年越ししても、なお、同じ本の紹介を続けるというのは初めてです。
2009年の読書で最も自分の成長につながった小説。
『 チャンス ~成功者がくれた運命の鍵』
そのエッセンスを自分自身のために抜き出してまとめる第4回。
純粋に小説を楽しみたい方はぜったい読まないでください。
読んだことのある方は、ご自分が感銘を受けた個所と一致するかチェックしてみてください。(^^)
今回は、「面接で人を雇うとき」の主人公とメンターとのやり取りからです。
『 チャンス
~成功者がくれた運命の鍵』
(犬飼ターボ、PHP文庫、2009、680円)
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『チャンス』 自分用読書メモ4 (p227~242より)
(#は、自分の思ったことを挿入しています。)
・面接の前に、 どういう人物が欲しいか をきちんと書き出すんだ。
・そして、「 どういう人物に来てほしくないか 」も書き出す。
#神田昌典さんが、たしか「やりたくないことを書け」といったことを
著書の中で書いておられたのを思い出します。
こういう、「○○したくない」というのを、はっきりさせるのも
ゴールイメージを明確化するために、有効な方策ですね。
・見分ける時のポイントは「質問」にある。
△未来のことについて聞く
○過去の行動(実行したこと)を中心に聞く
・自分の性格を説明させても、
(誰だって自分をよく言うので)意味がない。
「あなたは友人、夫それから仕事の同僚からどんな人だと思われていますか」
と質問する。
・「どう思われていますか」という質問でその人の感性を試すことができる。
・人を雇うというのはそれくらい重要なんだよ。
・前の仕事を辞めた理由を聞いて、
前の会社の悪口を言う人は、たいてい雇ってからも不平を言う。
・ 行動が示す人格が真実だ 。
言葉なんていくらでもいいことが言える。
#結局、このことに、自分の評価や他者の評価は集約されると思います。
実際に行動せずにいくらいいことばかり言っていてもしょうがない。
思いや願い、知識は行動を促す機能はあるけれども、
結局、行動に起こしたか、起こさなかったか。
僕もこうやってブログに「役立った知識」を書くのはいいけれど、
要はどれだけ行動に移せるかだなあ、と思っています。
守秘義務のある仕事なので、実際に行動したことを詳しく書くのは
難しいんですけどね・・・と言い訳してみたり。
ああ、言い訳している時点で、だめだな。(^^;)
・アイディアを出したスタッフが一番積極的。
何よりも楽しそう。
自分で思いついたことを実行することが喜びになり、やる気が増す 。
・毎朝のミーティングでは「 5分改善 」
1分間キョロキョロと店内を見回す。
気がついたことを残りの4分間で話し合う。
・常に何かお客さんを喜ばせよう、
店をよくしようという意識が定着すると、
店全体の印象をよくすることにつながった。
(p242まで)=========================
ビジネス書によくあるようなテーマを扱っていると思いますが、
小説なので、自分が体験したことのように
すっと入ってきます。
また、実際に自分も仕事の中で経験したことがあるので、
自分の経験ともミックスされて、過去の出来事の理解がより深まり、
自分の反省が進みました。
「仕事」の中だけでなく、
広くいろいろな場面に似たようなことが今後もあると思うので、 「自分の経験」+「書籍での理解」→「実生活に応用」
という方程式を適用できるようになればいいな、と考えます。
これが、今教育界で言われる「PISA型学力」ってやつとイコールなのだと思いますよ。(^。^)
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