JINさんの陽蜂農遠日記

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2020.01.03
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『旧東海道を歩く』ブログ 目次

右手にあった『関山神社常夜燈』のすぐ先にあった小さな橋・宿場橋(しゅくばはし)を渡る。



下を流れる川は『百田川』。『百田川』は『山綱川』に流れ込む川。



宿場橋を渡り、直ぐ左に入った正面にあったのが『伝誓寺(でんせいじ)』の小さな『本堂』。



『伝誓寺(でんせいじ)』
「「伝誓寺」は、浄土真宗大谷派の寺院である。山号は「松音山」といい、寺号を「伝誓寺」と
称する。寺の由来は、昔「大蓮坊(だいれんぼう)」といって、天台宗の寺であったが、
室町時代の中頃、蓮如上人(れんにょしょうにん)の教えに帰依回収して浄土真宗の寺となった。
その後、江戸時代にこの地に移り現在の建物は、昭和45年に改築されたものである。
本堂内には、須弥壇の宮殿に「阿弥陀如来立像」が安置され、その右側の脇壇には
「親鸞聖人画像」(厨子入)、左の脇壇には「彰如聖人画像」(巻軸)があり、その左の余間には
寺の中興に力を尽くした「村井三十郎」の位牌も残っている。
伝説として、「泥棒と水晶」の仏頭や左甚五郎が彫ったと伝える「彫りの竜馬」も
欄間に掛けられている。」



『手水舎』。『垢濯』は「こうよく」?「くよく」?どう読むのであろうか、
それとも生々しく「あかすすぎ」?



『鐘楼』。



無縁仏?と観音像。







藤川宿掲示板の手前には藤川宿が地図が描かれていた。



その先にあった『西棒鼻(にしぼうばな)』案内板。
「「棒鼻」とは、棒の端、すなわち棒の先端をいい、それが転じて、宿場のはずれを「棒鼻」と
称し、したがって宿場町では、東、西の両方のはずれを言う。
藤川に再現された「棒鼻」は、歌川広重が描いた東海道五十三次・藤川宿の浮世絵
「棒鼻ノ図」を参考にして復元した「修景・棒鼻」である。
勝示杭(境界を示す杭)と宿囲石垣が、その景観を際立たせている。また、脇にある歌碑には、
広重の師匠である歌川豊広の描いた浮世絵の中にある狂歌で、
「藤川のしゅくの棒はなみわたせば 杉のしるしと うで
この狂歌の中で勝示杭を「杉のしるし」とし、ぶらりと下がる「うで のあし」と、
藤の花がぶらさがって咲いている様子とにかけていておもしろい。」



藤川に再現された『西棒鼻』を手前から。



『西棒鼻』の立て札、常夜燈を正面から。



『藤川 
江戸へ 七十八里二十九丁 赤坂へ二里九丁
京へ  四十六里二十七丁 岡崎へ一厘半



『西棒鼻跡』。
「宿場の出入口を棒鼻(棒端とも書く)といわれ、地元の街道往還図には宿囲石垣とある。
広重の藤川宿棒鼻の版画は東棒鼻を描いたものである」







歌川豊広歌碑「藤川の しゅくの棒ばな みわたせば 杉のしるしと うで蛸のあし」



『藤川 歌川豊広』
「藤川宿の棒鼻を見わたすと、杉の木で造った表示が立っており、付近の店には西浦、吉良から
持って来たうで蛸を売っており、たこのあしがぶらさがっている。」と。



『街道往還図』。







『十王堂』内部。



『藤川の十王堂』
「「十王堂は」、十人の「王」を祀る堂で、その「王」とは、冥土(死者のたましいの
行くところ)にいて亡者(死んだ人)の罪を裁く十人の判官をいう。
秦広王 初江王 宗帝王 五官王 閻魔王 変成王 平等王 太山王 都市王 五道転輪王
の総称である。
藤川宿の「十王堂」はいつごろ創建されたかは不明であるが、十王が座る台座の裏に
「宝永七庚寅年七月」(一七一○)の記年があるので、 ここの十王堂の創建はこの年であろうと
推測する。
また地元では、忠臣蔵で有名な神埼与五郎に言いがかりをつけた箱根の馬子・丑五郎
との伝説を伝えている。」



『十王堂』の奥の建物はこれも十王堂の一部か?昔の『十王堂』?



『十王堂』の隣には、『松尾芭蕉の句碑』が。
「爰も三河 むらさき麦の かきつはた はせお」
これは名物「むらさき麦」を詠んだものであると。



『十王堂』の石仏。



ここにも。



『芭蕉句碑』。



表面をズームで。



『芭蕉句碑』
芭蕉句碑は、江戸時代の俳人松尾芭蕉が詠んだ句を、石に刻んで建てたものである。
「爰(ここ)も三河 むらさき麦の かきつばた  はせを」
碑の裏に、
「寛政五歳次葵丑冬十月  当国雪門月亭其雄并連中  以高隆山川之石再建」

と、建碑の書誌的事項が彫られている。
この碑の高さは1.65m、幅1.07m、厚さ0.2m。花崗岩の自然石で、この近辺の芭蕉句碑では
最大級といわれている。
その傍らに、高さ0.9m、幅03.5mほどの自然石が立っている。これも芭蕉句碑で、
この碑は4もと別の所にあったが、大正初期に現在地に移された。」



『裏側』。



この碑も芭蕉関連?



しばらく行くと、左手に『藤川の一里塚』。



『藤川宿の一里塚』
「「一里塚」は、街道に一里ごとに土を盛り上げ、樹木を植えて、道しるべとした
塚のことである。
慶長9年(1604)、江戸幕府は諸街道の整備の一つとして、江戸日本橋を起点として、一里ごとに
道の両側に塚を築いて樹木を植えて目印とした。
樹木は普通、榎であった。
ところで、藤川の一里塚であるが、記録によると
「一、此宿より岡崎宿迄之間 壱里塚弐ヶ所 
  壱ヵ所 木立 左無之 右榎
   但、左右之塚共 藤川宿地内」
と記してある。このような藤川の一里塚は、当時は街道の左右に塚を作り、榎が植えて
あったらしいが、天保年間(1830~)頃にはすでに南側はなくなり、北側の榎は
昭和初期には枯れててなくなってしまった。」



左手に『東海道』案内板。
藤川のまつ並木 400m
藤川宿資料館・本陣跡 600m。



街道脇の松の数が増えて来た。



右にカーブした先には名鉄・名古屋線の踏切が。



この手前で旧東海道は直進(右)、県道327号線は左に分岐。



分岐点の真ん中に1814年(文化11)年に建てられた『吉良道道標』が。
右 東海道
左 吉良道
左の道が三河湾に面した吉良に通じる『吉良道』である。
海産物の搬入に使われたほか旧東海道の脇街道としても重要な道であったと。



右 東海道。



『吉良道道標』案内板。
「東海道は、藤川宿の西端で南西の方向に分かれて、土呂(現・岡崎市福岡町)、
西尾(現・西尾市)、吉良(現・幡豆郡吉良町)方面へ出る道がある。
この道を「吉良道」と呼んでいて、この分岐点に「吉良道道しるべ」が立っている。
道しるべ石は、高さ一四三センチ、幅二○センチの四角柱で、彫られている文字は、  
(右面) 「文化十一年甲戌五月吉日建」  (正面) 「西尾、平坂、土呂、吉良道」   
(左面) 「東都小石川住」 と書いてある。
とにかく、江戸時代、参勤交代の行列、助郷勤めの出役、さらには海産物の搬入路など重要な
脇街道であった。
また、伝説に、茶壷道中の行列がここを通ると、雨が降るという「茶壷のなみだ雨」の話も
残っている。」



名鉄の踏切を渡ると松並木が待っていてくれた。



『岡崎市指定文化財 天然記念物 藤川のまつ並木』。
「慶長九年(一六○四)江戸幕府は街道を整備し、東海道の両脇に松を植えた。
この松並木はその名残をとどめるもので、現在は藤川町の西端約一キロメートルの間の
九十本あまりからなり、クロマツが植えられている。 松並木は旅人には夏の木蔭を提供し、
冬は防風林となった。 松並木の東につづく藤川宿は、東海道の三十七番目の宿場である。
歴史的な価値のある松並木であり、大切にして後世に伝えたいものである。」



名鉄名古屋線に名古屋方面を見る。



旧東海道はゆるい下り勾配で名鉄線の踏切りを渡ると、藤川松並木となった。
慶長九年(1604)江戸幕府は街道を整備し、東海道の両側に松を植えた。
天保14年(1843)には、34間の長さが続いていたと伝えられる藤川の松並木。
昭和38年(1963)に岡崎市指定の天然記念物になった際には、幹囲2mのクロマツ90本が
町の西はずれに約1㎞に渡って東海道の左右に立ち並んでいたという。



快晴ということもあって気分爽快で松並木を歩いたが、国道1号線に合流するまでの約1kmの
間に90本の黒松が植えられているのだと。



樹高30mクラスの松もあり岡崎市指定天然記念物となっている規模の大きい松並木であった。



岡崎市指定文化財(昭和38年5月指定) 天然記念物の『藤川 松並木』。



この日も清掃、手入れなどの活動が行われていた。



クロマツの枯れ葉が集められて。



国道1号との合流地点には『藤川宿』と書かれた案内板が。




                              ・・・​ もどる ​・・・

                  ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2020.05.01 15:37:04
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