジプト・アブ・シンベル宮殿と同じ。
額に埋め込まれた宝石が洞窟内に差し込んだ朝日に輝く様を思い浮かべると
あまりにも気高く、厳かな美しさに満ちていると感じるのであった。