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何年も前、新人コメンテイターのドキュメンタリーみたいな映像があって、「早めに局に入ります。スタッフさんが「今日はこれで」と資料を用意してくれていて、放送時間ギリギリまで、必死で勉強するんです」と胸を張って答えてましたっけ。 それ見て「おいおい、その程度の付け焼き刃知識でコメントするんかい」と私は大いに白けたんですが、こんな風な実態は、ずっと続いているんだろうな・・とは思いますね。もちろんワイドショーに出る方全員が同じではないでしょうけど。 春頃から兵庫県の斉藤知事のパワハラ・おねだり報道が、加熱しておりました。テレビも、ネット記事も新聞も雑誌も、毎日毎日、朝から晩まで、知事のパワハラが~、おねだりが~・・と報道し続けたわけです。 それはもう、陰湿かつ執拗で、兵庫県とも斉藤氏とも無関係の私ですら、気分が悪くなるようなものでした。 付箋を投げつけたとか、地元ワインをおねだりしたとか、ジャケットをおねだりしたとか、道義的責任とか・・あることないことこれでもかと。 知事の立場なら、地元のワインが話題になれば、フツーの反応として「呑んでみたいですね」ぐらい言うでしょ・・とモヤモヤしたものでしたが、とにかく凄まじかった。 メディアのずるいところは「・・という声もある」なんて言い方で、真偽の確認もせず、無責任に報道しちゃうところですよね。 そのメディアの攻撃は功を奏し、知事は辞職となったわけですが、その斉藤知事が、なんと110万票も得て、再選されてしまった。同時にオールドメディアに対する批判が大きく湧き上がり、ま、メディア的には慌てたのでしょうね。 その後、上手い具合に斉藤知事陣営の「公職選挙法違反」疑惑が出てきてくれて、目下は、ここに注力しましょう、てな感じで、またもや朝から晩まで、「ほうら、やっぱり知事は問題があった」と報道しまくっています。 とにかくメディアは斉藤氏が憎く、絶対知事復活させたくない・・一視聴者として、そうとしか見えない。 しかし、この余りにもの感情的な姿勢って、なんなんでしょうなんとも薄気味悪い。背景に何があるの・・というような。 夏の都知事選を思い出します。120万もの票を得て、メディアの予想に反し二位になった石丸伸二氏が、選挙後の報道インタビューに対し、生意気で不遜な態度だったということで、一気にメディアの姿勢が、あの人は傲慢で、政治家の資質はなく、SNS活用でだまくらかされた都民が多かったけれど、落選でよかった・・という論調に変わったわけです。 若手コメンテイターの拙い質問に、低姿勢な回答をしなかった・・という、どうでもいいような些細なことだったのにね。 でも、どこかから一斉指令でも出ているの と訝るほどあらゆるいわゆる報道番組が同じトーンだった。 こういう流れから、見えてくるものがあるとすれば、メディアの性格みたいなものでしょうか。プライドがやたら高く、下手に出ない相手には、攻撃的になる。粘着質で、気に入らない対象は、とことん引きずり下ろさないと気が済まない。で、攻撃するときは「いい人」ぶり、きれいごとを並べ、正義の味方みたいな姿勢をとる。かつ、あとで困らないように「との可能性がある」「成り行きを見守りたい」とか言って、最後は曖昧にする。一方、お気に入りや、いい方面での「時の人」に対しては、恥ずかしくなるほど、持ち上げる。 と書いていくと、身近にいたら絶対、付き合いたくないタイプだよね。日々、我々は付き合っちゃっていますけど。
2024.11.28
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女子旅で群馬県に行った時のこと。 道路を渡ろうとしたのですが、案外に車が行き来して、なかなか渡れない。せっかちなので隙を見て走りたいところなんですが、後ろから友人に「横断歩道」と声を掛けられて、「確かにそうだ」と賢明にも納得したわけです。わずかなことで、事故にでもなったら、アホみたいですし。 見れば、少し先にちゃんと横断歩道がある。そこまで歩いて、入学し立ての小学生のように、パッと手を上げました。向こうからきた車は気づいたようで、一瞬、速度を緩めたように見えた。 よしよしと渡ろうと足を前に出した瞬間です。なんとその車はいきなりアクセルを踏んで、スピード出してそのまま走り去ろうとしたのでした。さすがに「え」と思いましたよ。手を上げていたの、オジサン見たでしょ・・と。 そのときでした。ピーッと鋭く笛が鳴って、警察官がその立ち去りかけた車を停めたのです。よく見たら、後ろはなんと交番じゃないですか おまわりさん、一部始終を見ていたのでしょうね。で、渡ろうとしていたバーサマを無視して走り去ろうとしていた車は交番横に誘導され・・・。 道路交通法第38条では、横断歩道を渡ろうとする歩行者がいる場合、ドライバーは車を一時停止して、その通行を妨げないことが義務付けられていて、違反した場合は、3ヶ月以下の懲役、または5万円以下の罰金、違反点は2点、そして普通車の場合9,000円の反則金が課せられる・・のです。 我々は「逆恨みされて追いかけられても困る」とそそくさと立ち去ったのでしたが、あの車、あのあとどうなったのでしょう友人は「ザマー見ろって感じ」と面白がっていましたが、おまわりさんにばっちりと油を搾られ、罰金でも払わされるハメになったかちょっと気の毒な気がしないでもない。 都心に住んでいると、「道路を渡ろうとしても車はほぼ止まってくれない」が常態化していて、歩行者として諦めている状況ですが、こういうこともある。 運転する皆さま、ほんの数秒のことですし、しかとお気を付けあそばせ・・でありますよ。
2024.11.17
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アメリカ大統領選、トランプ氏圧勝の結果で終りましたね。反トランプの米国メディアは、徹底的に彼の悪印象をアピールしていたし、現政権の民主党も、可能な限りの権力を行使してトランプ潰しに尽力していましたから、そういう中ですら、トランプ氏が圧勝し、上院でも下院でも共和党優勢となったのは、それだけアメリカ国民の、現政権への失望が大きく、トランプ氏の魅力というもの(日本のメディアは絶対伝えませんが)があったからなのだと思います。 個人的にはトランプ氏、ハリス女史どちらも好きでは無いし、それぞれに、大統領になって大丈夫という懸念を持ちましたが、ま、でも、他国のこと、決めるのはアメリカの国民で、日本の我々がやることといったら、淡々と結果を受け入れるだけでしょう。 そう思うわけですが、日本の大手メディアの反トランプぶりはひどかった。トランプ勝利を絶対阻止・・という立ち位置をあからさまに見せ、トランプなんてとんでもない・・の大合唱、常軌を逸していたといえましょう。 彼の悪情報だけ取り上げ、ハリス女史が同じようなことをしても言っても、一切報道しない。テレビに出てくるコメンテイターは、皆揃ってトランプ氏を悪くしかいわず、流すアメリカ市民のインタビューも、ほぼ民主党支持者の声。ハリス女史が中絶問題にターゲットを絞ると、中絶せざるを得ない女性は可哀想・・のレポートを延々と流す。 終盤、ネットで漏れてくる情報から、私なんぞでも「どうやらトランプ氏優勢らしい」と気づいているのに、「接戦だ」「大接戦だ」「いや、ハリス氏優位だ」と言い続けてましたよね。 他紙より共和党よりかな、と思われた産経新聞でも、開票日の当日の見出しが、『ハリス氏「民主主義を守る」、トランプ氏「(彼女は)嘘つきだ」』ですよ二人とも多々、発言している中で、わざわざこういう切り取りをしますかね。 結果が出た今朝になって、テレビの女性アナウンサーが、「ずっと接戦だというデータでしたものね、びっくりですぅ」とか言ってましたが、そうじゃないでしょ、トランプ有利のデータは、ちゃんと入っていたでしょ、敢えて蓋をして、「接戦」だとアピールしてたでしょ・・と白けましたね。 もっとびっくりは、今朝のネット記事に前嶋和弘・上智大教授の解説があって、『米国の分断と拮抗を反映した大接戦となった』とあったこと。 彼曰く「トランプ氏は、ポピュリスト的言説が功を奏し、無党派層の中でも共和党寄りの有権者の票を獲得することに成功したようだ。トランプ氏は「ハリス氏は急に黒人になった」などと中傷や虚偽の言葉を並べて意図的に国民の分断を進めた。自身の支持層をあおり、民主主義への大きな疑念を生んだ。」ですって。 結果は明らかに「大接戦」じゃなく圧勝だし。国民の一票一票が積み重なったものだし。米国政治学者を名乗るなら、こういう感情論でなく、きちんとした勝敗の分析をするべきで。 この手の「専門家」ばかり並べて、意図的な発言をさせ、反トランプの空気をつくろうとしてきた日本のメディア。一体、どこを目指しているのやら。日本の大手メディアは恥を知るべきです。 はっきりしているのは、こんなことをやっているようじゃ、TVや新聞の信頼は確実になくなるということです。すでに、ないとも言えるけど、ネ。
2024.11.07
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国連の女性差別撤廃委員会が、日本の女性政策について、夫婦同姓を義務付ける民法の規定を見直し、選択的夫婦別姓を導入するよう勧告したとのこと。 また、皇室典範が男系男子に皇位継承を限る皇室典範の規定にも言及し、女性差別撤廃条約の理念と「相いれない」と指摘し、皇室典範の改正を勧告した・・そうです。 朝日、共同系は「同様の勧告は4回目」だと嬉々として報道し、今朝のテレビ朝日「モーニングショー」でも、「ほら見ろ」的に取り上げていましたね。 選択的夫婦別姓のことは、以前にも書いたのでここでは述べませんが、夫婦の姓は、法律上「夫婦で話し合って決める」であり、そもそも女性差別ではない。 世界には例えばイスラム圏の国など、女性には宗教の選択権がなかったり、結婚も他宗教の男性とはできなかったり、相続など男女で大きく差があったり、女性には衣服まで強制する国もあるというのに、なに、この「勧告」とやら・・と日本国民は怒るべきです。日本、なめられてますよ。 姓の問題もですが、もっと呆れかえるのは皇室典範の件。天皇制は2000年以上も続いている日本独自の文化であり、男系男子が継承してきたのも、一つの文化です。つまり、神武天皇のY染色体が、大事に大事に引き継がれている、そういう貴重な文化なんですよね。日本のことなど知りもしない他国の連中に、あれこれ言われる筋合いではない。 日本のメディアは、「これは内政干渉以外のなにものでもない」ときっちり断言すべきで、コメンテイター達も、「ほら、言われているじゃない」と喜ぶのではなく、自身の信条はさておき、まずは「内政干渉は失礼だ」と怒るべきです。ここを跳ね返さないようなメディアは、もう死んでますよね。 聞くところによると、国連のこの手の委員会へのロビー活動というのは激しく、様々な団体があの手この手で、都合のいい「勧告」を引き出そうと動いているそうです。 そもそも今現在、悠仁親王という、れっきとした皇位継承者がいる中で、愛子様を天皇に、という議論は失礼過ぎる話ではないか。 おそらくこの二件、どちらも単純な「差別」の話ではないのです。いろいろな勢力が、なんらかの目的を持って裏でグニュグニュ蠢いている。一体、本当の目的はどこなのか・・そこも見極める必要があるのでしょう。
2024.10.30
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「選択的夫婦別姓を法制化せよ」となんだかメディアが必死です。 総裁選でも、目下の衆院選でも、メインの争点のように取り上げ、「認めない、という選択肢はない」とコメンテイターの方々は大合唱。慎重派は「古い価値観から抜け出せない頭の固い人達」扱いで、「これは人権侵害だ」と、慎重論側を鬼畜のように罵る人すらいましたっけ。 なんなんだろう この風潮が私はむしろ薄気味悪く感じてしまう。物価高、安全保障、少子化、財政・・と問題山積の今の日本で、何故、「選択的夫婦別姓」の問題ばかりがこんなに大きく注視され、メディアは感情的に慎重派を責め立てるのか・・・。 かつて若い頃、私も職場での旧姓使用を試みたりもしましたし、友人に「別姓さえ認めて貰えれば結婚するのだけど」と、事実婚でいる人もいて、旧姓のまま生活したい方々の事情や気持ちは、理解できるつもりです。 それでも「安易に進めてしまえることじゃあないよね」と思ってしまう。言っちゃあなんですが、慎重派の考えは、「右翼的だから」でも「古くさい価値観にとらわれている」からではないですよ。 人と人との繋がりが希薄になっているような今の世の中で、家族まで別々の姓になったら、ますます殺伐とした社会になるのではないか・・という漠然とした不安。 別姓を強制するわけじゃない、同姓でいたい人はそうすりゃいい、と推進派はいいますが、今のメディアが作る「同姓は古くさく、別姓がかっこいい」という空気の中、「面倒くさくなくていいじゃん」と夫婦別姓に進むカップルは雪崩を打つように増えますよ。 「別姓で家族の絆が壊れるわけがない」「女性がその人らしく生きられるようになるだけ」とTVで某コメンテイターが激しく語っていましたが、そう断言できる根拠ってなに・・と思いますよね。 戸籍はどうなるの・・という不安もある。夫婦はいいですよ、勝手に別の姓で過ごせばいい。でも、子供達はどうなるの 親に選択権があるなら、子どもにだってあるわけで。 別姓推進派の方々の価値的に考えれば、子供の姓も自由に選べる、というのが基底になるのでしょうね。例えば中村さんと佐藤さんが結婚して、生まれた子どもにも「平等」にそれぞれ中村さん、佐藤さんと名乗らせたとする。親が離婚するとき、どうするの 自分と同じ「姓」の子を引き取るのあるいはお母さんの佐藤さんが中村姓の息子を引き取り、お父さんの中村さんが佐藤姓の娘を引き取る、となったとき、子供達の姓はどうなるの子どもも選べるの 親の姓に会わせるの仮にお母さんの佐藤さんが子ども二人とも引き取るとして、中村姓の息子は、母親の姓に変えるの 当人の選択権はどうするの 子どもだって「別姓でいる権利」はあるわけだし・・とも思うし。そのお母さんが田中さんと再婚したとして、二人に子どもが生まれたら、場合によっては、兄弟が、佐藤、中村、田中とそれぞれ名乗ることになったりするの お墓はどうなるの 家の表札はどうするの別姓の家族が、例えば病院で、警察で、役所で学校で家族であることをどう証明するのいちいち証明者を持ち歩くの 細かいことですから、一つ一つ、変えていけばいいだけなんでしょうが、時間も手間も膨大な量を要しますよ。戸籍法等、法改正も必要だし、膨大な労力と税金も必要となる。 つまり「面倒じゃなくなっていいじゃん」では済まないわけで、それこそ推進派の方々は、その「制度像」をクリアに示してくれないと慎重派は、今の「漠然とした不安」は拭えませんよ。 それでも世の中は、変わっていくのでしょうが、家族ぐらい、同じ苗字でいる方がいいんじゃないのという極めて素朴な考え方は、案外、大事なんじゃないかなぁ・・と思ったりするんですよね。
2024.10.19
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もう何年も昔のことですが、石破茂氏に期待していたことがあります。筋の通った政治家だと期待し、頻繁に彼のHPを覗いたりしてました。ちょうど、外国にいた頃で、私も暇だった。で、石破氏の主張を読むわけですが、次第に「あれ~」と思うようになってきた。言っていることが、さりげなくスーッと変わったりする。いちいちもっともらしく理論付けするので、気をつけていないと気がつかなかったりするのだけれど、「これって、前言っていたことと違うじゃん」と思うことが多々ある。 それで、引いちゃいました。HPも見なくなったし。その後、「この人は言質をそうっと変える」という目でみていると、相変わらず、そうなんですね。そのときの時の空気に、「すみません、間違えてました」ではなく、そっとさりげなく、「いやいや、誤解があるようですが、私が言わんとしていたことは・・」てな感じで。かつ、最後のまとめは、周知の「よって議論を尽くしていかねばならない」ですしね。 ですので今回、あれだけ何度も総裁選の最中に、「解散は議論を尽くしてから」と語りながら、総理になってもいない段階から「解散」を言い出しても、その余りにもの節操のなさに唖然とはしても、驚きはしませんでしたね。だって、もともとそういうことをする人だし・・と。 石破贔屓のTV界では、「長老に遠慮して石破カラーが出せていない」「地盤がないから、まだ石破さんらしさを出せずにいる」などと解説してますが、この、「なんとなくの空気におもねり、平然と意見を変える」ことこそ、石破茂氏の本質そのもので。 よって石破政権は、大きなことを成し遂げることなく波風立てぬよう、岸田路線を踏襲し、無難に無難に、長生きしようとするのではないですかね。 そういう意味では、日本が一気に蘇ることはないけれど、まあ、今のまま、平穏裏に進むのではないか。進むのは、衰退の道をジワジワと・・なのでありそうですが。
2024.10.03
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いよいよ本日、自民党の新総裁が決まりますね~。 はて、どうなることか。今回の総裁選を見ながら、様々なことが分かってきました。・討論すると、その人の本質やら資質が見えてしまう。・しかし世の中は、政治家に頭の良さや見識を求めていない。求めるのはまとう空気だけなのよね。・一方、政治家さん達は、自身の目先の利益しか考えない。・政治家さん達は、思っていた以上に感覚がズレている。 →そんなものだとは思っていたけれど、現実はかなり重症。・小泉進次郎氏は、想像していたはるか数倍、頼りない。→この先何度でも挑戦出来るのだから、今回は、権力者にシッポを振るようなこと、止めとけばいいのにね。 ・にも関わらず、なにがなんでも彼に日本の舵取りを委ねたい一定数の人達がいる。 メディアの実体も、より鮮明になりました。・世論調査は、やっぱり胡散臭い。・ともかく高市さんが嫌いだ。・テレビに出るには、制作側の意図通りにコメントする。・何故かネット記事まで、空気に染まってワンパターン化する。 最後は、公正を装うことまで捨てて、なりふりかまわずになってましたよね。もし、「急上昇中」といわれる高市早苗さんが総裁になるとしたら、戦後80年経ってようやく初の女性総理誕生、という凄いことになるわけですから、コメンテイターのせめて女性の一人や二人、社交辞令でもいいから、女性総理誕生に期待するコメントを述べてみんかい、と思いつつ見てましたが見事にいなかった。 ともかく、本日どういう結果が出るのか。見守りましょう。日本人は、最後の最後には間違わない・・というわが甘い思い込みに期待しつつ。
2024.09.27
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LIXILトイレの点滅問題の後日談です。 家のトイレの電源ランプが細かく点滅をし始め、気になってしかたなくはて、どうしたものかと調べてみたら、使用10年ぐらいを目処に点検をお勧めするべく点滅するようになっているのだと。故障ではないが、点滅を止めるには、有料点検を受けてください・・との説明で。 一台で10340円。我が家は二台あるので、16280円(出張料含む)。故障してもいない、ナンの問題もないトイレにわざわざ手間暇掛けて、そんな高額払う しかし、トイレに入る度、チカチカ点滅するのを目にするのはかなりのストレスで、自分でなんとか止めるのは無理といわれたら、どうしたものか。ネットでもいろいろ試した人の動画がありますが、どれも上手くいっていないようで。 もうやだ・・と思いつつ、しばらく無視しようと思っていたら、ブログを見た、という従姉妹から電話がありました。やはり点滅し始めたので、有料点検を頼んだのだそうです。従姉妹は善良でまじめな人なのです。 担当者がやってきて、「きれいに使っていますね」と褒められ、脱臭キットは取り替えましょうと、更に3000円ほど追加され、「これであと10年は大丈夫です」と言われたのだそうな。 10年経つとまた点滅し始めるんですって。ただし、その際はお知らせが届き、そこには「自分で点滅を止める方法」が記されているんですって。 つまりLIXILとしては、20年経ったなら、止める方法教えましょう・・ということらしい。 ふざけるな・・でありますよね。意地悪、嫌がらせ以外のなにものでもない。 ネットで探してもその「家で止める方法」に出会えないのは、10年経ったら点滅・・の装置を組み込みだしてまだ、20年経っていない、ということなのかも、です。 調べてみるに、10年経って点滅し始めるトイレはLIXILのものだけで、他のメーカーでは起こらないようです。なんで、こんな消費者に嫌われ、企業的にもイメージダウンで、かつ、さほどの収益にもならないことを始めたのか訳が分からん。 これ、LIXILけしからん消費者運動でも起こせば、なんとかなるかも・・と思い始めているのですが・・。 ともかく、そっちがそうくるなら、点滅ストレスに耐えつつ、このまま無視する・・と力強く決めた、私なのです。
2024.09.14
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少し前から、トイレの電源ランプが点滅するようになったのです。チカチカと点滅していると、そりゃあ、誰でも心配になる。 我が家には2カ所トイレがあり、その両方がなんとチカチカ。当然、取り扱い説明書を調べました。それによると、これは点検時期お知らせ表示で、購入後10年経過すると、点滅をし始める・・のだと。この家を建てて9年で、確かにタイミング的には合致する。「おまかせ点検(有料)」をご用意していますので、お電話を・・だと。 電話しましたよ。なにしろトイレに入る度に気になる。イライラする。すると担当のオネーサン、「ああ、お知らせ表示ですね」と苦笑しましたっけ。この忙しいのに、いちいち電話してくるな・・って空気で。「故障があるとか、使用の際に問題がなければ、このまま放って置いても大丈夫です」といわれたものの、やはり、チカチカするのは、凄まじく気になるわけですよ。 LIXILのホームサイトを見ると、点検代が15000円以上もする。2台だと割安になるけれど、それでも2万円近く支払うことになる。かつ、当社の担当者が点検しないと、そのチカチカは個人では止められません・・ともある。 ひどくないですか。車なら、故障の場合、人の命にも関わってきますから、定期点検を強制化するのもわかりますけど、壊れてもいない、なんの問題もないトイレを、わざわざ業者呼んでお金払って、点検する必要があるとは思えない。支障がでてからで、十分、いいわけでありまして。 同じように他人様も思うようで、ネットを検索すると「こうやって点滅を止めました」というのが出てくる。『おしりとビデのボタンを20秒押して、電源ボタンを「切」にして、コンセントを抜いて待つこと数十秒。コンセントを再度入れ、最後に電源ボタンを入れる」 当然、試してみましたよ。ダメ。全く効果無し。 同じ事を試した人は多いようで、ダメだった報告映像がいくつも出てきます。 配電盤を外して、どこかの線をピシッと切る・・とどうやら点滅は止まるらしいのですが、うっかり違う所をビシッと切りそうで、怖くて出来ませんよね。しかも、それで点滅を止めたところで、2年しか効かないらしい。 今はほぼ諦め状態で、トイレを使う度、ウウ・・と点滅ストレスを受け続けているわけです。 それにしても、こういう企業のやり方は卑怯じゃないですかね。定期点検をした方がいいですよ・・というなら、こういう嫌がらせでなく、葉書を送るとか、それぐらいの誠意を見せるべきです。こちらは客なんだし。 昔は、水洗トイレも、ジャーと水が流れるだけだったですからね。点検なんて、誰も考えもしなかったわけですが、便利なものには期限あり・・ということですかね。 我が家が点滅嫌がらせに負けるか、機械の方が諦めるか、はたまたいよいよ故障が出てくるのか・・静かな戦いは続く・・なのです。
2024.09.07
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メディアの世論調査が信用ならないのは、重々承知ですが、それにしても・・とどうにも不可解なのが、自民党総裁選にあたり、「最も総裁になって欲しい人」に小泉進次郎氏の名前がトップにあがっていること。 今の不安定な国際社会と日本の現実を前に、どこをどう突いたら、小泉進次郎君に、日本の舵取りを任せたい・・と思えるのか若過ぎる、とはいいませんよ。若くたって経験不足だって、見事にやってのける人はいるでしょう。しかし、彼の実力は環境大臣の時に明らかになったでしょうに。イケメンだからですか・・アイドルの投票とは訳が違う。サラブレッドだから・・世襲はけしからん、とあんなに批判しながらね。しかも、お父上の純一郎氏は、日本を衰退させた戦犯の一人でもあるのですよ。 メディアは、見た目と雰囲気と自分らが得か損かで、報道の仕方を変えますからね。それは日本だけではない。少し前まで、あれだけカマラハリスは無能だ、彼女じゃダメだ、と大合唱していたのに、他に選択肢がなくて、民主党の大統領候補と決まると、ハリスブームに仕立て上げちゃっていますからね。天下のアメリカの大統領候補を、そんないい加減に作り上げていいのか メディアの気分と威力は、恐ろしいものです。 以前、小池百合子さんが自民党総裁選に名乗りを上げたとき、私は実は、期待したのでした。でも、候補者同士の討論を見て、あれと思ってしまった。この方、日本の先行きについてな~んにも考えていない・・と。複雑な国際問題や経済問題に関して、明快に答えられなかった。小池シンパはいまだ気づいていないみたいですけれど。 カマラハリス女史も、討論会や記者会見を逃げているそうですが、原稿通りにいかない時に、政治家の実力・中身はみえてしまうもの。すでに河野さんや石破さんは、ボロが見えだしていますしね。 アメリカのことは、アメリカの方々にお任せするとして、自民党も立憲民主党も、候補者の討論会をガンガンやっていただきましょう。私達に投票権はないですが、日頃なかなか見えない、その人の信念、勉強の深さは、みせてもらえるでしょう。 皆さんご期待の小泉進次郎氏がどこまでやれるのか楽しみではありますね。
2024.08.29
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咳がなかなか治らなくて、お盆休み前の近所のクリニックへ行ったのです。案の定、待合室は大混雑で、待たされること1時間半。出直すわけにもいかず、仕方なく次々来る患者さんを眺めていたんですが、こんな混んでいるに決まっている時期に、区の(つまり無料の)健診を受けに来るジーサマがいる。健診をうけたものの、お小水が出なかったようで、「お小水がでたらこれに入れて持ってきてくださいね」と試験管みたいな「尿入れ」と紙コップを渡され、ヨロヨロ帰っていく高齢女性がいる。受診にきたものの、尿が出なかったんでしょうね。別のジーサマは「点滴を受けようと思ってね」と窓口に。以前、点滴してもらったら体調が回復したようなんですが、受付の看護婦さんが困って、「あの保険証は」と聞くと、「ああ、持ってきてないわ」とふんぞり返っている。「新しい保険証が届いているはずなんですが・・」と看護婦さん益々困って聞くんですが、「そんなの来てたかなぁ・・覚えがない」と悪びれもしない。結局、家で探してくる・・とお帰りになられたのですが、看護婦さんも大変です。 そんな中気づいたのが、マイナカードを出す人が一人もいないんですね。受付の横にはマイナカード用の機械が設置されているんですが、どの患者もこれまで通り診察券と保険証を受付で渡して、受付の看護婦さんも当たり前のようにそれを受け取って。 かくいう私も、保険証と診察券を渡しただけ。だって「マイナカードを」と言われないし。つまりですね、近所のそのクリニックでは、患者もクリニック側も誰一人マイナ保険証で手続きすることを考えていなかった ようやく私の番になり、レントゲンも撮って、お医者様から「咳喘息ですね」と診断され、処方箋をいただいて、通りの向かいにある薬局へ。 その薬局は2ヶ月ほど前から「マイナ保険証に変わりますので、次回からはマイナカードで手続きしてください」と厳しく告知していたんですね。私もかなりしつこく言われて、それで先回からマイナ保険証で手続きを。結構面倒なんです。マイナカードを機械に入れて、パスワードを入れて、なんとかに同意だ、かんとかを承認だ・・の表示に何度もクリックしなくちゃならない。 慣れれば難しくはないですよ。でも、これまでは処方箋と保険証とお薬手帳を窓口にホイと渡すだけでよかったわけですもんね。なんでいちいち、いろんなことに同意しなくちゃならんのよ・・とも思う。薬をもらうだけのことなのにね。 それでも、手続きを終えて待つことしばし。ここでも、次々来る患者さんを観察していたら、あれだけしつこく「次回からマイナカードで」と言われていたはずなのに、誰一人、マイナカードなんか使おうとしていないんですよね~。当たり前のように今まで通り保険証を窓口で出して、窓口の薬剤師さんも諦めたのか、黙って受け取っている・・。 私の前後5人の患者さんを観察した限り、マイナ保険証使用は、私一人だけ・・だったということ。 この12月から保険証はマイナカードに一本化されるはずでしたよね。使用している保険証の期限が切れるまでは、そのまま使っていいらしいですけど、こんな空気の世の中で、マイナ保険証制度が成り立つんだろうか デジタル化は必要不可欠だと思っています。ですけど、頼りなげな高齢者が大勢いる今の世の中で、かつ、マイナ保険証への期待も義務感も国民にない中で、カードの申請すら、まだやっていない人がいるというのに、12月から進めます・・ってできないでしょ。 河野大臣は、一度、庶民の医院を見学するべきですよ。厚労省関係でもなく、医療関係でもない私が心配したってしょうがないんですが、どうする気だろ・・と呆れつつお薬をもらってきたのでした。
2024.08.16
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最近よく目にするネット記事に、シングル高齢女性の節約術・・みたいなのがあります。節約しながらでも、センスのいい充実した生活を送れてますよ~・・的な。 で、さまざまな節約術を紹介していたりするんですが、どうにも納得できないのが、「まな板を捨てて、牛乳パックの裏をまな板代わりに使ってま~す」とかいうやつ。 料理をする際、まな板というのは重要で、使い勝手、包丁の当たり具合の違いで、料理の出来も、料理する側の意欲まで違ってくるというのに、牛乳パックの裏しかも断捨離でまな板を捨ててまで・・理解出来ん・・と苛立っておりました。 先日のこと。久しぶりにデパートの日用品売り場をうろついて、まな板の展示即売会に出くわしたのです。福井のまな板屋さんが、毎年1回、やっているそうで、つい、立ち止まってしまった。 もう10年は使用している我が家のまな板は、木屋の檜製ですが、バーゲン品の安物です。それでも大事に使っていましたが、あちこちヒビが入り、薄汚れてしまっている。表面もゆがんできて、ネギなんか刻むと、ちゃんと切れずに繋がってくれたりする。 イヤだなぁ・・とずっと気にしていたものだから、つい立ち止まってしまったわけです。イチョウの専門店だそうで、オジサン曰く、イチョウの木は適度に柔らかく、弾力・復元力にも優れていて、よってイチョウのまな板は、刃当たりが良く、大切な包丁の刃を傷めない。さらに傷が残りにくく、適度な油分があるため乾きが早く、汚れもつきにくいのだそうです。天然の抗菌力も備えているため、カビが生えにくい特徴もあるのだとか。 まあ、売る側はそう言うわよねぇ、とそれでもお値段をチェックしてみたら、高級「赤太」だと3万円もするのもある えこんなに高いんですか・・と後ずさりしたら、そりゃあ、厳選した一枚板だし、山奥の樹齢の高い銀杏の木の、真ん中のいい部分を使うのだから、と。「赤太」(赤い材質)でなく「白太」で木目が揃ってないのだと、もう少し安くなる。それだってまな板の良さに変わりはない、お買い得だよ・・とグイグイ押してくるんですね。 それでとうとう、勝ってしまったのでした。「特価価格」のシールが貼ってあるものですが、それでも9900円まさに清水の舞台から飛び降りる気分でありますよ。でも、毎日のことだし、料理は気分良くやりたいし。 かくして使い始めましたよ。いい 確かにいい包丁の当たりがとてもいい。柔らかく、かつ切りやすい。表面はツルツルで、水はけよく、使い勝手がとてもいい。まな板によって、こんなに違うものなの・・と感動すらする。 ただ、お手入れは結構面倒で、これまでは、毎日ベランダで干して、直射日光を当てていたのですが、一枚板のまな板は、直射日光に当ててはいけないのだそうで。食洗機もダメ。熱湯を掛けてもいけない。使い終ったら水で洗ってすぐに拭いて、立てておく。いろいろ面倒。 私の寿命が終るまで使い続けようと思ってますが、さあ、どうなりますやら。なお、まな板一枚に9900円も支払ったことは、家族には内緒です。え~・・と大袈裟に呆れるに決まっているから。ま、ここに書いちゃいましたけどネ・・。
2024.08.09
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身内の恥をさらすようなんですが、我が夫は、よく物を無くすんです。公衆電話の横に財布を置き忘れたり、駐車場の床に貴重品を入れたバッグを置いたまま車で走り去ったり、グリーン回りにゴルフクラブを忘れるのは、毎度のこと。その都度大騒ぎをして迷惑なことこの上ない。若い頃からそうだったのですが、年と共に、頻度が増している・・。 先日も「シルバーパスがない」と大騒ぎになりました。その日、渋谷駅で待ち合わせ、軽く食事をしてNHKホールでオペラ鑑賞、終了後は原宿駅まで出て、JR → 大江戸線で我が家に帰宅のつもりでした。 都民以外の方には申し訳ないのですが、東京都では70歳以上の高齢者にシルバーパスを発行してくれます。年金額が少ない人は年間1000円、一定額以上の人は20510円支払うと、1年間都バスと都営地下鉄は乗り放題。 都営以外は、通常料金を支払わなくてはなりませんが、上手に使うと実にありがたいパスでして。特に我が家のように都営の大江戸線沿線住民には、得がたい貴重なパスなんですね。そのシルバーパスがない・・と騒ぎ出したわけです。いつもはカードケースに挟んでいるのに、それがないと。渋谷までは半蔵門線で来たので、シルバーパスを出すことはなく、落とすわけがない。そもそも、いつもケースにちゃんと挟むし、この僕が落とすわけがない・・と。 だって、ないってことは、どこかで落としたわけでしょう、となじると、この間は、何故か、中野坂上の駅から連絡があった・・と訳の分からないことを言う。このシルバーパスには名前と電話番号を記入する欄があるんですね。で、落とし物として届けられたそのパスの電話番号を見て、駅員さんが連絡してくれたらしい。 つまり、落とした前科があるんじゃん。 でも、とにかくないものはないので、その日はスイカを使って帰り、「落とした可能性がある」駅に翌日から問い合わせしたのです。でも、ない。 しょうがない、あきらめて再発行を申請しましょう、と手続きを始めたところに、渋谷の警察だと名乗る電話があったのです。 受けた私は身構えましたよ。最近、その手の詐欺が多いじゃないですか。「なんの用でしょう」と戦闘態勢で応じたら、いや、こちらは拾得物担当ですが、○○名のシルバーパスが届いておりまして・・だと。 渋谷駅の改札口近くで拾ったと、届けられたそうです。 このシルバーパス、他人の物でも使おうと思えば使えるんです。都営地下鉄なら、改札口の穴にスッと通せばいいだけですから。バスに乗るときも、運転手さんにチラと見せるだけですから、ある程度の年齢の人であれば、使えるかも知れない。悪用しようと思えば、出来るんです。 でも、ちゃんと人は届けてくれたのですね~。1回目は駅に、2回目は交番に。そして駅員さんもおまわりさんも、丁寧に連絡してくれた。 世知辛い世の中になったと、しみじみ思う昨今ですが、まだまだ日本も捨てたもんじゃない。 そんな気持ちに、少しなったのでありました。余談ですが、我が夫には、バッグに括り付けられるパスケースを購入しましたよ。これでまた落としたら、もう救いようなしです。
2024.08.01
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石丸伸二氏、都知事選で票を伸ばし次点となったものの、も落選で残念でした。とても残念ではありますが、「石丸誰それ」と言われ、組織の後ろ盾もない41歳の若者が、酷暑の下、毎日10数回も街頭演説を繰り返し160万票以上も得たことは、快挙であり凄いことだと思います。 しかし、彼の台頭が面白くなく、潰したい人達が一定数いるようで、目下、あることないこと非難炎上、激しいバッシングが起こっている。そして石上氏がここまで支持を得たことを「SNSの活用が上手かった」で済ましたいらしい。今朝のフジテレビ「日曜報道 THE PRIME」でも、大空幸星さんという若手が、「シンプルに露出度が高かったということに尽きると思うんですね」と断じていましたね。 違うと思います。上手かったのでしょうが、その程度のことで人は支持しませんよ。露出度でいうなら、蓮舫氏の方がはるかに上をいっていると思うし。それに石丸氏を20代、30代の若者は支持しましたが、それだけではないです。驚きだったのですが私の仲間の息子達、40前後の現役世代(しかもインテリ層)に「石丸さんに入れる」と決めている人が多かったんですね。若者だけではないです、私のような高齢者だって、石丸氏に賭けてみたいと思いましたもの。SNS等の効果は当然あったのでしょうが、今回の結果はそこだけしか見ないと誤ることになると思いますね。 石丸氏は、一貫して、「みんなで政治を変えていこう」「東京が変われば日本が変わる」「みんなで政治を楽しみ動かしていく日本に変えよう」と訴えていたんですね。「私に一票をください」「どうか、リーダーにしてください」ではないのです、「一緒に変えていこう」なんですね。そういうところが、有権者、特に若者の心を動かしたのだと思いますよ。そうだ、政治が変われば、日本も変われるかもしれない・・と。政治家に変えてもらう、ではない、僕らが変えていくのだ・・と。 青臭いといえば、そうなんでしょうし、彼にどの程度のことが出来るのか未知数ではあるけれど、石丸氏の姿に、日本をなんとか立ち直らせたいという「本気」を感じ取ったのだと思いますよ。そうでなかった人達が、今、ボロクソけなしていますが。 日本は衰退の一途じゃないですか。企業の勢いは落ち、少子化は進み、貧困色が濃くなっている。地方の過疎化は進み、鉄道やバス路線はどんどん廃線となり、デパートは消え行き、格安店ばかりに人々は押し寄せる。なんとかならんのかと政治の世界を見回せば、議員さん達はエラソーにきれい事を並べるだけで、自身の地位確保と利益追求しか、頭にない・・という風にみえる。 そんな中で、石丸氏の登場は、かすかな希望の光に見えたんだと思いますよ。私がそうだし。 もちろん石丸伸二氏にも、欠点はあるし、きっと頑固で扱いにくい性格であるのでしょう。そこは見て取れる。でも彼のような人物がもっとヒョコヒョコ現れない限り、日本は変わらず、衰退するばかりだと思う。 負けないで欲しいと思いますね。
2024.07.14
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本日7月9日のNHK朝ドラ「虎に翼」で、主人公の寅子が熱弁を振るうシーンがあります。ラジオに出演し、最高裁長官が「家庭裁判所は女性に相応しい場所」と発言したのに、寅子は「性別ではなく個々の特性で決めるべき」と反論するんですね。「女性の真の社会進出とは、女性の特別枠があてがわれることではなく、男女平等に同じ機会を与えられることだと思います…」と。 私は思わず「それから何十年も経って、今は逆行しようとしているけどね」とつい、ボソボソ一人で皮肉ってしまった。 最近、大学では、国公立大学ですら、工学部・理工学部での「女子枠」を導入する動きが加速しているらしい。つまり、女子学生がなかなか入ってこないので、女子枠を設け、「女性専用ですからね、女性の皆さん、入りやすいですよ」ということにしたいらしい。表向きの理由は「多様性を認めるため」だと。 なんじゃ、その「多様性ってのは」ですよね。最近、なんでもかんでも、多様性と言えば美しい行為だと、通る傾向がある・・。間違っていると思いますが。 経済協力開発機構(OECD)の19年の統計によると、日本で科学、技術、工学、数学を学んで大学を卒業した女子の割合は17・5%で、加盟国平均の32・5%を大きく下回るのだそうだ。 だからって、ハードルを下げて女子を多く呼び寄せたところで、大きな意味があるのだろうか もっとリケジョが少なかった50年も前に化学科に進んだ者として言わせてもらえば、ちゃんと互角に勉強すれば、理系の問題も、つまり数学も物理も化学も、女子は男子と互角に回答できますよ。わざわざ、甘い枠なんか用意してもらう必要はない。女性達も、こういうことに怒るべきだと思う。失礼しちゃうわ・・って。ハードル下げてもらわなくたって、その気になれば、入学できますよ・・って。 その証拠に、医学部、薬学部といった分野は、放っておけば女子学生ばかりが合格しちゃうじゃないですか。医学部なんて、それで、男子が入りやすいようにコソコソ工作までしてたじゃないですか。 土木や工学系に女子が進まないのは、「あんまり興味持てないしぃ」というのがまずあるのですよ。能力的に差はなくても、興味の方向に男女差はある。差別じゃないですよ。どんなに同じように育てても、男の子は乗り物や機械に興味を持つ傾向があり、女の子は、お花とかリボンとか、情緒的なものに興味を持つのじゃないですかね。もちろん、いろんな子がいて、様々な性格があるわけですが、大体の大まかな傾向として。生物体としての男女の行動+思考傾向の違いってある。 また将来的に、つまり結婚して家庭を持って子育てもしたいと想像した時、山奥のダム建設現場で働くことや、原子力発電所で働くことは、なかなかイメージしにくいでしょう。 つまり、技術・工学系の女子を増やしたいのであれば、その分野に進むことが、女性にも魅力的な未来像になる現実を提供するしかない。女子枠程度のことで、ダム現場や橋梁建築現場で働く女性は増えませんよ。 同時に女性達も、本気で平等な社会を望むなら、「女子枠」にだって噛みつくべきです。国会の女性議員を3割に、なんて意見にもキリリと言うべきです。私達はそういうことをしてもらいたいわけではない。男女平等に、社会の権利と義務を分け合う、それだけでいい、と。・・ということを女性差別問題に厳しい方々は、なんで主張しないのか。 「女性枠」に作ってこれで世の中が良くなると思ってしまう政府や行政もどうかと思うし、女性も、それでシメシメ、有利、有利と喜んでいるようでは、いつまで経っても、伸び伸びと生きられる社会にはならないと思いますけどね。・・と余りにモヤモヤするんで一言。
2024.07.09
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都知事選に関するアンケートです・・と朝の9:30に電話がありました。 過去何十年、アンケート電話が来たことなんて全くなく、どこでやってるんだって印象でしたが、不思議なことに最近、割とよく来るんですね。数日前には、都議の補選に誰を支持しますか・という電話があった。対象が中野区民で、我が家とは無関係なので、電話を切りましたが。 ともかくようやく答えられる世論調査だ、と構えたわけです。まず、「岸田政権をあなたは支持しますか」というの。で、真っ先に「支持しないなら1を」って。支持しない方から入るのねぇ・・と妙な感動。 次に小池都政を支持しますかというの。これも「支持しないなら1を」でしたね。 その後、支持政党があるのか、期日前投票に行ったか、投票には行くか等々の質問があって、最後にあなたは誰に投票しますかと。 小池さんなら1を、蓮舫さんなら2を、石丸伸二氏なら3を・・と始まって、メディアで取り上げられる4人で終るのかしらんと興味深く聞いていたら、桜井誠、清水国明、ひまそらあかね・・と続き、え 全員やるのかしら とうんざりし出したら、NHK党と党名になり、でも、ゴルフ党だの、ポーカー党だの、覇王党だの、シン独立党だの、訳のわかんないのみんな出すわけとさすがに付き合いきれなくなって、さっさと3を押してお終いにしたのでしたが。 だけど公平に考えるなら、候補者全員を並べるべきで、かつ、1番2番に名前が出た人の方が絶対有利なわけだから、そこもくじ引きか何かにするべきで・・と、世論調査なんて、調査じゃなくて世論誘導だから、と分かりつつ、なんともモヤモヤしたわけです。 私が受けた電話アンケートが、どこの系列のものだか聞き逃しましたが、今朝の産経新聞では、産経新聞が行った「情勢調査」の結果が出ていて、『小池氏リード』と大きく見出しが出ているんですね。社会面では、小池氏と蓮舫氏二人の写真が大きく載って。記事だけ見る限り、小池氏と蓮舫氏ほぼ二人の対決で、小池氏が優勢・・と人は絶対思うと思う。調査対象は固定電話で523人、携帯電話で515人ぽっちなのにね。 その結果、どうなるのか「やっぱり小池さんなら信頼できるってことなのね」と信じる善男善女が増えるような気がする。 そもそも、選挙の公平性を考えれば、こういう調査は、先入観を植え付けるだけで、意味がないというより、むしろ害悪なのではないか 投票の動向なんて、結果が出てから調べりゃいいわけで。 まあ、調査する側はそこが狙いなんでしょうけど。 あと一週間。組織の力ではなく、都民一人一人の意志で知事が決まる、そんな選挙をみたいものだと思いますが。
2024.07.01
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都知事選の幕がいよいよ落とされて。 小池か蓮舫の罰ゲームみたいな選択肢かないんかい・・もう、棄権しちゃおうかしらん・・と暗い気持ちになっていたのですが、TVで石丸伸二氏の演説をチラと聞いて、とても気になりました。なにしろとてもよかった。東京が変われば日本が変わる。一緒に変えていきましょう!・・という爽やかな言葉とその表情が良かった。それでYou tubeにあった、有楽町での街頭演説を聴いてみました。40分近くもある長いものでしたが、なんと最後まで聞き入って、不覚にも感動してしまった。涙ぐみそうにもなってしまった。理路整然で温かみがある。自分のアピールをしながら、傲慢ではない。むしろ誠実で浮ついていない。こんな清々しい演説が世の中にあったんだ・・という驚き。 東京都の知事としての手腕は、もちろん未知数ではありますが、潜在的胆力と知力と行動力が十分あるのは間違いないし、こういう人に賭けてみたい、と思いましたね。 そう思うのは私だけではないようで、ここ最近会った友人達も皆「石丸さん、なんかいいんじゃない」と言うし、彼女達の子ども世代まで、皆「石丸さん支持」らしい。こんなこと、これまで一度もなかったことですが。 尤も大手メディアは今も小池さん推し。小池さんが他の候補を大きくリードしていると伝えています。そりゃ、そうなのでしょう、知名度が違う。そして多分、小池都政が続いてくれる方が、大手メディア他、今の都政下でいい思いをしている企業・団体は都合がいいのでしょう。 でも、今が日本の政治を大きく変えるチャンスなのかもしれない。今、私の周辺で起こっていることが大きなうねりになれば、これまで白けていた人達が、「そうだ、自分達で政治を変えよう」と投票に向かえば、都民の力で、都政を正せるかもしれない。そのうねりは、きっと日本全国に広がるだろうし・・。といい年して青臭いことを考えてしまう私・・ってなんでしょうねでも、でもです。 いい都政をと願う有権者の素朴な一票の力で、政治が大きく動く様を、見てみたい気がしますね~。
2024.06.24
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先週末、青山の東京ウィメンズプラザで開催された、『高齢社会をよくする女性の会』の総会に参加してきました。この会は、樋口恵子さんを中心に、心ある女性達が(男性も)集まって、幸せな老後を送れるよう、介護保険制度を後押ししたりと、様々な活動を進めているNPO法人なのですね。 何故、私が総会に参加したかというと、会員になったからで、何故、会員になったかというと、4月に上梓した『終活シェアハウス』に樋口恵子さんから推薦文をいただいたもので、樋口さんに繋いでくれた友人から「これもご縁なんだから、会員になりなさい」と言われたからなのであります。チラとでも樋口大先生にご挨拶し、お礼を申し上げられたら・・ぐらいの軽い気持ちでの参加だったのですが、いやあ、迫力ある会合で圧倒されたのでした。 ご多分に洩れず、ってヤツで、この会も高齢化が進み、会長の樋口さん92歳、副会長の沖藤典子さん85歳・・とどっちを向いても高齢者ばかり。今回、理事長、副理事長の総交代があったのですが、若手副理事長ですら70歳。 歩くのも危なっかしかったり、杖が必要な方もいるのですが、皆さん、日本全国、沖縄からも駆けつけていらして、いざ壇上でマイクを握ったとたん、実に明快で雄弁話はウィットに富み、頭脳明晰、理路整然。その辺の現役世代も顔負けですよ。 恐れ入りました・・と私はあまりの面白さに席を立てませんでした。今の日本のオバサマ方を侮るべからず・・です。 しかし、NPO法人になって20数年、その前も入れると40年以上も続く会で、最盛期には3000人入る会場も溢れるぐらい、全国から集まったそうですが、今や会員も減り、収入も減り、今後どうやっていくかが大きな課題となっているとのこと。 いくら少子化だろうと、高齢者の割合はこの先増えるばかりなのに、その高齢化をなんとかしましょう、という会ですら、運営が難しくなっている・・という現実。データがあるわけではないですが、私の周辺でも勉強会やら、○○を進める会などの集まりで、高齢化が進み、メンバーは減りと、同じような状況です。日々、生活でいっぱいいっぱいで、世の中の余裕がなくなっているのか、みんなで力を合わせてなにかをやっていこう・・という空気が、日本全体で衰退傾向なのかどうなんでしょう
2024.06.15
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7月の都知事選に向けて、メディアが大はしゃぎだ。そりゃあ、小池都知事安定再選の面白みのない選挙になりそうだったのが、蓮舫女史の立候補表明で、一挙に女傑対決の様相になり、嬉しいに決まっている。でも、都民である私は、選挙が面白かろうがつまらなかろうが、どうでもよく、暗澹たる気分が、濃さを増すばかりです。 小池さんにはご退場いただきたいと思っていました。何故かメディアは小池さんに甘く、批判は持ち上がらないですが、小池知事の決断のよりどころは、いつも都や都民のためというよりは、ご自身の見栄えのためだったではないですか。豊洲移転のゴタゴタ然り、オリンピック然り、コロナ対策然り、太陽光パネル義務化然り。都は潤沢な財政があるから、全て失政には見えないけれど、都民としてトップに立つ人は、全てを都のために捧げる意志の人であって欲しい。 誰かいないのか・・と思っていたら、よりによって出てきたのが蓮舫女史。蓮舫さんといえば、あの悪夢の民主党政権下、行政何たら大臣になって、真っ先にTVクルーを引き連れ、スーパーの視察の様子を撮らせた人ですよ。やるべきことが山積だった、あの大災害の最中に。国会で、高級ブランド服をひっかえ取っ替えして、女性誌の撮影をしたことも忘れやしません。その記事の中で、「女性初の総理大臣を期待する声も」と振られ、「(総理になることは)やぶさかではない」なんぞと言っちゃう人ですよ。エラソーに仕分けだといって、官僚呼びつけバッシバッシと動き出しているプロジェクトを潰し回った人ですよ。 つまり、小池さん以上に「自分をどう見せるかを最優先にする人」なわけで。そんな人に、都政を任せようと思う人が、どうしているのだろう でも、世の中は、女傑対決だ、面白くなったとはしゃぐばかり。都政の善し悪しは、私達の生活に大きく関わることなのにね。 といって、話題にもならない(メディアが敢えてしない)その他の20数名の立候補者の方々が、このお二人と戦えるとは思えないし。 誰か他にいないのか・・と憂え三番目の大物登場を期待する都民は私一人ではないはず。いやいや、意外とかなり多いのではないですか。まだ、間に合うし、案外いい線まで行けると思うのだけれど。 例えば、「いつやるの 今でしょ」の林修先生。彼なんか、ネームバリューはあるし、頭はいいし、真面目で誠実だし。いいと思うのだけれど・・。
2024.06.05
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女性セブンの6月6日号で、新刊の『終活シェアハウス』の紹介をしていただきました。 https://news.yahoo.co.jp/articles/43bd39c758890d2327ba1a6b0d75667843dc15dc?page=1 本当にありがたいのですが、取材には写真撮影もあるという。「チョイ、待て」ですよ。最近はどんな写真でも、ぼやっとしたバーサン顔に写るので、極力、レンズの中には収まらない・・を信条にしているのです。 でも、記事にする以上そうはいかないと、だったら少しでも垢抜けて、キリリとした顔に写る方法はないものか、とあれこれ悩み、考え、帽子を被って眼鏡姿で、臨んだのでありました。張りのなくなった髪は帽子で隠せるだろうし、ぼんやりした目元は眼鏡のレンズで目立たなくなる・・のではないか。 結果は・・無駄骨、自爆でした。記事を見た友人達からは「帽子を被ると余計バーサンにみえる」「眼鏡、似合ってないし」と散々の酷評で。 どうすりゃいいのだ、私は。60代の頃は、まだ、こんなに気にする必要はなかった。歳を取る悲哀を、古希を迎えてしみじみ思い知るわけなのですよ。 そんな時に、週刊文春を見てしまいました。実は5月30日号の「文春図書館推薦」のコーナーでも、小さな記事ですが、本の紹介をしていただいたのです。掲載誌を早速購入して、パラパラとみて、ガーンとショックを受けました。グラビアの「原色美女図鑑」に90歳になられた草笛光子さんが大写しになっていて、確かにバリバリの女優さんではあるけれど、とてもおきれいなんですね。 なんでだ・・でありますよ。確かに元々の素材からして違うのではあるけれど。おそらく、プロのスタイリストさんやヘアメイクさんが付いているのだろうけれど。きゅっと美しく盛り上がった銀髪や、袖なしワンピースから覗く二の腕や、涼しげでキリッとした目元や・・お若い頃と変わらないじゃないの。 ねぇねぇ、どうしたらこうやっていられるの 更にパラパラとページをめくり、阿川佐和子さんの「この人に会いたい」コーナーの写真を見て、再度ガーンと私はショックを受けるのです。モノクロの写真ではあるけれど、ゲストの服部隆之さんと並んで写った阿川さんの溌剌としてお若いこと。阿川さんって、私と同い年なんですよね。なんでなの どうしてなの どうしてこんなに違っちゃうの 芸能界の最前線にいらして、毎日の刺激からして違うのだろうし、女優さん達だから、使う化粧品も違うのだろうし、日頃の手入れからして違うのだろうし、カメラを向けられても、余計な緊張もしないのだろうし。 などなど、僻みながら考察するわけですが、それにしてもねぇ。 誰かコツを教えて欲しい。美人に写らなくていいから、せめて溌剌とキリリと写るコツを。しみじみと深く濃く、願うのであります。
2024.05.28
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上川陽子外相が批判されています。静岡県知事選の応援演説で、自民党推薦候補の当選に向け「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」と述べたことがけしからんと。「子どもを産みたくても産めない女性を傷つける」「子どもをうまない女性は女性ではないと受け取られかねない」からだとか。 共産党の山添拓参議院議員も、「子を産むかどうかは、もとより個人の選択。産みたくても産めない苦しみを抱える人もいる」「応援演説で思わず出る本音に、アップデートされない自民党政治のジェンダー感覚がにじむ」とトンチンカンな投稿したらしいし、 今朝もワイドショーで「こういう発言で、深奥の本音が出る」なんて解説まであって。 自民党支持の女性達に向けた発言で、「女性パワーで知事を生み出しましょう」と言っただけなのにね。 怖い、怖い。批判している政治家さんやメディアも、上川氏が「産まない女は女性ではない」なんぞと語っていないことは百も承知なくせにね。新聞各紙もいつもの「配慮を欠いた発言との指摘が出る可能性がある」とまとめて。可能性があるじゃなくて、あんたらが、焚き付けてるんじゃないの・・と思うけど。 要するにメディアは上川さんをこの辺で潰しておきたいのでありましょう。小池都知事に関しては、豊洲の問題もカイロ大卒業疑惑も、スーッと流して、絶対に深く追求しないし、同じ政治家でも立憲の議員さんには大甘なのにね。 メディアのこの手の好き嫌いは、一体、メディアのどの辺から出てくるのか、どうにも不思議ですけど、怖いのは、様々な媒体を持っている強みで好き放題、世論や空気を作り出せると、彼らが思い込んでいること。 確かに時々、我々庶民は、乗せられちゃうことがありますけどね。あの郵政民営化選挙とか、民主党政権が出来たときとか。ネットのコメントにこういうのがありました。「マスコミはこの手の報道が自身の首を絞めていることに気付かないのでしょうか。「誤解されかねない」のであれば「誤解の無いよう」報じるのがお仕事でしょう。また、こういうのを論っていった結果が今の息苦しい世間の空気感になってるんじゃないですかね。今は政治家や大企業(広告とか)に留まってますが、いずれ我々一般人にまで下りてくるかと思うとぞっとします」いいこという。 気をつけよう、メディアの動きと投資詐欺・・ですよ。新聞記事の最後に「問題が指摘される可能性がある」などとあったら、また、やらかそうとしているな・・と我々も構えないと。
2024.05.20
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『女性の品格』の著者である坂東眞理子さんを訪ねてきました。4月に刊行した『終活シェアハウス』の帯に推薦文をいただいた、そのお礼に、編集者と職場の昭和女子大学へ出向いたのでした。 現在77歳で、現役バリバリの昭和女子大学総長。広い総長室にはブリスベン総領事時代の写真や、ヒラリー・クリントンと並んで写っている写真などが飾られて、栄光の数々といいましょうか、それだけでひるみそうになるのですが、坂東さんはいたって気さくに、我々を中に入れてくださいました。 ちょうどご著書の「70歳のたしなみ」の文庫が出る時だったようで、編集者が持参した出来たての文庫本の1冊にサラサラとサインをされて、私に「はい」とくださったのです。 『終活シェアハウス』が出た際、編集者経由でお礼状を渡してもらった際も、すぐに直筆の「お礼状のお礼状」が我が家に届き、恐縮したものですが、やること全て、素早く気が利いている。 300万部売れたという『女性の品格』以外にも、著書は山ほどあって、つい「お忙しいのにいつお書きになるのですか」と聞きましたら、「皆さんがゴルフやっている間に書くんですよ~」とやや皮肉を込めておっしゃり、ゴルフ好きの編集者も、下手っぴいゴルファーの私も、思わず首をすくめたものでした。 家に帰って、いただいた『70歳のたしなみ』を早速読みました。やたらグサリと刺さったのが、収録されている内館牧子さんとの対談のお二人の言葉。「無理して頑張らずにありのままの自分を貫きましょうという発想は、単なる居直りだと思います」「自分に手をかけずに外見を放りっぱなしにするのは、自分自身を放棄することなんですよね」・・と。 そう、お会いした坂東さんは、おしゃれで颯爽としていて、77歳の坂東さんに、若いはずの私は完全に負けていた。 そういえば最近、化粧もサボりがちだし、服装に構わなくなったし・・と大いに反省し、それで久しぶりデパートに行きました。なにか、若作り過ぎもせず、似合って垢抜けて、そうお高くない服を新調しよう ない寄ってくる店員さんを交わし、交わし、あれこれ散々見たけれど、買いたくなる服に出会わないし、そもそも似合う服がない。 結局手ぶらで帰ってきた私。 坂東さんや内舘さんの提言は貴重だけれど、現実のこの世代のフツーの女に、すっとなじむ服は、なかなかないのよ・・ということを、お二人に捧げたいとの結論に達したわけですが、「努力が足りない」と言われるだけでありましょうね。
2024.05.05
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御木本あかりの小説・第二弾『終活シェアハウス』が刊行されました。『やっかいな食卓』で小説家デビューして、やっとたどり着いた我が2作目。 今回は口うるさい独り身オバサマ達が、シェアハウス生活を始める話です。 歳を取るって、辛いことが多い。体はアチコチガタが来る、現役社会からははじき出され、老人は扱いにくいと言われ、どんなに抵抗したくても待っているのは老いと病だけ。そんなことは分かっているけど悔しいじゃない。何が終活よ、余計なお世話よ。まだまだ私ら、いろんなことをやっちゃうわよ・・というオバサマ達が、日々、言い争いながら、食事だけは大事にし、それぞれがそれぞれに、なにかを見いだしていく・・という物語なんです。 https://www.shogakukan.co.jp/books/09386722 刊行にあたり、樋口恵子先生、坂東眞理子先生から「老後は誰と暮らせば幸せになれるのか。 人生100年時代、必読の書」「楽しく、おいしく、ほろっとして、くすっとする。 シングルシニア女性の新しい生き方に乾杯です」 というありがたい推薦文をいただきました。抗えない老いではあるけれど、飲み込まれないように生きようよ、という思いは大先生方も私達と一緒なんですね。 定価1800円(+消費税)と、お安くはないですが(すみません・・)、その分読み応えはあります。祖父江ヒロコさんのイラストも楽しく、椋本完二郎さんの装幀も粋です。 読んでみて、きっと元気になれる本だと思うのだけれど・・。と著者の勝手な思い込みですが、お手にとっていただければ嬉しいです。
2024.04.16
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やっと雨もあがり、花見日和の先週日曜。「今日を逃すと、今年はもう、お終いかも」の恐怖に駆られ頑張って神田川沿いの遊歩道に行ってきました。以前、この近くに住んでいて当時は桜の季節を毎日堪能したものですが、久しぶりに行ったら、「なんか、ちょっと違う・・」という印象。 花見客こそ増えたものの、咲きっぷりが・・以前はもっと勢いがあった。これでどうだ・・みたいに咲き誇って圧倒されたものですが、今回はなんとも力がない。もちろんきれいなんですが、なんとなく、開花力が衰えているような・・。 実は家の近所の桜も、ジワジワ咲き方が弱まっている印象があるんですね。桜の生命力が落ちているのかあるいは、見る側、つまり私の生命力が衰えているせいなのかなんか、以前と印象が違う。 ところで、我が散策コースの途中にあるお屋敷に大きな桜の木があるんですね。そのお屋敷も立派だけれど、裏庭の桜が実に見事で。この桜、ぐんぐんと大きくなったのでしょう。敷地を突き破ってお隣の駐車場に押し入り、ますます枝を張っている。お屋敷の住人もいい方なんでしょうね。自分ちの塀を取っ払って、桜を自由に伸びさせている。駐車場の持ち主も、黙認なんでしょうね。 その期待に応えてか、今年も桜は大らかに咲き誇ってくれました。(写真は、やや葉桜になりかけですが・・) 桜って、人間の気持ちを感じ取るんでしょうかね。とすると、近所の桜や神田川沿いの桜が、今、もう一つ咲き誇らないのは、日本の国勢ぐあいを感じ取っているのかも・・なあんて思ったりして。
2024.04.11
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NHK元アナウンサー・鈴木健二氏の訃報が届きました。享年95、ご冥福をお祈りします。 鈴木健二さんには思い出があります。ずっと昔、今から40年も昔、NHKで広報の仕事をしていたので鈴木氏に原稿をお願いする機会が何度かありました。 あの頃は「人に仕事の依頼をする時は電話で済ますな、直接会って目を見てお願いするべき」と言われていましたから、アナウンス室まで出向いてお願いするわけです。 鈴木健二さんのデスクは、特別仕立てか、とびきり大きなもので、その広いデスクに山のように本が積んであるのでした。ちょっと触っただけでなだれ落ちそうな感じで。 ご当人曰く「全部、必要なものでどこに何があるか頭に入っているので、他人にいじられては困る」の本の山で、ちょっとした名物でありました。なにやら1000冊ぐらい乗っていたそうですよ。 原稿をお願いすると無愛想に「はいはい」と答えられるんですね。あの風体ですから、ご機嫌が悪いのか、怒っているのか・・と下っ端の若手職員としては不安になるのですが、お願いして、自分の席に戻り5分もしないうちに「できたから、取りに来て」との電話が来る。 短いエッセイなら、たちどころに仕上げてしまう器用な方でした。内容の深さでは、吉田直哉さんの方が上だったような気がしますが。 社内報を担当していた時、磯村尚徳、和田勉、鈴木健二三氏の鼎談を企画したことがあります。当時、NHKには破天荒な方が随分といらしたのですが、この三氏はその中でも、自由に放送界を泳いでます、という雰囲気で、かつNHKを代表する人気者で、花の53年組と言われ、入局同期でもいたんですね。正確には鈴木氏が1年学年が上のはずで、その辺の詳細は分かりません。 こんな鼎談、文藝春秋だって出来ないだろう、とちょっと得意だったんですが、確か当時、磯村さんだけ局長で、よって局長室で行われた鼎談は、達者なお三人のおかげで大いに盛り上がって、おかげさまでその号は、小さな記事だったですがどこだったか週刊誌にまで紹介されて、我が人生の記念すべき企画となりました。小さな記念ですけど・・あの頃は日本全体に勢いがあったなぁ、とそんな気がしますね。 あの時の社内報、大事に取っておいたんですが、どこに行ってしまったんだろう 和田勉さんが亡くなり、磯村さんが亡くなり、鈴木健二さんまで亡くなってしまった。TV放送開始が1953年、それから70年ですものね。そりゃあ、私も含め、皆、年取ります。 最近はテレビ離れという言葉も聞こえて、確かに面白い番組は少なく、私もあまり観なくなってますが、あの頃の勢いを、もう一度取り戻せることがあるんでしょうかね。
2024.04.04
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違法ギャンブル騒動で、大谷選手が記者会見をし、大谷選手は完全なる被害者で、彼自身ギャンブルには一切関係せず、通訳氏のギャンブル好きにも気づかなかった・・という解釈に落ち着いたようです。 なんとなく腑に落ちないところもありますが、事実だろうとそうでなかろうと、こういう結論にするのは規定のこと。大谷選手を疑う気はないですが、豪腕弁護団が周到に作戦立てたのでありましょう。これで興行側も大谷さんもメディアも、大谷ファンも、皆、やれやれと心落ち着けて、四方八方丸く収まるのではないですかね。 大谷報道ばかりで、110年ぶりの新入幕優勝という大快挙を為した尊富士は気の毒でした。もっとメディアは注目し、騒いであげればいいのに。 会見で言えば、自民党元幹事長・二階氏の引退宣言。これも、大谷騒動で、かすんでしまいましたね。しかし二階さん、悔しそうでした。嫌々引退を決めたのがにじみ出ていた。この件、裏取引でもあったのではないですかね。裏金資金での責任は追及しない代わりに、引退してもらいましょう・・という。岸田さんがもし、仕掛けていたとしたら、大したもんだけれど。 もう一つ注目の会見は、イギリス・キャサリン妃の「癌の公表」でしょうか。あの若さ、子供達もまだ小さい中で、癌の発見というのは本当にお辛いだろうに。しっかり治療して、元気な姿で戻ってきて欲しいです。そんな辛く苦しい会見だったのに、あの映像はAIじゃないかとか、影武者だろうとか、心ないことを言う人はやはり、いるんですね。仮にAIだったところで、いいじゃないですか。辛い事実をカメラの向こうの無責任な他人に伝えなくちゃならない。立場上、仕方ないとしても、世の中こういうケースはもっと優しい目で見てもらいたいもの。 反面、厳しい目で見ようよ、と言いたいのがプーチンの会見。モスクワ郊外のコンサートホールでのテロ事件を、ウクライナが関与しているなどと、身勝手なことを言っているらしい。 こうういうことこそ、日本のメディアは取り上げ、分かりやすく厳しく解説するべきでしょう。一野球選手の動向より、よほど、注目し、シビアに分析すべき会見だと思うけど。大谷さんは、きっといい青年で、歴史に残る野球選手なんでしょうけど、それはそれ。日本の今の「朝から晩まで大谷三昧」。なんとかしてくれ~でありますよ。
2024.03.26
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最近、「怪しい」と疑うことが多くて困ってます。 目下話題の、自民党青年局の懇親会。セクシーダンサーを呼んでの余興があったようで、今、日本中から呆れられているわけですが、この件に関して、「不適切ではあったが、公費は使われていない」と自民党幹部が断言していましたね。でも、絶対に、使われているよね。視察と称して海外旅行を堪能している方達が、「青年局の研修」のその懇親会に、公費を使わないわけがない。それと、こういうことは、今回だけじゃないんでしょうね。どこでもここでも、この手のことをやっているから、今回も世話役が張り切ったんでしょうし。 新NISAが始まって、各局ワイドショーでは、「投資をしないなんてもったいない」とどんだけ将来的に増えるかと、夢のような解説していますが・・。NISAは、一定額の税金が免除になるというだけで、投資であることに変わりがない。損するリスクもこれまで同然あることを、伝えなくちゃまずいだろうと思うのだけれど、TVに出てくる解説者は、儲かることしか話さないよね。アリバイ作りに、最後に「もちろん原資を割るリスクはあります」とこそっと伝えてはいますが。なんなんだろ、日本上げての、この「投資しろ、しろ」圧は・・。誰が儲かるんだろ、これで・・となんか、怪しい。ま、私もこれまでの投資信託を解約して、新NISAで再契約はしましたが。 昨年4月、沖縄県宮古島付近で海上自衛隊のヘリコプターが墜落し10人が死亡した事故。その調査報告がちっとも出ないなぁ・・とずっと気になっていたのです。ようやく昨日になって「エンジン出力が徐々に低下するロールバック現象が2基のうち1基で起きたと推定し、2基目の出力低下の原因は特定できなかった」とする調査結果が公表されましたが、要するに「よく分からない」という結果であるわけで。 よりによって、着任早々のトップが視察のために使うヘリコプターが、離陸早々に不思議な墜落をして、全員死亡・・を、何らかの陰謀と結びつけるのも、スパイ映画の見過ぎかも、ですが、その原因が1年掛けて「よく分からなかった」って・・。ワイドショーもこの件、取り上げませんしね。何か、絶対、隠している・・ような気がする。 最も「怪しい」と感じるには、最近やたら使われる「多様性」という言葉。理想の社会っぽい響きがあるものだから、あっちでもこっちでも黄門様の印籠みたいに使っていますが、多様性と言いながら、少しでも流れに反する意見は、徹底して潰される世の中になってますしね。誰が何を企んでいるんでしょ。 とまあ、世の中、「怪しい」ことばかりのような気がしているのですけど。年取って、疑い深くなっているのかもしれん。
2024.03.16
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大谷選手が結婚をされたようですね。まずは、めでたい。いい家庭を築いていって欲しいことです。 それにしても突然の発表で、メディアは大混乱。昨日の夕方のNスタなんか、番組放送中に10回ぐらい、このニュースを繰り返したのではなかったか。今日は今日で、どこのワイドショーも、彼が高校時代に記した理想の人生プランまで持ち出し、解説まで付けて、長々報道。 いくら大物野球選手だろうと、一個人のプライベート。煩すぎ、騒ぎすぎ。世界には伝えなくちゃならない問題が山積でしょうが。 ここ最近のメディアの「大谷フィーバー」には心底、うんざりしていました。彼が素晴らしい選手で、性格もよく、理想的な男性だということは十分わかるけど、毎日、毎日、朝から晩まで、どのチャンネルを回しても大谷、大谷と、しつこく報道してもらう必要はない。今なんか、キャンプ中だろうに、今日はどんな練習だったとか、調子はどうだとか・・異常でしょ。 しかし彼の結婚で、また当分、「どんな奥さんなのか」とわずかな情報を元に、長々やるんでしょうね。日本のテレビは。 ところで、今朝、囲み取材で彼が語ったお相手像は、「日本人の方ですね。いたって普通の人というか、普通の日本人の人です」だそうで。アザトイ系の女子アナやモデルやアイドルでなくて、嬉しかった一般人が多かったのではないか。 結婚の決め手は「コレというのはないですね。全体として雰囲気というか、一緒にいて楽しいですし。コレ一つというわけではなくて、全体的な雰囲気が合ってるかなというか」だそうで、こういうところ、心根の良さがにじみ出ている。淡々と確実な価値観を語るところ、さすがです。 私は、大谷選手が選んだお相手が、日本のどこにでもいそうな、出来れば「美人とは言われない」系の、でも、人柄のよさが見える、しっかりして聡明な女性であって欲しい気がしています。 Instagramで、有名人との交流自慢や豪邸の見せびらかしや、豪華お弁当披露しての料理上手自慢だの、ブランド品自慢なんかしない人。 見かけは地味だけれど、いざとなると逞しくて、何かあった時には、体を張って夫や子供達を守るような人。 「大谷選手の美人妻」だの「美男美女カップル」だのとメディアに持ち上げられないけれど、でも接した記者が「大した女性なんだよ」と舌を巻くような、そんな女性でいてくれたらいいなぁ・・と思うんですね。 そうすれば、日本の浅薄な価値観も少しは変わるのではないか。 ま、余計なお世話ですけれどね。
2024.03.01
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NHKの『ブラタモリ』が終了するそうですね。残念。そのタイミングである地方の大学の先生が、「ブラタモリは、タモリさんが上から目線で女性アナに蘊蓄をたれる、マンスプレイニング番組だった」という説を発表。それがネットで話題になっていることに対して、とても興味深い分析をしている方がいました。 「正直、多くの人がポカンとするような、世間に全く刺さらない「ブラタモリ批判」でしたが、ではナゼこんな話題を記事で取り上げるのか。こんなの相手にしなくて良いだろ、と思われるかもしれませんが、違うんです」と。 世の中の多くを占める「まともな人」は、ノイジーマイノリティに対して「アホだな」と感じつつも、バカバカしいから、わざわざネットで反論や指摘を投稿したりしない。でもネットとは、投稿した人だけが存在する世界であり、黙っている人、投稿しない人はゼロカウント、存在していない世界である。 その結果、ネットは雑で的外れなノイジーマイノリティで溢れかえり、まるであたかもそれが主流意見であるかのように錯覚してしまう。最終的に世の中が妙な方向、ズレた方向に向かって走り出す可能性がある・・」。 ある部分、言えてますよね~。さらにいえるのは、ノイジーマイノリティがガンガン投稿する。→ それをメディアがチェックし、世の中、こういう意見で湧き上がっている、と判断する。→ TVや新聞、雑誌で取り上げ、いかにも正義であるかのように持ち上げる。→ ひとつの番組が取り上げると、「これがトレンドだ」とばかり雪崩のようにどこもここも、同じテーマを取り上げる。→ 世の中、そういうものだという空気に染まっていく。 という流れになるのでしょう。 もちろん、そのおかげで埋もれていた小さな声が、世間を動かし、不正が正されたり、弱き人達を救えたりすることもあるのでしょうが、くっだらないことが正当化されてしまう弊害、多いよね~。 「くだらないとみんな判っているような事でも「違いますよ」「アホですね」とネットでいちいち明確に指摘することは、それなりに必要な行為なのです」。筆者、小木曽健(国際大学GLOCOM客員研究員)氏は書いているのですが、それはそれでハードルが高い。 本来なら、メディアがまともな判断をして、調整していけばいいのだろうけど、目下最もその能力に欠けていて、ネットの空気に振り回されているのがメディアですからね。 世の中、ずれていくわけだ。
2024.02.21
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麻生太郎氏の上川大臣に対する発言が、いまだメディアを賑わせています。 驚いたのは、TVに出てくる、いわゆる意識高い系・女性キャスター、コメンテイターの方々が、判で押したように怖い顔で、同じワードを使って激しく麻生氏を非難したことでしょうか。曰く「言語道断」「女性蔑視」「時代が変わったことを分かっていない」「コンプライアンスの欠如」と。その怒りは飛び火して、言われた上川さんにまで、「ちゃんと問題視して抗議しなくちゃいけない」だと。 麻生氏発言の「おばさん」「そんなに美しい方とは言わんけど」だけを取り上げれば、いかにも女性蔑視発言みたいな印象ですけど、一通りを聞けば、麻生氏にしては珍しく、「スター登場だ」などと上川氏を絶賛していることが分かる。言葉の使い方は相変わらず荒っぽいけれど、麻生氏、本当に上川さんを評価しているんだなぁ、と私は感じましたね。 「おばさん」って、そんなに激しく怒ることかいなそりゃあ、そう呼ばれて嬉しくはないけれど、ある程度年取ってみると、「まあ、そうだろう」と納得はいく。さすがに、「お婆さん」と呼ばれると、カチンときますけど。 こうやってけしからんと責めていくと、「おばさん」まで差別用語扱いになってしまって、世の中、ひたすら息苦しくなってしまうじゃないか・・と私なんかは、ザワザワした違和感を抱いてしまうわけですが・・。些細なことから潰していかないと、女性蔑視の意識はなくならないのと叱られるのかもしれんが。 仮に麻生氏が、例えば石破さんについて、「そんなに男前とは言わんけど、オッサン、やるなぁ」と講演会で発言したとしたら(麻生氏が石破氏を褒めることはなさそうですけど)、世間は「言語道断」「男性蔑視だ」と非難するでしょうかね。なんとも思わんでしょう。麻生さん、何を企んでいるんだ と怪しむぐらいで。 どうしてそうなるか。「オッサン」が差別的な用語だと、社会は思っていないし、男の価値は、人間性だったり、仕事の仕方、判断力、行動力で決まるもので、容姿なんて、どうでもいいことだという、共通認識があるからではないか。 私はね、女性の評価もそうなって、ようやく平等で正しい環境になるのだと思っているのですよ。でも現実は、こと女性の評価については、いまだに容姿が重要事項になっている。美人女将だとか、美人市議だとか。「おきれいな奥さんでお幸せ」だとか。芸能界、TV界なんて、ルッキズムの最たるものじゃないですか。そこを一番よく知っていて、その中で勝ち組の人達が、麻生氏の言葉尻を捉えて、きれい事を並べ怒っている・・と見えたりもして・・なんか、素直にストンと腑に落ちない。 話は少し変わりますが、ちょっと考えたんですね。今回の「麻生副総裁・失言騒動」が麻生+上川両政治家の強かな計算だったとしたら地元の後援会でまっとうなスピーチしたところで、メディアは食いつかないですけど、麻生氏がまた、失言っぽい発言をしたら・・。「僕がね、地元の講演会でバーンと花火を打ち上げますよ。メディアが、大喜びして騒ぎそうなね。あとは上川さんが、上手に大人の切り返しをするだけでいい。一挙にあなたの評価は爆上がりで、知名度は全国区だ」 かくして、上川さんアピール作戦成功。今頃、お二人で乾杯していたりして・・。
2024.02.04
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麻生太郎氏の発言がまた、話題になってますね。麻生さん、自分達の政権の外務大臣なのに、上川外務大臣のことを、何度も「カミムラ」と発言し、「たいしたもんだぜ」「俺達から見てもこのおばさん、やるねえと」「新しいスターがそこそこ育ちつつある」などと、その手腕を評価しながら、「少なくともそんなに美しい方とは言わんけど、英語ももちろんきちっと話をし、外交官の手を借りなくても自分で会うべき人の予約を取っちゃう」と容姿についても触れたのだそうで。 この発言が、メディアの絶好の餌食となっている。「おばさん」と言った「そんなに美しい方とは言わんけど」と容姿について触れた「ルッキズムそのものだ」「日本の恥だ」「侮辱だ」等々と。 確かにわざわざ「そんなに美しい方とは言わんけど」と断る必要はなく、余計な発言と言えば、その通りなんでしょうけど、麻生氏としては、笑いを取ろうとしただけのことでしょう。成功してないけど・・。でも少なくとも「ルッキズム」の発言ではないし「女性蔑視」とも思えない。 むしろ「美人過ぎる」だの「美人妻」だの、「歳を取ってもおきれいな」だのと、チャラチャラ女性の容姿に触れる人の方が、私は、不愉快に感じますね。その奥には、他の「さほど美しくない」女性に対する蔑視がある・・。 上川氏だって、「おきれいな外務大臣」なんぞと言われるより、「このおばさん、やるねぇ」と言われる方が嬉しいのではないか。政治家として、70歳の女性として、当然、外見よりも人間としての中身、力量を評価されたいはず。今更、美人だなどと持ち上げられたいとは、これっぽっちも思わないだろうし、「おばさん、結構 だっておばさんですもの」と悠然としているのでは その上川氏は、記者会見でこの件について質問され、「2000年に初当選して以降、信念に基づいて政治家としての職責を果たそうと活動してきた。今回、約20年ぶりの女性の外務大臣に任命され、日本の将来、将来を担う若い世代のみなさんのための取り組みについては、全身全霊を込めて専念している」と、まず自身の歩みに触れ、 その上で「さまざまなご意見やお声があることは承知しているが、どのような声もありがたく受け止めております」と答えたそうです。 実に優等生答弁 合格答弁なんでしょうが、面白くない。ここで「まあ、美人だったことはないですし、確かにおばさんですから」とでも返して、ニンマリ微笑んだら、総理のイスは、一気に近づいたのではないですかね。ちょっと、残念。
2024.01.30
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ダウンタウンの松本人志氏の、「性加害疑惑」が文春の記事になって、ワイドショーも、ネットでも、大騒ぎだ。 ご当人は「事実無根でーす」とXで発表したまま、引っ込んでしまっているようですね。(60にもなる社会的地位ある男が「でーす」ってなによと呆れるが) 犯罪になる性加害があったのか、女性とどういうやりとりがあったのか、その辺は興味もないし分からないけれど、巷に漏れ溢れている記事やコメントを見る限り、少なくとも、周囲の取り巻きと一緒になって、フツーの女の子達を呼び込んで、飲んだり食べたり、あわよくば性的関係まで期待したり・・は事実のようですし、それを「遊び」と捉え、これだけ有名で力ある芸能人なのだから、こういう「女遊び」をやっても、当然じゃね・・と当人も芸人仲間も、吉本ですら、思い込んでいた、ということなのでしょう。 松本氏が今後どうなろうと、私の関心外ですが、どうにも気になるのが、この「女遊び」「女の子の上納」という言葉が、恥の意識なくまかり通っていること。いまだに芸能界や芸人世界や吉本では、そういうことを「権力ある男なら、許される」と信じている、ってことでしょうか。 ジェンダーに厳しい方々は、つまんない言葉狩りをしている暇があったら、もっとここで怒って発言すべきですよ。 人間だから、清廉潔白でなくてもいいと思うんです。人を好きになってしまえば、不倫だってする。カノジョが欲しいから、ナンパだってする。意気投合して、あるいはしなくても酔った勢いで、エッチしちゃうことだって、あるでしょうし、高級娼婦を買ってみたい、と思う気持ちも分からなくもない。 だけど、今回の松本氏を中心としたこの「女遊び」は、男と女の、因果とか業とは別の、女性を見下し物扱いしている、いや~な臭いがフンプンとしてますよね。下品、その一言。 でも、世の中の空気を見ていると、「犯罪ではないのなら」と松本氏の才能・カリスマ性を信じ、「復活して欲しい」人達は大勢いるようで。 改めて思うわけですが、女性の「性」を、人格の一部としてではなく、男の「性的欲求のはけ口」ぐらいにしか意識していない、社会の認識みたいなものが、いまだにモヤモヤと存在している、ってことなんでしょうね。 女の道はまだまだ険しだなぁ・・と。
2024.01.22
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大地震に飛行機事故と、悲惨な幕開けとなった2024年ですが、それでも松の内は静かに明け、門松も片付けて明日から通常生活再開です。 年を取り、年々、少なくなっていく年賀状ですが、今年、特に目立ったのが「賀状終い」通知が多かったこと。「賀状終い」のフォーマットがあるのでしょうね、同じ図柄の同じような文面が、何枚もあったりする。 高齢になって、もう年賀状は書けませんので、という方もいれば、まだまだ若いのに、「今年で止めます」という方もいる。 賀状終いの通知を受けて、その都度、迷います。じゃあ、こちら側としては、どう対応しようか、と。 あら、そうですか、とばかりピタッと出すのを止めるのも、なんだか世知辛い気がするし。 高齢故のことなら、賀状が届かなくなるのも寂しいだろうから、こちらからだけでも送り続けようか・・とも思うし。 でも、止めますというのは、「お付き合いを切りたい」ということなのかもしれない。なのに送り続けたら、迷惑だろうな、とも思うし。「長々、お付き合いをありがとう」などと書いてあったら、さすがにこれ以上、こちらから出すわけにもいかない。 日頃も頻繁に会っている人ならいいんです。お互い、無駄を無くそう(無駄とは思わないが)という意図だと納得できる。どうにも割り切れないのは、賀状のやりとりを止めたら、確実に繋がりは切れてしまう方ですね。なんらかのご縁で昔、付き合いがあって、それ以降は会うこともないわけだけれど、それでも年に一度お互いの消息を知らせ合うことで、ああ、元気にしているんだと安心し懐かしむ。 それだけのことだけれど、それはそれで貴重なことで、賀状には少なくともそういう役割はあったはず。やりとりを止めてしまえば、お互いの生死だって、もう、分からなくなってしまうわけで。 「それでいいじゃない」と言われれば、その通りなのだけれど、今の時代、パソコンとプリンターがあれば、年賀状なんて数分で出来てしまう。400枚程度なら、1日も掛かかりませんよ。それだって「面倒」であることはその通りであるし、我が家だって、いずれはお終いにせざるを得なくなるわけですが・・。止めることで失うものも、大きいような気がするのは、私だけなんだろうか。 そうやってスッキリしない気持ちを引きずりながら、「止めます」通知を受けると、「こっちはどうするか」と悶々と迷い、人によっては、数年、送り続け、そっと波が引くようにこちらも撤退する。最後に「うっかり送らないよう」、住所録から削除。・・のパターンを繰り返しています。 人生の営みの中では些細なこと、と言えばその通りだし、割り切って考えればいいだけのことだし、メールやLINEで十分じゃない、と考える理屈も分かる。それでも、なんだかなぁ・・と一抹の寂しさはありますよね。 郵便料金が大幅に値上がりするので、賀状終いは、加速するのでしょう。暑中見舞いはすでに廃れ、年賀状のやりとりもいよいよ無くしていく日本。日本人は、空いた時間をどこに向けていくつもりなのかSNSのチェック 芸能人のお自慢インスタグラム覗きいいねのクリック それも時代だ、と言われるなら、そうなんでしょうけどネ。
2024.01.08
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最近よく見る、夕方の報道番組の特集に、無人直売店の集金箱に、お金をごまかして入れる客・・というのがあります。TV局のスタッフが隠しカメラを備えて、客の様子を窺い、ごまかした客を厳しく追求するという、毎度のパターン。 よく見るので、人気があるのでしょうネ。先日も、農家の無人直売店を舞台にやってました。追求されるのは、300円の野菜を取って20円しか入れない年寄りとか、200円のサツマイモに、5円しか入れなかったオバサンとか。 確かにこれだって立派な窃盗であるわけだし、農家側にしてみれば、許せない行為なんだとは分かります。こういう特集をすることで、犯罪防止に繋がることも理解出来る。 しかし、わずか200円、300円のことで執拗に追求され、さらには警察まで呼び込み「署まで来てもらいましょう」と引っ張られ、そういう現場を舐めるように撮られ、全国に晒されるのも、なんだかなぁ・・と見ていてなんとも気持ちがザワザワする。顔はだしませんが、捕まるのは大抵、弱々しい年寄りですしね。後味は、ヒジョーによろしくない。 一方で、自民党の裏金問題が、大きく報じられているわけです。裏金工作は歴史的にず~っとあっただろうし、メディアも政治家さん達もみんな、当然のことと認識していたでしょ・・と思うよね。 それが今回、告発があって、一気に注目されることになった。しかも、クロ濃厚は、自民党最大派閥の安倍派だという。メディアも、おそらく政界も、安倍派を潰す絶好のチャンスとばかり、日々、お祭り状態。 でも、おそらく裏金工作については、他の派閥も野党だって、絶対やっていると思うのに、検察もメディアも、そこまでは追求しないらしい。かつ、1000万円以下の場合は、起訴されない見込みだのと、平然と語られている。どうやら、安倍派の幹部が一人、二人、人身御供のように起訴され、それでお終いになるらしい・・。 分かっていることですが、世の中というのは、不公平極まりない。わずか200円、300円お金をごまかしたということで、「ここまでやるか」とばかり、追求される人もいれば、1000万円なら少額だし、と見逃される人達もいる。窃盗と不記載という、罪状の違いだと言うのでしょうが、お金をごまかした、ということでは、同じでしょう。ましてや、政治家さん達は公人であり、立場上は、絶対、清く正しくあらねば示しが付かない方々なのだし。 それに、思うんですね。今回の裏金疑惑で、その使い道が元政治家さん達の言葉として、チョロチョロ出てきていますよね。「地方議員から、応援してもらいたければ、持ってこいといわれる」とか、「うちの派閥に入らないかと300万、積まれた」とか。 要するに、そういったことに、使われてきたわけで。秘書の人件費や事務所の運営にお金が掛かるのだと言い訳してますが、そこはごまかしだよね。メディアと国民がこの機会に注目すべきは、裏金の存在もさることながら、そういった使い道だと思うのですけどね。 でも、コメンテイターの先生方もメディアも使い道については、深く追求しようとしない。 あうんの呼吸というのがあるのでしょう。業界のさじ加減・・というような。 そして、わずかなお金をごまかした一介の庶民は、天下の大罪を犯したみたいに、追求され晒され、面白おかしく報じられる・・。 一人、殺すと殺人だが、数万人殺害すると、英雄になる・・と言われたりしますが、200円ごまかすと窃盗となり、数億ごまかすと、政界の大物と持ち上げられる。 パン一個盗んだ罪で投獄された、レ・ミゼラブルの話をふと思い出しましたよ。
2023.12.27
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詐欺メールが届くのは日常茶飯事ですが・・。バッサバッサと無視+削除していますが、そんな中でも、危うく引っかかりそうになった・・一例。 Mカードから「お支払い金のお知らせ」というメールが届いたんですね。最近は、紙の利用明細書がどんどん省略化され、ネットでの連絡になっていますが、面倒だけれど、確認しないと、これまたリスクがあるわけで。 「解約予告」だの「アカウントの更新」だのこれぞ怪しげメールではなく、「支払金額のお知らせ」というタイトル。そうだ、某社が値上げすると言っていたけれど、いくら引き落とされたんだろう、と気になっていたので、ついクリックしてしまった。 ちゃんと「画像のダウンロード」をするようになっていて、ダウンロードすると、いかにも大企業が作成した風の画面が現れる。明細を見るには、IDとパスワードを入れるようになっていて、入れると、次に、これまたちゃんとした画面が出てくるんですね。 でも、氏名、生年月日、カードナンバー、さらにはセキュリティコードまで入れるように指示されている・・。 そこで、「待てよ」と手が止まったわけです。利用明細を確認するのに、氏名、生年月日まで入れる必要はなく、ましてやセキュリティコードまで入れる必要は全くない。 そこでまずい・・と即、そのメールを削除。念のため、Mカードのマイページまで行って、うっかり書き込んでしまったIDとパスワードを変更しました。 油断も隙もありゃしない。 それが昨日のこと。今日もしつこく同じメールが届いて、今回は、重要度を示す赤い「」マークすら付いている。画像をダウンロードしたことで、御しやすい相手だとテキは考えたのでしょう。 しかし、言い訳ですが、実に精巧に出来たサイトだったのですよ。私がこれほどの皮肉れた性格でなかったら、きっと素直に書き込んでしまったと思う。 これから益々、ネットで全てを処する時代になる中、悪い連中は、もっともっと、強かな作戦で近づいてくるのでしょう。 年寄りだからって、ボケてる場合じゃないみなさん、お互い、だまされないように頑張りましょうね
2023.12.23
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『「お店のパスタみたい」飯島直子の手料理に絶賛の声「どこのパスタ屋さん?と思った」「本格的」』 『浜田雅功の妻・小川菜摘、腕前はプロ並みパスタ料理披露に「レシピお願いします」フォロワー懇願』 『安藤優子さん「工夫がすごい」夫の手料理に感服「ご主人様、ステキです」「真似して作ってみよ~」の声』 『工藤静香、手作りデザートピザのレシピ公開 「食べたーい」「マネさせていただきます 」とファン絶賛』 今日だけでも、これだけすくえるネットニュースの記事。この手の、「芸能人の料理・絶賛記事」が毎日、毎日、これでもかと入ってくる。記事には必ず、ファンの「食べたい」とか「プロみたい」とかのコメントまで、紹介されているんですよね。我ながら愚かだと思うのだけれど、まただ・・とうんざりしつつ、「今回はプロ並みのパスタなのかしらん」とか「どの程度のレベルの、美味しそうなんだろう」と思う自分もいて、つい、クリックしてしまう・・。 で、見てみると、ほぼ間違いなくさほどの料理じゃないんですよね。撮影用に盛り付けは工夫しているんでしょうが、それでも、まあ、フツー。わざわざニュースにして全国に知らせるほどのものではない。 世の中、暇なんだろうか一般人はそれほど貧しい食生活なんだろうか大体、試食もしないで「プロみたい」なんてどうして言えるんだろこんな記事を配信しているだけで、お金になるんだろうか記事書いている人は、毎日、同じような、歯の浮くヨイショ記事を書いて、恥ずかしくないのだろうか芸能人のご当人達も、この程度の料理をアップして、世間に申し訳ないと思わんのだろうか ・・とあれこれ首を傾げながら、毎回、うっかりクリックしてしまう情けない私・・。 反省しつつ、しかし、真剣に心配になってくるよね。このままだとネットニュースは、確実に衰退の一途。(これまでだって、高尚だったわけではないが) 取材もせず、インスタグラムやブログをチェックしただけの、しょうもない話題を取り上げ、ワンパターンの作法で仕上げた記事が溢れかえる世界。でも若い人達は「ネットの情報で十分」とか言い出しているんですよね。 新聞も本も読まなくなった日本人のレベルは、どうなってしまうんだろう・・。もっとも、新聞だって衰退の一途のような気もするけど・・ネ。
2023.12.17
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報道番組でよくやる企画の「要らなくなった物、売れるかも」シリーズ古くなったブランドバッグやアクセサリーを業者が査定して、「これだけになりますね」と値段を示すと、思わぬ高額に、売り手は大喜びする・・というのが定番になってます。 先日も、某番組でやっていて、若い主婦の履き古した靴や、バッグが総額23万円とかになって主婦の感動姿が大映しになって、へぇ、そうなんだ、と思いそうですが・・。 あれ、絶対信じてはいけないと思う。やらせ。あるいは撮影用の特別価格。TVのこっち側で「そんなになるわけないだろ」と私は声すら出してしまいましたよ。 我が家の周辺にも、その手の買い取り店が最近やたら増えていて、世の中、すっかり中古嗜好になったのかなぁ、と思っていたのです。振り返れば我が家にも「もう使わないけれど、元々はとてもいいもの」はいっぱいある。 それである日、勇気を出して、ハンドバッグを4つ、持って行ったのです。誰でも名前を聞いたことのある大手買い取りチェーン。フェラガモのバッグ2つに、ボッテガ・ベネタのパーティバッグ2つ。どれも、古い物ですが、ローマの本店か空港の免税店で購入したホンマ物。 まあ、大した額にはならないだろうけど、3万かそこらかなぁ・・などと当人的には、控えめに試算してました。 で、大分待たされて、出てきた額がなんと7000円!全部で、ですよ。「え、これっぽっちですかぁ」と叫んでしまいましたよ。 お店の人は「フェラガモは、もう人気ないんです」と言うんですが、それにしても・・じゃないですか。かなりがっくり来たのですが、それにも懲りずに、もう一度持ち込んでみたのです。今度は別の店。やはり、各所に支店を持つ、中堅業者。 どこの家でも同様でしょうが、もう着なくなってしまった服で、クローゼットはいっぱい。なんとかしなくちゃならないけれど、でも、捨てるにはあまりに忍びない・・現状ですよね。 で、再び勇気を出して持ち込みました。夫のイタリア製カシミアコート(状態はいい)、ヒールクリークのゴルフウェアレディス用(未使用)、1回だけ履いて足が痛くてその後履いていないマクレガーのゴルフシューズ。セリーヌのスカーフと、バジレのスカーフ。何かに書いてあったので、スカーフはきれいにアイロン掛けて、の持ち込みです。 査定の間、店内を見て回ったのですが、誰が買うんだろ、というようなしょうもないセーターでも1000円台の値段が付いている。少しブランド物だと、5000円から15000円。私が持ち込んだのは、全部、ちゃんとしたブランド物ですからね(少々古いが)、最低でも1万円にはなるかなぁ・・と思いながら待ったのです。何十分も。 で、査定の結果をみせてもらったら、な、なんと、600円全部で、ですよ。しかも、スカーフ2枚は、シミが着いていたので、お返しします、だと。「イタリア製のカシミアコートですよ」と食い下がったのですが、「でも、裏地が大分傷んでいましたから」というんですね。 何年も経っていますから、新品同様とはいかないけれど、そんな「大分傷んでいる」わけではなかったはずだが・・。しかも、ゴルフウェアも、シューズも、10円とか20円の査定額ほぼ未使用なんですが・・。 「どうしますか、持って帰られますか」と冷たく聞かれ、いまさら持って帰っても、使わないし・・と600円を受け取ってすごすご引き上げてきたわけです。情けない、私・・。 そういうことで、教訓。・買い取り業者は絶対「高価買い取り」なんかしてくれない。・テレビの「こんな臨時収入になりました」企画は、現実ではない ・・でしょうかね。と言って、捨てるのはやはり忍びなく・・悶々と悩む日々が続く・・なのです。
2023.12.04
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本日26日昼の『TVタックル』で、老人の犯罪者が増えていて、年々増加傾向にあり、今や、犯罪者の2割が老人だ・・と放送していました。 が、待てよ・・じゃないですか。 高齢者数が増えているわけだから、犯罪者数だって当然増える。2023年では高齢者数・3623万人。日本人の約3割もいるわけで、つまり、全体から見て2割なら、「高齢者の犯罪が多い」という分析は正しくない。 世の中、どうも「老人のことを悪く言いたがる」傾向があります。 例えば高齢者の自動車事故が急増している・・という報道がよくあり、自動車事故のニュースでも、高齢者が事故を起こした場合は、すぐに「また、高齢者が」と大々的に伝えるわけです。事故を起こした人物が仮に、女性でもLGBTの人でも、外国人でもことさら強調しようとはしないのにね。いや、むしろ「また女性が自動車事故」と報道したら、女性差別だと散々に叩かれる。事故を起こしやすい女性も、起こさない女性もいる・・と。「LGBTの人が自動車事故」と報道したら、とんでもない大騒ぎになりますよね。 精神科医の和田秀樹氏が、20日付け産経新聞の「正論」に、「令和4年の高齢者の運転死亡事故の割合が、全体の16.7%となり、過去最高になった」とワイドショーで取り上げていたが、免許保有者の2割以上が高齢者なのだから、16,7%という数字はむしろ少ない」 「高齢者が運転が下手で事故が多いというのは明らかなバイアスで、年齢の上限を設ければいいなどのコメンテイターの発言は老人差別だ」と書いていました。 例えば死亡事故以外の事故では、75歳から79歳の免許保有者10万人当たりの事故は372,1件で、25~29歳の414,8件より少ない。85歳以上でも498,4件で、20~24歳の597,2件より少ないそうですよ。 そういう事実に目を瞑り、何故か世の中は老人をひとくくりにして、「老人であること」だけで、問題視しようとする。 「女の腐ったような」とか「女々しい」等の言葉は差別的だと使えないのに、ストレートに差別語である「老害」は、平気でまかり通っていますしね。 男女の差や性的志向の違いや、皮膚の色の違い、出自やらの差別はけしからんと激しく主張しながら、高齢者差別には罪の意識すらなく、「年取ったらおとなしくしろ」が当然視され、安楽死すら提案される世の中。「高齢者」の仲間に入ってしまった身としては、日に日に怒りを覚えるわけです。 その「正論」の中で和田氏は、こうも言っています。「免許を返納すると6年後の要介護率が2,2倍になるという研究がある。これによって200万人要介護高齢者が増えれば、毎年4兆円の公費が必要となる」と。あなたも私も皆、老人になる。だったら、老人が差別されない世の中でいないと。 まずはメディアの意識改革が必要なんだと思いますけどね。
2023.11.26
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オバチャン(バーサン?)友達5人で、秋の信州を巡ってきました。スタートの待ち合わせは、東京駅・新幹線ホーム。 もちろん財布の紐が固いしっかり・オバちゃま達ですから、チケットは1ヶ月も前からみどりの窓口へ行き、「大人の休日倶楽部」の割引を使って手配済み。 何の不安もなく「さあ、旅のスタートだ」と東京駅で新幹線の改札を通ろうとしたのです。 ところが、ビビーと赤ランプが点いて、扉がバタンと閉まって通れない。すぐそばにいたJRの駅員さんに「どういうことなんでしょ」と聞きましたよ。かなり、「なんでこうなるのよ」的な怒りを込めて。 すると「この切符じゃ、通れません、窓口行って、買い換えてください」と言うんですね。みどりの窓口まで出向いて、駅員さんと相談しながら周到に用意した切符がこの期に及んで、使えないだと 振り向くと窓口は長蛇の列。搭乗予定の発車時刻は迫っている・・。「どうするんだ」と同じトラブルになった友人と、必死に窓口のオネーサンにすがったら、「これでは通れず、発券し直しになります、割引は効かなくなります」と冷たく言う。 割引が効かないのも困るけど、発車時刻が迫っている。いや~な顔を返されながらも、必死にしつこく頼み込んで、「じゃあ、到着先で精算してください」とともかく、改札口の横から入れてもらい、なんとか列車には乗れたのでした。 しかし、変じゃないですか。同時に切符を購入したもう一人は、別の駅員さんに「横から入ってください」と言われて、チケットに判を押されただけで通れた、というんですね。 上田に着いてから、再び駅員さんとあれこれやり合い、最終的に、「ルートが違うが、料金的には同額なので問題なし」と、追加料金を取られることなく解放されたわけですが、正規のJRの窓口で、改札口を通過できない切符を発券するのもシステムとしておかしいし、駅員さんによって、対応が違うのもおかしい。ここは、アフリカ奥地の駅じゃない。首都・東京の、東京駅のJRでしょうが AIがどうだの、デジタル化だのさんざん言われ、アプリだの、スマホ入力だのと押しつけられていますけど、世の中まだまだ、「整然としたシステム化」にはなっていない。 マイナカード然り、保険証然り、銀行のトラブルもそう。我々高齢者は必死で着いていこうとしているのだから、しっかりしてくれよJRだし、しっかりしてよ日本 と思いますよね。
2023.11.19
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脳科学者の中野信子さんが、旅の雑誌に書かれていたのですが・・。 性格による病気の関連性は、あるのだそうです。せっかちで効率重視、なんでも手早くやるが、物事がうまく進まないとイライラする性格・タイプAは、心臓疾患、脳血管障害になりやすい。これに関しては、しっかりした研究がある。 私じゃん・・と思わず見入ってしまいましたよ。確かに、脳血管にいいわけがないような気はする・・。 一方、真面目で繊細、気にしがちで、忍耐強いがネガティブな感情を溜め込みやすいタイプCは、医学的検証はないものの、癌の人に多い傾向がある。繊細かどうかはともかく、気にしがちで、ガティブな感情を溜め込みやすい・・ってこれも私じゃん。 つまり、どうにもこうにも病気になりやすい性格なんでしょうか。 じゃあ、長生きしやすい性格は、というと、マイペースで協調性があり、攻撃性が低く、常にリラックスしているタイプBなんだそうです。マイペースと協調性は、時に相反するじゃないか、と思ったりもしますが、要するに総合的に考えて、ストレスを溜めないことが、健康にいい、ということみたいです。 だから自分がタイプAやタイプCだな、と思ったら、Bタイプの人を思い出し、「あの人ならこうするな」と脳をゆるめるのが大切なのだそうで。 でもねぇ、タイプBの存在がそもそも、Aタイプ、Cタイプにはイラつく原因だったりするんですけどね。 かくして、すぐにイライラし、クヨクヨ悩む私なんざ、せっかちにあっちに逝き、のんびり、マイペースの人達が、健康長寿となるんでしょうかねなんとなく、ウサギとカメの話のような・・。
2023.11.14
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ガザが恐れていた通りになっている・・。人質を取られているイスラエルの立場も分かるけれど、ガザを無差別に攻撃し、人々を叩き潰していいわけがない。 国連のグテーレス事務総長が少し前に、「ハマスによる攻撃は他と無関係で起こったのではないことを認識することも重要だ。パレスチナの人々は56年にわたり、息の詰まるような占領を受け、自分たちの土地が入植によって着実に侵食され、暴力に苦しめられるのを見てきた」と発言。 「パレスチナの人々の不満はハマスによる恐ろしい攻撃を正当化することはできない」し、「パレスチナの人々がハマスの攻撃のために、集団的に罰せられるべきでもない」と指摘しましたが、これぞ正論、久々まともな発言を聞いたと思いましたね。 でも、この発言にイスラエルの国連大使は激し、欧米諸国も、強くは出られない。正論が通るわけではないのが世の中なんですね。 この悲惨な状況をどう止めたらいいのか私なんぞが考えたところで、どうにもならないわけですが、 アラブの主要国、サウジアラビアとかカタールといった、お金があって発言力のある諸国が仲介役として出てきて、なんらかの妥協策を提示するしかないように思うのだけれど。 イスラエルだって本音では、自分達が受けたホロコーストを、自分達の手で繰り返したいとは考えていないと思うのだが・・。
2023.11.08
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やたら宣伝するものというのは、胡散臭いと私は思っています。広告料にそれだけ資金を使えるということは、よほど儲かるか、原価が不当に低いか、宣伝内容にトリックがあるか・・のどれかだと。 最近で言えば、高齢者向けの保険ですよね。わずかな額で、終身保障だとか、なんだとか。 しかし、人は必ず亡くなるわけだから、高齢者が月々2000円や3000円支払うだけで、亡くなったときに200万円貰えます、というシステムは破綻するわけです。保険会社は、福祉のためにやっているわけでなく、儲けでいるわけですからね。で、よおく読んでみると、「保障期間は90歳まで」と小さく書いてある。確認していないので(うっかり資料請求なんかすると、ヤイノヤイノ言ってきそうで)正確なところは分かりませんが、90になったら「おめでとうございます」とわずかな祝い金で、ハイ、さよなら・・ではないのか 健康保険や癌保険も、なんかカラクリがあるような。でないと、あんな盛大なCMを流し続けられるわけがない。 弁護士事務所の過払い金も、なんか、胡散臭いですよ。「わずか、5万円ずつ数回借りただけなのに、40万円も戻ってきた」だの「子供の教育資金に借りたお金が、電話一本掛けただけ、100万円も返ってきた、これで、温泉でも行こうかと、お父さんと話しているんですけどね」だの。 5万円ずつ、合計いくら借りたのよ、とも思うし。仮に弁護士事務所が、ガッチリ過払い金返金の手続きをしてくれたとしても、100万戻ってくるその、もともと借りた額はいくらだったのよとも思うし。弁護士事務所だって商売なのだから、儲かるからあれだけ宣伝打っているのでしょう。手数料はどこからどんだけ取るのよ・・と疑うし。 もう一つ、最近多いのが、家を売っても住み続けられます、というの。システムとしては分からないでもないけれど、不動産会社も商売なのだから、損するようなことはしない。売ってもそのまま住み続けるとして、どれだけの値段で買ってくれて、家賃はどれだけになって、果たしていつまでも住み続けられるの・・のところが曖昧のまま、はっきり言わない。 そのいずれにも関与する気はないので、どーでもいいっちゃ、どーでもいいんですが、論理的に考えてなんか変でしょ、というCMを目にすると、イライラするわけで。 誰か教えて欲しいですよ、どういうからくりがあるのか。 ところで、以前、やたらハズキルーペの宣伝やってましたが、最近は、とんと見なくなりましたね。あれだけの広告出して、凄まじい額の広告料使って、果たして、ハズキルーペの会社は儲かったんだろうか この結末も知りたいような気がするのですが。
2023.11.01
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ウクライナ情勢も一向に先が見えないのに、今度はイスラエル・パレスチナで惨劇が勃発。一つ間違えると、世界大戦になりかねないこんな時に、のんきな話題でなんですが・・。私じゃ、世界情勢は解決できないし。 障子の張り替えをしたのです8年前今の家を建てたとき、和の空間も欲しいと、ほんの二畳分の畳を敷き、小さな障子窓を取り付けました。 障子が醸し出す雰囲気はやっぱりいいもので、ずっと満足だったのですが、その後、小さな孫がピッと穴を開け、蹴飛ばしてビリッと破き、経年劣化で、隅の障子紙がすり切れてピラピラ動き出して・・。和紙を貼ったりとその都度、ごまかしてきたのですが、そろそろ、限界になってしまった。 といって我が家はみんな、見て見ぬ振り。どう見回しても「張り替えるのは、アンタだろ」空気なんですね。 で、張り替えをしようと。面積的には、50cm × 160cm ほどのわずかなものです。障子張りなんて、子供の頃、親の手伝いをした記憶はあるけど、その後、この年になるまで、やったことがない。でも、その気にさえなれば、簡単にパパパと片付くだろうと思ったのです。 が、そうはいかなかった。まず、近所に障子紙が売っていない。スーパーにも、100円ショップにも、文具店にもない。ホームセンターならあるんでしょうが、近所にホームセンターがない。 それで行きましたよ、新宿の東急ハンズ。障子張り替えごときに、わざわざ東急ハンズDIYコーナーにようやく見つけ、説明を読んで、専用の糊とか、霧吹きとか、刷毛とかカッターが必要らしいことは分かったものの、糊以外は、家にあるもので間に合わすことにして、障子紙と糊だけ購入。 家に戻って、8年使い続けて薄灰色になった障子紙を剥がし、桟についた紙と糊をスポンジでこそげ落とし、糊を付けて、障子紙を伸ばして、余分な箇所をカッターで切っていく。 書くと簡単なんですが、やってみるとなかなか上手くいかない。糊がたれてきたり、障子紙がシワになったり、紙が曲がっていたり。悪戦苦闘して小一時間。 ようやく、なんとか「遠目で見る分には問題ない」状態に貼れました。よくみると、アラだらけはあるのですが・・。子供達には「た~いへんだったんだから、今後、穴を空けないように」と厳命し、家族には、思いっきり恩を売って、一件落着としましたが、よその家では、どうやっているんだろう、と気になったのでした。 街を歩いていると、障子がある家って結構あって、障子紙が破れたままの家もかなり、目に付くんですよね。 ああ、この家は、荒れた息子がいるのかしら、とか、住人が独居老人で、ほったらかしになっているのね、とか、勝手に想像していたのですが、そうじゃなくったって、障子の張り替えって大変なのよねぇ・・ということなんですよね。 年末の大掃除の時に、家族一同で障子の張り替えをする、という習慣をいつの間にか、見ることがなくなって、日本の障子文化は、どこにいくのだろう・・。 なんてことを、改めて考えたのでありました。
2023.10.24
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PCを開けると、真っ先にネットニュースが飛び込んでくる。今は、ジャニーズの話題一色で、それに統一教会話題と、少し宝塚話題が入って、その他は、芸能人がなにをしたの、インスタでこう言ったの・・の話題。 新聞代も高くなって、「ネットのニュースだけで十分」という声もあるけれど、ネットでこの手の話題ばっかり、日々目にしていたら、人間、ダメになるよなぁ・・とやっぱり思ってしまうわけです。 ジャニーズの問題は、これから粛々と被害者救済に進めばいいだけで、記者会見の指名NGリストなんて、大騒ぎすることじゃあないよね。ましてや、天下の一大事みたいに、正義を振り回すことではない。会見を荒れさせようという連中がいたら、誰だって避けるでしょうが。 世界の目下の重大事件は、イスラエルとハマスの「戦争」です。今、世界が対応を間違えれば、本当に大変なことになる。 今回、ハマスが仕掛けたことは、テロであり、救いがたい蛮行ですが、しかしこれは、大国ロシアがウクライナの領地を奪う蛮行とは意味が違う。 ガザの人達からしたら、あとから自分達の土地に入ってきて、領土を奪い、ジワジワ更に追い出しに掛かっているのがイスラエル、という認識ですからね。 アルジェリアにいる時ですが、通っていたフランス語学校の同じクラスに、ガザから来たという女性がいました。外国人同士、なんとなく通じ合うところがあって、よく話しをしたのですが、ガザでは、電気もガスも水道もイスラエルから供給してもらっている状態で、それらインフラは、年がら年中、止められるのだと言ってました。 バスでエジプトまで行って、そこから出るしか、海外に出る方法はなく、彼女も、大変な思いをして、アルジェに来たようでした。よくガザのことを「天井のない牢獄」と比喩しますが、その通りでありましょう。 そんなガザでも、自分の故郷なのだと。だから、勉強して医者になって、ガザのために尽くすのだと。その女性は語ってました。 ハマスは、過激な組織なようですが、ハマスに限らずガザの人々にとっも、今回の暴挙は、窮鼠猫をかむ的、我慢の限界を越えた、という行動なのではないか。 しかし、あまりに悪手でした。これはまさしくテロであり、世界からも共感を得られない。イスラエルは、この機会にと、ガザを潰しにかかるのでしょう。事実、退避勧告を発したようです。でも、逃げ道なんて、ないじゃないですか。インフラを止めるだけでも、十分に、ガザの人々は生きていけなくなるのに・・。このままでは犠牲者ばかりが増え、誰一人、救われない。 どういう解決策があるのか私が心を痛めたところで、解決策なんて見つかりませんが、せめてネットニュースでも、TVのワイドショーでも、もっと真剣に大々的に扱ってあげなよ・・とは思いますね。本当に・・このままだと、とんでもない惨劇が待つだけ。 人類として、ジャニーズのことなんかに関わってる暇はないんですよね。
2023.10.13
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10月から、我が家がある区でも、「プラスチックは資源ゴミ」で回収、となりました。 これまでも、ペットボトルやトレイなどは、資源ゴミ扱いだったのですが、燃えるゴミで出していたあらゆるプラスチック製品が「リサイクルゴミ扱い」になるのだという。 分別しだしたら、凄い量なんですね。改めて見ると、身の回りのあらゆる物に「プラ」マークって着いている。卵のパックや、発泡スチロールールはもとより、薬の錠剤が収まっているのも、ラーメンの汁の小袋も。納豆の容器は紙だと思ったら、外側の薄っぺらい紙がプラスチックだと。 それらの中身をきれいに洗って、資源ゴミに出しなさい、という。洗剤やマヨネーズの容器まで、「きれいに洗って資源ゴミ」なのだそうで。 ついこの間まで、「東京都の焼却炉は最新式なので、プラスチックも問題なく焼却できて、CO2も、出さない」って話じゃなかったっけ・・と思うものの、「いんや、ゼロカーボンシティです、目指せ、環境に優しい都市です」と宣言されたら、従うしかない。 そういうことで、始めましたよ、プラマークの選別。プラスチック資源ゴミ用にわざわざ別途、ゴミ箱を購入し、いちいち、きれいに洗って干して・・と何手間も掛けて。 年寄り夫婦の家庭でも、1週間で45Lのゴミ袋、ぎっしりになります。これを、各家庭でやったら、どれだけのプラゴミが回収されることか。 気になるのは、「どう、資源としてリサイクルされるんですか」ということ。言い換えると「本当に資源としてリサイクル出来るの」・・の疑問。区のチラシでは、プランターやゴミ袋などの、材料リサイクルや、化学的処理をして、ガス化・油化し燃料や基礎科学原料にするのだそうですが・・。 でもこれまで、ペットボトルなどのプラゴミをリサイクル用に回収しても、とてもじゃないけれど、出てくるゴミに資源化が追いつかず、結局、資源用に回収したゴミも燃やしている・・と聞いたことがあるような。 どうなんでしょ、現実は 庶民は、こんなに一生懸命分別しているのだから、ゆめゆめ、いい加減な扱いをしないでくださいよ・・と思うのだけれど、この国の能力として、それが出来るのか どうにも、「怪しい」としか思えんのだけれど・・。
2023.10.04
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東京文化会館でのローマ歌劇場の来日公演、行ってきました演目は「椿姫」と「トスカ」。 ローマにいた頃は、よく通ったんです。あの頃だってオペラのチケット代は安くはなかったけれど、ユーロになる前のリラの時代。我々にも、手が出たんですね。 コロナ禍の前、イタリアからオペラ座が来る、というので、もう、イタリアまで行って鑑賞する機会もないだろうから、思い切って観に行くか・・と期待していたら、コロナ禍になって全ての公演がなくなってしまった。 それから4年。ようやく実現する日本での公演。オペラですから、料金は凄まじく高いです。かなりの高額なのに、我々の席なんて、4階のバルコニーでほぼ天井桟敷。「5階まであるから、4階の席は天井じゃない」とテイシュは言ってましたが、最前列でも、地上からの高さは十分高く、演者の顔なんて分かりゃしない。 それでも、久々のオペラは素晴らしかったですが。 何故、オペラ公演は高く付くか。そりゃあ、指揮者や演出家、主役クラスの歌手以外にも、管弦楽団から、合唱団からバレー団まで引き連れて、ですから高くなってしまうのは、分かります。舞台装置も凝っているし、衣装も相当にお金が掛かっている。 劇場側も、なんとかならんかと考えるのでしょうね。「ロイヤルシート」というのを用意している。S席(一番高い席)のチケット代の他に40万円の寄付をすれば、さまざまな特典を付けますよ、オペラ文化を衰退させないためにもどうぞ、ご協力を・・ということのようです。 我が家には無理ですが、世の中には、余裕のある人もたくさんいるようで、着飾って、幕間にはロイヤルシートメンバー専用のスペースで、優雅にシャンパングラスを傾けて歓談していらっしゃいましたっけ。 一方で、エレベーターもエスカレーターもない4階5階の席(何度も言いますがそれだって十分な高額で)に、不自由な足で苦労して階段を上るお年寄りもいて、幕間にはトイレの前は、長蛇の列。 どこの劇場もそうなのかもしれませんけど、トイレとエスカレーターの件、経営上、厳しいのでしょうけれど、なんとかならんのか、と思いますね。オペラを支えるのは、年寄りばかりなのだし。 余談ですけど・・。公演終了後、SPに囲まれ、VIP用の出口に向かう、小泉元総理の姿を見ました。小泉氏は、ロイヤルシートメンバーなんでしょうかね。いや、「元総理特別枠」という枠なのかもしれんが・・。
2023.09.22
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ジャニーズが正式に、長年にわたる性加害を認めたことで、世の中、大騒ぎになっています。1回盗撮しただけで、逮捕される世の中で、60年も、社長という立場を利用して未成年者に性的暴行をはたらいてきて、会社はそれを黙認し、社会も見て見ぬ振りしてきた。言語道断、日本の汚点でしかない。断固、糾弾されるべき、事件でありましょう。 それもあり、ネットもメディアも、著名人も、沸いたようにジャニーズ問題を論じていますが、気になるのは、「忖度」という言葉がやたら横行していること。 安倍政権下のモリカケ騒ぎの辺りから、急に使い出した「忖度」。「忖度」と断じさえすれば、時代にかなった適切な分析でしょ、どう、鋭いでしょ・・という使用者の得意顔が見えるようで、どうにも鼻についてしかたがない。 もともと「忖度」は、他人の心中をおしはかる、推察するという意味なはずで、ジャニーズ問題における、芸能界やテレビ局や企業の罪を考えたら、そんな甘い言葉でまとめてもらっては困る。 何故、ジャニーズが芸能界でこれほどまでの権力を持ち、周辺の関係者が、ジャニー氏の性加害を知りながら、黙してきたか。 それは、芸能関係者やテレビ制作者の、権力者への媚びへつらいであり、おもねりであり、追従であり、自分の立場の保身、損得勘定だったわけでしょ。おそらく、お金も飛び交っていたのだろうし、利権も動いていた。 それを「忖度があった」なんて甘い言葉でごまかして欲しくはないです。 ジャニーズが今後、どうなるか私の知るところではないですが、この事件を契機に、芸能プロダクションの力関係ではなく、俳優さんの演技力、歌い手の歌唱力で勝負する、上質なエンタメ界になってもらえれば・・とは思いますね。
2023.09.14
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NHK朝ドラの「らんまん」。植物学者の牧野富太郎氏をモデルのドラマで興味深く見ていますが、たしか、我が家にも、牧野氏の植物図鑑が、あったよなぁ・・とずっと気になっていたのです。 結婚の際の、テイシュの婿入り道具で、繊細な植物図が珍しくって、印象的だった。 今回、ドラマが始まって、そういえばあの図鑑、どこにあったかとあちこち探していたのです。何しろ、世界中を引っ越し人生でしたから、いつの間にかなくなった物も多々ありまして。 見つけましたなんてことない、テイシュの本棚の一番上の隅にしっかりあったまるで私が無くしたみたいに、オットはネチネチ言っていたんですけどね。『新訂学生版 牧野日本植物図鑑』。1967年に初版発行で、我が家にあるのは1973年発行の15刷。定価700円。発行は「図鑑の北隆社」いまでも図鑑本を出しているようです。 1973年ものでもすでに、50年の歴史です。ページはすっかり赤茶けてしまっていますが、植物図は、鮮明で繊細。しみじみと美しい。2322の植物図が載っていますが、これを全て牧野博士、一人で観察し、描いたのだなぁ・・と思うと感動でしかない。活字も美しく、昔は丁寧に本を作っていたのだと、感慨深く、ちゃんと作られた本って、褪せないのだと思いましたね。 ドラマに出てくる珍しい名前の植物も、しっかりとあって、嬉しくもなる。 最近、本はBookOffで買って、読んだら、またすぐ売りに出すもののような気がしていましたけど、大事にすべき本って、あったのねぇ・・と改めて反省。 この本、孫達が引き継いでくれるでしょうかかなり、怪しいですが・・。
2023.09.07
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何年前になるのか、築地から豊洲市場に移るのに、豊洲市場の施設は問題だ、地下が汚染されている、などと、メディアが大騒ぎをして、就任なったばかりの小池都知事は「安全でも安心でないと」と独自の理屈で、引っ越しを二年も遅らせ、誰も触れないけれど、都はどれだけの多額な税金を無駄に使ったことか。 結局、地下にも施設にも問題ないことが分かったものの、誰も責任を取ることもなく、メディアはこっそりこの件から撤退したのでした。僕たち、し~らない・・的に。もう、覚えている人もいないでしょうけど、メディアの無責任さはひどいものだった・・。 ジャニーズのトップに君臨してきたジャニー氏による、性犯罪。60年にも渡って、少年達に加害してきたモンスターも、彼を庇ってきた会社もどうしようもないけれど、それ以上に罪深いのがメディアではなかったか。 未成年への性犯罪を、知りつつも見ない振りをして、それどころか、ジャニー氏を持ち上げ続けてきた。ジャニーズに睨まれないためだけのために。検証委員会の先生方がはっきり指摘したとおり「メディアの責任は甚大」でしょう。 そのメディアは、つい最近まで知らん顔をして、今になって「反省する点はあった」「今後、こういうことが起こらないように」などときれい事を言っている。呆れたものです。 ただ、腹立たしいけれど、豊洲の件は、もう終ってしまったし、ジャニー氏も、亡くなって、取り返しは付かないわけです。 そしてここに来て、福島原発事故の処理水排水に対しての中国の嫌がらせに関する報道。 大手メディアは、中国からの嫌がらせ電話やSNS、中国政府の日本製品排除の動きを毎日ガンガン報道して、「結局、困るのは庶民」「政府はもっと丁寧な説明を」などと、エラソーに語っています。最後に「処理水は科学的に問題がないのだから、そこを訴えないと」と、アリバイみたいに、誰かに言わせているけれど、どうもその声は大きくならない。あんたら、本気でなんとかしないと、と憂いてはいないでしょ 自分達の主張が科学的でないことは百も承知で敢えてやっている、やらせている中国に対して、「丁寧な説明」なんて通用するわけがない。 大体、こういう嫌がらせを「大変だ、大変だ」と報道すること自体が、先方の思うつぼなのではないのか。中国政府はシメシメと喜んでいると思いますよ。 メディアは今回ぐらい、役に立てよ・・と思いませんかやるべき事は、「大変だ、大変だ」としょうもない中国の嫌がらせを、伝えることではなく、正々堂々、いかに処理水が科学的に問題がなく、日本が誠意をもって、世界に説明してきたことを、明確に説くこと。得意のパネルを使って、事細かく、説明したらいい。大谷選手やバスケットの試合結果を、長々細かく説明するようにね。 そして、櫻井よしこさんが語っていましたが、中国が輸入制限するなら、じゃあ、どうすればよそに売ることができるか、今後のリスクを最小にするには何が出来るか、識者達に、議論させればいい。中国に輸出しているホタテ貝は、中国内で消費する分はごく一部で、大半は、中国内で加工され冷凍され、各国に輸出されているらしい。だったら、早急に、加工・冷凍するシステムを、作る手立てを考えればいい。 そういうことをメディアはやれよ と思いますけどね。今のままでは、余計、日本の国力の足を引っ張るだけ。 知っていて敢えてそうしている・・のかもしれないけれど。 まともなメディアが出てくることを、願うばかりです。
2023.09.04
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老夫婦で、北海道に行ってきました。新幹線で函館に入り、五稜郭などを見て、列車で北上して札幌へ。最後に定山渓に寄って、千歳空港から東京に戻ってくる・・という行程。発見や思うこと多々のツアーでしたが、書き出すと止まらなくなるので、札幌ラーメンのことだけ。昼は列車の中で駅弁、というのが多かったこともあり、「札幌では、やっぱり、札幌ラーメンでしょう」と決めておりました。なんとなく、そうでなくては、旅にならないようなイメージがあって・・。(札幌のシンボル・時計台)でも、時間がタイトで、アクセスの悪い店まで行っていられない。札幌単身赴任中の息子推薦のラーメン屋に行ってみたのですが、なんと、17:30からと夜のみの営業ですって。それでラーメン横丁に行ったのです。なんとも・・安易だが。昔、もう、30年以上も昔、取材で札幌に寄った際、ラーメン横町に行きました。もの凄く賑わっていてどこも客でいっぱいで、なかなか入れなかった記憶があるんですね。そんな中、食べた味噌バターラーメンがなんとも美味しかったこと。ところが今回行ってみると、寂れているというのか、どの店も閑散としている。閑散としていると入りにくいんですよね。あれ ここじゃないのかな・・と素通りして、新ラーメン横丁へ。しかし、そこもどの店も閑古鳥状態。時間がないので、手頃な一軒に入って味噌ラーメンをいただきましたが、ただでさえ猛暑の札幌で、クーラーはなく、熱風の吹き出す調理場の前の席で、熱々の味噌ラーメンをいただく・・。罰ゲームみたいだねぇ、と言いながら汗だくでいただきました。猛暑だからラーメン屋さんに客がいなかったのかすでに札幌ラーメンの時代は去ったのだろうか確かに、よく考えてみれば、東京にも美味しいラーメン屋さんはいくらでもあって、スーパーでも美味しい半生ラーメンが手軽に買えて、わざわざ、札幌まで出掛けて、暑い中、熱々のラーメンを啜る必要もないわけで。旅行 → ご当地名物をいただく・・というステレオタイプの発想は一旦、捨てて考えてみることが必要な時代になっているのかもしれません。大抵、流行ると値段だけ上がって、味は落ちるしね。旅の楽しみ方を見直さなくちゃいかん・・と改めて悟ったのでありました。
2023.08.28
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