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うーん。暇だな。いや、全然することがないわけじゃなく、家に居たら居たでそれなりに時間に追われた毎日、なのだけれども。いつもならこの時期、忙しくなってるはずの仕事(=雑誌作りの助っ人)が今月は、わずかしかお呼びがかからないまま、月末を迎える。去年のいつ頃だったか、急に仕事が減ってきて不安になった時期があり。それを気遣ってくれた社長から、出版界がだいぶ厳しい状態である事をチラッと聞いた。私が現役バリバリの頃もう既に、紙媒体の部数が伸びなくて各社各誌が廃刊休刊、挙げ句の果て会社が倒産にまで追い込まれていたので、この仕事を長く続けていけば、いずれさらに厳しくなっていくだろうというのは、ある程度覚悟していた。運よく今の仕事を得て5年ちょい経つが、特にこの1年いや半年ぐらいの間で、一気に状況が悪くなっているように感じてる。多くは語れないが、私が関わっている雑誌の中身だけを見てもその内容に、“活気のなさ”を感じる時も…例えば今まで大人気と言われていた評判の雑誌でも、このところの“勢い”の衰えは、隠し切れないものがある。インターネットでの情報公開がこれだけ進んでしまえば、仕方のないことだとは思うけど。紙でしか表現できないこともあるし、雑誌でしか得られない感覚感触も絶対にある。だから少し前の“好き時代”のように、もう一度活き活きとした雑誌と出合いそこに関わる仕事が1日でも長くできる日を願いつつ、ボスからの電話を待つ。午後7時になった。この時間だと、明日の呼び出しは、かからないままだろう。しょっぱい。こんな時期は、黙々と料理に専念するに限る。料理を作ってる間は、他の事をあまり考えてる余裕がないのでただひたすら、食べる人の顔を思い浮かべながら作る。昨晩は、冷蔵庫にこんにゃくがあったので、それを活かして一品初トライ。【豚バラとこんにゃくの甘辛煮。】超簡単調理だが、ダンナにはかなりの高得点をもらえた。ビギナーズラックってやつ。初めて作ったが、すごく美味しい。ちょっと冷めてもうまうま♪盛り付けるときに、胡麻をふり、ネギを散らして、好みで七味なんかも。黒糖と減塩醤油の甘辛いタレが、ポイント。合格点が出たので、以後、我が家の一品に加えられることに決定。褒められると嬉しいので、また新作挑戦がんばろう。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「温泉で逃避したい。」
2010.01.28
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このところ近所の鮮魚市場に行くたびに、イカばかり買っている。旬なのだと思うのだが、地物みたいな新鮮なやつが、馬鹿みたいに安い価格で大量に売られてるのだ。私は個人的にたぶん、イカよりタコの方が好きなんだと思う(果てしなく他人事だな)。九州生まれで関西寄り味覚の舌だから、イカ焼きよりタコ焼き派だし。ってイカ焼きがどこのものかは知らないが、とにかく。イカとタコが同じ分量価格で並んでたら迷わず、タコを選ぶ。間違いない。それに対し、雪国暮らしの長かったダンナや義母は、イカの方が馴染みがあるのか、まーダンナはどっちも好きだがお義母さんは日頃「歯に悪いからカタイ物は食べたくない」とか言い張るクセに、好物のひとつは『イカゲソ』ときたもんだ。オヤジか!そんなわけもあり、安くて三人で充分味わえるイカをダンナのリクエストで繰り返し繰り返し買い続ける日々。飽きるから、大小色んなイカを買ってみる。イカなんてどれも同じだと思ってるとこがあったが、実は知らない名前の珍しいイカが日本には沢山いるんだなぁ…とかいうことまで素直に感じられるようになった私。洗脳されてる?この前ダンナに、「タコの効能は知ってるけど、イカなんて大して栄養ないでしょ? 噛み応えだけじゃないの? あるのは」と言ったら、宿題を出された。「俺が(会社から)帰ってくるまでに、調べておくように」めんどくさいので数日放置。そのうち忘れてくれるだろうと思ってたのに、「調べた?」ってしつこい。やっと昨日、お望みどおりネットで調べてやったとも。意外や意外、何かと効き目があるようで。そういえば昔通ったクッキングスクールでも、イカ料理作って聞いたような気もするが、そんなこともすっかり忘れ、今初めて知ったような素晴らしき衝撃のイカの効能。低カロリーだから中性脂肪でお困りの方は、オススメですってよ、奥さん。しかもホタルイカなど内臓ごと食べれる種類は、肌荒れを治すというではなイカ!!私はこの前の実母介護帰省から2ヶ月も、肌荒れが治らず悩んでたんだが最近になってやっと肌がもとに戻って来た。これはいイカもしんない!!もちろん他にも手を尽くしてるから、イカだけの力じゃないとは思う。でも、続けることに意味はあると思うので、しばらくはできるだけ食べ続けてみよう(実はだいぶ飽きてきたけど)。余談だが、イカと同じぐらい我が家に『赤なまこ』ブームがやって来てたり。これもまた鮮魚市場で売ってるんだけど、お婆ちゃん子のダンナは幼い頃からそんなんばっか食べさせられて、よく言えばツウ逆ならば、家族イチおっさんの舌を持つ、でかイカらだのイカした子供に育ったらしい。あのグロテスクな生き物を、獲って食べようなんか考えた人、偉いな。女子であんなもの食べれる人も少ないとは思う。お義母さんも「触るのもイヤ」だって言いながら、可愛い息子のために日頃はほとんど調理しない手で、必死に包丁を握る。私はまだこの手でやっつけたことはないが、食べるのはへっちゃら。ぜんぜん大丈夫。かなり好き。子供の頃、我が家の食卓には『黒なまこ』がよく載っていた。そのコリコリとした食感がたまらず、抵抗なくわしわしと食べてた遠い日がダンナと結婚してまさか役立つなんて。お蔭でダンナは喜んでいる。モツだのなまこだのゲテモノ料理を、うまいうまいと言い合える奥さんでイカった、と。って、イカイカ書きすぎ。どんだけイカをプッシュしてるんだか。イーカげんにせぇ(失礼しました)。全く関係ない晩ごはん画像。我が家の人気メニュー【かぶの鶏そぼろ煮】 ★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「だーかーら。使ったらもとの場所へ戻す、でしょ? 何回言えばいいんだ」
2010.01.27
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平日に休みが取れたダンナの提案で、梅も思わずフライングした暖かな午後、義母を連れて八幡様まで。正月ムードもすっかり消えた頃だし、観光のオフシーズンだし空いているだろうと思ったら、あらあら…混んでるなー、何気に。最近の旅行は、この不況のせいで『安近短』が流行りと聞くが、関東近辺の人達にとっては、鎌倉がまさにピッタリの観光地だってのを、こんな日にこそ思い知る。年寄りを伴って歩くので、小町通の混雑を避けてみたが、辿り着く先は結局皆、同じだった。境内に入ると、『新年厄除大祭』と『ぼたん園、見ごろです』の案内が目に入る。そりゃ混んでるわな。でもまぁ、三が日まわりに比べると、全然楽勝。祈祷所の待合室も、余裕で座れたし、それ程待たずに呼ばれたし。しゃんと背筋を伸ばし正座して、滑らかに唱えられる御祈祷の言葉にありがたく耳を傾けながら、目を閉じて昨年の様々な事柄と喪が明けてココに来て同じ御祈祷を聞いてた日のことを思い出していた。ホントにこの1年、色々ありすぎた。目まぐるしく過ぎてしまい、大袈裟じゃなく全部が全部ありありとまるで昨日のことのようだけど、去年よりとぼとぼとおぼつかない足取りになったように見える義母のまるまった背中を眺めてると、確実に1年が過ぎたのを感じる。彼女を迎えての八幡様詣でも、これで2回め。「来年も再来年も三人で来るんだからね」とのダンナの声に、おどけながら、うやむやに返事をしたお義母さん。時々彼女の強情さに、うんざりしてしまうこともあるんだけどやっぱりいつまでも元気でいてくれなきゃ、色んな意味で困る。来年もきっと三人で、来よう。そしてまた平日の混んでない時に“こ寿々”で、お茶なんかしよう。夜になり、実家の弟から電話が。無事に(父の最後に住んだ)あのボロ家が、取り壊された、と。私の“実家”と呼べる家は、本当にこれでなくなってしまったんだと思ったが、感傷的な気持ちは意外にもちっとも湧いてこなかった。私が上京した後、かなり経ってから暮らし始めた家だから愛着がないってのが正直なところ。父の居た空間がなくなってしまうのは寂しいけれど、立ち直れてない母は、あの場所にこだわっているけどいつまでも過去を引き摺ってては、家族全員前に進めない。ちょっと前の私なら、いつまでもクヨクヨと色んなモノに未練を残していたけれど、想い出も家財も何もかも多くのモノを捨て身軽になった今、なんだかスッキリしてる。実家と今の家族と、どちらにとっても昨日は“新しいスタート”の1日になった気がする。これからの1年、どちらの家族にも再び笑顔の日々が訪れますよう。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「フジファブリックのVo.イヴに急逝知らんかった…。ホント最近みんな生き急ぎすぎ。切ない。(拝) 」
2010.01.21
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終わり良ければ何とやら、で、せめて最後のシメの言葉ぐらいはココに書き記して幕を閉じたかったのに、それさえも叶わず…と言うより、コメントいただいた方にレスもできないまま(ごめんなさい)私の2009年は結局、常に何かに追われ寛ぐゆとりも余韻も大してないまま呆気なく過ぎてしまった。一昨年の大晦日直前に父が急逝してから、早いもので1年と9日が経つ。生きていれば昨日、70歳になっていたはず。きっと彼のことだから80になろうが90になろうが、職人として大好きな道で現役を、貫いていたに違いない。70代の父を見てみたかった。父が旅立ったあの日からこの1年間、疾風怒濤の激動の毎日で…ひとことで言っちゃえば、ほんとに辛かったー!それに近い厳しい想いや苦しい経験は、私ももういい歳だから随分してきたつもりだけど、やっぱり実の親を亡くすというのはこんなにも悲しく寂しく、自分や周りの様々に影響を及ぼすものかと、思い知らされた。人ひとり喪うことで、形が変わり想いが変わり、今まで知らなかったこと一生知らなきゃ良かったこと、色んな出来事に振り回され揺れる日々の繰り返し。その度に、自分のことは後回しで、弱った母や困った弟のため彼らを取り巻く人間たちのためそれから我が実家の都合で迷惑や心配をかけるダンナと姑にも気も遣い…悩み、動き決断をし、時には涙し、頭を下げ、言い合いをし…泣いたり怒ったりのネガティヴ方面オンリーで、本気で腹から笑えたのは一体、何度あっただろう?それぐらい“誰かのために何かをする”ことが、“私のすべて”になってしまってた。駆け足で通り抜けた1年で、私は、私の家族は、どれくらい前進できたのか判らないけれど、ほんの少しは明るい方に歩き出せたんじゃないかって思いたい。傷心から立ち直れない母がどうしたら新しい幸せや楽しみがもてるのか、細々考え始めたら、また眠れない。この難題が解ければ、一気に今年はラクになれるハズなのに。けど、去年ほどの地獄は“しばらくない”と信じたい。去年1年がかりで尽くしに尽くした“私の精一杯”が、これからの1年で私の家族やそこに関わる人達みんなの笑顔へと変わってくれますように……その上でいつか私にも、“心から笑える日”が再び訪れますように。私が“私自身のため”に過ごせる時間をいくらかでももてる年になれば、それが一番ありがたいこと。【2009年の終わりに読んだ本。】 うーん。期待してただけに…ガッカリ度が高め。意地で最後まで読みきった感は、否めない。私には合わないタイプの作風、てことだろう。さよ~なら、恩田さん。 お口直しに?、ここんとこ小休止気味だった重松ワールドに浸ってみる。つい最近出たばかりの作品だけど、内容はかなーりレトロ。甘酸っぱさのある青春ストーリー風味。でもなー、軽いな。重松節なんだけど刺激も感動も少なめ。やや不完全燃焼気味な頃、本人の生の声に幸運にも触れる機会があったもんだから、そのへビィで熱ぅい内容に比べるとなー。とは言え、やっぱり重松さんが私の五感に一番しっくりくるのは確か。今年も重松ブームは、続行決定。片っ端から読みまくるぞ~~! 旅した気分で中華街2010.Jan. 春節を前に街が沸く ★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「昨日書いた全文が消えた 今年も慌てず焦らずマイペースでまいりまする。」
2010.01.07
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