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夏休みは短かったですが、冬休みはわりと長く休めました。そして先週も、月曜が休みだったので、平日は4日勤務。いよいよ今日から、平日5日勤務が始まりました。始まると怒濤のようにやることがあって、帰りが遅くなるのは日常茶飯事。年も変わったことだし、緊急事態宣言は出ていますし、早く帰れるようにそろそろ真剣に考えた方がいいかもしれません。コロナにより感染症対策が求められていて、はっきり言って、決めなければならないこと、やらなければいけないことが増えています。それなのに早く帰る。それは、いったいどうすれば叶うのか?今日は、そのヒントを、フィンランドに求めてみましょう。『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか 』(ポプラ新書)(堀内 都喜子、ポプラ社、2020、税込946円)フィンランドと言えば「常に世界でトップクラスの学力」と言われる国です。その国の教師は、午後4時に仕事が終わる?うーむ。これはいったいどうなっているのか。しかも、学力だけでなく、本にはデカデカと、「2年連続! 幸福度 世界1位」と載っています。幸福度。もしかすると、人間にとって、もっとも重要な指標かもしれません。人間は幸福になるために生きていると言ったのはだれだったか。たとえ幸福になるために生きていなくても、幸福であればそれに越したことはありません。幸福度1位はブータンかと思っていましたが、最近は、フィンランドでした。これは国民性の違いなのか?それとも、システムの違いなのか?いろいろと疑問はわきますが、とりあえず最初の疑問を追求していきましょう。フィンランド人は本当に午後4時に仕事を終えて帰っているのか?本書p46には、はっきりとこう書いてあります。「16時を過ぎると、みんな帰っていく」「16時半を過ぎると もうほとんど人はいなくなる。」「不思議なほど、どこの業界でも徹底されている。」うーむ、衝撃的です。早くに仕事を終えられる理由は、もちろん、いろいろあります。ここでは、日本人が今からでもまねできそうなところを1つだけ、挙げてみましょう。それは、会って話すことを重要視しないということです。日本人は会って話すことを重要視します。営業は足で稼ぐし、会議はいたるところにあります。これが、長時間勤務のもとです。コロナで「会って話す」ことに制限がかかっている今こそ、会って話をすることを少し見直してみてもいいかもしれません。本書には次のような記述があります。「会議は議論をして、最後に何かしら決定や結果を求める場所」(p74)「挨拶だけの面談はいらないし、報告も基本メールか電話にしてほしい」(p75)「一度会ったら、その後はメールや電話でいいです」(p75)会議については「効率よく進めよう」「必要ない会議はなくそう」という議論が、これまでもありました。そこへオンラインが入ってきて、「オンライン会議でも代わりができる」ということが分かってきました。オンラインなら、出会いに行くための移動時間が、ゼロになります。要件が終わったあとの雑談も少なくなります。僕はもともと人と会って話すのが苦手なので、メールでいいならメールで済ます派です。今まではそういう輩は、だめだったのです。人と会うことを面倒くさがるような人は、仕事ができない人だったのです。しかし、「それでいいじゃないの」と舵を切るときが、来ているのかもしれません。ただ、職務上、出会って話したほうがいい場面もたくさんあることも知っています。たとえば、教員の場合、保護者と会って話すことはかなり重要だと思っています。子どもに対して教育を行なう仕事をするのであれば、保護者との連携は重要なのです。それなのに出会う機会がほとんどないので、それがマイナスに働くことが多いのです。めったに会わない保護者とは、会って話すことは重要です。そういうふうに、何でもかんでも、というわけではありませんが、基本的には、教職員間の「会って話す」は、メールやオンラインに置き換えていったほうがいいんじゃないか、という気はしています。学校というところは、職員ひとりひとりにメールアドレスが付与されたのも、ごく最近でした。メールやオンラインという文化からは、非常に遅れているのです。民間企業ではメールで済ますことでもいちいち会って話をしている、というのは、わりとありそうです。民間企業から教員になった僕の実感です。さて、そんなふうにして時間を作ったとして、その時間で何をするのか?これも1つだけ例を示しましょう。フィンランド人が好む「時間の使い方」について、p191に、こんな記述があります。「フィンランド人は 1人の時間を楽しむ。」「静かに1人の時間を持って深呼吸することは、誰にでも必要なんだと思う。」これは、僕も、とても大切にしていることです。他の人と一緒に協力して取り組むことは、もちろん大事です。でも、1人になる時間も、大事。個人としてしっかりと1人の時間を持つことが、全体として協力したり協同したりすることにもいい影響を及ぼすものだ、と僕は思います。さあ、あなたも今から、働き方改革、始めませんか?
2021.01.18
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日産のゴーン氏が、世間を賑わせています。ニュースになっている件はとりあえず置いておいて・・・「コミットメント」という言葉がビジネスの場で使われるようになった最初は、ゴーン氏だそうで。「コミットメント」とは、日本語で簡単に言うと、「公約」のこと。1999年に日産の社長に就任したカルロス・ゴーン氏は、3つの具体的な達成目標を掲げ、それを「コミットメント」と呼びました。「この3つのコミットメントのうち、1つでも達成できないものがあれば、自分も含めた取締役全員が辞任する」と発表したそうです。(野口𠮷昭『コンサルタントの「質問力」』p122より)非常に重い言葉です。コミットメントには、こういった責任を引き受ける覚悟が含まれているのですね。そういった重いコミットメントを発言するからこそ、周囲の信頼が得られ、難しい仕事を成功に導くこともできたのでしょう。・「こいつは絶対に逃げない」という姿勢が見えたとき、周囲からの信頼も得ることができる。・シンプルすぎるくらいシンプルな提言に心を動かされることがあるのだ。(同書p123より)さて、引用元の本『コンサルタントの「質問力」』はコンサルタントによって書かれた本。当然、コンサル相手から、覚悟ある発言(コミットメント)を引き出す必要がある場合もあります。自分の会社なのに、まるで他人事のように発言する人のコンサルをおこなう場合もあるようです。そんなとき、著者は、あえてケンカをふっかけることも多いのだとか。・「失礼ですが、あなたのそういう姿勢では、部下はついて行こうとはしないし、この会社は変わりようがないと思いますが・・・・・・」 といったような、辛らつな言葉を放つこともある。 こっちが本気になって怒れば、向こうも本気になって怒り出す。 「俺だって真剣にこの会社の将来を考えているんだよ」 と、心の中に秘めていた(あるいは忘れていた)本音が出てくることが多いのだ。・相手の胸襟を開かせようと思ったら、身体ごとぶつかっていく覚悟が必要である。(同書p125-126より)似たようなことは、教育の場でも、あります。2つ前のブログ記事で、「怒る」「叱る」というやり方は一切とらないひとつのやり方を紹介しましたが、正面から向き合って、「怒る」「叱る」に近い、真剣な厳しい言葉の投げかけを必要とする場面もあります。真剣に向き合って叱るからこそ、心からの「ごめんなさい」が出てきたり、将来に向けた約束ができたりすることもあります。大事なのは、「覚悟」でしょうか。
2018.12.09
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地元のゆめタウン2階に、パソコン教室「わかるとできる」があります。僕はパソコンには詳しいつもりなので、民間のパソコン教室に通うつもりは全くなかったのですが、通っている人に聞くと、なかなかいいそうです。講師の先生の動画を見て学ぶ授業で、その講師の先生がとてもおもしろいのだそうです。ニックネームは、「BUNちゃん先生」。その方の著書を読みました。『わかるとできる物語 ~夢と希望~』(硲弘一、株式会社わかるとできる、2018/10、1200円)▼公式サイト非常に苦労をされて、いろいろな職業を経験された上で、パソコン教室の動画授業を全国展開されていることが分かりました。パソコン教室なのに、人生を学べる、ビジネスに関する相談ができる。そんなパソコン教室なのだそうです。なかなか希有なパソコン教室です。(^^)========================『わかるとできる物語 夢と希望』・物を売るには 自分を売ること・自分を売るのは 販売の基本 (p61より)「自分を売る」ということを、ここのところ忘れていたなあ、と思います。 経営者は、商品を売るために、自分を売るということを率先しておこなっています。 経営者でなくても、何かを推し進める際に、心がけておきたいことです。・尊敬できる人の話だと素直に聞くことができるのに、 尊敬できない人の話だと同じ内容でも聞こうとしません。 親の言うことをきいてくれないのは、 親が尊敬できる行動ができていない。 (p134より)「子どもが言うことをきいてくれない」というのは、親として、毎日感じていることです。 これも、結局、「自分」にかえっていくのですね。 これを読んで、子どもを責める考え方から、自分を反省する考え方に転換できました。・社長はスタッフに、仕事を任せて良き相談相手になること、 必要なものをそろえてあげて 笑顔で仕事ができる環境を創ってあげること、 アドバイスは的確に的を絞って覚えやすいようにひとつ程度にして、 スタッフを褒めてアドバイスを受け入れやすいようにすること・良い話を聞いたからと他人の受け売りを社長の独断で行うのではなく スタッフに相談して根回しを怠らないこと、 その中でスタッフがやりやすいように加工吟味してできることを絞り込むこと (p164より)パソコン教室講師の方の著書に、ここまで「社長の心得え」が分かりやすく端的に書かれているとは、思いませんでした。 短い中に、エッセンスがギュギュッと凝縮されているところから、社長としてかなりの経験をされてきたことが分かります。 社長だからと言って、自分が主になろうとせずに、スタッフを中心に会社というものを考えていることがわかります。 社長以外なら、なおさらですね。・訪問していればその方の求めているパンもわかりますし、 その方のためのパンを作ることもできます。 お店にジッとしてお客様を待っている殿様商売で儲かるほど商売は簡単ではありません。・焼き立てという商品を訪問という便利な営業で差別化して、訪問したときにさらに試食していただく提案営業で販売力を高めるという戦略は、他のお店がやっていないのですから、やればやるほど儲かります。(p175より)パン屋さんに向けてのアドバイス。なんと具体的で説得力のある提言でしょう! パン屋さんも、パソコン教室にパソコンを習いに来て、「パンの訪問営業」について提案をしてもらえるとは、思わなかったでしょう。 パンというのを象徴として捉え、他の物事に置き換えると、ほかの物事にも応用できる気がします。========================一般には販売されていない、パソコン教室の自社出版本ですが、思いがけずいい内容が書いてあり、触発されました。こういう、意外性と出会う人生、けっこう好きです。人生も仕事も、おもしろがっていきたい と思います。
2018.12.08
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昨日のブログで『人間力』を紹介したので、次は『魂力』。どちらも、著者の信長さんが斎藤一人さんと対談したものを出版されています。『人間力』が1回目の対談、『魂力』は2回目の対談です。 『斎藤一人 魂力 一人さんと二人で語った一番長い日』(信長、信長出版(サンクチュアリ出版)、2018/2、1400円) この本の中で、楽しく仕事することの極意が出てきます。それは、僕の大好きな「ゲーム」。「ゲームのように」というのは、僕が日頃心掛けていることですが、一人さんも同じようなことを言われていたので、とても心強く感じました。============================= 『斎藤一人 魂力』 ・ゲームに慣れておくことで、自分に起きる問題もゲームをするように片付けられるようになるだろうね。 あと、新しいゲームを創り出せるような人が、新しい商売できるようになるよ。これからは、世の中のすべてのことがゲーム感覚になっていくの。 (P100~101より)本当に、心強い。まるで、僕に言ってくれているんじゃないかと思えるほどです。(^0^) ちょっと前に「エクセルゲームプログラミング講座」というのをやって、そろそろエクセルゲーム以外の、次のゲームを世に出す時が来たと思っているので、背中を押された感じです。(笑) ・もし今、二万部ほど本が売れているとするならば、その次は、「三万部売るゲーム」あたりにして、確実に叶えられる目標にするんだ。そうすると、目標がクリアできるからお祭りができるんだよ。 (P122より)スモールステップでちょっとがんばれば手が届く目標を設定するのは、学習指導の際にもよくやります。自分自身にとっても、そうあるべきですね。そして、目標が達成出来たら、お祝いをする。ごほうびが、動機づけになる。なにしろ人間はすぐにやる気をなくしてしまう生き物ですから・・・。 ・「バンザーイ!」だけがいいの。・そんな簡単なことでいいんだよ。 (P126より) ついついお金がかかるごほうびを思い描いてしまいがちですが、一人さんが言われるように、「バンザーイ!」だけがいい、これが長続きするコツですね。僕はいつもお金がかかるごほうびで、「金でやる気を買う」ことしか考えていないので、もっと純粋な心で、達成できたことを心から喜びたいと思います。今回、久しぶりに、ブログを4日連続で更新しました。バンザーイ!(予約投稿だから実際は4日かけてないけど)============================= 一人さん関連本は、これまでにも多数ご紹介しています。このブログの右サイド欄にある「キーワードサーチ」でブログ内検索をされると、山ほど出てきます。このとき、下の選択肢を、必ず「このブログ内」にしてくださいね。それでは、よければほかの記事も、検索して読んでみてください。
2018.10.16
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昨日のブログで仕事術の本として齋藤孝さんの本を紹介したので、次は斎藤一人さん。サイトウつながりですね。(^^)一人さんご自身の著書でもいいんですが、ちょうどそこにあったのが信長さんの著書なので、そちらを。信長さんは一人さんファンのカリスマホスト。一人さんと2人で語った対談を、そのまま本にされています。ここでしか聞けない話も、ちらほら。そんな中から、僕が個人的に重要だと思ったところをご紹介します。『斎藤一人 人間力 一人さんと二人で語った480分』【電子書籍】[ 信長 ]『斎藤一人 人間力 一人さんと二人で語った480分』(信長、信長出版(サンクチュアリ出版)、2017、1400円)=============================『斎藤一人 人間力』・最初の被害が少ない時にやらないとダメなの。・最初にちょっと気になることがあるのなら、 即、気がついたときに言っておくの。 (P98)・本当に自信がある人は、いつも謙虚でいられる人だよ。 威張ったりする人は、実際には本当には偉くないから威張っているだけなの。(P113)・全体的に楽しい話が8割で、ためになる話が2割くらいでいい(P188)=============================「威張ってはいけない」「なめられてはいけない」は、一人さん流仕事術の重要キーワード。気がついてときに即、なんてのは、ほんとにそう、そう思います。でも、思っていても、できないときがあるんだよなあ。僕はどうしても、そのときの元気、エネルギーに左右されてしまいます。だから、疲れているときは、余計疲れるようなことになってしまうんだろうなあ。疲れず、楽しく仕事をするには、どうしたらいいのだろうか?その答えを探しに、次回は、2度目の対談を収録した『斎藤一人 魂力』へと、つづきましょう。関連する過去記事▼『斎藤一人 あなたに奇跡が起こる不思議な話』~「本気ですか?」( 2018年10月7日)▼斎藤一人『絶対、よくなる!』( 2016年10月30日)
2018.10.15
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齋藤孝さんの本は、よく読みます。3色ボールペン片手に。(笑)ブログで紹介しようと思って置いていたのは、『複線思考術』。『いつも余裕で結果を出す人の複線思考術』(齋藤孝、講談社、2015、1500円)【電子書籍版(楽天Kobo)1200円】上の商品写真だと帯がないですが、帯がまず秀逸。「自己←→他者」「主観←→客観」「部分←→全体」「直観←→論理」この4つが帯に書かれていて、非常に興味をそそりました。木を見て森も見るみたいな、複眼的思考(複線思考)、大事だと思うんですよね。失敗するときは、たいてい、部分しか見ていない、みたいな。将棋とかだと、てきめん。自分の駒しか見ていないと、負ける。(笑)そういうわけで、おすすめの本です。普通とは違う着眼点で、自分だけでなく、相手も生かすことができます。たとえば、相手がどうでもいいことに力を入れている場合。普通ならこれは、ストレスです。しかし、齋藤孝先生は、これを、ほめます。「エネルギーをかけた行動自体がすごい」とまず誉めるのです。そして、「ここにエネルギーをかけたんだね、それは理解できた。次はここにかけてね」という言い方をする。そうすると、みんなのストレスが減ってくるんだそうです。(p74より)うん、非常に理解できます。(^0^)この本は、タイトルの「複線思考術」がメインではあるのですが、単純に仕事術の本としてもすぐれています。たとえば、「謝罪だけは遅れてはいけません」というようなことが書いてあります。・一番大切なのはスピード・最初の電話は謝罪だけ・「考える余地なし」と決めておく・こまめな連絡は、ストレスを減らしてくれます(すべてp166より)僕は謝罪のことばっかり考えているので、この教えは特に強く印象に残りました。(笑)コインの表裏が両方見えていれば、マイナスをプラスにすることも、できるかもしれません。さあ、あなたもレッツ、複線思考。僕が一番苦手な分野です。
2018.10.14
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高知のご先祖様のお墓に初めて参るにあたり、幕末のことを本で勉強しました。その総仕上げとして(?)、吉田松陰の教えをまとめたものを読みました。『吉田松陰に学ぶリーダーになる100のルール』(沢辺有司、彩図社、2015、1200円)======================== 『吉田松陰に学ぶリーダーになる100のルール』 ・優れたリーダーというのは、まず腹を決めるものである。 リーダーの腹が決まれば、部下がそれに従わないわけがない。 (p10より) 100のルールの最初に書いてある言葉。 リーダーとしての覚悟が問われています。 ・「今の欠点は、全国の人をみんな同じようにしようと願っていることである」 「人にはそれぞれできることとできないことがある。物が同じでないというのは物の本質である」 (p95より) 今も昔も、みんな同じようにしようとしているのが日本の教育の欠点なのかもしれません。 吉田松陰はさすがで、それぞれの長所を伸ばせばいいと説いていました。「聖人は人を鋳型にはめたりはしない」とも。 ・たとえ生きていても、心が死んでいては意味がない。 魂がこの世に残るのなら、体は死んでも無駄じゃない。 (p186より) 吉田松陰は壮絶な生き方をして、若くして亡くなりました。 吉田松陰の辞世の句「身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」 この句の通り、松陰の魂は日本の大改革の中で生き続け、現代にまで脈々と受け継がれています。・体は自分のものであり、 心はみんなのものである。 (p218より) 松陰もまた、無私の心を持った人であった、と思います。 「心はみんなのもの」と、自分を開放的に、人々のために尽くすこと。 行動的な松陰先生からは、すさまじい「心」のエネルギーを、今なお、感じることができます。 ======================== リーダーとしての心構えとして、大切なことを教えてもらいました。
2018.08.13
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本がたまっています。本棚を圧迫しています。そこで、残しておきたいポイントだけ、記録しておこうと思います。山ほど本がたまっているのですが、その中の1冊として取り出したのが、これ。『コンサルティング入門』『コンサルティング入門』 BBTビジネス・セレクト /内田和成【著】これを読んだのはもう5~6年前でしょうか。山ほど線を引いて、15カ所ほど本の端を折りました。通級担当をさせてもらっていた最初のときに読んでいたように思います。通級担当というのは、コンサルティング的なことも仕事にしています。コンサルのことを勉強しようと思ったのが、読んだきっかけです。今ざっと読み返してみて、残しておきたいポイントが書かれていると思ったのは、2カ所。順に行きましょう。=============================『コンサルティング入門』 ●分かりやすいパッケージを作成するコツ (1)ワンスライド・ワンメッセージ (2)できるだけビジュアル化する (p90)コンサルの基本みたいなことはすっとばして、プレゼンテーションについてですが。 しかし、これはいろいろなことに通じると思います。 教師の子どもたちに対する指導でも、「一時に一事」ということを言いますしね。 子どもに対しても、大人に対しても、基本は一緒ですね。 「ビジュアル化」については、今読んでいるマインドマップの本にも、大事なところほどビジュアル化することが書いてありました。ただの文字よりも、ビジュアル化した方が、記憶に残りますね。●トラブルは起こったほうがいい ・ミスが起きたら当然だと思うくらいの気持ちであわてずに受け止めたらいい ・「リスクのないところにはリターンなし」 ・そもそもチャレンジングな課題だからこそ、トラブルや想定外のことが起きるのが当たり前 (p148)これまた、コンサルに限ったことではないですが、結局、いざというときに重要なのは、自らの気の持ちようが大きい。トラブルを想定せずに落ち込むのか、トラブルもあって当然・むしろ歓迎と余裕で応じるのか。 トラブルというのは、当然、起こりうるものです。 トラブルに対してどういう構えで臨むのか。 トラブルに対して何をするかというよりも、自らがどうあるか。 to do よりも to be のほうが、大事なのですね。=============================
2017.11.12
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昨日、仕事が終わってから、兵庫教育大学の図書館に行ってきました。兵庫教育大学の図書館は受付で言えば外来者も入館できます。入館ゲートのすぐ近くには企画展示のコーナー。今、ここでは「板書の達人」という企画展示がされています。 板書のしかたやコツ、板書を含めた授業での重要ポイントなどをわかりやすくまとめてあって、とても勉強になります。中でも、ここで知った板書おたすけお役立ちグッズが、調べてみるとけっこう高機能だったので、ご紹介します。その名も、コーワライティングシートといいます。コーワ、というのは、キューピーコーワゴールドとは何の関係もなく、「光和」という、会社の名前です。静電気で平面にはりつくシートで、黒板にもすうっとはりつきます。はがし跡が残らずに何度もはりはがしが可能。しかも、表面にホワイトボードマーカーで書くと、何度も書き換えが可能です。 (メーカー公式サイトより http://www.kowacorp.jp/product/writingsheet/) 類似品に、プリンターで印刷可能なものもあります。こちらは、コーワシェルシートといいます。 車に貼れるのがナイスです。僕がお店をしたら、車にこれで宣伝を貼っていろんなところに行こうと思います。(メーカー公式サイトより http://www.kowacorp.jp/product/shellsheet/ )コーワライティングシートの半分サイズは、子ども用の「ピタッとかきけし~と」として売られています。個人的に応援している、障害者雇用で有名な日本理科学工業。その会社のキットパスとも、タイアップしているようです。 (メーカー公式サイトより http://www.kowacorp.jp/product/kakikesheet/) こういう商品は手軽にどこでもはりつけられる、というメリットが非常に大きく、災害時の緊急の掲示にも活躍したそうです。メーカーサイトでは事例として「2011年の東日本大震災では 避難所や病院での伝言板、 救助・復興作業を行う組織・団体での作戦ボードや指示ボード等に使用されました」と挙げられています。(http://www.kowacorp.jp/cases/writingsheet/) ちなみに楽天だと以下のようなリンク先でネット販売されています。【コーワライティングシート】人気番組、トレンドたまごで紹介されました!!どこでもホワイトボード!!動画で確認できます!!1369【おすすめ品】【光和インターナショナル】どこでもホワイトボード!コーワライティングシート260856【YDKG-tk】【fs2gm】【RCP】【fs3gm】
2015.01.14
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『ザ・ファシリテーター 人を伸ばし、組織を変える』(森時彦、ダイヤモンド社、2004、1600円)この本の読書メモ、今回が最終回です。これまでの取組によって何が変わったのか、いろいろな人の感想や意見が述べられています。これまでの読書メモを振り返りながら、ご覧ください。前回はこちら。(第1回はこちら。)===============================『ザ・ファシリテーター』7(第6章「何が変わったのか」より。 太字部分が、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)<何が変わったのか>・以前は、気に入らない意見が出ると、真っ先に言い返していたのに、 黙っている(ようになった)。・議論が行き詰りそうになると、立って前に出ていく。 ホワイトボードの真ん中に縦線を引くと、 左側に賛成意見、右側に反対意見を並べていって、 賛否を整理したうえで、自分の意見を言う(ようになった)。・縦に線を一本引くと、 左側に「コントローラブル」、 右側に「アンコントローラブル」と書いて、 皆の言うことを、黙々と左右に整理していった。 先輩が「自分たちがコントロールできる左側の課題に集中しよう」 と言われてから、議論が急に建設的に。・ファシリテーターの人たちは、 チームが達成しようとしている目的から絶対に目を離さない。 そのうえで、人と人とのインタラクションに注目している。・ファシリテーターの声や話し方、態度から、 前向きなエネルギーを強く感じた。・「すぐやってみよう」 「ダメだったら、変えたらいい」 というサバサバした雰囲気。・一流のスポーツマンのようなたくましさ・他人と話をすることを 恐れなくなった。・自分を開放し、他人から率直なフィードバックをもらうほうが、 自分が成長する、というふうに考えられるようになった。・議論の過程で起こる化学変化を楽しむ心を覚えた。・チームとの一体感を心から感じられるようになってきた。・堂々巡りの構造を可視化する。(p339 図表27 循環する議論)・活動を通じて、グループで問題を解決するスキルを身につけていた。(p330から最後まで)============================ファシリテーションの威力はやはりすごい、と感じます。現代の企業やスポーツチームの中でも、チームとして機能しているところは、少なからずここで述べられてきたようなことはされているのではないかな。 この小説には「2」があります。読みかけのまま進んでいないのですが、「1」の読書メモが完結したのを機会に、また読み進めていきたいです。 『ザ・ファシリテーター 2 理屈じゃ、誰も動かない! 』(森時彦、ダイヤモンド社出版研究所、2007、1600円) ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2013.08.11
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『ザ・ファシリテーター 人を伸ばし、組織を変える』(森時彦、ダイヤモンド社、2004、1600円)この本の読書メモを書いていきます。いよいよ本文に入っていきます。===============================『ザ・ファシリテーター』2(今回は、第1章「リーダーズ・インテグレーション」より。 ・以降の太字部分が、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・「リーダーズ・インテグレーション」 グループダイナミクス理論の応用で、 新しい管理職をすばやくグループに溶け込ませる。 1) リーダーは自己紹介を兼ねて目標と抱負を述べる。 2) リーダーは退室 ファシリテーターが以下のことを聞く。 ・リーダーについて知っていること ・リーダーについて知りたいこと ・リーダーに知っておいてほしいこと ・目標達成のために、皆がどう貢献できるか 3) リーダーは入室後、 壁に貼られている質問やコメントに答える・ファシリテーターは皆の意見を引き出し、 フリップチャートや大型のポストイットに書きだして壁に貼っていく。小説のなかでは、 実際にファシリテーターがフリップチャートにメモした内容が 図表で示されていました。 箇条書きで、簡潔に短くメモしてありました。 たとえば「フルート、プロ級」とか。 無駄を排し、本質的なところだけ残して議論を浮き立たせる効果が、 そういうメモの仕方にも表れているな、と思いました。・アクションプランをつくっていく。・アイスブレークで、気分をほぐす。大事ですね、アイスブレーク。 気持ちや体のこりをほぐし、気持ちを解放させる。 体を動かしたり、笑えるようなことをやるのも、いいかも。 ・まずは皆の気持ちを思いっきり吐き出させたい。・組織は、ストーミング(混乱・対立)があり、 ノーミング(統一)が進んではじめて機能しはじめる。・ストーミングを省いちゃうと、 いくら筋の通った議論をしても ハートに響かない。・「私がどんな人間か、皆さんがどういうスタイルで仕事をしたいか、 この機会にしっかり理解し合いたい」・相手の緊張をほぐすような簡単な質問を何度も繰り返してから、 次第に核心に迫る質問を繰り出していく。・ファシリテーターにとって、フェアであることは大切。 時には反対の立場に立って、異なる視点から発言を促す。・「これらが守られたかどうか、 今年度末にもう一度このような会をやりませんか?」やりたくてもなかなかできなかったりするのですが、 最初に出てきた目標や内容を、取組の最後にもう一度確認するって、 かなり意義深いですよね。 年度の最初の会議で、こういうことをさらっと言えるようになりたいものです。・隠すことによって、「受容」を遅らせてしまう。 むしろ、懸念を言語化し、表面化させることで、解消する方が近道。 嫌いな人に、「あんたのこういうところが嫌いや」とか思い切って言うと、 意外と後でええ友達になったりする。・自己開示した人間は自信を得る。 自信満々の人が、結構自分の弱みを自らさらす。 弱みを開示することで、自信を獲得している。(p62まで)=============================「フリップチャート」って知らなったのですが、調べてみてびっくり。高いものですね。(値段が(^^;))ユーロプレミアムモバイルイーゼル フリップチャート【EU2000TE-J】要は黒板の板書のようなものなので、電子黒板なら、内容の保存やコピーが一瞬だし、写真やパワーポイント等の資料もカラーで映せるのでそっちの方がよさそうな気もしますが・・・。コンピュータネットワーク上にこういうフリップチャートをデジタルで置いて、皆が各PCからメモを打ち込んで共有する、というのもいいかもしれません。 本書を読み返して思いましたが、ここですすめられている方法と全く同じやり方をとった人の小説を、今読んでいます。『小説上杉鷹山』 『小説上杉鷹山』(童門冬二,1000円)上杉鷹山は、江戸時代の人なのに、時代を先取りしすぎていて、うなることばかりです。ファシリテーションが好きな人は、読むといいと思います。かなり強固な組織の、どうしようもない伝統的な悪弊と一途に誠実に向き合うリーダーの姿に共感・感動します。 読書メモは次回に続きます。次回は第2章「開発センターの改革」に入ります。では、また次回! ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2013.05.18
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今日は月曜ですが代休の日なので昨日の続きをちゃちゃっと更新しときます。 『五輪書 まんがで読破』(宮本武蔵、イースト・プレス、2009、580円)この本の読書メモの続きです。===============================『五輪書 まんがで読破』2(「火の巻」以降、最後まで。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・敵が先に攻めかかってくるとき、 こちらは少しも相手にかまわず・・・ むしろ敵にはこちらが弱いように見せかけること そして相手がこちらの間合いに入ってくれば 飛び退くようにぐんと大きく離れて・・・ 敵が弛むのに合わせて一気に強く出て勝つ・敵が素早く近づいてくるときは・・・ こちらはゆっくりと強く出てみせ・・・ 敵を自分に引きつけたところで 強調していた体勢を崩して 敵が拍子抜けしているところを瞬時に打ち 勝ちを得ること前回にも出てきましたが、 武蔵はかなり「拍子」(リズム)というものを重要視しています。 相手に勝つには相手の拍子を崩すこと。 逆に言えば、相手の拍子に合わせていくことで、 相手を理解したり味方につけたりもできるのでしょう。 音楽の演奏などで、プレイヤー全員が「拍子」をそろえ、 一体感を全員が感じると、プレイヤー同士の心の距離も縮まります。 この本とは関係ありませんが、そういうことも、思いました。(^^)・「枕をおさえる」 = 敵の頭を上げさせない・相手の性質をよく観察し その得手不得手を見切り・・・ その後は敵の意表をつくように心がけ・・・ 自分が得た情報から 相手に全く沿わない拍子で仕かけ 敵の調子(リズム)の上下の中から 乱れが出る間を見つけ 相手の崩れ目を突いて 先手を取っていく・「一をもって万を知ることが 兵法の道である」 何事にも意欲を持って 果敢に挑戦を続ければ・・・ 誰もが自然と自分の道の戦略家となり 成功への歩みを進めることができる・武蔵は 自分が兵法を極めた境地を・・・ 「空」と言い表している 空とは定まった形のないこと 形を知ることができないものを空と見る仏教用語の「空即是色 色即是空」を思い出します。 武蔵は剣の道を極めることで、 仏道を極めた人と同じ境地に至ったのでしょうか。 数学上、「0」の発見は、大きな発見でした。 何もないことを、何もないと知る。 むしろ、「ある」と思えることも、実は「ない」と知る。 この世の中を最もシンプルに知るときに出てくる表現が 「空」なのかもしれません。============================= ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2013.03.04
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『五輪書 まんがで読破』(宮本武蔵、イースト・プレス、2009、580円)以前から興味のあった『五輪書』を、読みやすいマンガで読んでみました。==============================◆内容詳細 (上の商品リンク先より)剣豪・宮本武蔵が記した『五輪書』には武芸や剣術だけに限らず、己の道に果敢に生きる者へ成功と利益をもたらす知恵が詰まっている。現在もビジネス・スポーツなどあらゆる分野の指導書として活用され、海外にも翻訳された武道哲学書を漫画化。目次 : 伝説のはじまり/ 地の巻/ 水の巻/ 火の巻/ 風の巻/ 空の巻==============================読んでみて驚きました。精神論ではなく、かなりの合理主義。具体的に論理的に、「勝負の勝ち方」を追究した本でした。現在のビジネスでも使える、という話、うなづけます。以下、読書メモです。===============================『五輪書 まんがで読破』1(「水の巻」の終わりまで。 ・以降の太字部分が、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・道具を偏って愛してはいけない。 特定のことだけ上達して得意になっても 杓子定規でしかなく かえって動きにくくなり 勝ちは遠のく。 また 必要以上に持ち過ぎるのは・・・ 不足するのと同じことである! 人の真似をせず流されず道具は状況に適し・・・ 自分の身に合うものでなければいけない。・自己のチェックは怠らず 先のことを考えた仕事を目指す・勝負においては 相手の拍子をかき乱し こちらは相手の思いもよらぬ拍子で先手をとること・何かに気をとられて 心が偏ってしまわぬよう 体の真ん中に置き その心をゆらゆらとたゆたう流水の状態にして その流れや揺らめきが止まらぬようによくよく注意すること・外柔内剛 一見頼りなさそうにしていても 心の底では強く 本心を誰にも悟られないようにする・自分のほうが有利だと過信せず 少しも心にひいき目をもたないこと・(姿勢) 顔はうつむくことなく 上を仰ぐでもなく 傾くこともなく 前を見据えて 目は動かすことなく 額にしわを寄せないこと 瞬きは抑え 眉間に力を込め 目を細め 静かな表情を作る 鼻筋はまっすぐにして やや下あごを出す 首は後ろの筋を伸ばし うなじに張りを保ち 肩から下全身はひとつのものと考えること 肩の力を抜き 背筋を伸ばし 尻を出さぬようにすること そして膝から足先まで力を込めるが 腰を引くことなく腰に力を入れるのだ姿勢について大変具体的に書いてあり、勉強になります。 僕は自分で姿勢が悪いと思っているので、 どこをどう意識して変えていかないといけないか、 こうハッキリ書かれていたのは、本当にありがたかったです。 マンガだと絵も添えられていて、さらにわかりやすいです。 ・人がものを見るときの目はふたつある 見(けん)の目と 観(かん)の目である 見の目は 空間把握 観の目は 見える物の裏側にあるもの・・・ 「本質や相手の心を見通す目」である・硬直して動きが止まることがないように心がける 硬直は「死の手」であり 自在な動きこそが「生の手」である・足使いは、 つま先を少し浮かせてかかとを強く踏み 左右交互に足を運ぶ 足の裏全体で地を踏みしめるのは 動きが止まるのでよくない 体を崩さずに足を使うのなら 相手がどんな動きをしようとも 攻守ともに即対応できる・先手を取るためには 自分は動じることなく相手の心を見てとり その心をの隙を見つけた瞬間に素早く一撃を放つこと・ひとりで大勢の敵と戦う方法は、 まず自分の太刀と脇差を左右に下げ 広く構える そして敵が四方からかかってきても 囲まれたとは早合点せず・・・ 集団を追いまわす気で戦う。 そのためには・・・ まずどの敵が先で どの敵が次にかかってくるのか・・・ その気配をよく見抜かねばならない 大切なことは 一方から魚の群れを追い込むような気持ちで相手にかかり 敵の隊列が乱れて重なり合い 個別になったところを 間髪おかずそのまま強く打ちこむ 敵の打ちかかってくる拍子を調節して 敵の崩れる拍子を知れば 勝利を得ることができる(「水の巻」の終わりまで)============================= 仕事や、それからスポーツ、何かの鍛錬の際にはこういったことを意識していると、だいぶ違うのかな、という気がします。「勝負」というのは他人との勝負だけでなく、「昨日の自分に今日は勝つ」とか「自分の弱い心に勝つ」という、自分との勝負というものもあります。それも含めると、生きるということは、常に戦うということなのかもしれません。徹底して勝つことを追究し、生涯一度も負けなかった宮本武蔵。その哲学や鍛練法を今の時代の僕らが知ることができるのは、とてもラッキーなことではないでしょうか。 続きは、また次回!↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2013.03.03
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『大富豪アニキの教え』(兄貴(丸尾孝俊)、ダイヤモンド社、2012/6、1600円)この本の読書メモを書いています。本日が第5回。(第1回はこちら。)===============================『大富豪アニキの教え』5(p114~309(第9章~第20章)より。)・いろんなことを、いろんな人と、 たくさん共有することや。 ともに過ごすことや。・「本気かどうかだけ」。 もう、完全に 「本気かどうかだけ」 これにつきるんや。・「本気」じゃないヤツは、 もう、その時点で弱く見えるし、 周りもついてこないから、 なにかを達成しきることはできないんや。 「本気」でバコーンかかってくるヤツは強く見えるし、 気合や気迫や根性が全然違うから、 それは周りにも伝わるんや。・「リミッターが外れてるヤツに会うこと」 リミッターが外れているヤツをお手本にしてな、 そいつのように考え、そいつのように振る舞えばええんや。・リミッターが外れると、 「中途半端」なことがなくなるんや。 「ゼロかMAXか」のどちらかやねんて。 ・自分がクルマ屋さんだからといって、 いきなりクルマなんかを売ってはいけない。・鍵山秀三郎さんは 「ゴミを拾っていたら縁も一緒に拾っていた」・仕事は「シーソーが機能している状態」を保つことで、 向上していく。 ライバルがおれへんかったら、 自分が上に上がりっこない。・生物はな、「競争すること」で、 より強く、よりよくなっていくように できているんや。 ・どうやってガッツリ稼ぐのか。 「1日14時間以上」働くということやねん。 それができないのなら、成功はないんや。 人より長時間働くというのを、 積み重ね続けた先に 成功があんのや。・人に会いまくらなければ、 「つながり」や「ご縁」や「絆」は増えていかない。・「相手が信じてくれている期待に応えたいという化学反応」こそが、 「人が変われる決定的な要因」・なにか「問題」が起こったときには、 「常に失敗と共にある」と思いながら、 「すみません、すべて僕の責任です。 ぜひ、改善させてください」 と言い放った。・自分の仕事は「必ず、どこかで、誰かに、見られている」(p309まで)============================= 主人公はこの本の中で3度、バリ島の大富豪を訪問します。今回は2回目の訪問を含む章をすべて読み返しました。けっこう、ハッキリと、ズバリと書いてあります。現状に甘え、中途半端になっていた自分を反省しました。 続きはまた次回。それでは! ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.10.14
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これを書いている現在、499909アクセスです。たぶんこの記事が公開されているあいだにどなたかが50万アクセスのキリ番をゲットされると思います。よかったらぜひコメントで書いていってください。(^^)それでは、読書メモの続きです。 『今、そこにある苦悩からの脱出』(斎藤孝、KKロングセラーズ、)この本の読書メモを書いています。今日が第4回。最終回です。第5章「肉食系で突き進む」を参照していきます。(第1回読書メモはこちら。) ===============================『今、そこにある苦悩からの脱出』4(p151~最後まで(第5章「肉食系で突き進む」)より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・「自信を先行させて現実を作っていく」根拠のない自信を持っているヤツは、強いですね。 自分を洗脳してでもいいので、自信をつくっていく。 いいイメージをいっぱい脳に入れて、 量でもって自信のなさやマイナスイメージを駆逐していく。 ・1日10時間を越えて集中するというのが、 1つの方法論であり、スキル ・10時間を越えると あるときから好きになる瞬間が来る。 ・苦手なことを好きになりたいなら 10時間やってみろ。 (中高生の勉強時間の平均は、 日本が8時間であるのに対し、中国は14時間)・「量質転化」 ・突きや蹴りの練習で 技になるのは2万回が目安。 ・技として身につく=「技化する」・納期よりも早く仕上げていくことで、次のステージが用意される。 ・タイミングを自分の方から早くしていくことで、 情熱を見せ、ステップアップの速度を上げていく。 ・「仕事が早い」という信頼を得れば、 次の仕事も来やすい。・何でも「前倒し」する。・エネルギーというのは、 注いだら注いだだけ、自分のパワーになる。・一度認められたら、後は加速していくだけ。・「チャンスの神様は前髪しかない」・「覇気」=天下を取るような勢い ・覇気を持つには、 子供の頃から大勢の人たちに囲まれて、 身体をぶつけあって触れ合うようなコミュニケーションや 競争が必要。 ・足腰は意識的に鍛える必要がある。 ・股関節には多くの自律神経の束が通っている。 =>〇股関節を伸ばして鍛えると、 足腰からパワーが沸いてくる。・下半身が強くなるということは、 体を下支えする部分が強くなるということで、 普段の生活がラクになる。============================= 読んでいると、「うん、うん、そうだよな」と思います。今の自分と明日の自分の活力になるようにしっかりと吸収して、がんばろうと思います。 僕はもともと締切ギリギリにならないとやらない、というタチでしたが、まわりの方々や読む本の影響で、少しずつ、早め早めにやるように、なってきました。でも、早め早めにやって、それでどうするか、というのが見えてなかった。情熱を見せ、どんどんステップアップしていくということ。やれるときにやっておかないと、現実は非常に理不尽で、予定外のことは必ず起こります。それすら想定含み、みたいな仕事の仕方ができるといいな、と思います。「余裕でやっちゃってんねん」みたいな、自信を作っていくことですかね。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.09.16
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『今、そこにある苦悩からの脱出』(斎藤孝、KKロングセラーズ、)この本の読書メモを書いているところです。本日が第2回。第2章「目標設定で迷いをなくす」からを参照していきます。(第1回読書メモはこちら。) ===============================『今、そこにある苦悩からの脱出』2(p43~116(第2章、第3章)より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・逆境の状態を工夫によって突き抜けていく。・目標に実力が追いついていないとき、 距離を埋めるのは「工夫」です。・工夫を増やすことは 自分の商品価値を上げることにつながる。僕はずっと「工夫」が大好きだったんですけど、 なぜか最近工夫をしなくなってきた気がします。 マンネリでしょうか・・・。 本を読んだりして知識は増やしているけど、 もしかするとそのことで「自分なりに工夫してやってみよう!」っていう部分が なくなってきたのかも。 誰かのまねよりも、自分で工夫したほうが、結果にワクワクするし、 過程も楽しめるので、「工夫」はやっていきたいですね。 でも、マニュアル通りやったり、 まねしてやっていくのも大事だし、 要はバランスかな。 ・今やるべきことを明確にすること、 優先順位をつけること。・やるべきことを3つ挙げ、 優先順位の1位のものだけをしっかりとやる。 ・才能よりもメンタルの強さ。 ・メンタルの強さがあれば、世界的なレベルに到達できる。 ・自分の持ち場で、「世界的なレベルで仕事をする」という 意識を持っているかどうか。 ・教える視点で学ぶと習得が早い。 ・授業を受けながら、 「自分だったらこの授業はこう進める」 ということを考える。 ・自分が理解した内容を 誰かに教えるにはどうするかを考えながら 習う。 ・教える側に立たなければ、本当のことはつかめない。 ・何を言われても、とにかく素直に聞いてみる。 快不快を考えずに、 「なるほど、参考になります」「勉強になります」 と聞いてしまう。・誰も自分の人生の責任を取ってはくれない。 すべて自分で引き受けなければならない。 (p116(第3章「逆転の発想で乗り越える」の終わり)まで)============================= 次回は、第4章「心を強化する」を読んでいきます。僕は心が弱いので、じっくり読んでいきたいところです。(>。<;) それでは、また次回! ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。励みになります。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.09.10
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最近よくディズニー関連本を読んでいます。今回読んだこの本もよかった! 『ディズニーの絆力』(鎌田洋、アスコム、2012/3、1300円)===============================『ディズニーの絆力』1(最初~p76:1章「人を迎える準備をする」より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・なぜ、人々は何度となくディズニーランドを訪れるのか。 それは「夢と魔法の王国」が、 人間としての絆を感じることのできる場所だから。・「科学技術が進めば進むほど、 人々は孤独になり、分離する。 私は人々が互いに感動し、心がひとつになる場所を作りたいんだ」 (ウォルト・ディズニー)・新たなゲストを迎え入れる準備は、 閉演直後から始まる。 0時になると深夜の清掃を担当するナイトカストーディアルが散らばり、 各々が担当エリアをピカピカに磨き上げていく。 ナイトカストーディアルが行う清掃は、徹底清掃。 年に1度の大掃除を毎日繰り返しているようなもの。 根底には、ウォルト・ディズニーが掲げた 「毎日が初演」という理念がある。・カストーディアルの重要な仕事のひとつが、ベンチの拭き上げ。 裏側まで入念に行う。 なぜ、そこまで念入りに拭いていくかというと、 ベンチが壊れていないかのチェックも兼ねているから。 カストーディアルは、清掃だけでなく、安全を司るキャストでもある。 そうですよね。そうじをすると、危険個所にも気が付くんですよね。 一般的にはあまり言われませんが、確かにそうじをすることの 「安全点検」としての効用は大きいと思います。 ちなみに僕は自分の車をあまり洗わないのですが、 そうするとどこかに傷がいっていたりへこんでいてもわからないわけで・・・ 「使っていれば、危なくなればわかる」というのは、違いますね。 毎日使っていても、念入りに掃除をしていないものは、 危ないところがあっても気がつかない。 僕は念入りな掃除をほとんどしないので、 安全面からも、こりゃあ反省しないとな、と思った次第です。 事故があってからでは、遅いですしね。(>。<) ・「ディズニーランドへ納品に行って驚くのは、 裏側もきれいなことです」 「通路にゴミひとつない。 百貨店に行こうが、一流ホテルに行こうが、バックに入ったら汚い。 表とは裏腹な世界で、廊下も壁も汚い。 ところが、ディズニーには裏表がありませんね」 (外部の業者より) ・ディズニーランドでは、バックステージもカストーディアルによって、 オンステージと同じ水準の清掃が行われている。 ・ディズニーでは、キャストのコスチュームのクリーニングも 毎日行っている。(p76まで)===============================ディズニーはいろいろなところを徹底していますが、そうじはその最たるものでしょうね。コストを度外視してやっているというからすごいものです。東京ディズニーランドが開園して25年以上が経っていますが、おそらく一般的な「遊園地」で25年以上経っているものとはまるで比較にならないぐらいキレイだと思います。すごい人が連日押し寄せるテーマパークを常にきれいな状態に保ち続けるというのは、並大抵のことではありません。どれだけきれいなのかは、今度7月に確かめてきます。(^^) さて、次章は第2章「出会い、絆を作る」です。それでは、また。↓よろしければ応援のクリックをお願いします。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.05.24
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『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』(ディズニー・インスティチュート、日本経済新聞出版社、2005、1400円)この本の読書メモの続きです。(第1回はこちら。)==============================『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』6(p97~:4章「感動を体感してもらう空間づくり」より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。))・観客をその世界に引き入れるには、 セットの細部ひとつひとつが物語を支えなければならない。 ・「背景が本物のように見えなければ、 とうてい受け入れてもらえないだろう」(ウォルト・ディズニー)・矛盾ひとつ、その場所にそぐわないものがあるだけで、 すばらしい経験の瞬間が消え去ってしまう。・無愛想な従業員がいたら、すべてが台無し。★細部に、徹底的に注意を払う。 やっていることは、それだけ。 〇ミッキーの十戒(セットをデザインするときの原則) 1:お客様を知る セットをつくりはじめる前に、だれが使うのかをきちんと理解する。 2:ゲストの気持ちになる お客様の視点で評価する。 3:人とアイデアの流れを整理する セットを物語と考え、その物語を順序どおり整理して話してみる。 4:”目を引くもの”をつくる ”視覚の磁石”(ex.パークの中心に位置する「シンデレラ城」) 5:視覚リテラシーを使う セットを通じて情報を伝える 6:過負荷を避け、わくわくする気持ちにさせる 7:一度にたくさんの話をしない 8~10:略・五感すべてに訴えるデザインこれは、いわゆる「ユニバーサルデザイン」の考え方にも 近いのかな、と思います。・オンステージとバックステージを分ける ・キャストに休息をきちんと与えるのは大切。 ・キャスト用食堂や休憩所で、自社の映画や音楽が流れることはない。・キャスト全員がメンテナンス要員 ・キャストがパーク内のゴミを拾わなかったり、 修理が必要な部分に気づかずに通り過ぎるようなことは、 けっしてない。(p132まで)===============================続きは、また次回。次章は「ディズニー・マジックは入口から」です。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.05.12
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『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』(ディズニー・インスティチュート、日本経済新聞出版社、2005、1400円)この本の読書メモの続き。3章「キャストが起こすディズニー・マジック」に入っていきます。(第1回はこちら。)==============================『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』5(p61~96:3章「キャストが起こすディズニー・マジック」より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。))・心に訴える研修でキャストの自覚を育てる ・「彼らをディズニーに送り込むのではない。 彼らにディズニーを送り込むのだ」・レストランのテーブルを片づける行為も、 それが「パフォーマンス」であれば、 より質の高い仕事ができる。・仕事をどう呼ぶかで大きな違いが生まれる。僕が非常にいいなと思って、道徳授業でも使わせてもらったのが、 ディズニーの「カストーディアル」という言葉です。 これは、お掃除する人のことをこう呼ぶのですが、 笑顔でさっときれいにする「カストーディアル」は、 そうじをするときの理想として、僕の頭の中に常にあります。・”グッドショー・バッドショー”と名づけられた 簡単なロールプレイング・ゲーム。・グッドショー・バッドショーは、ディズニー全体で使われる言葉 キャストがすばらしい行動を見せたら、 スーパーバイザーが親指を立て、 「グッドショー!」とあたたかい言葉をかける。・最優先するのは安全。 新入りのキャストは、事故が起きたときにどう対処すべきかを、 まず最初に教えられる。・<ディズニーワールドのゲスト・サービスのガイドライン> 〇目を見て笑いかける! ・必ずゲストの目を見ながら、心からの笑顔を見せる 〇ゲストひとりひとりに挨拶し、歓迎の気持ちを示す 〇適切なボディランゲージを示す ・ボディランゲージで親しみやすさを示す ・<文化をつくりあげるための6つのステップ> (1)単純にする 個性や人柄を許容する余裕が必要 (2)だれもが受け入れられるものにする (3)評価可能なものにする (4)研修や指導をする (5)チームからのフィードバックや アイデアを引き出す (6)業績を認め、報いる (p96まで:3章「キャストが起こすディズニー・マジック」の終わりまで)===============================続きは、また次回。次章は「感動を体感してもらう空間づくり」です。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.05.09
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『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』(ディズニー・インスティチュート、日本経済新聞出版社、2005、1400円)この本の読書メモの続き。2章「ゲストを知ることがマジックの始まり」の後半部分です。(第1回はこちら。)==============================『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』4(p50~60:2章「ゲストを知ることがマジックの始まり」の途中から終わりまで。 ・以降の太字部分は、本の内容。)・ディズニーのサービス基準には 優先順位がある。 1:安全 2:ゲストへの配慮 3:ショー 4:効率 1:安全 ・怪我をしたり、 自分自身や愛する人たちの身の安全が脅かされたりすると、 ゲストはもはや幸せではない。 2:ゲストへの配慮 ・すべてのゲストをVIPとして扱う。 ・キャスト自身がゲストだったらこう扱われたいというレベルで ゲストを扱うだけでは 不十分だ。 ゲストの感情や才能や文化を認め、尊重し、 ゲスト自身が扱われたいレベルで扱わなければならない。 3:ショー ・ゲストに継ぎ目のないすぐれたエンターテインメントを提供すること。 ・滞在の始めから終わりまでに起こるショーに ほころびを見せてはならない。 ・細部までのすべてのデザインが、 物語のテーマを支える。 (p60まで:2章「ゲストを知ることがマジックの始まり」の終わりまで)===============================この本を読んだとき、「安全が最優先」とはっきりと規定してあることに衝撃をおぼえました。僕は学校の防災・安全を担当していますが「安全が最優先」ということは自明のことすぎてかえって忘れられているような気がしています。優先順位をはっきりさせ、それを職員全員で共通理解することはかなり大事なことではないか、と思いました。「効率」が優先順位では4番目、というのもおもしろいです。決して、「効率」だけを追い求めるのではない、ということですね。 続きは、また次回。次章は「キャストが起こすディズニー・マジック」です。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.05.04
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『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』(ディズニー・インスティチュート、日本経済新聞出版社、2005、1400円)この本の読書メモの続きです。第1回はこちら。2章「ゲストを知ることがマジックの始まり」より、エッセンシャル版でお届けします。===============================『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』3(p27~:2章「ゲストを知ることがマジックの始まり」より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・観客がディズニーの大きな力になる。本日、震災チャリティーコンサートに出演しましたが、 まさにこのことをひしひしと感じました。 本番ならではの緊張感というのもあるでしょうが、 やはりお客さんが見てくれていると思うからこそ ハリのある声が出せたり、演技ができたりするものです。 ステージに立つ者はお客さんに育てられますね。 それは客商売すべてに通じるものなのではないでしょうか。 客商売だけでなく、学校も含めて、 人と関わる仕事はすべてがそうなのかもしれません。 ・お客様が最も大切だ。・「わたしは観客に賭ける」 (ウォルト・ディズニー) 彼はいつも事前に観客の意見を聞き、 彼らの助言を取り入れて、 自分のアイデアを改良していた。・ゲストの反応を見るために、 よくパーク内を歩きまわった。・「お客様といっしょに列に並びなさい。 パーク内で食事し、お客様の会話に耳を傾けなさい」 ウォルトは、お客様を知り、理解するという精神を 最も大事にした。・<ゲストロジー> 市場顧客調査を意味するディズニー用語。 お客様を知り、理解する科学。 ディズニーは、ゲストロジーにかなりの時間とお金を費やしている。・<コメントカード> ゲストの意見や様子を記入し報告するもの。 これを提出するのが キャスト全員の仕事の一部。 ・「自分のために つくろうとするな。 お客様が求めるものを知り、お客様のためにつくるのだ。」 (ウォルト・ディズニー)僕は自分でオリジナルのものをつくるのが好きで、 実際、大学卒業後はゲーム会社でゲームをつくる仕事をしていたりしました。 だからこそ、上の「自分のために つくろうとするな!」は、 ガツンと響くものがあります。 「自己満足」という言葉がありますが、 誰か人を相手にしている以上、「自己満足」にプラスして 「他者の満足」を気にする必要があります。 (自分が満足いかないものを他者に提供するというのも どうかと思うので、「自己満足」も大事だと思いますが。) 秤にかければ、当然、「他者の満足」のほうを 大事にすべきですよね。 ところが、作り手の思いが強ければ強いほど、 「自分はこうしたいんだ!」というだけで突っ走ってしまうことが 往々にしてあります。 というか、僕はそればかりで、 これまでの人生を歩んできた気がします。(^^;) それが「ない」というところが、 おそらくディズニーのもっともすごいところなのだと思います。 まだまだ自分の思いで突っ走ってしまうことが多くあるので、 ディズニーから徹底的にその精神を学びたいです!・あらゆる時点での ゲストの気持ちを知ることが必要。・ゲストがどのような人かがわかると、 ゲストでないのはどのような人かもわかる。 自分のビジネスに関わりがない人々を知ることが、 戦略を転換するきっかけになることもある。・データによって 基本的市場の現実を再認識することは じつに多い。・お客様のウォンツ(欲求)=お客様の心の奥にある目的 は、わかりにくい。(p49まで:2章「ゲストを知ることがマジックの始まり」の前半より)===============================続きは、また次回。次回は、ディズニーが考える「優先順位」を明らかにします。これも大事な話だと思います。ディズニーが最優先するのは、お客様の何だと思いますか? ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.05.03
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『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』(ディズニー・インスティチュート、日本経済新聞出版社、2005、1400円)この本の読書メモの続きです。前回は「はじめに」と「目次」だけだったのでやっと本文の中身に入っていきます。===============================『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』2(p1~p26:1章「サービスこそディズニーのすべて」より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・「子どもを連れてディズニー・ワールドへ行くのは、 それ自体が目的なのではない。 その後、何か月も、何年も、 日常の会話で家族が共有するものをつくるために行くのだ」これは、良質なエンターテインメントを経験したときに、 僕も覚えがあります。 家族ではディズニーに行ったことがないのですが、 大阪の「繁昌亭」に夫婦で行ったときに、 その後何年間も、その時のネタで盛り上がりました。 そのときだけでなく、その後、家に戻ってからも楽しめる、 というのは、すごいですよね。・ディズニーのテーマパークは、 ゲストが参加する”実写映画”だ。・キャストは、オンステージとオフステージを明確に区別する。・「クオリティ・サービスとは、 ゲスト(お客様)の期待以上のものを提供し、 細部に注意を払うこと」学校などの教育機関では「クオリティ」という考え方自体を ほとんどしていません。 でも、これを考え出すと、「授業」とか「教室環境」とかも 変わってくる気がします。 ・ゲストの経験すべてに細心の注意を払うこと。■徹底的に細部にこだわる ・細部へのこだわりは、ディズニー全体に浸透している。・ディズニーでは ”すべての場所で すべての年代の人々を幸せにする” がサービステーマ。・”すべてが語る” =ドアノブから食堂まで リゾート内にあるものすべてが、ゲストにメッセージを送っている。(p26:1章「サービスこそディズニーのすべて」の終わりまで)===============================学校教育を「サービス」と捉えるかどうかについては異論があると思います。ただ、僕は「サービス」としての一面が非常に強い、と思っています。ディズニーを筆頭とした「サービス業」に学ぶことは多くあるはずです。「お客さんを楽しませる」ということを考える、それ自体が、とても楽しいことですしね。 2章は「ゲストを知ることがマジックの始まり」です。それでは、また次回!↓よろしければ応援のクリックをお願いします。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.05.02
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今年の職員研修旅行でディズニーランドに行こうとしています。別に僕が誘導したわけではありませんけど、ちょっとはしたかもしれません。(^^;)ディズニーは単なる遊園地ではなく、「プロの仕事をするところ」だと思っています。お客さんとして楽しむだけでもすごくいいところですが、経営側・仕事をする側として勉強するにもここほどいいところはなかなかありません。そういうわけで、そういう本のご紹介です。今日から何回かに分けて、読書メモを書いていきます。ディズニー関連本はたくさんありますが、この本は経営する会社「ディズニー・インスティチュート」が書いたもの。その分、経営側の理念や想いが具体的に記載されています。 『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』(ディズニー・インスティチュート、日本経済新聞出版社、2005、1400円)===============================『ディズニーが教えるお客様を感動させる最高の方法』1(「はじめに」と「目次」より。)・マジックはあなたから始まる。・つねに将来に向けて目標を設定しつづける。・永続的な成功には、 ○従業員のモチベーションを高めること ○改革を日ごとに積み重ねる必要があること・教育はディズニーの特徴のひとつ・知識の発見は 大いなるエンターテインメント・ディズニー・ワールド・リゾートは、 最高のビジネスを実践するためのベンチマーク(基準) ・どんな業種にもマジックが必要・ゲストを知ることがマジックの始まり・良い第一印象が重要・心に訴える研修でキャストの自覚を育てる・クオリティ・サービスの統合で シナジーを生む・ハイタッチ、ハイショー、ハイテク・最後のツール――ストーリーボード===============================カタカナ語でなんのこっちゃ分からない言葉もありますが本文を読み進めていけばわかるでしょう。(^^)なんだかよくわからないが、とりあえず凄そうだということは感じていただけたかと思います。(笑)次回より本文の中身に入っていきます。第1章は「サービスこそディズニーのすべて」です。↓よろしければ応援のクリックをお願いします。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.04.30
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『ファシリテーション入門』(堀公俊、日経文庫、日本経済新聞社、2004、830円)この本の読書メモを書いています。 今回で9回目。(第1回はこちら。) 第5章「構造化のスキル――かみ合わせ、整理する」以降、最後までの残りの3章分の内容です。3章分をかなり駆け足で、部分的に抜粋して終わらせます。(^^)全然関係ないですが、明日は、遠足です。晴れますように!=============================『ファシリテーション入門』9(p123~最後まで。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)<第5章「構造化のスキル--かみ合わせ、整理する」 第6章「合意形成のスキル--まとめて、分かち合う」より>・問題解決の基本は、小さな問題に「分ける」・たとえば、重要度に応じて重みをつける。・たとえば、カードに問題を書き込んで貼り出し、 並べ替えたり矢印を書いたりしながら、 各々の因果関係を調べていく。・議論を描くファシリテーション・グラフィック・議論を描くファシリテーション・グラフィック 〇議論をリアルタイムに視覚情報(図解)に落とし込んでいく 一昨日見せていただいた国語の授業の板書が、 構造的な板書でした。 それもファシリテーション・グラフィックの1つだと思います。 子どもたちの意見を、黒板のどこに書くか瞬時に判断され、 最終的に大きな「絵」になるように板書されていました。 僕はそういう板書ができないので、 素直に「すごい!」と驚きました。 ・随時メンバーの確認を得ながら、議論をまとめる ・議論が終わったら、デジタルカメラで撮影。 → 記録として残す。 メールで配布したり、そこから議事録をつくることもできる。僕が特別支援コーディネータをさせていただいていたときは、 会議時のホワイトボードを撮影したものを、事後にお配りする 結果報告の紙に貼りつけていました。 僕の字はかなり乱雑なので、 PCで打ったきれいな文字のすぐそばにあることで、 ホワイトボードの手書き文字の汚さが さらに際立ってました。(^^;) ■ 合理的で民主的に意思決定をする・ファシリテーターはプロセスに働きかけるのであって、 生み出すコンテンツは メンバー自身に考えさせる。 かなり忍耐強い働きかけが必要。 それだけに達成感の大きい仕事。 ■ 協調的にコンフリクトを解消する・コンフリクトがないときには、 あえてコンフリクトをつくって 議論を活性化させることも必要。 それくらいやってこそ、 優れた意思決定ができる。議論においては「もめる」ということを避けがちですが、 あえてそれを生み出す必要があるくらい、 大事なことなんですね。 いつも反対意見を言う人は、大事にしなくちゃ!・コンフリクトが発生したときは、 メンバー相互の理解が深まるような働きかけから始める。 「Aさんは、Bさんのご意見をどのように理解されましたか?」 ↓ ・その後、意見の裏にあるコンテクストを引っ張り出す。 「では、Aさんはなぜそのような意見をお持ちになったのか、 背景を聞かせてもらえませんか?」・共感があればWin-Loseにはならない・Win-Winでの対立解消をめざす ・粘り強く話し合いを続けるしかない・そもそも、リーダーの意思を ビジョンや経営哲学といった形で、 日常のコミュニケーションを通じて チームに伝えておく。 それさえできていれば、 そんなにおかしな結果にならない。 そういう大きな方向性だけを伝えておき、 後は個々のリーダーシップに任せるのが、 支援型リーダー。 <第7章「ファシリテーションの実践に向けて」より>・実戦経験を積むことが唯一の上達の方法・どんな場面でもひるまない度胸をつける・チームの喜びが自分の喜びとなり、 大きな愛でチームを包み込めるようになって初めて、 信頼されるファシリテーターとして、 組織や社会を引っ張っていける。★忘れてはならないのは、 ファシリテーターの高い志。 ・当事者が議論している内容を超越した、 大義ともいうべき大きな理念やビジョン。 そのエネルギーを惜しみなく場に降り注いで 協働のダイナミズムを生み出していく============================= これでこの本の読書メモは終わりです。長いメモに最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。僕自身は、「ファシリテーション」についての本をまとめることで、とても勉強になり、よかったと思っています。みなさんはどうだったでしょうか?ファシリテーションについては以前からとても興味があり、実践していきたいと思っています。しかし、実践はなかなかです。会議だけでなく、「授業」などにおいて、子どもたちの集団に使える部分も多々あると思います。また、子ども・職員・PTAの親睦を図るレクリエーション行事で取り入れてみてもおもしろいと思っています。ファシリテーションをうまく機能させることで、それぞれの「ちがい」をいい方向に生かしてメンバーが手を取り合っていけたら最高だと思っています。少しずつ、進めていきたいです。 ↓よろしければ応援のクリックをお願いします。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.04.19
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今日は兵庫県下の通級担当者が集まる研究会でした。今までお世話になった方々にごあいさつできて、よかったです。名刺入れの中の名刺が少なく、名刺を切らしてしまったのが不覚でした。先ほど、自宅にあった在庫を、名刺入れに補充しました。(^^)名刺でびっくりしたことが一つ。中学校の先生に、QRコード付きの名刺をいただきました。初めて見ました。QRコード読み取りの実演もしていただいて、出てきた情報量の多さにびっくり!名前、ふりがな、電話番号、メールアドレスなど、アドレス帳の内容を全部このコードに入れ込むことができるのです。今の名刺の次は、これにしようと思いました。メルアドを自分で打ち込むのはとても面倒ですが、QRコードなら、一発です。特に僕のスマートフォンは赤外線通信に対応していないので、それに代わるものとして利用できそうです。QRコードを自作するフリーソフトがあるというのも教えていただきました。今さっき検索したら、確かにありました!見つかったのは「ラベル屋さんHOME」のフリーソフトです。以前名刺を自作したときに、使ったことがあります。また使ってみようかな。http://www.labelyasan.com/home/course/course07.php
2012.04.19
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『ファシリテーション入門』(堀公俊、日経文庫、日本経済新聞社、2004、830円)この本の読書メモを書いています。本日で早くも第5回。(第1回はこちら。) 今日は前回の4つのスキルのなかから、1番目の「場のデザインのスキル」を詳しく見ていきます。僕が一番大事だと思っているスキルです。油断なく周到に「場のデザイン」をやっていきたいものです。=============================『ファシリテーション入門』5(p59~66:第3章「場のデザインのスキル」の 「1 チーム活動の場をデザインする」より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・質の高い場をつくりだし、 チームの力が最大限に発揮されるように ↓ ★段取り・空間のデザイン: 会場選び、椅子や机の配置、チームのムードづくりなど○目標: ・メンバーの頭のなかで ゴールの姿や成果物のイメージが湧きやすいよう、 またその食い違いが生まれないよう、具体的に表現する。 ・活動が終わった後で振り返る際の判断基準○グランドルール: ・コミュニケーションや情報の共有化を進める上でのルール ・議論の進行を妨げる人に対処する際のよりどころ ・チーム全員で意味を確認した上で、 よく見える位置に貼り出しておく。 ・ワークショップならば、 「最後まであきらめない」 「楽しく議論する」など。クラスづくりで言うと、学級経営のベースになるものですね。○プロセス: ・目標に到達するための道筋(ロードマップ)○メンバー: ・できるだけ少ない人数で 最大の知恵を集める ・「20%の人で80%の仕事をカバーできる」(パレートの法則) ・メンバーは必ずしも固定化する必要はなく、 常にオープンにしておく ・メンバー同士の相性も考える ・活動のなかで緩やかな役割分担を決めたり、 キーパーソンを見つけて活用(p66まで:第2章「応用が広がるファシリテーションの世界」の1 より)=============================つづきは、また次回。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.03.27
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『ファシリテーション入門』(堀公俊、日経文庫、日本経済新聞社、2004、830円)この本の読書メモを書いています。本日が第4回。(第1回はこちら。) =============================『ファシリテーション入門』4(p37~58:第2章「応用が広がるファシリテーションの世界」より。 ・以降の太字部分は、本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・体験学習の流れ ・メンバーやグループが成長するために働きかける人を ファシリテーターと名づけた。・ファシリテーターの役割 メンバー相互の関係を活性化させることで、 潜在的な能力や内なる可能性に目覚めさせる。教育という意味の英語educationの もともとの意味は、「引き出す」という意味のラテン語から来ているので、 まさに「教育する」ということは ファシリテーションなのだ、と思います。 上に書いてあることは、そのまま教師の役割と同義です。(^^)・企業変革のセオリー トップの強いリーダーシップからスタートし、 ファシリテーションでチームの潜在的な力を引き出し、 最後にマネジメントで実行に落とし込む。・結論ではなく、そこに至るプロセスが重要 最大多数の最大幸福に向けて、 粘り強く対話を進めていく ・ファシリテーターに求められる技術 (1)場のデザインのスキル ・場をつくり、つなげる ・活動のプロセス設計ゲームに例えるとよくわかるかもしれません。 コンピュータゲームでも、スポーツの対戦でもいいです。 ゲームデザインというのは、すべての元、出発点。 「プロセス設計」は、「シナリオを描く」ということですね。 ストーリーを思い描く。 「人を動かす」ということは、 例えば対戦ゲームでここでこうなったら次はこうなる、 という、展開予想ができていてこそ、できるというものです。 (2)対人関係のスキル ・受け止め、引き出す ・傾聴、復唱、質問、主張、非言語メッセージの解読など、 コミュニケーション系(右脳系・EQ系)のスキル (3)構造化のスキル ・かみ合わせ、整理する ・発散が終われば収束です。 ・図解を使った構造化手法 ・思考系(左脳系・IQ系)のスキル (4)合意形成のスキル ・まとめて、分かち合う ・創造的なコンセンサスに向けて 意見をまとめていく ・コンフリクト・マネジメントのスキル ・体験を学習へ、学習を行動へと結びつける技術・成果志向・組織志向になるほど、 経営学をベースにした論理的で体系的な形式知としての技術が 求められる。・学習志向・個人志向になるほど、 心理学をベースとした直感的で属人的な暗黙知の領域になる。・ファシリテーションのレベル ・会議よりもプロジェクトの方がハイレベル ・社会変革のファシリテーションは究極のレベル(p58まで:第2章「応用が広がるファシリテーションの世界」より)=============================ひと言でズバッとまとめてあるのが、すごくいいです。標語にして貼っておきたいくらい。ファシリテーションの4つのスキルは、どれも大事なスキルですが、僕としては1番最初の「場づくりのスキル」を大事にしたいです。たとえば、発達障害のお子さんの「特別な支援」をチームで話し合う際も、最初にファシリテーターがその後の展開を予測して「こう準備すればこううまくいく」というシナリオを描いておくことが大事。そうすれば、話し合いの前の調整や、話し合いの場の設定から工夫することができます。その後の「いい意見が出るか」とか「皆が気持ちをひとつにできるか」「決めたことを実行できるか」といったことの成否に大きくかかわってきます。 でも、スキルとしては4つとも伸ばしたいですね。僕のスキルとしては、今どれくらいなんだろう・・・。 (2)と(4)は弱いような気がするなあ。 それでは、また次回! ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.03.24
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『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』(中谷彰宏、PHP研究所、2012/1、1100円)この本、かなりよかったです。日常、意識して気をつけられることがけっこう書いてありました。僕はこの本を読んでから姿勢を気をつけるようになりました。=============================『チャンスは「あたりまえ」の中にある。』1(最初~p46より。 ・以降の太字は本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・インフルエンザの予防接種に行っていない人は、 チャンスを逃します。 仕事中にインフルエンザにかかって2週間休むことになると、 会社に迷惑をかけます。 「注射嫌いなんですよ。 だって痛いんだもの」 と言う人は、仕事に対しての責任感がありません。 「私はインフルエンザにかかっても会社に行きます」 と言う人は、よけい迷惑です。 ほかの人にうつしてしまいます。 その人の仕事に対する心がまえです。いやあ、ドキッとしました。 これ、去年までの僕のこと、そのまんまです。 この年にして注射嫌いですが、今年度はやっと、予防接種を受けました。 受けてみると、待ち時間はないし、拍子抜けするぐらいすぐに終わって 痛みも何もありませんでした。 あれで安心が買えると思えば安いものでした。 昨年度までの場合は、「忙しい」というのと 「今は風邪気味だから予防接種は治ってからでないと受けられない」 という理由で、一冬ずっと過ごしていました。 その結果インフルエンザにかかったりして・・・。 今は元気満々です。 やっぱり元気満々がいいですね。 元気に楽しく仕事ができます。(^0^) ・ムッとする出来事は、どちらにも転ぶチャンスカードです。 許す瞬間に、自分の運気は上がります。・チャンスをつかむために必要なのは、緊張感です。 緊張感を持ちながら リラックスするのです。ものすごいことを言うてはりますが、これは真実です。 (びっくりしたので方言丸出しです。) リラックスは大事ですが、 僕の場合気を抜きまくりですので、 リラックスしすぎている気がします。(笑) 「緊張感を持ちながら、リラックス」 うん、この標語、最高♪ (うんこの標語、ではありませんよ! 点でしっかり止まらなかったあなたは緊張感がありません。(笑))・100のうち99は大変なことです。 残りの1個が、その99を忘れるくらい 幸せなことなのです。 それが働くということです。 100のうち100が全部楽しいということはないのです。大変なクラスを受け持たれていた大阪の葛目先生も 著書の中で同じようなことを書かれていました。 (葛目先生の本は、たとえばこれです。 ▼『悪い子なんておれへん』) 大変なことが多いからこそ、1個の感動がでかいですね。(p46まで)============================= 次回もまた続きを紹介します。それでは! ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.28
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この本の読書メモを書いていっています。 『9割がバイトでも最高の感動が生まれる ディズニーのホスピタリティ』(福島文二郎、中経出版、2011/11、1300円)本日が第3回。最終回です。(第1回はこちら)=============================『9割がバイトでも最高の感動が生まれるディズニーのホスピタリティ』3(p142~最後まで。 ・以降の太字は本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・企画・開発担当者の「思い」を伝える → すると、 「そんな思いが込められているのか」 「よし、みんなで一生懸命売ろう」 などと 商品に対する愛着や誇りが生まれ、 モチベーションも上がってくる。商品開発でも新規プロジェクトでも、立ち上げの時期が 一番エネルギーがありますね。 だんだん、そのエネルギーが薄れていってしまう。 ディズニーは創業者のウォルト・ディズニーの理念を 繰り返し従業員に思い起こさせることをしていますが、 それ以外にも、企画・開発担当者の「思い」をつたえることを 本当に大事にしているようです。 熱い思いは伝染し、チームが一体となって前進する力となりますね。 例えば、今は当たり前のようにある「学校」ですが、 これも、世界で初めて「学校を作ろう!」と思った人の思いを知れば、 その思いを今に生かそうという気持ちになるかもしれません。 ・・・「学校」を初めて作った人は誰だか、知りませんけれど。(^^;) ・最初はぎこちなくても 笑顔で明るく挨拶を交わしていると、 自然にコミュニケーションもとりやすくなってくる。 そして、チームワークもよくなり、 居心地のよい職場になってくる。これ、シンプルですけどかなり効果がありますね。 今の職場は今年度ある先生が率先して挨拶をされ、 他の職員にも呼びかけられて周りも次第にするようになったので、 雰囲気が ぐ~っ! と、よくなってきました。 「大きな声でげんきに挨拶!」 これって、あなどれません。 荒れた学校やしんどい職場でも、 これだけなら何とかがんばってできそうじゃないですか? これが突破口となって、けっこう劇的に変わってくる、 ということもあるようです。 僕が初めて就職した民間の会社でも、 すごく元気に挨拶する方がおられました。 あの方はこの効果を知っておられたのかな。 今は独立して社長をされています。(^^) ・ディズニーでは ゲストに対して 「いらっしゃいませ」 と挨拶しない。 「いらっしゃいませ」と挨拶した場合、 挨拶を返すことはむずかしい。 ディズニーのキャストは、 「おはようございます」 「こんにちは」 「こんばんは」 の3つを使い分ける。 この3つの挨拶に対しては、 必ずといってよいほど、ゲストも挨拶を返してくる。☆挨拶がゲストとコミュニケーションをとるきっかけになる。○やさしい笑顔、○親しみのある挨拶、○相手の存在を認めるアイコンタクト、○相手が不快に思わない身だしなみ★まず、基本があり、 そこから「ホスピタリティ」が生まれる。=============================職場環境改善に、とても役立つ本です。職場でディズニーの研修会とかあったら、いいだろうな~。 もし学校がディズニーランドだったら、来るのをいやがる子はいないでしょうね。(^0^) ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.27
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この本の読書メモを書いていっています。 『9割がバイトでも最高の感動が生まれる ディズニーのホスピタリティ』(福島文二郎、中経出版、2011/11、1300円)本日が第2回。(第1回はこちら)=============================『9割がバイトでも最高の感動が生まれるディズニーのホスピタリティ』2(p81~141より。 ・以降の太字は本の内容。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。)・「笑顔がいいねえ」 「元気のいい挨拶だね」 「笑顔が出ていなかったよ」 後輩たちへのフィードバックを常に心がけている。 フィードバック、大事ですね。 誰も人がいなければ「鏡で確認」なんていうことをやる人もいるぐらい。 でも、人がいるなら、その人が言えばいいですよね。 よいことも、悪いことも、事実を伝える。 人の多い職場だとかえって遠慮して声をかけないことが多いですが、 だからこそ「意識して声を掛け合おう」ぐらいの標語が 職場に貼ってあってもいい、と思います。 そりゃあ標語なしでやれたらいいですけど、 「この職場ではそういうことになっている」という共通理解が大事なのかなあ、 と思います。・1人のキャストが、ショーのレベルが低下していることに気づくと、 そのキャストは朝礼で「ショーのレベルを維持しよう」と 毎回のように同僚に語りかける。 ・さらに、そのキャストは、 ショーの考え方をみんなに忘れないでほしいという意味を込めて、 たとえば各職場の手づくりの新聞などに、文章をのせて、 ほかのキャストに訴える。遠慮せずにしつこく言う、っていいですね。 それが個人的な主観から出ての言葉だとどうかと思いますが、 組織としてそれは大事だとはっきりしていることなら、 ガンガン何度も言っていく。 むしろそれを促していく職場がいい職場かな、と思います。 職場内新聞も、いいと思います。 昔はそういうのを作っていた時もありましたが 最近は全然作っていません。 今年はかわってこられた先生で 職場内新聞を作って配られる方がおられました。 僕も作ろうかな、と思っています。 そういうのを気軽に作って配れる職場って、いいですよね。 みんなが、みんなのリーダーになればいいんだ。(^0^)・ディズニーでは、 ミッション・行動指針が明確に示されている。 だから、キャスト全員が同じ方向を向き、 同じ優先順位で仕事に取り組むことができる。 ○ディズニーのミッションは 「すべてのゲストにハピネスを提供する」 ○行動指針は、優先すべき順に、 (1)安全性 (2)礼儀正しさ (3)ショー (4)効率「効率」 は大事そうですが4番目なんですね。 こういう優先順位をはっきりさせて共通理解しておくって、 すごく大事だと思います。・「安全性」のために、ディズニーでは、まず 「キャストはゲストをよく見ること」 を指導する。 そして、その人の気持ちになって思いをめぐらし、 そのうえで行動するように教える。・ディズニーでは、導入研修だけでなく、 さまざまな研修やトレーニングを通じて、 繰り返しミッションや行動指針が伝えられる。・キャストの掲示板、社内報などのツールを通じても、 ことあるごとにミッションや行動指針が伝えられる。 ・たとえば、キャストの写真は常に笑顔であることが求められる。 ・IDカードの写真は、すべて笑顔。 撮影担当者が笑顔でないとシャッターを押してくれない。 たとえ社長であっても許してもらえない。徹底している。(p141まで)=============================ディズニーがやっていることは特別なことではないのですが、大事なことを本当に徹底してやっている、という気がします。今の職場にも生かしていきたいです。 続きはまた次回! ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.26
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この本の読書メモを書いていきます。 『9割がバイトでも最高の感動が生まれる ディズニーのホスピタリティ』(福島文二郎、中経出版、2011/11、1300円)=============================『9割がバイトでも最高の感動が生まれるディズニーのホスピタリティ』1(最初~p80より。)・ディズニーのキャストが目標にしていること、それは、 「すべてのゲストにハピネスを提供する」ということ。・ディズニーのキャストは、 「小さな感動をつくるためには、 自分の役割をきちんと果たさなければいけない」 ――そのことを固く守り抜いて、実践し続けています。・(著者がディズニーランドでカギを失くしたときに、感動したこと) 彼らが、まるで自分のことのように、 「大変ですよねぇ」と心配したり、 「見つかるといいですね」と励ましたり、 「よかったですねぇ!」と喜んだりしてくれたこと。・「相手に対する主体的な思いやり」こそ、ホスピタリティ。・いったんサービスに組み込まれたホスピタリティはサービスであり、 ホスピタリティとはいえない。 日常的、かつ義務的に行うことになる。 しかし、「お客様のために、このサービスはもっとこうすればいいのでは」 というホスピタリティによってサービスを改訂すれば、 サービスのレベルがさらにアップしていく。 ディズニーではその傾向が強く、 サービスやルール(マニュアル)もどんどん改善・向上していく。・「一生懸命取り組むこと」がホスピタリティの原点・一生懸命さは、相手に必ずといってよいほど通じる。 一生懸命であれば、たとえニーズに合わないことでも、 相手は、「一生懸命やってくれているんだ」と、 好意的にとらえてくれる。・ナイト・カストーディアルのキャストたちは、 なんとトイレの便器1つひとつに、 たとえば、「ナンシー」とか「キャシー」といった人の名前をつけて 清掃をしている。 ・自分たちで、「ナンシーはきれいだが、キャシーはきたない」 といったことがないように、愛情をもって一生懸命清掃に取り組んでいた。・ディズニーでは、キャスト同士でも互いにホスピタリティをもって接している。 それが明るい職場をつくり、モチベーションアップ、働きがいを生み出している。(p80(第1章の終わり)まで)============================= 次回もまた続きを紹介しますね。それでは! ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.25
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今週は懇談を入れていたりしてなかなか忙しいです。でも今日は早く帰りました。子ども2人やヨメサンと過ごす時間が多めにあって楽しかったです。 さて、読書メモ、途中で止まってたので続きを書きます。 『斎藤一人あなたは絶対、豊かになれる!』(佐藤修、PHP、2011/12、1500円)今回が第4回。最終回です。第1回はこちら。=============================『斎藤一人あなたは絶対、豊かになれる!』4(p119~最後まで。 ・以降の太字は本文の抜粋。 顔マークのあとの緑文字は僕の個人的コメントです。) )・(一人さんの言葉) 「一番の人は 一番良いことをやっているから一番なんだよ。 だから、ただ学んでくるんだよ。 絶対に自分の意見は言っちゃダメだぞ」・「いいこと聞いたらすぐ実行。 ほんとにすぐだぜ」実は今日ちょうど「勤務時間適正化」の先進校視察で 学んできたばかりなんです。 「これはいいですね。うちの学校でもやりたいです!」 と思えるような、業務効率化の具体的アイデアを たくさん教えていただきました。 これを本当に実行に移せるかどうかですね。 すぐ実行、すぐ実行。 ・・・したいのはやまやまですが、 明日はオープンスクール。授業参観。 新しいことをやるより目の前のことでいっぱいいっぱいだったり~。(>。<;) 次々来る「やるべきこと」の波を乗り越えて 「やったらいいこと」をきちんと実行できるかが試されていますね。 放課後は別の用事が入っていてとにかく時間がない。 学んできたことを実行するにはどうするか。 これって、試されてる?(^^) ・「人間の修行の中で 2つやらなければならないことがあるとしたら、 1つは、知ってることをもったいつけずに教えること。 2つ目は 知らないことを素直に聞くこと。」・200万円売っている人があと10万円売上を上げたいというときに、 月に10万円売っている人の知恵が役に立つこともある。 200万円売っている人が10万円売っている人に話を聞いて、 「へ~、そんなことやってるの! 私、気づかなかった」 というようなこともある。 上を目指している人って 上ばっかり見ていたりしますが、 結局は小さいのことの積み重ね。一人さんが言われていること、 「聞く」っていうことの大事さだと思うんです。 自分よりすごいと思う人の話を聞くのももちろん大事。 でも、自分より下だと思っているかもしれない人の話でも 聞いてみれば役に立つこともある。 仕事はゲームみたいなものなので、 「できる」「できない」とか、上下関係みたいなものは 当然ついて回るけど、 「聞く」ことができる人は、どこからでも学べるから、 結局上に上がっていくし、「できる」人になっていく。 ・「20階建てのビルを建てようと思ったら、 まずは20階建てのビルに見合う基礎を、 下に造らなければいけない。 それを多くの人は、上しか見ないで建物を建てようとする。 すると、すぐに崩れちゃうの。 それより下を見て、自分の基礎をしっかり造っていくことが大切。 それが何かというと、自分の知っていることを出し惜しみせず、 全力で下の人に教えるということなんだよ」「下の人に教える」だけに限らず、 自分の知っていること、やれることに全力を尽くす、ということ。 これは、もっと上に上がっていくための追加条件の部分だと思います。 「聞く」だけでなくて「実行する」っていう、 最初に引用した部分と重なりますね。 自分を振り返ってみると、 「全力でやっていたか?」と聞かれても 「あ~やってなかった。もっとやれることがあるのに」 と非常に思うことが多い。 ・・・まだまだです。 でも、それに気づいたということは、明日から 「全力」を出すべく、今から準備ができます。 いつから気づいても遅すぎるということはない。 気づかせてくれる貴重な意見・出来事に感謝します。 ・「仕事は”仕事”と思ってやってはダメなんです。 じゃあどういうふうに思うべきかというと、 ”戦(いくさ)”だと思うの」 「”戦”より”スポーツ”に似てるんだけど、 スポーツほど甘くない。 どのように甘くないかというと、スポーツにはルールがある」 「この戦に勝つためにはどうしたらいいかというと ”勢い”をつけるの。 戦は勢いをつけた方が勝ちなんです」 「どうせやるんなら、楽しいほうがいい。 仕事は”なんでもあり”のゲーム」・「”人”という字は、人が足を広げて、 一人ひとりがスクッとしっかり立っている姿なんだ」大変な時こそ、勢いが大事! 勢いさえあれば、どうにかなっちゃうものです。 さて、その”勢い”を得るにはどうするか。 こういう一人さんの本などを読んで 「よしやるぞ」と奮起しておくなども一つの手ですね。 =============================一人さんの考え方は、仕事を楽しむうえでも非常に参考になります。一人さんの言葉は、折に触れて読み返したいです。一人さん関係の他の本も、いいですよ。 (過去の読書メモより) ▼『斎藤一人の道は開ける』1~人を喜ばせる、こんな面白いことはない ▼斎藤一人『二千年たってもいい話』 ▼『斎藤一人 愛は勝つ』2~一人さんの、教育論。 ▼斎藤一人『愛される人生』1 ~4割増しで人を喜ばせよう ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.23
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『だからあの人に運が味方する。』(中谷彰宏、世界文化社、2011/4、81分DVD付きで1600円)中谷彰宏さんのDVDつきの本。「中谷塾」の熱気ある、雰囲気の良いセミナーがDVDで見られます。今日、中学校の音楽の授業を拝見しました。その授業が、まさに「雰囲気の良い」見本のような授業でした。子どもたちが活発に発言し、笑いが起こる授業。最後に子どもたちが合唱隊形に並ぶと、子どもの一人が指揮をしながら先生並みのアドバイスや励ましを言いました。小学校の時にかなりの問題行動で先生たちを悩ました子です。先生と比べてまったく遜色ないリーダーシップを発揮していました。子どもの持っている素晴らしい潜在能力に感動しました。この本の帯にある「笑いながらしてたら、うまくいった。」。「うまくいく」ときの、真髄のような気がします。「うまくいく」ために、絶対必要なもの。運。笑顔。仲間。それらのエッセンスが、この本に書いてあります。(DVDも、ほぼ重複する内容です。)中谷流短文言い切りは、読んでいて気持ちがいいです。=============================『だからあの人に運が味方する。』1(最初~p14まで。「プロローグ」と目次の項目を拾っていっただけです。 緑文字や顔文字、(笑)マークは僕が勝手に付け加えたもの。(^^)) ・笑っているから、人が集まってくる。これ、今日見させてもらった雰囲気のいい授業でも思いました。 先生が、まず笑顔。何を言われる時も。 言われることはかなりズバズバ。 注意・ダメ出し、遠慮なし。 でも、目が、表情が笑ってる。 目の奥の輝きが全然違ってる。 この先生にしてこの授業、という、 とてもいいお手本を見せていただきました。 やっぱり、笑顔ですね。(^0^) ・先に、いい結果を予測する。 ・(メールを)いきなり愛の告白かもしれないと思って見るだけで、 そのとおりになります。(笑) ・見る前の表情のとおりの結果が出るのです。・笑いながら歌うと、カラオケが上手くなる。・真剣が、いちばん面白い。・提案には、笑える案をまぜておくと、通る。・ムチャが、成功を呼ぶ。・遊び心が、不安を取り除く。・人を笑わせるより、自分が笑う。・驚かそうとするより、自分がまず驚く。・他人を笑うより、自分を笑う。(~p14(目次まで)。続きは次回)==============================僕は最後の「自分を笑う」がなかなかできません。人のことを笑うのも、苦手です。勝手に、特に意味不明に笑うのは、得意です。 こんな私ですが、どうぞよろしく。(^0^)ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。ニャハ ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2012.02.07
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あーねむい。でも、いい本を読んだら、それを紹介せねばならない。というわけで、書きます。「会社」「組織」についての、具体的な成功実例が載っている本。こういう会社が世の中にあるんだ!と知って、ワクワクします。類書もあるようなので、他のも読みたい。送料無料!ポイント2倍!!【書籍】『お客も社員もどんどん幸せになるすごい会社 グレートカンパニーの作り方』(五十棲剛史、徳間書店、2011、1200円)==============================『グレートカンパニーの作り方』(・以下太字が、この本の記述。 緑文字のところは僕の個人的なコメントです。)・「グレートカンパニー」に共通しているのは、 非常に強い個性、「その会社らしさ」を持っているということ。 会社でも何でも同じですね。 究極的には、その人がその人らしくあること。 「子どもは子どもらしく、犬は犬らしく」(byマルモ)・通知表でいえば、すべての科目で合格点を目指そうとしてしまって いないでしょうか。 だから、いつもマイナス点ばかりに目が向いてしまうのです。 まったくそのとおりです。 このあいだ、通知表が配られましたが、 先生も子どもも(親も?)△に目が行ってしまっていました。・独自性=他社が簡単にマネができないレベルの商品やサービス これができると、強いですね。 得意な部分、長所、好きなことを、徹底的に鍛える、やっていく。 出すぎた杭は打たれず、「商売」にもなりえます。・本気になって目指している会社は一部しかありません。 ○ミッション・ステートメント:目指すべき方向をしっかり作る・使命は理念とは違う。 命がけで絶対に達成しなければならない企業の存在理由、 社会に対する約束。「使命」は、「命の使い方」ですね。 この命を、いかに使うか。 昔の人のほうが、こういうことを真剣に考えていた気がします。 僕なんかもう、「現代人病」みたいな感じで、ダラダラしてしまって いけません。 がんばっている人も、いるのにね。・社内では、価値観教育を徹底。(OKUTA) 何のために働くのか、誰のために働くのか、 何を最も大事にしなければならないか。「学校」でも同じだと思います。 何のために来ているのか、何のために勉強するのか。 それが見えていれば、勝手に勉強しますよ・・・ね。・何より大きいのは、トップが信念を貫いた、ということ。・大きな利益が出たからとボーナスを急増させないかわりに、 リーマンショック後も売り上げが7割、8割減っていく中で、 満額のボーナスを支払う。・「ありがとうカード」(中央タクシー) 名刺サイズ。社員同士で配ろう、とスタート。 狙いは、身の回りの感謝できることに対して 「ありがとう感度」を上げること。 ありがとうはクセであり、ありがとうはスキルなのだ。・毎日のようにありがとうが飛び交う。 多い人は1か月で2000枚くらい書く人がいる。 居心地が悪いはずがありません。・ミッション経営: 共感者が自然と集まるミッションを掲げ、 それに基づいてすべての経営資源に一糸乱れることなく 一貫性を持たせたゴールデンツリーを完成させた経営・まずは、最も身近な信頼できる幹部を巻き込むことが大切・配偶者しかり、親しかり、 一番身近な人間を説得できないようでは、 会社そのものの前途は暗い。・大事なことはストーリーにして伝える・(モノではなく、)コトを売り、ストーリーを売る。==============================このブログでは、「生き方」「考え方」を示してくれる本を多数紹介しています。学校でも、家庭でも、会社でも、それらのことが原点になるからです。暗いニュースや悪いニュースに心をとられるより、グレートな会社、すてきな実践、すばらしい人物のニュースを積極的に取り入れて、自分の身近な所に生かしていきましょう!日本に今暮らしているということは、決して悪いことではありません。むしろ、とんでもなく、すばらしく、いいことがたくさんある。すぐそれを忘れちゃうので、だから僕は本を読むのです。よかったらあなたも、いかがですか?(^。^) (関連書籍) 『日本でいちばん大切にしたい会社(2)』 『日本でいちばん大切にしたい会社DVDブック』 読んでいただいて、 ありがとうございます。 ブログ王ランキング にかとまの読書メモリスト
2011.07.23
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別に何があったというわけではないですが、気持ち的になんだかすっきりしない。娘がごはんをこぼしたり、パソコンのキーをぐちゃぐちゃにたたいたりするととんでもなくイライラしてしまう・・・。まだまだ修行が足りません。こういうときは、読書ですね。(^。^)今読んでいる本は別の本ですが、ブログで紹介しているのは一人さんの本。今日も、読書メモの続きを書きます。今日で最終回。『斎藤一人の 人を動かす』(永松茂久、PHP、1500円)==============================『斎藤一人の 人を動かす』4(第7章以降 より)・「カッコイイ生き方ってあるよな」・「『この人にスポットが当たるにはどうしたらいいか』って ずっと考えてやってきた」・「本当の幸せっていうのは 人の笑顔を見ること」僕も、本当は、子どもの笑顔を見るために、 この仕事をやってる、ってところがあります。 たまに忘れちゃうんだけどなあ。 夏休みにこの子にはこういうものを用意して・・・と 子どもに合わせて何かしら工夫しようとしている時は、 子どもの笑顔をその先に見て、ワクワクします。 だからこそ、こういうことを続けていかなくちゃいけないんだな。 ラクしようと思ったら、なんぼでもラクなんてできるけど、 人の笑顔を見るためにがんばる、ってことなしに 幸せになんてなれない。 人のため = 自分のため 人も自分も、笑顔になるために 行動しよう。 ・「自分のことを空母だと思えばいいんだよ」 「(こういうパーティーを作ったっていうのは) 一生懸命にやってる人たちが、 ここに帰ってきて 元気になってもらうためなんだよ」 「多勢に無勢でやられちゃうことだってある。 そうすると、帰ってくる場所がいるんだよ」・「負けてもいいんだ。 大事なのは、強くなることだから」・「帰るところがあると、 人ってやがて強くなれる。 仲間がいると 強くなれるんだよ」・「自分のやってることは、 天の意思に従ってると信じてるから 越えていける」==============================自分が大事だと思うことを信じて、ちょっとしたことやあれやこれやに迷わされないよう生きたいと思います。 この記事を読んでいただいて、 ありがとうございます。 ブログ王ランキング にかとまの読書メモリスト
2011.07.16
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今日は国語科研究授業でした。僕は授業記録を取りました。おかげで右手が痛いです。(^^;)事後研修会では、「学習課題」についての論議のなかで「そういえば僕はこうしてたな」というのを思い出しました。物語教材の読み取りのとき。僕の場合、初発の感想から子どもたちの疑問を抜き出して、それを「本時の課題」として授業の最初に出していました。久しく忘れていたのですが、久々に思い出しました。さて、昨日読んだ中谷さんの本が「付箋はりまくり」になったので今日は、その貼った個所をメモっておきます。『20代にやっておいてよかったこと』(中谷彰宏、1200円)20代のみならず、仕事する人は、読んでおくと非常に役に立つ本です。今になってうなづけることもけっこうあります。仕事の経験をある程度経てからでも、遅くありません。==============================『20代にやっておいてよかったこと』・「意味は10年後にわかる」 (上司は)グズグズ説明しない。 「意味がわからないことはできない」 などと言わないこと。 意味がわからなくても、やろう。・「さあ、今日はいくつトラブルに出合えるだろう」 とワクワクして会社に来るのが、仕事をするということ。 「今日もいっぱいトラブルを解決してやろう。 かかってこいや」 というくらいの気持ちで会社に行くこと。・ヤル気を出していると、仕事がどんどん面白くなります。・どんなつまらない仕事を与えられても、 もっと面白くやろうと工夫すること。 面白いやり方は、すべての仕事を速くやること。・つまらないと思ったら、自分の聞き方で面白くしようと考える。 (例)メモすること・1日のうちに怒られることが一度もなければ、 家で寝転がっていたのと同じ。 怒られることに強くならなければなりません。 みずから好んで怒られに行くことです。・仕事がムッチャ面白いという人は、NOを集めています。・僕は歴史を変えるために講演で話をするのです。・「次」というのが、働くことの最大の報酬・謝る時は、次の仕事をもらえる一番のチャンス・今も夢は実現しています。 今やってることが夢なのです。・本当に金運のある人は、お金がない時もニコニコ。 なければないで楽しいのです。・自分の運気を増やしたければ、 まわりの人たちの運気を増やせばいい。・たった1人でもいいから、 身近な人をハッピーにしていきます。・「ここからは入らないでね」と線を引き始めると、 少しでも自分のところをたくさんとろうという気持ちになります。・背中からおへそに向かって押すように座ります。==============================最後の表現、「いい姿勢」のために具体的に何を気を付けたらいいかがすごくわかりやすかったです。これを読んでから、「背中からおへそを押す」と意識しています。すごくシンプルに素早くいい姿勢をとれるようになりました。中谷さんの説明の仕方、言葉の使い方は絶妙です。こんなに分かりやすく説得力のある書き方ができる方はそうないと思います。 ここまで読んでいただいてありがとう。しあわせです! 以下にクリックいただけるとさらにうれしいです。(^0^) ブログ王ランキング にかとまの読書メモリスト
2011.06.08
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途中だった読書メモの続きです。 『人を幸せにする話し方』(平野秀典、実業之日本社、2009、1500円)=============================『人を幸せにする話し方』4(p87~95より。第1話-5 魅力で話す より)・あなたが、 唯一無二の存在であることを自覚すること。・魅力がある人というのは、 自分らしさを磨いた結果、 自分の軸ができて、ちょうど、軸を中心に回るコマの遠心力のように、 周囲に影響を与えられるようになった人・成功する人は、 自分らしさを磨ききって成功することができた・「最高の自分」をイメージして、その自分を演じる 最高の自分は、どんな話し方をしていますか? 最高の自分は、どんな・・・をしていますか?・役作りは、最初は、嘘でいい・演じることは、究極の引き寄せにつながる・最高の自分をイメージするとは、 最高に魅力的な「魅せ場のシーン」を決めるということ・全シーンが見せ場ではない(p95まで)=============================「演技する」ことは結構好きです。でも、日常に流されて、しようと思っていた「演技」をしきれていない自分がいます。仕事というのは、ある意味「演技」に似ています。期待される役割を、演じ切れるかどうか。「最高の自分」を思い描くことは、やっていなかったです。「最高の自分」は、かなり高いパフォーマンスをもっている気がします。それが、出し切れていない。全然、全力を出していないです。準備も足りないし、気合も足りません。役者が、長い時間をかけて練習し、本番の舞台に臨むように、僕ももっと「演技する」ということを真剣に考えていかないといけません。なりたい自分になるには、まずなろうと思うこと。なりたい姿を明確にすること。ではまた次回! ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.02.24
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『幸せを引き寄せるお金の習慣』(佐藤伝、中経出版、2009、1300円)この本の読書メモは今日で第3回。 今日のテーマはズバリ、「あなたがやろうとしている『よい習慣』、 それをどうやって持続させますか?」================================『幸せを引き寄せるお金の習慣』3(p138~189より。#以下の緑文字は僕の個人的なコメントです。)・「箱を用意すると中身が入ってくる法則」・まず、自分で、「何々に出ます!」と宣言してしまうこと (例)ジョギングを継続したい人は、 東京マラソンにエントリーのはがきを出すなど、 「お試しの場」づくりにトライ 英語の勉強の成果のお試しの場ならば、 TOEICテストを受験するなど#僕も英語の勉強には興味があります。 でも、TOEICは受験会場が遠いのでやめにします。(笑) そのかわり、歌の練習を今年の初めからがんばっているので、 日本カラオケ大賞とかなんとかいうのの 兵庫県大会に出ようと思います。 子どもでもだれでも、「この大会に向けて/この行事に向けて」 というのがはっきりすると、がんばれるものです。 がんばれるか、がんばれないか、というのは、 ひとえにこういった明確な目標のセッティングにかかっています。 教師にとっては「研究授業」や「研究発表大会」がそうですね。・小さくて実行可能な「マイクロ目標」をたくさんつくる 「早起きしてランニングする」は、 「早起きする」と「ランニングする」の2つに分けたほうが絶対にいい・いいことは、どんどんマネしてみましょう。 モデリングとサンプリングを、サクッと実践できる人は、 幸せに成功する近道を知っている人・貯金専用の通帳に数字が印字され、 目に見えてお金が増えたことを確認すると、 誰でもうれしくてニンマリするもの。 このように、増える様子がはっきり見えると、 人間は、なんだかとってもヤル気が出てくる。(p190(第4章の終わり)まで)================================内容的には、過去記事にも非常にリンクするところが多いです。他の本でもこういったことは「これが大事!」ということでけっこう書いてあることですよね。でも、その書き方、それから「たとえば」という事例が自分にしっくりくるかどうか。この本の「たとえば」は、けっこう自分にしっくりきました。自分のやる気を高めるには、いい本です。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.02.06
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ちょっと精神的にしんどくなっていましたが、昨日は京都出張、今日は韓国の方に教わるチヂミづくりと、いい気分転換ができました。読書メモの続きを書きます。『幸せを引き寄せるお金の習慣』(佐藤伝、中経出版、2009、1300円)「お金」のことが中心テーマですが、それ以前の精神論とか、普遍的な行動管理のやり方についても書かれています。================================『幸せを引き寄せるお金の習慣』2(p55~137より)・DVD「てんびんの詩」 企業・団体等の教育研修として多くの場所で活用されてきた名作!【中古】■VHS■てんびんの詩 第2部自立編■【送料無料¥12,390】#この映画は、他の方もおすすめされていました。 かなり古い映画ですが、見てみたいです。 レンタルにはなさそうですが・・・。 実話をもとにした映画で、 稼ぐということや、商いをするということの本質が描かれているそうです。・『私はどうして販売外交に成功したか』#こちらは書籍で比較的手に入りやすいです。 さっそく注文しようと思います。 『私はどうして販売外交に成功したか』 (フランク・ベトガー、ダイヤモンド社、1223円) amazonの商品紹介では、次のように書いてあります。==============================あのデール・カーネギーをして、「本書を一冊手にするためには、シカゴからニューヨークまででも、喜んで歩いてゆく」と言わしめた名著中の名著。不幸にも試合中に腕を折り、選手生命を絶たれた大リーガーが、やがてトップセールスマンになるまでの半生を記録したもので、何と1964年の初版以来、28版を重ねるに至っているという、奇跡の1冊である。 ==============================・1:エゴのステージ ↓ 2:モラルのステージ ↓ 3:メッセージのステージ・なんのためにそれをやっているのかを 絶えず自分に問うて(セルフ・コーチング)、 それをより明確にしていくのが継続・習慣化の秘訣。 人生は絶え間ない自問自答。・計測が可能になるよう工夫する (例)スーパーチェックシート(SCS) ○:「やらなくちゃ」と意識したら・・・○ ◎:実行できたら・・・◎ マイナス要素を盛り込まないので楽しく継続できる(p137(第4章の途中)まで)================================最後のチェックシートは、「意識しただけでも○」という画期的なもので、学校や家庭でも、使えそうです。意識する効果が見込めますね。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.02.05
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『20歳のときに知っておきたかったこと』(ティナ・シーリグ/高遠裕子、阪急コミュニケーションズ、2010、1400円)読書メモの続きです。前回はこちら。===============================『20歳のときに知っておきたかったこと』2(p119~(第6章から最後まで))(・は本書からの抜粋、その後のミドリ文字は僕のコメントです。)・その人が得意なことに近い仕事をつくる。今日行った特別支援学校の学習発表会にも共通します。 仕事(やること)が先にあるのではない。 人が先にある。・人生は 魅力的な可能性が載ったトレイがずらりと並んでいる 大きなビュッフェのようなもの。 欲張って自分の皿にあれもこれも載せてしまうと、 消化不良になるのがオチ。 すべてを平らげることはできるが、いっぺんにはできない。はい、とりすぎてしまうのは、僕です。 ビュッフェ(バイキング)だと、全種類食べないと・・・! という気になって、欲張りすぎてしまいます。・そのときどきで 3つの優先順位を決める。・大多数の人間が遂行できるのは 1度に3つまでである。とにかくいっぺんにたくさんやろうとする傾向があるので 反省しています。 「3つまで」にしぼることを、習慣にするとよさそうです。・「言い訳は 無意味、専門的に言えば たわ言である」 (バーニー:スタンフォード大学教授) ・社会的に許される言い訳はできるが、 本気でそうする気があるなら、実現する方法をひねり出しているはず。・ひとりひとりの顧客との1回ごとの経験は、 初めて打席に入るようなもの。 1回ごとの接客が、顧客に素晴らしい体験を提供し、 販売員の評判を高めるチャンス。 たとえそのときに売り上げにつながらなくても、 投資はいつか引き合う。===============================この本の巻末の注には、インターネットのアドレスがたくさん載っています。そこにアクセスすると、本の中で紹介された実例のビデオが見られます。 興味を持たれた方は、手に取って読んでみてくださいね。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.29
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サンデル教授の『ハーバード白熱教室』ではないですが、同じように大学の講義を本にしたものがあります。スタンフォード大学の集中講義。『20歳のときに知っておきたかったこと』。これがまたおもしろい。「起業家」にとってはバイブル的な内容が目白押し。ゼロからお金を生み出す方法が書いてあります。しかも、実際に学生がやったことです。「やり方は、いくらでもある」ということがわかります。これを読むと、問題解決が簡単に思える。僕的には、「ハーバード」よりおすすめです。読書メモを、2回に分けて書くつもりです。今回は、本の前半部分から。『20歳のときに知っておきたかったこと』(ティナ・シーリグ/高遠裕子、阪急コミュニケーションズ、2010、1400円)===============================『20歳のときに知っておきたかったこと』1(・は本書からの抜粋、その後のミドリ文字は僕のコメントです。)・決まった額を請求したときよりも、 「無料でサービスするので お気持ちをください」 と言ったときの方が、実入りがはるかに多かった。「いくら払うのか」を相手に任せるサービスは、 長期的に見てかなり受け取るものが大きい、という気がします。 上のたった3行の文から、多くのものが見えてきます。 もうけることしか考えていない自信過剰の人間は、 自分の能力をただ働きさせてしまうようなことは、決してできない。 でも、成功するのは、そういう人ではないのです。 商売以外のことでも、本質部分はかなり共通しますよね。 簡単に言うと、「無償の愛」から出発せよ、ということかな。 簡単に言いすぎて、抜け落ちているものがある気もしますが。・現場にいる人ほど、日常的に問題にぶつかっているので、 その状態に慣れ切ってしまい、 問題に気づきもしないし、まして、 それを解決する独創的な方法など思いつかない。 (例)ATM: 開発当初は、「利用しない」と答えた人が圧倒的だった。 当時は、どんな取引もカウンターに行ってするのがふつう。 利用者は、自分の行動を劇的に変えることなど想像もできなかった。「新しい風に吹かれる」ことの必要性を物語っています。 人事異動や異業種交流は、こういうことを解決する一つの方法ですね。 また、「新しいことをするには反対意見があって当然」ということを 知っておくことで、新しいことを粘り強くやろうとすることにもつながります。 ちなみに僕は「新しいこと」をするのが大好きです。 周りの意見を聞くことも大事ですが、それが間違っていることもある。 あまり人の意見を気にしすぎると、新機軸の大成功は生まれませんね。・駄目なアイデアなどというものはない。・最初の数回ではうまくいかないかもしれないが、 ほんの少し工夫すれば、実行可能なすばらしいアイデアへと変わる。・成功を阻む最大の壁は、自己規制・人生には、小さな失敗や大きな失敗がつきもの。 大切なのは、そうした失敗から立ち直れるかどうか。 自分を振り返ってみても、子どもたちの教育を考えてみても、 同じことを思います。 今の子は「失敗を恐れる」ことが多いです。 「立ち直れるかどうかが大切なんだ」というメッセージを伝えたいと思います。 自分も立ち直るのが苦手ですけど。・失敗は、思いもよらぬチャンスになることがある。 失敗すれば、目標や優先順位を見直すし、 順調にいっていたときよりも、ずっと速く前に進めることが多い。長い目で見ると、このことは非常にうなづけます。 失敗から学ぶことなしに、成長はあり得ません。 失敗直後は、かなり落ち込みますけどね・・・。(p118まで)===============================興味を持たれた方は、手に取って読んでみてくださいね。斎藤一人さんの本と比べると、字が多いですけど。読みだすとやめられなくなります。 ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.28
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『斎藤一人 愛は勝つ』 (大信田洋子、KKロングセラーズ、2010、1500円)今日はこの本の第2章、「あなたの『愛は勝つ』のために」を読み返しているところです。前回、この章の半分まで読み返したので、今日はもう半分。読み返してみると、「明るくいこう。バリバリやろう。楽しくいこう」と思います。===============================大信田洋子『斎藤一人 愛は勝つ』3(第2章 「あなたの『愛は勝つ』のために」後半 p85~より)・「魅力があればいいんだよ」・「魅力とは『また』なの。」 「また 見たくなる笑顔だろうか」 「また きたくなる店だろうか」 「また 食いたくなるだろうか」 「常に『また』って、 『また』をつけて考えなきゃいけない。 一点『また』っていうことにつきるんだよ」 「この『また』が魅力なんだよ」・「週に1個でもいいから、 『また、ここにきたくなるために、なにをしますか』 って 決めればいいんだよ」・「その人がワクワクすることで、やらなきゃダメなんだよ。 自分がワクワクすることが一番楽しいんだよ」・「正しいことを考えるんじゃないの。 楽しいことを考えるんだよ」・「明るくしてるところに集まるんだよ。 世間が暗いとき、明るいヤツのとこに寄るんだよ」・「コツコツとか働いてちゃダメなんだよ。 バリバリ働く(笑)」・「とらぬ狸の皮算用、つって。 ニマッと笑って、とらぬ狸をやらなきゃダメなんだよ。 このバカバカしさが、ワクワクするんだよ」(p146まで)===============================一人さんの魅力論、「また」の話はCDなどでこの本を読む前に聞いていました。でも、心底理解できていなかった気がします。僕は教師なので、子どもが「また教えてもらいたい」と思う、そんな授業ができないとダメですね。そのためにどうするか。自分が好きなことを考え、ワクワクする。ワクワクして、楽しくて、どうしたって明るくなっちゃうような内容の授業をする。たまにそういうことはありますが、いつもというわけにはいかないのが実情です。これでは、「また」ではなくて 「たま」になってますね。(^^;) もっともっと、遠慮せずに楽しいことを入れていってもいいのかもしれません。そういえば2年生をもっていた時は「めいろ作文」とか、他の先生がしないような実践をけっこうしていました。授業前に考えるのも楽しい、授業中も楽しい、授業後に子どもの成果を見るのも楽しい、それを学級通信に載せるためにセレクトするのも楽しい、学級通信を作るのも楽しい、学級通信を配るのも楽しい、その後の保護者の方の反応をいただくのも楽しい・・・という「ワクワク気分」の波に乗っていっていたような気がします。気分って結構大事ですね。ちょっとしたことで気分は変わるもの。ワクワクするためには、ちょっとしたこと。とらぬ狸の皮算用。ウフフフフ・・・と笑ってニマニマしているっていうのが、実はワクワクの最初のきっかけになったりして。一人さんの言葉を読んでいると、ワクワクの波に乗るのはすごく簡単に思えてきます。明日は、朝起きた時から、ワクワクでいくぞ~。ワクワク皮算用で、レッツゴー!! ここまで読んでいただいてありがとうございます。 応援していただける方は、ぜひクリックをお願いします。↓ ブログ王ランキング
2011.01.26
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ネットワーク地球村の会報で、高木善之さんが紹介されていました。(YouTube動画)日本が変わるスイッチが入っている映像 - 裸の男とリーダーシップ 1人の裸踊りが、1人のフォロワーを得ることで、次第に人数が増え、最後には大人数でのムーブメントに発展。「ムーブメントを起こす」とはこういうことか、と分かります。仲間や賛同者を得るには、まず、一人で、本気の裸踊りをはじめることですね。折に触れて何度も見たい動画です。 (^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックしてください!(^^;) ブログ王ランキング
2010.12.02
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『僕の人生を変えた29通の手紙』(福島正伸、日本実業出版社、2010、1400円)福島正伸さんの新刊です。仕事に悩む青年の物語。小説なのでサクサク読めます。福島さんの珠玉の言葉が、「手紙」という形式で登場し、主人公の価値観を次第にゆさぶっていきます。===============================(商品紹介:楽天ブックスより転載(抜粋))「思い通りに仕事が進まない」「部下が任せた仕事をきちんとやらない」「上司が自分を受け入れてくれない」。このような悩みを抱えていませんか?本書の主人公、剛もそんな悩みを抱えるひとり。"きっと僕なんかいなくても、仕事はうまく回るだろう。僕の代わりは、誰にでもできるんじゃないか。"すっかり自分の存在価値を感じられないようになってしまった彼の元に、ある日差出人不明の白い封筒が届きます。いったい誰が?何のために?読めば必ず自分が変わるきっかけとなる!感動の一冊。 ===============================読後感は最高でした。読んでいる間は、主人公と一緒に成長していった気がします。 以下、読書メモです。===============================『僕の人生を変えた29通の手紙』読書メモ・君が大切にしたいものを大切にしているとき、 誰から見ても君は輝いて見えるようになる。・自分が気づき、成長したいと思うと、 自分と違う意見を聞くことが とても楽しいものになるんだ。・理想と現実の間にある溝を埋める本気の努力こそ、 自分を輝かせ、仕事を面白くするものだ。・行動だけじゃなくて、気持ちも見本になる。・こっちが楽をしたいと思ってやっていると、 相手も楽をしようとする。・きっと部下は、行動を真似るのではなく 気持ちを感じとって、それに共感して動き出す。・出世をするほど、 降りかかってくる問題が大きくなる。 それって実は、自分があきらめずに問題に挑む姿を見せて、 部下に勇気を与えるためなんだよなぁ。・仕事の基本は、 一から十まで、すべて自分から率先してやること。===============================福島さんの本は、おすすめです!ここに紹介しませんでしたが、一言が心に響く 名言・金言の数々は、きっとあなたの心のサプリメントになることでしょう。たとえば、過去に紹介したこんな本なども、いかがでしょう。▼福島正伸『1日1分元気になる法則』1 ~思い出してみよう! 『1日1分元気になる法則』(福島正伸、中経出版、2010、1300円) (^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックしてください!(^^;) ブログ王ランキング
2010.11.15
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久しぶりの更新です。風邪をひいていたので最近は早く寝るようにしていました。21時ぐらいに寝てました。(^^)今日は休日なのでブログ書きます。2010年11月04日の日記クロイワ・ショウ『出稼げば大富豪』1~「意識は肯定にあり。知識は否定にあり」 の続きです。調子ぶっこきシリーズ1『出稼げば大富豪』(クロイワ・ショウ、KKロングセラーズ、2009、1600円)読書メモの第2回。お疲れ気味のあなたに、元気を注入します!(笑)いってみよう!==============================『出稼げば大富豪』読書メモ2 (p181~210より)(・は本の内容、#の緑文字は僕のコメントです。)・「おまえ、絶対、忙しいとか 言っちゃうなよ」 「やればできるもんや」 「できないと言っちゃった時点で、 もうそいつに伸びがない」 「ようするに、リミッターはずせっちゅうこっちゃ。 忙しい、できない を 徹底的に 排除する」#「忙しい」はよく口にしちゃいます。 「忙しい」と言ってる間に動け、って感じですね。 「忙しい」をネガティブでなくポジティブにとらえたいです。 そしてきびきび笑顔で動いていたら、 仕事も人生も充実!って感じですね。・「いろいろ経験すんねや。 人間ちゅうのは、恐ろしい可能性を持ってる。」 「ベッドメイキングもやれるし、 ラーメンも作れる。 その方が、楽しいやんけ。 1つのことばっかやった結果、歯車になってまうんや」 「専門プラスアルファや。 専門だけやから人間味がどんどん薄れていく。 ようするにな、人生はドラゴンクエストやねんて。 いろんなことの経験値の集積やねんて」#「ドラゴンクエスト」の世界観の中を 自由に旅する楽しさといったら、ないですね。 でも、僕らはそういう自由な世界の中に、すでに住んでいます。 「職業」も「仕事」も選べます。 もっと細かいことも何だって選べます。 人生は選択の連続ですが、 それはあたかも、ゲームのウインドウで選択肢を選んでいるようなものです。 人生もドラクエのように、 「いろんなことをやる」ことの楽しさをもっと味わっていいものだ、 と僕も思います。 ・「自分でわからんかったら、 聞いたら終わりやんけ」 「結局、行動力が全てをつないできたんや。 落ちこぼれにリミッターなしや」 「中途半端に賢い奴は、計画ばっかりに時間使うやろ。 形にこだわるんや。違うねん。中身が先やねんて。 理屈こねる前に、やってみたら早いやん」・「『億劫』っちゅうのを 自分から取り除け。 そして、やりまくる。」 「とっとことっとこやんねん。 挑戦するサイクルを徹底的に早めるねん。 思いついた瞬間=行動してる、みたいな。 そしたら気づいたら成功してるわ」・「会社経営なんてアメフトみたいなもんやからな」#僕はけっこう考えるタイプなので、 行動しないで時間がたってしまうこと、すごく多いです。 行動力の大切さは、だいぶ、身に染みているんですけどね。 そんな自分でも、前よりは、行動力がついたような気がします。 行動できないとき、まだまだ多いですが、 本書から「檄」をもらって、またがんばれそうです。(p210まで)==============================あなたの元気メーター、回復しましたか?同書はホントに読みやすくておすすめなので、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。 続きはまた次回に書きます。では! ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックしてください!(^^;) ブログ王ランキング
2010.11.13
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『日々の暮らしを楽にする』(小林正観、学研、2009、1500円)この本の読書メモ、続きです。「仕事」がどんどん楽しくなる/「お金」に困らなくなるには/「笑い」で「体」が楽になる/「死」から見えてくる生き方/「霊」は恐れず味方につける/「占い・予言」を見極めるためには/「感謝」で「味方」が増えていく/「実践」が日々の暮らしを楽にするという、後半の各章から。 ===============================『日々の暮らしを楽にする』読書メモ2(第6章『「仕事」がどんどん楽しくなる から)(・は本の内容、#の緑文字は僕のコメントです。)・ある車のメーカーの営業所長 毎日飲んでいるだけで車の営業はしなかった。 でも、営業所でずっと売り上げナンバーワンで、 年収が一億を超えていた。・売ろうと思っていると ギラギラしたものが相手に伝わってしまい、 買いたいと思われない。・こだわればこだわるほど、 自分の望んでいることから遠ざかる。#正観さんの本の主眼は、「こだわるな」というところにあります。 仏教の教えによるものですが、 執着を捨てると、楽しく、ラクに生きられる。 僕はかなり「こだわる」人間でしたが、 ちょっとずつそのこだわりが薄れてきています。 いろいろな壁にぶち当たってきたからであり、 一人さんや正観さんの本を読んできたからでもあります。 「こだわり」は個性であり、大事だとも思いますが、 「こだわり」にこだわった時点で全体を見失い、 本末転倒になる可能性があります。 最も大事なことは、「こだわり」の先にあります。・流行っている料理店の共通項 = お客さんが来た順番に必ずメニューを出して、 商品を運ぶ店 ↑ ↓ お店によっては、 1人目と4人目のラーメンを同時に作り、 2人目と3人目のお客さんを待たせた状態で4人目の人に出す。・効率を上げる方法よりも、 頼まれた順番に、コツコツと目の前の一人一人を 大切にしていくことが大切。・売上よりも、いかに喜ばれるか#「目の前の一人一人を大切にする」 ということが、仕事場面でのよく見られる光景から、 すっと理解できます。 「自分としてはまとめてやった方が楽なんだ」と 自己のこだわりで進めていった時、 目の前の大事なはずのお客さんは、 「大事にされていない」と思ってしまう。 仕事ではよくあることです。 「自分のための効率化」の引き起こす、 落とし穴。 気をつけよう、気をつけよう。(^。^;)・体のどこかが痛んだり、不調という時には、 その不調な所に文句を言うのをやめ、 不調ではないところのすべてに「ありがとう」とお礼を言い、 感謝をすることで、その1か所が消えてしまう。・「私の体は超合金、 風邪もひかない病気もしない。 私の体は、細胞、グー」 と言っていると、ますます元気になっていく。#こういう発想が面白いです。 正観さんは、けっこう、言葉遊びが大好き。 僕も、大好きです。 楽しく生きるには、 自分に、楽しい言葉をかけよう!・格好がそれらしい人(偉そうで、立派そうな人)は、 逆に危ない。・見た目が普通の人のほうが、 本物である可能性がある。#↑このことは、今並行して読んでいる2つの本からも、 つくづく思います。 中村文昭さんの本と、バリ島の大富豪の人についての本です。 偉そうにしている人は、全然本物ではない、 ということですね。 文昭さんの本は、次回ご紹介します。===============================ではまた。次回も、お楽しみに。 ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックしてください!(^^;) ブログ王ランキング
2010.10.30
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昨日はドラッカーの『マネジメント』の読書メモでした。では、それをふまえて!(笑)こちらの方が読みやすいです。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(岩崎夏海、ダイヤモンド社、2009、1600円)3か月ぐらい気になっていて、結局買っちゃった~という本です。簡単に言うと、「野球部のマネージャーがドラッカーの『マネジメント』を参考にして、野球部を立て直す」というお話。一部では「もしドラ」と略されているとかいないとか。(^^)中身が思いっきりバレてしまいますので、楽しみにしたい人は、読まないでください。============================『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』読書メモ (・は本の内容、#の緑文字は僕のコメント。 ◆マと書いてある青字部分は『マネジメント』の引用部分より)・考えるより先にまず行動する。・まず「野球部を甲子園に連れていく」と決めてしまった。#さらりと書いてありますが、これが物語の出発点です。 まず、自分の中で目標を決めないと、 『マネジメント』を読むことすら、はじまりません。 これを決めない人が多いです。 あ、僕もですね。(^^;) 決めてない人は決めてからこの本を読んでください。 そうすると、めっちゃ役立つ本になると思います。◆マ: 才能ではない。真摯さである。◆マ: 「われわれの事業は何か。何であるべきか」 を定義することが不可欠 但し、わかりきった答えが正しいことはほとんどない。◆マ: 出発点は1つしかない。 顧客である。 顧客によって事業は定義される。・顧客が野球部に求めていたものは、「感動」だった。・『マネジメント』は、マネジメントチームの基本テキストとなった。・まず、マネジメントチームが週ごとの目標を設定。 それをもとに部員たちに練習方法を決めさせた。◆マ: 自己目標管理の最大の利点は、 自らの仕事ぶりをマネジメントできるようになることにある。・チームごとにリーダーを決め、それぞれの管理運営は、 そのリーダーに任せるようにした。・「自分の仕事が組織の成果に結びついている」と 実感できなければ、働きがいも生まれない。・成績の推移を記録し、グラフ化して渡すようにした。 チームごとの成績もそうだし、各部員についての成績もそうだった。・フィードバックや勉強会など、 ミーティングに割かれる時間は必然的に増えていった。 週に1度はミーティングを一斉に行い、 グラウンドでの練習は行わない日を設けることになった。 (NGD:ノーグラウンドデイ)#野球部なのに、野球の練習を行わない日がある、 というのがおもしろい。 それだけ、ミーティングが大切で意味がある、ということなのでしょうね。 あなたは「ミーティング」と「本来の活動」、 どれぐらいの比重で行うべきだと思いますか? 仮に「ミーティング」比率が0と50と100で考えると 分かりやすいと思います。 本務を効率化するラインというのが、どうもありそうです。◆マ: イノベーションの戦略の一歩は、 古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを 計画的かつ体系的に捨てることである。 → 「何を捨てるか?」 → 「『送りバント』と、『ボール球を打たせる投球術』を捨てる!」#ここも面白かったところです。 僕は「捨てる」ことをなかなかしないのですが、 「捨てる」からこそ、道がはっきりするものですね。 「何でもアリ」のオールマイティは、一見一番よさそうですが、 そこは考えどころです。・野球部の練習には、集中するポイント、 すなわち「立つ場所」が必要であった。・何かに集中し、何かを捨てる。・攻撃のポイントを 「ストライクとボールを見極める」ということに決めた。・ボール球を見送る練習を集中して行うことになり、 攻撃に関しては、それ以外の練習は捨てた。 ・みなみは、正義の打ちだしてくるアイデアについて、 良し悪しを判断しないよう心がけた。 ほとんど無条件でその実行を手伝った。・彼の「意欲」や「士気」を大切にしようとしたのだ。#僕はすぐ「良し悪し」を判断してしまいます。 でも、自分が逆に、何でも無条件で手伝ってもらったりしたら、 どれだけうれしいか。・ 自分たちが取り組んできたマネジメントの方法を、 野球部以外にも広げていく。 他の部の部員たちをも生かす。・部活動におけるマネジメントのコンサルタントを始めることにした。#野球部だけにとどまらない、というのがいいです。 「いいことは広げる」「他に与える」「貢献する」ということ、 これがまた、巡り巡って、いい循環をつくるのです。 こうなると、もうどうにもとまらない♪ ここまでいけば、周りの応援もあって、 自動的に上に押し上げられていく。◆マ: 無知や無能、態度の悪さや頼りなさには、 寛大たりうる。 だが、真摯さの欠如は許さない。 決して許さない。◆マ: 組織構造は、組織のなかの人間や組織単位の関心を、 努力ではなく 成果に向けさせなければならない。 成果こそ、すべての活動の目的である。============================あなたが今属している「組織」(学校、学級、職場などなど)が、もし「改革」を必要としているなら・・・そのマネジメントの一つの方法を、この本は具体的に教えてくれると思います。「野球部」に対する具体的なマネジメントのしかたは、けっこう奇抜なものもありましたが、「なるほど」と思える側面があり、「こうすればいいんだな」と納得できるところがありました。学校や学級のマネジメント、職場のマネジメントにも使えると思います。 ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックしてください!(^^;) ブログ王ランキング
2010.10.26
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今日はドラッカーの『マネジメント』の読書メモです。この本を読んだのは、もちろん今年の話題書、これ↓を先に読んだからです。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』(岩崎夏海、ダイヤモンド社、2009、1600円)ドラッカーの『マネジメント』の引用がかなりもっともな内容で、原典を読んでみたいと思いました。原典と言っても、エッセンシャル版ですけどね。『マネジメント 基本と原則 【エッセンシャル版】』(ピーター・F・ドラッカー/上田惇生、ダイヤモンド社、2001、2000円)==============================ドラッカー『マネジメント』読書メモ(・は本の内容、#の緑文字は僕のコメントです。)「人と労働のマネジメント」 ・働くことが成果と自己実現を意味した時期や組織があった。 その典型が、国家存亡のときだった。 働く者は、自らが大義に貢献していることを自覚していた。#戦争などの緊急事態は避けるべきですが、 危機意識があるときに働くときに、 日常では出せなかったパワーが働くことは容易に推測できます。 「何のために」が明確で、「確かに必要だ!」と自覚できる働きには、 人は驚くべきパワーが出せるものです。・仕事と職場に対して、成果と責任を組み込むこと。・共に働く人たちを 生かすべきものとして捉えること・強みが成果に結びつくよう人を配置すること ・補佐役という職務、つまり仕事とはいえない職務は有害である。 マネージャーの仕事には、目的、目標、機能がなければならない。 自ら貢献できなければならない。 責任ある存在とならなければならない。「目標管理」・目標がなければ混乱する。 自らの率いる部門があげるべき成果を明らかにしなければならない。 他部門の目標達成の助けとなるべき貢献を明らかにしなければならない。・目標は、短期的視点とともに長期的視点から規定しなければならない。「真摯さなくして組織なし」・真摯さを絶対視して、初めてまともな組織といえる。#何が大事って、たしかに「真摯さ」ほど大事なことは ないのかもしれません。 「真摯さ」は人の心を打ちます。 頭を使って、うまいこと立ち回って成功したとしても、 「真摯さ」がないのなら、すぐに破たんし、長期的失敗に終わるでしょう。 それならば、学校でも組織でも、「真摯さ」こそを評価するべきです。「意見の対立を促す」・GMのアルフレッド・P・スローン・ジュニアは、 会議の席上 「それでは、この決定については 全員の意見が一致していると考えてよいか」 と聞き、全員がうなずくと、 「では、意見の対立を生みだし、 問題の意味について理解を深めるための時間が必要と思われるので、 次回また検討することにしたい」 と言ったという。・対立は、わざわざ生み出させようとするほど、 価値の高いものなのですね。「成長には戦略が必要」 しかし、「成長そのものを目標にするな」・あまりに急速な成長は 組織を脆弱化する。・成長そのものを目標にすることはまちがいである。 大きくなること自体に価値はない。 よい企業になることが正しい目標である。 成長そのものは虚栄でしかない。#僕の目標は、思いっきり「成長すること」でした。 「成長そのものを目標にするな」は、 ガツンときました。(^^;) 「よい企業になること」が正しい目標だそうです。 自分は何になりたいのか? 改めて問われた気がしました。 そうですね、「真摯さ」を失わない人になりたいです。(^^) ============================== ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックしてください!(^^;) ブログ王ランキング
2010.10.25
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『教師の作法 指導』(野口芳宏、さくら社、2009/12、1700円)本の帯にあるように、「教師の原点に立つ」ことができる本です。この本の読書メモ、今日が第3回です。========================『教師の作法 指導』読書メモ3 (p38~65 まで)(・は本の内容、#の緑文字は僕のコメントです。)・よい医師は、たとえ病名が同じでも、 その患者の状態によって処方を変える。・「臨機応変」: 基本となるプランがしっかりしているからこそ、 多様な状況に対応して変化することができる。・本質のためには、形式にとらわれる必要はない。 むしろマンネリに陥らないよう、 積極的に変えていくべきだ。・いつも色あせない、未知への好奇心をかきたてていってください。#こだわってしまうところが、ちがうことがあります。 本質でないところにこだわると、うまくいきません。 本質の見極めこそが大事です。 昔からそうですが、本質でないところに傾注してよく失敗しています。(>.<;) ☆実態を見抜く ・実態把握が不充分あるいは不正確であれば、 せっかくの努力も的外れ。#「実態把握」で大事なことは「子どもの事実」。 「教室の思いこみ」を極力排したいものです。・クラス全員に意見を言わせる方法 例えば「2択方式」 「○×方式」 →・全員が「自分の立場」を決める。 ○子どもたちは自分の選択が正しいのかどうか気になり、 次第に授業に集中し始めます。 ・指示例「なぜそう思うのか、ズバリと一言で書いてみよう」 ○簡潔な答えから、教師は一目で子どもの理解度を推し量ることができる。 ・「トラブル・リポート」を書かせる ○自分の「やったこと」を具体的かつ詳細に記述させることで、 子どもは自分の醜い部分と対峙し、自己を見つめる機会を得る。・「教材」:役に立たなければ「教材」とは言えない。・教師は指導するのが役目。 目標を指し示し、導くべき存在。 ●授業の始まりや、テーマの提示、まとめ => 教師が主体となって「一斉指導」 ●「小集団指導」は適宜取り入れ、 子どもたちが相互に影響を与え合う機会をつくる。 ●たとえ短い時間でも、必ず本人の目を見て向き合い 「個別指導」 ●授業に興味の持てない子どもが多いようなら 「作業学習」 ●授業始まりの5分間は必ず前時の復習に充てるなどして 「反復学習」・理想の教師像を持つことが心の杖になる。 ・自分自身の中に確固たる理想像を持つこと・常に原理原則を背景とした指導を粘り強く行い、 自分の力で本質にたどりつく喜び、新しい課題への挑戦意慾まで耕す。・小手先の理解ではなく、 教えるべき事柄の本質をつかんでください。(p65まで (「第1章 指導以前の基礎作法」より))========================ここまででやっと、「指導以前の基礎作法」の部分です。自分の実践で、「指導以前の基礎」がどれだけできていないことか・・・。反省しつつ、次からは「第2章 指導の作法」に入ります。 ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックいただければ、うれしいです。(^^;) ブログ王ランキング
2010.10.13
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野口先生のご本をブログで紹介するのはいいのですが、内容と自分の実践とのギャップに苦しみます。(^^;)子ども相手の生の「授業」は、そうそううまいぐあいにはいきません。今日の反省を明日の糧に、精進、精進です。ところでこの本のデザイン、昔の教科書みたいですね。「指導」に関して、昔から今まで変わらない、大事なことが書いてある、ということを暗に示しているのかな?『教師の作法 指導』(野口芳宏、さくら社、2009/12、1700円)========================『教師の作法 指導』読書メモ2 (p26~37 まで)(・は本の内容、#の緑文字は僕のコメント(反省!?)です。)・指導内容を抽出する・指導方法を案出する ・指導方法=「有効刺激」 ・子ども自身が興味を持ち、 自発的に解決に取り組むよう仕向けていく ・身近な例を出したり、 一見授業内容とは関係ない話題を持ち出したりと、 工夫をこらす・指導のステップの根底にあるのは、 教師自身の強く「願う気持ち」#ここがゆらいでいるときがあります。 自分の本気度がどれくらいか? 子どもには、一発で見抜かれます。 思いや願いのない授業なんて、 コンピュータプログラムの機械的再生のよう。 「つまらない」とそっぽを向かれて、当然です。 ・目標:はっきりと誰にも判定できるもの 「いま、達成できた!」と教師自身が本当に感じられるかどうか#「いま、達成できた!」と授業中に感じられたことなんて、 これまでに数えるほどかもしれません。 特別支援学級でも教えてきた経験でいうと、 特別支援学級での指導時のほうが、 感じやすかったかも。 つまり、「個」が見えていないと、感じられないのです。 「集団」相手に、大人数を相手に授業している場合、 「いま、達成できた!」と感じられるぐらい、 個々の子を見れているか、感じれているか、 そもそもその部分が危ういことが、多いです。 ノートやプリントなど、子どもが書いたものを後で見て 「この子は達成できている」と思うことなら、多いのですが・・・。 ・「精選」:優先順位をつけて、取捨する・イメージトレーニング・抽象的な計画のままでは 現場では役に立たない・「何を教えるべきか」という考察から、 「何を為すべきか」という行為化を考えましょう。 この抽象から具体への思考の流れは、 すべての指導に共通する基本です。#具体的でないと役に立たない、というのは 授業を繰り返す中で、痛烈に感じることです。 僕の場合、どんなに忙しくても絶対に欠かさないのは 「板書計画」です。 具体的な「板書」を形にしないと 授業のイメージが具体的に見えてきません。 僕の場合、「視覚化」(目に見えるように)というのは わりと考えていますが、 「行為化」というのは、あまり考えていないかもしれません。 子どもの側にとっても、 「道徳」では、「行為化」というのを目標にしていましたが、 「算数」では、頭の中と紙の上の往復だけで終わっている気が・・・。 「行為をイメージする」ことをもっと心がけ、 「目標」や「評価」の中に位置づけたいです。 マンガでもアニメでも、「行為化」されていないやりとりは、 おもしろくありません。(^^;) バンバン「行為化」して、荒技や大技も飛び出して、 「見て楽しい」「やって楽しい」授業にしてみたいものです。(笑)(p37まで)========================本を読んだことが、実践に生かせるか。一番大事な部分だと思います。結果として生かせなくとも、せめて「生かせるように」努めたい・・・!この本の読書メモ、また次回に続きます。 ↓(^0^)いつも読んでくださって、感謝します! ブログを応援してくださる方はクリックいただければ、うれしいです。(^^;) ブログ王ランキング
2010.10.12
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