JINさんの陽蜂農遠日記

JINさんの陽蜂農遠日記

PR

Profile

jinsan0716

jinsan0716

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments

私はイスラム教徒です@ Re:牛久大仏へ(その3)(11/19) New! 神神は言った: コーランで 『 (21) 人…
オジン0523 @ Re:「酔芙蓉」咲く(09/23) 純 白というより既に淡~~いピンクが。 …

Favorite Blog

続日本100名城東北の… New! オジン0523さん

2025年版・岡山大学… New! 隠居人はせじぃさん

【甥のステント挿入… Gママさん

ムベの実を開くコツ… noahnoahnoahさん

エコハウスにようこそ ecologicianさん

Calendar

2022.08.14
XML
カテゴリ: 平塚市歴史散歩
「貞性寺」を後にして八王子街道を更に南下し次に「妙楽寺」を訪ねた。
入口の左右には、大きな石碑が。
神奈川県平塚市田村5丁目13。



「湘南法窟之銘」と書かれた石碑。
法窟は修行の道場のことである と これも学友から。



寺号標石には「開基 足利基氏
臨済宗建長寺派 祥雲山妙楽禅寺」と。
「妙楽寺」は、足利左馬頭基氏(貞治6年1367年卒、泉院玉岩昕公大禅定門)を開基として、
義堂周信(嘉慶2年1388年寂)が開山、応永11年(1404)には足利左兵衛督満兼の祈願所と

当寺の閻魔王像は、文禄4年(1595)の造像とされ、平塚市重要文化財に指定されています と。



「妙楽寺 山門」。



鎌倉市北鎌倉『浄智寺』の【鐘楼門(しょうろうもん)】に似て、2階には花頭窓という花形の
印象的な窓があった。



扁額には「江北禅林」。
江北とは大河の北、ここでは相模川。禅林とは禅宗寺院のこと。



「平塚市指定重要文化財  木造閻魔王坐像 一躯 (もくぞうえんまおうざぞう いっく)
平成ニ十五年(ニ〇一三)ニ月ニ十日指定
寄木造。玉眼嵌人 像高九十九・六cmgennzai 
現在は妙楽寺に安置されている。「新編相模国風土記稿』には当寺の閻魔堂が村内にあった
ことがみえ、本像はこの本尊であったとみられる。
閻魔王は冥界の支配者で、初七日から三年まで順次、死者の生前の罪を裁く十王の中心を成す。
本像は、頭部が大きく作られ、面貌は眉眼をつり上げ怒号する、かなり誇張した表現につくられて
いる。体部はずんぐりとした体形で、量感があり迫力が充分であるが、左右の袖先は小ぶりで、
衣文も強い表現ではなく、全体に頭部に比し穏やかにまとめられている。彫技は本格的といえ、
作者の高い技量かうかがわれる。室町時代の像にみるような量感に富む体形と、近世期のやや
誇張の勝った面貌表現を合わせ持っ作風とみることが出来よう。等身を超す大法量の本格的
造顕で、作風にも中世彫刻の余風を遺す優れた作例である。閻魔王像の基準作例として、
本市のみならず県内においても希少な存在といえる。
構造は、頭・体部を前後に矧ぎ、別に脚部などを矧寄せる。現状、持物(笏)、冠飾を亡失し
両袖先、裳先などに欠失部がある。像表面は、後補とみられる彩色仕上げが残る。
像底からみえる体幹部前材下側に墨書があり、このなかに文禄四年(一五九五)の年紀と、佛士(師)
長芸の名があり、造像年代・作者ともに判明する。」



木造閻魔王坐像 」。



カラー写真をネットから。







先代の「本堂」の鬼瓦であろうか。



2階建ての山門を潜り境内の庭園を見る。



左手奥に「手水舎」。その手前には、咲き終わった蓮の鉢が並んでいた。



そして「本堂」。



「本堂」の扁額は山号の「祥雲山」。







さらにズームして。



「客殿」であっただろうか。



「本堂」前から「山門」を見る。



「妙楽寺境内鎮守」。



「内陣」。
位牌「神田村戰傷災死者 霊」。



狛犬(右)。



狛犬(左)。



「水子地蔵尊」。



近づいて。



墓地の入口にあった「六地蔵」。



六地蔵の前には「南無阿弥陀如来 七・七日忌」と書かれた塔婆が玉石の上に並んでいた。



六地蔵の前には「地獄 餓鬼 畜生 修羅 人間 天上」と「六道」の文字が。



天上道
天上道は天人が住まう世界。天人は空を飛ぶことができ、享楽のうちに生涯を過ごすが、死を
迎えるときは5つの変化と苦しみが現れ、これを五衰(天人五衰)と称し、体が汚れて悪臭を放ち、
脇の下から汗が出て自分の居場所を好まなくなり、頭の上の髪飾りが萎み、楽しみが味わえなく
なる。天の中の最下級のものは三界のうち欲界に属し、中級のものは色界に属し、上級のものは
無色界に属する。
人間道
人間道は人間が住む世界。四苦八苦に悩まされる。『往生要集』の「厭離穢土」では
「苦しみの相」・「不浄の相」・「無常の相」と、三つの相があると記されている。
地表の世界。三界のうち欲界に属する。
修羅道
修羅道は阿修羅が住み、終始戦い争うために苦しみと怒りが絶えない世界。
畜生道
畜生道は鳥・獣・虫など畜生の世界。種類は約34億種で、苦しみを受けて死ぬ。
地表の世界。三界のうち欲界に属する。
餓鬼道
餓鬼道は餓鬼の世界。腹が膨れた姿の鬼になる。『正法念処経』で餓鬼は36種類に分類されて
いる。旧暦7月15日の施餓鬼は餓鬼を救うために行われる。
地表の世界。三界のうち欲界に属する。
地獄道
地獄道は罪を償わせるための世界。地下の世界で、『往生要集』などでも、
「上下に八層重なっている」と記述されている。三界のうち欲界に属する。



「永代納骨堂」。



内陣に鎮座する仏像であったが・・・。



六地蔵の横には石仏が2体。



墓地を望む。



再び境内を見る。




                              ・・・​ もどる ​・・・



                  ・・・​ つづく ​・・・





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024.08.28 07:47:59
コメント(0) | コメントを書く
[平塚市歴史散歩] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: