2003.04.10
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 このページのプロフィールにも書いているのですが、イギリスのスリップウェアがどうしても欲しいといつも思っています。それほど沢山の資料がある訳ではないのですが、それでも手持ちの本の写真を何度も何度も繰り返して眺めているのです。いろいろ好きなやきものはあるのですが、スリップウェアはもっとも初めの頃からこころ惹かれ続けるものの内のひとつです。スリップウェアがあまりに好きでやきものを作るようになったというのも一面ほんとうなのです。

 これは17,8世紀の産業革命以前のもっとも庶民的な当たり前に使われたやきものなのです。そして、低温で焼かれたもろい質であることと、皿や鉢であると同時に鍋としてオーブンに入れるという用途であったためその多くが壊れてしまいほとんど残ることなく失われてしまったのでしょう。 ちょうどあれほど盛んに作られた土瓶や土鍋も江戸期にまで遡るものがほとんど残されていないことと事情は同じだと思われます。換えって貴重な貴族的なものなどは数はなくとも大切に残されているものです。本国イギリスでさえこの手のものはそう多く残っていないといいます。
 ではなぜ日本にこれだけの量があるかというと、明治の終わりに来日したバーナード・リーチさんが日本で偶然富本憲吉さんの持っていた本でこの鉢の写真を見て祖国のこのやきものを知るところとなり、沢山その種のやきものを作りました。リーチさんの初期の仕事のなかには瑞々しいスリップウェアの名品がたくさん残されています。リーチさんのやきものを通じて日本にはスリップウェアの種がまかれたのです。
 やがて濱田庄司さんを伴って帰英した折り二人はますますスリップウェアの虜になります。本に出ていた飾り皿などとはまるで違った種類のさらに雑器である上記のオーブンに入れたようなスリップウェアに出会うのです。これを濱田さんが数年後に持ち帰った10数枚が初めて日本に入ったスリップウェアであると思われるのです。

書き始めたこの話が何処に行き着こうとしているのかはぼくにも分かりません。
長そうなので続きはまた書きます。





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Last updated  2003.04.10 23:11:46


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なお@ Re[1]:京都五條坂の陶器まつり(08/06) みかんくらぶさん >久しぶりにお顔を・…
みかんくらぶ@ Re:京都五條坂の陶器まつり(08/06) 久しぶりにお顔を・・・わたしは覚えてい…
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