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樹林の気温は下がっておりました。散策していても汗をかかないというグッドコンディション。先ずは麗しのベニテングタケ、かさの色が薄く感じますが気候の影響か個体性か土壌の性質か、何年観察しても分かりません。仲間の情報でナラタケが最盛期だと・・・前日の雨で採り頃を過ぎたのがそこここに出ていて、気分は最高。よく探せば状態のいいものが見つかり、ふと目線をあげると最高のナラタケ発見。残念、これは届きません。今頃胞子を飛ばしていると次世代に期待です。毎回登場のハナイグチ。雨上がりの艶めきの美しさは格別。山できのこを採り始めたころ、カサにこんなにヌメリがある種類があるんだ・・・とビックリしました。クリフウセンの出始めは、他のきのことはやや違います。単生はともかく群生で発生するものは、押し合いへし合い土や苔をもたげています。以前群馬で見たものは「なんでしょ、このぎゅうぎゅうは」と思うものが斜面に連なってて圧巻でした。えっ、もう出てきたの、まだアミハナイグチも最盛期なのに。キヌメリガサを見るときのこの終盤を想い寂しくなります。色んな種類のきのこが出ていて、まさに最盛期。でも昨日から山は冷え込んできたようで、標高がある場所は、あの賑わいが嘘のように静まっていると予想しております。それでも行かねばと気持ちが焦る、ほんとにきのこバカです。
2023.09.26
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まだ九月の半ば過ぎだけど山には秋の気配が漂い、苔もコメツガの葉っぱも色合いが薄くなっていきます。こんなハナイグチの出方は、標高2000m以上の場所ならでは。その可愛さに、おもわず「ここに出てくれてありがとう」って言いたくなりました。遠くからみても老菌のマスタケだと分かりましたが、確認せずにはいられません。せめて裏側にと期待しましたが、もっと流れているものばかり。今季幼菌には縁がないようです。きのこには人智を超えた美しさがあります。そのなかでもトップ5に入るホウキタケ。鬱蒼とした森に隊列を組んで出ているハナホウキタケやキホウキタケを見つけると、見惚れてしまってしばし足が動かなくなってしまいます。残暑厳しいながらも、きのこ達は順当に出てきて楽しませてくれます。これからは、山へ行く度に樹林の色が紅葉へと移ろっていくのが分かり、楽しみの中に寂しさが混じりあう複雑な心境になっていきます。秋という季節がもっと長ければ、そして体が二つあればと毎年思ってしまいます。
2023.09.19
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綺麗に下拵えしたきのこは、私にとって観賞の対象となります。なぜか心躍るのです。今回はカレーに使います。ツガタケ・アンズタケ・アブラシメジ・白カノシタ。しっかりと炒めてから煮込みます。玉ねぎ人参が煮えてから、トマトときのこを入れてコトコト。出来上がり。お皿に対して盛り付けが量が多くて、美しくないです。お肉は鶏をつかいました。味わい深さと共に、噛み応えがあるきのこ。秋のカレーです。因みにきのこの香りはカレー粉に勝てません。
2023.09.12
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緑の中に金平糖をちりばめたような苔の森。名前は分かりませんが、色んな組み合わせで楽しませてくれる苔の世界は、深山を歩く時の大きな楽しみとなります。急峻な崖に出るホウキタケ。写真を撮るのも大変。何かにつかまっていないとずり落ちてしまいそう。崖を駆け上るように出ているハナイグチ。猛暑だと言われていた今夏なのでハナイグチの発生も少し遅れるかと思っていましたが、前回も見かけたので、山は順調に気温を下げていたようです。早朝の風はひんやりと心地いい秋風に変わっていました。前回多く見かけたツガタケはポツポツ出ているだけで、前日まで雨が続いたと思われる湿った森にはアブラシメジが列をなし、ショウゲンジが苔の中から出ていました。私のきのこ散策は今始まったばかりなのに、ハナイグチなどの秋きのこを見ると寂しさがつのります。毎年少しずつ気持ちのいい季節が短くなっているように感じるのはきのせいかしら・・・
2023.09.09
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恒例の春先からの山野草花々の観察は介護帰省で出来ず、一年の遊びの始まりとなるベニバナヤマシャクヤクも観ることができませんでした。「頑張ったんだから、これから目いっぱい山野草・きのこを楽しみたい」と数か月ぶりに山へ。イタドリの花色は、白から紅色まで様々。二メートルほどの紅色の茎が揺れる様を、飽きることなく眺めてきました。コケモモが色ずく頃は夏きのこの盛り、真っ赤に熟してきたら秋きのこへと移行していきます。気候のせいか今年のコケモモは実付きが少ないような・・・雨が少なかったのでしょうか。苔から出るツガタケは軸が長くて、ジャリ場のは小さいながらコロンとした形。私の好みは達磨のようなジャリ場のもので、採り頃のものだけ頂きます。行動範囲が狭いのでオオツガタケにはなかなか出合えませんが、今回はお決まりの散策コースを少しずらしたことが幸いしたようです。遠くから見た薄紅色の塊はホウキタケに見えて、足取り軽く近づいてみたらマスタケでした。柔らかいマスタケをみじん切りにしてチャーハンにいれると、「森の香りチャーハン」の出来上がり。残念ながら硬くなっていたので、観察だけとなりました。数か月ぶりの山散策は体に堪えましたが、実家にて動き回っていたからか筋肉痛は出ませんでした。母から「帰ってきてコール」が来ないのを願いつつ、これからのシーズンを楽しみます。
2023.09.02
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