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1月はじめに姿を見かけて以来、出会えていないアカガシラサギの行方を訪ねて現地に出かけてみました。その姿は、前回、2022年冬シーズンと同様のエリアにありました。近くにダイサギ、タシギ、ヒクイナ、クイナ、カワセミの姿があり、餌探しに余念がなく、私の存在など気にもかけていない感じでした。頭から胸にかけて黒褐色縦斑、背の褐色、上嘴の先端から基部まで黒いといった外観をじっくり観察することができました。なお、年齢については、桐原(2000)が上嘴は先端から基部まで黒い、叶内(2011)が幼鳥や若鳥は上嘴が黒っぽいと図鑑によって異なる解説が記されています。しかし、過去観察記録とともに写真で報告されているものを見ると、先端が上・下とも黒く、他はほぼ黄色の個体と上嘴が全体に暗色のタイプで先端がより黒色に見えるものもあります。前者の個体は冬羽ですが、上嘴の黒い個体も冬羽を含んでおり(夏羽から冬羽の途中の個体)嘴だけでは年齢の識別は無理と考えています。(引用文献)桐原政志.2000.日本の鳥550.水辺の鳥.p79.文一総合出版.叶内拓哉.2011.日本の野鳥.p189.山と渓谷社.(写真)2023年1月31日撮影なお、観察場所については、撮影者が集中する可能性が高いので非公開とします。
2023.01.31
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千葉県野田市と江戸川を挟んで隣接している松伏町の公園に滞在しているニシオジロビタキの様子を見に出かけました。前回姿を目撃したエリアにその姿はあり、木の枝に止まり、地面に降り立ち採餌を繰り返していました。下嘴の山吹色、最も長い上尾筒の淡色(オジロビタキは一様に漆黒)、翼をやや下げてまっすぐ伸ばした尾羽を上に振り上げてゆっくりと下げる仕草をじっくり観察できました。なお、喉がうっすらオレンジ色になっていないので第一回冬羽と思われました。このほか、池の小島の木の枝に虹彩が黄色のオオタカを今日も発見。虹彩が黄色で上面が褐色がかっているので雌個体と思われました。このほか、小島の葦原に飛来したカワセミ、ジョウビタキの姿もありました。(写真)2023年1月29日撮影
2023.01.30
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鳥友からつくば市の探鳥リポートを見て、ルリビタキは年齢により羽色が違うが同じフィールドに違う羽色の個体がいると争いを見かけないが、同じ青色同志では激しく争うのを見るのはなぜかと質問をもらいました。森本(2005)が鳥類の色彩信号に関して知見を整理し報告しています。その中でルリビタキは、年齢により色が変化する特殊な発色様式をもつ小鳥で、繁殖している雄でも若齢か高齢かで色が異っていて羽衣遅延成熟と呼ばれていることを紹介しています。(雄の外観の違いが闘争に影響あり)さて、研究の結果、雄の外観の違いは、雄間闘争に関係があることがわかってきたと述べています。具体的には、ルリビタキの雄と雄が争う際に争っている雄同士の色の組み合わせの違い(青vs青、青vsオリーブ褐色、オリーブ褐色vsオリーブ褐色により闘争方法の激しさが異なっていたと記しています。具体的には、同じ色同士の闘争では、最も激しい闘争方法(*)である「つつきあい」まで発展することが多かったのですが、異なる色同士の争いでは、そこまで激しくならずに「追いかけ」あう段階で勝敗が決する事がほとんどだったと報告しています。(ルリビタキはお互いの色を闘争の信号として利用)つまり、ルリビタキが互いの色を雄間闘争における信号として利用しており、互いの地位が外観から予想できる際にはリスクの高い「直接闘争」に至る前に、勝敗を決している可能性を示唆し、青色は構造色であり構造色の有無が視覚森本 元.2005.鳥類における色彩と機能.「生物多様性を規範とする革新的材料技術」ニュースレター Vol. 4 No. 2.p98-101.(写真と撮影地)1枚目:2023年1月28日茨城県つくば市2枚目:2022年1月31日千葉県市川市3枚目:2021年2月8日千葉県松戸市4枚目2009年5月16日栃木県日光市5枚目:2019年12月22日千葉県柏市
2023.01.29
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久しぶりにつくば市にある公園を訪ねました。お目立ては、ヤマシギ、トラツグミ、ルリビタキ。到着し林縁の湿地帯に注目すると地面の嘴を突っ込んで進むヤマシギを発見。尖った頭、頭にある黒くて太い横斑は1番目と2番目はほぼ同じ太さで目立つこと、長い嘴、上尾筒の赤褐色が素敵でした。続いて、毎年ルリビタキが複数飛来するポイントを覗いてみました。植え込みの中に足踏みしながら上下動している小鳥を発見。目が大きく、虹彩が黒いこと、うろこ模様の黒い模様、頭部から上部の黄色味の強さを確認でき、トラツグミと判明。さらに、ルリビタキが出現するポイントで待機していると、ルリビタキ雄成鳥、雄第一回冬羽が登場し地面に降りて昆虫類や植物の実をついばむ光景を何回も目撃しました。(写真)2023年1月28日撮影なお、観察地は非公開としお問い合わせがあったもおこえしかねます。あしからず。
2023.01.28
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午後から雨または雪との予報だったので最寄り駅から近距離で季節の鳥を楽しめる松戸市と埼玉県三郷市の境にある江戸川の土手沿い訪ねました。イノコヅチ、セイタカアワダチソウの実がなっているエリアでひたすら待機。お目当てのベニマシコの登場前に目先の黒いアオジ雄の2タイプ(夏羽、冬羽)、ジョウビタキの雌雄ペア、虹彩が暗色のノスリ成鳥が次から次へと出現。ベニマシコはピッポッと鳴き声がしたと思ったら雄、雌、第一回冬羽と思われる個体が登場してくれました。雄の腰と上尾筒の紅色、下面が褐色で縦斑のある雌、羽や翼帯がバフ色を帯びる第一回冬羽を観察できました。帰路は、アカハラとツグミに見送られて家路へ。(写真)2023年1月27日撮影
2023.01.27
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一ヶ月ぶりに市川市にある大町自然公園を訪ねました。一角でトラツグミが斜面で足踏みするような動きをして餌のミミズを探している光景を目撃。しかし、ヤブの奥での動きのため撮影記録がままならず。遊歩道のスタート地点ではキセキレイ、林縁の水路でシロハラ雄の姿を観察できました。(*)キセキレイは喉が白く(冬羽)、胸が黄色い個体、シロハラは頭が灰色の雄成鳥冬羽(雌は眉斑が不明瞭で、喉が白色)。(写真)シロハラ、キセキレイは2023年1月26日撮影トラツグミ、ウグイスは2022年2月、シロハラ雌は2020年2月撮影
2023.01.26
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寒波の南下で朝の気温は氷点下3℃、しかも北風が昨晩から吹き抜けていました。こんな状況下で谷津田で越冬しているツミ、冬の小鳥たちはどうしているかと立ち寄りました。猫の額ほどの小さな池が全面凍結していましたが、シジュウカラ、ルリビタキが歩いて移動する姿があり、野生のたくましさを実感しました。ルリビタキは林縁、池の脇を流れる水路沿いを移動し餌探しに余念がありませんでした。尾以外にも青色があり、脇がオレンジ色、嘴の付け根に白い色が少しあること、アイリングは眼先側で狭く見えたことから雄第一回冬羽と思われました。ルリビタキのほか、シジュウカラ、メジロ、ハクセキレイ雌冬羽、ハシブトガラスが地面を移動しながら餌を物色している姿がありました。なお、ツミの姿は観察できないものの、ハトの羽がちらばっており元気な様子でした。(写真)2023年1月25日撮影
2023.01.25
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年明けに手賀沼沿岸の葦原で今まで観察した個体の中でもふっくらとした個体を目撃しました。鳥友からツグミの体重は飛来した頃はもっとほっそりとしている記憶があり、これから体脂肪を蓄積すると春には増加するとすると聞いている。どうなってしまうのだろうと質問をもらいました。文献を調べてみたところ、根拠がはっきりとしていない記述が多く見受けられ、渡来したばかりの頃の平均体重は50~55gほどで、渡去前には95~110gまで増えるといった解説などを見受けました。藤巻(1991)は、北海道帯広市周辺で行ってきた標識調査の結果を整理した結果を報告しています。それによると、ツグミの体重は渡来したころは65-88g、平均75gと述べています。その後、2月に平均77gで3月には平均73gに減少し、4月下旬には106g、5月には平均94.6gで,越冬時より明らかに重くなっていたと記しています。渡り前に体重が一旦減少するのは、昨年暮れにハジロカイツブリが渡りに出発する前の2-3週間、絶食し体重を減らし脚筋も縮小することと同様ではないかと考えています。つまり、ハジロカイツブリと同様に脂肪蓄積のために移動運動器官と筋肉を落として消化器官を発達させその後で消化器官を委縮させ渡りに必要な筋肉と心臓の力を増やしているものと思います。(引用)藤巻裕蔵.1991.帯広における標識結果.ツグミ・マミチャジナイ.日本標識協会誌.第2巻.第2号.p54-56.フランク・B・ギル.2007.鳥類学.p292.新樹社.(写真)1枚目:2023年1月20日手賀沼沿岸、2枚目:2023年1月20日我孫子市高野山、3枚目:飛来したばかりの個体、2010年12月18日柏市内、4枚目:渡去前の個体、2020年4月12日手賀沼沿岸で撮影
2023.01.24
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19日に三郷市の江戸川で複数のチョウゲンボウが登場し、羽ばたきをしながら空中の1点にとまるようにホバリングをしていました。翼は打ち下げたら逆向きに引き上げなければならないので困難さが伴うはずです。しかし、チョウゲンボウの場合は、風上に向かってはばたき、速度を得ながら翼のまわりに空気の流れをつくるウィンドホバリングを行い揚力を得ています。1点にとまっているような動きとするために尾を使い制御しているようでした。ホバリングがどんな風の強さで行われるものかと興味を持ち、調べてみました。本村(1995)が、1994年繁殖期に関東地方五ヶ所でホバリングをした時の風の強さを調査した結果を報告しています。それによると、チョウゲンボウ は弱風力(秒速0.3mから3.4m)で多くホバリングし 、無風力(秒速 0.3m未満)と強風力(秒速3.4m以上)ではあまり行わなかったと述べています。ホバリングするには、ほとんど無風の状態では多く羽ばたく必要があり、また強風の中で は態勢を安定させる必要があるため、エネルギーの消費が大きくなるとからと考えられると記しています。また、弱風力で風に乗りホバリングするのは最も経済的だからではないかと推察していました。(引用文献)本村健.1995.チョウゲンボウは停空飛翔を行う時にどういう風力状態を選ぶか.BINOS vol.2:21 23(写真)1枚目から4枚目は2023年1月19日三郷市で撮影(北北東の風平均1.7m/s、最大3.7m/s/、間最大5.8m/s)5枚目から7枚目は無風状態でのもの。2015年3月28日茨城県稲敷市で撮影
2023.01.23
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19日に江戸川のコミミズクを観察しましたが、下面の縦斑が太いのか細いのかは確認できなかったので再度確認しに現地に出かけました。前回は13時30分には飛翔しはじめたのですが、今日は15時30分すぎて待機している時間がとても長くなりました。今日は下面の縦斑の具合もしっかり確認。下面の縦斑は細く雄と判明。また、足指にまでふわふわの羽毛が魅力的でした。なお、羽角は見えず顔盤周囲が白い個体でしたので19日とは別個体でした。しかも、今日は合計3羽が存在し、うち1羽が対岸に移動したのですべては雌雄の識別はかなわず次の課題となりました。(写真)2023年1月22日撮影
2023.01.22
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コミミズクの顔盤にはいろいろなタイプの個体が存在します。2023年1月までの間で観察できた個体の特徴を紹介します。個体識別の参考となれば幸いです。顔盤のタイプを大別すると、つぎのように整理できます。(A)羽角が長め、羽角が短め、羽角は見えないタイプ(B)顔盤周囲が白い(白っぽい)タイプ(C)顔盤が褐色味のあるタイプ(1)羽角が長めで幅が広く眼周辺が黒く、顔盤は白っぽい個体2021年3月茨城県稲敷市で観察・撮影した個体は羽角が長めで、幅が広く眼周辺が黒く、顔盤は白っぽい個体でした。この時は、接近した撮影者を警戒した際に羽角を立て警戒していました。(2)羽角は見えず顔盤周囲が白い個体2013年1月に流山市西深井で観察・撮影した個体は、羽角は見えず顔盤周囲ははっきりと白いものでした。(3)羽角は短く顔盤周囲が白い個体2020年1月に手賀沼沿岸で観察め撮影した個体は、羽角が短く顔盤周囲が白い個体でした。(4)羽角は見えず顔盤は白い個体2015年2月に流山市西深井で観察・撮影した個体は、羽角は見えず顔盤は白い個体でした。(5)羽角が短めで顔盤が褐色味が強い印象の個体2013年2月に流山市西深井で観察・撮影した個体は、羽角が短く顔盤は褐色味の強い個体でした。(6)2023年1月に江戸川で観察した個体(1)の個体と同様に羽角が長めで幅が広く眼周辺が黒く、顔盤は白っぽい個体でした。(参考:五百沢(2000)に掲載されている写真と解説)五百沢(2000)に顔盤の写真と解説が掲載されています。タイプを大別すると、羽角が長め、短い、見えないもの、顔盤の色では周囲が白いもの、淡褐色と黒褐色のまだら、暗色のもの不明瞭な個体というように整理できます。(1)羽角は長めで幅は広く、顔盤は不明瞭で頬が黒褐色のタイプ(2)羽角は短くやや幅があり、顔盤周囲の白色部は不明瞭(3)羽角は短く顔盤周囲は明瞭に白いタイプ(4)羽角は見えず、顔盤が白いタイプ(5)羽角は見えず顔盤は淡褐色と黒褐色のまだら状のタイプ(6)羽角は見えず全体的に暗色で眼周囲の黒褐色が目立つタイプ(引用)五百沢日丸.2000.日本の鳥550.山野の鳥.p80-81.文一総合出版.
2023.01.21
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昨年の暮れ谷津田、屋敷林、林が残っている環境にあるフィールドに猛禽類ツミが出現しましたが、今朝訪ねましたら、屋敷林のケヤキで日光浴をした後、小鳥を捕獲する光景を目撃しました。(写真)2023年1月20日撮影
2023.01.20
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久しぶりに青空が広がり、風もないのでホームグランド手賀沼沿岸の猛禽類を探索しに出かけました。広大な水田地帯ではコチョウゲンボウ、ノスリ、チョウゲンボウ、トビの姿があり、それぞれが餌を採食している光景を見かけました。このほか、コブハクチョウが多数集まっているエリアにコハクチョウ2羽、手賀沼で標識を装着された2羽のコブハクチョウの姿を見かけました。葦原ではオオジュリンがチュィーンと鳴き声を披露したり、ふっくりしたツグミが休んでいたり、モズが遊歩道近くの木に飛来したり、縄張りの中を何度も移動するカワセミの姿がありました。なお、年明けまで滞在していたアカガシラサギの姿は確認できずでした。(写真)2023年1月20日
2023.01.20
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江戸川にコミミズクの姿があると耳にして葛飾区から三郷市までの土手沿いの遊歩道を探索しました。歩数にして19000歩。フィールドのあちこちにチョウゲンボウがホバリングし獲物のネズミを探している光景と上空を複数のトビが旋回している姿を見つけました。コミミズクの姿は、そんな光景を堪能した後に目撃。初列風切が尾羽をこえて長く見え、羽角はコミミズクとしては長めで顔盤は白い個体でした。このほか、コミミズクが飛翔するエリアにはアオサギが餌を物色しながら土手の斜面を移動する姿もありました。(写真)2023年1月19日撮影
2023.01.19
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野田市清水公園に冬鳥アトリの姿を探しに出かけました。昨シーズン姿があったモミジバフウの実がなっている木があるエリアを中心に姿を探しましたが姿が見つからず。仕方なく、近くの水路沿いの水鳥を観察しに移動。今冬、姿を見かけることが少ないカシラダカと出会った後、水路にハシビロガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、トモエガモの姿がありました。トモエガモは嘴付け根に白い丸斑があり、喉が白っぽく、眉斑と過眼線が不明瞭な雌でした。お目当てのアトリのこの出会いの後、枝に4羽が飛来し突然でした。鳴き声も出さず、すーと飛来し清水公園方向に渡去となりました。このほか、モズ、カケスたちが登場。(写真)2023年1月18日撮影
2023.01.18
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柏市のオフィスのある最寄り駅にイソヒヨドリの姿があると教えられて現地に出かけました。その姿は、5階建てのビルの屋上にあり、雄と雌の姿を見つけました。2006年8月に住宅地で観察されてからほぼ毎年姿を目撃され、とうとう越冬するまでとなりました。常磐線沿線は特に姿をよく見かけ、我孫子駅、北柏前、柏駅、南柏駅、馬橋駅、柏の葉キャンパス駅、成田線布佐駅近くで観察記録があり、それぞれの様子がどうか興味のあるところです。(写真)2023年1月18日撮影
2023.01.18
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鳥友から夜行性フクロウ類コミミズクなどは車の往来の激しい環境草原と往来の激しくない環境で、採餌行動に差があるのだろうかと質問をもらいました。文献を調べてみると、つぎのような報告がありました。(1)国内での調査報告北海道大学大学院農学研究院、国立研究開発法人森林総合研究所、カリフォルニア・ポリテクニック州立大学の共同研究チームが2014年12 月~2015年3月に北海道勇払原野と宮城県仙台平野のフクロウ類の越冬地103 か所でフクロウ類が人工音声を探知する確率に交通騒音が及ぼす影響を調査したことを報告しています。その結果、40~80dB(静かな住宅街~電車内の騒音量に相当)の交通騒音の存在下で17~89%低下し、フクロウ類の採食効率は道路から120m 以内の範囲で低下すると推定されたと述べています。交通騒音の影響はフクロウ類の採食効率に影響を与え、従来考えられていたよりも広範囲(道路から120m)に及ぶことを示していると指摘しています。(引用文献)北海道大学・森林総合研究所.2016.野生動物への見えざる脅威:交通騒音がフクロウ類の採食効率へ及ぼす影響を世界で初めて解明.北海道大学プレスリリース.2016年9月20日.(2)海外での報告https://www.jwc-web.org/ケンブリッジ大学の動物学者アダム・ベント博士は、何十万年もの間行われてきた仲間同士のコミュニケーションに、交通騒音が大規模な混乱を引き起こしていること、長期的に多大な悪影響を及ぼす恐れがあると警鐘を鳴らしています。また、イギリスのケンブリッジ州のアングリア・ラスキン大学のソフィー・モウルズ博士からは人為的な騒音の発生は、環境の特性を絶えず変化させているとの発言があり、騒音は生物環境に関わる深刻な問題と報じています。交通騒音をゼロにすることは困難ですが、路面や車のタイヤのデザインを変えるなど騒音を低減させるための研究の余地があるようです。(写真)いずれも流山市西深井で撮影。2012年から2015年(現在は物流団地で越冬地は消失)
2023.01.16
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柏市内の公園に立ち寄り冬鳥の様子を見た後、松戸市の21世紀の森と広場に出かけました。柏市内の公園では複数のツグミ、カワラヒワの群れがアキニレなどの実をついばむ姿を目撃しました。地面に降りて落ちている種をついばんでいる光景を見ていると、亜種オオカワラヒワの群れの中に亜種カワラヒワの姿があるのに気がつきました。群れは亜種オオカワラヒワが9羽で、亜種カワラヒワは2羽のみでしたが、行動をともにしていました。中村(1979)が、冬期に京都付近で留鳥のカワラヒワ、渡りのカワラヒワとオオカワラヒワが飛来することを報告し、それぞれ分かれて生息している旨を述べていることを考えると、一緒に行動しているのは他地域でも一緒なのかどうかと興味を持ちました。その後、松戸市千駄堀まで移動し、21世紀の森と広場内を探索して歩きました。複数のカワセミペアが活発に動き回り、餌を捕食している姿を何度も目撃しました。このほか、上面が真っ黒なセグロセキレイ雄、上面に灰色味があるセグロセキレイ雌、30羽前後のツグミが鳴きながら移動する光景を観察しました。(写真)2023年1月15日撮影一枚目、二枚目が亜種カワラヒワ、三枚目、四枚目が亜種オオカワラヒワ、五枚目、六枚目がカワセミ、七枚目、八枚目がセグロセキレイ(引用)中村浩志.1979.山階鳥類研究所研究報告11巻3号.p189-218.
2023.01.15
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一昨日、筑波山山頂でハギマシコを観察してきました。鳥友から雌雄などについて質問をもらい、画像を復習し特徴を整理しました。(1)成鳥雄一枚目の写真は、一昨日観察撮影した成鳥雄です。頭部は灰黒色で後頭から頚側が黄褐色、背と肩羽、小翼羽の一部は黒色です。風切は黒色で、外縁は薄紅色がかっています。尾羽は凹型で羽縁は白かったです。二枚目、三枚目、四枚目は一枚目の個体とは別ですが、やはり雄成鳥です。しかし、小翼羽の黒色はありませんでした。1枚目から3枚目は2023年1月12日観察・撮影4枚目は2017年1月14日観察・撮影(2)成鳥雌写真は2023年1月12日観察・撮影の個体です。成鳥雄に比べると淡色で頭部の黒色はありませんでした。後頭から背は褐色が強い感じがします。(3)第一回冬羽写真は2023年1月12日観察・撮影の個体です。雌と比べるとさらに淡い褐色で、下面は灰色味がありました。(参考:ハギマシコ成鳥冬羽の中雨覆・大雨覆・腹・脇がバラ色の個体)五百丸(2000)に山形則男さんが1997年3月に撮影した個体が掲載されています。この個体は中雨覆・大雨覆・腹・脇がバラ色の個体です。(引用)五百沢日丸.2000.日本の鳥550.山野の鳥.p288.文一総合出版.
2023.01.14
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手賀沼全域の調査のため、柏市側からスタートし印西市との境界、我孫子市側の沿岸を探索しました。あいかわらず、手賀沼本体の水面の水鳥は少なく、カンムリカイツブリ、ミコアイサ、マガモ、ヒドリガモ、オナガガモの限られた小さな群れが休んでいるのみでした。しかし、印西市との境界エリアではオオバンの群れ、コブハクチョウ、コハクチョウで水面が大賑わい。また、我孫子市側を中心にツグミとオオジュリンの姿、鳴き声がようやく増えてきました。5日に観察したアカガシラサギの姿を探しましたが、今日は観察がなわわずでした。それでも、複数のカワセミのペアの姿を見かけました。それぞれ縄張りを確保し、その中で獲物を捕獲する姿をよく見かけました。(写真)2023年1月13日撮影
2023.01.13
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初詣をかねて茨城県筑波山に出かけました。今日の山頂の気温は朝6℃、日中は10℃を上回り暖かな日でした。山頂には、ハギマシコ約30羽をこえる群れ、ミヤマホオジロ、カヤクグリの姿がありました。頭部の灰黒色、頭頂から後頭、頸側が黄褐色の雄個体、後頭から後頸、頸側が白っぽい雌個体、全体に淡褐色の第一回冬羽個体などいろいろな羽色を堪能しました。(写真)2023年1月12日撮影
2023.01.12
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千葉県松戸市と埼玉県三郷市の境にある江戸川の土手沿い訪ねました。お目当てはもちろんベニマシコ。大好物のイノコヅチ、セイタカアワダチソウの実がなっているエリアでひたすら待機。登場前には、シジュウカラ、エナガ、アオジ、地面で餌探しに余念がないアカハラ、ケッケッと元気のよかったツグミ、そして上空通過し水路沿いの枝に止まったノスリと充実した待ち時間でした。さて、ベニマシコですが、成鳥雄1羽と第一回冬羽2羽が葦原周辺を鳴きながら移動して登場となりました。第一回冬羽個体が細い枝にとまってイノコヅチの実を食べようと背伸びをしていたのを目撃し、こちらまで背筋を伸ばしていまいました。(写真)2022年1月23日撮影
2023.01.11
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今朝は青空が広がったものの、北西の風が10m前後吹き荒れていたので市川市にある大町自然公園を探索。大町駅方向から遊歩道にはいり、動物園方向に進みました。途中、ルリビタキ2羽が林縁を鳴きながら移動していましたが、じっくりと観察ができず残念。小さな水路沿いにはアオジ3羽が地面で餌を物色している姿も発見。(写真)昨年1月に観察・撮影のもの
2023.01.10
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一昨日、埼玉県でニシオジロビタキを観察してきました。その外観の特徴を整理してみました。(1)下嘴が肉色で先端は黒く、先端にむかって徐々に細くなっていました。(2)三列風切に淡褐色の羽縁があり羽先にバフ色味が強い小さなクサビ形の斑があると文献で報告がありますが、観察した個体では認められませんでした。おそらく摩耗していたものと思います。なお、Ciconia(2021)に福井県でニシオジロビタキの観察報告があり、淡褐色の羽縁と羽先の斑が認められる個体の写真が掲載されています。(3)頭部に灰色味がありました。(4)腰から上尾筒が灰黒色でした。(オジロビタキは黒色)(5)喉には白色味があり、雌成鳥または第一回冬羽のいずれかと思われました。(三列風切の羽縁と羽先の斑について)過去2016年3月に松戸市八柱で観察した個体では三列風切に淡褐色の羽縁があり羽先にバフ色味が強い小さな斑を観察できました。4枚目の写真をご覧ください。(喉のオレンジ色がかった個体)2016年4月に松戸市八柱で観察した個体は喉がオレンジ色がかっていました。第二回夏羽に換羽中と思われました。5枚目の写真をご覧ください。(オジロビタキ似の個体)2011年2月に松戸市樋野口で観察した個体は、一見すると嘴が黒色に見え、オジロビタキと思われました。しかし、角度が変化すると下嘴の肉色が確認できました。6枚目、7枚目の写真をご覧ください。(写真)1枚目から3枚目:2023年1月9日松伏町で観察・撮影4枚目:2016年3月13日松戸市八柱で観察・撮影5枚目:2016年4月2日松戸市八柱で観察・撮影6枚目、7枚目:2011年2月2日松戸市樋野口で観察・撮影(参照文献)長島宏之.2012.日本野鳥の会 埼玉 支部報.しらこばと.p2-4.出口翔大・大西敏一.2021.福井県におけるニシオジロビタキの記録.福井県自然保護センター研究報告Ciconia.第24巻.p15-19
2023.01.09
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新年になりはじめて柏の葉公園を訪ねました。12月と比べるとカモたちの個体数は少なめでしたが、水面にはオカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、カルガモ、オナガガモ、コガモ、オオバン、カイツブリの姿がありました。観察していた興味深かったのが、ヨシガモの雌雄の行動でした。水面に休んでいた9羽のうち雌は2羽で残りが雄でした。その三列風切の下方にカーブしている個体は雌とペアになっているのに、鎌状のなっていない雄個体は首を伸ばしたりして雌にアピールするものの、ペアにはなっていない結果でした。三列風切が伸びている個体は、その羽づくろいは実にダイナミック。また、柏の葉ならでだったのが、複数のツグミ、アカハラ、アオジ、シメといった小鳥たちの姿を観察できたことです。柏市内でも新年となったのにこれらの小鳥の姿を見かけない地区も多いので結局餌が豊富なフィールドが人気なのかしらと思いました。(写真)2023年1月8日撮影
2023.01.08
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千葉県野田市と江戸川を挟んで隣接している松伏町の公園にニシオジロビタキが飛来していると耳にしていたので現地に出かけました。26.5ヘクタールの広大な敷地内には里山ゾーン、水辺ゾーン、広場ゾーンと3つのゾーンにわかれ市民の方がそれぞれの時間を過ごすスペースです。その一角にニシオジロビタキの姿がありました。これまで出会ったニシオジロビタキの中でもとびっきり行動範囲が広く、木の枝にとまり地面に降り立ち活発に餌をとったと思ったら少し離れた水浴び場所に移動したり、市民の方が広場にセットしているテントのそばの木に飛来したりを繰り返していました。下嘴の山吹色、上尾筒の灰褐色、翼をやや下げてまっすぐ伸ばした尾羽を上に振り上げてゆっくりと下げる仕草などをたっぷりと観察できました。このほか、池の小島の木の枝に虹彩が黄色のオオタカ雌の姿を見つけたり、池の水面を移動するホシハジロ、ミコアイサ、湿地帯で餌を物色していたクイナ、木の枝にとまったふっくりとした体型のモズ雌の姿を観察したり、楽しい時間を過ごしました。(写真)2023年1月7日撮影
2023.01.07
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流山市と野田市の境界の水田地帯にケリの姿を探しに出かけました。物流団地の建設が進行中で隣接する水田地帯も売却されることとなり、二番穂が刈られることなく放置されています。いつもの年でしたら年明けのこの時期耕起され、田んぼにツグミ、カシラダカ、ホオジロ、アオジ、タヒバリ、サギ類、チョウゲンボウ、ノスリといった鳥たちの姿が目立つのですが、姿をまったく見かけません。今日、現地を探索した結果では、限られたツグミ、スズメ、ケリの姿、上空を飛翔するオオタカの姿を認めただけでした。かつて、1992年から1998年にかけては最大25羽、平均16羽ものケリが越冬し、1998年繁殖期に隣接する野田市の水田でケリが繁殖したフィールドはひっそりと姿を消そうとしています。(写真)2023年1月6日撮影
2023.01.06
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朝から西北から北西の風が強く吹き抜ける日となりました。風を避けて探索できる北側の手賀沼遊歩道を探索しました。鳥たちの姿も葦原のかげ、入江などあり、比較的近い距離で観察できました。ただし、お日様と向かい合うポイントがほとんどだったのでなかなか思うように記録ができず仕舞いでした。水生植物などの餌が採食できる環境にバン成鳥、遊歩道脇の水面にカイツブリ、カンムリカイツブリ、カワセミ、ミコアイサ雄、沼の水面に係留されている船の上にセグロカモメが休んでいる光景を目撃できました。昼なので帰路につくうと思った時、上空から沼の浅瀬に上空からアカガシラサギが降り立ちました。昨シーズンに続き再会。強風をさけて休んでいたスポットから餌を捕食しに渡来したものと思います。なお、観察場所については、撮影者が集中する可能性が高いので非公開とします。(写真)2023年1月5日
2023.01.05
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昨年12月4日に茨城県南部の水田地帯にオオヒシクイが飛来してから一ヶ月が経過しました。その後の様子を見に現地を訪ねました。あいにく北よりの風が9m前後吹き抜ける時間がありましたが、150羽前後(田んぼの畦の隠れていた個体を除く)が水田に羽を休めていました。水路の水を飲んだり、農道上に長く伸びる隊列で休んだり、近くの田んぼに移動したりを繰り返していました。田んぼの上をハイイロチュウヒ、チョウゲンボウ、ノスリ、トビが飛翔・通過したり、蓮田にタゲリの姿、北風に負けず電線にモズが飛来したり、隣接する河川の水面にミコアイサの姿がありました。オオヒシクイは距離が遠かったので昨シーズン、一昨年の個体の嘴部分を拡大したものをアップします。ご覧頂くとおわかりいただけけると思いますが、上嘴は直線的で下嘴は薄くて直線的なので嘴全体が長くてすらっとした印象があります。(写真)2023年1月4日撮影(嘴のアップした画像は2020年12月、2021年11月撮影)
2023.01.04
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バードリサーチ(2022)が全国鳥類繁殖分布調査の結果からこれまで狩猟鳥だったゴイサギとバンが急激に減少(*)していることに警鐘を鳴らしています。また、その原因は、ゴイサギだけでなく,ほかの小型・中型のサギ類も減少していたこと,バンやサギ類だけでなくタマシギや,サシバ,ツバメやスズメなど湿地や農地に生息する鳥も減少していたことから,主原因は,狩猟ではなく,生息環境の悪化と指摘しています。(*)1997~2002年と2016~2021年を比較した記録地点数と個体数ゴイサギ記録地点数236から93(マイナス60.7%)、個体数6197から738バン記録地点数87から42(マイナス51.75)、個体数202から84環境省(2021)は令和3年度狩猟鳥獣の見直し会合での資料を公開しています。バンの生息は、1970年代以降、記録メッシュ数は減少傾向にあり、 1990 年代と 2010 年代にほぼ同じコースを調査できた現地調査の記録からも、 87 地点から 42 地点へと減少していると報告し、水田の圃場整備や農地の質的な変化による水田の生物の減少などが影響している可能性があると報告しています。さらに、バンについて都道府県別で発行されているレッドデータブックのカテゴリーを整理してみると、絶滅危惧が千葉県、東京都、絶滅危惧Ⅱ類が愛知県、準絶滅危惧が青森県、山形県、福島県、埼玉県、石川県、滋賀県、情報不足が岩手県との結果と述べています。(引用)バードリサーチ.2022.全国鳥類繁殖分布調査の結果でゴイサギとバンが狩猟鳥獣から解除に.バードレサーチニュース.2022年9月.環境省.2021.令和3年度狩猟鳥獣見直しの会合資料.
2023.01.03
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柏市内に小さな谷津田があり、そこをカワセミ雄がなわばりとしています。新しい年を迎えて訪ねましたら雌が飛来して何度も水路に飛び込み小魚を捕獲。そしてしばらく待機していると鳴きながら餌を持参した雄が登場しました。3年ぶりに営巣となるか楽しみです。このほか、今朝もツミが獲物の小鳥を追尾して登場。谷津田の一角にいたコサギは平然と羽づくろいをしていたのが印象的でした。(写真)2023年1月3日撮影(カワセミ雄は2022年11月、ツミは12月撮影)
2023.01.03
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今年はじめてホームグランド手賀沼を訪ねました。柏市と印西市の境界からスタートし、水田地帯と沼の東端、丘陵の上にある公園内を探索しました。境界を流れる下手賀川には、コブハクチョウの群れとコハクチョウ1羽の姿を発見しました。さらに、水田地帯では虹彩がこげ茶色のノスリ成鳥雄が電柱の上にとまり小動物の動きを監視、そばにはタゲリ10羽が歩きながら餌を物色していました。このほか、チョウゲンボウ雌、トビ、ハイイロチュウヒが登場してくれました。その後、手賀沼東端に移動。北西の風が4m前後吹き抜けていたのでカモたちは葦原と風が避けられる入江などに退避していました。入江では、マガモ、コガモ、バン、カイツブリの姿を観察できました。また、葦原にはホオジロのペアの姿、近くの木の枝にツグミの姿があり、その後野ばらの実をついばんでいるのを目撃。(写真)2023年1月02日撮影
2023.01.02
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アメリカコハクチョウとコハクチョウの分類で嘴の黄色部分についての図鑑類の記載は、眼先の黄色部分が小さいとか眼先にわずかに黄色部があるのが典型的な個体し、眼先の黄色部がコハクチョウとアメリカコハクチョウの中間ぐらいの個体は交雑個体となっています。鳥友からこの点について質問をもらいました。文献を調べてみたら、村瀬(1994)が海外の文献に記載されている内容を紹介しています。それによると、Evans&Sladen(1980)が300羽のアメリカコハクチョウと104羽のコハクチョウの嘴の黄色部分の割合を解析し、アメリカコハクチョウが0-16%、コハクチョウは22%以上であることを示し識別する上で有力な手がかりと述べています。ただし、村瀬(1994)は、岩手県北上市での観察記録を整理し報告しています。内容は、アメリカコハクチョウ雄とコハクチョウ雌が交雑し、一代目交雑個体をつれて飛来したと記しています。この際の一代目交雑個体の嘴の黄色部分はアメリカコハクチョウより大きく、コハクチョウより小さかったとするものでした。その後、一代目交雑個体がアメリカコハクチョウ雌と番いとなり3羽の二代目交雑個体をつれて飛来してことを報告しています。上記2例の嘴の黄色部分のいずれもEvans&Sladen(1980)ではすべてアメリカコハクチョウに分類され、交雑個体の中にはアメリカコハクチョウとほとんど同じ嘴模様をもつものがいることが明らかになったと指摘しています。(写真)1枚目から3枚目:アメリカコハクチョウ、2013年11月、2015年1月、2018年1月いずれも印西市にて撮影。4枚目アメリカコハクチョウとコハクチヨウの交雑個体、2018年12月印西市にて撮影(引用文献)Evans,M、E&SladenW..L、1980.Acomparativeanalysisoflhebillmarkings of WhistlingandBewick's Swans and out-of-rangeoccurrencesofthetwo taxa.Auk97:697-703.村瀬 美江.1994.コハクチヨウの亜種間交雑個体に現れるくちばしの模様.Strix.第13巻.p238-242.日本野鳥の会.
2023.01.01
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