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文鳥の薫りで飼い主を陶酔させたご夫婦
もっとも抜けたのはオッキかもしれない。そのオッキ、今日は夫のゲンともどもに、あの、そうあの文鳥の薫りを身にまとっており、飼い主を陶然とさせたのであった。
一体あの薫りは何と表現したら良いのだろう。日向に干した布団の匂いをベースに、シトラス系と、ムスク系と言うより「ジャコウネコ!」といった感じの匂い(どんなだかは知らない)を少々混ぜたような、何とも言えぬ良い薫りなのだ。香水の知識の豊富な人は、あれを的確に表現し、かつ調合して再現して販売すべきだと願ってやまない。
あの薫りの面白いところは、年中身に纏ってくれるわけでもなく、何を原因として出現するのかわからない点にあるだろう。また、その薫りを身にまといやすい文鳥と、生涯そういった楽しみを飼い主に提供してくれない文鳥もいる。実に珍妙、摩訶不思議だ。
今日は思いがけず、ゲンとオッキが手首に止まって、その薫りを十分に堪能させてくれた。何と素晴らしい夫婦だろうか!