梅林庵

　午前4時起床。新聞を読んで音楽を聴いて。夜の明けぬうちに妻を起こしました。女の準備を急き立て、家を朝7時過ぎに出発。福岡・博多向け。オペラを聴くためでした。
　10時過ぎ、福岡市美術館へ軽トラを乗りつけました。嘘です。岳父の車で行きました。夕方までの時間を大英博物館古代エジプト展で潰そうという作戦でした。公共施設は概ね月曜日が休館ということを失念していました。がっくり。ということで先にホテルへ向かいました。



　車と荷物を置きました。天神繁華街に出てトンカツとカツ丼を食べました。





　妻はデパートで買い物。早くも冬物バーゲンをやっているとのこと。私もデパ地下を冷やかしました。三越と岩田屋の食品売り場を廻りました。どうしても足が水産物のコーナーに向きます。チーズや生ハムにも目がいきました。ワイン売り場はボジョレー・ヌーヴォーを並べていました。三越の隅っこにエスクード・ロホがありました。欲しかったですが、諦めました。田舎にない大きな本屋を冷やかしました。手に入れたいイタリア民話集がありました。岩波文庫ワイド版でした。上中下。重いからやめました。辰濃和男｢文章の書き方｣岩波新書800円を買いました。足が棒になり、オーバカナルで休みました。ここのエスプレッソが美味しいのです。立ち飲みは200円。テーブルに座ると300円になります。



　いい感じのエスプレットマシンです。もう何年も前に来たときから変わらずの姿でした。イタリア製。使い込んである感じでした。



　歌劇の会場はアクロス。



　プログラムはマスカーニとプッチーニの1幕物。カヴァレリア・ルスティカーナがよかったです。合唱の力強さで場内が揺れました。



　幕間の休憩時間は30分。ロビーにシャンパンサービスがありました。



　タダではありません。酔うといけないので、1グラスを注文、妻と半分こしました。



　コンサートが跳ね、あらかじめ調べておいた店を探しました。豈図らんやその場所に跡も形もありません。閉じたのかな。イタ飯業界、浮き沈みが激しいのかな。天神をウロウロして、お相撲さんに遇いました。記念にとツーショットを頼んだら、心よく応じてくれました。部屋としこ名を訊くと、M部屋のK。身長はほぼ同じ、体重は私の倍、150kgとのこと。



　方針を変えました。中州の屋台に突っ込みました。





　当ては肉と野菜がメインです。魚はありません。鮮度を保つことができないからでしょうか。それとも調理に水を使うからでしょうか。



　ラーメンを注文しました。汁が少ない。



　屋台といえばおでんです。これも頼みました。



　焼きラーメンというのがありました。めずらしい。



　日本酒は久保田があったので、それを燗にしてもらいました。
　屋台に座ると、見ず知らずの人とすぐ仲良しになります。1軒目は青森の二人と隣り合わせ。男性は団体職員。業界の会合が福岡であり、やってきたらしい。50代かな。同伴の女性は30代。水商売をしているとのこと。明らかに夫婦ではい。ということは・・・。野暮なことは訊くまい。次の店では東京から出張というサラリーマン3人と。話を聞いて法曹界の人？このうち一人はサッカーファン、さいたま市に住んでレッズに入れあげている云々。反対側にはイケメンと美女グループ。ハンサムなので劇団四季の関係者？と問うと、美容師とのこと。今日は休み、職場の人を連れて飲みに来たらしい。私の髪型如何と問うと、もう1.5倍カッコよくなると返してくれました。妻が笑いました。