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原作は川端康成「有難う」。トーキーの本格化した年の映画だそうだ。伊豆の天城街道を実写ロケしたもので、画期的であったらしい。主演の上原謙は、デビューの翌年だそうだ。 自然体で捉えた作風が清水宏の特徴だそうで、当時の伊豆の様子、子供、人々の様子、仕草がありのままとらえられているのだろう。きれいな仕草に見とれるシーンが多くある。風景、トンネルにも今の面影を逆に探してしまった。 公開が1936年2月27日らしいが、その前日は、2.26事件にあたる。穏やかで礼儀正しい庶民の情愛が丹念に描かれている本作ではあるが、事件の背景にある不況、流浪、娘の身売り、貧富も哀しげに描いてあった。だが、このロードムービーの結末には救われた。当時の国民の気持ちであったのだろう。
Feb 18, 2020
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1967年は、「男はつらいよ」のテレビ放送の前年、映画の二年前となるらしい。寅さんとも重なるような人情もので、セリフの気風のいいこと。「お茶の水」の名調子も。佐渡の情景が心に沁みる。星由里子の可憐なこと。渥美清 (平井義太郎)淡路恵子 (竹子)石立鉄男 (西村茂)星由里子 (石川美代子)大辻伺郎 (鈴木)浜村純 (平井の父)監督 丸山誠治脚本 木下惠介製作 金子正且撮影 梁井潤美術 松山崇音楽 木下忠司録音 中川浩一照明 下村一夫編集 庵原周一助監督 佐野健スチル 池上恭介
Feb 16, 2020
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Feb 13, 2020
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賀陽IC近くにある道の駅かようの隣に大きな看板があり、地域の老人福祉施設内にある冷鉱泉の加熱循環の温泉を開放していた。農村にあるなんともめぐまれた施設。ご長寿まちがいなし。
Feb 11, 2020
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湯郷温泉街の中心にある源泉掛流しの小さな施設。39度を下回る温湯、更に温い湯船も小さく仕切られていた。さっぱりした肌触り。町内会の人に限られる村湯、ゲストは療養湯。真冬に長湯の後、汗はかかぬが身体がほてってきた。向いにある湯郷鷺温泉館の立派な構え
Feb 9, 2020
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備中櫓 (復元。畳敷で装飾が施され、女性達の社交場でもあったそうだ。殿もおなりになった場所らしい。) 層を重ねる石垣の連続に感嘆の連続。明治の廃城がうらめしい。華麗な重層の城を城下から拝んでみたいものだ。畳敷の巨大な城とのことで、外は威風、中は優美と言うことか。森家の権勢の品格をさぞかし現出させていたのだろう。美しい地であったに違いない。天守閣跡
Feb 8, 2020
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地蔵峠の上にある天文台は、矢掛からも見えた。小田川に沿って宿場町の風情が守られていた。24吋別窓表示 せいめい望遠鏡(「平安時代の卓越した陰陽師・天文博士の安倍晴明(あべのせいめい)は、岡山天文台の近くにある安部山でも観測をしたと伝えられています。このように京都と岡山の両方にゆかりのある天文研究の大先達にちなんだ名前となりました。」京大) 古い天文施設かと思いながら、登っていくと目新しい施設がもう一基あり、外階段から登ると中の反射望遠鏡を見られるように回廊状の通路を開放してくれていた。パラボラアンテナ状の浅い皿が、カラフルな鉄骨組に支えられて天を仰ぐように設置されていた。 北に矢掛町、東に遙照山、南に瀬戸内、西に天文台と、パノラマを巡れた。天候に恵まれず、寒風、強風の最中だったが、望遠鏡はびくともしない威風のドームに守られていた。本田実の侘住まいの様な星尋山荘が、倉敷の光から逃れる立地だったのを思いだすと、最新の観測は、光学式の天文でも、街の明かりは、邪魔しないのだろうか。矢掛屋は和モダンな工夫された装飾の宿になっているが、宿場の風情を残せているのだろう。宿場町を形成した際に行われたうなぎの寝床の地割がよくわかる敷地を生かし、敷地の奥行きにそって宿泊棟が設えてあった。 間口が狭く奥に長い構造に合わせて、木造屋根の芯となる梁が長くつながっているのを喫茶のソファーに座って見上げられる。ここは言わば歴史が楽しめる宿かと。江戸時代の旅人もこれを見ていたのかも知れぬと思うと、時代を超えた宿場町にいる気分になれた。 日常の営みに歴史を残せるとは、豊かで穏やかな地域であることの証かと思う。脇本陣の屋敷は間口が広く立派な構えで街道を制しているかのように感じた。
Feb 7, 2020
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鈴鹿は雪でしたが、駿河は晴天に。
Feb 6, 2020
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