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朝は快晴。起きるなり夫が、「ピョン採りに行かないか? そろそろ出てると思うから」と言う。「時間が遅くなると車が混んでくるから、行くなら早いうちに出たい」。せっかくの良い天気だし、行ってみるかと急いで朝食を準備し、家を出たのは午前七時。さすがに交通量は多くなく、スムーズにいつもの場所に着いた。まだ出始めたばかりのようで、そのままでも食べられそうな若葉状態のピョン(あずき菜)を沢山採ることが出来た。今、あずき菜で検索して、和名は「南天萩」ということを初めて知った。祖母も母も「あずき菜」と呼んでいたのだが、結婚してから周囲の人たちは「ピョン」と呼んでいた。以前に検索した時、「ユキザサ」とも呼ぶことを知ったが、「南天萩」は平成最後に初めて知った次第。鶯がお互いに呼び合うような鳴き方をしていて、林に目を凝らしたのだが一羽だけしか見つけれなかった。支笏湖に近い場所なので足を延ばそうかと思ったが、その頃にはずいぶん交通量も増えていたので、混雑しているところに行くのも億劫だったので帰宅。帰宅してからは、台所に防寒のために敷いていたカーペットを洗濯し、掃除機をかけたり採ってきたピョンを茹でたりして午前中は終わる。昼食頃から、天皇の退位関連のテレビを見たり、返却期限がうっかりと過ぎていた本を図書館に返しに行ったり、買い物に行ったりと、自宅を出たり入ったり。夕食後は、またまた天皇皇后関連のテレビを見たりしながら、平成最後の日を過ごした。
2019年04月30日
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前日とは一転して、晴天の暖かい日。私達も息子たちも、世の中の人々は大型連休での旅行やレジャーで楽しむのを横目で見ながら、春の農作業に追われるのが例年のことである。孫たちが小さい頃は、親の代わりに私たちが行楽地に行ったりするのが恒例だったが、彼らも中学生になった頃から部活などで忙しくなり、天気の良い日は畑の手伝いをすることが恒例となった。この日の作業は、剪定枝の片付け作業。朝九時から夕方4時まで頑張りました。斜面の畑を枝を集めながら上がったり下りたりで、3時半頃になると二人とも体力限界。それでも、何とかその時間まで頑張れたのだから、私たちの体力も捨てたものじゃない。私達にとっては、自分の体力を測るバロメーターかな。
2019年04月28日
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今年の春は、寒暖差が激しい。初夏のような日もあれば、雪が降ったりもする。せっかくの大型連休、憧れの北海道に来てくださる人もいるけれど、寒さに震えるような状態ではお気の毒。毎日、天気予報を見ながら着るものを考えるのは勿論だけど、ハッキリ言って連休が始まる時期に灯油ストーブをつけることはあまりないように思う。当地は雪こそ降らないけれど、とても寒く小雨交じりの日だった。
2019年04月27日
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高1自殺、顧問の責任否定 アンケート廃棄「苦痛与えた」 札幌地裁04/26 01:15 更新 北海道新聞 2013年3月に札幌市の道立高校1年の男子生徒=当時(16)=が自殺したのは、所属する吹奏楽部のトラブルで当時の男性顧問教諭から叱責(しっせき)されたのが原因として、生徒の母親が道に約8400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が25日、札幌地裁であった。高木勝己裁判長は顧問による叱責などの指導に問題はなかったとして自殺に対する元顧問の責任を否定した。一方で高校が自殺の原因を調べたアンケートを廃棄したことで原告に精神的苦痛を与えたとして、道に110万円の支払いを命じた。 判決によると、13年1月に生徒と他の部員がメールのやりとりでトラブルになった際、元顧問は生徒のみを叱責し、全部員の前で謝罪させた。3月にも生徒が行った別の部員に関する発言について「俺なら黙っていない。おまえの家に怒鳴り込み、名誉棄損(きそん)で訴える」などととがめ「他の部員に一切メールをしないこと」を部活に残る条件として要求。生徒はその翌日に自殺し、原告は16年3月に提訴していた。 判決理由で高木裁判長は、生徒のメールは全部員を動揺させ、発言も他の部員の名誉を傷つける可能性があったと指摘し「指導の必要があり、方法も違法とはいえない」と判断。「指導が自殺のきっかけとなったことは否定できないが、原因は複雑かつ多岐にわたる」と述べ、自殺との因果関係は認めなかった。 一方で高校が、在校生アンケートを道教委が定める保管期限5年を待たずに廃棄したことは「自殺の原因に対する有益な情報を確認する機会を失わせ、多大な苦痛を与えた」などとして賠償を命じた。 原告側は「控訴を検討する」とし、道教委は「判決の内容を十分検討し、今後の対応を判断する」とコメントした。(中秋良太、松下文音)関連記事札幌・吹奏楽部指導死訴訟 同級生が証言「顧問は、一切、連絡をするなと言っていた」孤立していく様子が明らかに この時点で裁判所から開示を命令されていたのに、道教委は破棄させていた。顧問や学校側に不利なことが書いてあるから破棄したと考えるのが妥当だろう。ご遺族の悔しさや悲しみを考えると、言葉がない。体罰後に自殺した生徒の先輩らが語る学校・部活の体質―シンポジウム「きょうだいらが語る『指導死』」より(上)恣意的・感情的な指導、配慮に欠けた指導直後に自殺した子どもたち―シンポジウム「きょうだいらが語る『指導死』」より(下)↑この記事に、自殺した生徒の姉が証言をしている。
2019年04月26日
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昨日は、ファンクラブから回ってきたチケットで日ハム・楽天戦観戦のために札幌ドームへ。最近はどうも冴えない試合が続いているし、対戦相手が楽天なのであまり期待せずに、それでも「今日は勝ってほしいなあ」という淡い期待も抱きつつ札幌ドームへ。最初に二点先制された時は、「今日もダメかも…」なんて思いがよぎり、夫などは、「もう少し様子見て、期待できなさそうなら早めに帰るぞ」なんて、ファンの風上にもおけないような私達であった。そんなダメファンに見せつけるように、その回には大田の二塁打から始まって4点で逆転。結果的には15対5という考えられないようなお祭り状態だった。こんな試合はそうあるものではないと思うので、この日に観戦できて本当にラッキー。それでも試合終了は10時も過ぎていて、帰宅は11時半。ヒーローインタビューで大田泰示が「わけがわからないくらい打てた」と言っていたが、私達も「こんな日ってあるんだね」とビックリ。いや、わけがわからなくなってパニックになってしまったのは、8回に登板して7点も打たれた楽天の投手だろう。なんだか気の毒になってしまって、近藤がフライで終了した時は私もホッとしてしまった。この日は札幌で桜の開花宣言。ファイターズ打線も開花したと思いたい。猛攻15点ハム開花 大田起爆剤 初の5安打 北海道新聞04/25 05:00 自身初となる1試合5安打と大暴れした大田が起爆剤となり、このところ湿り気味だった打線にようやく火が付いた。 2点を先制された直後の一回。楽天の先発福井の不安定な立ち上がりを捉えた。先頭西川が四球を選び、続く大田が右中間を破る適時二塁打で反撃ののろしを上げ、中田の同点打、渡辺が勝ち越しの二塁打を放って一挙4得点。 さらに二回2死から大田が左翼線二塁打で出塁し、王柏融の中前打で生還。五回に2点二塁打、八回にも2点適時打を放った大田は「訳が分からないぐらいヒットを打てた。これ以上は出ないです」と冗談交じりに振り返った。 終わってみれば、19安打、15得点はいずれも今季最多。ここまで調子が上がってこなかった近藤は4打数2安打、中田も6打数3安打と復調の兆しを見せた。栗山監督は「きょうは打線がつながり、すごく良かった」と喜んだ。 この日の猛攻で、前日までリーグワーストだった総得点は4位まで浮上。ただ、22試合を終えて本塁打数9は12球団ワースト、2桁安打もこの日を含めまだ3試合しかない。「きょうは良くても、あすになったらバタッと変わってしまうこともある」。栗山監督は自身を戒めるようにそう言った。(花城潤)日本ハム大田5安打「わけわかんないくらい打てた」[2019年4月25日0時18分] 日刊スポーツ
2019年04月25日
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お笑い文化台無し!安倍首相の吉本新喜劇出演に府民大激怒 日刊ゲンダイ 2019/04/22 14:50今、ネット記事でこのことを知り(遅いか?)、ブラックジョークかと思った。しかし、安倍首相は真面目に吉本の舞台に立ったようだ。だいたい、庶民が笑い転げるのは、エライ人や権力者への批判や不満を「笑い飛ばして鬱憤を晴らす」のが基本だと思うけど、最高権力者が目の前にいてそれができるほど肝は太くない。安倍首相は吉本の舞台に立って、慣れないギャグを飛ばして受けるとでも思ったんだろうか。それはそれでおバカな話しだけど、吉本側はどうしたかったのか?もう、お笑い業界まで政権に忖度するようになっては世も末だ。と思いながら他の関連記事を見ると、安倍首相の吉本新喜劇出演=お笑いの政治利用に、吉本所属のウーマン村本と星田英利が勇気ある批判!お笑い芸人としてまっとうな人がいるとホッとする。でも、これが「勇気ある」という枕詞がつくような現状があるのだろうか。この記事には、「いまの吉本興業は完全に政権にベッタリですからね。法務省のPRを会社ぐるみで受け、タレントにも政府や安倍政権のPRを積極的に引き受けさせている。吉本は沖縄と大阪でカジノ利権への参入を狙っており、政権に“貸し”をつくっておきたいという狙いもあるのではないかといわれています」(週刊誌記者)とも書かれている。今や日本は、健全な庶民の笑いまで失おうとしているのでしょうか。お笑いを生業としている人たち、自分で自分の首をしめることにならないように気をつけてください。
2019年04月23日
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しばらく忙しくしていてブログを書くことが少なかったので、覚書。4月16日(火) 今年の息子の畑の初仕事。 一時期寒さが戻ってしまい雪融けが遅かったので、やっと番線上げ作業。 久しぶりの朝から夕方までの作業で、少々お疲れ気味。4月17日(水) 所属するボランティア団体の総会。 無事に役員が改選され、私も代表を引退することが出来てホッとする。 退会したわけではないので、これからも活動には参加するのだが、 とにかく責任者を引き継げたということには安堵している。4月18日(木) 久しぶりにシネマ歌舞伎をTさんと鑑賞。 今月は「野田版 桜の森の満開の下」 現代演劇界を代表する奇才 野田秀樹が坂口安吾の小説「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を下敷きに書き下ろした伝説の舞台『贋作・桜の森の満開の下』。1989年に“劇団 夢の遊眠社”により初演されて以来、安吾作品のエッセンスを随所に散りばめた壮大な戯曲、恐ろしいほど妖しく圧倒的に美しい世界感が多くの演劇ファンの心を奪い、常に上演を望む声が聞かれる作品です。そんな伝説の舞台が、ついに歌舞伎として新たに生まれ変わり、この度再びシネマ歌舞伎として全国のスクリーンに登場します。多分、大きなテーマが複数錯綜していて、この舞台作品を観たことのある人、あるいは野田秀樹作品をよく知っている人には感動しやすいものだのだろう。しかし、私にはちょっと「様々な要素がてんこ盛り」のような感じで、消化不良のような感じだった。でも、私は中村勘九郎と七之助兄弟が好きなので、その力一杯の演技には拍手である。それと、随所に「歌舞伎役者の動きってすごい!」と思わせるものがあり、出演者全員に拍手。それでも、私たちはやっぱり「新作歌舞伎より古典的な方がいいね」という感じで、来月の「ワンピース」は、そもそもその漫画内容も知らないのでパスすることにした。4月19日(金) Iさんと、別の団体の会報の印刷と発送作業。4月21日(日) 息子の畑仕事。日中は暖かかったが、3時頃から急激に気温低下して最後はとても寒かった。 この季節は、暖かいと思っても寒さに備えた準備が大切と痛感。
2019年04月22日
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統一地方選挙が終わり、各地域で悲喜こもごもの状況だろう。今朝の新聞で選挙結果を見ていて、まず岩見沢市議会議員に女性が当選していないことに気付いた。さらに、当選どころか立候補者に女性がいないことにも気づきビックリ!それで、他の市町村で女性議員がいないところはあるかとチェックしたら、あるある…!名前だけで性別がわからない人もいるので間違っているかもしれないが、市では「岩見沢市、芦別市、三笠市」にはいないようだ。さらに、町村になったら書き出すのも嫌になるほど。私の見た限り、24町村。これらの市町村には女性はいないのか?!男性だけしか議員がいない市町村では、多分「男尊女卑」が根強いのだろうと想像する。女性がものを言うことのできる風土がないのだろう。概して農村地区、旧産炭地が多いようだが、はっきり言って「岩見沢よ、おまえもか!」である。現在「なつぞら」で十勝地方の酪農が取り上げられているが、農漁村や炭鉱などでは、女性の支えがなければ生活が成り立たないのにも関わらず、女性が表舞台に立つことは少なかったのだろう。「女子供はだまってろ」の世界の痕跡が、現在の市町村議員の現状につながっているように思う。「なり手不足」が深刻で爺さん議員が増えているのなら、その人たちが率先して女性を応援してほしいものだ。女性が現状の政治に満足しているはずがない。一番不満なのは、「男性が私たちの意見に真剣に耳を傾けない」ということではないか?そして、勇気を出して何か意見を言っても「生意気な女だ」と思われたり、夫が「あいつは女房の尻に敷かれている」なんていわれる恐れがあるのではないか。地域の取りまとめ役だった「年配男性議員」が心を入れ替え、「これからは女性の意見を聞かなきゃ」と応援したなら空気も変わるはずなのに、旧来の価値観や常識でカチンコチンの頭の人たちには無理な話だろうか。幸いに、わが町には複数の女性議員が当選した。ハッキリ言って、数は力である。たった一人の女性議員では、その力を発揮できにくいので、私は女性議員が増えることを望んでいたから、とりあえずはホッとしている。当選した各地の女性議員の皆さん党派に関わらず地域の課題解決のために頑張ってください。ただ、与党系の議員の中には(残念ながらその方が多いのだが)男性議員応援団のためにいるような人もいるので、時折(女性だからいいってもんじゃないな)と残念にも思う現実もある。“なり手不足”地方議員選の現状 04月21日 22時01分 統一地方選挙後半戦。今回行われた126の市町村議会議員選挙の定員は、全体で1564でした。定員は、函館市や滝川市など全体の1割余りにあたる16の議会で削減され、前回・4年前と比べてあわせて25少なくなりました。定員削減が進む背景には、相次ぐ無投票や議員の“なり手不足”が指摘されています。定員削減は、歳出削減や無投票阻止というメリットはあるものの、多角的に物事をみる視点が減り大きなデメリットになるとの指摘もあります。こうした定員削減が進む中であっても、今回、1市と32町村で議員選挙が無投票となりました。地方議員の“なり手不足”は深刻です。道選挙管理委員会のまとめによりますと、今回の統一地方選挙後半戦で、道内で行われた26の市議会議員選挙には、あわせて502の定員に対し、現職405人、元議員16人、新人151人のあわせて572人が立候補しました。うち女性は、現職71人、元議員1人、新人30人のあわせて102人です。“競争率”(立候補者数÷定員)を計算しますと、26市の全体では1.139倍で、最も高かったのは帯広市の1.448倍でした。帯広市は定員29に対して、後半戦の議員選挙で最も多い42人が立候補しました。この帯広市を含めて25の市では選挙戦となりましたが、歌志内市では今回、3回連続で無投票となりました。歌志内市議会議員選挙では8人が無投票当選し、この結果、選挙戦では残る25の市議会議員選挙で、494の議席を564人で争いました。無投票を除いた“競争率”は1.142倍です。前回・4年前は、26の市議会議員選挙(伊達市議会議員選挙は2選挙区を1つとカウント)、あわせて514の定員に対し、579人が立候補しました。このうち、夕張市、名寄市、三笠市、砂川市、歌志内市、伊達市伊達選挙区の6選挙が無投票でした。前々回・8年前は、27の市議会議員選挙(伊達市議会議員選挙は2選挙区を1つとカウント)、あわせて552の定員に対し、615人が立候補しました。このうち、歌志内市と赤平市の2選挙が無投票でした。一方、100の町村議会議員選挙は、今回、あわせて1062の定員に対し、現職857人、元議員33人、新人284人のあわせて1174人が立候補しました。うち女性は、現職89人、元議員1人、新人36人のあわせて126人です。“競争率”は、全体が1.105倍。最も高かったのは後志の泊村で、定員8に対して13人が立候補して1.625倍でした。今回、100町村のうち32町村で無投票となり、あわせて312人が無投票当選しました。この結果、選挙戦では残る68町村議会議員選挙で、745の議席を862人で争いました。無投票を除いた“競争率”は1.157倍です。前回・4年前は、100の町村議会議員選挙、あわせて1075の定員に対し、1190人が立候補しました。このうち、32町村で無投票でした。前々回・8年前は、100の町村議会議員選挙、あわせて1104の定員に対し、1207人が立候補しました。このうち、34町村で無投票でした。今回、議員選挙が無投票となった32町村のうち、空知の新十津川町と沼田町、道南の厚沢部町、上川の音威子府村と幌加内町、日本海側の苫前町と初山別村、宗谷の中頓別町、オホーツク海側の興部町、十勝の陸別町、道東の羅臼町の11町村は、あわせて告示された町村長選挙も無投票でした。一方、今回、無投票となった議員選挙のうち、胆振の厚真町、オホーツク海側の興部町、十勝の中札内村、道東の浜中町の4町村は、立候補した人が定員に達しない“定員割れ”でした。とくに浜中町は、定員12に対して立候補したのは10人で、欠員2となりました。ほかの3町村は、いずれも欠員1です。議員選挙の“定員割れ”は、統一地方選挙では、前回・4年前は十勝の浦幌町で、前々回・8年前はオホーツク海側の置戸町と十勝の池田町で起きています。ただ、過去2回、3町の“定員割れ”はいずれも欠員1でした。【浜中町 あわや再選挙も…】今回、浜中町議会議員選挙は、16日の告示日、午後5時の締め切りになっても定員12に対して10人しか立候補の届け出がありませんでした。このため、無投票で全員の当選が決まった一方、欠員2となりました。浜中町によりますと、町議会議員選挙で欠員が出たのは初めてだということです。告示5日前の今月11日までに事前の書類審査を済ませた立候補予定者は9人しかおらず、公職選挙法の規定により欠員を補うための再選挙も懸念されましたが、再選挙はぎりぎりで回避されました。浜中町選挙管理委員会の藤山巧事務局長は「再選挙になれば新たに税金を投入して対応しなければならず、2人の欠員は出たがよかったと感じる部分はある。だが、定員が埋まらず、地域の声を町政に十分に届けることができないという深刻な事態だと受け止めている」と話していました。一方、今回で引退した議員も複雑な心境です。浜中町議会議員を6期24年務めてきた鈴木誠さん(67)は、70歳に近い年齢と体調面の不安から今回は立候補しませんでした。選挙前、浜中町議会議員の平均年齢は69歳。このうち3人が引退を決めていました。人口5700人余りの浜中町。その北部の地域では、酪農が盛んです。鈴木さんを含め、引退した3人はいずれも北部の酪農家です。鈴木さんは、その代表が議会からいなくなる事態だけは避けたいと考え、後継者を探してきましたが難航。告示の前の週は、急きょ、地元農協の青年部のメンバーたちを説得しました。「1人でも後継者を」という切実な思いを3時間近くにわたってぶつけ、酪農家が議員になる意義を訴えましたが、届きませんでした。そして、迎えた告示日。酪農家の議員はいなくなりました。鈴木さんは「議員の高齢化が進む中、世代交代を進めていかないと議会の活性化にならない。若い世代が地域住民の声を行政に反映させる役割を担ってほしい」と話します。一方、欠員2という異例の事態については、鈴木さんは「議会活動のPR不足も原因の1つにあると思う。そういう意味で、自分がこれまでやってきた議員活動での反省点だ」と話します。2人の欠員を抱えて始まる浜中町議会。深刻な“なり手不足”に直面する地方議会の現状を突きつけています。【“定員割れ”の浦幌町は】前回・4年前の浦幌町議会議員選挙。“定員割れ”を防ごうと、選挙前に定員を2減らし11としましたが、それでも候補者が足りず、欠員が1人出てしまいました。当初は、2人の欠員が生じて再選挙となる可能性すらありました。再選挙については、告示日前日の夜、急きょ、新人1人が立候補を決め、回避できました。その後、浦幌町では議会が一体となって、議員の“なり手不足”解消の手立てを模索しました。浦幌町は、炭鉱で栄えた昭和30年代のピーク時には1万4000人余りが住んでいましたが、都市部への流出などで現在の人口は4700人余り、実に3分の1にまで減りました。「このままでは、議員のなり手がいなくなってしまう」。強い危機感から、議員10人全員が党派を超えて結成したのが「チーム議会」です。議員報酬の引き上げや町民アンケート、国への意見書提出などチーム議会は早速、動きました。そうした中、最も重視したのは、住民との対話です。議員全員が地域を回り、住民ひとりひとりから意見を聞く場を設けました。その成果は表れました。今回は、現職8人に加えて、新人6人が立候補。新人の中には、議員との対話をきっかけに浦幌町に移住してきた25歳の若者もいます。今回の選挙では、14人の候補者で11議席を争いました。一方、十勝では3回続けて、統一地方選挙の議員選挙が“定員割れ”となっています。今回は、中札内村議会議員選挙で欠員1となりました。人口3800人余りの中札内村は、小麦やジャガイモなどの畑作を中心に酪農と畜産も盛んな村で、村議会議員選挙の定員は最も多かった昭和40年代まで16でした。その後、段階的に減らし、昭和50年に12、そして平成19年には現在の8に変更していました。そうした中、起きた今回の“定員割れ”。村議会議員選挙で欠員が出たのは、今回が初めてだということです。村の選挙管理委員会の川尻年和書記長は「これまで立候補者を必ず出していた町内会から今回は出ず、欠員となってしまった。担い手不足の現状の分析を進めるとともに、前回欠員が出たものの今回は選挙戦になった浦幌町の取り組みからも学んでいきたい」と話していました。【“なり手不足”議員は】地方議員の“なり手不足”ー。当の議員たちはどう考えているのでしょうか。NHKはことし1月から3月にかけて、調査用紙を郵送する方法で、全国の地方議員を対象にアンケートを行い、道内では、道議会議員と市町村議会議員あわせて1417人から回答を得ました。なり手不足解消になにが必要だと思うか、7つの項目を具体的にあげ、「必要」「不要」の2択で尋ねました。その結果、▽「必要」が最も多かったのは、「議員の仕事の周知と理解促進」で、92%と9割を超える議員が必要性を感じていました。また、「必要」は、▽「子育て世代が参加可能な設備の整備」が84%、▽「兼業・兼職の容認」が78%、▽「議員報酬の引き上げ」が76%で、多くなっていました。一方、▽「夜間・休日等参加しやすい議会の日程」は「必要」が49%、「不要」が48%で意見が分かれていました。逆に、「不要」は、▽「被選挙権年齢の引き下げ」が80%、▽「定数の削減」が69%で、多くなっていました。一方、別の設問で、▽「議員は長く続けたくない」と思っている議員は55%で、半数を超えた一方、▽「生まれ変わっても議員になりたい」と思っている議員は26%にとどまりました。また、▽「議員に対する世間の風当たりは強い」と思っている議員は67%、▽「議員報酬は少ない」と思っている議員は58%にのぼりました。一方、選挙について、▽「公職選挙法はルールが複雑すぎる」と思っている議員は63%、▽「選挙は金がかかる」と思っている議員は61%、▽「若い人から支持を得るのは難しい」と思っている議員は57%と、それぞれ半数を超えました。このアンケートについては、NHKのニュースサイトで詳しく紹介しています。北海道だけでなく、全国およそ2万人の議員全体の結果や、都道府県ごとに結果をみることができます。【全国でも相次ぐ無投票】全国の状況をみてみます。まず、今回の統一地方選挙で、全国314の市と東京の区議会議員選挙は、総務省のまとめでは、あわせて7511人の定員に対し、9141人が立候補しました。立候補者は、これまでで最も少なかった前回・4年前を377人下回り、過去最少となりました。一方、女性の候補者は、前回より149人増えて1680人で、立候補者全体に占める割合は18.4%と、これまでで最も高くなりました。東京の20の区議会議員選挙では、無投票はなかった一方、294の市議会議員選挙のうち11の選挙は無投票となり、あわせて182人が無投票当選しました。無投票当選者は、前回から64人少なくなり、定員全体に占める割合は、2.7%でした。一方、町村議会議員選挙。総務省のまとめによりますと、375の町村議会議員選挙には、あわせて4233人の定員に対し、4775人が立候補しました。立候補者は、これまでで最も少なかった前回・4年前を57人下回り、過去最少となりました。一方、女性の候補者は、前回より86人多い577人で、立候補者全体に占める割合は12.1%と、これまでで最も高くなりました。こうした中、全体の25%にあたる93の町村では、定員を超える立候補者がなく、無投票となりました。無投票で当選した人は、あわせて988人で、定員全体に占める割合は23.3%と、総務省に記録が残っている昭和26年以降で最も高くなりました。さらに、道内の4町村を含めて、全国の8町村が“定員割れ”となり、あわせて欠員9となりました。“定員割れ”の町村議会議員選挙は、前回・4年前から4つ増えています。一方、人口がおよそ400人と、離島を除いて全国で最も少なく、議員のなり手確保に向けた模索を続けてきた高知県大川村の村議会議員選挙には、定員6に対して、現職4人、新人3人のあわせて7人が立候補し、8年ぶりの選挙戦が行われました。大川村では、議会に代わって有権者が直接議案を審議する「町村総会」の設置を一時、検討したほか、今月1日には、立候補しやすい環境を整えるため議員との兼業を一部認める条例を施行するなど、議員のなり手確保策を模索してきました。とくに町村部で深刻な“なり手不足”。背景には、議員の高齢化に加えて、小規模な自治体ほど役場などで働く公務員の割合が高く、地方議員との兼職が禁止されているため、立候補できる人が限られているという実状があります。【議員報酬の増額を】全国町村議会議長会の有識者検討会は3月、報酬の低さが議員の“なり手不足”の原因の1つになっていると指摘し、報酬の増額も考慮すべきだする報告書をまとめました。有識者検討会の報告書によりますと、全国の927すべての町村議会を対象にアンケートした結果、直近の選挙が無投票になった191の議会の平均報酬は月額19万5495円でした。一方、選挙戦となった736の議会は21万7446円で、無投票になった議会のほうが、報酬がおよそ2万2000円低くなりました。また、報酬が月額26万4000円以上の議会では無投票となったのが11%だったのに対し、月額16万3000円未満では37%の議会で無投票になっていて、報酬が低くなるほど無投票になりやすい傾向があると指摘しています。こうした結果を踏まえ、報告書では、議員報酬の低さが議員の“なり手不足”を増幅させているとして、住民に納得してもらうような議会改革を進めながら、報酬の増額も考慮すべきだと提言しています。【専門家「活力失われる」】選挙制度に詳しい北海学園大学法学部の山本健太郎教授は、無投票が相次いでいる現状について、「日本は有権者が主権者だが、主権を行使する機会が選挙に限定されているのが実態だ。選挙が行われないというのは民主主義の観点から望ましくない」と話しています。そのうえで山本教授は、「長期間選挙が行われないと、政治的な活力がまちの中から失われ新陳代謝も進まず問題だ。町の問題、村の問題は住民が当事者なので、選挙を通して当事者意識を持つことも大事だ」と指摘しています。さらに山本教授は、無投票が政治家に与える影響について、「政治家は選挙で鍛えられることがあり、対立候補から批判を浴びたり有権者から叱咤激励を受けるプロセスを経ることで政策や考え方を見直す機会になる。政策が十分に議論されないことにもつながりかねない」と話しています。
2019年04月22日
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書いておかないと、何を読んだか忘れてしまうので…。「殿様の通信簿」磯田直道(新潮文庫)商品の説明 内容紹介史料──それは、元禄時代に大名の行状を秘かに探索した報告書だったのか。名君の誉れ高い水戸の黄門様は、じつは悪所通いをしていたと記され、あの赤穂事件の浅野内匠頭は、女色に耽るひきこもりで、事件前から家を滅ぼすと予言されていた。各種の史料も併用しながら、従来の評価を一変させる大名たちの生々しすぎる姿を史学界の俊秀が活写する歴史エッセイの傑作。 内容(「BOOK」データベースより)史料「土芥寇讎記」―それは、元禄時代に大名の行状を秘かに探索した報告書だったのか。名君の誉れ高い水戸の黄門様は、じつは悪所通いをしていたと記され、あの赤穂事件の浅野内匠頭は、女色に耽るひきこもりで、事件前から家を滅ぼすと予言されていた。各種の史料も併用しながら、従来の評価を一変させる大名たちの生々しすぎる姿を史学界の俊秀が活写する歴史エッセイの傑作。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)磯田/道史1970(昭和45)年岡山市生れ。2002(平成14)年、慶應義塾大学文学研究科博士課程修了。博士(史学)。’04年より茨城大学人文学部准教授。’08年から国際日本文化研究センター客員准教授も務める。専攻は日本社会経済史。加賀藩の御算用者・猪山家の幕末から明治に亘る家計を記した古文書を発見し、これを大きな時代の波を乗り越える家の記録として読み解いた『武士の家計簿』を’03年に発表。同書は専門家だけでなく一般の歴史ファンにまで幅広く話題を呼び、新潮ドキュメント賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 商品説明に書いてある通り、この本は「土芥寇讎記(どかいこうしゅうき)」という幕府の隠密の「秘密諜報」を幕府高官がまとめたものらしい。元禄三年頃に、当時の大名243人の人物評載せられており、現存するのは東大資料編纂所所蔵の一冊だけのようだ。(著書の「はじめに」要約)この本で取り上げられているのは「徳川光圀」「浅野内匠頭」「池田綱政」「前田利家」「前田利常」「内藤家長」「本田作左衛門」。隙間時間で興味深く読めるし、文章がとてもわかりやすいのでとにかくスイスイ読める。著者が古文書をワクワクドキドキしながら読み進んだ時の新発見の感動や驚き、納得などなどが本の中から立ち上ってくる気がする。そして、「文庫版あとがき」を読んで、さらに納得しながら日本への希望も抱くことが出来た。思うに、この国には「物事は長い目で判断しなくてはいけない」と考える美風がある。「今さえよければいい」という思想を断然否定するものであって、自分一代ではなく、世代を超えた長期的視点を大切にする思想である。「日本人はすぐに過去を忘れてしまう」と、したり顔で語る人がいるが、実はそうでもなく、日本人の思想の根底には、世代を超えた判断基準、超時代性を求める思想が、やはりある。歴史を観ることによって、自分のものの見方をひろげる、という考えに立つ人が少なくないように思う。(P279)まだ引用したい文章があるのだが、著者が書いている「歴史の法則性」や、江戸時代が現代に通じるものが多いということも、とても納得できた。この数年、日本の近代史に関する本を読むことが多かったのだが、磯田氏のおかげで日本を見直すための視点をもう一つ持てたような気がする。
2019年04月15日
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韓国、水産物禁輸措置維持を表明 WTO判断「高く評価」4/12(金) 9:31配信 共同通信 【ソウル共同】韓国政府は12日、世界貿易機関(WTO)の紛争処理の「二審」に当たる上級委員会が日本の逆転敗訴とする判断を示したことについて「高く評価し歓迎する」とした上で、福島など8県産の水産物輸入禁止措置を「そのまま維持する」と表明した。 韓国政府は、今後も安全性が確認された食品だけが国民の食卓に上るように「より緻密な検査を行うなど輸入食品の安全管理に最善を尽くす」としている。 「一審」の紛争処理小委員会(パネル)で日本の勝訴となり、二審も同様の結果が濃厚とみられていただけに、韓国メディアは「予想外」と報道。韓国政府内にも安堵感が広がっているという。東北圏の漁業・農業関係者はお気の毒だと思うし申し訳ないけれど、これに関しては韓国を責める気にはなれない。「風評被害」という言葉がよく使われているが、現実に原発事故処理は道半ばだし、放射能の安全基準値も事故以前より上げている。多分、限界まで基準値を下げて「安全」と言っているのだろうし、昨今の様々な業界でのデーター改ざんを見聞きしていると、日本人の私だって安全かどうか疑ってしまうのだから、他の国なら当然だろう。さらに、福島周辺での放射線被害によるかもしれない健康被害研究についても、海外で発表されても日本国内では無視されているようだ。《参考》札幌からのたよりさんのブログもう、不安がっている人たちに押し売りしようとするのはやめて、政治家や原発を推進しようとしている政党や関係者が、東北の農水産物を選んで消費してください。日本国内にも、東北の生産物を避けようとする人がいても当然です。決してそのような人を責めるのはやめてください。食べるか食べないかは、あくまでもその人の判断によるものなので、人に押し付けられるものではありません。食べたくないものは食べなくてよいし、少しでも安全だと思うものを食べることは大切なことだと思います。
2019年04月13日
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近親〇〇の実態などと、少しドッキリする件名にしたのだが、最近ちょっとショックなことがあった。(「〇〇=soukan」を漢字で書くと、「本文にわいせつ、もしくは公序良俗に反すると判断された表現が含まれています。」と、公開できないので、以後近親〇〇)もう15年以上も前に知り合った若者がいる。関西に住む若者だが、「不登校関係」の行事で出会った。その時、多少の会話をかわした印象では、神経質そうな多少こだわりの強いタイプで、その個性のために学校になじみにくかったのかなと感じた。私が(多分)何かのことで声をかけたことがきっかけで、時々メールのやりとりをするようになる。しかし、会ったのはその時だけで、時折自分のやっている活動のことなど、メールや手紙や電話も届く。この10年くらいは、二年に一度くらいの割合で「元気ですか?」というような電話がきて、私の印象では相変わらず定職にはつかずに、従来の活動のようなものをしているようで、電話はそれらのことに納得がいかなかったり、ストレスが溜まっている時のようで、多くの人とのコミュニケーションは下手のままのように感じていた。それでも、そのような個性を持ちながらもなんとか頑張っているなと思い、その都度励ましてきた。さて、一週間ほど前に、とても慌てた様子の電話が入り、何事かと聞くのだがあまり要領を得ない。どうも、母親が入院して手術をしたということに関係があるらしい。詳細は省くが、その会話の中で、母親とは成人した息子と母親との親子愛を超えているような日常があるようだと感じた。まったく想像していなかったので、最初は私はからかわれているのかと思ったのだが、(私も彼の母親とほぼ同世代で、彼も息子に近い年齢だから)どうも冗談ではなく、それを普通のことと感じているらしい。だから、母親の病状を心配するよりも、一緒に暮らせないことが彼のストレスの要因のように感じた。私の頭の中は、今まで身近に経験したことのない事例だったので、どのように話をつづければよいのかと、正直なところパニックになりそうなくらい慌ててしまった。そして、できるだけ彼の不安を「一般論」として受け止めた形で、「お母さんが早く良くなればいいね」などで電話を切った。その後、やはりとても気になり、彼の言葉を思い出して、それは冗談でもないし、彼の家族的習慣に近いものだろうと思っている。つまり、かなり「近親〇〇」に近い状態の中で彼は育ち、現在進行形なのだろうと。想像するに、彼の現在は社会的ひきこもりに限りなく近いはずだ。(会っていないし、彼の周辺の知り合いもいないし、詳しく聞く権利もないし、聞いたってどうしようもないから、彼の言い分をそのまま受け止め、あとは想像するしかない。)そして昨夜、児童福祉に詳しい友人とそのことを話し、彼女の意見を求めた。(彼女も私と同じように、15年前の集会で彼に一度だけ会っている)彼女は言った。「近親sは日本社会には少なくはないらしい。今は『児童虐待』としてクローズアップしているが、昔からあったようだ。そのような経験をした子は、『解離性障害」となったり、『発達障がい』に似たような状態になることが多いらしい。」うーん、やっぱりそうかと思った。そして、今朝そのことについての研究がないかとネットで調べている。事例研究等はいくつかあるようだが、被害者ともいえる子どもの追跡調査などはあまりないように感じる。タブーに関することなので、体験者が自ら話すことは少ないだろうし、研究はやりにくいだろう。でも、幼い子供にとって家族によるノーマルとは言えない行為は、「誰でもやっていること」と言われたら納得して受け入れるしかないだろう。その子たちが成長してどのように人を愛し、家族を作っていくのか。昨日話した友人は、「家族的な連鎖がある」とも言っていた。「解離性障害」もそのような体験の結果発症する例は多いと聞いている。実際に、「解離性障害」の人にも何人か仕事で関わったことがあったけれど、「この人も幼い時そんなことがあったのかな」と思うことはあったけれど、現在進行形とは想像もしていなかった。私は電話をくれた彼に何もしてあげることはできないし、もしももっと詳しく実態を聞いたとしても、それを非難することもできない。母親を失った時に彼はどうなるのかと心配だけど、それも彼の住む地域の支援関係者にゆだねるしかない。私にできることは、時折届く電話やメールに、普通の付き合い方のように接して励ますことしかない。
2019年04月11日
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こんなニュースはすぐに忘れてしまいそうなので、こんな大臣もいたという記録と言うことで…。「被災地軽んじてる」 桜田氏辞任 道内避難者ら憤り04/11 05:00 北海道新聞 東京都内で開かれたパーティーで自民党議員を「復興以上に大事」と発言し、10日に辞任した桜田義孝五輪担当相に対し、道内に避難する東日本大震災の被災者や支援者も憤りの声を上げた。過去の閣僚発言も踏まえ「被災地を軽んじる政権の姿勢のあらわれ」と厳しく批判した。 「バカにするな」。東京電力福島第1原発事故で、福島市から家族4人で避難している札幌市厚別区の中手聖一さん(58)は、怒りで声を震わせた。「信じられない発言だ」 自宅のテレビのニュース速報で、発言と辞任を知った。「今回の『復興以上に』という言葉には、心の底にある『復興はどうでもいい』という気持ちが表れている」と悔しそうに言う。 同じく安倍政権下の2017年4月、当時の今村雅弘復興相が東日本大震災の被害について「まだ東北の方だから良かった」と発言。被災者を傷つけたとして辞任したことなどを挙げ、「政治家は被災者に寄り添うなどと言いながら、実際は軽んじているのではないか、とつねづね感じていた」と漏らした。 後志管内積丹町でユースホステルを経営する加藤明さん(62)も発言を聞き、「復興を軽く見ている本心が出たんだ」と感じた。 東日本大震災の発生以降、ボランティアで関わった岩手県山田町に今も毎年通い、復興を見守っている。「畳店を営む現地の知り合いは、今も仮設店舗で頑張っているし、町内の防潮堤もまだ工事中。復興が進んでいる実感はない」と加藤さん。「こうした被災地の状況を肌身で感じていれば、こんなひどい発言は出ないはずだ。被災地の状況を何も分かっていないことが、よく分かる」と憤った。(川崎学、岩崎あんり)昨夜、テレビでこのニュース速報が出た時、まさかその日の失言での辞職と思わなかったので、「どうして今頃辞職? もう遅きに失したでしょ」と思った。その後、ニュースで詳細を知り、次に思ったのが「どうしてこの人、大臣にまでなったのか」。安倍首相は「私に任命責任がある」と言っているみたいだが、この人は新しい責任の取り方を堂々とやっている。「つまり、責任を取るのは『お詫びをして仕事を続ける』でOK」ということだ。国民もそれに慣らされてしまったようで、それでも支持する人は減らない。安倍首相は、「嘘も百回言えば真実となる」をしっかりと実践していて、そのことを証明しているようだ。「嘘百回…」なんてことを言った人は誰なんだろうとネット検索したら、ヨーゼフ・ゲッベルスのようだ。そういえば、麻生氏が「ナチスのやりかたを学んだらどうか」なんて、かつて言っていたっけ。安倍氏は確かに学んでいるようだ。それでいいのか日本人。
2019年04月11日
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本州では寒気が入り「桜に雪」の地方も多かったようだが、こちらは朝から天気が良く風もなかったので、実家のビニールハウス建てを行う。元々は母が野菜作りをするために建てていたのだけれど、三年ほど前からは妹がトマトやキュウリなど、数種類の野菜を作っている。去年は台風の時にハウスのビニールがズタズタになり、骨組みも随分ダメになってしまった。新しい材料を購入してのものなので、野菜の値段のことを考えると買った方が安いに決まっている。私は野菜作りや農作業はあまり好きではないのだが、妹は嫌いではないらしい。何よりも、家の中で老母と向き合っているよりはストレス解消になるので、「やっぱり今年も作る」と言い、それではと今日の作業になった。それでも、これは私たち夫婦と妹の三人がそろわなければ無理な作業なので、「これができる間は元気な証拠だね」と喜び合う。そして、「今年も新鮮なトマトやキュウリが食べられるね」と喜び合った。来年もできますように。
2019年04月10日
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四月から始まったNHKの「なつぞら」は、毎日楽しみに見ている。北海道が舞台だから、道民のほとんどは興味深く観ているのではないか。戦争で親を亡くした子供たちが日本各地に沢山いたけれど、私は孤児となった子どもたちのその後がずっと気になっていた。だから、きっとこのような子もいるんじゃないかと思うし、その子たちの人生は苦労の多いものになっていたんだろうと思う。子役たちはみんな頑張っていて、先週後半はこの私も涙がにじんできてしまった。戦後開拓に入った人たちは私たちの町にもいたし、その人たちが与えられた土地は作物を作るのには不適なところがほとんどだったので、農業を知らない都会の人たちには二重の苦労があったに違いない。また、戦後開拓の人たちに与える土地を確保するため、アイヌの人たちがさらに悪い土地に移住させられたという歴史もある。十勝地方ではどうだったのかはわからないが、朝ドラにはとんな背景などはスルーするのだろう。「まんぷく」で、モデルとなった安藤百福さんの歴史が消されてしまったように、都合の悪いことはなかったことにするのは、ドラマの常識なのだろうか。始まったばかりで、毎日楽しみにしているのにこんなことを書くのは少し気が引けるが、次に北海道を舞台としたドラマを制作する時は、ぜひともアイヌ民族の歴史に触れたものをお願いしたい。それはともかく、私はなっちゃんよりは時代が下がった時代に子ども時代を送っているが、少し違和感のあることがある。それは、子どもたちの服装が小ぎれいなこと。さらに、お母さんがとても美しいことだ。美人のお母さんは当時だって多かったと思うけれど、農家のお母さんたちは農作業で日焼けをしているし、もちろんお化粧などしていない。さらに、農作業をする時には日焼け防止のためになのか、大きな風呂敷のような白い布に新聞紙をはさんで、現在の農作業用の帽子のように被っていた。多分、帯広でもそうだったのではないだろうか。せめてそのあたりくらいは時代考証してほしかったな。とはいえ、今後の展開が楽しみである。
2019年04月08日
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道知事に鈴木氏 与野党対決、石川氏に圧勝 16年ぶり交代、全国最年少04/08 07:36 更新 北海道新聞 第19回統一地方選の前半戦は7日、北海道など11道府県知事選、札幌市など6政令市長選、41道府県議選、17政令市議選が投開票された。現職の不出馬に伴い16年ぶりに新人同士の争いとなった道知事選は、与党推薦の前夕張市長の鈴木直道氏(38)が、野党5党推薦の元衆院議員の石川知裕氏(45)との一騎打ちを制し初当選。戦後の全国の歴代知事で4番目の若さで、現職では最年少となる。札幌市長選は、現職の秋元克広氏(63)が新人で弁護士の渡辺達生氏(54)を破り、再選を果たした。 全国唯一の与野党対決となった道知事選で勝利した与党は、夏の参院選に向け弾みとなりそうだ。 鈴木氏は午後8時の投票終了直後、報道各社が当選確実を出したことを受け、札幌市中央区の選挙事務所で「夕張市長として2期8年学んだことや、179市町村と道、国が連携して『ピンチをチャンスに』という訴えが有権者に届いた」と選挙戦を振り返った。今後の道政運営については「人口減少をはじめとする課題は待ったなしだ。広域自治体の長として国や市町村と連携し、具体的に北海道にとって何が必要かを考えたい」と述べた。 鈴木氏の得票は161万票を超えた。市町村別で石川氏を下回ったのは、石川氏の地元の十勝管内足寄町など6町村にとどまった。 石川氏は96万票を超えたが、遊説に重点を置いた札幌をはじめ都市部でも鈴木氏に水をあけられ、無党派層の支持も伸び悩んだ。石川氏は7日夜、札幌市中央区の選挙事務所で敗因について「私の訴えが届かなかったのは私の力不足。期待を頂いた道民に本当に申し訳なく思う」と語った。 道知事選は人口減少への対策のほか、カジノを中心とした統合型リゾート施設(IR)誘致の是非や、JR北海道の路線見直し問題、北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働などが争点になった。 自民党、公明党、新党大地の推薦を受けた鈴木氏は、道内ゆかりの経済人や文化人らで「ほっかいどう応援団会議」をつくり、政策資金を道内外から集めることを公約の柱に据えた。「食と観光」を中心とした地域振興を訴え、自公両党の支持層のほか無党派層も取り込んだ。IRやJR、原発に関する問題は具体策に踏み込まなかった。 石川氏は立憲民主、国民民主、共産、自由、社民の野党5党が推薦し「北海道独立宣言」をキャッチフレーズに選挙戦を展開。IR誘致への反対姿勢やJRの路線存続、脱原発を強調し、介護や子育て支援など社会保障政策の充実も主張した。(村田亮)■投票率最低58・34% 道選管によると、投票率は58・34%(速報値)となり、第1回知事選(1947年)の59・39%を下回り過去最低となる見通しだ。<道知事選>道政新時代へ重責 鈴木氏、給与3割削減明言04/08 05:00 道新 道知事選で初当選を果たした鈴木直道氏は8日未明、北海道新聞のインタビューに答え、自身の知事給与について「3割削減を実現したい」と明言した。カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の道内誘致の是非に関しては「(誘致反対が過半数を占める)世論調査を一つの要素として捉える必要があるが、総合的に判断したい」と述べた。 鈴木氏は2月1日の出馬会見で知事給与の3割カットを打ち出していたが、その後は言及する機会がほとんどなかった。高橋はるみ知事は25%の給与削減を続けてきたが、退任を前に3月末で終了させた。鈴木氏はインタビューで「道議会の理解が必要になるが、私自身は進めていきたい」と語った。 IRの道内誘致を巡っては、北海道新聞社が3月15~17日に行った世論調査で反対派が55%と賛成派の40%を上回った。鈴木氏は「世論調査の設問や聞き方も影響すると思うが、北海道全体としてプラスになるのかどうか、しっかり考えた上で政策判断していきたい」と強調した。 北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働問題については現在、原子力規制委員会が安全性を審査中。安全が確認された場合、再稼働させるのかとの問いには「簡単な問題ではない。立地地域や周辺自治体をはじめ、道議会の議論や道民の安心安全などから判断したい」と述べた。(聞き手・三浦辰治報道センター長)気の毒だけど、最初から野党候補が石川氏では無理だろうと思っていた。しかし、現在の自民党へのお灸になればいいとは思っていたので、そのような票が石川氏に向かうかもと期待もしたが、そうでもなかったようだ。自民党、公明党、新党大地の推薦をうけたのだから、IR誘致への反対姿勢やJRの路線存続、脱原発については明確な意思表示をしないのは当然だし、明確にしないところに鈴木新知事の良い意味でのしたたかさを期待したい。当選確実後のインタビューでも、「道民目線で総合的に判断する」と言い続けている。その姿勢を貫いてほしいと祈る様な気持ちだ。
2019年04月08日
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野村証券で多少の株などを持っていることから、証券会社からのお知らせやキャンペーン案内が届く。ほとんどは無視しているのだが、今日は「ん?」と開いてみた。「個人向け国債キャンペーン」の案内だった。もれなく現金プレゼントだという。今までも現金プレゼントがあったのかどうかわからないが、国は国民からお金を借りたくて仕方がないようである。私は、ずいぶん以前には国債も証券会社の勧めで持っていたのだが、国の借金体質に加担したくないのでやめてしまった。現金プレゼントにはちょっと心が動くけれど、買うつもりはない。
2019年04月05日
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「日本人の美意識」ドナルド・キーン「二つの祖国に生きて」ドナルド・キーン別の文化の中で生まれ育った人は、他の国の善さもよくわかるものなのかもしれない。彼の本を通して、あらためて日本の文化の価値を教えられたような気がする。「日本史の内幕」磯田直史「歴史の楽しみ方」磯田直史「無私の日本人」以来、磯田先生の本が面白くなって図書館に行くと探してしまう。磯田先生は古文書を探し出して読むことがとにかく楽しい人らしく、その中で発見した事実にいつもときめいているようだ。本を読んでいると、それを発見した時の感動が伝わってきて楽しいし、歴史の中から学び、今に生かそうとしている熱意が伝わってくる。しばらくは、磯田著作がマイブームになりそう。
2019年04月05日
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安倍政権はここまでひどかったということを忘れないように書いておこう。この一年以上も「忖度」で大変なことになっているのに、とうとう「忖度してます」とまで言っちゃう人って何なのでしょう。それでもかばう安倍首相も呆れてしまう。これでもまだかばうのは、辞めさせられないような事情があるのかと邪推してしまいます。安倍首相、罷免要求重ねて拒否 塚田副大臣の忖度発言4/4(木) 12:03配信 安倍晋三首相は4日の参院決算委員会で、首相と麻生太郎副総理兼財務相の地元の道路整備を巡り「忖度した」と発言した塚田一郎国土交通副大臣の罷免を重ねて拒否した。「発言は問題だが、本人がしっかり説明し、そのことを肝に銘じて職責を果たしてもらいたい」と強調した。野党は引き続き罷免を求めて追及する考えだ。 立憲民主党会派の又市征治氏(社民党)は「利益誘導による票集め、忖度による政策決定はあってはならない。直ちに更迭すべきだ」と批判した。 決算委で首相は、新元号「令和」への5月1日の改元を踏まえ「デフレ脱却を果たす」と決意を表明した。
2019年04月04日
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北海道知事選挙公報が、まだ届いていない。道議候補の選挙公報も当然まだである。ネットでは見れるのだなと、今、確認した。私はすでに投票する人は決めているのでさほど不都合はないけれど、選挙公報を見てから投票しようとする人も多いはず。期日前投票を勧めるのなら、これでは片手落ちではないか。北海道知事は、どちらにしても若いし意欲はある。いままでのやる気のなさばかり感じてゲンナリしていた高橋知事よりは、どちらが当選してもマシだろう。それにしても高橋さん、あまりにもやる気が感じられないのでもう政界からは引退するのかと思えば、国会議員にはなるつもりのようですね。こそこそ逃げるように北海道を去るように見えるのは、私だけでしょうか。同じ女性として、恥ずかしく感じてしまう。私は、市議会議員だったら人物本位で投票もするけれど、道議や知事となれば人物より政党です。令和効果なのか、安倍政権支持率が上がったと新聞に書いてあった。もう、嫌になっちゃう。
2019年04月03日
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新元号首相会見 「出過ぎた印象」「憲政史上の汚点」04/02 05:00 北海道新聞 新元号の「令和」が発表された1日、安倍晋三首相が会見した。中身は、「働き方改革」「一億総活躍」といった国会答弁で聞くような言葉が次々と飛び出した。元号とは、天皇が即位している期間に付ける称号。なぜ、その説明で安倍首相は思いを語ったのか。三十年前の「平成」改元の時にはなかった首相会見。その違和感を口にする人は多い。 宗教評論家の大角修氏は「元号は純粋に儀礼的なもので、本来は選定や発表に関わる人は己を無にして臨まねばならない。そこに私的な思いを持ち込むから不純な印象を受ける」と話す。■首相の思い前面/違和感唱える声 戦後、天皇が象徴となり元号決定は法律で内閣に委ねられた。大角氏は「だからこそ、代替わりの時にたまたま首相という立場にある人は、『選定作業にあたらせていただいた』というくらいの抑制が必要。自らの政策を持ち出すのは出過ぎた印象だ」と話す。 平成への改元とは異なる安倍首相の記者会見を、政治評論家の森田実氏は「前に出てきて、俺が決めたんだぞ、ということをアピールすべきではなかった。憲政史上の汚点」と厳しく批判する。 元号は確かに、元号法に基づき内閣が決めるものだが、「象徴天皇制となり政治利用を厳に慎まなければならないということを、平成の代替わりのときの竹下登首相はよく分かっていた。会見して、元号に自らの政治的メッセージを乗せるようなことはしなかった」。 昨年刊行した「国体論」(集英社新書)執筆の際、生前退位の意向を示した天皇の「お言葉」に衝撃を受けたという京都精華大の白井聡専任講師(政治学)は、「国民統合の象徴たるために熟慮を重ねて語られた天皇の言葉の重みと比べるのが失礼なほど、今回の安倍首相の会見の言葉は軽い」と語る。 「本来、元号は公表された時点ではからっぽで、どのような時代になるかは後で決まっていく。こうあってほしいという言葉の意味は簡単に解説されてもよいが、『そういう時代を国民の皆さまとともに築き上げていきたい』などと、権力者は言うべきでない。こういう時代にせよと言う権利は誰にもないからだ」安倍首相は何様だと思ってるんだと思うことがよくあるが、今回も同様に感じて彼の映像が出てきたらチャンネルを変えていた。彼にとっては、天皇陛下も権力の道具のようなものなのかもしれない。「令和」に異論はないので、これを最後の花道として速やかに舞台から去ってほしいと心から願っている。こんなこと書いたら、某機関からチェックされるかな?
2019年04月02日
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新元号「令和」、5月1日施行 出典は万葉集、日本の古典から初4/1(月) 11:41配信 共同通信 政府は1日、臨時閣議を開き「平成」に代わる新元号を「令和(れいわ)」と決定した。今の天皇陛下が改元政令に署名され、公布された。4月30日の天皇陛下退位に伴い、皇太子さまが新天皇に即位する5月1日午前0時に施行される。皇位継承前の新元号公表は憲政史上初。出典は現存する日本最古の歌集「万葉集」で、中国古典でなく、国書(日本古典)から採用したのは確認できる限り、初めて。政権幹部は原案は六つだったと明らかにした。 菅義偉官房長官が記者会見で発表した。安倍晋三首相は会見で「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている」と述べた。新しい元号は「令和」と決まった。この数日、色々な予想元号が飛び交っていたようだけど、私はこの元号はとても良いと思う。万葉集由来というのも気に入った。令和天皇の時代が、良い時代となりますように。
2019年04月01日
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