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人参をザクッと切り落した勢いのまま、左指1本を・・・・・・血まみれの手を慌てて止血し、片方だけ挙手したまま時間外外来にまたもお世話になった昨夜。何故あの時、まな板から持ち上げてあんな風に手を添えて切ろうとしたのか、さっぱり意味がわからない。自分のバカさに泣けてくる。調理中、他のこと悩み事、考えちゃいかん。一瞬でも。ほんと最近、こういう間ができる時があるから、怖い。気を引き締めねば。緊張感をもって。一日経ち、傷口もふさがり疼きも止まり、大したことなくホッと胸撫で下ろす。それにしても、年の瀬に何やってんだか。相変わらず直前になりいきなり「来る」と言い出すちょっと身勝手な義弟が、今日姑に会いにひとりやって来た。ダンナが仕事のため、私は居づらいから年末年始の買い出しに出掛けて時間をつぶすことに。今日と言う日が、昨日よりだいぶ暖かい晴れた日で、ほんと助かった。賑わいが増す師走の商店街は、それでなくても皆家族揃って楽しげでひとり歩きが居心地悪い、と感じる時もあるから。「一緒に居ればいいじゃない!」と、やや苛立ち気な姑だが最愛の義弟の前では恋する乙女になり、「緊張するな~」とか呆れたことを言う彼女はおしゃべりな嫁に、口下手で話題も乏しい自分の代わりに場を盛り上げるピエロになってほしいだけ。そんなの今日ぐらい、勘弁してほしい。私だってこんな機会でもないと、なかなか親子でゆっくり会話もできないだろうから「よく話し合って。嫁の愚痴でもいいから聞いてもらってください」とこれでもふたりに気を遣って、のことだ。そんなわけで。義弟が来ても何かと私に頼ろうとする彼女を振り切り、人混みに消える。周りの賑わいが、今日はやけにホッとする。姑がこの家に越してきて、それと入れ替わりに父が死んで丸6年。なかなか九州に帰れない分、父の命日くらい、誰にも邪魔されず静かに穏やかな思い出とともに過ごしたい。甘いモノ特にあずきモノが大好きだった父の代わりに、甘味処にでも・・・と思ってたが、時間もそんなになく計画取りやめ結局、いつもの買い物とほぼ同じようなことをして、いつもの時間に帰宅。義弟はもう帰ってしまった後。よしよし。これは読みどおり。「Mがお土産に持ってきたドーナツ、よかったら食べて」と姑。テーブルの上にあったのは、某菓子店のどら焼きだった。ど、しか合ってない・・・・・・(いつものことだが)彼女のボケに脱力しつつ、ドーいや、どら焼きを頬張る。しっとりと黒糖がきいて、美味しかった。父もきっと喜んでるはず。義弟よ、この件に関してはGood job!! 全然墓に参れない親不孝な娘だけど、少しは供養になったかな。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「氷上の哲学者衝撃の引退。進化続けてただけに、もったいない!」
2014.12.30
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ここ最近、ちょっと体調が思わしくないような気もしてて鏡に映った顔が、一気に老けこんでて焦ったりもしたが。まさかこんなことになろうとは・・・・・・ちょっとまた我が家にとって一大事が起き、そのことで悩み始めた時期でもあるのだが。悩めば解決するもんでもないので、ひとつひとつ荷を軽くしてくように、剥がれるとこから剥がして少しでも負担を軽くして、問題の周りの余計なものを削ぎ落とし核の部分までシンプルにしてから考えようと思って頭を切り替えた矢先・・・・・・私の体に異変が。でも大したことない。寝れば大丈夫、くらいの感じに捉えていつも通りに夜を過ごし、就寝。明け方。下腹部の、久々にありえない痛みと発熱で目が覚めまだ何も快方に向かっていないことに気づく。心労と激務で疲れ果て隣で寝息を立てているダンナ。それを起すのも悪いと思い、時刻を確かめ朝まで我慢できる!と、わが身に言い聞かせ、一度は目を閉じる。が、五分と耐え切れず、やはりダンナの方に手を伸ばし、布団を叩く。叩く。叩く。そして「おなか、痛い。○○病院の救急に電話してください」とやっとの声を絞り出す。熱のせいか腹痛のせいか呼吸が荒く、しづらい。ダンナのいくつかのドタバタのTELやりとりの後、タクシー(我が家は転居前に車を手放してる為)に乗り、総合病院のERへ。ここのERに、この一年で二回も(二月の大雪の夜、体パンパンに腫れるほどの蕁麻疹と高熱で来院)世話になるなんて! そうじゃなくても今年は、かかってない科がないくらい色んな所にかかり、検査検査治療の連続だった。せめて最後の月、師走の一番がんばり時に、体調崩すのだけは避けたかったのに。私にはムリ。昔、救急車に乗った時もそうだったが診察に至るまでの時間の長いこと、長いこと。実際そんなに待たされてはいないんだと思うが、病気で苦しんでる者にとっては僅かな時間も長く遠い。待合室の長椅子に横になり、ダンナの話で気を紛らわしてはみたが堪えきれず、嘔吐。でもほんの少しだけラクになる。私の中のここ数日のモヤモヤが、夜食べたミカンと一緒に吐き出された気がする(食事中の方、ごめんなさい)。直後、やっと担当医登場。若い医師なりたてみたいな坊ちゃん先生に、症状を話しドクターGまたはDr.HOUSEの真似事をしてる気分。今年だけのさまざまな病歴通院歴を細かに話すのだけでも、今の具合を更に悪化させそうだ。体力がもたない。それでもこの辛さを必死に訴え、何かしら原因を見つけラクにしてもらわねば。すがるような思いで坊ちゃん先生を見つめる。失礼ながら見た目で、内心やや不安もあったが、とっても真面目に一生懸命尽くしてくれた先生。あとから上司先生も加わり、X線の結果や私の病歴持病を踏まえた上でダブルチェックしても謎は解けないまま。それらしき症状を抑える薬を処方してもらい、様子を見ることに。痛みが治まらなければ、再度エコー検査を受るように指示され診察終了。要するに腸だ。第二の脳と言われるそれは、私の場合、ほとんど直結状態。脳が何か心配事をキャッチすると、途端におなかがアラームを鳴らす。※胃も同様。そんな事が原因で、数か月前にも異常があり、大腸内視鏡検査を受けたばかり。その時も大腸に問題はなく、心の問題、ストレスだと言われた。同じく今年、胃の痛みが止まらず、胃カメラを飲んだ時も同じ診断。さすがにこれは、医者であってもどうにもできない。患者である私が、自分の中の問題を解決しなければ、痛みの根っこは治まらない。脳が間違って弱い部分に痛みの指令を出すと、聞いたことがある。だからホントに私が痛いのは、下腹部のそこじゃなく、胸の奥なのかもしれない。薬のおかげか、診察の安心感からか、高熱は痛みの和らぎとともに引いた。まだ少し、おなかに痛みは残るけど、病は気から。私次第で、きっと、どうにでもなる。★ ★ ★ ★ ★今日のひとこと。「実験中に【200回も見た】のは結局、何だったんだろう?」
2014.12.20
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我が家のクラシック音楽ブームは、まだまだ衰えを知らず。むしろ、中古屋で漁ってきたCDが増え続けてるという・・・・・・結構、私達夫婦にとってはお宝なアルバムが発掘できて、最近はちょっと楽しみになってたりも。この前、私がレスキューしたショパンの『ピアノ名曲小品集 VOL.2』が、好い!子供の頃、何かのTVで聴いて衝撃を受けて以来、すっかり永遠の憧れになっていた「英雄ポロネーズ」。これを中年になった今、こうして僅かなひとりの時間を味わいながら繰り返し繰り返し聴いている。なぜにあの頃、この曲が響いたのか理由は忘れたが。なんかもう、心の高まりがおさまらないくらい好きな一曲になっていた。そんな最愛の曲も奏でられた映画。音楽ドキュメンタリー『アルゲリッチ 私こそ、音楽!』を、伊勢崎町で鑑賞。ダンナの強い想いに気圧されて、ポロネーズが聴けるというのでついてった。ブエノスアイレス生まれの生ける伝説・50年以上クラシック界の女神として君臨するマルタ・アルゲリッチ。彼女の自由奔放な人生と素晴らしい音楽その情熱が、娘のカメラにより収められた作品。彼女なぜだか我が故郷で毎年、音楽祭を開催しているらしい。そんな興味もあり、どんどん彼女に惹きこまれた。激しい個性の裏で、時折見せる父親の違う3人の娘たちとの穏やかな表情が、また好い。特に芝生の上で、互いにマニキュアをあーだこーだ塗り合う女子会ちっくなシーンは、大好きだ。手ぶれや画像の粗さもあり、作品としての出来栄え云々は評価できない。ただ、音楽を愛し、男を愛し、娘を愛し・・・自由に人生を謳歌する彼女の生き方。真似はけしてできないけど、ちょっとうらやましくもあった。イタズラな目でニヤリと笑い、「ね、わかるでしょう?」と聞くその姿が、なんか彼女をよく表している気がした。彼女のポロネーズ、買ったCDのピアニストより私好みだったのもポイント高し。★ ★ ★ ★ ★今日のちょっと長めのひとこと。「伯父の家の柿が山ほど届いてまいっちぃんぐ。柿が実はそんな好きじゃないってことも、忘れるくらい食べてます。半分冷凍中。シャーベットになって美味らしい。やや期待。」
2014.12.11
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