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18日に江戸川沿いで今シーズンもコミミズクを目撃できたので22日、そして今日31日と現地に足を運びました。日没まで現地に滞在してみましたが、会えず。それでも、目の前で餌を狙ってホバリングするチョウゲンボウ、土手の草むらにはホオジロの雌雄の姿を観察をしました。ホオジロは雌雄がそばにいるのに、雄がさえずることもなく餌探しに余念がありません。19日にホームグランド手賀沼ではホオジロ雄がもう囀っている姿を目撃しました。何が違うのだろうと思って帰宅後文献を調べてみました。手井(2018)が石川県金沢市でホオジロを対象とした年間の囀り頻度の調査結果を整理し報告している文献を見つけました。報告によると、終日観察時の囀り回数は,1 月から 2 月上旬の独身期には非常に少なく、2 月中旬から 1,000 回を超えることもあり、5 月から 8 月中旬は 4,000 回を超える囀りを観察したと記していました。さらに、囀り頻度は雌の影響を受け、独身雄は雌を獲得するまで高頻度で囀るが,雌獲得後の頻度は極端に下がったと述べています。このことから、江戸川で目撃したホオジロの雌雄は、すでにペアとなっているために囀りが認められなかったとも考えられます。(ホオジロ雌の特徴)頭と耳羽は褐色で、下面は赤褐色で斑がありません。雄が耳羽が黒いのとは対照的です。(引用)手井修三.2018.ホオジロの終日観察における囀り頻度の季節変化.日本鳥学会誌.第67巻.p117–126.(写真)2024年1月31日撮影(ホオジロ雄は1月19日手賀沼で撮影)
2024.01.31
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先日、都内水元公園で濃色化したヤマガラを観察していた折、近くにいらっしゃた方と冬の小鳥の話しになり、アオジを見かける頻度が低くなった気がするということを聞きました。全国鳥類繁殖分布調査の結果、アオジの分布が年代を追うごとに北にあがっていることが判明していることをお話ししました。植田(2023)は、全国鳥類繁殖分布調査の結果を整理し報告しています。その中でアオジについて、1970年代、1990年代、2010年代の分布をみてみると、西日本の記録が減少しているのがわかり、分布が年代を追うごとに北へと切りあがっているのがわかると述べています。主要な分布域の北海道の個体数をみても南で減っている傾向が見え、1990年代と2010年代の現地調査の結果を比較し個体数の増減を緯度別に見てみると、減少している調査地が多く、北では増加傾向にあることがわかったと記しています。みなさんの身近なフィールドのアオジはいかがでしょうか。(引用)植田睦之.2023.日本の森の鳥の変化 アオジ.バードリサーチニュース 2023年12月.(写真)2023年1月8日柏市柏の葉公園、2023年12月28日柏市内で撮影
2024.01.30
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茨城県と埼玉県、群馬県の県境にある渡良瀬遊水地を訪ねました。広大な遊水地には、うさぎのような長い羽角を持つ猛禽類トラフズク、セイタカアワダチソウの実を食べるベニマシコ、白黒ツートンのアカゲラ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、ミコアイサ、カワアイサなどの水鳥の姿をたっぷり観察できました。(写真)2024年1月29日撮影(備考)トラフズクについては、観察地は撮影者が集中し影響を与えるので非公開とします。
2024.01.29
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一昨日、市川市大町自然公園でキセキレイを見かけました。図鑑によっては都市部で見ることは稀と記しているものがありますが、植田(2023)が記しているように、(全国鳥類繁殖分布調査で報告されている標高帯別の記録率では、キセキレイは0-100mの低標高地こそ記録率が低いものの、それ以上の標高帯では高い頻度で記録され、低標高の場所を除くと高確率で見られるのがキセキレイが一番よく見られるセキレイです。また、キセキレイは、季節移動をし北東北よりも北の地域では冬にキセキレイはいなくなり、そして日本海側ではより南の地域でもいなくなってしまうと前出の植田(2023)が報告しています。くわえて、冬の平均気温(12-2月)、最深積雪深を集計してみた結果、冬の平均気温が0℃を下まわるような場所、積雪深20cmを上回るような場所では、キセキレイは冬期にはあまり分布しないことが判明したと述べています。大町で見かけたキセキレイは厳しい冬に移動してきたものではないかと思われます。(キセキレイの冬羽の雌雄について)永井(2014)は、キセキレイの冬羽では雌雄の識別は困難と記しています。ところが、叶内(2011)が成鳥冬羽は雌雄とも似ているが雌より雄のほうが多少黄色味が強いと報告しています。いくつかのフィールドで記録した画像を見返してみましたがそれらしい個体は見当たりませんでした。これから春までの間、注視してみようと思いました。(写真)一枚目、二枚目:2024年1月26日市川市大町、三枚目、四枚目野田市座生、五枚目:2015年5月23日栃木県奥日光、六枚目:2011年5月15日栃木県奥日光で撮影(引用)永井真人.2014.野鳥図鑑670.p166.文一総合出版.植田睦之.2023.日本の森の鳥の変化:キセキレイ.バードリサーチニュース.2023年11月.
2024.01.28
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新年はじめて印旛沼を訪ねました。印西市側の遊歩道から探索をスタートし沼に目をやると水面のいたるところトモエガモの姿。個体数を数えてみると12万羽超。このほか、オナガガモ12558羽、ヨシガモ114羽、ホシハジロ、キンクロハジロ、マガモ、ヒドリガモ、ハジロカイツブリ、カンムリカイツプリ、クイナ、チュウヒ、トビの姿を目撃しました。トモエガモは、巴の文字を逆さまにした顔の成鳥雄、嘴の付け根に白い丸い斑がある成鳥雌、雌の幼羽が換羽中の第一回冬羽と思われる個体、近くにはヨシガモの集団がいて一羽の雌をめぐってまわりを取り囲む雄の姿があったり、マガモ雌の姿やハジロカイツブリが水面を移動していきました。さらに、遊歩道脇には、ホオジロ、カシラダカ、オオジュリンに加えてホオアカの姿もありました。ホオアカは逆光で近寄れないこともあり証拠写真の域を出ませんがアップしました。帰路の途中に寄った白鳥の郷では、オオハクチョウ、コハクチヨウとその中に姿があったコハクチョウとアメリカコハクチョウの交雑個体の姿、タヒバリを観察できました。(写真)2024年1月27日撮影
2024.01.27
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柏オフィスの近くにある公園で朝のウォームアップをしていた時、木々を移動するエナガ、シジユウカラ、コゲラの混群を見かけました。その中にいたエナガのうち1羽の様子が他の個体と違う印象を持ったので双眼鏡で観察していたら、尾が短いのに気が付きました。全長13.5cmの50%以上という自慢の尾が短いのです。個体を観察してみると、眉斑は・後頭・背は黒色で、尾を除けば成鳥の特徴を備えています。帰宅後、拙宅の亭主に見てもらうと、気候に応じて尾が生え変わったと思う由。今月15日にも同地で同じ個体を観察していて、二度目の遭遇でした。(写真)一枚目、二枚目は2024年1月26日撮影、三枚目は2023年12月23日撮影
2024.01.26
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北西の風が吹き抜ける中、市川市の大町自然公園を訪ねました。お目当ては、ルリビタキ成鳥、若鳥などとの出会いです。長田谷津と呼ばれる細長い谷間の遊歩道をスタートした直後、成鳥雄が登場。上面の青さ、脇のオレンジ色、白色の眉斑をしっかりと観察てきました。餌をねらっている時は、藪にらみような表情を見せていました。遊歩道をさらに進むと上面の青色部分が少し黒っぽく見える第二回冬羽、全体は雌に似ていますが上面の褐色部に青色が混じる第一回冬羽個体と複数の個体を目撃しました。ここは、齢のいろいろを比較的近距離で観察できるので探索しがいがあります。このほか、水路沿いでアオサギ、ダイサギ、コゲラ、モズ、カケス、シジュウカラ、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミ、アオジの姿を観察しました。なお、月初めと耳にしていたウソは鳴き声、姿とも確認できずでした。(写真)2024年1月25日撮影
2024.01.25
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朝から北よりの強風が吹き抜ける中でしたが、19日の姿を観察できたアカガシラサギの様子が気になって現地に出かけました。沼の水面は波立ち、水鳥は葦原などに退避しており、風を避けられるエリアにカイツブリ、ハジロカイツブリが羽を休めていました。そのそばに、アカガシラサギの姿がありました。多くの時間を水面の杭に止まっていましたが、時折岸辺に近い浅瀬で採餌していました。(写真)2024年1月24日撮影観察場所については、撮影者が集中する可能性が高いので非公開とします。
2024.01.24
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松戸市の21世紀の森と広場を訪ねました。到着直後の10時頃は、池にカモの姿もなく、薄暗い斜面林エリアにルリビタキの姿も見当たらなかったのでカワセミがテリトリーとしている水辺エリアで待機。止まり木にしているところにカワセミ雄が登場しました。じっと魚影を目で追い、狙いを定めると体を引き締めて水中に飛び込みました。何度かの狩りでの餌獲得率は70%程度。満腹になってからはテリトリーの見張り場所に移動ししばらく一休み。この後、斜面林エリアを再び訪ねると、シロハラが水路沿いで獲物を物色していたり、複数のヤマガラが植え込み周辺で餌を物色、コゲラも幹にとまり餌探しに飛来。ルリビタキも登場してくれるのではと木の陰で待つこととしました。すると、尾を上下にふりながらルリビタキが姿を現しました。虫と種子をついばんでいるようでした。帰りがけは、千駄堀池の水面に帰還したマガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモ、オオバン、カイツブリを観察しました。特にオカヨシガモは、頭部のごま塩状の細かい褐色斑、頭頂の褐色の強いこと、三列風切の灰色などをしっかりと観察できました。なお、池のほとりのカフェテラスは空調施設のリニューアルで、2月いっぱいは休業です。(写真)2024年1月23日撮影
2024.01.23
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コミミズクは、ユーラシアと北アメリカの高緯度地域で広く繁殖し、今シーズンも江戸川に飛来し多くのファンが訪ねています。ところが、繁殖地や渡りのルート、日本で越冬するものとアメリカで越冬するものが同じ繁殖集団かなど、解明されていないことが山積みです。研究者がGPSによる追跡とDNA解析によって、これらの謎を解き明かそうとしています。つぎのURLより調査内容を知ることができます。https://db3.bird-research.jp/news/202312-no2/私共でも越冬期の行動圏はどの程度なのか、雌雄の比率はどうか(雄は雌より淡色と言われていますが識別のポイントについてはまだ未確定です)などについて注目することが可能ですから、出かけた先で気にかけていただけたら幸いです。(写真)1枚目2024年1月18日江戸川、2枚目2023年1月19日江戸川、3枚目2020年1月4日手賀沼(なお、撮影地については非公開)
2024.01.22
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1月18日に水元公園で嘴の長さが長いアカゲラを目撃しました。上嘴先端に欠損した部分が少し認められました。上嘴先端から頭長までのサイズに占める嘴の割合は約51%、一般的に見かける個体では約38%でした。このため、嘴が長く見えています。(嘴の摩耗と成長)キツツキ類の嘴は木をつつくたびにすり減ることが知られていますが、成長して伸び続けると言われています。想像の域を出ませんが、水元の個体がなにかの事情で木をつつく頻度が低い場合には嘴が成長しつづけることが考えられます。石田(1988)が飼育下のアカゲラ雄の上嘴が脱落し再成長する過程を写真と共に報告していること、同じキツツキ類のコゲラ雌若鳥で上嘴が異常に伸びた後に元にも取った事例を報告しています。これらの事例から上嘴が急速に成長し、くちばしの利用の仕方によって個体や個体群内でも嘴の長さが変化すると述べています。水元の個体で元に戻るかが注目されます。(アカゲラの舌と嘴)鳥類の嘴と舌の長さは比例し、アカゲラの舌は長く5cmもあり鼻孔あたりから頭蓋から後頭部を一周しています。水元の個体で嘴が急速に成長したとしても舌が収納されている余力があり採餌に支障が出なかったとも考えられます。しかし、水元のアカゲラは私が観察した際は、木の根っこに近い部分でアリなどの虫を捕獲しているような動きをしていました。(嘴の奇形について)林(2005)は、標識調査の折、1990年代後半から嘴の奇形を持った野鳥を観察しているとし、2000年代に入ると障害を持った鳥類はすべて幼鳥だったと記しその寿命は短かいものと考えられると記しています。水元で観察した個体は、頭に赤色部はなく腹部は白いことから成鳥雌と思われます。仮に奇形が遺伝で発生したのなら成鳥まで生き延びる可能性は極めて低いと思われます。このため、成長してから肝臓疾患、細菌や真菌によるもの、嘴のタンパク合成に異常があったなどの要因が考えられるのではと思われます。(引用)石田健.1988.Two examples of Upper Bill Abnormality in Woodpeckers,Dendrocopos major and D. kizukiKen Ishida、Abstract Two observations of the woodpecker bill in captivity.山階鳥研報.第20巻.p111-115.林 吉彦.2005.気になる野鳥のくちばしの奇形.Bird Research News Vol.2 No.3.p2-3(写真)1枚目、2枚目:2024年1月18日水元公園で撮影、3枚目:2023年10月24日松戸市で撮影
2024.01.21
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昨日、手賀沼沿岸で今冬もアカガシラサギが飛来したことをリポートしました。2022年2月4日にはじめて観察されて以来、3年連続して飛来しています。昨日と昨年、一昨年の撮影画像をアップし、整理してみました。参考となれば幸いです。(1)昨日の観察個体頭頂は斑模様、頭から胸にかけて褐色の縦斑、背は褐色、嘴は先端から基部が黒く、上面は褐色で無斑でした。成鳥夏羽に見られる淡黄色のアイリングは見られません。しかし、目の周囲が褐色がかり、目の印象がかなり精悍な印象を受けました。(2)2023年の観察個体2枚目の個体は2023年2月3日に観察した個体です。頭頂は斑模様、頭から胸にかけて褐色の縦斑、背は褐色、嘴は先端から基部が黒く、眼先が黄色くなっています。4枚目の写真は同一個体が夏羽となったものです。(3)2022年の観察個体3枚目は2022年3月15日に観察・撮影した個体です。頭頂の斑模様は2023年、2024年の個体と比べるとぼやっとした印象です。また、上嘴は暗色で2023年、2024年と比べるとかなり違う印象です。(4)アカガシラサギの初列風切アップした写真の個体は、いずれも初列風切先端は褐色を帯びているようには見えず、幼羽の初列風切先端は褐色という特徴は満たしていませんでした。
2024.01.20
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午前中、我孫子市側の手賀沼遊歩道を散策をかねて探鳥。すると、水面の杭の上に淡褐色で斑のない背中を見せているサギを発見しました。昨年、一昨年とその羽色を観察できたアカガシラサギです。頭から胸にかけて黒褐色で縦斑、背の褐色、上嘴の先端から基部まで黒い冬羽と思われました。このほか、遊歩道脇で早くもホオジロが囀っている姿、カワセミ雌雄の求愛行動を目撃しました。(写真)2024年1月19日撮影観察場所については、撮影者が集中する可能性が高いので非公開とします。
2024.01.19
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3日に足を運んで以来、水元公園を訪ね、冬鳥との出会いを楽しみました。アトリ、ヤマガラ濃色化個体、亜種ヤマガラ、嘴の長いアカゲラ(*)、オオアカハラ、キクイタダキ、マガモ、ヒドリガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、カンムリカイツブリ、カイツブリ、ユリカモメを観察。その後、距離が離れましたが江戸川に移動し、コミミズクの姿を探索。昨年姿を見かけたフィールドではタゲリ21羽の群れ、モズが縄張りを巡回する姿、カラスと何度もバトルを展開していたチョウゲンボウ、水路で羽を休めていたセグロカモメを観察しながらコミミズクの登場を待ちました。再会は、14時55分のことでした。北方向から登場し、杭の上に降り立ちました。しかし、カラスがすぐやってきて渡去し、反対側の街の土手沿いに移動していきました。(写真)2024年1月18日撮影(*)アカゲラは、嘴は比較的短いとされますが、水元で観察したアカゲラは、頭長よりも長い個体でした。石田(1988)がキツツキ類の上嘴が急速に成長すること、くちばしの利用の仕方によって個体や個体群内でも嘴の長さが変化することを報告しています。(引用)石田健.1988.Two examples of Upper Bill Abnormality in Woodpeckers,Dendrocopos major and D. kizukiKen Ishida、Abstract Two observations of the woodpecker bill in captivity.山階鳥研報.第20巻.p111-115.
2024.01.18
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今冬も千葉県野田市と江戸川を挟んで隣接している松伏町の公園にニシオジロビタキが飛来し滞在しています。ウォッチャー、カメラマン以外の市民の皆さんに認知されていているので観察しているとその場で立ち止まってくださり、感謝しています。市民の方によると、昼前は反対側のエリアにその姿があった由でしたが、午後は池に隣接するエリアに移動したと教えてもらいました。ジヨウビタキの縄張りに入ってきたようで何度も追尾されていました。それでも、地面に降り立ち採餌を繰り返していました。ジッジッという鳴き声(*)、下嘴の山吹色(**)、写真には記録できなかったものの最も長い上尾筒の淡色(オジロビタキは一様に漆黒)、翼をやや下げてまっすぐ伸ばした尾羽を上に振り上げてゆっくりと下げる仕草をじっくり観察できました。このほか、池の水面にはマガモ、コガモ、カルガモ、ミコアイサ、カイツブリ、バン、オオバンの姿があり、上空をオオタカが飛翔し移動する光景も目撃できました。(写真)2024年1月17日撮影(*)オジロビタキはジュリィまたはピイイィという鳴き声(**)ニシオジロビタキでも個体により嘴全体が黒い場合もあるとされており注意が必要です。Jannes H (1996) Finland Next? Eastern Red-breasted Flycatcher.Alula (3): p120-125.
2024.01.17
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手賀沼は、2000年から北千葉導水路による導水が開始され、毎分6.5立方メートル前後の利根川の水が流れるようになり、現在に至っています。先日、リポートしたよゆうに、水中植物に依存してきた潜水して餌をとるカモ科の鳥類と水面で餌をつまみとるカモ科の鳥類の個体数は大崩壊した2000年以降は、限られたカモの姿が観察されるだけとなっています。ところが、環境省カテゴリーで準絶滅危惧種と区分されているミサゴが秋から冬に滞在し、972年から2000年までの間は、通過又は杭に止まるだけのものが観察されたに過ぎなかったものが、2000年以降では、手賀沼で魚を採餌して食べている光景が記録されるようになりました森岡 他(1995)によると、ミサゴは圧倒的に魚を餌とすることが多く、メジナ・ボラ・コイ・フナなどをポピュラーな餌としています。手賀沼では、NIRA(1988)が報告しているようにコイやぎんぶな等が連年にわたり放流されていることが判明しており、これらの魚が導水路の運用開始で増加したことも予想され、ミサゴの餌場としての条件が揃った可能性が高いのではないかと思われます。(引用)NIRA.1988.手賀沼1990年代の課題.p23.(財)山階鳥類研究所調査・報告 総合研究開発機構助成研究.森岡照明・叶内拓哉・川田隆・山形則男.1995.日本のワシタカ類.p20. 文一総合出版.(写真)2023年12月29日浦安市で撮影
2024.01.16
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例年、筑波山頂に隣接するエリアは植物の種を採食するカヤクグリ、ミヤマホオジロ、ハギマシコが姿を見せてくれる自慢のポイントを訪ねました。しかし、今シーズンは、このポイントが笹で覆い尽くされているために小鳥たちが降り立つ場所がなく、冬鳥たちの姿は皆無でした。このため、小鳥たちが使っている水場に移動し、待機しました。複数のウソの鳴き声が聞こえたので、待っていると2羽の雄、1羽の雌、シジュウカラ、ヤマガラが姿を見せてくれました。また、ケーブルカーの宮脇駅の敷地内でジョウビタキも登場。(写真)2024年1月15日撮影
2024.01.15
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柏市内で猛禽類ツミの姿を2022年以降、複数回見かけています。内訳は、2022年1/28雄成鳥(1)、12/25(1)、12/27(1)、2023年1/3若鳥(1)、1/20若鳥(1)、2/6若鳥(1)、11/9(1)、11/28若鳥(1)、12/1若鳥(1)、12/21若鳥(1)(日付の後のカッコ書きは個体数)多くの図鑑類には、留鳥または夏鳥として全国に分布と記されているものがほとんどですが、全国鳥類越冬分布調査の調査結果に目を通すと2016年から2020年の間、関東地方、中京地方、関西地方、四国、九州で分布していると報告があります。従来は、1995年2月に手賀沼沿岸で落鳥しているものを観察したことはありましたが、今回のように継続して姿を見かけるのは初めてです。2023年は同じエリアの中の違う場所で目撃していますが、若鳥が餌を探すのに広範囲を移動しているのが特徴です。(写真)2023年11月柏市内で撮影
2024.01.14
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手賀沼は、1973年の沈水植物に続き、1978年浮葉植物まで計28種類もの手賀沼の植物相が絶滅したことにより、水中植物に依存してきた潜水して餌をとるカモ科の鳥類と水面で餌をつまみとるカモ科の鳥類の個体数は大崩壊し2000年以降は、限られたカモの姿が観察されるだけとなり、現在に至っています。それでも、今日、沼西側の水面にはカンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、オナガガモ、カルガモ、ミサゴ、オオバン、ユリカモメ、沼東側の水面と葦原ではマガモ、カルガモ、コガモ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、コブハクチョウ、クイナ、印西市との境界周辺ではコハクチョウ、コブハクチョウ、コガモ、カンムリカイツブリ、オオバン、タゲリ、ユリカモメの姿を見つけました。田んぼを耕起しているエリアではタゲリ、沼の水面では魚を捕獲するミサゴ、ユリカモメ、浅瀬では餌を探して歩き回るタシギ、普段林に姿があるエナガも沼の際の葦原に飛来し餌を探す姿がありました。これとは対照的にコブハクチョウ、オオバンが餌を求めて密集し、そこにコハクチョウ、ユリカモメが多数集まっているエリアがあります。多くの市民が近距離で接すると感染症を運んでしまうリスクが高くなってしまうと研究者から懸念が示されているエリアが存在するのが悩ましいフィールドです。(写真)2024年1月13日撮影
2024.01.13
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松戸市のふれあい江戸川遊歩道を散策しました。暮れの21日にベニマシコを観察できたので水路沿いを移動する小鳥たちをメインに探しました。お目当てのベニマシコの姿も声も観察できませんでしたが、いたるところにアオジの姿があり地面に落ちている種子をついばんでいました。また、複数羽観察したアカハラのうち1羽は頭部の黒色味が強く頭に丸みのあるオオアカハラでした。普段見かけるアカハラの画像をアップしましたので、参考としてご覧ください。このほか、水路沿いではアオサギ、ヒドリガモ、オオバン、カワウ、ツグミ、モズ、シジュウカラの姿を観察しました。(写真)2024年1月12日撮影
2024.01.12
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鳥友から冬鳥の代表、コハクチョウとオオハクチョウの越冬生態について質問をもらいました。文献には、つぎのように報告があります。渡辺(2010)は、コハクチョウと分布や食性と採食行動、越冬生態などについて知見などを整理し報告しています。その中で、イメージとしては同じような越冬生態と思われているコハクチョウとオオハクチョウについての違いをつぎのように、報告しています。「多くの越冬地でのコハクチョウは、夜間は池沼や河川などの内水面にねぐらをとり、朝、ねぐらから飛び立って、稲刈り後の水田に降り立つ。昼の間は水田で過ごし、夕方、ねぐらである内水面に帰還して夜を過ごす。(中略)関東地方などコハクチョウがあまり見られない地域のバードウォッチャーは、オオハクチョウと同じように昼の間も水面にいたり、あるいは給餌に依存していたりすると思っている人が多いようだ。夜,池沼で就塒し,昼は稲刈り後の水田で餌をとるというと、バードウォッチャーから人気があるマガンとよく似ている」菅生沼では、日中でも水面にコハクチョウの姿がありますが、かつては夕方近く群れで帰還する姿が目撃されましたが観光客が餌を与える影響もあり日中も沼に留まるように変化しています。(引用)渡辺朝一.2010.オオハクチョウと異なる越冬生態.Bird Research News Vol.7 No.3.p4-5.(写真)2024年1月7日、2023年2月8日いずれも菅生沼で撮影
2024.01.11
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新年はじめて茨城県南部の水田地帯に飛来しているオオヒシクイを観察したいと思い、現地を訪ねました。しかし、朝方は群れで休んでいたものの、その後外的要因で群れが渡去してしまったとのことで願いはかなわずでした。それでも、隣接する河川の水面には、複数のトモエガモ、500羽を超えるオナガガモ、ホシハジロ、ミコアイサ、オオバン、カンムリカイツブリ、水田には複数のタゲリの姿を観察できました。帰りがけ、近郊の浮島に立ち寄り、塒に入る直前のムナグロ、ハマシギ、タカブシギ、タシギの姿を見つけました。(写真)2024年1月10日撮影
2024.01.10
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今朝は、松戸市の八柱霊園にアカマツの種子を地上で採食するビンズイの姿を見に立ち寄りました。その姿は、9羽が地面に落ちている松の実をついばんでいました。温暖化の影響で国内各地で「マツ材線虫病」による被害が出ており、被害は南から北、標高の低いところから高い標高に拡大していると言われています。アカマツ林が守られている八柱の環境は貴重な存在となっています。アップしたビンズイの写真は、今朝撮影のものと繁殖期の長野県で撮影した夏羽です。冬羽は夏羽と比べると濃い緑色なのがおわかりいただけるものと思います。ビンズイのほかは、コゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、メジロ、シロハラ、ツグミの姿を観察できました。これから厳冬期に例年飛来するアトリやマヒワなどを期待できますので、楽しみです。(写真)2024年1月9日撮影(二枚目のビンズイは長野県小諸市で2013年7月撮影)
2024.01.09
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昨日、茨城県常総市の菅生沼でハクチョウ類やマガン、カモの観察してきました。そこで例年にはない変化がありました。というのも、ハクチョウ類の羽色が赤褐色に染まっている個体を見かけなかったことです。2019年から2024年のハクチョウ類の写真をアップしましたが、頭部が褐色となつていないのがおわかりいただけるものと思います。茨城県土木事務所(1989)が述べているように、ハクチョウ類やカモの羽色が赤褐色に染まっているのは菅生沼の地層に褐鉄鉱の薄い層が存在するからです。菅生沼で越冬するガン・ハクチョウ類は、イネ科に属する多年生の抽水植物であるマコモの地下茎を食します。このため、羽色、特に頭部が褐色となっているものをよく見かけます。水面で逆立ちしてマコモの地下茎を食している光景を見かけなかったので、マコモが生育すると稈高1~3m程度となりますが、2023年春から秋にかけての高温や雨などの影響でマコモの生育に影響を与えたのでハクチョウ類が採食する場面が見られなかったのではと思います。(引用)茨城県土木事務所.1989.地質 菅生沼周辺環境調査.pp1-58.(写真)2018年1月2日、2019年1月27日、2019年12月21日、2020年12月6日、2022年1月3日、2024年1月7日いずれも菅生沼で撮影
2024.01.08
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新春、はじめて常総市菅生の菅生沼を訪ねました。自慢は何と言ってもハクチョウ類が近距離が観察できることにくわえて、小鳥たちの姿が多いことです。コハクチョウ140羽、オオハクチョウ4羽、マガン若鳥が水面で羽を休めていました。くわえて、タシギが浅瀬で採食している光景、昨日手賀沼では見かけなかったカシラダカが10羽以上、ツグミもあちこちを鳴きながら移動している光景を目撃しました。また、シメが10羽以上、木の枝に飛来し地上の降り立ち種子をたっぷり採食していました。このほか、バン、オオバン、クイナの姿や鳴き声を観察できたり、葦原ではベニマシコが鳴きながら移動したり、楽しい時間を過ごしました。(写真)2024年1月7日撮影
2024.01.07
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今日、午前中、我孫子市側の手賀沼遊歩道を探索して歩きました。柏市側と比較すると午前中は逆光となるので水鳥の観察には不向きですが、遊歩道脇の葦原との距離が近いので、いつもの年でしたらオオジュリン、カシラダカといったホオジロ類を身近に観察できるので、楽しみにスタートしました。ところが、アオジ、ツグミ、ジョウビタキは複数の姿を見かけましたが、オオジュリン、カシラダカは観察がかなわず。帰宅して亭主にそのことを伝えると、市街化率が高くなり、地表の舗装によって採食環境が喪失したり待避環境が消失したりするとオープンな環境で採食するホオジロやカシラダカにとって影響を与えることが研究者から報告が寄せられている由。カシラダカは、日中の採食地と待避場所を含む範囲が数haにわたり、採食地から夜間のねぐらまで1~3kmといった長距離の移動を行うのだそうです。これに対して、アオジは緑地が孤立した地域でも生息できるのでアオジが観察できているのだと思うと教えてもらいました。(写真)アオジ:2023年12月28日柏市、オオジュリン2018年3月12日手賀沼、カシラダカ2016年1月17日野田市で撮影(引用)佐藤伸彦・市川和男・藤井千晴・曾根恵海.2011.関東地方で越冬するホオジロ類3種(ホオジロ・カシラダカ・アオジ)の生息密度に与える土地利用の影響.自然教育園報告.第42号p67-75.
2024.01.06
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新春はじめて茨城県つくば市高崎自然の森に出かけました。お目当ては、もちろんルリビタキ。現地には少なくても2羽以上の雄がいてヒッヒッ、カッカッと短い声に続き、蒲谷(1996)が述べているようにギギッと怒ったような声を出していました。この声がジョウビタキにはない声なのだそうです。近くには。どんぐりを嘴にくわえて貯食場所に運んでいたカケス、何度も運んで飽きると土の中の虫を捕獲し食していました。このほか、木の幹の樹液を水に何度も飛来していたメジロ、跳ね歩いて餌を探すシロハラ、木のてっぺんに群れで止まり、何度も水田に降り立ち種子を探していた亜種オオカワラヒワの姿を観察しました。帰り際、びっくりしたのが、亜種サンショウクイ2羽が鳴きながら移動していったことです。3日に水元公園で目撃した種類むがここでも観察できたのにびっくり。(写真)2024年1月5日撮影(現地へのアクセス)園内に駐車場は整備されていますが、JR牛久駅からTXみどりの駅行き路線バスがあり、 高崎入口停留所下車徒歩5分(所要時間約20分)です。なお、日中は一時間に一本程度なので調べてからお出かけになることをおすすめします。(引用)蒲谷鶴彦.1996.日本野鳥大鑑.下巻.p43.小学館.
2024.01.05
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昨日、都内葛飾区水元公園でリュウキュウサンショウクイと出会うことができました。鳥友から分布の変化について質問をもらいました。文献などにに報告されている一部を紹介します。三上・植田(2011)の文献調査では、次の結果を得たと報告があります。・1970年前後には既に九州南部に生息し繁殖していた。・1980年代後半から90年代後半にかけて九州南部から北部へと確認地点が増加した・2000年代には高知、広島、奈良などで記録されるようになった。和田(2016)は、兵庫県姫路市でリュウキュウサンショウクイが2015年11月3日、12月6日、16日、24日、2016年1月28日、同年3月1日、神戸市中央区2016年1月7日、滋賀県高島市で2016年2月28日と兵庫県から琵琶湖西岸とほぼ線上に観察記録があることを紹介しています。(関東地方での冬期での観察記録)関東地方での観察記録を整理してみると、2017年冬期に東京都での観察記録があり、2019年11月に栃木県宇都宮市、2020年1月千葉県手賀沼沿岸、2021年11月に埼玉県で観察記録があることから、以前は西日本に分布していたものが拡大をみせていると表現してよさそうです。平野・戸室(2019)によると、2019年11月4、6日に栃木県宇都宮市の都市公園で観察したと記しています。北本自然観察公園によると、2021年11月23日に空中で昆虫を捕獲していた個体を観察したと述べています。川内(2021)は、都内での観察記録として、2017年1月11日に都立野川公園初めて記録され同年2月12日に八王子市犬目で2羽を観察されたと記しています。あわせて、2018年11月13日、2020年11月10日都内港区自然教育園で観察されたと報告しています。我孫子野鳥を守る会の観察記録によると、2020年1月6日手賀沼沿岸の公園で初めて観察され以降4月末まで観察記録があり、同年12月4日に再び目撃されています。(引用)三上かつら・植田睦之.2011.西日本におけるリュウキュウサンショウクイの分布拡大.Bird Research Vol. 7.A33-44.和田岳.2016.身近な鳥からの鳥類学.リュウキュウサンショウクイの東征.日本野鳥の会大阪会報むくどり通信.245号.p12.川内 博.2021.自然教育園におけるフクロウ・リュウキュウサンショウクイの初記録について.自然教育園報告第53 号.p65 - 66.平野敏明・戸室由美.2019.栃木県における亜種リュウキュウサンショウクイの記録.Accipiter Volume 24.(参考)我孫子野鳥を守る会.会報.no1-294.1975年-2023年9月.北本自然観察公園.2021.北本自然観察公園日記.(写真)2023年1月3日水元公園で撮影:1枚目、二枚目は雄個体と思われます。三枚目の個体は、頭上から上面に灰色味があることから雌と思われます。
2024.01.04
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2012年以降、もともと南方系の亜種リュウキュウサンショウクイが越冬期に大阪府、静岡県、神奈川県で観察されてその後、いくつかのフィールドで目撃されています。都内水元公園でも2020年前後から姿が目撃されています。特に2023年から2024年の冬に姿がよく目撃されています。新年早々ですが、その姿を観察しに出かけました。額から眉斑は白く、頭頂から上面が黒い雄ともう一羽の姿がありました。林の中に移動した後もピーリーといった声を出していました。また、公園内の木にはアトリ27羽の群れを発見しました。この他、小合溜の水面にはホシハジロ、キンクロハジロ、オナガガモとヒドリガモの交雑と思われる個体、小さな池で餌の捕獲に余念のないコサギ、ダイサギ、去年多くのファンが立ち寄った湿地ではセグロセキレイの姿があったり、時間が経過するのを忘れて楽しみました。(写真)2024年1月3日撮影
2024.01.03
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新年、所用をすませてからホームグランド手賀沼に出かけました。ただし、13時前後からは小雨が降り出し、全域を見て回るのは断念しました。それでも、沿岸の葦原にホオアカ2羽の姿を発見。1羽は胸の黒い模様、灰色の頭部に褐色味があり、耳羽の赤色がはっきりとしていた雄でした。さらに、広大な水田地帯にはタゲリの10羽前後があり、餌探しに余念がありませんでした。アップしたタゲリは上面の羽縁がバフ色で第一回冬羽と思われます。このほか、水田の中にある電柱には3羽ものノスリが圃場に視線を向けて餌の動きを凝視している姿、電線に80羽を超える亜種オオカワラヒワの姿、柏市と印西市の境界にある河川ではコブハクチョウ、オオバン、ユリカモメが水面で羽を休めていました。(写真)2024年1月2日撮影
2024.01.02
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本年もどうぞ、よろしくお願いします。新春なので赤い羽色の鳥の代表、ベニマシコの羽色のいろいろを紹介します。スズメとほぼ同程度の大きさながら尾の割合が大きいので野外で出会うとスズメより小さい印象です。赤味のある顔で頬が白く体が全体に赤い雄、赤味のある顔で頬に白い部分のない雄、下面が赤く、上面は淡褐色の第一回冬羽、全体的に淡褐色の雌と出会うフィールドによってその羽色はじつにいろいろです。千葉県手賀沼、近郊の印旛沼沿岸、松戸市江戸川沿い、野田市、埼玉県と群馬県にまたがる渡良瀬遊水池、埼玉県秋ヶ瀬と桜草公園、茨城県取手市の利根川沿岸で私共はベニマシコと出会います。(写真)一枚目から三枚目までは2016年3月27日印旛沼、四枚目、五枚目は松戸市、六枚目は印旛沼で撮影
2024.01.01
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