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表紙素材は、てんぱる様からお借りしました。「名探偵コナン」「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。『聞く前から酷いな。レオの命とひきかえに、君達は改めてわたしに忠誠を誓う、というのはどう?』何処までも卑怯な男だ―コナンがそう思いながらラウルを睨んでいると、ラウルは次の言葉を継いだ。『君のお友達の命を、このわたしが握っている事を忘れないように。』海斗が自分の隣で唇を噛み締めているのを見て、コナンは渋々とラウルに従った。『さてと、ここからは別行動にしようか。』『これからどうするの?』ラウルは海斗とコナンに逃走経路を説明した後、足早に屋敷から出て行った。「ねぇ海斗さん、これからどうするの?」「あいつの思い通りにさせないよ。それに、俺達には強力な助っ人が居るからね。」「助っ人って、ジェフリーさん達だよね。」「そう。」海斗がそう言った時、屋敷にジェフリー達が入って来た。『ジェフリー、会いたかった・・』『俺も、会いたかった。』熱い抱擁を交わすジェフリーと海斗を見ながら、ナイジェルとキットの姿に気づいた。『ナイジェルさん、キットさん・・』『よぉ坊主、お前さんの友達は無事だぜ。』キットの言葉を聞いたコナンは、安堵の表情を浮かべた。『それにしても、あいつは・・ラウルは一体何を考えているんだ?』『あいつは、僕と海斗さんを、金儲けの道具にするつもりなんだ。』コナンがキット達にラウルの企みを話すと、彼らは深く頷いた。『そうか、俺達がにらんだ通りだな。』『どういうことなの?』『実はやっこさん、敵が多くてね。間諜仲間の間ではすこぶる評判が悪くてな。あいつの秘書のパブロって奴が、俺達に協力してくれたのは、奴に散々こき使われてうんざりしたからさ。』『へぇ・・』(海斗さんが言っていた通りだ。絶対に、あいつの裏をかいてやる!)『さてと、さっさとここからずらかるぞ。あの忌々しいスペイン野郎が戻ってくる前に。』『あぁ。』こうして、海斗達と共にコナンはパストラ―ナを後にし、ピレネーへと向かった。「海斗さん、大丈夫?」「うん・・」パストラ―ナ城に居た頃から、海斗が乾いた咳をしている事に、コナンは気づいた。本人は風邪だと言っていたが、あの咳は・・『カイト、どうした?』『ごめん、急いでパンを食べていたら、むせちゃったみたい・・』『おいおい、お前さんはまだ本調子じゃないんだから、無理するなよ。』『ごめん、キット。』そう言った海斗の顔は、何処かやつれて見えた。コナンは、海斗が肺結核に罹っているのではないかと思っていた。『どうした、坊主?』『ううん、何でもない。少し眠くなっただけ。』『今の内に休んでおけ、先は長いんだからな。』『わかった。』コナンがちらりとジェフリー達の方を見ると、彼らも休憩を取っているようだった。その中で、ナイジェルがリックというラウルの部下の男と話している姿を、キットが見つめている事に気づいた。『キットさん、ひとつ聞きたい事があるんだけど、いいかな?』『何だい、坊主?』『キットさん、もしかしてナイジェルさんの事、好きなの?』『はは、わかっちまったか。坊主にバレちまうとは、間諜失格だな。』キットはそう言った後、苦笑した。『どうして、わかったんだ?』『何となく。でもナイジェルさんは、海斗さんの事が好きなんだよね。』『あぁ。自分が好きな相手が振り向いてくれないのは、辛いものだが、好きになるのはやめられない。お前さんにもいずれわかるさ。』『はは、そうだね・・』コナン達がリックの協力を得て、追手を眠らせて夜の山道へと向かっていると、前を馬に乗って走っていたリックが舌打ちした。『クソッ、松明を誰かに見られた!』コナン達は慌てて脇道に入り、息を潜めた。「きっと、ビセンテだ・・」「どうして、わかるの?」「ビセンテはラウルを信用していない。だから、少々手荒なやり方をしてでも俺達の逃走経路をあいつから聞き出したんだと思う。」ビセンテは自分達や海斗達に対しては優しいが、それ以外の人間に対しては冷酷で容赦がない性格だという事をコナンは知っていた。「どうするつもりなの?」「俺が、何とかするよ。」海斗はそう言った後、ジェフリーの元へと向かった。遠くからでも、二人が何かを話しているのかがコナンにはわかった。『俺が頼めば、ジェフリー達を見逃してくれるかもしれない。』『お前達と離れ離れになるなんて、耐えられない!』『また助けに来てくれればいいじゃん。フランドルはイングランドに近いし。』「駄目だ、海斗さん、そんな事をしたら・・」「コナン君、今まで迷惑をかけてごめんね。」海斗はそう言った後、脇道から飛び出した。「待って、海斗さん!」コナンも慌てて、海斗の後を追った。そこには、ビセンテとアロンソ達の姿があった。『お願い、ジェフリー達を見逃して!俺はあんたの言う通りにする、だから・・』海斗は必死にビセンテと交渉したが、それは失敗に終わった。『待って、ビセンテ・・』慌ててビセンテを追いかけようとした海斗だったが、突然地面に倒れて、激しく咳込んでしまった。『カイト、どうした?ラウル、ラウル=デ=トレド!』『はいはい、わかりましたよ。』漆黒の僧衣から粗末な服へとその身を包んだラウルは、気怠そうな様子でビセンテ達の前に現れた。『カイトは確か、喉の炎症を起こしていたんでしたよね?』『ええ。』『だとしたら、喉に膿が詰まっているのかもしれませんね。あぁ、出ました・・』コナンは、松明の灯りの下、恐怖に引き攣るラウルの顔と、地面に滴り落ちた真紅の血を見てしまった。(やっぱり、海斗さんは・・)『彼が吐いた血に触るな、肺病がうつるぞ!』ラウルの言葉を聞いた後、ビセンテは激しく動揺した。『あなたに俺の命をあげるから・・ジェフリー達を見逃して、お願い・・』『どうして、今までずっと気づいてやれなかったんだ・・わたしは、どうして・・』『冷たい亡骸・・』ラウルの冷たい声と、彼の悪魔のような笑い声が夜の静寂を破った。『わざわざわたしが手間を掛ける手間が省けたね、わたしが直接手を下さなくても君はもうすぐ死ぬんだから。』企みが全て暴かれても尚、悪びれもしない様子のラウルにコナンが憎悪を抱いていると、ラウルの顔にビセンテの拳がめり込んだ。『黙れ!』ビセンテに殴られても尚、ラウルは笑っていた。『俺、死んじゃうの?』『そんな事はない。』にほんブログ村二次小説ランキング
2026年04月30日
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タイトルの意味がわかって、うわあとなりました。
2026年04月26日
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映画もテレビで観ましたが、小説だと映画の情景が臨場感溢れ出る描写で読み応えがありました。「了解」のシーンには小説でもしびれました。
2026年04月26日
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素材はこちらをお借りしました。フリー素材【和華蝶】https://www.pixiv.net/artworks/63848096「FLESH&BLOOD」の二次小説です。作者様・出版社様は一切関係ありません。一部残酷・暴力描写有りです、苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「海斗、何をしておる?大妃様にご挨拶せぬか!」「あ、はい!」「よい、訳もわからぬままここへ連れて来られて、妾と会ったのだから、驚くのは当然じゃ。それよりもカイト、そなたに頼みがある。」「頼み、ですか?」「そなた、宮廷に興味はあるか?」「大妃様、俺は王宮には余り興味がありません。」「そうか。いきなり呼び出して悪かったな。もう下がってもよいぞ。」「は、はい・・」ヨナと海斗は、蝶華楼に帰るまで互いに何も話さなかった。「行首様・・」「海斗、あんたは本当に、王宮には興味がないんだね?」「はい。」「そうかい、それを聞いて安心したよ。宮廷は今、色々と大変で物騒だしね。今日は遅いから、早くお休み。」「はい。」自室に入った海斗は、そのまま布団を敷いてその中で眠った。一方、エリザベスはジェフリーの事で彼の傍仕えの女官を呼び出した。「大妃様、わたくしに何かご用ですか?」「世子は最近どうしておる?」「そうですね・・世子様は、最近よく玄琴を奏でていらっしゃいます。」「玄琴か?今まで見向きもしなかったというのに、珍しいのぅ。」「ええ。何でも、気になる方がおられるそうで・・」「そうか。」エリザベスの脳裏に、あの赤毛の妓生の顔が浮かんだ。「もう、下がってもよいぞ。」「は、はぁ・・」女官が部屋から出て行ったあと、エリザベスはある両班に文を認めた。「ビセンテ様、起きて下さい!」「どうした、レオ?」眠い目を擦りながら、ビセンテ=デ=サンティリャーナは従者のレオを見た後、再び布団に潜り込んだ。だが、非情にもその布団はレオに剥ぎ取られてしまった。「大妃様から、お手紙が届いておりますよ!」「大妃様から・・」ビセンテはレオからエリザベスの手紙を受け取り、それに目を通した。「レオ、すぐに馬の準備を!」急いで身支度を済ませた後、レオと共に王宮へと向かった。「大妃様、お呼びでしょうか?」「ビセンテ、よく来たな。話をする前に、茶でもどうじゃ?」「はい、頂きます。」ビセンテはエリザベス付きの女官から冷たい茶を受け取り、それを一口飲んだ。「近々、ジェフリーの誕生祝いの宴を開こうと思ってな。」「世子様のですか?それは良い考えですね。」「あぁ。其方も色々と忙しいから無理を言わないが、宴の計画を考えてくれ。」「わかりました。」ビセンテは、胃がキリキリと痛むような気がした。「どうしたのですか、ビセンテ様?溜息なんて吐いて?」「世子様の誕生祝いの計画を考えなければならなくてな・・色々と考えてはいるのだが・・」ビセンテはそう言いながら、紙を丸めた。「もう、こんなに散らかして。」レオはぶうぶうと文句を言いながらも、彼の周りに散らばっている紙屑を片付けていた。「世子様はどのような性格なのですか?」「そうだな・・新し者好きで、流行に敏感らしい。」「ならば、彼が好きそうなものを中心に宴の進行を考えなければな。」「その意気です、ビセンテ様!」レオはそう言うと、再び仕事に取りかかったビセンテを見て安心し、彼の部屋から静かに出て行った。ジェフリーの誕生祝いの宴が開かれた日は、雲ひとつない晴天だった。「ビセンテ、大儀であった。」「大妃様・・」「世子も喜んでいるようだが、これから楽しくなりそうだ。」エリザベスはそう言った後に笑った。宴は滞りなく行われ、妓生達の華やかな舞を、ジェフリーと他の両班達と共に、酒を飲みながら楽しそうに見ていた。「随分と盛り上がっているわね。」「ねぇ、あれがあの子の衣装?」「そうみたい。」「いい事、思いついたわ。」海斗が衣装を纏い、舞い踊っていると、何かが裂けるような音が聞こえたような気がした。(え、何?)激しい音色に合わせて海斗が舞っていると、上衣(チョゴリ)の布が破れている事に気づいた。(畜生、何とかしてこの場を切り抜けないと・・)「ふふ、焦っているわね。」「世子様の前で恥を掻くといいのよ。」海斗の事を快く思っていない妓生達がそんな事を言いながら舞台裏から海斗の姿を見ていると、やがて彼女は舞い終えて、涼しい顔をして舞台裏へと向かって来た。「“あんな事”をして俺が挫けるとでも?勝負をするのなら小賢しい小細工などせず、芸で勝負してくださいね。」海斗達は妓生達にそう言うと、人気のない池へと向かった。宴の喧騒から離れ、海斗は池に浮かぶ蓮の花を見つめていた。「知っているか?蓮の花は泥の中から咲くんだ。」「あなたは・・あの時の・・」「自己紹介が遅れたな。俺はジェフリー=ロックフォード、この国の世子だ。」「世子様・・」「お前の舞、とても素晴らしかった。」「ありがとうございます。」「その簪、お前の髪に良く似合っているぞ。俺が選んだだけの事はある。」「この簪を、あなたが?」「あぁ、この簪は、俺の母親の形見なんだ。」「そのような大切なもの、頂けません。」そう言って慌てて簪を髪から抜こうとした海斗を、ジェフリーは止めた。「お前には、持っていて欲しいんだ。」「は、はい・・ありがとうございます、世子様。」そんな二人の様子を、エリザベスと彼女付きの女官は木陰から眺めていた。「大妃様、どうかなさったのですか?」「いや、あの占い師はよくあたると思っていたが、あながち嘘ではないのかもしれないな。」「まぁ、面白そうなお話ですわね、大妃様。」大妃の部屋の外から、衣擦れの音が聞こえて来たかと思うと、ラウルが淡褐色の瞳を黄金色に光らせながら、エリザベス達の前に現れた。「世子様の誕生祝の宴、わたくしも誘ってくださればよかったのに・・」「妾に用がないのなら、出てゆけ。」「わかりました、失礼致します。」ラウルはそう言ってエリザベスに背を向け、彼女の部屋から出て行った。「ラウル様・・」「暫く、一人にして。」「は、はい・・」(相変わらず秘密主義な方なのね・・でも、最後に勝つのはわたくしよ。)その日の夜、王宮の池に一人の女官が溺死体となって発見され、その死体の首には何者かに絞められた跡があった。―恐ろしいわね・・―ええ、本当に。にほんブログ村二次小説ランキング
2026年04月23日
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近所のダイソーとセリアで色々と買ってきました。近所のダイソーはスリーピーが併設してあり、前から気になっていたノートとポーチを買いました。左が、今日買ったディズニーヴィランズのノート、右がこの前母が近所のイオンのスリーピーで買ってくれたアリエルのノートです。ディズニーヴィランズノートの中身は、貝殻とお城のイラスト。アリエルのノートの中身は、キャラクターのイラストつき。どちらも80枚でリングノートなので、大切に使います。Seriaで買った、クリアイチゴキーホルダー。JANコード:4978929920050ダイソーで買った、PEVAポーチにクリアイチゴキーホルダーと、カドリーベアのキーホルダーをつけました。大切に使います。PEVAポーチにはDカンがついていて、サイズはA4・B5・A5・A6・B6の4種類あります。わたしは筆箱として使いたかったので、一番小さいB6サイズを買いました。JANコード:4550480823027ピンクと紫の二色しか、わたしが買ったお店にはありませんでした。ただこのポーチ、マチがないので、シャーペンやボールペンなどを入れるときは10本位までしか入りません。ただ、サイドポケットには付箋や消しゴム替え芯などが入れられるし、Dカンつきなのでファスナー部分とかにキーホルダーをつけてみてもいいかもしれませんね。上下にキーホルダーをつけていたのですが、バランスが悪かったので、同じ位置に一緒につけてみました。全体的に色が合っていて良かったです。チャック部分にキーホルダーをつけたら、チャックが壊れそうだし、開けしめする時に邪魔になると思ったので、Dカン部分にキーホルダーを付け替えました。付け替えるときに苦労しました。近所のダイソーには、スリーピーが併設されていて、ディズニーとのコラボ商品やアクセサリーなどが置いてあり、見るだけでも楽しいです。前から気になっていた、リトルマーメイドのアリエルのポーチを買いました。ユーリティポーチ ライトミント リトルマーメイドJANコード:4550480845067色はミントとラベンダーの二色がありました。マチは少しあって、わたしは筆箱として使っています。近所のイオンにあるスリーピーで母に買ってもらった、アリエルの方眼ノートです。JANコード:4550480812335わたしは水色系が好きなので、色を合わせてみました。近所のキャンドゥで買ったちいかわグッズ。A5サイズのファイルはひとつも持っていないので、買えて良かったです。今使っているマウスの動きが悪くなって来たので、父が楽天で注文してくれたハムスターマウス。パソコンの前に置くだけで可愛くて癒されます。
2026年04月22日
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昨日は映画を観たので、今日は映画のノベライズを買って一気に最後まで読みました。映画のバイクアクションシーンやラストシーンの臨場感が見事に描かれており、読んでいる間頭の中で映画のシーンが頭の中で浮かんできそうでした。バイクアクションがメインで、謎解きはサブな感じがしましたね。
2026年04月22日
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コナンの映画を観た後、カットをして、丁度お昼の時間帯だったので、前から気になっていた喫茶ミツバチさんでランチを食べました。内装は全体的にほんわかとしてゆったりとした雰囲気がありました。海老フライランチを頂きました。事前にぬい撮りする前に、ぬいぐるみと一緒に写真を撮ってもいいですかと許可を得てから撮りました。海老フライはサクサクとしていて、デザートのプリンも美味しかったです。わたしがハチワレが好きだと話したら、店員さんがちいかわのシールをくれました。大切に使います。今日は、シンドバットを2本、クルトガメタルとスヌーピーデザインのデルガードの0.3をそれぞれ買いました。大切に使います。
2026年04月21日
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今日と明日が2連休だったので、コナンの映画を観に行きました。毎回蘭ちゃん無双のシーンが楽しみだったのですが、今回はバイクが主役だったので、世良ちゃんと萩原千速姐さんのバイクアクションと爆発シーンがかっこよかったです。犯人役の俳優さんが、違和感なく演じられていました。研二と松田の電話シーンにはしびれましたね。エンドクレジットのある一文にはジーンときました。コナンの映画、毎年観よう観ようと思って見逃していたので、今年の映画は観られて良かったです。映画館で観たコナンの映画は、「紺青の拳」と「緋色の弾丸」しかなかったので。途中でトイレに行ってしまったのですが、すぐに戻ってきたのでラストシーンまでじっくりと観られました。映画館で観る映画ですね、この作品は。「国宝」の時も感じましたが、やはり音響がよくて、映画館でしか味わえない作品でした。グッズはどれも欲しかったのですが、写真の下敷きが一番気に入ったので、1枚だけ買いました。大切に使います。
2026年04月21日
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近所のダイソーで、サンリオの目印アクセサリーを買いました。シナモンロールやポチャッコ、クロミなどがありましたが、キティちゃんが一番可愛いかったので買いました。父に丸カン部分をカニカンに繋げてもらい、キティちゃんのポーチにつけました。ポーチがますます可愛くなりました。ぬいぐるみと一緒につけていたら邪魔になったので、ぬいぐるみを外してキティちゃんに統一しました。今日のおやつの、キャベツ太郎。これもダイソーで買いました。甘じょっぱいソースがかかっていて、美味しかったです。
2026年04月19日
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2007年から自分が好きな漫画やアニメ、小説の二次小説や、オリジナル小説を発表するために開設したこのブログ、あっという間に19年目を迎えました。紙の日記だと3日も続かなかったのに、読者の皆様のおかげでブログ開設から19年目を迎える事ができました。これからも、よろしくお願いいたします。2026.4.16 千菊丸
2026年04月16日
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表紙素材は、てんぱる様からお借りしました。「名探偵コナン」「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。その日は、いつもと変わらない朝だった。『カイト、起きているか?』海斗が眠い目を擦ると、そこにはビセンテの従者・レオの姿があった。エル=エスコリアルで毒殺されかけてからというもの、レオは海斗に対して過保護になっていた。『朝食はどうする?』『一緒に食堂で食べるよ。』甲斐甲斐しく己の世話をするレオをこれから彼の主と共に騙すことになると思うと、海斗は胸が痛んだ。『そうか。なら一緒に行こう。』『うん・・』布で包んだ食器をそれぞれ持ち、部屋から出た海斗とレオが食堂へと向かっていると、何処からか焦げ臭い臭いが漂って来た。『うっかり鍋でも焦げ付かせたか?』(違う、この臭いは・・)「カイト、おお、従者殿も!」切羽詰まった叫び声と共に、二人の方へと掻けて来たのはクリストバル修道士こと、キットだった。「何があったのですか?」「失火です!馬小屋が燃えていて、中庭の方は大変な騒ぎに!」「何故、そんな所で火事が・・」「さぁ、わかりません。逢い引きか何かで訪れた何者かの不始末か、放火かと・・ウララー、なんと恐ろしい!」わざとフランス訛りでそう状況を話したキットは、海斗に目配せした。「海斗さん、どうしたの?」「馬小屋が火事だって。」「そう・・」海斗から脱出作戦の詳細を聞いたコナンは、少し驚いた様子でそう言うと、キットを見た。キットはそんな二人に再び目配せすると、さっと黒衣の裾を翻した。「ビセンテ様がおいでにならないときに・・カイト、コナン、絶対に僕から離れるなよ!」「う、うん・・」突然の火事に驚き、少し取り乱したレオは、暫くして落ち着きを取り戻していった。「我々はどこへ行けばいいのですか?」「こちらの棟にも燃え移るかもしれないという事で、用心の為に全員城外に避難する事になりましたので、わたしについて来て下さい。」「判りました。」キットと共に、城外へと避難した海斗達を待っていたのは、アビラに行っている筈のラウル=デ=トレドだった。「あぁ、二人とも無事でしたか。」淡い褐色の瞳が陽光を弾いて禍々しくも美しい金色に光り、獣が哀れな贄をどういたぶるのかを愉しむような視線を海斗とコナンに向けた。「トレド様、お戻りになられたのですね!」ラウルの狡猾で残酷な本性を知らないレオが、そう言って安堵の表情を浮かべながらラウルを見た。「ええ、先程、メンドーサ様はどちらに?」「陛下の御使いがこちらに参られて、ビセンテ様とアロンソ様が王宮に向かわれました。」「それは・・」レオの言葉を聞いたラウルの細い眉が微かに弧を描いたのを、海斗とコナンは見逃さなかった。“策士、策に溺れる”の言葉通り、ラウルが企てた計画に、少し綻びが出たらしい。(こいつの思い通りにさせてたまるかよ。)「大公夫人はどちらに?」「お部屋で謹慎中ですよ。昨夜の騒ぎを起こした罰として、ヒターノ達の音楽を聞かせないよう、窓を開けないようにしてやると、公爵閣下が仰せだったとか。」「火の手が塔に回ったらどうなるんだよ?」「衛兵が何とかしてくれるでしょう。」「そんな呑気な事を言ってないで、早くあんたが衛兵に命令して・・」「君は本当にお人好しだねぇ・・」海斗はラウルを説得し、ラウルは自分の秘書に、公爵に火事を知らせ、大公夫人を塔から出すようにとの旨を彼に伝えた。「さてと、わたし達は村長の屋敷へと避難しましょうか。」ラウルはそう言って自分の秘書を邪険に追い払うと、天使の笑みを貼り付け、海斗達に向き直った。「村長の屋敷まで案内のできる者を見つけ・・」「トレド様、大変です!狼煙が上がりました!」「何っ!?」ラウルが狼狽した様子を見るに、何かかなり切羽詰まった状態が起きたらしい。「トレド様、狼煙とは・・」「村外れに住む炭焼き小屋の男に、不審者が接近したら狼煙を上げるよう、頼んでおいたのです。」「何者なのでしょうか?」「我々もここでのんびりしていては危険だ。君、村長の家まで案内を頼む!」ラウルに狼煙の報告をした男にそう言った後、ラウルはキットにそう言った。「お前は護衛になりそうな者を何人か見繕って後から来なさい。いいね、くれぐれも敵に後をつけられたりするのではないよ。」「かしこまりました。どうぞ、お気をつけて。」キットはラウルに向かって恭しく頭を下げた。村長の屋敷へと向かう中、レオは海斗に鞘ごと短剣を差し出し、彼に戦うように言った。その様子を見たコナンは、レオの命を海斗とどう助けたらいいのかを考えていたが、何も思いつくことなく村長の屋敷に着いてしまった。「ここまで来れば、もう安心だ。早く中に入りましょう。」(クソ、一体どうすれば・・)「修道士様・・」「既に聞き及んでいると思いますが、お城が火事になってしまいましてね。暫く軒先を貸して頂きたいのです。」ラウルの言葉を聞いた村長は、顔色が悪く、何かに怯えている様子だった。「主よ、我らを救い・・ひぃぃ!」社長は祈りの言葉を叫んだが、台所へと続く入口から剣を手にした男達が雪崩込み、村長を容赦なく刺し殺した。「カイト、コナン、僕に構わず、さっさと逃げろ!」「でも・・」「今来た道を戻るんだ!」曲者達は、レオを取り囲み、じりじりとその輪を狭めてきた。レオは不利な状況でありながらも、果敢に男達に戦っていたが、彼らに圧されている事は明らかだった。「二人に手を出すな!」ラウルが突如、レオを襲う剣の切っ先をその腕で受け止めたのだ。「トレド様・・」僅かに生まれた隙を狙い、男達はレオを捕え、その首を締め上げた。(クソ、何も出来ねぇ・・)「レオー!」「落ち着きなさい、彼は気を失っただけだよ。」腕を斬られ、床に蹲っていたラウルがゆらりと起き上がった。「生け捕りにするのも計画の内でね。まぁ、こんな事になるとは思いもしなかったけど・・今後の教訓にしなくてはね。」「申し訳ありません!不意のことで剣をひく事が出来ませず・・」「何か腕に巻くものを寄越せ。」(村長はこいつらが来る事を知っていたんだ・・だから口封じに殺されたんだ。)『さてカイト、そしてコナン、君達にまた提案したい事があるんだが』海斗とコナンにそう英語で話しかけてきたラウルは、レオを部下の男達に運ばせるよう命じた。「例の場所へ運べ。」「はっ!」『提案ってなに?聞く前からどうせロクな提案じゃないだろうけど。』にほんブログ村二次小説ランキング
2026年04月16日
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表紙素材は、てんぱる様からお借りしました。「名探偵コナン」「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。「うわぁ、賑わっていますね!」「そりゃぁ、年に一回、小麦の収穫を祝うお祭りだもの。」「色んな形のパンがある、おいしそ~!」「みんな、はぐれないようにしてね!」 宮廷から追い出された元道化師から海斗がプリマスに戻って来ているという情報を得たビセンテ達は、ラマスの最中、広場の雑踏の中から“ホーの丘”へと向かう一台の粗末な馬車を見つけた。「あ、コナン君だ!」「あの赤毛の兄ちゃんも居るぜ!」 海斗とコナンの姿を見つけた歩美達が駈け出して行くのを見たビセンテ達は、慌てて彼女達を追い掛けた。 その一時間前、海斗とコナンは『白鹿亭』から出て、ホーの丘へと向かった。「タイムスリップの法則がある?」「うん。リリーは、ホーの丘で妖精の輪を見たって言っていたけれど、俺が見たのは、ボウリングのピンだった。もしかしたら、ホーの丘にタイムスリップのヒントが隠されているかもしれない。」「僕達がこの世界にタイムスリップした時、ガレオン船の中だったよ。」「カイト、そこで何をしている!」「あ・・」 広場から迷いなく馬車の方へと向かって来る人物を見て、海斗はバツの悪そうな顔をした。 コナンがちらりと広場の方を見ると、そこにはナイジェル=グラハムの姿があった。「ナイジェル、実は・・」 海斗はナイジェルにホーの丘の事を話すと、彼は自分も同行すると言って来た。(嫌な予感がするな・・) そして、その予感は的中してしまった。「江戸川君!」「灰原、それにおめぇらも、何でここに?」「あなたなら、わたし達がここに居る意味がわかるでしょう?」 哀の言葉を聞いた後、コナンは激しい剣戟の音が丘の方からしている事に気づいた。「きゃぁ~!」 コナン達が見たものは、左右に交差した剣で首を固定されたナイジェルの姿だった。『その子供も連れて行け。』『はい。』 海斗は、ビセンテ達と共にスペインへと向かった。「ねぇ海斗さん、さっきホーの丘でタイムスリップの法則を探していたって・・」「リリー・・『白鹿亭』の女将は、ホーの丘でタイムスリップしたけれど、ひとつ気になる事があって・・」「気になる事?」「俺とリリーがこっちにタイムスリップした時、季節が半年程ずれていたんだ。」「季節のずれ、か・・もしかして、暦が関係しているのかもしれないよ。」「暦・・そうか。でも、“トンネル”の問題は・・」「“トンネル”?」「こっちに来た時にくぐったんだ。それは一方通行で、開く時に限られている。」「そう。それにしても、あの人は訛りの無い英語を話すよね?」「うん。彼は、スペイン人でイングランドに潜伏している工作員だと思う。」「そうね。それよりも海斗さん、あなたはどうして彼につけ狙われているのかしら?」「それは、俺の所為だよ。」 海斗はコナン達に、ホーの丘でビセンテに会い、そこで“スペインはイングランドに負ける”と予言し、彼の怒りを買ってしまった事を話した。「ビセンテさんは、あなたが稀代の予言者だと知って、スペインまで連れて行くつもりね。」「馬鹿みてぇ、占いに本気になるなんて・・」「この時代は科学や医療、情報網が発達していないの。あのノストラダムスの予言みたいに、自分の国の未来を知っている海斗さんを召し抱えたいと思うのは当然だわ。」「でもよぉ、あのおじさん怖いよなぁ。」「わたし達、これからどうなっちゃうの?」「さぁね。」 イングランドを離れ、リスボンに寄港した『サンティアゴ号』から降りたコナン達は、そこで二人の男と出会った。 金髪碧眼の長身の男、ヤンと、その主人と思しきイエスズ会の僧衣に身を包んだラウル=デ=トレド。 華奢な身体に、細面に整った美貌の持ち主であるラウルは、光を受けて黄金色に輝く瞳でコナンと海斗を見つめた。(え?) まるで全身を舐めるかのような執拗なラウルの視線を浴びた二人は、小声で話し始めた。「嫌な感じがするね、あの人。」「う~ん、あんまり関わらない方がいいかも。」 エル=エスコリアル宮で毒を盛られた海斗は、パストラーナで療養する事になった。「海斗さん、もしかして、ジェフリーさんの事、好きなの?」「えっ、何急に!?」「だって、海斗さん口を開けばジェフリーさんの事ばかり話しているよね?」「うん・・」 そう言った海斗の顔は、赤くなっていた。「それにしても、ビセンテさんって、海斗さんに対して過保護だよね。」「まぁ、きっとヴィンセントは俺の事を弟のように思っているって・・」「ふぅん・・」(多分、違うと思うけどなぁ・・) 恋愛に疎いコナンでさえも、ビセンテが海斗に向ける視線は、恋する男のそれだと気づいてしまった。『カイト、大公夫人がお呼びだ。』『わかった。』 海斗が、大公夫人の居る塔へと向かった時、コナンは廊下でラウルと会った。『おや、珍しい。』 ラウルは黄金色に光る瞳でコナンを見た。『おいで。君にも話したい事がある。』『話したい事?』『行けば、わかるさ。』 ラウルにコナンが連れられたのは、大公夫人が居る塔だった。 そこでコナンと海斗は、ラウルとエボリ大公夫人が知り合いである事を知った。『さてと、君達の力を、わたしの為に使って貰うよ。まぁ、君達が下手な真似をすると、君のお友達がどうなるのか、賢い君達ならわかるよね?』 ラウルの本性―己の欲の為ならば、平気で人を傷つける悪魔の顔を知った海斗とコナンは、無言のまま塔を後にした。「これから、どうするの?」「ジェフリー達に会えたし、これからどうするのかは色々と考える・・」 海斗は、そう言った時、激しく咳込んだ。「大丈夫?」「うん・・ちょっと、風邪をひいたかも。」 海斗の言葉が、嘘を吐いているとコナンはすぐに気づいた。 ビセンテが狩りから帰って来た日、海斗はエボリ大公夫人から折檻を受けた。「海斗さん、大丈夫?」「うん・・」 海斗がエボリ大公夫人から折檻を受けたその日の夜、海斗はコナンに、逃亡計画を打ち明けた。「上手くいくの?」「やってみないと、わからないよ。」にほんブログ村二次小説ランキング
2026年04月15日
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表紙素材は、てんぱる様からお借りしました。「名探偵コナン」「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。『どうした、体調が悪いのか?』『さっきまで冷たい海水に浸かっていたんだから、無理もないよ。坊や、名前は?』『江戸川コナン。』「推理小説マニアの親が名付けたのかな・・」『カイト、どうした?』『ううん、珍しい名前だなぁって。』 赤毛の少年はそう言った後、コナンをハンモックに寝かせた。「ねぇ、さっき僕の名前の事について、何か言っていたよね?」「え‥君・・」「さっき食事していた時に気づいたんだけれど、お兄さん、日本人だよね?英語を話せるのは、英語圏で幼少期から暮らしていたからだよね?」「うん。コナン君、少し俺の話を聞いてくれる?」 赤毛の少年―東郷海斗は、コナンに自分の身に起きた出来事を話した。「そう・・海斗さんもタイムスリップして来たんだね。僕も、友達と一緒にタイムスリップしたんだ。まさか大航海時代のテーマパークに行ったら、本物の大航海時代―16世紀のヨーロッパにタイムスリップするなんて思いもしなかったよ。」「俺もだよ。俺はキャプテン=ドレイクの足跡を辿る旅に出たら、いつの間にか16世紀のプリマスにタイムスリップしていた。ホーの丘で会ったスペイン人にその事を話したら、狂人扱いされた。」「どうして?」「俺は、16世紀の事に詳しくて、当時の歴史事情にも詳しくなったんだよね。それで、彼に言ってはいけない事を口にした。」「アルマダが、負けるとか?」「そう。そしたら彼は、俺の首を絞めて来たんだ。それで、気絶していたところをジェフリー・・さっきのブロンドの人に助けて貰ったという訳。」「そうだったんだ。ジェフリーっていう人は、この船で一番偉い人だね。それで、海斗さんを襲ったのは、どんな人だったの?」「黒ずくめで黒髪で翠の瞳をしていたよ。確か名前はヴィンセント。」「ヴィンセント・・イングランド人じゃないね。」「うん。彼の本名は、ビセンテ=デ=サンティリャーナ、スペイン人の海軍将校だった。」「そうか・・」 コナンは、哀達の事を想った。 彼女達は、今何処に居るのだろう。『おい、ガキ共はどうした?』『まったく、一体何処に行っちまったんだ?』 水夫達の濁声を遠くから聞きながら、哀達は今後の事を話し合っていた。「ここは、16世紀のヨーロッパで間違いないわ。」「ねぇ哀ちゃん、あの翠の瞳の人以外、英語を話せる人は居ないの?」「えぇ。それに、ここでは働かないと生きていけないわ。わたし達に出来る事をしましょう。」「うん。」 こうして哀達とコナン達はそれぞれ『グローリア号』と『サンティアゴ号』で過酷な船上生活を送った。「あ~あ、腹減ったなぁ。うな重食いてぇなぁ・・」「元太君、この樽を運び終わったらお昼ですから、頑張りましょう。」「でもよぉ・・」 哀達が水が入った樽を甲板から船倉へと運んでいる途中、『サンティアゴ号』は嵐に襲われた。『みんな上がって来い、そこは危険だ!』「灰原さん、大丈夫ですよね?」「大丈夫よ。」 同じ頃、『グローリア号』も嵐に襲われていた。「気持ち悪い・・」「頭がクラクラする・・」 荒波に揉まれて激しく揺れる『グローリア号』の中で海斗とコナンが船酔いに苦しんでいると、雷鳴と共に何かが焦げたような臭いがして来た。「トーマスを呼べ、マストから落ちた奴が居るぞ!」 海斗とコナンが甲板へと向かうと、そこには雷を受けたミズン・マストがあった。「誰がマストから落ちたの?」「ジムだ。」 水夫達によって折れたマストの下から救出されたジムの脛から白い骨の破片が突き出ていた。「酷ぇな・・」「処置するしかねぇですよ。」「処置って、どういう事?」「トーマスが面倒を見てくれる。あいつは鋸の使い方を心得ているからな。」「じゃぁ・・」 海斗とコナンは、ジムの手術に立ち会った。 麻酔無しの足の切断手術は、二人にとっては酷なものだった。 嵐が治まり、『グローリア号』はフランスのラ・ロシェルに寄港する事になった。「これを被っておけ。」 そう言ってジェフリーが海斗に手渡したのは、黒の天鵞絨の、フード付きのマントだった。「赤い髪は目立つからな。」「ねぇ、これからどうするの?」「宿に泊まる。」「随分賑わっているね。」「ここは交易が盛んだからな。カイト、コナン、二人共余り目立つ事はするなよ。」「わかっているよ。」 同じ頃、『サンティアゴ号』も、ラ・ロシェルの港に着いた。『旦那、おかしな連中を先程見かけましたよ。綺麗なツラをしたイングランド人と、苺のような真っ赤な髪をした坊やでさぁ。』『何だと・・他には、誰か居たのか?』『そうですね・・赤毛の坊やの後ろに、小さい坊やが居ましたよ。』(江戸川君なの?)『どうした?』『さっきあの人が言っていた、“小さい坊や”・・もしかしたら、わたしの友達なのかもしれないの。』『そうか。』 コナン達がラ・ロシェルの街を歩いていると、突然黒ずくめの服を着た一団がやって来た。『ヴィンセント・・』 ビセンテを見て驚愕の表情を浮かべている赤毛の少年の隣にコナンが居る事に、哀は気づいた。「江戸川君!」「灰原・・」『あの子は、知り合いなのか?』『ええ、前に話していた友達よ。』『そうか。』ビセンテは暫く考えた後、赤毛の少年と何かを話していた。しかし、赤毛の少年は、ビセンテを拒絶した。『そうか・・ならば、力ずくでも・・』『カイト、下がっていろ!』 ビセンテと赤毛の少年との間に割って入ったのは、金髪碧眼の美男子だった。「コナン君、無事だったんだね!」「心配していたんですよ!」 コナンは、哀達と再会した。 だが、再会の時は短かった。『行くぞ、お前達!』「コナン君、また会えますよね?」「あぁ、また会えるさ!」 ラ・ロシェルで哀達と別れた後、コナンと海斗が彼らと再会したのは、収穫祭・ラマスに沸くプリマス、ホーの丘だった。『その子供も連れて行け。』『はい。』にほんブログ村二次小説ランキング
2026年04月15日
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表紙素材は、てんぱる様からお借りしました。「名探偵コナン」「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。海斗が両性具有設定です、苦手な方はご注意ください。捏造設定ありなので、苦手な方はご注意ください。(どうして、こんな事に・・) 紅蓮の炎に包まれたガレオン船を見ながら、コナンは呆然とした様子でその場に立ち尽くしていた。『可哀想に。君さえ居なければ、彼らは生きていたのにねぇ。』 炎を受けて黄金色に輝く悪魔の瞳が、コナンを捉えた。『何でこんな事をするんだ!』『戦争では必ず人が死ぬ。不幸にも彼らは、自ら災いを招いたのさ。まぁ、それは避けようのない死だけれど。』 悪魔はそう言った後、薄笑いを浮かべた。『さぁ、教えておくれ。君は一体、何者なんだ?』『江戸川コナン・・探偵さ。』『それだけではないだろう?大丈夫、正直に言えば、殺しはしないさ。』 コナンは、目の前に立つ悪魔と出会った日の事を思い出していた。 確か、その日コナンは、蘭の親友・鈴木園子の誘いで鈴木財閥が経営する大型テーマパークへ遊びに来ていたのだった。「博士、見えて来ましたよ!」「うわ~、すっげぇ!」「わたしに感謝しなさいよ、今日は鈴木財閥経営のテーマパーク、海賊村プレオープンの日なんだからね!」 そう言って蘭の隣で高笑いしているのは、彼女の親友である鈴木園子だった。 コナン達は、オープン前から話題沸騰の海賊村のプレオープン招待券に応募したが、外れてしまった。「行きたかったのにな~」「残念!」「まぁ、物事には諦める事も大切よね。」「えぇ~!」 阿笠博士の家で、元太、光彦、歩美、そしてコナンと哀は、パソコンの画面を見て溜息を吐いた。 大航海時代のヨーロッパを舞台にした巨大テーマパーク“海賊村”のチケットは半年先の分まで完売してしまった。 コナン達は暫くパソコンの前で落胆していたが、ひょんな事から園子に招待され、“海賊村”へとやって来たのだった。「うわぁ~、広い!」「みんな、はぐれないようにね!」「わかってますって!」「博士は、来られなくて残念だったわね。」 阿笠博士はコナン達と共に“海賊村”へ来る予定だったのだが、彼は風邪をひいてしまい、来られなくなってしまった。「今日は、博士の分まで楽しみましょう。」「あぁ、そうだな。」 暫くコナン達は、“海賊村”のアトラクションやショーを楽しんだ後、ガレオン船クルーズへと乗り込んだ。「内部まで、ガレオン船内を再現しているわね。エンジンと、横揺れ防止装置がついている以外は。」「確かに。」 コナンが哀とそんな事を話していると、今まで晴れていた上空を突然黒雲が覆い、船は嵐に襲われた。「皆様、早く船室の中へ!」「コナン君、わたし達、大丈夫だよね?」「大丈夫よ。多分、船はもうすぐ港に・・」 哀がそう言った時、雷鳴が轟き、船が大きく揺れた。「きゃぁぁ~!」「みんな、しっかりロープに掴まって!」 コナン達は互いの身体にロープを巻き付けていたが、そのロープは、次第に嫌な音がして今にも切れそうになっていた。「みんな、しっかり掴まって!」 コナン達が居る船室の中にも、大量の海水が入って来た。「この船、あと数分で沈没するわよ。」「救命ボートはないのか!?」「このガレオン船には、救命ボートはないわ。見栄え重視にしたのは、あのタイタニック号と同じね。」 哀がそう呟いた時、コナン達の身体を繋いでいたロープが切れた。「灰原、元太、歩美、光彦~!」 コナンは必死に哀達を捜したが、彼らの姿は見えなかった。(クソ、一体何処に・・) やがてコナンは、哀達を捜す内に体力を消耗していった。 いつの間にか嵐は過ぎ去り、コナンは必死にマストの破片にしがみついていた。『ジェフリー、あそこ!』 遠くで人の声が聞こえ、一隻のボートが自分達の元へとやって来る気配がした。(あぁ、助かった・・) コナンはそう思って安堵した瞬間、意識を失ってしまった。「みんな、大丈夫?」「そこに居るのは、哀ちゃんなの?」 哀が暗闇の中で歩美達に呼び掛けると、彼らは全員居た。「コナン君は?」「それが、手を離しちゃって・・」「コナン君、大丈夫でしょうか?」「大丈夫よ。それよりも、今わたし達が置かれている状況を理解する必要があるわね。」 哀はそう言うと、自分達をカンテラで照らしている黒衣の男達を見た。 その中で一際目立っていたのは、黒髪に美しい翠の瞳をした男だった。『ビセンテ様、この子達をどうしますか?』 男の隣に立っている金髪碧眼の少年がそう言って哀達の顔をカンテラで照らした。『この子達はあの遭難したガレオン船に乗っていたのだろう。レオ、この子達に温かい毛布とスープを。』『シ、マエストロ!』 少年はチラリと哀達を見た後、船長室から出て行った。『君達は何処から来たんだ?肌の色からして、トルコ人ではないな・・』「この人、何言っているのかわからないよ。」「英語じゃないし・・」「みんな、ここはわたしに任せて。」 哀は、パニックになりかけている歩美達にそう話し掛けた後、男の方へと向き直った。『わたし達は日本人よ。ここは何処なの?』『日本人、だと・・』 男の美しい翠の瞳に動揺の色が走ったのを見逃さなかった哀は、次の言葉を継いだ。『ここは何処?』『サンティアゴ号の船長室だ。わたしはビセンテ=デ=サンティリャーナ、海軍将校だ。』『そして、この船の責任者ね。』『何故そんな事がすぐにわかった?』『さっきの子の、あなたに対する態度よ。あなたの事を、あの子は、“マエストロ”と言った。わたし達の事を尋ねるあの子の口調は、上官に対する部下そのものだったわ。』『スペイン語は何処で習った?』『使節団に居た神父様に習ったの。』『使節団か・・』 男は暫く考えた後、哀にこう言った。『君達の事は、わたしが保護する。』『ありがとう。わたしは灰原哀、あの子達はわたしの友達よ。』『そうか。ではアイ、君達はこのサンティアゴ号の船員となった。だが、君達はまだ子供だから、レオに仕事を教えて貰うといい。』『わかったわ。』 こうして、哀達は『サンティアゴ号』に保護された。『これから、何処に行くの?』『ラ=ロシェル。わたし達にとっては忌々しい異教徒達の牙城だが、物資調達の為なら仕方あるまい。』『そう・・』「ねぇ哀ちゃん、わたし達どうなるの?」「大丈夫、あの人達がわたし達を保護してくれるわ。それよりもみんな、落ち着いて聞いて。わたし達が居るのは、本物の大航海時代みたい。」「え~!」「じゃぁ、僕達あのおっさん達に殺されちゃうのか?」「それはないわ。」「コナン君は、一体何処に・・」「彼なら、また会えると思うわ。」 哀がそう言ったのと同じ頃、コナンはイングランドの海賊船『グローリア号』に保護され、その船長であるジェフリー=ロックフォードと、そのキャビン=ボーイである赤毛の少年と共に食事をしていた。(俺、これからどうなっちゃうんだろう・・)にほんブログ村二次小説ランキング
2026年04月15日
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近所のダイソーに久しぶりに行き、ちいかわグッズが売られていたので、ハチワレのアクリルキーホルダーを買いました。あと、ポチャッコの3色のボールペンを買いました。ハチワレのアクリルキーホルダーを、筆箱につけてみました。久し振りに職場のスーパーの中にあるダイソーへ行って、サンリオのノートとちいかわのアクリルキーホルダーを買いました。同僚のパートさんから、アイスフロートとラムネのキーホルダーを頂きました。アイスフロートキーホルダーは、ちいかわのアクリルキーホルダーと一緒に水色の筆箱につけました。ラムネのキーホルダーは、クマちゃんと苺のキーホルダーと一緒に、ダイソーの両面ペンケースにつけました。
2026年04月14日
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Seriaで買った筆箱。可愛い筆箱ばかりなので、たまにはシンプルなデザインもいいかなあと思って、白い筆箱にしました。チャック部分につけたクリアなクマちゃんキーホルダーも、Seriaで買いました。セリアのクマちゃんのクリアキーホルダーは、オオカミの筆箱に付け替えました。Seriaの筆箱には、シマエナガと青いクマちゃんのキーホルダーに付け替えました。水色のクマさんは、クマさん繋がりでオオカミの筆箱に付け替えました。水色のクマさんは、水色の筆箱に付け替えました。2つキーホルダーをつけているとチャックを開けるときに邪魔なので、シマエナガのキーホルダーだけつけました。シマエナガのキーホルダーは、クマちゃんのキーホルダーと一緒に星型キーリングにつけて、ダイソーのクマちゃんの刺繍ボックスポーチに付け替えました。Seriaで買った筆箱には、水色の筆箱につけていたペンギンちゃんのキーホルダーを付け替えました。ペンギンちゃんのボールチェーンが長すぎたので、ダイソーでボールチェーンを買いました。ピンクとブルーの2種類で、6本入りでした。丁度いい長さだったので、早速付け替えました。Seriaの筆箱の中身です。シャープペンシルは最低10本入れています。近所のCan★Doで買った方眼ノート。黒デザインがかっこいいのでつい買ってしまいました。大切に使います。母が近所のスーパーで買ってきたサン・ミッシェルのレモンマドレーヌ。甘酸っぱくて程よい甘味があって美味しかったです。
2026年04月12日
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※BGMと共にお楽しみください。「FLESH&BLOOD」二次小説です。作者様・出版社様とは一切関係ありません。女体化設定です、苦手な方はご注意ください。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。1863(文久3)年、会津。会津藩の家老の娘として生を享けた海斗は、炎のような美しい赤い髪をしていた。その所為で、周囲からは“鬼の子”と呼ばれ、道を歩けば子供達から石を投げられた。父の洋介は仕事中心で家庭を顧ず、母の友恵は海斗を気味悪がり、彼女を蔑ろにしていた。使用人達にも気味悪がられ、海斗の唯一の理解者は海斗の幼馴染である森崎和哉と、ナイジェルだけだった。「うわぁ、綺麗!」ひらひらと雪のように舞い散る桜の花弁を眺めながら、海斗はそう言った後、歓声を上げた。「海斗、こんな所に居たの。」「和哉、今年も咲いたよ!」「そうか。」森崎家の桜は、今年も美しい花を咲かせ、海斗達の目を楽しませていた。「海斗様、お団子をどうぞ。」「ありがとうございます、千春小母様。」「あらら海斗様、髪に桜の花弁がついていますよ。」和哉の母・千春がそう言って海斗に手鏡を見せると、丁度海斗の髪に桜の花弁がまるで簪のようについていた。「まぁ、可愛らしいこと。」「母上に見せてくる!」海斗はそう言うと、森崎家から出て自宅へと戻った。「母上~!」「まぁ海斗、何ですかその汚いものは?」友恵はそう言うと、海斗の髪についていた桜の花弁を乱暴に毟り取り、それを草履で踏み潰した。「また森崎様の所へ行って来たのですね。さ、手を洗って自分のお部屋へ行きなさい。」「はい・・」先程までの高揚とした気持ちは、瞬く間になくなっていった。何故、友恵は自分にだけ冷たくするのだろうか。(千春小母様が、俺の母上だったらよかったのに・・)そんな事を思いながら海斗が厨で手を洗っていると、まるで彼女を慰めるかのように、桜の花弁がひらひらと海斗の足元に降って来た。海斗はそっとそれを摘まむと、自室の鏡台の引き出しにしまった。「えい、えいっ!」「筋が良いですよ、海斗様。」「ありがとうございます。」季節は巡り、会津に厳しい冬が訪れようとしていた。海斗は薙刀の稽古に精を出す日々を送っていた。薙刀の道場に通い始めた頃、海斗は厳しい師匠が苦手だったが、通い続けるうちに、自分の中で“何か”が変わったような気がした。石を投げて自分を虐めて来る子供達にはやり返したし、喧嘩をしても必ず勝つようになった。やがて海斗を虐めていた子供達は彼女を恐れるようになった。「只今戻りました!」「あら、お帰りなさい。まぁなんです、それは?」「森崎の小父様と釣りをして、頂きました。」「武家の娘が釣りなど・・あなたと同い年の娘は、踊りや箏、三味線の稽古に足繁く通っているというのに、あなたときたら・・」「他所は他所、俺は俺です。」「その言葉遣いもやめなさい!」「直さん、魚の捌き方を教えてください。」「わかりました。」「待ちなさい、まだ話は終わっていないわよ!」背後で友恵が喚く声が聞こえたが、海斗は無視して昼餉の支度をした。「まったく、海斗には困ったものだわ。花嫁修業などせずに・・」「良いではありませぬか。己の身を守る術を身につけていれば、困る事はありませんよ。」昼餉の時に小言を言う友恵に対し、すかさず海斗と洋明の祖母・菊が海斗に助け舟を出した。「お義母様・・」「海斗、あなたさえいいというのなら、わたくしがお花やお茶を教えましょう。」「ありがとうございます、お祖母様!」菊は海斗に対して優しく、時に厳しく接した。「海斗は上達が早いし、手先が器用ね。あの様子だと独りでも生きていけるような気がいたします。」「お義母様はあの子に対して甘過ぎます!あのようなお転婆娘を嫁に貰ってくれる者など・・」「海斗はまだ7つですよ。それに、あの子の事は、あの子自身が決める事です。わたくし達が決める事ではありませんよ。」「お義母様・・」そんな母と祖母の会話など露知らず、海斗は和哉と共に雪遊びに興じていた。「冷たい・・」かじかんだ手を擦りながら、海斗は雪だるまを作っていた。「海斗は雪だるまを作るのが上手いね。」「ありがとう。」「ナイジェルはどうしたの?」「ナイジェルは、風邪をひいて来られなくなったんだって。」「そうなの、それは残念だね。」海斗は風邪で来られなかったナイジェルの為に、雪うさぎを作って彼の部屋の前に置いた。「ありがとう、カイト。」ナイジェルはその雪うさぎを、溶けるまで大切に懐に抱いて眠った。「早く春にならないかなぁ。」「そうだね。」和哉と海斗がそんな話をしていると、ナイジェルが森崎家にやって来た。「ナイジェル、どうしたの?体調の方は大丈夫なの?」「あぁ。それよりも、和哉の椿の家は綺麗だな。」「そう?僕は桜の方が好きだな。ナイジェルはどうして椿が好きなの?」「椿は、何処か気高くてカイトに似ているような気がして、好きなんだ。」「そう・・」「来年も、桜と椿を楽しめるといいな。」「そうだね。」「ずっとこんな幸せな時間が続くといいなぁ。」「あぁ、そうだな。」あの頃、幼い海斗達はこんな穏やかな時がずっと続くものだとばかり思っていた。しかし、穏やかで幸せな日々は、長くは続かなかった。1868(慶応4)年、鳥羽・伏見で、戊辰戦争が勃発した。戦の最中、新政府軍から「錦の御旗」が揚がり、幕府に忠実に仕えていた会津藩は「賊軍」の汚名を着せられた。「母上、わたし達はどうなるのでしょう?」「心配する事はありませんよ。お前達は、わたくしが守ってあげますからね。」戦火は徐々に、会津へと迫りつつあった。「二本松が陥落しただと!?それは本当なのか?」「はい・・噂によると、二本松少年隊も全滅したとか・・」「何という事だ・・」道場で剣術の稽古中、大人達の話を聞いた和哉とナイジェルは、会津に新政府軍が攻めて来るのは時間の問題なのではないかという一抹の不安を感じていた。そして、その不安は的中する事になった。1868(慶応4)年8月23日、新政府軍は母成峠で旧幕府軍に勝利し、若松城下に侵入した。「和哉、母上を連れて城へ行け!」「父上は!」「母上をお守りするのだぞ、和哉。」それが、和哉と父・公志が交わした最後の会話となった。会津藩家老・西郷頼母の母・妻子を含む一族21人が自刃したが、その他に篭城戦の足手纏いにならぬよう、女子供・老人などが自刃した。「海斗、これを。」菊は、城へと向かう孫娘の手に、あるものを握らせた。それは、東郷家に代々伝わる懐剣だった。「よいですか、どんなに辛くても、決して挫けてはなりませんよ。」「はい、お祖母様。」「あなたは、わたくしの自慢の孫娘ですよ、海斗。」菊は、そう言うと海斗を優しく抱き締めた。それが、海斗と菊との、別れの抱擁だった。「和哉、カイト・・」ナイジェルは右目から血を流して呻きながら、覚束ない足取りで城へと向かっていた。にほんブログ村二次小説ランキング
2026年04月11日
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今回は長野が舞台。小五郎の旧知の仲である鮫谷警部(通称ワニ)が何者に殺害され、その謎に長野で起きた雪崩事故が絡んでいると知り、長野へ。公安が盗聴器仕掛けられた事に早く気づいたコナン君w公安、詰めが甘いよ!コナン君は勘が鋭いんだからw野辺山天文台のパラボラアンテナを見て叫んだ元太…そうか、そうなのね。長谷部陸夫、なんだこのメロい男はw長野県警トリオ、面白い。蘭、最強!大和警部と由衣、色々とありそうだね。高明がカッコいい!高明が死の淵で景光と再会したところが地球の裏側とか、エモ過ぎるやろ!雪崩のシーン、迫力あったなあ。大和警部死亡に…ウワァァァとなりました!え、大和警部生きてたんだ!犯人の動機がなあ…長谷部さんが内調…相棒みがある。櫻井脚本だから、胸糞悪い展開があると思ったら、犯人逃走→1台7億円のアンテナ爆破!小五郎の銃の腕は衰えていなかった。それにしても高明、いい!ラストシーンの安室さんが怖かった。最後の病院のシーンで由衣と敢助に挟まれて苦笑する高明…うん、言いたいことはわかるよw
2026年04月11日
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表紙は、湯弐様からお借りしました。「刀剣乱舞」二次小説です。制作会社とは一切関係ありません。二次創作・BLが苦手な方はご注意ください。清光が女体化しています、苦手な方はご注意ください。清光が王家に嫁入りしてから、一週間が経った。「皇太子妃様は?」「まだ、お休みになっておられます。」「早く起こせ!」清光が自室の寝台で眠っていると、激しく寝室の扉が叩かれる音がした。(な、なに!?)寝台から起き上がり、慌てて手櫛で乱れた髪を整えると、寝室の扉を開けた。そこには、膝丸と数人の女官達の姿があった。「おはようございます、膝丸様・・」「起きるのが遅い、もう朝の6時だぞ!」「まだ、6時ですが・・」「王家の一員となったからには、毎朝5時に起きて貰うぞ!」「その為に、俺・・わたしを起こしたのですか?」「そうだ!」(何この人、やっぱり俺の事を認めてないんじゃん・・)「それで、俺を起こして何がしたいのですか?」「起こしただけだ!」「それならば、今から着替えますので寝室から出て行って下さい。」「では、わたくし達がお召し替えの手伝いを致します。」「いいえ、結構です!」清光は膝丸達の鼻先で寝室の扉を閉めた。「皇太子妃様・・」寝室の隣の部屋に控えていた女官達に着替えを手伝って貰った清光は、そのまま自室から出て愛馬の元へと向かった。「そこで何をしている?」「見ての通り、馬に乗るところですけど。」「一国の皇太子妃ともあろう貴女が乗馬など・・」膝丸から一方的に乗馬を禁止され、清光は徐々にストレスを溜めていった。暫く経って、清光は激しく咳込むようになった。「どうしたの?」「いいえ、何でもありません・・少し、疲れが溜まっているみたいです。」「そう、余り無理しないでね。」髭切はそう言いながら、そっと清光の背を優しく擦った。清光本人も、この咳や倦怠感は、分刻みのスケジュールによる疲れによるものだと思い込んでいた。しかし―「皇太子妃様、おはようございます。」「おはよう・・」「朝食は如何なさいますか?」「要らない。」「かしこまりました・・」清光の部屋から出た彼女付きの女官は、すぐさま髭切の執務室へと向かった。「皇太子様、失礼致します。」「どうしたの?」「皇太子妃様が、ここ数日お食事を召し上がられていないのです。」「それは、本当なの?」「はい・・」「そう・・」女官から報告を受けた髭切は、読んでいた本を閉じようとしたが、その時指を切ってしまった。「痛っ・・」「兄者、大丈夫か!?」「ちょっと切っただけだよ。」「そ、そうか・・」「膝丸、何処かへ出かけるの?」「あぁ、ちょっとな・・」「気をつけてね。」「わかった。」膝丸は王宮の裏口から外へと出ると、ある場所へと向かった。そこは、ある高級娼婦の館だった。「まぁ、またいらして下さったのですね。」そう言って膝丸を出迎えたのは、髭切と清光の結婚披露を兼ねた舞踏会で会った女だった。「別に貴様に会いに来た訳ではない。」「冷たいお方ね。」女はフッと笑うと、膝丸と共に屋敷の中へと入っていった。その中には、高級娼婦達が客と戯れている姿があった。客達の中には、膝丸が知っている者が何人か居た。「どうぞ、こちらですわ。」女―この屋敷の女主人・マリアに膝丸が案内された部屋には、十代の少女達が集められていた。「おい、この部屋は・・」「ここでは、この子達にちょっとした教育を施していますの。」「教育?高級娼婦になる為のか?」「いいえ。主に読み書きや外国語、立ち居振る舞いなどの礼儀作法、ピアノ、刺繍などの貴婦人の嗜みを、花嫁学校の元教師達がこの子達に教えていますわ。この子達の中には、親の借金のカタに売られてまともに教育を受けられなかった子も多いし、親から虐待を受けた子もおりますわ。わたくしは、この子達に生きる術を与えたいのです。」「そうか。それで、俺は何をすればいいのだ?」「この子達に、武術を教えてくださいませ。」「は?」虚を突かれた表情を浮かべた膝丸を見て、マリアはフッと笑った。「今すぐに、という訳ではありませんわ。この子達に、身を守る術をつけさせたいのです。良いお返事を、お待ちしておりますわ。」(食えぬ女だ・・一体何を考えているのかがわからん・・)マリアの屋敷から出て王宮へと戻った膝丸の元に、一人の女官が駆け寄って来た。「膝丸様、大変です!」「何かあったのか?」「皇太子妃様が、喀血されました!」「医者はどうした!?」「今呼んでおりますが・・」「ええい、どけ!」女官を押しのけ、膝丸が清光の部屋へと向かおうとすると、侍従達に慌てて止められた。「なりません、膝丸様!」「皇太子妃様はどうしておられる!」「皇太子妃様は今・・」膝丸の声が聞こえ、清光はよろめきながら寝台から出て寝室から出て行こうとしたが、扉の前で倒れた。「皇太子妃様、なりません!」「膝丸様、わたしは大丈夫ですから・・」清光はそっと寝室の扉を開け、膝丸にそう言って微笑んだ。しかしその直後、清光は激しく咳込み、口元を押さえたが、その隙間から真紅の血が滴り落ちていた。「清光の容態は?」「余り芳しくないようです。ここ数日が、峠でしょう。」「そう・・」肺結核を患った清光は、王宮から帝国首都の郊外にある離宮に隔離され、感染防止の為お付きの女官も数を減らし、一日三食の食事の時以外誰も清光の部屋に入らなかった。清光は独りで死の恐怖と戦っていた。(俺は、死ぬの?)激しく咳込みながら、清光は枕に顔を埋めた。その時、誰かが寝室に入って来た。「誰?」「また会えたな、我が妻よ。」清光が俯いた顔を上げた時、髭切と自分の結婚式の時に会った男が立っていた。「どうして、俺の前に?あなたは、何者?」「彼は黄泉の帝王だ。そなたを迎えに来た。」「俺、死ぬの?」「そなたは、まもなく死ぬだろう。だが、それを決めるのはそなただ。」「俺は、まだ死にたくない!」「死ねば、そなたはあの狭い鳥籠から解き放たれて自由の身となる。それでも、生きたいのか?」「生きたい・・まだ俺は、やりたい事が沢山あるんだ!」「そうか・・」男は、月を宿した瞳で悲しそうに清光を見つめると、清光に背を向けた。―俺は、そなたが俺の元へ来る日を待っているぞ、清光。「う・・」「皇太子妃様、皇太子妃様!」「どうか、お気を確かに!」昏睡状態に陥った清光が意識を取り戻したのは、彼女が離宮で倒れてから二月経ってからの事だった。「あぁ、本当に良かった!」「髭切様、ご心配をお掛けしてしまって申し訳ありませんでした。」「謝らないで。無理をしないで、ゆっくり休んでね。」「はい・・」死の淵から生還した清光は、体調が快復するまで離宮で療養する事になった。「清光、よかった、意識を取り戻して!」「姫様、来て下さってありがとう。」桜子と久し振りに会い、清光は彼女と取り留めのない話をした。「姉様、もうすぐご結婚なさるそうですね、おめでとうございます。」「ありがとう。結婚式には来てね。」「はい、必ず。」二人がそんな話で盛り上がっていると、髭切が清光の部屋に入って来た。「済まない、久し振りの姉妹の団欒を邪魔してしまったね。」「いいえ、お構いなく。皇太子様、わたくしこの度結婚する事になりました。」「おめでとう。結婚式には是非出席させて頂きますね。」「ありがとうございます。」別れ際、清光と桜子は熱い抱擁を交わした。「また会いましょうね。」「はい。」一月の離宮での静養を終え、清光は王宮に戻った。「皇太子妃様、お帰りなさいませ。」「お帰りなさいませ。」「ただいま。」「清光、元気そうで良かった。」「髭切様・・」「さぁ、みんなが君の帰りを待っているよ。」「はい。」髭切のエスコートで馬車から降り、王宮へと彼と共に入った清光は、そこで正装姿の清光に出迎えられた。「お帰りなさいませ、義姉上。今までの数々のご無礼、お許し下さい。」「え?」「清光、膝丸の事を許してやってくれ。君の事を誤解していたようなんだ。」「そうなのですか・・」「さぁ、立ち話をするのを止めてダイニング・ルームへ行こうか?」「はい。」突然膝丸の、自分に対する態度が軟化したので、清光は不審に思ってしまった。「どうしたの、清光?ボーッとして?」「すいません・・膝丸様が急にわたしに対する態度が軟化したので、少し・・」「あぁ、弟には僕がちゃんと釘を刺しておいたよ。弟は生真面目で几帳面な所があるからね。君に対する態度が厳しいから、注意したんだよ。」「そうでしたか。」「それよりも、これから色々と楽しみだね。」「えぇ・・」清光はそう言うと、まだ目立たない下腹をそっと撫でた。「姉様、ご結婚おめでとうございます!」「ありがとう、清光。今日は体調の方は大丈夫なの?」「うん。それにしても、姉様の旦那様となる方、優しそうな方で良かった。」「そうね、幸せになれる気がするわ。」桜子の結婚式に参列した清光は、幸せそうに笑う姉の幸せを願った。桜子の結婚式が終わった後、膝丸は彼女に呼び出され、彼女の部屋へと向かった。「わたしに何か用ですか?」「膝丸様、妹の事を引き続きお願いしますね。」「は、はい・・」「それだけを言いに、あなたをここへ呼び出したのです。わかって頂けて、良かったです。」桜子はそう言った後、膝丸に微笑んだ。(相変わらず、怖い人だ・・)「では、失礼致します。」「ええ。あなたにも幸せが訪れますように。」桜子の結婚式から数日後、清光は元気な男児を出産した。「まぁ可愛いこと、これでわたしもおば様ね。」「ふふ、姉様ったら。」帝国の後継者の誕生に、国民達は歓喜した。しかし、その事を快く思わない者達も居た。「あの田舎貴族の娘が、未来の皇后になるなんて、許し難いですわ!」「落ち着きなさい。」「大体、皇太子様はあの女の何処がお気に召されたのかしら?わたくしの方が、皇太子様に相応しいというのに・・」そうブツブツと呟きながら己の爪を噛んでいるのは、かつて髭切の婚約者候補とされていた大貴族の令嬢・エステルだった。(あの女を、絶対に未来の皇后として認めるものですか!)にほんブログ村二次小説ランキング
2026年04月08日
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今日は和歌山城でお花見へ行きました。桜が綺麗で良かったです。お城の動物園でペンギンさんと一緒に撮りました。楽しかったです。Can★Doで買った、ちいかわのメッシュポーチ。ちいかわのメッシュポーチについていた赤いボールチェーンを、キティちゃんのポーチに繋げてみました。和歌山城でお花見をした後、徒歩でJR和歌山駅へ。ハンズやダイソーなどを見ながら、小腹が空いたのでドトールコーヒーへ。和歌山ミオの中にあったタリーズコーヒーは閉店してしまい、4月21日にスターバックスがオープンするそうです。わたしが食べたのは、ミラノサンドのエビ·アボカド·サーモンの爽やかレモン仕立て。爽やかなレモンが美味しく、エビ・アボカド・サーモンとの相性が抜群で美味しかったです。ドトールコーヒーを後にして、徒歩でJR和歌山駅から和歌山城へ。ダイワロイネットホテル和歌山に併設されている商業施設の1Fにあるマクドナルドでポテトを食べました。実はここ、昨年3月中旬に閉店した宮脇書店の跡地にオープンしたところなんですよね。閉店した宮脇書店は時折行っていて気に入っていたので、閉店してしまって残念です。外にはテラス席があり、いいお天気だったのでキティちゃんと一緒にテラス席に座りました。和歌山市方面には久しぶりに行ったし、和歌山城でのお花見も出来たので、今日は楽しかったです。南海加太線にも久し振りに乗りました。
2026年04月06日
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今日は神社とイオンの桜を撮りました。 イオンは春休み中だったので、混んでいました。帰宅してロールケーキを食べました。クリームだけが美味しかったです。カドリーベアちゃんと、キティちゃんのケースと一緒に撮りました。母が近所で買ってきてくれた古代米煎餅。サクサクとして美味しかったです。
2026年04月05日
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今日は仕事が休みなので、近所の公園へ自転車でお花見へ。満開には後少しだったので、はじめてぬい撮りに挑戦してみましたが、中々上手く撮れませんでした。何枚か撮った中で一番いいものを選びました。左手にぬい、右手にスマホを持ちながら綺麗に撮るのは難しいですね。人が写り込まないようにして撮りました。翌日、近くの海水浴場でぬい撮りをしました。トンビが近くを飛んでいたので、警戒しながら撮りました。晴れていて青い海と白い砂浜が映えました。近所の神社の桜が満開だったので、キティさんとお花見してきました。風が強かったので、なかなか上手く撮れませんでした。桜とキティさん。この前より上手く撮れたかな?最近ぬい撮りに少しハマりつつあります。ダイソーで買ったアイスフロートキーホルダーとキティさんを一緒に撮りました。まるでキティさんがアイスフロートを楽しんでいるように撮れました。
2026年04月04日
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表紙素材は、装丁カフェからお借りしました。「相棒」「名探偵コナン」「火宵の月」の二次創作小説です。作者様・出版社様・出演者様とは一切関係ありません。二次創作・BLが嫌いな方は閲覧なさらないでください。(え、何でこいつがここに!?)尊は、ゴルフ練習場のロビーで、不倶戴天の宿敵・長谷川宗男とその秘書と思しき若い青年の姿を見かけ、その身を隠してしまった。「神戸さん、そこで何をしているんですか?」観葉植物の陰に隠れたまま出て来ない尊に訝し気な視線を送った有匡は、尊の視線の先に居る長谷川の姿に気づいた。「そんな所に隠れていないで、行きますよ。どういせ向こうは気づいていませんよ。」「そ、そうかな?」確かにそうかもしれない―尊はそう思いながら、ゴルフ練習場のロビーへと向かった。「はぁ、疲れたぁ~」「さっきからそればかり言ってませんか?」「だって・・こんなに歩くなんて、思いもしなかったんですもん・・」「だから最初に、ゴルフカートで移動しましょうって言ったじゃないですか。」有匡はそう言いながらゴルフバッグを担ぎ直した。「さてと、そろそろ戻りますよ。」「は、はい・・」二人がゴルフコースからロビーへと戻ると、長谷川達が丁度帰る所だった。「おや、君は・・」「あら、もしかして、この前お店に来て下さった方?お久し振りです、椿です。」「椿・・もしかして君、クラブ・ジュリーのホステスさん?いやぁ、最初は誰なのかわからなかったよ。」「まぁ、サンバイザーを被ったら、誰なのかわかりませんものねぇ。」有匡はそう言って長谷川に向かって愛想笑いを浮かべたが、長谷川達はすぐにロビーから外へと出て行った。「ほらね、こっちに全然気づいていなかったでしょう?」「そうでしたね。それにしても、お腹空きません?」「確かに、もうお昼ですし、そこのレストランで食事をしてから帰りましょうか?」そう言いながら、有匡と尊はゴルフ練習場内にあるレストランへと入った。「何食べようかなぁ~?」「わたしは、これで。」そう言って有匡が指したのは、「ミックスフライ定食」だった。「珍しいですね、有匡さんいつも和食なのに。」「たまには洋食も食べてみようと思って。神戸さんは?」「ん~、どうしようかなぁっ・・あ、これにします!」尊が注文したのは、「チーズハンバーグ定食」だった。「神戸さん、ナポリタンとか、ハンバーグとかがお好きなんですね。」「何だか、安心できるんですよ。よく、祖父母と子供の頃に連れて行って貰った百貨店の洋食店の味と同じような味が好きなんです。」「百貨店?」「言葉で説明してもわからないと思うので、今度一緒に行きましょう。」「そうですね。」そんな話をしている内に、二人が注文した料理が運ばれて来た。「いただきます。」有匡がそう言って両手を胸の前で合わせた後、箸で海老フライを摘み、それを一口齧った。「どうですか?」「美味しいです。海老というか、生の魚介類が苦手なのですが、これなら食べられそうです。」「そうですか。じゃぁ、お寿司とかは駄目ですか?」そうですね、寿司と刺身は無理です。焼き魚は大丈夫です。」有匡はそう言った後、コロッケも食べた。「ミックスフライ、美味しかったです。」「良かったです。」ゴルフ練習場のレストランから出て尊と有匡がそんな事を話しながら駐車場へと向かっていると、二人の足元にサッカーボールが転がって来た。「すいませ~ん・・あ、有匡さんと神戸さん、お久し振りで~す!」「コナン君、女装しているのによく僕達だってわかったね?」「まぁ、何となく・・」「そうなんだ~」コナンの言葉を聞いた二人は、乾いた笑みを口元に浮かべた。「それで、コナン君はどうしてここへ?」「実は、小五郎のおじさんが・・」「こぉら坊主、こんな所で何してんだっ!」「あ、毛利さん、お久し振りです~!」「あの・・どちら様ですか?」「いやだなぁ~、僕ですよ、神戸です!」「えっ、あはは~、急に美人さんに話しかけられちゃったので、驚いちゃって~」「そうですよね~!」(おっちゃん・・)コナンが呆れた顔で小五郎を見ていると、そこへ安室がやって来た。「毛利さん、コナン君、こんな所に居たのかい。」安室はそう言うと、尊と有匡を見た。「おや、あなた達もこちらにいらしていたのですね。」「ええ、ある方主催のゴルフコンペに参加する為に、その練習としてここへ来たんです。」「杉山大地・・確か、被害者と同じ大学に通う財閥の御曹司でしたっけ?彼とその事件に深い繋がりがありそうですね。」「ご存知なようで、助かりました。」「安室さん、もしかしてあなたもあの事件を・・」「何の事です?」安室と尊との間に微妙な空気が流れた時、向こうから春樹が歩いて来ている事に気づいた尊は慌てて逃げようとしたが、バランスを崩して左足を軽く捻ってしまった。「大丈夫か?」「は、はい・・」「何故逃げようとした?」「え・・ちょっと恥ずかしくて・・」「恥ずかしい?」「いや、だって僕は今女装してますし・・」「ちゃんと化粧しているから変じゃないだろう。それよりも尊、もう飯は食ったのか?」「はい、ゴルフ練習場のレストランでもう食べました。」「そうか。」「あの、春樹さんはどうして、安室さん達と一緒に居るんですか?」「それは、今は言えない。後で、話す。」「わかりました・・」「大河内さん、行きましょうか?」「あぁ。」安室と共にゴルフ練習場の中へと入ってゆく恋人の背中を、尊は静かに見送った。「それで、わたしをこんな所に呼び出して、一体何が目的なのですか?」「そう警戒しないで下さい、大河内さん。積もる話もありますから、食事でもしましょうか?」「・・わかった。」春樹は安室と共に、コナン達が居るゴルフ練習場内にあるレストランの中へと入った。「安室さん、その人は誰?」「コナン君、この人は、神戸さんの恋人の、大河内春樹さんだよ。」「はじめまして、大河内春樹です。」コナン達は少し気まずそうにしていたので、春樹は恥ずかし気に俯きながら彼らに自己紹介をした。「さてと、登場人物が全員揃ったところで、色々と一連の事件について話し合いましょうか。その前に、食事をしましょう。」安室達は食事をした後、一連の事件について話し合った。「橘神社の宮司・益岡さん殺害事件から端を発した一連の連続殺人事件・・山城百合さん以外の被害者達の近くには、大河内さんの名が書かれた紙人形が置かれていた。」「その被害者達―益岡さんと山城さん以外の人達は、わたしに恨みを持っている。」春樹はそう呟くと、コーヒーを一口飲んだ。「彼らはあなたに不当解雇された事を恨み、呪詛を行った。しかしそれは何らかの形で本人達に跳ね返って命を奪われた・・彼らについて、大河内さんは何か心当たりがありますか?」「いいえ。わたしが彼らを解雇したのは、彼らが警察官にあるまじき行為をしたからです。」「警察官にあるまじき行為、ですか・・」「はい。」そう言った春樹の手が微かに震えている事に、コナンは気づいた。「はぁぁ~」「神戸さん、それ何回目の溜息ですか?」花の里で有匡が幸子と料理の仕込みを手伝っていると、カウンター席に座っている尊がカウンターに突っ伏して溜息を吐いていた。「大河内さん、何か僕に隠しているような気がする・・」「そんなの、本人に聞けばいいじゃないですか。」「そう言うのは簡単ですよ。春樹さん、余り自分の事を話さないから・・」「それは神戸さんも同じでしょう。」有匡はそう言って尊の前に淹れたての緑茶が入った湯呑みを置いた。「ありがとうございます、有匡さん。」「まぁ、話し合った方がいいですよ。そうしないと、段々こじれますからね。」「そうですよね・・」尊と有匡がそんな事を話していると、花の里に右京がやって来た。「おやおや、君、こんな所に居たんですか。」右京はそう言った後、少し呆れたような顔で尊を見た。「杉下さん、少し浮かない顔をしていますね、何かあったのですか?」「それは、これから話します。」「お茶、どうぞ。」「頂きます。」右京は緑茶を一口飲んだ後、溜息を吐いて次の言葉を継いだ。「神戸君に関して、妙な噂が広まっているようです。」にほんブログ村二次小説ランキング
2026年04月01日
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