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先月まで見守りをしてきた林と別の場所にツミが営巣し、幼鳥が4羽誕生しました。先月22日には幼鳥は2羽、27日には幼鳥は1羽の姿が観察できるのみとなっています。ただし、28日には雄成鳥が近くの高圧線に止まり、カラスが林に接近すると鳴き声を出しながら追い払い行動を目撃しています。林のどこかに幼鳥が存在しているものと考えらます。(今朝は幼鳥2羽が餌を自力で捕獲・解体)今朝は、鳴き声を3回聞いたほか、自力で小鳥を捕獲し、高い枝に止まり解体をしていました。止まっていた位置が高く、葉に隠れてしまい私の方向をむいていましたが、思うように記録はかないませんでした。このため、脛毛の黒褐色の横斑や雨覆の色や模様から同一個体と思われる個体の写真をアップしました。(写真2枚目、3枚目)(いつ頃まで林の滞在するか)畑(2000)が「幼鳥のハンティング行動が見られてから1週間後には営巣林とその周辺では姿が確認できなくなった」と報告しているものもあれば、森岡ほか(1995)のように「8月末までに見かけなくなった例と春先までいて親鳥が繁殖行動をとるようになってから見かけなくなった」と報告しているものもあります。観察地の環境などの影響で幼鳥の行動を把握できる場合としにくい場合があること、採餌する場所が近郊にある場合と遠い場合など影響しているのではないかと思われます。見守りをつづいているツミを引き続き、注視していきます。(引用)森岡照明・叶内拓哉・川田隆・山形則男.1995.日本のワシタカ類.p118.文一総合出版.畑 隆弘.2000.東京都西部におけるツミの繁殖生態について.スタディレポートVOL6.pp32.(株)フレック研究所.(写真)2026年8月4日撮影(1枚目)、2枚目、3枚目は2026年7月23日撮影
2026.08.04
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サギ科の鳥たちがコロニーを形成する頃、夕方、ゴイサギがクワックワッと鳴きながら餌場に向かう光景を見かけます。ところが、6月になると、その光景を昼間に目撃するようになります。ゴイサギは、日中はコロニーでねぐらをとり、日没後餌場に出かけて夜通し採餌すると言われています。ところが、繁殖期は日中も採食するようになり、特に育雛期は何度もコロニーと餌場を往復する光景を見かけます。遠藤(2005)は、青森県で行った調査結果を整理し報告しています。その中で「青森県津軽平野では、繁殖地から10km以上離れた場所でも採食していることが観察され、数日から数ヶ月にわたって同じエサ場を使い続けることがわかった。採食場所を替える際には,繁殖地からの飛去方向は概ね変わらず、それまでのエサ場と同方向で新たな採食場所を探す」と報告しています。また、複数のエサ場で短時間(10~30分間)の採食を行い,最終的にその中の1箇所で夜を通して採食するという行動が観察されたこともあったと報告し、より良いエサ場を選択するためのエサ場間の質の違いを比較するサンプリング行動であると考えられると記しています。(引用)遠藤菜緒子.2005.ゴイサギ 採食場所は慎重に選ぶ.Bird Research News Vol.2 No.8.p4-5.(写真)1枚目:2020年6月21日土浦市、2枚目:同左、3枚目:2018年6月30日土浦市、4枚目:2018年6月30日土浦市、5枚目:2020年6月21日土浦市、6枚目と7枚目:2018年7月22日都内で撮影
2024.05.01
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先週25日に葛西臨海公園でカラシラサギと出会うことができました。葛西では2008年9月14日に観察して以来、16年ぶりの再会でした。雨降りでフィールドに出かけられないので、特徴を復習していました。(アップした画像のうち、コメントがないものは葛西で撮影)(1)観察した個体について観察した個体は夏羽で、コサギと違ってふさふさした冠羽、嘴のベースが黄色で基部から真ん中あたりまで赤っぽく、眼先は青緑色の婚姻色個体でした。なお、足は黒色、趾は黒っぽく見えていますが本来は黄色です(泥で汚れていた可能性あり)(2)夏羽と冬羽について前回の個体は嘴が黒味がかって基部近くが黄色で冬羽にかわりつつあり、後頭の冠羽は短いものが残っているだけでした。完全な冬羽の冠羽はなくなります。一枚目の画像:夏羽、2024年6月25日撮影、二枚目の画像:冬羽に換羽中、2008年9月14日撮影(3)嘴の長さ嘴先端から後頭までを100とすると、カラシラサギでは嘴が35%、コサギが54%を占めています。第一印象ではカラシラサギの嘴が長く感じましたが、嘴の割合を調べてみると逆でした。三枚目の画像:2024年6月25日撮影(左カラシラサギ、右コサギ)(4)後頭の冠羽画像では14本まで数えることができました。コサギより冠羽の本数が多いのがわかります。なお、コサギの冠羽は2本と記している図鑑類がほとんどですが、その長さは個体差があります。四枚目の画像:後方からの姿、2024年6月25日撮影五枚目の画像:コサギ、2022年3月5日谷津干潟で撮影(5)餌の取り方の違いカラシラサギは、魚の動きを見て、バスケットボールでいうピボットターンのような動作をしているのを観察しました。足を軸にして90度近く回るような動きをしていました。それに対して、コサギは魚を狙う時、浅瀬を直線的に羽を広げて移動し小躍りするようにステップを踏んで水中の魚を驚かせているように見える動きをしていました。同じサギなのにずいぶん違いがあるものだと思いました。六枚目、七枚目の画像、2024年6月25日(最初左側を向いていたものがくるりと回転)八枚目の画像:コサギ、2020年9月20日撮影
2024.07.01
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3月17日に環境省が公表した「第5次レッドリスト(鳥類及び爬虫類・両生類)」の解説版である第5次レッドデータブックにコジュリンが絶滅危惧ⅠB類と区分され掲載されています。(レッドデータブック概要)環境省(2026)は、「本亜種は繁殖を可能とする生息地の条件が非常に限られていて、東北地方の岩木川流域、仏沼周辺、八郎潟、最上川下流域、新潟県福島潟、利根川下流域に個体群が分断化されている」「北日本(青森県、秋田県、新潟県)の個体群は夏鳥として繁殖し、関東以南から西日本の地域で越冬している。利根川下流域に分布する個体群は留鳥である。かつて存在した長野県霧ヶ峰、富士山麓、佐渡島の繁殖個体群は消失した。北海道では確実な繁殖記録がない」と報告しています。(存続を脅かす要因)環境省(2026)は、「河川敷などにおける撹乱の減少による丈の低い草原の減少。放牧・野焼きの中止、採草地の放棄等により草原から灌木林への植生遷移。また、メガソーラー建設による草地開発や耕作放棄により生息地が減少している」と述べています。(絶滅危惧種でありながら越冬地も把握されていない)第5次レッドデータブックには、コジュリンの繁殖地に関する記述はありますが、越冬地についてはまったく記述がありません。絶滅危惧ⅠB類に区分される種類でありながら、越冬地に関する知見を紹介するなど基礎情報の提供をすべきだと思います。次回のレッドデータブックに情報が盛り込まれるように期待したいと思います。(標識調査員のみなさんが明らかにした越冬地)環境省自然環境局(2020)に鳥類標識調査のメンバーによって確認された繁殖地は、7県、18地点、地点は8地域にまとめられると報告されています。また、山階鳥類研究所・環境省生物多様性センター(2023)に「主な越冬地は関東の太平洋側から九州にかけて広い範囲で確認され、主要な繁殖地である北日本の大半では越冬していない」と記されています。(引用)環境省自然環境局 生物多様性センター. 2022.2020年鳥類標識調査報告書.p39-40.山階鳥類研究所・環境省生物多様性センター.2023.バンディングかわら版(第6号).pp1-2環境省(編).2026.第5次レッドデータブック:絶滅のおそれのある日本の野生生物 鳥類.環境省.東京.911pp.(写真)2026年8月1日茨城県稲敷市で撮影
2026.08.03
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暑い毎日が続ていますが、7月終わりから9月にかけて、蓮田や水路などで姿を見かけるタカブシギ、夏羽個体の摩耗が進んだ個体と遭遇することがあります。体上面に細かい白斑が目立つと覚えている方にとっては珍鳥としてしまう場面があります。その場合に、観察しておきたいポイントを紹介します。夏羽の摩耗が進んだ個体では上面の白斑が擦れて小さくなります。こういった場面で観察しておきたいポイントとして、(1)足の色と長さ、(2)眉斑、(3)嘴があげられます。(1)足の色と長さタカブシギはクサシギより体がやや小さく、足は長くて黄色味が強いのが特徴です。クサシギは足色は普通は緑色がかった黒色です。(2)眉斑タカブシギ夏羽個体は眉斑がぼやけ気味で眼の後方まで続いているのに、クサシギの眉斑は眼の所で止まっています。(3)嘴タカブシギの嘴は細くてまっすぐで短いのに対して、クサシギの方がやや細く長いです。(写真)タカブシギ:1枚目:2021年7月31日稲敷市、2枚目:2018年8月19日稲敷市、クサシギ:3枚目:2019年9月9日稲敷市、4枚目:2021年8月18日柏市で撮影
2026.07.23
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ホームグランド手賀沼沿岸ではアマサギの姿が見かけることが少ないのでお隣りの茨城県南部の水田地帯を訪ねました。かつてシギ・チドリを見に足繁く通った水田エリアにコウノトリ3羽の姿を目撃しました。3日前から水田で姿を目撃されている模様です。水田で元気に餌を物色している姿はとてもワイルドな感じがしました。このほか、お目当てのアマサギも目撃。(写真)2023年7月12日撮影
2023.07.12
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7月13日山階鳥類研究所から2022年9月3日に茨城県稲敷市でフラッグを装着していたトウネンについての報告を受領、北海道紋別市コムケ湖でフラッグ(HM8)を装着され2022年9月1日に放鳥された個体と判明した旨を報告しました。コムケ湖についてその特徴などを調べてみました。桑江(2012)によると、北海道紋別市コムケ湖は泥干潟で、トウネンはバイオフィルム(微細藻類、バクテリア、およびそれらが細胞外に放出する多糖類粘液で構成されているた薄い層の総称)に依存度が高く、小型シギであるほど多く利用されるのだそうです。環境省(2023)によると、2022年秋のシギ・チドリは、チュウシャクシギの増加数が最も大きく26%増加、個体数はあまり多くないもののオグロシギ、コアオアシシギ、ツバメチドリ、ケリなどの湿原や水田、耕地などでよく観察される種が前年度と比べて増加傾向にあった半面、トウネン、ミユビシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、シロチドリが減少した結果でした。このうち、トウネンが個体数の多くを占める北海度濤沸湖、コムケ湖、風連湖で大きく個体数が減少したことが記されています。(引用)桑江 朝比呂.2012.トウネンもハマシギもバイオフィルムを食する.Bird Research News Vol.9 No.3.p2-3.環境省.2023.シギ・チドリ類調査 ニュースレター.2022年度秋期調査結果の概要.p1-2.環境省自然環境局生物多様性センター.(写真)2021年8月28日、2022年9月3日いずれも茨城県浮島にて観察・撮影
2023.07.16
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クサシギ属のキアシシギ、イソシギ、クサシギ属の近縁種ソリハシシギは、サイズは中型、嘴はさほど長くなく首と足が長めのスマートなイケメンです。地味な羽色ですが、よく観察してみると、同じフィールドでも羽色の違いを発見します。私の密やかな楽しみです。さて、3種の違いについていくつかのポイントで比較します。キアシシギとイソシギは嘴がまっすぐでやや短く、背が濃いめです。これに対してソリハシシギ夏羽は嘴が体の割に長く上に反り、上面に2本の黒線があるように見えます。(ソリハシシギ冬羽はほぼ一様に淡いグレー)また、翼と尾羽に着目すると、キアシシギは翼が尾から突出しない、イソシギは尾羽が長く翼端を越えているのが特徴です。(写真)一枚目キアシシギ2013年8月三番瀬、二枚目キアシシギ2019年5月葛西、三枚目ソリシシギ夏羽2018年9月谷津、四枚目ソリハシシギ冬羽2018年9月谷津、五枚目イソシギ2008年9月谷津、六枚目イソシギ2016年10月浦安市で撮影
2019.08.11
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1日から2日にかけて長野県戸隠高原に出かけました。長野駅前のアルピコ交通のチケット売り場で5日間有効の戸隠エリア内フリー下車が可能なフリーきっぷを求め、あちこちを見て歩きました。森林植物園内では、ホオジロ、ノジコ、アオジ、クロジの囀りの違いを堪能し、あちこちでテリトリーを主張していたミソサザイ、キビタキ、モズの若様が成鳥に対してテリトリーを懸命に防衛していた姿、遊歩道の上を鳴きながらエスコートしていれたキセキレイなど、次からつぎに出会いを楽しみました。鳥以外では、カラスアゲハの姿、みどりが池沿岸でモリアオガエルの卵をみつけたり楽しい二日間となりました。なお、1日と2日の両日、森林植物園内の散策路でツキノワグマの姿と遭遇しました。特に、随神門から鏡池方向の散策路、高台園地下の小さな小川付近、みどりが池近くの散策路で鳥見のため待機する時には厳重に注意が必要です。今シーズン、単独で散策していた地元の方が顔をひっかかれたことがあると耳にしました。(観察できた鳥類)カイツブリ、カルガモ、アオサギ、ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、トビ、ノスリ、コゲラ、アカゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、コガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ、メジロ、ミソサザイ、クロツグミ、アカハラ、コルリ、コサメビタキ、キビタキ、ニュウナイスズメ、キセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、ノジコ、アオジ、クロジ、コジュケイ(写真)2020年7月1日から2日撮影
2020.07.03
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猛暑が続いていて野外活動は難しいことがあり、自宅にこもっていたら鳥友k_tsuminetさんからツミの羽毛のいろいろを見てみませんかとお誘いをいただき伺いました。これまで15年以上もツミの暮らしを観察していらっしゃる中で、収集されてきた羽毛コレクションを拝見しました。写真は、初列風切、次列風切、脇腹、裏雨覆を撮影したものです。最左が初列風切、その隣が次列風切、その隣の上段が裏雨覆(白地に縞模様)、裏雨覆の列の最下段が脇腹の羽で褐色味がありました。脇腹の羽の右隣にあるのは裏雨覆が換羽した後に用意されている羽と考えられると教えてもらいました。このほか、初列風切と次列風切の比較についても教えていただきました。初列風切は内弁が膨らんで丸みのある次列風切と比べると形、模様ともにバランスがいいものと印象を持ちました。画像サイズが大きくなってしまったのでこちらは割愛しました。なお、今シーズンは7月15日に末っ子若鳥が林で姿が確認できたのが最後と思われると教えてもらいました。
2021.07.21
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先週、柏の葉公園と柏の葉キャンパス駅近郊を散策していたら、ハクセキレイの水浴びを観察。見入ってたら近くの住民の方に、ハクセキレイっていろいろな羽色のものを見かけますが、成鳥と幼鳥の見分け方について教えてもらえると助かりますと質問をもらいました。私のブログに見分けのポイントを整理したものをアップすると約束し、帰宅しました。(雄成鳥夏羽)1枚目の写真(2023年5月4日柏市内)、二枚目(2009年3月29日柏市内)の写真が雄成鳥夏羽です。一見すると、セグロセキレイのように見えますが、耳羽は黒色ではありません。この他、上面の黒色、胸の黒色が広く、全体的に白黒のコントラストが目立ちます。(雌成鳥夏羽)三枚目の写真(2019年4月14日柏市内)が、雌成鳥夏羽です。嘴全体が黒色で、背が灰色、喉の黒色は雄より狭く見えます。(雄第一回冬羽)四枚目の写真(2022年10月14日柏市内)が雄第一回冬羽です。頭上が黒く、顔に少し黄色味があります。(若鳥から第一回冬羽に換羽中)五枚目の写真(2022年10月14日柏市内)、六枚目(2019年9月4日都内)が若鳥から第一回冬羽に換羽中と思われる個体です。頭から上面に若鳥に見られるバフ色がなく第一回冬羽のようにグレーとなっていました。(若鳥)七枚目の写真(2008年7月5日茨城県神栖市)、八枚目の写真(2018年8月23日柏市)が若鳥です。口角が黄色で、上面が少しバフ色がかったグレーでした。
2023.10.01
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観察会の参加メンバーからスズガモとキンクロハジロの雌を識別する自信がなくてと相談を受けます。私の復習も兼ねて、画像とその違いを記します。一枚目と二枚目は、2017年に浦安市で撮影したスズガモです。スズガモの雌は、頭部に丸みがあり頭頂のピークが目よりも前にあります。くわえて、上面には虫食い状の斑があります。また、三枚目は、2016年10月に撮影したスズガモです。全体が淡い褐色で耳羽の部分が淡色のパッチがあることから雌の冬羽と思われます。これに対してキンクロハジロ(2017年2月都内浮間公園で撮影)は、冠羽が短いながらもあること、体下面は色が淡いのが特徴です。なお、最後の写真は、2017年12月に都内水元公園で撮影したものです。一見すると、下面の色が淡くキンクロハジロのようにも見えますが、嘴が黒いのでキンクロハジロの色と違いがあります。これらのことからキンクロハジロと他の潜水ガモの交雑個体と思われます。
2019.10.15
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鳥友からコサギの飾り羽について質問を受けました。コサギの羽毛について整理しました。参考となれば幸いです。繁殖期のコサギには頭部に2本程度の飾り羽と胸や背に飾り羽がのびています。独身の雄が背と胸につけている蓑毛(繁殖羽)をディスプレーのときに広げてのダンスお見事です。なお、非繁殖期で灰黄色だった嘴基部が赤色に変化し婚姻色と呼ばれます。(飾り羽について)飾り羽は正羽と呼ばれるもので、1本の軸を中心に膜のように広がる羽毛です。これに対してダウンのような軸がない羽毛は綿羽と呼ばれます。(羽毛の種類)コサギの羽毛は正羽、綿羽、半綿羽(半正羽)、粉綿羽、糸状羽、剛毛羽の6種類から構成されています。正羽は,羽弁,羽軸,羽軸根(羽柄)で構成され、羽には分岐構造がある点で動物の毛髪と異なります。(写真)一枚目:飾り羽が長いコサギ、2022年3月21日谷津干潟二枚目:蓑毛と嘴基部がピンク色の婚姻色となったコサギ、2015年5月31日越谷市三枚目:上から見た蓑毛、2021年5月23日土浦市四枚目:後方から見た蓑毛、2021年5月23日土浦市五枚目:正面から見た蓑毛、2022年2月19日柏市六枚目:横方向から見たコサギ、2016年7月12日葛西臨海公園
2022.04.10
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外気温も下がりノビタキの獲物の昆虫の動きも活発になり、ノビタキとの再会を期待してホームグランド手賀沼沿岸を訪ねました。その姿は、水田と水路の混在するエリアにあり、草丈の高い場所に止まっては地面を移動する昆虫類を捕食するために地面にに何度も降り立っていました。最近は、花弁4枚の黄色の花を咲かす熱帯アメリカ原産のヒレタゴボウ(別名アメリカミズキンバイ)が段々ふえてきてノビタキを撮影するとそのバックに黄色の花が存在するようになっています。ノビタキの動きをじっと観察していたら、同じフィールドにトビの若鳥、アオサギ成鳥の姿があり、こちらも田んぼに生息している昆虫類を捕食しようと待機していました。(写真)2023年9月25日撮影
2023.09.25
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湿度が低く、秋らしくなってきました。先週、ホームグランド手賀沼で出会ったノビタキの姿を再び観察しに出かけました。先週姿のあった熱帯アメリカ原産のヒレタゴボウ周辺ではなく、1年草南米産ホソアオゲイトウ(たとえば1枚目のは写真の背景に写っている褐色がかった)がはえているエリアにありました。しかも、新しい発見だったのがアワダチソウなどの草のてっぺんに止まる時間よりも小さな畑で餌探しをしている時間が長かったこと。あわせて、その足が意外に長いことにもびっくり。ノビタキにくわえて、北柏方面の水面の杭にミサゴ、コガモの10数羽の群れ、サギ類の姿がありました。これからカモの仲間の姿がふえていくので楽しみです。(写真)2023年10月2日撮影
2023.10.02
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鳥友から東京湾沿岸にサルハマシギが飛来したとニュースをもらいました。頭から胸にかけてバフ色で上面が褐色味があったとのことですから冬鳥または幼鳥個体と思われます。朝から荒天となり観察がかないませんが、サルハマシギの撮影画像を復習していました。(サルハマシギと類似種ハマシギ)サルハマシギとハマシギは、上面が灰褐色で下面が白い冬羽、第一回冬羽では識別が難しいといわれます。嘴が長くて下方に湾曲しているなど、似ている印象がありますが、嘴の形状の違い、足の長さに着目して観察することをおすすめします。(1)嘴の形状についてサルハマシギの嘴はハマシギよりも緩やかに湾曲し、先端が細いのが特徴です。(2)嘴峰長について(*)(嘴の先端から基部の長さ)サルハマシギの嘴峰長は43-38mm、平均41mm、ハマシギは42-31mm、平均31mmです。(*)榎本佳樹.日本産鳥類測定表.野鳥便覧下巻.pp170野外で観察していると、ハマシギと同じ程度の嘴の長さの個体も見かけますから、目安のひとつです。(3)餌の取り方の違い観察していると、サルハマシギはハマシギに比べて嘴を細かく動かす傾向があるように思います。(写真)サルハマシギ、1枚目、2枚目:2014年4月29日習志野市、3枚目:2014年5月4日習志野市、いずれも第一回冬羽ハマシギ、4枚目:第一回冬羽、2014年9月14日船橋市、5枚目:第一回冬羽、2024年9月20日茨城県で観察・撮影
2026.04.10
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二週間ぶりに野田市のコウノトリの里を訪ねました。朝から昼前後にかけてヤマトとひなたのペアは、近郊の餌場に出かけ13時から14時前後に帰還することが多いので遭遇できるように少し前に現地に到着。(ヤマトのエスコート上手に感心)愛車を駐車場において歩き出した時、クラッタリングが聞こえたので上空を見上げるとコウノトリが頭上に登場し、巣に降り立ちました。様子からヤマトが帰還したものと思います。その後、2羽で羽繕いをした後、ヤマトが巣より一段低い飼育施設の一角にとまり、カタカタカタとクラッタリングを行うとひなたも呼応しカタカタカタと音を出してシンクロ。その後は、ヤマトが首を反らして喉の赤い部分をひなたに見えるように披露、体を上下動させてアピールしていました。ヤマトは一足早く水田に降り立ちました、ひなたもヤマトが止まっていた施設の一角に降り立った後、水田に降り立ちました。ヤマトのアピールは餌を食べようよとのアピールだったようです。(水田とその周辺が支える生き物たち)今日見聞きした範囲でもコウノトリのほか、ホトトギス、コチドリ、サシバ、ヒヨドリ、ツバメ、オオヨシキリ、セッカ、ハクセキレイの姿や声を観察しました。林や葦原で生息しているウグイスに託卵をしているホトトギス、豊富な昆虫類を餌としているコチドリ、ツバメ、オオヨシキリ、セッカ、ハクセキレイが生息できるのも水田とその周辺地域の環境のなせるところです。(写真)2026年7月8日撮影(コウノトリ足環情報:愛称の次は上部、下部の順)ヤマト:右 黄色・黄色、左 黄色・黒、ひなた:右 青・黄色、左 緑・緑2枚目の写真左がヤマト、左がはなた。3枚目から5枚目はヤマト、6枚目はひなたです。
2026.07.08
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梅雨開けとなり、アジサシ類が飛来している印旛沼沿岸を探索しました。クロハラアジサシ13羽、コアジサシ3羽、アジサシ1羽は捕捉可能な水域を飛翔していました。ただし、成田市側の水域を飛翔しているものについては種類の同定もかなわず、相当数が沼に飛来していると思われます。アップした写真は、距離が離れフィールドスコープでは種の識別はできたものの、証拠写真の域を出ませんのであしからす。それでも、コアジサシの黄色の嘴、アジサシの頭が黒い帽子をかぶった感じ、クロハラアジサシの体下面の黒色がかろうじてわかるものと思います。(参考:アジサシ類の体の大きさ)小型種としてはコアジサシ(全長28cm前後)、クロハラアジサシ(全長23~29cm)中型種のアジサシ(全長30~40cm前後)アジサシ類にほかは、岸辺の葦原で誕生したヒナを連れたカルガモ成鳥、嘴が黄色のマガモエクリプスと思われる個体、電線で囀りを披露していた複数のホオジロを観察できました。(写真)2026年7月20日撮影
2026.07.20
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松戸駅から一番近い江戸川沿いに川の一里塚があります。こりエリアは、毎冬、ベニマシコ、冬の小鳥たちと出会えるので楽しみにしています。ベニマシコは、到着直後から鳴き声が聞こえましたが姿を観察できない時間が経過。それでも11時30分頃、対岸の草むらに雄2羽、雌1羽が姿を現してくれました。探索スタートした直後、エナガのペアが登場し、うち一羽が鳥の羽を嘴にくわえて移動。このエリアのどこかで営巣しているものと思われました。このほか、地面でアオジ、ツグミが餌探しに余念がない姿、ベニマシコを待機しているとジョウビタキ雌がどんどん近くに来て興味津々の様子を観察したり、楽しい時間を過ごしました。(写真)2024年2月20日撮影(ベニマシコ雌のみ昨シーズン1月撮影のもの)
2024.02.20
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外来種ヒレタゴボウの黄色の花が咲いている田んぼにノビタキ2羽の姿がありました。うち1羽は雌第一回冬羽と思われる個体で、喉が白く、腰は赤褐色で体下面は橙褐色でした。周囲には、イナゴなどをねらうアオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギの姿があったり、水路にはユスリカなどを捕食するイソシギ、ハクセキレイ、カイツブリの姿もありました。また、沼の浅瀬の日陰ではゴイサギの姿を見つけました。手賀沼全域を見て回る予定でしたが、途中で黒い黒雲が登場し近々に雨が降りだす模様となったりで途中で退散としました。(写真)2024年9月18日撮影(備考)ヒレタゴボウは、熱帯アメリカ原産で田面が露出する中干期前後に発生する外来雑草です。近年、田んぼのあちこちで見かけます。
2024.09.18
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4月に入ると水田にムナグロが飛来し、初夏到来を実感できます。胸が黒いチドリ科ムナグロとダイゼンの違いについて質問をもらうことがあります。違いについて整理してみました。(ムナグロとダイゼンの飛翔している場面の決定的な違い)決定的な違いは、ダイゼンの脇羽は黒く、ムナグロの脇羽は黒くないことにあります。飛翔している時にこの点を確認できれば遠距離であっても種類の同定が可能です。ダイゼンでは年齢に関係なく翼下面の大部分が白く黒い脇羽が目立ちます。対するムナグロは、翼下面は淡い灰褐色で、脇羽は淡褐色でありません、また、飛翔時に見えるムナグロの腰は褐色斑があり白く見えず、翼帯は不明瞭です。ダイゼンでは飛翔時に翼上面に明瞭な白帯が出て腰が白く見える点で違いがあります。(ムナグロ雄夏羽について)ダイゼン雄夏羽は、頭頂が白く、顔、腹が黒く、体上面は白く黒斑が散在します。ムナグロ雄夏羽では、頭頂には黄褐色斑と黒色斑があり、ダイゼン夏羽のように白くはありません。額から側頸、脇に続く白い帯は下尾筒まで続いていて体上面は黄褐色、黒色、白色の斑模様があります。(写真1枚目、2枚目のムナグロと7枚目のダイゼン成鳥をご覧ください)(ムナグロ夏羽、冬羽から夏羽に移行中の個体)写真3枚目から5枚目が冬羽から夏羽に移行の個体です。同じ水田に採餌しているムナグロを観察していると、実に羽衣はいろいろです。写真5枚目のような顔の黒色が不鮮明で下面の黒色斑がで始まった個体を見かけたと思ったら、換羽が進行して3枚目、4枚目のような顔や下面の黒さが濃くなっている個体と遭遇します。(ムナグロ幼羽)写真6枚目は手前が幼羽、奥が冬羽から夏羽の換羽が進行している個体です。幼羽は冬羽に似ていますが、眉斑の黄色味が強く、背や翼の黄色味が出ています。(ダイゼン雄夏羽について)写真7枚目はダイゼン成鳥夏羽です。頭上、背、翼に白斑が散在しています。くわえて、額から脇にかけての白い帯が目立ちます。ダイゼンの頭上は白色ですが、ムナグロの頭上は黄・黒・白の斑があります。このほか、ダイゼンは頚が太く、嘴も太い印象があります。(ダイゼンの冬羽から夏羽に移行中の個体)写真8枚目は、ダイゼンの冬羽から夏羽に移行中の個体です。顔と下面の黒色が濃くなりつつあります。(写真)1枚目:ムナグロ、2020年4月26日印西市、2枚目:ムナグロ、2022年5月4日手賀沼沿岸、3枚目:ムナグロ、2000年5月3日茨城県、4枚目:ムナグロ、2020年4月25日手賀沼沿岸、5枚目:ムナグロ、2019年4月24日手賀沼沿岸、6枚目:ダイゼン、2021年4月28日船橋市、7枚目:ダイゼン、2022年4月21日船橋市で観察・撮影
2026.04.02
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真夏の松戸市千駄堀池を訪ね、水辺の鳥の生態を学んできました。(カイツブリが蹴立てて水面を飛ぶ)潜水の名人なのに飛ぶことは大の苦手なのが、カイツブリ。水面を移動して走っているような感じの姿勢をとりました。蹴立てて水面を飛ぶ姿が見られるかと思ったらかなわず。植物を集めて浮き巣を作り、産卵・子育てをしています。ヒナの姿は確認できなかったものの、巣のある方向に戻ってきましたので、次の機会のお楽しみ。(ダイサギの波紋漁法を目撃)葦原の縁に止まっていたダイサギが嘴の先端を水中に入れた状態で細かく開閉させ水面に波紋を起こし、見事に魚を捕獲する波紋漁法を目撃しました。波紋漁法は、コサギ、ゴイサギも行うといった研究者の報告があります。(コサギの足探り漁法、虫の通り道で嘴を開け虫を捕獲)コサギが水面下で足先をゆっくり揺らす行動を行うことが知られています。今朝は浮いていた木片の一角で足を揺らすような仕草としていた個体が1羽、もう1羽は空中にむけて嘴を開きっぱなしにして小さな虫を捕獲する光景も観察出来ました。濱尾ほか(2005)が、コサギは種々の魚類の他、カエル類・甲殻類・昆虫、時としてはトカゲ類、ヘビ類、小型哺乳動物や貝類など様々な生物を食う、餌生物の種類やサイズが異なると採食の方法も異なる。(中略)立って待つ<ゆっくり歩く、空中停飛、足ゆすりなど10種類もの採食行動をとり、微小な動物を含む多様な餌生物を多様な採食方法をもちいて捕らえると記しています。(ハシボソガラスは地上がお好き)ハシボソガラスは、ハシブトガラスに比べて長時間地上を歩きながら餌探しをします。ハシブトガラスが水路で水浴びをしている間も、ハシボソガラスは花畑の中に姿がありました。(引用)濱尾章二・井田俊明・渡辺 浩・樋口広芳.2005.サギ類の餌生物を誘引・撹乱する採食行動 -波紋をつくる漁法を中心に.Strix Vol. 23.pp. 91-104.日本野鳥の会.(写真)2026年7月21日撮影
2026.07.21
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1日から2日に長野県戸隠に出かけ、ホオジロ科のホオジロ、ノジコ、アオジ、クロジの鳴き声、姿と見る機会に恵まれました。そのうち、ノジコ、アオジ、クロジの復習をしていました。画像とともに特徴を整理したものを報告します。一枚目、二枚目はノジコです。眉斑と頬を囲む部分がほんのりと黄色で、目先は黒く、目の上下に白い部分があります。鳴き声は、私流には信州そば、とろろ入と聞きなしをしています。アオジの鳴き声が似ていますが、とろろという感じで転がすような声が入るのが特徴です。三枚目から五枚目はアオジです。頭と顔はグレーがかった黄緑色で、体下面は黄色で胸と胸側に褐色の不明瞭な縦斑があります。ノジコよりも体は大きく感じます。鳴き声はホオジロに比較すると、ゆっくりとしたテンポで澄んだ鳴き声です。ノジコと比べると、雄は顔が黒く見えます。また、雌で眉斑がありますが、ノジコにはないので姿を見つけたときに確認したいポイントと思っています。六枚目はクロジです。雄の体下面や翼に褐色があります。鳴き声は、鳴き始めがホィーと声量のある声です。(写真)アップした順で撮影日を記載ノジコ:2020年7月2日戸隠、アオジ:2020年7月2日戸隠、2019年2月埼玉県、2020年2月埼玉県、2018年2月柏市、2012年11月3日柏市で撮影クロジ:2011年1月22日柏市で撮影
2020.07.06
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渡良瀬遊水池周辺のトラフズクとアオバズクの飛来地を訪ねました。アオバズクは、木の上部の枝にとまっている姿を発見。到着直後はまぶたを閉じて寝ていましたが、直下に車が止まったり通行人があると目を開けてその方向を凝視していました。たまたま、両目を開けた瞬間、こちらの視線とあっていますドキドキものでした。アオバズクに出会った後、場所をかえてトラフズクが飛来しているポイントに移動。その姿はやはり木の中にあり、葉と枝に隠れて全身は観察できず。次回の出会いの機会を楽しみにして現地をあとにしました。トラフズクの顔が記録できた画像は昨シーズン、同地で記録したものです。参考としてアップしておきます。なお、同じフィールドでトビの営巣しており、親鳥が巣の方向を凝視して見守る姿もありました。(写真)2021年5月29日撮影
2021.05.29
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そろそろ、キビタキが子育てのため日本に渡ってくる時期となります。キビタキというと艶やかな喉の黄色と頭部から体上面の黒色が特徴の雄を思い浮かべる方が多いと思います。ところが、体上面がオリーブ褐色の雌は、林の中から姿を現すのが少ないので観察するとさて種類はと悩む方が多い気がします。その識別のポイントを整理してみました。(お腹の色と喉の色)まず確かめたいのが、お腹が白く、喉が薄黄色味を帯びているかです。同じような環境で出会うオオルリはお腹の下まで淡い褐色です。(背中の色)キビタキ雌は背はオリーブ色をしています。オオルリでは背はグレーがかった茶色です。(喉の下の色)キビタキ雌は喉の下はまだら模様です。オオルリでは喉の下に白い線が見えます。(参照)五百沢日丸.2000.日本の鳥550山野の鳥.p228-229.文一総合出版.(写真)2018年10月13日、14日、2019年10月6日柏市内で撮影
2024.04.05
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東京在住の鳥友から5月に入ると手賀沼沿岸でホトトギスの声は聞くのにカッコウの声が聞こえない。いつ頃から記録がないのかと質問をもらいました。手賀沼とその周辺地域で観察記録を振り返ってみました。あわせて、千葉県と隣接する都県での分布も文献を調べてみました。(まとめ)・手賀沼沿岸では、2017年6月12日の記録を最後に鳴き声が記録されていません。・手賀沼流域の街では、柏市南部で2003年繁殖期まで、利根川流域では2010年までは鳴き声の報告が寄せられていましたがそれ以降は寄せられていません。・千葉県と隣接する都県の埼玉県で2011年以降は鳴き声の報告がない、茨城県では分布が急減していると報告がある一方で東京都では2010年以降分布が拡大傾向にある、神奈川県では限られた地区で新たに定着するところもあると報告されています。(手賀沼沿岸での観察記録)1978年6月9日、1978年6月19日、1980年8月10日、2017年6月12日にいずれも手賀沼沿岸で記録があります。(手賀沼沿岸以外での観察記録)2000年5月29日、同年6月6日から9日いずれも柏市南部地区、2002年6月3日、20日柏市南部地区、2003年5月31日から6月15日柏市南部地区で鳴き声の記録があります。2005年5月18日から7月20日、2006年5月14日から7月23日、2008年5月16日から6月25日、2009年5月28日から7月5日、2010年5月13日から7月14日いずれも我孫子市利根川沿いで鳴き声の記録があります。ところが、2011年以降は報告が寄せられず現在に至っています。(近隣の都道府県の記録)朝日新聞デジタル(2019/5/17)が掲載した日本野鳥の会埼玉の記録によると、1996年に開催した計80回の探鳥会でカッコウの出現回数は12回、出現率は15%だったものが、2011年は0回だったと記されています。東京都(2020)では、1970年代から1990年にかけて急減したものが2010年以降分布を拡大していると報告されています。神奈川県(2022)では、箱根仙石原などに限られているが、相模原市、大和市にも定着する傾向があると報告されています。茨城県(2021)では、分布が2005年38から2016-2021年で14メッシュと63%減となったと報告されています。(引用)東京都.2020.レッドデータブック.p447-506.神奈川県.2022.神奈川県鳥獣生息分布調査報告書.茨城県.2021.茨城県鳥類繁殖分布調査報告 2016-2021.p7.(写真)2017年7月19日栃木県戦場ヶ原で撮影
2024.04.21
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5月半ばをすぎるといよいよ手賀沼沿岸にカッコウ、ホトトギスが飛来する時期です。鳥友からテレビでカッコウは託卵された卵を排除する映像を見たが、手賀沼の周辺地域に飛来するカッコウ科の鳥が同様なのかというものでした。(託卵された卵を排除)(1)カッコウ宿主の卵に非常によく似た擬態を発達させた卵を産む個体がいることが知られています。一方、宿主の卵に似ていない卵を産んでいる個体がいることも知られています。内田(2011)は、研究者の研究報告および野外での調査結果を整理し報告しています。カッコウに関しては、宿主の側でも托卵された卵を自分の卵と見分けて排除する能力を獲得している個体が存在している一方、卵が似ていないにもかかわらず、排除されない例も多いと述べています。(2)ホトトギスホトトギスは、ウグイスを託卵相手として利用します。しかし、それではウグイスはホトトギスの卵、雛の世話にかかりきりとなり、自分の子供を残すことができないことになります。この点について国立科学博物館(2011)が「ウグイスは托卵されてからではなく、托卵される前に対抗手段をもつ(中略)実験でホトトギスの剥製を巣の前に置くと、ウグイスはそれを激しく攻撃しました。無害なキジバトの剥製にはほとんど反応しませんでした」と記し、この結果からホトトギスから巣を守り托卵を妨げる」ことが読み取れることを述べています。くわえて、「ウグイスは托卵をされるリスクに応じて、巣の防衛行動を調節していました」、「ウグイスは暖かい地方(例えば関東地方低地)では 4月に繁殖を始めますが、夏鳥として渡来するホトトギスが托卵を始めるのは6月になってから」と託卵前から防御手段を持っていることを報告し、ウグイスが「人の目に触れない形で托卵回避を行っていました。しかも、ホトトギスを元々認識できるが、托卵されるリスクが高い時期になると厳戒態勢をとる」と記しています。託卵に抵抗できないかのように見えるがそうではないということがわかります。(引用)内田 博.2011.本州におけるウグイスCettia diphone に専門的に托卵するホトトギスCuculus poliocephalus の繁殖生態.日本鳥学会誌.第60巻第1号.p78–87.国立科学博物館.2011.ホトトギスの托卵に対するウグイスの対抗手段 ‐リスクの変化に対応した防衛行動の調節-.プレースリリース2011年8月31日.(写真)1枚目:カッコウ、2023年10月17日千葉県、2枚目:ホトトギス、2023年10月13日千葉県
2026.05.16
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昨日、千葉県手賀沼でマガン4羽と出会えたことを報告しました。一枚目、二枚目の写真は昨日観察した個体です。一枚目の個体の嘴基部は嘴本体と同じピンク色をしていました。二枚目の嘴基部が面積は狭いのですが、白いのと対照的です。二枚目の個体と先週宮城県伊豆沼で出会った若鳥を比べてみると、これも違いがあります。伊豆沼での個体は、嘴基部に白色部がなく嘴も山吹色でした。四枚目の写真(2018年12月伊豆沼で撮影)のように、嘴基部に白色部がないものが、白色部が少し現れ成鳥になるに従いその面積が広くなっていくものと思っていました。でも実際はそうではなかったということが昨日の手賀沼でのマガンとの出会いでわかりました。(写真)一枚目・二枚目2019年12月1日、三枚目2019年11月25日、四枚目2018年12月15日撮影
2019.12.02
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同じような環境で観察することのあるコチドリとの識別について鳥友から質問をもらいました。2種の特徴を整理しました。(アイリング)イカルチドリは淡褐色のアイリングがあります。コチドリのように黄色が目立ちません。(上面)イカルチドリは全体に羽縁がバフ色ですが、コチドリは全体に羽縁が淡色です。(頭部)イカルチドリは前頭も褐色で不明瞭な淡褐色の眉斑があります。コチドリは額はバフ色で明瞭に眉斑もバフ色です。ほとんど見えない場合もあります。(胸帯)イカルチドリは褐色、コチドリは褐色で中央で切れている個体が多い傾向です。(その他)イカルチドリは尾が翼端よりも突き出ています。(コチドリ幼羽)コチドリ幼羽は淡褐色のアイリング、嘴も細めでイカルチドリの印象が似ています。しかし、胸帯は中央で切れています。(写真)イカルチドリ2022年12月茨城県菅生沼で撮影、コチドリ2020年3月手賀沼で撮影
2022.08.21
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柏市と松戸市の境に小さな公園があり、古文書によると1500年前後に築城された跡地とあります。常緑広葉樹を中心とした樹林地や川の氾濫原である湿地があるなど公園です。たまたま、鳥友に連れられて昨年来通っています。ここで観察・記録した鳥類、植物などを紹介して参ります。昨日、現地を訪ねました。園内には、湿地で餌を探すアオサギ、鳴きながら通過していったカワセミ、林の上をハイタカと思われる姿、はさがけしてある稲のそばに飛来したノシメトンボ、散歩道の手すりに飛来した蝶ルリタテハ、白い吸盤のような独特の形で咲いていたタコノアシ、紫色がかった実をつけていたヤブショウガなどを観察しました。(訂正:5日にアップした記事の植物について、ご指摘をいただき図鑑・文献で復習しました。その結果、1枚目はシロバナサクラタデ、2枚目はミゾソバ、3枚目はヤブミョウガと訂正させてもらいます。ご指摘を下さったHal-co YOさん、ありがとうございました。1枚目、2枚目は現地に看板があり、そのそばにあったので記してました。確認に不十分さがありました。(写真)2022年10月4日撮影
2022.10.05
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朝から北西の5m前後の風が吹き抜けていて昼前でも体感温度は5℃前後(気温10℃)のため、寒さを避けて観察可能な松戸市千駄堀の自然観察舎に直行しました。暖房がきいた施設から千駄堀池の鳥たちとの出会いを楽しむことができました。#千駄堀のカモオールスターズ頭部の褐色、体の灰色がシックなオカヨシガモ、光沢のある緑色が素敵なマガモ雄、胸から腹にかけての斑が大きめな雌、チョコレート色で長い首が特徴のオナガガモ、葦原の中で羽をやすめるコガモ、水面を移動するオオバンを目撃しました。到着当初は、カモ類は背中の羽毛に嘴を入れて保温効果を高めているようでした。#千駄堀の冬鳥自然観察舎からは斜面林の木に止まっていたノスリの姿、眼下の池にカワセミ、草の上にホオジロが降り立ち姿を披露してくれました。その後、公園内を探索。厳寒の中でもバシャバシャと水浴びをしているハシブトガラス、水浴びはせず芝生の上を移動し餌探しをしていたハシボソガラスを観察しました。さらに、複数のペアが地面を移動し餌探しをしていたハクセキレイ、同じ場所にかつて河川の中流域に生息していたセグロセキレイの姿があったり、頭が青灰色のシロハラ雄、大雨覆先端がバフ白色で頭が青灰色がかっていたシロハラ第一回冬羽と出会うことができました。(写真)2025年1月31日撮影(シロハラ第一回冬羽のみ2020年12月23日撮影)
2025.01.31
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オフィスの最寄り駅周辺にイソヒヨドリペアの様子を見に出かけました。前回(5月27日)は成鳥雌雄が給餌していましたが、今朝は雌が餌を捕獲し帰還後、何度も換気口の中に入っていきました。餌はヤモリが一回、ブユのような虫が数回でした。(写真6枚目、7枚目を参照)伊澤・松井(2011)が「鱗翅目幼虫、ゴキブリ類が多く、甲虫目、コオロギやバッタなどの直翅目、ミミズ類、ムカデ、ヤモリ、アオカナヘビ、カエル、クワやガジュマルの実」と報告しています。ヒナの成長伴う餌の変化も注目していきたいと思います。(雄成鳥の嘴の長い個体とそうでない個体)観察した雄成鳥2羽のうち1羽は嘴の長さが長く、上嘴が下嘴よりも長く先端が下方向に垂れている個体でした。(5月13日に観察した個体と同一と思われます)1枚目、2枚目の写真の個体が嘴の長さが長い個体、3枚目の個体は別のビルの屋上階に止まっていた雄成鳥です。なお、嘴の長さが普通のイソヒヨドリ雄成鳥の個体の写真を4枚目にアップしました。(雄成鳥のお尻フリフリダンス)嘴の長い個体が駅舎の屋根で餌を捕獲した際に、極楽鳥のようにお尻を振りダンスをする仕草を披露。求愛ダンスを踊ることは目撃したことがありますが、餌捕獲でご満悦での動きははじめて目撃しました。写真5枚目がその光景の一部です。(引用)伊澤雅・松井 晋.2011.ヒヨドリ Bird Research News Vol.8 No.8.p4-5.(写真)2026年6月7日撮影(4枚目は2025年5月2日撮影)
2026.06.07
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昨日、茨城県浮島でオオハシシギ夏羽を観察しました。復習をしていて気がついたことがあります。それは、夏羽でも春先と夏では細かい部分で違いがあることです。(春先の夏羽と8月の夏羽の違い)春先の個体は下面の各羽に横斑と白い羽縁が目立つのに、昨日の個体は各羽の横斑と白い羽縁がなく下面は一様赤褐色でした。調べてみると、氏原(2004)がこの点を報告していました。写真1枚目と2枚目は昨日の観察した個体、写真3枚目と4枚目は2013年4月28日に観察した夏羽個体です。(夏羽から冬羽への換羽)8月から9月にかけて換羽をします。写真6枚目は2018年10月6日に同地で観察した夏羽から冬羽に移行中の個体です。肩羽周辺に夏羽の名残がありますが、翼の大方が冬羽に移行しています。翼が最初に換羽し、他の部分はその後ということとみることができます。(上嘴が少し長く、案外しなやか)嘴で蓮田の土をつついていた際、上嘴が下嘴に比べて少し長くて、上嘴が上方向に反っているのを目撃しました。決定的瞬間を記録するにはかないませんでしたが、2018年10月にも同様のことを観察したことがあります。写真2枚目の個体の嘴に注目すると、上嘴が下嘴に比べて長いことがわかります。写真には記録できなかったのですが、嘴を開けていると上嘴が上方向に反りあがっていました写真4枚目は、2018年10月に同地で観察した上嘴が反り返っていた時のものです。以前、獣医の鳥友に嘴に関して教えてもらったことがあります。シギの仲間の嘴は、先端だけが硬い非常に特殊な構造をしているのが特徴で、嘴の先端部にはひだ状の真皮があり、神経が通った機能を持っています。この先端部(ヘルプスト小体)を触覚にして採餌します。先端部は振動に対して敏感で採餌する時に役立つものと教わりました。(尾羽)オオハシシギは腰から尾羽に褐色の横斑がありますが、下面が赤褐色で黒っぽい横斑があるのに気が付きました。近似種シベリアオオハシシギは腰から尾に黒褐色の横斑がありますが、脇から下尾筒は白く、黒褐色斑があり違いがありました。この点は、今井(2019)が同じ点を報告していました。オオハシシギは写真1枚目と2枚目、シベリアオオハシシギは2013年7月7日葛西臨海公園で観察した個体です。(引用)氏原巨雄・氏原道昭.2004.シギ・チドリ類ハンドブック.p37.文一総合出版.今井光昌.シギ・チドリ類の年齢・季節による羽衣の変化 ―連載第17 回 シベリアオオハシシギ―.日本野鳥の会三重会報.第110号.p10.
2026.08.02
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9月に入ると、公園などにヒタキの仲間が次から次に飛来します。今日は、キビタキとオオルリの画像を比較し復習していました。一枚目からニ枚目はキビタキです。上面にオリーブ色がある成鳥雌、頭から上面は黄緑褐色、喉は黄色っぽくバフ色の翼帯があるなどから若鳥が冬羽に換羽している途中の個体です。三枚目と四枚目は2016年10月に撮影したオオルリです。キビタキよりも喉から胸に褐色味があり腹部は白い個体、頭は雌のように見えるけれど上面の青色が残っている雄個体です。なお、図鑑によっては、オオルリの雌は、キビタキと比べると枝に垂直に止まると記載しているものがありますが、記録した画像の個体は水平に止まっていました。むしろ、キビタキのほうが垂直に止まっていたという結果です。
2019.09.06
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久しぶりに葛西臨海公園に立ち寄りました。公園の一角にコムクドリが飛来しているよと教えていただいたので、園内と東渚、西渚を探索して歩きました。西渚で開催されていた里海まつりで子供連れの方がが海に入っていたので東渚・西渚の鳥影は薄く、ディスニーシー方面の干潟にもカワウ、コサギ、アオサギ以外の鳥しか見当たらず、鳥類園周辺に移動しました。下の池ではコチドリ、シロチドリ、チュウサギが餌を探し歩いていました。また、淡水池と水路でつながっているエリアではカワセミが木陰から水路を移動する獲物を凝視している姿やアオサギの若鳥が餌をねらっている姿を発見。#下の池で観察したチュウサギについて2羽のチュウサギの画像をアップしました。一羽は嘴全体は黄色で先端のみ黒色で冬羽から夏羽に換羽している途中のもの、もう一羽は基部に近い部分が黄色となっていてあとは黒色でした。(写真)2021年7月23日撮影
2021.07.23
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短時間でしたがホームグランド手賀沼のシギ・チドリが羽をやすめる浅瀬のポイントに立ち寄りました。先日はオジロトウネンとイソシギの姿がありましたが、今日はタシギ5羽がじっと休む姿を目撃できました。小群を一羽ずつ見ていくと、褐色味の強い個体とそうではない個体と両方いるのを発見しました。褐色味の強い個体は、背の羽縁がクリーム色の帯となっていて太く目立っていました。雨覆・肩羽のクリーム色部分が斜めに並ぶ笹の葉のように見えていました。これに対して背の帯が淡い個体もいるのを観察しました。若鳥ではと思いましたが、文献などを見ながら成鳥と若鳥の識別について学習中です。(写真)2021年9月17日撮影
2021.09.17
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そろそろ印旛沼にカモたちが飛来する時期となったので出かけてみました。例年ですと、コガモ、ヒドリガモ、オナガガモなどが水面で羽をやすめているはずですが、今秋は成田市側にコガモの100羽程度の群れが休む姿があるだけでした。でも、6羽のクロハラアジサシが水面を飛翔している姿を発見。このほか、遊歩道を歩いていたら、キイキイキイとモズに似た声を出して木の枝にアリスイが登場。褐色の上面に黒、白、褐色の細かい斑があり、下面は白っぽくて黒い横斑が見えました。印旛沼でカモたちの姿をほとんど観察できなかったまで、帰路に手賀沼に立ち寄り、カモの具合を観察。マガモ、コガモ、オナガガモの姿を発見。マガモ、コガモはエクリプス羽が生殖羽にかわる途中の個体、オナガガモは褐色味のある個体を観察できました。また、カモの休むエリアではカワセミが採餌で何回も水中に飛び込む光景も目撃できました。(写真)2021年10月14日撮影
2021.10.14
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干潮が11時55分とシギ・チドリの探索には絶好の日でしたが、関東は昼過ぎから所々で雨降りとの予報なので降雨の際でも退避できるエリアがある谷津干潟に出かけました。到着した11時頃は、津田沼高校前のエリアの干潟が少し顔を出した状態でした。そこにメダイチドリ16羽がららぽーと方面から出現し降り立ちました。あわせて、ハマシギ11羽、ダイゼン28羽の群れも登場。その個体を一羽ずつ観察してところ、頭部から腹にかけて赤褐色のコオバシギ繁殖羽を発見できました。帰宅してからコオバシギを復習していた際、英名のKnotは鳴き声のノッに由来するのだと思っていたら拙宅の亭主から声に由来するという書物も複数あるけれど、ヨーロッパ地域沿岸で越冬しよく観察されることもあり北海の帝王と呼ばれたイングランドの王クヌートに由来すると記されているものもあると教えてもらった。(本日干潟とその周辺で観察できた鳥類)ハシビロガモ、スズガモ、カイツブリ、キジバト、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、オオバン、オオソリハシシギ、メダイチドリ、コオバシギ、ハマシギ、シジュウカラ、メジロ、スズメ(写真)2022年4月18日撮影
2022.04.18
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かつて座生沼が広がっていた座生川沿岸と清水公園を探索して歩きました。座生川沿いでは、イカルチドリ3羽の姿を見つけました。長い嘴と目立たない黄色のアイリングがあり、1羽は額と眉が白く過眼線が褐色で胸から後頚に黒い頚輪がある雄個体、別の個体は羽色が淡い雌個体でした。このほか、水面にはマガモ、カルガモ、コガモ、オオバンが羽を休めていました。また、川沿いの堤防で小魚を捕獲していたカワセミ、パラの花芽をついばんでいたジョウビタキの姿を観察しました。清水公園内は、例年と違い鳥影は薄く、シメ、アオジ、シロハラを見つけたのみ。公園にある慈光山 金乗院で寒椿を鑑賞し、現地を後にしました。その後、江戸川沿いに広がる水田地帯に移動しタゲリ、チョウゲンボウ、ノスリ、タヒバリの姿を観察し楽しい時間を過ごしました。(写真)2025年1月12日撮影
2025.01.12
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お天気が不安定で、時折雨が降るとの予報でしたので、コンパクトに探索ができて雨宿りも可能なフィールドの舎人公園を訪ねました。広さ65haの公園のうち、東側エリアをメインに鳥たちの姿を探しました。(ツツドリとツミの姿を発見)花見広場と芝生広場の一角でツツドリ赤色型2羽、ツミ幼鳥3羽を発見しました。ツツドリは、上面の地が赤褐色で、胸の縞模様は太いこと、下尾筒に横斑がありました。しかし、カラスに追尾されて林の一角の木の中に退避してきたので、撮影はかなわず。(カルガモとマガモの交雑個体)大池では、カルガモ9羽、カルガモとマガモの交雑個体12羽の姿がありました。上面が暗褐色で下尾筒の色などはカルガモの特徴がありますが、嘴は黄色で過眼線はうっすらで過眼線はカルガモに比べて細い個体、体全体が白っぽく、頭央線が薄く太い眉斑がない個体など実にいろいろな個体と出会いました。マガモとカルガモの交雑は、形態や生態が似ているおり、たやすく交雑すると言われています。外見が親鳥のどちらかと似ていたり、あるいは中間的な特徴を持っていたりします。(その他、観察できた鳥たち)頬から後頭部が赤褐色のカイツブリ夏羽、ツツドリ、ツミ幼鳥を追尾していたハシブトガラス、地面でひたすら餌探しに余念のなかったハシボソガラスの群れを観察しました。(これから秋、楽しみな出会い)これから10月にかけて、小鳥たちが立ち寄っていくと思います。次の訪問が楽しみです。(写真)2025年9月13日撮影
2025.09.13
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今シーズン、出会えていない絶滅危惧種アマサギを求めて、千葉県流山市、野田市、埼玉県吉川市、松伏町を探索。流山市内でツミ雄成鳥が捕獲してきた小鳥の羽をむしり雌とヒナのもとに運搬する直前の姿を目撃してからスタートとなりました。(アマサギ探索の途中で遭遇したアカハラツバメ)埼玉県側を探索しましたが、アマサギの姿はみつけられず。それでも、途中の電線にツバメ4羽が止まり、うち1羽が胸から脇と下尾筒が赤褐色の亜種アカハラツバメ(Hirundo rustica saturata)でした。この他、アオサギも観察。(背の亜麻色の飾り羽が素敵なアマサギ)その後、千葉県野田市と流山市の境にある水田地帯でようやくアマサギの姿を見つけました。ゆっくり歩きながら餌を探していました。バッタ類が元来の主食で、水田でオタマジャクシやカエルを採ると聞いていますのでそれらを探していたものと思います。観察した個体は、頭と背がオレンジ色で、嘴に婚姻色の赤みが残っている夏羽でした。背にはうっすらと亜麻色の飾り羽があり、風になびいて素敵でした。(写真)2026年6月11日撮影
2026.06.11
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昼前後の空き時間を使って柏の葉キャンパス駅近郊の調整池を探索してみました。(西口調整池のヒドリガモ雄エクリプス)西口の調整池にはヒドリガモが越夏している姿を観察することができました。額のクリーム色の部分はほとんどなく、頭部、脇が赤味が強く、雨覆が白いことから雄成鳥エクリプスであることがわかります。(雄幼羽は雨覆が白くなく、灰褐色の縁取りがあります)このほか、水草で覆われている水面からカイツブリが顔を出したり、岸辺の遊歩道にはハクセキレイ雄成鳥夏羽が登場し、上空には2羽のヒメアマツバメ、14羽ものツバメが飛翔している姿を目撃しました。ヒメアマツバメは2024年11月以来の1年8か月ぶりの観察でした。腰が白いこと、アマツバメより鎌型のシャープさがないこと、尾が浅い燕尾でした。なお、西口調整池の一角で複数のヒメガマが生息しており、そのそばにヨシゴイが作るような巣と思われるものが組みあげれれていました。(繁殖を終えて小群となったカワラヒワの中に幼鳥を発見)カワラヒワは、繁殖を終えると小群となり開けたところに出てきます。柏の葉キャンパス駅近くの電線に10羽前後のカワラヒワの中に幼鳥の姿を見つけました。頭から背は薄い褐色がかっており、体下面に褐色の縦斑がありました。先週手賀沼沿岸でも同様の個体が存在していましたが、光線の具合で記録画像では下面の縦斑がはっきりしませんでしたがようやくアップできるような画像を記録できました。(東口調整池では草刈りが進行中で今後のシギ・チドリが楽しみ)春以降は草が繁茂していたので観察するには不適でしたが、ようやく草刈りがスタート。湿地でアオサギ、ダイサギが採餌している姿が見られるようになりました。ダイサギの飾り羽の美しさに目を見張りました。(写真)2026年7月16日撮影
2026.07.16
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久しぶりに茨城県神栖市にある神之池を訪ねました。狩猟解禁日の翌日の関係もあり、多数の鴨たちが水面で羽をやすめていました。ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、トモエガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウといった水鳥の姿を観察できました。アップした画像は、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、ハシビロガモ、オナガガモ、トモエガモ、ミコアイサ、カンムリカイツブリ、そして、トモエガモとコガモの交雑と思われる個体です。(写真)2018年11月16日撮影
2019.11.16
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鳥友からチバエナガについて教えてほしいと質問をもらいました。文献に報告されている内容を整理し提供します。望月(2022)は、分類学的な種名、亜種名ではないが眉がわずかに薄いまたは眉がほぼ真っ白な通称チバエナガについての知見を報告しています。眉の薄い通称チバエナガの写真を掲載し、当初2018年には千葉県北西部で見られるとされていが、その後情報収集したところ、ほぼ千葉県全域で見られるようだとしています。また、体感として10羽中3羽程度の割合でチバエナガが混じっているように思えると述べています。なお、根拠は明記されていないが、チバエナガの眉の薄さはおそらく遺伝子的な要因によるものと考えられるがDNAを調べないと明らかにならないとしています。また関さんの森を育む会会報にチバエナガの写真を掲載し2021年1月22日に観察したことが掲載されています。(私が観察した眉の薄いエナガ)私も柏市酒井根で眉の薄いエナガを観察しています。一度目は2015年11月30日、二度目は2021年12月24日でした。いずれも観察した個体は眉が薄く、瞼は黄色で腹は白く、下尾筒とピンクがかっていました。(写真)2015年11月30日、2021年12月24日いずれも柏市酒井根で撮影(なお、参考としてエナガ2013年12月28日撮影のものもアップ)(引用)望月みずき.2022.チバエナガはどこにいる.Birder.第36巻.第2号.p21.関さんの森を育む会.2022.2021年フィールドノートから.会報.第42号.p28.
2023.02.13
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吉川美南駅西口の調整池と近郊の江戸川沿いを猛禽類との出会うべく探索しました。吉川美南の調整池に到着すると全体に赤いベニマシコ成鳥雄、橙色の第一回冬羽が登場し楽しませてもらいました。くわえて、アオジ10羽前後が葦原と堤防沿いに登場。目先の黒い雄、若鳥、雌と思われる個体を見つけました。池の水面には、マガモ、コガモ、ハシビロガモ、キンクロハジロ、水面を活発に移動しているカワセミとの出会いを楽しみました。その後、江戸川沿いのフィールドに場所を移し、猛禽類の姿を探索しました。目立つひげ状斑と外側初列風切が黒色で無斑のチョウゲンボウ雄が何度もホバリングして地面に降下し獲物を捕獲する光景や虹彩が黄色っぽいノスリ若鳥と思われる個体が杭に止まって周囲を見渡している姿を観察しました。向かい風を利用して巧みにホバリングするチョウゲンボウは、通りがかった市民の方も見入っていて人気を集めていました。(写真)2025年1月22日撮影
2025.01.22
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鳥友から住まいの近くでヒヨドリ程度のサイズのタカの姿を目撃したとニュースをもらいました。現地に出向いてみると、スズメと思われる獲物を足にぶら下げて成鳥雄が帰還する姿を目撃。羽毛をむしりとり自ら食した後、止まっていた枝と反対側の林に移動していきました。その方向に木を見ていくと、カラスの古巣から扇子を広げているような尾と思われるものを発見しました。しばらく注視していると、巣の中には成鳥雌の姿。抱卵中なのか、すでに雛がいるのかは不明でしたが、7月下旬で抱卵または育雛となると近郊で産卵・抱卵したペアが何らかの事情でカラスの古巣を利用したものと思われました。なお、観察地については、非公開とします。あしからず。(写真)2025年7月26日撮影
2025.07.26
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神奈川県大磯町のアオバト飛来地を訪ねました。現地に到着した11時すぎから15時まで延べ4時間で飛来したアオバトの総個体数は173羽で1時間あたり43羽でした。群れの大きさでは12時10分すぎの29羽が最も群れが大きい結果でした。海岸に出現するパターンは、大磯町役場から大磯駅周辺の上空を群れで旋回したのち磯に直行するパターン、役場上空から港方向に移動した後磯に降り立つパターン、役場上空から港方向に移動した後磯に飛来せず大磯駅近くの雑木林に移動するパターンの3つでした。雄の小雨覆・中雨覆は赤紫色、雌は緑ががった色、雄でも喉の部分に赤紫になっている個体とそうでない個体などを観察しました。性別での羽色のいろいろや羽ばたき、海水を飲む光景をじっくり観察しているとあっという間に時間が過ぎていきました。(写真)2019年8月3日撮影
2019.08.04
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朝は朝から雨降りでフィールドに出かけられないので、昨日、手賀沼沿岸で複数のノスリを見かけたので、過去のフィールドで見かけたノスリの羽色を復習してみました。一枚目は昨日手賀沼沿岸の水田エリアで見かけたノスリです。上面は褐色ベースですが淡い、目は暗色、喉が黒褐色、脛に横班がない、前頸から胸にかけて白く褐色味がある、お腹に褐色の腹巻きがあるなどの特徴から成鳥雌と思われます。二枚目・三枚目の写真は流山市で2014年11月に出会った個体で上面は黒く、虹彩は暗色、嘴は黒色などの点から成鳥雄と思われます。昨日のノスリと比較すると上面の色に違いがあることがわかってもらえると思います。四枚目と五枚目は2017年12月、2018年10月に流山市で撮影した個体です。この二枚は目の色に着目してアップしました。四枚目は黄色ですが、五枚目は暗色。前者は幼鳥、後者は成鳥の特徴です。六枚目は、2019年3月に手賀沼沿岸の水田エリアで撮影した個体です。目の色は黄色でお腹の褐色の腹巻きはないので若鳥と思われます。このように見ていくと、ノスリの羽色は実にさまざまです。丁寧に観察しなくてはとあらためて思っています。
2020.03.08
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複数の鳥友から戸隠の夏鳥探鳥記を見て、出かけてみたいがツキノワグマと遭遇したのはどのあたりかと質問を受けました。観察路の紹介とツキノワグマと遭遇したポイントなどを整理し紹介します。現地を訪ねたいと思っている方の参考になれば幸いです。(コースについて)長野駅7番バスのりばからループ橋経由戸隠行きのバスを利用し、奥社入口で下車してください。バス停近くにトイレ施設があります。参道をすすみ鳥居前を左に折れると2分で森林植物園の散策路入口です。モミの木園地方向に入ると、アオジ、クロジ、ノジコの姿や鳴き声を堪能できます。ただし、この方面の散策路は水芭蕉のこみちは、倒壊したため利用できません。シラカバ平から小鳥のこみちを利用経由しすすむと随神門横から入る杉並木に入れます。ただし、この路もモミの木園地方向に入る散策路が倒壊し利用できません。利用できるのは、天命稲荷にむけて進み、高台園地・カラマツ園地方向の散策路のみです。しかし、この散策路は、泥濘んでいる箇所が複数あるのでスリップしやすいです。(ツキノワグマと遭遇したポイント)昨年ツキノワグマと遭遇したのは高台園地下にある細い川沿いでした。おそらく、大好物の水芭蕉の実を食べていたものと思います。今年、遭遇したのは、高台園地からみどりが池にすすみ、八十二森のまなびやまで500メートルくらいにある笹ヤブでした。(このほか、遭遇した動物)今年は、ツキノワグマにくわえて、カモシカとも遭遇しました。場所は、シラカバ平近くの笹ヤブでした。ジャンプし水たまりにジュブと落ちたところも見かけました。雌雄は不明でした。(ツキノワグマの生態について)昨年、長野在住の鳥友に教えてもらった内容を紹介します。・基本的には昼行性で,黎明薄暮に活動が活発になること・春~夏期に比べて秋期の方が一日の活動時間が長くなる傾向があること・餌は、水芭蕉の実が大好物でヤマザクラの種子も大好物。・遭遇した際には背を見せて逃亡するとクマの追いかける習性から襲撃される可能性が高くなるので、その動きが読めるまで静止しているか、後ずさりするほうがベター。
2020.07.05
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昨日、茨城県稲敷市浮島でアカエリヒレアシシギと出会いました。近似種のハイイロヒレアシシギの外観との比較をし、復習してみました。一枚目と二枚目は昨日10月3日に浮島で撮影したアカエリヒレアシシギです。嘴は全体が黒く、細いのが特徴です。三枚目と四枚目は2010年4月に旭市飯岡海岸で出会ったハイイロヒレアシシギです。嘴は黄色でアカエリヒレアシシギの黒色とは異なります。また、嘴基部や嘴全体も太い点はアカエリヒレアシシギとの違いです。三枚目の個体は、上面がグレーで斑がなく、冬羽です。四枚目の個体は、頭上の黒い部分が摩耗し、上面に赤褐色の地が少し見えています。冬羽が夏羽に変化している最中のものと思われます。
2020.10.04
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