きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

全て | カテゴリ未分類 | 生活をよくする | 本の紹介 | 共に生き、共に育つ | たのしいべんきょう | 個人的な日記 | 体育 | 音楽♪ | 道徳 等 | 問題解決 | 考え方 | 話し合い・話す・聞く | 特別支援教育 | 小学校 | 阪神間 地域情報 | PC・デジタル関係 | 教材・教具 | 食育(自立生活・家庭科)・園芸 | 仕事術 | 旅行(温泉含む) | 英語学習 | 環境保護・エコ | 作文・書くこと・漢字 | よのなか(社会) | いのち | 人間関係・コミュニケーション | 子育て | 地震・防災 | 算数 | 心理・カウンセリング・セラピー | 読む・音読・朗読 | エクセルでのプログラミング | 北播丹波 地域情報 | 教員免許 | 教育改革 | 休校期間お役立ち情報 | 映画 等 | 創造性をはぐくむ | プレゼン | 通級 | 健康 | ゲーム
2007.07.28
XML
カテゴリ: 特別支援教育

木曜日は伊丹で特別支援教育の研修会がありました。

この中で、大変具体的な指導法についてふれられた箇所があり、
「そうか!」と、知りたかったことを教えてもらった気になりましたので、
今日はそれを書いてみます。

作文を書かせたときに、ちっちゃい「っ」が抜ける子がいます。

1年生でならけっこうあると思いますが、
2年生以上でまだ
ぱいなぷるをたべました
きてをはりました
と書くようだと、少し心配です。

これに対しての効果的な指導法は今まで知らなかったのですが、

研修会で講師の竹田契一先生が
「学習障害」の説明の中で少し時間をとってこのことにふれておられました。
(促音が抜ける子が、すべて学習障害というわけではありません、念のため)

まず、背景について

音韻認識力 の低下(音を分解・統合する力)

を挙げられました。

他に、学習障害の子は「 視知覚の障害 」も見られ、
それが読み書きへも影響するのだ、と。

つまり、簡単に言うと「  目 と 耳 の問題が大きい
ということです。

で、背景だけわかっても、指導法が分からないとどうしようもないので、その指導法です。

<ちっちゃい「っ」が抜ける子への指導>

〇モーラで教えると分かる

ひとことで言うとこういうことです。

・・・ひとことだと、分からないですね。(^^;) 

「モーラ」というのは、私は聞きかじったことしかないので、今ネットで調べてみました。

===========================
モーラ (Mora)とは、 音韻論 上、一定の時間的長さをもった音の分節単位。

日本語学では一般に「 (はく)」と言われる。

日本語に特徴的なのは 長音 「ー」、 促音 「ッ」、 撥音 「ン」を1モーラしている事であり、
長音は 長母音 の後半部分を、音は長子音の前半部分を切り取ったものであり、
撥音は音節末鼻音や鼻母音をモーラとしたものである。

  • 「チョコレート」は、「チョ」「コ」「レ」「ー」「ト」の5モーラである(4音節)。
  • 「キッチン」は、「キ」「ッ」「チ」「ン」の4モーラである(2音節)。


    (Web百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋引用)

===================================

前書きが長くなりました。

つまり、「 拍を感じさせると分かる 」ということです。

「りんご」という言葉。

拍を打たせながら言わせます。

り、ん、ご。

次に、「きって」という言葉。

拍を打たせながら言わせます。

き、x 、て。

そうです。促音を書いているところは、発音上「 無音の拍 」なのです。
「無音の拍」が間に挟まることをいうために、促音で書き表しているのです。

これが、子ども自身に拍を叩かせると、
子どもが自分でわかるのです

「そうか!」という感じです。

「パイナップルはどうかくの?」
「ちがうちがう、これでは『ぱいっなぷる』や」
などの不毛なやりとりをいくら繰り返すより、
こういった「 促音の入る場所は拍をとったときに音が抜けるところ
という説明のほうがすっと入り、わかりやすいのです。

なお、Wikipediaの「例」を見て気付いたのですが、「チョコレート」の「チョ」は1モーラです。

「促音」という言葉はちっちゃい「っ」だけを指し、ちっちゃく書く字はすべて促音というわけではありません。

促音の説明も、Wikiの「促音」の説明から抜き出しておきます。

=============================

促音

促音 つまる音 ともいい、 日本語 のかな表記で「っ」「ッ」で表され、1 モーラ として数えられる。ただし、単独では成立せず、通常、3モーラを構成する真ん中の要素としてのみ存在する。

表記

  • 仮名 では 、ツで書き表され、普通の「つ」と区別するため、
    一般に「っ」、「ッ」のように小さく書かれる。
  • ローマ字 では、後続の子音字を重ねて書く。
    ただし、ヘボン式においてchが後続する場合には、tchとする。
    子音字が後続しない場合の書き方はない。
    • 例:あった=atta、あっち=atti/atchi

=======================================






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.07.28 11:27:26
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

にかとま

にかとま

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar

Archives

2025.11

Favorite Blog

アクセル数 New! 大(だい)さん

Comments


© Rakuten Group, Inc.

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: