JINさんの陽蜂農遠日記

JINさんの陽蜂農遠日記

PR

Profile

jinsan0716

jinsan0716

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

私はイスラム教徒です@ Re:牛久大仏へ(その3)(11/19) New! 神神は言った: コーランで 『 (21) 人…
オジン0523 @ Re:「酔芙蓉」咲く(09/23) 純 白というより既に淡~~いピンクが。 …

Favorite Blog

続日本100名城東北の… New! オジン0523さん

2025年版・岡山大学… New! 隠居人はせじぃさん

【甥のステント挿入… Gママさん

ムベの実を開くコツ… noahnoahnoahさん

エコハウスにようこそ ecologicianさん

Calendar

2022.02.08
XML
カテゴリ: JINさんの農園
次に訪ねたのが駒留(こまどめ)通り沿いにあった「実相院(じっそういん)」。
「実相院」は、東京都世田谷区弦巻にある曹洞宗の寺院。詳名は鶴松山実相院。
世田谷吉良氏との関係が深く、開基とされる吉良氏朝の法号実相院とその夫人の法号である
鶴松院から寺号がつけられている。吉良氏の菩提寺である勝光院の末寺。
森閑とした境内は、「弦巻實相院界わい」として『せたがや百景』に指定されている。
1993年(平成5年)に造られた北側の「山門」。



「曹洞宗 實相院 北門」碑。



この石碑には「諸悪莫作 衆善奉行(しょあくまくさ しゅぜんぶぎょう)」と。
「諸々(もろもろ)の悪を作(な)すこと莫(なか)れ
衆(もろもろ)の善を奉行せよ」
最古の仏典とされる『法句経』に謳われた語句。
中国の詩人で有名な白楽天は若いとき禅道を求め、刑州の山林で鳥巣(ちょうか)禅師と
呼ばれ樹の上で仙人のような生活をする道林和尚を訪ねた。
早速、道林に「仏教の根本の教えとは何か」と質問した。

答えたのだった。
あまりにも平凡な答えに白楽天はあきれて「そんなことは三歳の童子でも知っていることでは
ありませんか、馬鹿にしないでください」反発したところ「三歳の童子でも知っているで
あろうが、八十の老人でさえ行うことは難し」と平然と答えたという。
禅宗で好まれる句であると。



北門の扁額「鶴松山」。



参道沿いの枯山水の庭。



右手には歴史を感じさせる石灯籠が並ぶ。



正面に「南無観世音菩薩」と書かれた幟とその下に石仏が。



近づいて。石仏の後ろには多くの石柱の如きものが。



平成24年建立の「多宝塔(たほうとう)」。




「多宝塔は、寺院建築のうち仏塔における形式のひとつである。現代の寺院建築用語・文化財
用語としては、一般に、平面が方形(四角形)の初層の上に平面が円形の上層を重ね、宝形造
(四角錐形)の屋根を有する二層塔婆を「多宝塔」と呼称する」とウィキペディアより。



様々なアングルで。



多宝塔前の石灯籠。







稲荷大明神の朱の鳥居。



稲荷大明神の幟。



稲荷大明神の社殿。



手水場。



鐘楼。



梵鐘。



境内に2.26事件で殺された高橋是清の髭墓があった。
この鬚墓だが、是清翁の愛顧を受けていた永井如雲という画家が、生前の是清翁から
鬚をもらい受け、保存していた、その後、高橋家の許可のもと、ここに鬚墓を建てたと。



本堂。



吉良氏朝の開基。天永琳達の開山。徳川家康の江戸入府後、吉良氏は当地で閑居していた。



扁額「鶴松山」。



サルスベリの古木。



寺務所であろうか。
扁額は「不露頂」か?



この建物?扁額は「無」と。





ここにも本堂の手水場が。



七重塔と五輪塔。



別の場所から。



仏様が刻まれた石塔。



近づいて。蓮の花を持つ石仏。
聖観音菩薩像であろうか。











ズームして。


曹洞宗 鶴松山 実相禪院
寺伝によれば、当寺の開山は天永琳達大和尚、開基は、吉良左兵衛佐氏朝とも子の頼久ともいう。
本尊は薬師如来。
天正十八年(一五九〇)、小田原北条氏の滅亡に際し、世田谷城主の吉良氏朝は城を去り、
下総国生実(現千葉市)に逃れた。
徳川家康が江戸入府後、氏朝は再び世田谷に帰ったが、世田谷城は廃城となり戻ることを許されず、
この地に閑居し慶長八年(一六〇三)示寂した。
「新編武蔵国風土記稿」には、「今境内ニ氏朝夫婦ノ碑アリ、氏朝ノ碑面ニハ実相院殿四位下
学翁玄参大居士、慶長八年九月六日ト刻シ、夫人ノ碑ハ鶴松院殿快窓寿慶大姉トアリ。」と、
記されているが、現在、この墓碑は所在不明である。氏朝の位牌のみ本堂に安置せらる。
慶安元年(一六四八)、家光より朱印地十石二斗二升を賜っている。」



実相院の山門。



山門の扁額「實相禅院」




創建は天正16年(1588年)で、天永琳達という高僧(勝光院の中興)の隠居寺として創建。
江戸時代に10石の朱印状を拝領した古刹。




山門の左手に石碑が2基。



「世田谷百景 實相院界隈」碑。



「武蔵の國 世田谷の史跡
当時は鶴松山と号し曹洞派の禅寺にて本尊に薬師如来を安置する天正元年(一五七三)・
世田谷城主吉良第八代左兵衛督従四位下源氏朝(慶長八年九月六日歿一六〇四)の創立
天永琳達禪師(元和二年八月十一日寂一六一ニ)を開山とする。
吉良家は第五十六代清和天皇の末裔八幡太郎義家の子孫で建武元年世田谷に居城
世田谷御所と称し禄高拾八萬石の大名にして天正十八年(一五九〇)豊臣秀吉の関東征伐により
滅亡した
実相院は勝光禅院に属し吉良家滅亡と共に衰えたその後徳川幕府より御朱印地として実相院領
本村(現弦巻三丁目)及び八幡脇(現松ヶ丘小学校一帯)実相院丸(現世田谷ニ丁目ボロ市通り)
の地と禄高拾石二斗二升を賜った(慶安元年七月十七日付・一六四八) 慶安四年七月
(一八六八)御朱印を返還し現在に至る。
境内に氏朝夫妻の塚のこる。」



山門の対面にあったのが「世田谷区立松丘小学校」。



「大山道児童遊園」の横にあった「八幡神社」。



「大山詣の途中で一服する旅人」が「大山道児童遊園」の前の小広場に。
頭をとまげで結っている旅人が、道端で一休みし。
商家のご主人でこの像は、大山詣をする旅人の像。



近づいて。



「大山詣 大山道旅人の像
江戸時代 中期、関東一円の農村には雨乞いのために、雨降り山とよばれる丹沢の大山に
参詣する習慣がありました。
これを大山詣といいます。赤坂見附から、青山 、世田谷 、二子 、溝ノ口 、長津田 、伊勢原を
経て大山に至るこの道は、俗に大山道とよばれていました。
世田谷区内の大山道は、三軒茶屋 、世田谷通り 、ボロ市通り 、そして弦巻 を通って、用賀 、
二子玉川に行っていました。
しかし、大山詣はしだいに、信仰は口実となり、帰り道東海道に出て、江ノ島 や鎌倉で遊ぶ
物見遊山の旅に変わってききました。この像は、そんな大山詣をする商家の主人をモデルに、
たぶん一服しただろうと思われるこの所に設置したものです。



「蛇崩川 洗い場跡」碑。
今は公園であるが、昔は収穫した野菜など川の共同の洗い場で洗っていたのであろう。
素朴な生活スタイルを偲ぶのも楽しい。うっそうと茂る大木もまた雰囲気を出していた。



進行方向の西の空にはオレンジ色に。



「弦巻五丁目」交差点を直進する。
壁の内側は「馬事公苑」。
2020年夏季オリンピック・パラリンピックの競技会場の一つに選定され、馬場馬術競技および
障害馬術競技ならびにパラ・ドレッサージュ(障害者馬場馬術)競技が行われたのであった。



ここを左折して進む。



用賀七条通りを南西に進む。



左手にあったのが「用賀本村稲荷神社」。



用賀本村の天神宮脇に祀られていたと伝わるお稲荷さま「用賀本村稲荷神社」。
かつてこの地(本村)の鎮守だった天神宮の境内に祀られていたのですが、明治期に天神宮が
用賀神社に合祀された際に、稲荷社はそのまま残されたのだと。
それを地元の人々が「本村稲荷」と名づけ、奉祀するようになり今日に至っている と。



用賀五条通り右手には「旧用賀名主邸」の門。



「旧用賀名主邸」碑。
江戸時代後期に用賀村 名主 を勤めた 飯田安之丞 、遡る18世紀中頃(元文時代) 彦根藩世田谷領の
代官を勤めた飯田平兵衛の旧家。初代の 飯田図書吉慶 は16世紀(永禄元亀時代)に小田原北条氏の
命により、当地用賀の開発を行った。
当家の造りは昭和30年ごろに内外装の改修を受けて、平成18年まで住居として使われていたが、
骨格となる柱や梁は、1780年頃に建設された当時のものがそのまま使用されており、およそ
240年前の建築となる。
テレビ、映画、雑誌などのロケーションスタジオとして、幅広く活用されている と。



そしてこの日の散策の最終目的地の「用賀駅」に到着。
駅前のイルミネーションには既に灯りが。



この場所のイルミネーションはオレンジ一色であった。



そして、用賀駅から田園都市線、大井町線、池上線を利用して五反田駅に到着したのであった。

                              ・・・もどる・・・


                  ・・・完・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2022.02.08 08:30:19
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: